ぴんよろ日記
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2007年09月30日(日) シンクロ

昨日は、スッキリ起きたつもりが、
昼ごろになって体のあちこちに暗雲が立ちこめたようになり、
中華街にごはんを食べに行って持ち直したつもりが、
ぼっちゃんともども、帰って、しゅるしゅると昼寝。
なんだかんだと8時ごろまで眠った。
ダンナの編集開始からここ2週間、特に運動会以来の心身の疲れが出たのだろう。

それにしても、乳をやめて、はや5カ月近く、
かなり「分離」したと思っていた自分とぼっちゃんの心身が、
こうしてみると、まだまだシンクロしているのだな、と思う。
一緒に生活しているから、とか、そんなレベルではない感じで。

しかし、寝相に関しては、ダンナとぼっちゃんが見事にシンクロだ。
なにかの演舞かと思うほど。

気になっていた本を、何冊か買って、どんどん読んで行くが、
これまためまいがするほどのシンクロというか、
いま、読むべくして読んでいる感にあふれているし、
この先読むべきものもバシバシと立ち現れてきて、
なおいっそう、流れに身を委ねるしかないのであった。


2007年09月29日(土) 楽しい

昨日の夜のお酒を、暑いくらいに毛布にくるまって分解しつつ、さわやかな朝。
この一週間を思うと、本当に短く、長かった。
ぼっちゃんが生まれてから、基本的には、短く長い時の過ぎ方をしているが、
この一週間は、そこに異様な密度の高さが加わった。
大きなひとつはもちろん、甲野善紀さんの影響である。
ずっと前から、その存在は知っていたし、
対談ものながら本も読んでいたけど、ここへ来て、出会いなおした感じだ。
家族などは、「あー、また凝り性が出てるよ」って顔だが、
今までのそういうのとも、ぜんぜん違う次元。そして楽しい。
ただ楽しいっていうのではなくて、
これまでだったら苦しいとか重いとか思っていたものごとを、
「お、これ、どうクリアしようかな」と、ぶち当たって、
その先にあるものを見たい、あるいは見ることができた、という楽しさだ。
大げさではなく、今まで以上に、というより、
まさに「違う次元」で生きることが楽しくなった。感謝である。

それにしても、昨日の夜のおでんは、またまたおいしかった。トマト最高。




2007年09月28日(金) 数珠が…

今週は、とにかく保育園に行きたがらなかったぼっちゃん。
どうやら運動会のショックが予想以上に大きかったようだ。
昨日の夜の会話。
「ひょっとして、運動会がイヤだった?」
「…う…ん」
「もうないよ。運動会、終わったよ。もうないんだよ」
「ない〜???!!!」
すごく明るい声だった。

だけど今朝も、まだまだぐずる彼。
うどんをダラダラ食べる以外は、
普段やっている着替えや準備を断固として拒む。
「いや いや いや いや いや いや いや いや いーーーーや!」
呪文のように繰り返される拒絶の数珠で、
自分の首がどんどん締まっていき、ついには大号泣。
あっけにとられたぼっちゃん、慰めるように、足など触ってくれる。
パンツもズボンもシャツも、すんなり着てくれた。
(保育園引き渡しのときは、やはり泣いたが。)

今夜は龍踊りの自主練習らしい。
ぼっちゃんのアイドル・龍衆の「まっつん」から、
ダンナにメールがあったとか。ぼっちゃん宛に。
保育園でも「じゃーぱ、じゃーぱ、ぱっちゅん!(まっつん)」と繰り返すので、
局地的に有名な、まっつんだ。


2007年09月27日(木) バージョンアップ?

毎日が早い。
一週間前なんて、もう何年も前のよう。
しかしいたずらに過ぎていくのではなくて、
とても濃く、その瞬間瞬間は、じっくりと過ぎつつ、早い。
肩もあんまりこらないし、どういうことなんだろうか。
バージョンアップ?

今日もいろいろあるが、すいすいやっていこう。


2007年09月26日(水) が、ガス欠!

初めて、車のガス欠に。
朝、ランプがついたけど、
いろいろ忙しかったし、帰りに入れれば大丈夫と思っていたら、
ぼっちゃんのお迎えの帰りに、道路の真ん中で!
なんとか事なきを得たが、これからは気をつけよう。
今まではスリルを楽しんでいた節もあったから…。

朝はベーコンとパン。
昼は甘鯛の開き。
夜はお刺身、ラーメン、など。


2007年09月24日(月) 何をしていても

ここ2〜3日、頭の中は、ある計画についてのことでいっぱい。
何をしていても、ずーっと考えている。
実現したら、すごいことになるかもしれない。
結果はどうであれ、その時その時、最善を尽くそう。

今日はぼっちゃんと浜屋の屋上へ。
少なくとも私が高校生のときからある、
ヒゲダンスのテーマを奏でる車に乗り、
お姉さんがきっちり焼いてくれる素晴らしいお好み焼き(280円)を食べた。
あのヒゲダンスの車に、自分自身が親として乗るとは思わなかった。
その思いの内訳としては、親になった感慨もなくはないが、
あの車が、2007年9月まで存在するとは思わなかった、
という驚きが大部分である。
ヒゲダンスの音が、時々突拍子もないかすれ方や飛び方をするのが、
これまで彼が生きてきた月日の長さを感じさせた。

夜はお肉屋さんで買った餃子と、鶏のタレ焼き。

ぼっちゃんと、かなり楽しくお出かけできるようになって、うれしい。
バタバタしつつも、平井でコーヒーも飲めたし。
ぼっちゃんは牛乳を飲んだのだが、
牛乳代を払おうと思ったら、「一緒につけとくよ」とのこと。
コーヒーチケットでOKだった。
そのうち、ぼっちゃんだけお店に行って牛乳飲んで、
「ははのちけっとでおねがいします」
なんて言ったりすると面白いのだが。


2007年09月23日(日) やられた

ぼっちゃん、初めての運動会。
普段の活発さから、さぞ大活躍かと思ったら、
見知らぬ大きなグランドで、大勢の人がうごめいている空気にやられたのか、
(いろんな施設が合同の運動会だったので)
ほぼ泣きっぱなしのしがみつきっぱなしだった。
初めは「なんでー!がんばれよー!本番に弱すぎー!」なんて思ってたけど、
そのうち自分もそういう空気が非常に苦手だったことを思い出し、
まぁ、しょうがないよな、と思いつつ、一緒に障害物競走などがんばる。

親子3人、かなり疲れて帰り、家でスパゲティミートソース。

夕方は龍踊りの最後の練習を見に行った。
この夏、ぼっちゃんと何度見たことだろう…と思うと、ジンとした。

夜は鯛の塩釜焼きにチャレンジ。
でも、チャレンジというほど、難しいものではなかったし、とてもおいしかった。
これからも、時々作ろう。ぼっちゃんも好きだし。


2007年09月22日(土) 朝起きたら

昨日、DVDを見ながら、
「これは絶対に夢に出てくるだろう」
と思っていたら、案の定だった。
しかも、甲野先生に身体のゆがみ(特に右肩&首)を治してまでいただいた。
朝起きたら、本当に軽くなっていたのは、どういうことなんだろうか。
不思議だが、ぜんぜん不思議じゃない気もする。
たぶん、映像を見たり、話を聞いたことで、
身体の使い方が微妙に変わったんだろうと思うのだが。


2007年09月21日(金) わからないが、わかった。

武術研究家の甲野善紀さん。
ずいぶん前から気になっていて、
昨日読み終わった「身体から革命を起こす」で、
これはもう、読んでるだけじゃいやだ!動いてるところを見たい!と思わされ、
ぼっちゃんを送ったその足で、いそいそと本屋へ行き、
最新刊でもあるDVD「甲野善紀身体操作術」を購入。
見始めると、生でもないのに、画面からあふれ出る波動で、
自分の身体が変容していくような感覚に襲われる。
そこで行われていることは、正直な話、ぜんぜんわからない。
(画面の中で、実際に技をかけられている人だって、キョトンとしている)
しかし、それがとにかくすごいものであり、
さらにはこれからの自分の(身体にまつわることにとどまらない)、
あらゆることについて、取り入れるべきものだということは、わかった。

軽い興奮状態で、夜はダンナと飲みにいき、自分の考えを語りまくる。

昼は、かつて仕事仲間だった人の弟さんが始めたお店へ、
これまたかつて仕事仲間だった人と。
フランス料理とパスタのお店だから「フランパ」らしいが、
店名に表れている、ほどよい脱力感もありつつ、
料理はとってもおいしかった。
すたすた歩いて行ける距離にあったらいいのになぁ。


2007年09月19日(水) あっけなく

ずっと、関係の距離感がよくわかんなかった人と、
ひょんなことから高密度にメールをやりとりしたら、
あっけなくすっきりした。
現実的な付き合いが、これからどうなっていくかはわからないけど、
根っこはすっきりして、人生の謎がひとつ解けたと思えそうな気分だ。

夜はぼっちゃんと、龍踊デート。
大好きなバスに乗り、ちゃんぽんを食べ、龍踊の練習を見る、ゴールデンコース。
バスに乗ったら「ばす!ばす!」、
紅灯記でも「ちゃんぽん!ちゃんぽん!」と、叫ぶぼっちゃん。
運転手さんや厨房のお兄さんが、ニコニコしているのがうれしい。


2007年09月18日(火) 走りながら

小間切れに、モザイクみたいな時間の使い方をしてると、
時々、なんだか、なーにやってんだろ、と、落ち込む。
いろいろやってるようで、実のあるものはないようで、
もっとひとつのことに没頭したい欲がとぐろを巻いてしまう。
が、どうしたって、そうもいかないので、
こうなったら、とにかくいろんなことをやれるだけやって、
どんぶり勘定の結果オーライ、
じっくり座れないなら、走りながら精度を高める方向で行くしかない。

気持ちの切り替え術を、もう少し習得したい。

朝はハムサンド。
昼はナスと空芯菜と酒盗のスパゲティ。
夜は実家でアジフライ、天ぷら、など。


2007年09月17日(月) 筋トレ

今日からダンナは番組の編集。ぼっちゃんと二人きりの時間も長くなる。
それがイヤだというのではまったくないが、体力的には、かなりの無理が生じる。

いきなり休日だったので、実家へ。
母とばあちゃんとぼっちゃんと私で、4世代ドライブ。
茂木のほうまで買い物に行く。

帰り道、ぼっちゃんが眠ったので、そのまま実家に預けてマッサージへ。
本当は仕事をしようと思っていたが、
あまりにいろんなところがガッチンコなので、ほぐしてもらう。
「筋トレした人みたいになってますよ」と言われた。
中国盆でぼっちゃんを担ぎ上げたりしたのが、どうやらまだ響いていたらしい。
確かにあれは、今思えば、まさに無謀な筋トレだった…。



2007年09月16日(日) 遠くにあるから

遠くに台風があるからか、暑い。
昨日の昼などは、すっかり夏が戻ってきた感じだった。
やっぱり来たか、である。
不思議と風はない。直撃はしないようだが、
嵐の前の静けさなのだろうか。

朝起きて、体に熱がこもっている。昨日ハスイモも食べたのに…。
明日から2週間ほど、ダンナは番組編集生活。
今日はのんびりしよう。

そういえば昨日は、ABCマートでダンナの靴を買ったが、
「あと2円!なにかを買っていただければ、500円引きなんですがっ!
 防水スプレーなんかも便利でいいですけどねっ」
と、ABCで買うたびにうんざりする押し売りトークに、もはや感心。
こないだなんか、靴を買って、安物のTシャツを勧められた。
今回は、どうせ買おうと思っていたので、ぼっちゃんの靴を買う。
ほんとに買おうと思っていて、
店頭にあったサイズ測り板で計測まではしたのだが、
ぼっちゃんがバタバタしたので、実際の商品まで選ぶに至らなかった。
お兄さんに「14センチがあるのはどれですか」とたずねたら、
すごく限られていたけど、ひとつ、いいのがあって、
ぼっちゃんにはかせていったん脱がせようとしたら、どうやら気に入ったらしく、
脱がないと大騒動しかけたので、そのまま買う。

これって、お兄さんに、まんまと乗せられたのだろうか。


2007年09月15日(土) 「幸せじゃなぁ」と

昨日、ぼっちゃんは実家にお泊まりだったので、
1年ぶりくらいに一口餃子を食べに行き、飲みにも行った。
1年前に食べた時には、乳詰まりを恐れて、3つ4つしか食べなかったが、
昨日は思いのままに…初めは10個ほどをビールも飲まずに一息に食べた。
その後、ランプライターへ飲みに行く。
これまた、いつぶりだろうか。
ミントの爽やかなカクテルを飲んだあと、
珍しいことにウイスキーが飲みたくなって、
でもウイスキーのことはあまり知らないし、ここは専門家におまかせ、と、
同級生でもあるバーテンダーのゴトウくんに、
「枯れた草っぱらに立って和んでるようなのを」
と、わけのわからない注文をして、「響」というのを選んでもらった。
ストレートでチビチビ飲んでいたら、
ゴトウくんがほんのすこーしだけ水を入れてくれて、
こうすることで「ウイスキーが開く」のだと教えてくれた。
たしかに、ほんのちょっぴりの水だったのに、味がポワッとふくらんで、
不思議なもんだのう…と思いながら、おいしくいただいた。
ウイスキーもたまにはいいなぁ。

今日は朝から仕事して、友だちのお父さんのお見舞いに行く。
思っていたよりもずいぶん元気そうで、ホッとした。
予断はぜんぜん許さないけど、今ある状況の中では、いいのだと思う。
持っていったお刺身をおいしそうに食べてくれて、
「幸せじゃなぁ」とまで言ってくれた。
ベッドから離れることもできない大きな病気の中にあって、
それでも「幸せ」を感じられるということ。
大げさじゃなく、人間とは素晴らしいものだ、と思った。
しっかり握手して、また会いましょうね、と帰る。



2007年09月14日(金) あ よ〜いよい

昨日眠ってしまったぶん、6時に起きて書きもの。
とてもはかどった。本当はこれがいいのかもしれないが、
夜中のはかどりも捨てがたいし、つまりは人が眠っているときだ。

ぼっちゃんは最近とてもよく歌を歌うし、私にも歌えというが、
どんなにがんばっても音楽は3だったし、正直なところ、われながら歌は下手だ。
「きらきらぼし」が好きなぼっちゃんだが、
さんざん「きらきらぼし」を歌い、歌わせたあと、
「ま(お月さま)」の歌を歌えという。
お月さまの歌って何だろう…と考えて、他に思いつかなかったので、
「つっきがぁ〜でったでったぁ〜つっきがぁでた あ よ〜いよい」
と歌ったら、ゲラゲラ笑いながら「イヤ〜っ!」とダメ出しされた。
でも面白かったらしく、何度も歌わせては、その都度「イヤ〜っ!」と笑う。
特にウケるのは「あ よ〜いよい」のところだ。
やはり、節回しとか、そういうのは、びんびん来るのかもしれない。
が、もう少し音楽的センスがあれば…と申し訳ない気持ち。


2007年09月13日(木) 熱い視線

朝からずーっと集中していたら、
夕方には、さすがに甘いものが食べたくなってしまい、
帰り道、平井に寄ってチョコケーキ。
ヤク切れのジャンキーが注射器を打つようにケーキを食べていたら、
他のお客さんがマンゴープリンを注文した。
「あぁマンゴープリンマンゴープリンも食べたいなと思ったけど脳みそはチョコレートを欲していたしでも考えてみればチョコケーキはいつもあるけどマンゴープリンはたまにしかなくてああマンゴープリンにすればよかったのかもしれない」などと、
その盛りつけを熱い視線で見つめていたら、
マスターが「一口やろうか?」と、小さな器に取り分けてくれた。
あまりの視線の熱さに驚かれたのか…。
マンゴープリンも、倒れそうにおいしかった。

昼は会議のお弁当。
夜はパン麺、鶏とピーマンとオクラとたまねぎの唐辛子炒め、
キュウリとワカメのごまドレッシング、ゴーヤの酢の物。

仕事がたんまりあったが、あまりの肩こりと、
それをヘタにほぐしたら猛烈な眠気に襲われ、あきらめて眠る。



2007年09月12日(水) 寒天記念日

仕事や片付けの合間に、以前からやってみたかった「染め」を実行。
着心地がとても好きなシャツ(ごく薄い水色)があったのだが、
思いっきりトマトソースをこぼしてしまい、着られなくなっていた。
それならば濃い色に染めてみよう、と思い立ち、染料を買って、はや数カ月。
これまたしみが付いていたダンナの白いシャツなども、次々染めた。
いまベランダではたはたと乾いているところだが、
色が今ひとつ単純な気がする。混ぜたほうがよかったのかもしれない。
今度また、違う色を重ねてみよう。

昼は、何日か前の鶏鍋のダシで、タイ風うどん。
大好きなハスイモをたくさん入れ、ぼっちゃんは食べないので、
生の唐辛子も入れて、うんと辛くした。
デザートは、もらいもののワイン寒天。

寒天…。寒天…。
これまで私が、唯一食べられなかったもの。
食べられないどころか、人が目の前で食べているところや、
歯形がついた食べかけの寒天を見るのもいやだった。
しかし、ついに食べることができた!
食感はやっぱり、かなり苦手だったが、
なにはともあれ、食べることができた。
これからも、自分から好んで作ったり食べたりはしないと思うが、
これで、普通に日本で暮らしていて、
口に入れることのできないものはなくなった!
珍味系は子どもの時から大好きだし、
自他ともに認める内蔵食いだし、
小さいころから苦手だった高野豆腐と赤飯と豆ごはんは、
すでに、食べろと言われれば食べられるようになっていた。
残すところは、寒天だけであったのだ。

ということで、今日は寒天記念日である。

夜は、次第に残り少なくなってきた「じゃーぱ」の稽古を見に行く予定。


2007年09月11日(火) ビクビク

毎晩、毎朝、涼しくてうれしいのだが、
この夏があまりに暴力的だったため、心から信じられずにいる。
DV男が突然殴らなくなって、
でも、いつ殴られるかと逆にビクビクしている、という感じか。
(付き合ったことないからわからないけど)

秋の空気を吸うと、いろんなことを思い出して、感慨。

そして本だらけの部屋…。

服はだいぶ整理できた。…。と、思う。…。だと、いいな。

お昼はハハとマラヤレストランでカレー。
デザートが、私にとっては逃げ場のない甘さで、ちょっとめまい。


2007年09月10日(月) うっかり

朝から、久しぶりに会う人と、濃い打ち合わせ。
お昼は休みのダンナと、ハルビンへ。
今日もまた、なんとなくがっかりして店を出る。
そしてまた、興善町のお店で過ごした時間が、美化されるのであった。

部屋の片付け。
うっかり、本棚に手を付けたら大変なことになってしまった。
もちろん今日だけでは終わるはずもなく、途方に暮れている。

夜は鶏とハスイモの鍋仕立てや、スジ煮込み、イカシュウマイなど。

どうしよう、この部屋…。


2007年09月09日(日) なんかよくわかんないけど無性に

午後はまたもや龍踊を見ようと、ひとまず実家でごはんを食べ、お諏訪さんへ。
そしたらもう、終わっていた。
しかし次は八坂神社であるというので、追っかける。
龍を見て、次は中国盆最終日の崇福寺へ。
さすがに夜の獅子舞までは、ぼっちゃんのカラータイマーがもたない。
共楽園でちゃんぽんを食べて、また戻り、なんとか獅子舞まで粘る。
かなりうだうだしていたぼっちゃんだが、ひとたび獅子舞の太鼓が鳴ると、
キラリーンと目が光り、集中。
肩にぼっちゃんを担ぎ上げて、見せる。
自分はほとんど見られなかったが、ぼっちゃんに見せられたので良かった。

私がくんちの稽古や、その他、長崎の行事にぼっちゃんを連れて回っていると、
会う人からは、よく「英才教育だね」、などと言われるのだが、
まぁ、それはそういう面もあるかもしれないけど、
いちばんの目的は、
「なんかよくわかんないけど、無性に懐かしいもの」
を、ぼっちゃんの中に作っておいてあげたい、という気持ちが大きい。
これからぼっちゃんがどんな人生を歩むのかは、私にもぜんぜんわからないけど、
たとえなにか、行き詰まったり、つらい思いをすることがあっても、
「無性に懐かしいなにか」や「初めて来た気がしないどこか」に触れている時は、
肩の力が抜けたり、新しい気持ちになれるものだから。

獅子舞を見て、お腹が減ったので、五島本陣で焼鳥をテイクアウトして帰る。
焼鳥大好きなぼっちゃん。
一口食べては「うまい〜!」と叫び、ぐるぐる回っていた。


2007年09月08日(土) あまのじゃく

狂言を観に、福岡へ。
特に狂言好きとか、萬斎ファンとかでは全然ないが、
ハハと妹につられて、もう何年も通っている「萬斎の会」。
おととしは、腹ボテの上に桟敷席で、泣きそうになりながら観たが、
今日は椅子席で楽ちんだった。
野村万作さんが、あいかわらず可笑しい。
出てくるだけで、なんか可笑しい。
そこにいるだけで、こちらの顔がほころぶ。
なんだろう、あれは、と、いつも思う。

お昼は、5月に妹が結婚式をしたレストラン「花の木」で。
結婚式のときは、ぼっちゃんがいたので、ゆっくり味わえなかったが、
今日は堪能した。
オードブル、肉料理、デザート、飲み物…
つまり、魚料理以外は全部、あとの二人と違うものを選んでしまって、
なんとなく、あまのじゃく状態。
でも、ちょっとだけ換えっこして食べたけど(というか、それが家風)、
そのすべてが、自分にとっては正解だった。

そそくさと長崎に帰り、夜は両親とぼっちゃんと、龍踊見物。


2007年09月07日(金) どうかいいほうに

朝、部屋を通る風が、ようやく秋。
昨日は午前中に、つらい知らせを聞いてしまい、
ずっと祈るような気持ちで過ごし続けた。
どうかいいほうに向かってほしい。

今日は集中して仕事を終わらせ、久しぶりに会う方とお茶の予定。
夜はぼっちゃんと中国盆に行こう。

…どうか、どうかいいほうに!


2007年09月06日(木) 俺たちの!

朝一番からミーティング。
今日はわりと実りある話ができた気がする。
みっちり話す。

昨日は、石橋屋に一杯だけビールを飲みに行った。
こないだのコッコデショの指揮者でもあった店主の松尾さんと、
「みどりちゃん、NBCの人から電話のあって、
 『俺たちの夏』が再放送とかなんとか言いよったけど…」
「えー!ぜんぜん知らないです〜!それに「太鼓山の夏」ですぅ〜。」
などと言葉を交わす。
たしかに松尾さんにとっては「俺たちの夏」だが…。

しかし、また再放送されるというので、とてもうれしい!
しかも、10月15日…ぼっちゃんの誕生日に、だ!


2007年09月05日(水) 吸入

午前も午後もコツコツと仕事。
昼はニュー長のまかない丼を食べる。
夜は両親と待ち合わせ、レッドランタンでごはんを食べて、
またもや龍踊りの練習を見に行く。
ぼっちゃんが龍を見るところを見たかった両親だ。

でも、ぼっちゃんは、練習のときは一緒に踊ったりしない。
とにかく凝視して「龍エキス」を体内に吸い込み、
後の演技に活かすのである。
帰りの車内で披露した口まねは、今朝のそれよりも明らかに進歩していた。

そして今夜も、夜中まで。


2007年09月04日(火) 誰も来ないような暑さの日の

駅前食堂で煮魚定食をかき込み、お昼一番から撮影仕事。
早めに終わったので、大黒市場で買い物する。
魚屋のおじちゃんが、
「暑かけん、誰も買い物に来んとよ。刺身ば買うてくれんね」
と、せつなく言うし、なによりも勧められたサバの刺身がおいしそうだったので、
「誰も買い物に来ないような暑さの日に、サバの刺身はどうなんだ」
と、心の中で突っ込みつつ、誘惑に負けて、買う。
すこーし、ドキドキしながら食べたけど、おそろしくおいしかった。
チャレンジしてみて良かった。


2007年09月03日(月) すでに

ダンナが休みな雰囲気を察してか、
とにかく保育園へ行こうとしないぼっちゃん。
私が心の中で「みんなで動物園にでも行くと楽しいかも」なんて思っていたのを、
きっと読んでいたのに違いない。
ということで、保育園はお休みして、佐世保へ行くことにした。
本当はレモンステーキを食べたかったけど、
着いた時にはお昼の時間を過ぎていたので、大阪屋のラーメン。
ちょい太の縮れ麺が、新鮮だった。たまにはおいしいな。

夏休みも終わった動物園は静かで、動物たちものんびりしていた。
キリン、ゾウ、ライオン…いつも絵本の写真で見る大きな動物たちを、
まじまじと見つめるぼっちゃん。
しかし、すんごく驚くというわけでもない。
この世で見るのは初めてだけど、本当は前から知ってる、という感じ。
これは、絵本を見せたときから思っていたことで、
「命はみんなつながっている」とか言うと、
また、ラブ&ピースな人かと思われるので困るが、
たぶん彼らは、すべての生きもののことを、すでに知ってるんだと思う。


2007年09月02日(日) じゃーぱ

終日ぼっちゃんと過ごす。
うどんを食べたり、くんちの練習を見たり、動物を見たりしようと、
お諏訪さんへ。
雨が降ってきたので、買い物に行き、帰って家で遊ぶ。

ダンナが、中華街から龍のオブジェを買ってきて、棒につけてやると、
もう、ぼっちゃん大喜び。
狂ったように「じゃーぱ、じゃーぱ」と振り回し、
1時間後には、すでにボロボロ。

夜はコロッケ。

そして深夜まで続く「じゃーぱ」…。


2007年09月01日(土) あぁ、いらっしゃる。

やっぱり鑑真さんを見ておこうと思って、福岡へ。
すごい混雑だった。
こまごました書や絵の前にも、びっしりと人。
人に酔いそうだったので、ポイントを絞って見ていく。
美しい物たち。
美しいということを、今の人は余興やおまけのようにしてしまいがちだけど、
(余裕があったら、美しくすることも考えてみます、というような)
ここに並んでいる物は、まず美しくすることを考えているというか、
美しさを二の次に考えるなんて失礼と言うか、
なにかを大切に思い、それに関する物を作るということと美しく作ることが、
ためらいなく直結していたのだな、と思う。

鑑真さんの像は、しかし、また、そういうのとは別物だった。
まず、骨のように魂があって、
そこに肉体や事情や経験などがまとわりついて、
人というものが生きているとするならば、
鑑真さんはたぶん、もういちど、骨の魂ギリギリまで自分を磨き上げた。
もちろんそれは、「自分のために」したのでは、全然ない。
それだと、そこまで磨けない。
で、それだけでも大変なことなのに、
その、鑑真さんが現した、
「人間のかたちを取るものとしては最上級の魂のかたち」を、
なんとまぁ、そのまま像にすることができてしまった!!!
というのが、この像なんだろう。
パッと目に入って来た瞬間、
「あぁ、いらっしゃる」
と思った。
「時空を超えて」なんて言うと陳腐だけど、
それって、こういうことなんだろうな、と、見入った。

常設展示なども見る。
くんちについての、思わぬ発見があったりして、うれしかった。



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