ぴんよろ日記
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2012年02月24日(金) ゆらゆらざぶざぶ

 昨日の帰りがけ、ヒコが具合が悪いと言い出した。ななななに〜っ!明日から沖縄「新婚」旅行というのに、このタイミングで〜っ!ままま、まさかインフルだったりしないよね〜っ!と思ったが、一晩寝たらほとんど良くなり、いちおう、大事を取って休ませたら、私のほうが熱出しそうな元気さである。まぁ、良かった。だいたい「なにか食べたいものある?」「うーん、餃子と焼き肉」って、病人の言うことじゃない。でも一応希望をきいて、ミサキンを送った足でお肉屋さんに走り、午前10時に肉を焼いた。

 ちょうど明日は結婚記念日。12年ひとまわりするうちに、子ども2人と猫2匹が、船に乗ってきた。ゆらゆらざぶざぶ進んでゆく。行き先は誰にもわからないし、わからなくてもいい。進んでいくのが楽しいだけだから。


2012年02月23日(木) フタが

 あさってから、旅に出る。といっても、4泊5日の子連れ旅行。ダンナが、12年ぶりの新婚旅行休暇を取ることになったらしく、お金はないが、子ども手当もつぎ込んで、無理矢理沖縄に行くことにした。その思いきりに、なにか、どこかのフタが開いたのか、3月からの仕事やらなにやらが、ドーッと流れ込んできた。経済的にかなりきびしかった昨今だったが、ひと息つけるのか、どうだろうか。今回の旅行のことも含め、かなりのマイナスからのスタートなので、ゼロに這い上がれるのはいつだ、という感じだが、まぁ、これまでどうにか生き延びたから、なんとかなると信じよう。

 私の仕事もあれこれだが、それはいわば何をやっても「ひとり商店トンビ軒の新事業」でしかない。しかし会社やら組織やら、そういうものとからむ「新展開」には、かなり意表をついたものもある。あの人この人の「新展開」のたよりが飛び交うこの季節。本質的にあまり驚かない私が、かなりビックリした事例もあり。みなさまのご健闘を心よりお祈りしております!

 ミサキンの顔が…女の子にこんなことを言うのはなんだが、とにかく面白い。ときどき、ぷっと吹き出す面白さ。ヘンな顔、表情。そしてどんどん言葉が増えてきて、これがまた面白い。小さな世話焼きオバちゃん。「泣いていたり、ポツンとしたお友だちがいると、そばに行ってなぐさめてくれます」と、連絡帳に書いてあって、ジンとした。こういう性質って、教えようとしても教えられるものじゃないので、よかったなー、と、本当に思った。


2012年02月17日(金) みんなが笑ってるぅ〜

 小雪のちらつく中、次の本のための作業などをしていたら、また昼ごはんを食べそこねかけ、買い物もあったのであわてて山をくだり、100円パーキングにとめたら、財布を忘れてきていた。あわてて車を出し(間に合ってよかった…)、家でさばみりんを焼いて食べる。
 財布を忘れると、どうしてもサザエさんの歌が浮かんでしまうのは、どうしようもないことなのだろうか。

 明日は保育園のおゆうぎ会。ヒコはいよいよ最後だ。まだ信じられないけど。

 


2012年02月15日(水) 赤味をおびる枝たち

 朝から雨。子どもたちを送って、直売所に行って帰ってきたら、ぐわーっと頭と体が黒っぽいもやに包まれて、今日やろうとしていたことをあきらめてでも寝たほうがいいような気がしたので寝る。昼すぎに起きたら大汗かいていた。風邪だったのかもしれない。ごはんを食べていたら日が射してきたので、猛烈に炊事と掃除。あっちの窓こっちの窓を開け放って空気を入れ換えながら、鶏とネギの煮込みを作る。
 また寒くなるというが、窓の外に見える桜の枝が、日増しに赤味を帯びている。まだ、ポキポキのただの枝だけど、あの中では急速に春のエネルギーが高まっているのだ。

 昨日はヒコの入学説明会だった。これまでより、1時間半ほど早くなると思われる、わが家のタイムスケジュール。大丈夫なのか!? そしていろいろなものを購入。ピアニカや上履きなど。上履きのことを、いちいち「じかたび」と間違うヒコ。早くもなにかの修行に?
 それにしても、センチ単位でサイズも決められた袋類を6つも作らなくては…。ヒコと布を買いに行ったら、案の定、ギラギラしたガンバライドのプリント地に決定。全部これじゃあんまりだよ〜、と、もう一種類選ばせたら、テイストとしてはあまり変わらない、スーパーマリオの布に決定。作るときに目がチカチカしそうだ。

 入学までに、自分の名前だけは読み書きできるように、とのこと。ついに文盲くんからも卒業だが、ついにと言えば、ついに読み書きにさほどの興味も示さないまま、この時を迎えたというわけだ。大器晩成、大器晩成と唱えてみる、まだ早い春であった。


2012年02月13日(月) 勇気を出して初めての…

 土曜日、元ケーブルのお嬢さんたちが、ちびっこ連れで多数来訪。あかんぼ祭りの中、トマト鍋など食べる。

 日曜日、こんどはOK家が来襲。幼年男子天国の中、鶏や魚肉ソーセージで構成されたビンボー天ぷらを揚げまくる。
 そして午後、浜屋に亜土ちゃんが来るというので、ミサキンを抱え、なにがなんでも見に行く。ちょっと時間に遅れてエレベーターをおりると、そこはもう、亜土ちゃん見たさの人の波。そして、お絵描きパフォーマンスをする亜土ちゃんの声が!「キャハッ♡」「フッフ〜ン♡」が随所にちりばめたれたトークは、ほんとにもう、仮病で学校さぼって見ていた亜土ちゃんそのまんま!遠目に見るその顔は…さすがに寄る年波に浸食されている感ありだったが、亜土ちゃんの魂は、そんなものにはひとつも侵されることないって感じで、場内が♡に満たされていた。お絵描きが終わって、歌まで聞かせてくれたのだけど、ステージ近くの子どもたちを呼び入れる「いらっしゃい!はい、そちらのすてきなあなたも、いらっしゃい!」っていう、その「いらっしゃい!」が、とっても優しくて、天使がしゃべってるみたいだった。たぶん、亜土ちゃんは天使なんだと思う。
 と、つい亜土ちゃんに熱くなる41歳。でもふと気づいた。最近、平野レミさんをテレビで見かけると釘付けになるのは、亜土ちゃんに似てるからだってことに。
 あ、でも、絵は思ったよりごちゃごちゃしてるものが多くて、さほど心ひかれなかった。いや、そんなことは、あの、亜土ちゃんから放出される♡の前に、あまり大きな問題ではない。生で見れてよかった…。



 ツイッターで「名台詞bot」をいつも読んでいるので、やはり本物を見ておきたい…でも怖い…と思い悩んでいた映画を、ついに借りた。これまた41歳にして初の、勇気を出して初めての、

 仁義なき戦い

 いやー。ドバッ!ブシュッ!グサッ!バンバンバン!そして、チャララ〜、チャララ〜。
 途中ではあまりに人死にが続くので、むしろ退屈になってしまい「男ってヒマすぎ」「男は死ななきゃ治らない」などと言いながらあくびしていたが、最後はすっかり菅原文太に釘付け。「…じゃけんのう!」って言いたくなる気持ちがよくわかった。

 それにしても、こないだカードを作ったばかりの私のレンタル履歴って、「仮面ライダー」各種に引き続いては「仁義なき戦い」。今後の成長が楽しみだ。


2012年02月10日(金) 走れ!後輩

 「渡れ!」「左!」「近道はダメ!」こないだから、あちこちに貼られている「強歩大会」の案内板。「競歩」の間違いではない。「強」く「歩」く大会である。それがどうやら、今日らしい。ふふふ…私が行った高校の伝統行事。長崎の町を囲む山々を、20数km歩き続ける過酷な一日。ゴールには、保護者の皆さんが用意したぜんざいがあったりするが、それを食べる気にもなれないほど疲労コンパイする一日。がんばれ、後輩たちよ。
 でも、人生でも五本の指に入るであろう、あの過酷な山行を経験したおかげで、長崎とそのまわりにつながる「あんがい近い」距離感を、身をもって思い出すことができる。「え!さっきまであそこにいたのに、すぐこんなとこに出ちゃうんだ!」というような。まさに千にひとつの無駄も無し。1年の時にあまりにきつくて、2年のときは計画的に風邪を引いて「辞退」したヘタレではあるが。

 それにしても、ある種の「正しさ」と「空しさ」って、すごく近いところにある。自分の正しさを言いつのる人の、なんと他罰的で殺伐としていることか。さらに「余計なことは1ミリたりともしない、言われてないことをするなんてありえない、オレ様になにかしてほしいんだったら、リスペクトしつつ1から10まで指示せよ」っていう人は、クリエーターはもちろん、職人でさえなくて、作業員だよな、など、いろいろ考えさせられる今日このごろである。

 ま、人の振り見て我が振りなおせ。自分のやれることを、よりよいかたちでやっていけるようにがんばろう。


2012年02月07日(火) ギャップ

 節分の夜にミサキンとお風呂に入っていたら、保育園で作った鬼の面をかぶったヒコがドバーン!とドアを開けて、ワーワー叫びながら、ミサキンを驚かせた。ミサキン大パニック。それ以来すっかり恐がりになってしまい、ランタンのゴリラにも、テレビに映ったナマハゲにも、ヒコがかぶってたお面がチラッと見えただけでも、みるみる泣き顔に。昨日も、ごきげんに入っていたお風呂で、なにかの拍子にドアがカチャン、と言うが早いか、ヒーン!ヒーン!とパニックに。いつまで続くだろうか…。

 次の本に、晴れてゴーサイン。ほかにもやりたいことはいっぱい。お金になる仕事があまりないのが苦しいが、そのうち結びつくだろう。いやいや、そんな悠長な状態ではないが、ちびっこふたり抱えて、あせってもしょうがない。ほんとはあせってるけど、あせってもしょうがないということにしたい。

 まだ抱っこしてほしいヒコ。しかしミサキンが正真正銘の抱っこマンなので、常に「空席待ち」でイライラしているのがわかる。たまにヒコを抱っこしていると、ミサキンが割って入ってくる。ミサキンを抱っこしていると、もぎが強引に乗ってきたりもして、たぶん人生最高の大人気時代だ。
 抱っこしてほしいヒコ、それでも、とにかく朝は抱っこして起こさないと起きない。声だけで「起きて〜」を繰り返すと「抱っこ!」と怒鳴り返される。今朝などは「抱っこしかないでしょう!」とブチ切れられた。してほしいことのかわいらしさと、その要請のギャップはどうにかしてほしい。

 ランタンが終わってさびしい。今年は寒かった。昨日だって、元宵節に行こうかと思ったけれど、大雨。最後の最後にまで降らなくても…。1ヶ月くらい、通りのランタンは下げておけばいいのにな。


2012年02月03日(金) 祟りか生霊か

 今日は節分。たしかに今日でこのぐだぐだな気分は切り替えたいものだ。F嬢とランチしたあと、紀伊国屋で、沖縄の心霊関係の本をうっかり立ち読みしたら、買ったばかりのもぎくんのかつお節2袋をトイレに忘れてきてしまった。祟り?それともガンバライドをしに夢彩都に来たくてたまらないヒコの生霊?


2012年02月01日(水) シャンパンでも

 長いことやってきた仕事が終わるとの知らせ。なんとなくそうなるんじゃないかとわかってはいたが、長いことやってきたので、しばし落ち込む。自分をなぐさめる理屈は、現実的、スピリチュアルなもの含め、いくつでもこねられるが、それでも、長いことやってきたものが終わる…あなたはもはや必要でないと言われるのは、しみじみせつないものである。捨てる神あれば拾う神あることを信じつつ、今夜はシャンパンでも飲もう。

 それにしても、明日の最高気温は2度って、どういうことだろう。あさってが5度、そして土曜日曜は10度を超えるとのこと。三寒四温にもほどがあると思う。

 昨日、どうしても行きたくなって、金比羅山に登った。ひよこ岩のところまで、のんびり往復1時間。いつも清々しく、気持ちの良い空間。林の中を歩いて、神社にお参りして、岩を見て、空を見て、すっきりして降りてきてみたら、山の上のほうが暖かかった。


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