ぴんよろ日記
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2007年03月31日(土) 書かないことは

一時帰宅中。
いま自分に起こっていることを書いても、
苦労話にしか見えないから書かない。

って書くのは、ある種、卑怯なことだとは思うが。


2007年03月30日(金) ふー。

ずっと日記を書いていないが、
たぶんあと何日も書けないだろう。
ふー。


2007年03月26日(月) もやもや

もやもや。
もやもやもや。
動き出すべきものが、まだ動き出していないので、もやもやがつのるばかり。
旅のことも書いておきたい気もするが、気が塞いでしまっている。

こんなときは、歯磨きして寝よう。


2007年03月25日(日) スーパーターボ

唐戸市場で楽しい寿司バイキングを食べ、九州に戻る。
マリノアに行くも、さすがに休日は人が多くて、早々に退散。
夜は嬉野温泉に泊まる。
いかにもの旅館のごはん。
「(コスト的に)厳選された素材」を使った料理が並んでいたが、
それはこちらも(予算的に)承知の上で泊まったので、楽しんだ。

興奮したのか、湯あたりか、ぼっちゃんが夜中過ぎてもスーパーターボ。
そのうち、自分の体調が崩れてしまい、
ひょっとしたら、この人生の中で初めて、
旅先で「今すぐにでも帰りたい」と思った。

慰安旅行と呼べるかどうか、少々、微妙。


2007年03月24日(土) 下関へ

ほか弁のおにぎりや、門司のラーメンを食べつつ、下関へ。
「下関だからって、こんなにフグ類ばかり見せられても…」という水族館に行く。

分け入っても分け入っても、ふぐ。

ぼっちゃんが喜ぶかと思って、イルカショーを見たが、
本人は固まっていた。

夜は韓国料理。かなり辛いものもあったが、本場チックでおいしかった。


2007年03月23日(金) でんちゃうるうる

いろんなことに集中しすぎ、
また、ちょっとへこむこともあって、一日の終わりには、意識が混濁。
帰りの車の中で、ぼっちゃんが電車を見て「でんちゃ」と言うのを聞き、
それは、もうだいぶ前からのことなのに、泣きそうになった。

朝は、パンを買い忘れていたので、コーヒーとクッキー。
昼は、休みのダンナと「意外性」というテーマで、江山楼のちゃんぽん。
観光客にまみれて食べるその味は、意外なほどフツーの、
家で食べるようなものだった。
だから、それはそれでいいんじゃないかと思った。

夜は、遅い時間の会議があったので、
そのあと駅前食堂で待ち合わせ、焼き魚定食。

明日から、一生の中でも最高に疲れ果てたであろう、この冬の慰安旅行へ。


2007年03月22日(木) 視線に託す

ぼっちゃんと外を歩いていると、
おじいちゃんおばあちゃんから、見つめられることがある。
「こんにちは」とか「かわいいね」とか、声もかけられるのだけど、
とにかくじーーーっと見つめられるのだ。
ぼっちゃんは(私と違って)、知らない人にもどんどん愛想を振りまくし、
そういう意味では老若男女を問わず、声をかけたりかけられたりするが、
老人たちのそれは、なにか、ぼっちゃんがどんな顔かたちをしているとか、
そういう次元の「かわいらしさ」に対する視線ではなく、
この世に生まれたばかりの、みずみずしい存在への、ことほぎ、や、
ささやかながら自分がつないできた人間全体の命のようなものを、
にこやかな視線に託して次世代のぼっちゃんの中に刻みつつ、
安心しているような、そんな質感をも持っている。
時々、老人ホームと保育園を隣り合わせるような試みが紹介されたりするが、
それはとても、思っているより深いレベルで、
理にかなっていることなんじゃないだろうか。
少なくとも「老人」たちにとっては、変な童謡を歌わされるより、
よほどなぐさめになるはずだ。


とにかくたっぷり眠ってみた。
まだ少し、頭は痛いけれど、すっきり。

朝はハムエッグ、トースト。
昼は、休みのダンナと、初めて行く浜口の寿司屋へ。
入ったとたん、店内に満ちたやる気のなさに「てへへ」と思ったが、
そういう、「知らない店に入ってドッチラケ」
という気分をこそ味わいたかったので、正解と言えば正解。
味は、
「遠い親戚のおじちゃんの通夜に出たら、
 帰ろうかと思ったけどなんとなく引き止められ、
 知らない人が7割くらいいる中で、ぬるいビールとともに並んでいた」
寿司のような寿司だった。




2007年03月21日(水) スイスイ

晴れ。

近くでやってる植木市みたいなイベントに行く。
両親と待ち合わせ、ぼっちゃんと遊んでもらう。
動物ひろばの羊に目を丸くしたり、ひたすら歩いたり、
ほかの子が持ってきていた三輪車を、強引に借りたりするぼっちゃん。
大人チームはかわりばんこにうどんやおにぎりを食べる。

そのままぼっちゃんを託し、ひとり、家に戻る。
かねてからの大きな懸案事項だった石けん作りをする。
約2年ぶり。
でも、すっかり体が覚えていたようで、なにも考えなくても、スイスイできた。
いや、むしろ、以前よりスイスイだった。
無駄や迷いがなくなっていた。
こんなにスイスイできるのなら、やっぱり石けん屋になったほうがいいのか、
と思ってしまうほどだった。
体の記憶には、まだまだ未知の可能性がたっぷりてんこもりだ。

夕方、風邪か乳詰まりか疲れかなんなのかよくわからないけど、
急に寒気がして、刺身もあまり食べないまま、寝込む。

なぜかと聞かれても説明はできないが、
「鴨ちゃん」が死んでしまったことと、ちょっと関係があるような気がする。



2007年03月20日(火) 愕然

昨夜の夕食が足りなかったのか、
ほぼ1時間おきに乳を要求され、ヘロヘロの寝起き。
しかも今日はぼっちゃんの遠足で、お弁当を作らなくてはいけない。
昨日の夜に、米だけは仕込んでおこうと思ったのだが、
寝かしつけ心中してしまい、とぎそびれていた。
…はずなのに、朝4時ごろ、米をとごうと炊飯器を開けたら、
そこには炊飯前の、水に浸された米が!
寝る前にといでないのはもちろんなのだから、
じゃぁ、いつ研いだ米だ???
ここ2日は家でごはんを食べていないし、いつのだ?いつのだ?
そして米を研いだことさえ忘れてしまう私の頭の疲れは、
ひょっとして、疲れとは呼べない範疇まで深まっているのか???
などと、愕然。
匂いを嗅いでみたけど、腐ってはいない。
どうしよう、どうしよう、米を捨てるなんてできない!
でも、いつのだかわかんない!おろおろおろおろ。
あんまりのことに、とりあえず、少しでも眠ることにして、
米はそのまま流しに置いて、布団に戻る。
ダンナがうっすらと目を覚ましていたようなので、
「米が研いであって、でも、いつ研いだのかわからない。
 ひょっとしたら、ボケだろうか…?」と訴えたら、
なんてことはない、私が「弁当…」とつぶやきながら眠ってしまったので、
せめて米だけでも研いであれば助かるかと思って、
ダンナが研いでくれていたのであった。
ありがたかったし、いちおうお礼も言ったが、その時の自分にとっては、
「何日も前に米を研いだがそれを忘れている」ということが、
いかにも「あり得る恐ろしい事態」だったので、そのショックの方が大きく、
しばらくボーっとする。

そしてまた5時に起こされたので、
気を取り直し、鶏だんごやほうれん草のおひたしなどを作る。

長い夜だった。

朝から打ち合わせ。
そのまま、また別の方とハルビンでお昼を食べつつ、美術館など行く。
ビビッドなピンクの服を着ていったら、なんとその方もほぼおなじ色の服で、
二人並ぶと、まるでピンクレディー。
そして「ベルギー王室展」を見たのだが、
絵の半分くらいが、やたら映り込みの激しいガラスに覆われていて、
しかも暗めの色調の絵が多かったので、
絵を見てるんだか、ピンクレディーを見てるんだかわからない状況だった。
招待券で見たにもかかわらず、「金返せ!」って言いたくなるほど。
絵に近づいて見ようとすればするほど自分の顔が迫ってくるので、
「これはなにか『絵を見ることは自分を見ることである』とかなんとかいう
 コンセプチュアルアートだったりするのだろうか」と思ったりもした。

夜は、お弁当の鶏だんご、豆腐の味噌汁、水菜おひたし、納豆、漬け物。



2007年03月19日(月) 普通の大盛り

出勤&取材。

お昼は、猛烈にお腹が減っていたので、
定食屋の「喰いだおれ一(いち)」で喰いだおれてやろうと思いついた。
相席の、かなりメタボリックっぽいお兄さんのごはんの量を見て、
お店のお姉さんに「これは大盛りですか?」と聞いたら、
「そうですよ。少なくもできますよ」と言われたので、
「いや、大盛りで」と、ショウガ焼き定食。
すいすい食べていたら「おかわりもできますよ」と声をかけられた。
大盛りといっても、さほど大盛りではなく、喰いだおれることはできなかった。

夜は、時々行くお好み焼き屋さんのお姉さんが、バイト最後の日だったので、
お別れがてら、ミックスモダン大盛り、イカ塩焼きそば、ごはん。
ダンナと「うちでは大盛りが普通になってしまったね」と、しみじみ。

ぼっちゃんは、そのお姉さんが大好き。今日も熱い視線を送り続けていた。


2007年03月18日(日) こういうことが

わけあって、ベランダの植木を、実家に移植しにいく。
ひさしぶりに土にさわった。
草をむしったり、スコップで掘り返したりしていたら、
もっとこういうことが必要だ、という、体の声が聞こえた。
だから、実家の小さな荒れ地を開墾して、畑でも作ろうかと思い立ち、
気合いを入れて草をむしりはじめたが、
かなり強烈に根が走っているし、石もゴロゴロしていて、
ぜんぜん歯が立たない。
いきなり挫折感を味わったが、まだあきらめてはいない…。

昼は新大工の喜助で、親子丼とうどん。
夜は実家で、甘鯛やアジの干物、オムレツなど。

ぼっちゃんが、相撲中継にものすごい反応を示していた。
はっけよい!と、取り組みがはじまると、めちゃくちゃ楽しそうに大笑い。
なにがどう作用しているのだ!と不思議なほど、うけていた。


2007年03月17日(土) いまひとつ

ダンナ母の誕生日ということで、
お参りに行きたがっていた佐賀の寺へ。
山の中のデカイ寺。
神社仏閣は好きだが、この寺とは、いまひとつ波長が合わない。
別に檀家でもなんでもないのに、どうしてこの寺に参りたいのだろうか。
よかれと思って書いてくれているのであろう、
護摩供養の札の、自分の名前を、複雑な思いで見る。
ぼっちゃんはウロウロして回れるので楽しそうだった。

お昼は拓どんで、かきうどん。
夜は長崎に帰ってきて、老李で。


2007年03月16日(金) コツコツ

(19日記す)

急な仕事が入ってきて、コツコツやりとげた日。

お昼は、前の日の鍋の残り。
おやつの時間に、そのダシにうどんを入れて。

夜は、ダンナが飲み会だったので、実家へ行く。
昨日の鍋のついでに仕込んでいた、和風ロールキャベツを持ち込み、
アジのバター焼き、茹でキャベツ、根菜いろいろの味噌汁などを作る。
昨日食べきれなかったキビナに塩をふって、
ベランダに干した一夜干しが、非常においしかった。

ぼっちゃんは、私と二人きりで過ごすよりも、
他の人がひとりでもいたほうが、はつらつと楽しそう。
二人だと、甘える気持ちに引きずられて、楽しむことを二の次にしがち。


2007年03月15日(木) 役目

朝の寝起きのぐじゃぐじゃな時間。
夕方、迎えに行って、買い物やごはんの準備をする、バタバタの時間。
おやすみ前の、ぐずりがちな時間。

こうして考えると、1日のうちで、
いい状態でぼっちゃんと向き合っている時間って、ほとんどない。
いかんなぁ…。

でも、ぐずったりウンコしたりゲロ吐いたりという部分を引き受けつつ、
ほかの人にかわいがってもらうべく送り出すのが、
あんがい、私の役目なのかもしれん。


今日は「出勤」の日。
お昼は、昨日の残り物を詰めたお弁当。
会議室が「ランチルーム」になっているので、そこで食べていると、
「鈴木ヒロミツが死んだよね」「えー、私その人知らなかったー」
(いいともを見ながら)「賀来千香子、花少なーい。友だちいないんじゃ〜」
などの、絵に描いたような「女子」な会話を聞くことができた。

寒い一日。夜は味噌味の鍋。鶏団子にごぼうを入れるとおいしい。
ぼっちゃんも、口いっぱい頬張っていた。
今日で1歳5カ月。



2007年03月14日(水) とかげのくろちゃん。

とかげのくろちゃん。

夢占いや、心理学などで見ると、いろいろあるのかもしれないが、
寝ていたダンナが突然起きて、
「とかげのくろちゃんが…」と語りだしたので、
とりあえず、肩をふるわせながら、失礼のない程度に笑ってしまった。
本当は、とかげのくろちゃんに、あることをされたらしいが、
ちょっとここには、書かないでおこう。


いろんな人から電話がかかってきた朝。
さっと修正などしながら、ポタージュ、ハムトースト、コーヒー。


昼は、休みのダンナと、アンペキャブルヘ、ちょっとごちそうを食べに行く。
ごちそうなだけあって、おいしかった。
エビやホタテやタコの、半生な火の通りが、お店な味だった。
ステーキを頼んだダンナ。
付け合わせが、よりによって大量のカリフラワーとブロッコリーで気の毒。
たいていのものは、好きではなくても口には入れるが、
カリフラワーとブロッコリーだけは、どうしても苦手。合掌。

夜は鶏もものじっくり焼き、水菜おひたし、など。


2007年03月13日(火) 「魔」が…。

睡魔は、本当に「魔」だな。
午後、けっこう急ぎの仕事をしながら、ガブリと襲われた。
まさに「魔」な感じだった。
30分後にアラームをかけて眠って、
その後も起きられないまま眠っていたら、
電話が鳴って、助けられた。
そして仕事をなんとか片づけた。

朝から浜町へ届け物があったので、
二枝鼈甲のとこにできた直売所で、野菜や魚を買う。
スマイルベーカリーのパンも売っているのだが、
大好きな紅いもロールがあったので、つい買ってしまった。
家に帰って、それが朝ごはん。

昼はすこーし残っていたカレーとふりかけなど。

夜は甘鯛の一夜干し、ほうれん草のポタージュ、玉子焼き、水菜おひたし。
ダンナには牛肉を焼いた。
菜っ葉ものをちっとも食べないぼっちゃんだが、
ほうれん草ポタージュは、お椀一杯食べてくれた。
肉や魚もあんまり食べないのに、今日の甘鯛はほぼ1匹分食べた。
なので、自分の分を、もう1匹焼いた。たしかにおいしかった。
おいしいものは、食べる。それだけのようだ。




2007年03月12日(月) スルスルと

ある仕事の、来年度分のギャラをもらう。
まだこの世には影も形もないものの代価だが、
苦しい家計には大助かり。

朝はハムトースト、ポタージュ、コーヒー。
トーストとコーヒーだけでもよかったのだが、
とてもポタージュを食べたくなって作った。
たまねぎとじゃがいもとにんじん。
こないだよりゆるめにして、バーミックスも多めにかけたら、
だいぶなめらかな口当たりになった。
ポタージュとは、いいものだ。
刻んでいるときは「なんてどっさり!」という量の野菜が、
体へスルスルと入っていく。

昼は冷蔵庫整理メニュー。味噌汁の残りや、佃煮など。

夕方より、この春からの「新仕事」のミーティングへ。
私と、もうひとりのスタッフ以外は「会社員」なのだが、
どうやら人事異動があったらしく、動揺が走っていた。
宿命とはいえ、自分で自分の仕事を決められないというのは、
「思っても見なかった可能性が広がる」という良さを差し引いても、
特に異動の瞬間は、せつなそうだ。

夜は駅前食堂へ。サバの煮付け定食。ごはん大盛りプラスおかわり!


2007年03月11日(日) うかがっているのか

すっかり夜中。
やっと一山終わった。
あと三山くらいあるが、もう寝よう。
頭の中では、ほとんどできてるのだが、
それを取り出して目に見えるようにするには、
これまた目に見える時間が必要だ。
頭の時間じゃなくて、手の時間が。

目に見える形に現れることなく、脳みそに入ったまま、
その持ち主が死んでしまったりした「存在」たちって、どうなるんだろう。
また別のだれかの頭にフーッと身を移して、
姿を現す機会をうかがったりしているのだろうか。

というような情景がふと浮かぶ、日曜日になったばかりの、丑三つ時。
眠って起きても、日曜日。


◇◆◇


朝はメープルシロップがけのトースト
昼は、久々に魚肉ソーセージの焼いたの、新たまねぎの味噌汁、玉子焼き、など。

慶賀さんのシンポジウムへ。
客層が濃かった。
中途半端に見知っている人があちこちにいたので、
なんとなく、なるべくうつむいてしまう。
こういう時、ワシワシとあいさつしてまわって、
あわよくば仕事の話などに持ち込んだりする人が、
さしあたっては「活躍中」ということになりやすいんだろうな。
しかし、そんな行動に対しては、鉛のように重い、私の心と体。
話したかった何人かの人とは、口ごもりながらも、どうにか話す。

夜は、家で作ろうかと思ったけど、
諸般の事情もあり、ぼっちゃんを預かっていてくれたダンナ母と、
いつもの天ぷら屋さんでサクッと食べた。


2007年03月10日(土) ガッツ…

もはや家にかかってくる電話は、ほぼセールスだが、
時々ばあちゃんからだったりするので、鳴れば、やっぱり取る。
が、しかし、今朝の電話もまた「にんにく卵黄」のセールスだった。
「鹿児島からかけてます」という彼女。たしかに鹿児島なまりだった。

こないだは「アンケートだけですから」と食い下がられたので答えたら、
何日かして、そのアンケートの答えに基づきながらセールスするという、
二段階な感じの電話がかかってきた。

お掃除とか、投資とか、マンションとか、いろいろだが、
いくらセールスと言えど、生身の人間に話しかけられると、
「これからでかけます」「子どもが泣いてるので」などと、
断る理由を考えなくてはいけない気がしてくるので、つらい。
中には「機械ボイス」がかけてくるものもあって、これは逆に切りやすい。
しかしある日の電話からは、驚くべきボイスが流れてきた。

「こんにちは!ガッツ石松です!」

それだけでもう、腹一杯だったので、
何の案内かは聞かないまま、受話器を置いた。


今日はみっちり仕事なので、ぼっちゃんにも「出勤」してもらう。
送った後、これまた出勤のダンナと、平井でサンドイッチ。


2007年03月09日(金) バクバクポロポロズルズル。

マーク2。よく走る。思ったより軽くないし、当然ながらエアコンも効く。
でもなんかイヤ。その「良さ」がイヤ。
強引に例えるならば、
仕事もよくできて、話もそこそこおもしろいんだけど、
「オノ・ヨーコが来てからビートルズはダメになった」などということを、
平然と言い放つオッサンみたい。

朝から打ち合わせ。
家に帰って、録画していた2つの番組を見ながら、お昼ごはん。
1つは、中沢新一さんが語る折口信夫の最終回。
この世界…わけもなくドキドキする。
時に心臓がバクバクしてきて、脳みそがよろこびに包まれる。
本当はこういう世界のことについて、一日中考えていたい、いや、
いつかはそういう日々を過ごすために、
いま、違うことも見てるんだ、というような気さえする。
1つは、出島出入り絵師だった、川原慶賀に関するもの。
慶賀さんにはついて、いろんな思いがある。
番組の最後に、慶賀さんが自分の指を描き込んだ植物画が出てきた時、
その絵は見たこともあったのだが、ブワーッと涙があふれた。

バクバクしたり、泣いたりしながら、
大量のイカスパゲティとポタージュスープ。いそがしい昼ごはんだ。

午後は撮影仕事。

夜はイワシのみりん干し、アサリの味噌汁、納豆、ダンナには豚のさっと焼き。


2007年03月08日(木) 書いてみると

今日もあっという間に過ぎた。
ぼっちゃんを送って、出勤して、仕事して、夕ごはんの買い物して、
一瞬家に帰って米研いで、お迎えに行って、おむつ買いに行って、
おんぶしてごはん作って食べさせて、自分もごはん食べて、
お馬さんごっこで腰と膝から悲鳴が聞こえてきて、やっとダンナが帰ってきて、
ごはん食べさせて、片付けて、寝かしつけて、シャワーを浴びたら、
明日になりかけていた。

…でも、こうして書いてみると、あっという間ではないな。いろいろやってる。

昼は、今日こそ「なつめ」のわっぱめし、と思って、早足で行った。
でももう、牡蠣は無いようだった。桜鯛わっぱにした。
「大盛りにできますか」とお願いしてみたら、大丈夫だった。
「なつめ」で「大盛り」というのも、いまひとつそぐわない気もするが、
絶対に足りない自信があったので、勇気を出してみた。
たしかに大盛りだった。
でも、それでも、「この大盛りをもうひとつ食べれる」と思った。

夜は、大黒市場で買ったイワシのみりん干し、
昨日番組を見た辰巳芳子さんに影響され過ぎ!の、にんじんポタージュ、
これまた炒め方が影響され過ぎ!の、ほうれん草のソテー、
シイタケ入り炒り卵、ささみ団子ポン酢かけ。

ポタージュは、野菜をじっくり「蒸らし炒め」したので、
その点はいつもよりおいしかった。
でも、漉しもしなかったし、分量も適当だったので、
もし辰巳さんに見られたら、オハナシにならないという顔をされるだろう。
辰巳さんは、私のバアちゃんの1つ上。
年齢的なものなのか、世代的なものなのか、時々似ているところがあった。


突然、エスカルゴ生活が終わった。
なんと、車検が切れていたらしい。
来週の頭までは乗ると聞いていたので、
昨日、ガソリンを入れたばかりだったのに。2000円分も…。
明日からは、マーク2生活。なんかつまらん。ときめかない。
こうしてみると、ダンナの影響も多少は考えられるだろうが、
思っていた以上に、自分が、車や、車を運転することが好きだとわかる。
運転が好きなのは知っていたけど、
「運転していて、おもしろい車に乗りたい」という気持ちが、けっこうある。
いまの自分ちの車は、かなりどっしりタイプで、それはそれで好きなのだが、
キビキビした、いわゆる「よく走る」車に乗ってみたい気もする。
マニュアル車もいいな。
ギアを変える感触って、好きだ。
そして、そろそろバイクを復活させよう。
ぼっちゃんができて以来乗ってないので、かなり整備が必要だろう。

…異様に長くなる日記。
ほんとうは仕事のお尻に火がついて、炎上寸前。


2007年03月07日(水) 強制休日。

強制休日。
本当は、福岡に若冲展を観に行ける最後のチャンスだったのだが、
車が帰ってこなかったのであきらめた。無念。
こんなにもエスカルゴと付き合わなくてはいけなくなるとは思っていなかった。
あれで福岡に行くのは危険すぎる。
間違いなく、エコノミー症候群だ。

いろいろやるべきこともありはしたが、
あまりにも休んでない気がするので、強制休日にした。
録画しておいた、辰巳芳子さんの番組など、じっくり見る。
足裏マッサージにも行った。

昼は家で、冷蔵庫掃除メニュー。

夜は、ギラギラと訴えるダンナに負けて、かんしゃくへ。


2007年03月06日(火) お通りください。

時間は、なければないで、作ればできる。
という経験に基づく軽い信念のもと、
4月から月に一度ある、カルチャースクールの講座を申し込みにいく。
…というよりも、申し込みに行く自分を、
また別の自分が「おやおや…またなにを増やしているのやら」と見ている感じ。
スクールの事務所に入り、
申し込み用紙を渡されて「講座はなにをご希望ですか?」と聞かれたので、
「えーっと、郷土史の調査研究法…」と答えたら、
一瞬、その人が固まったのがわかった。意外だったのだろうか。
ピラティスとかフラダンスだと思われたのだろうなぁ。せいぜい生け花とか。

どうして申し込んじゃったんだろうか。
たぶん、そういうスタイルで調べてみたいもの、書いておきたいものが、
私の中にあるか、まだないんだけど、予感がするのだろう。
あるいは、なにかそういうものが、私を通って出てきたがっているのだろう。
どうぞどうぞ、お通りください。

昼は、いろいろありもの。魚とかスープとか、高菜漬けとか。
夜はつくねバ−グとほうれん草のおひたし、スープ。ごはんを3杯たべた。


2007年03月05日(月) 初出勤

新しい仕事を、ついに始める。
これから、週に2度ほど「出勤」して、
あれこれと作業やアドバイスなどをしていく。
私が持っているものが、どれだけこの場で使えるのだろうか、と、
不安を感じないでもなかったのだが、いい具合に使っていけそうだ。

お昼は、ちょうど「職場」から近い「なつめ」でわっぱめしでも、
と思ったが、お昼時で満席だった。かきわっぱに心ひかれたのだが。
ふらっとあてどなく歩き、青空市場前のそば屋に入ってみる。
そばの味は普通だったが、
常連のお客さん同士の仲の良さを見るのが楽しかった。

川端饅頭で、何種類かまんじゅうを買う。
かなり耳が遠そうなおじいさん。
まんじゅうについて聞いても、
ニコニコと「何個ずつ?」としか答えてくれないので、
あきらめて1個ずつ買ってみた。

それにしても青空市場。
店がかなり減っていた。
あのすばらしい空間と建物と雰囲気を、
なんとか生かせる方法はないものだろうか。

夜は、寒くなったので、単純に鍋物。小松菜おひたしなど。


2007年03月04日(日) 小学生が

お昼、子どものころのお互いを知る友だちと、お諏訪さんで会う。
ぼっちゃんにふりまわされながら、うどんを食べたり、
ラムネを飲んだり、孔雀を見たり、ブランコに乗ったりした。
最後はぼっちゃんがもう、眠たくて、どうにもこうにもならなくなって、
ばたばたと別れたが、お互いがそれぞれ車を運転して帰っているのが、
時の流れを感じさせてくれたというか、
いや、むしろ小学生が運転してるような、一瞬、そんな、変な感覚に襲われた。

夜はダンナが遅いので、買い物して実家に行って、ごはんを作る。
けんちん汁、鯛のバター焼き、鶏団子ポン酢かけ、ほうれん草おひたし、
寄せ豆腐、めかぶとろろ、シマアジとコチのお刺身、たくあん。

「いかにもいかにも!」な、黄色いたくあんを食べたくて、
新大工市場の漬け物屋さんでパッと目についたのを買ったら、
これぞまさしく!な、ストライクたくあんだった。


2007年03月03日(土) ぽかぽか

戸籍上の結婚記念日だ。
忘れにくいように、ゾロ目の日に出したのだった。

そんなダンナは、昨日、九州ナントカカントカ協会のナントカ賞を取ったので、
表彰されに福岡に行った。スピーチなんかしちゃったらしい。
しちゃったらしい…って、原稿は私が書いたが。

お昼、ぼっちゃんと駅に迎えにいく。
たくさんの人。福岡から立ちっぱなしだったそうだ。ランタン効果か。
そのまま老李でごはん。ぼっちゃんもイスを借りて、なんとか食べる。

家でのんびり。
ダンナ、ぼっちゃん、もぎくん。
それぞれが、それぞれにポカポカと昼寝している、平和な午後。

夜は、友だちと一緒に、今日こそ焼き鳥屋さんでお祝いだ。
その前に洗濯物を干し、さっぱり髪を切ってこよう。


2007年03月02日(金) 乳あれこれ

新しくお世話になる、おっぱいマッサージへ。
よりによって、ここ1年ほどの中でも、1、2を争う状態の悪さだった。
こないだぼっちゃんをささっと触り、その状態を言い当てたように、
今日は私の体のことが、言い当てられていく。
それは、健康診断というよりは、有能な占い師と話しているような気分だった。
(占いはしたことがないけれど、きっとこんな感じだと思う)
いろいろな指摘や指導があったが、いちばん私の生活に影響することといえば、
ずっと赤くて、かゆくて、カサカサしていたまぶたについて…
「それは、小麦の摂り過ぎです。」
「はぁ…なんだろう、パンはたしかに、朝から食べますが…」
「パン…もだけど、1枚くらいじゃねぇ…。強力粉です。中華麺、餃子の皮」
「あ、それです」
ラーメンやちゃんぽんや餃子のない生活なんて、考えられない!
このことについては、うっすらと心がけることにしておこう。

その人は、いままでお願いしていた人と同じ「桶谷式」なのだが、
マッサージのやり方も、食事に対する考え方も、若干違っていた。
前の人が「人によっていろいろなんだよねー。」と言っていたけど、
本当にそうだった。奥が深い。

5月あたりに乳離れするつもりでいたので、
「5月の断乳って、どうですか?」とたずねたら、カレンダーをめくりながら、
「いいと思いますよー。えーっと、5月だったら、このあたりかな。
 4月でもいいんですよ。4月だったら、このあたり」
と言われ、狼狽。
4月とは思ってなかったので「4月!あと1カ月じゃん!」と、倒れそうになる。
たしかに乳をやり続けるのは、食べものや生活の管理もしなくちゃいけないから、
大変と言えば大変なのだが、
かわいいぼっちゃんとの、かなり強力な、
しかも自分だけが取りうるコミュニケーション手段でもあり、
それがなくなるということについては、
ひょっとしたらぼっちゃんよりも自分がつらいのかもしれない。

ということで「あ、いや、いちおう5月ってことで…」と、たじろぐ。
「ダンナは休みのほうがいいですかねー」とも聞いたら、
「そうねー、お母さんは悲しいし、おっぱいは張るし、
 子どもも泣いちゃったりするしねー、いたほうがいいことはいいけどねー」
あぁ、やっぱり悲しいんだ…。

いや、考えるまい。

しかし当のぼっちゃんは、
この前、乳をやっている時に集中していなかったので、
「もうすぐおっぱいさん、さようならだよ。それまでちゃんと飲んでね」
と言ったら、一瞬ハッとして、5秒ほど複雑な表情をして、
それからなんと、おっぱいに向けて「バイバーイ」と手を振ったのだった。
だからたぶん、彼は大丈夫だ。


いろいろ考えながら、近くの親戚宅に寄り、パソコン先生。

お昼は蕎屋で、もりそば定食ご飯大盛り。

夜は実家で、イカと椎茸の炒め、椎茸ホイル焼き、めかぶとろろ、刺身など。
乳の先生に「今日の食事までは、手のひらサイズの魚と野菜とごはんにしてね」
と言われたのに、いきなりブリの刺身。おいしかったが。




2007年03月01日(木) 新境地

ノドのイガイガ将軍の最後のあがきと戦いつつ、仕事する。
お腹は減っているのに、なにも食べる気がしない。

朝はオートミール。ふと見たら豆乳がなくて、お湯と塩と砂糖だけで作る。
アメリカの田舎のケチケチばあさんにでもなった気分。
それはそれで、おいしかった。

昼は、少し残っていた鶏そぼろと、大豆の炊いたの。

夜は駅前食堂で、野菜炒め定食(ごはん大盛り)。

夕方から、新しい仕事の打ち合わせだった。
すごく面白くなりそうで、楽しみだ。
これに関しては、自分でガシガシなにかを作るというよりも、
交通整理とか後押しとか、まずはそういう役目が大きいのだが、
「そういう役目」が、思っていたより向いているのを感じる。
自分の新境地とでも言うべきか。

きっといいものにしようと思う。


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