ぴんよろ日記
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久々に、ぼっちゃんの発熱で保育園より呼び出し。 9時に送って、11時にお迎えだった。 しかし、標準値の元気はある。 ダンナが休みだったので相手をしてもらい、仕事する。
ノドの調子が、治りつつありはするのだが、 いちばんモゾモゾする段階にあり、時々激しく咳き込む。 のど飴を買うのを忘れていたので冷蔵庫にあった千歳飴を食べたら、 これがどうやら乳に悪かったらしく、しこりまでできて痛い。 生後数ヶ月の時に、ステーキをひと切れ食べた時みたいにゴッチンコだった。 夜にかけて、根気づよく吸い出してもらう。
朝はハチミツトースト。 昼はスパゲティボンゴレ。 夜はモチウオソテー。(咳で半身しか食べられず)
来年度から使う、ぼっちゃんの通園バッグを作る。 といっても、家にあったバッグをちょこちょこっと縫って、 サイズを変え、名前を刺繍しただけ。 本当は、お揃いのキャラクターがついたバッグを「強制ではないのですが」 とすすめられたのだが、ほぼ同じ材質のものがうちにあったし、 避けて通れるものなら「みんなと同じ」は、つい避けたくなってしまう性分。 ひょっとしたら本人はそうじゃないかもしれないが、 「みんなと同じ路線」から「違うことも考えてみる路線」へ行くのは、 この日本ではなかなか難しいけれど、その逆は恐ろしいほど簡単なので、 はじめは、私から産まれようと思ったことに敬意を表して、 マイペース路線につきあってもらおう。 大きくなって「オレは没個性派として生きる」と、本人が思えば、 悲しいけれど、それもまたぼっちゃんであろう。
朝はベーコンエッグ。 昼は、休みのダンナのリクエストで中正にうどんやそばを食べに行こうとしたが、 なんと移転準備&店主療養のため休業中だった。 さらには、時々行っていた、玄米定食のビッグママも閉店していたし、 中央橋の歩道橋も、かつては有料だった公衆便所もなくなっていた。 世の無常さにボーッとしつつ、松乃屋へ。うどんといなりと押し寿司。
帰りに築町市場でお刺身を買って帰ろうとしたら、 いつも買っていた魚屋さんが閉店していた。 どこもかしこも、いったいどうしたのだ…。
昨日の夜中から喉が痛いが、朝起きたら回復の兆し。 ガラガラ声だが、治る一方だろう。
寝しなに急遽、野口先生の「風邪の効用」を読み返していたら、 「私など、風邪は40分から2時間ほどで経過してしまう」 というようなことが書いてあって、さすが…と感服。 でも「背骨で息をする」というのを、わからないなりにも意識すると、 明らかに楽になるので、またもや、さすが…と尊敬。
喉が痛くなったら、目のかゆみと腫れが少なくなったので、 「炎症って、やっぱりつながってるんだ」とも実感。
そして、この喉の急激な炎症は、花粉によるくしゃみの連発もあるが、 ここ数日、心と頭にふりかかってきたモヤモヤも原因しているはず。
体と心のつながり、体の中のつながりは、思っているよりはるかに、だ。
朝はコーヒーとバゲット。ハチミツと、ハハの日向夏マーマレード。
結婚記念日。7年経った。 そして、7つ離れた妹が今度結婚するというので、 親といろいろ話しに帰ってきていた。 ので、ちらっと会いに行く。 ダンナになる彼…わりと見たことのない感じの、不思議なお兄ちゃん。 何度も会ったことがあるが、つかみどころがない。 でもそれは、私にとって、というだけで、 妹にとてもマッチしているのはよくわかる。これ以上ないくらいだ。 「よく見つけてきたなぁ」という感じ。
昼は、絵はがきをバタバタとプリントしながら、 昨日の残りの鶏ももソテーと、ごはん2杯。
夜は、いつもの焼き鳥屋さんに行こうかと思ったけど、 いろんな理由で焼き肉屋さんへ変更。 禁断の牛肉を、こらえきれずにひと切れ食べた。 思わず叫びたくなるほどおいしかった。
びっくりしたのか、夜中になって、のどが猛烈に痛くなった。 タオルを巻いて寝る。
花粉がピーク。 毎日朝起きると、目が腫れかぶっていて笑える。 あまりにも美容に頓着していないので、 昨日ついに思い立って、 コエンザイム何とやらが入った乳液を買い、塗りたくってみた。 たしかに、少しはいいみたいだが、 それ以前に、疲れや痩せ過ぎや花粉や目のこすり過ぎやらで、ベースが悪すぎる。 気長にやっていこう。 時々鏡を見て「だれ?このオバハン」って思うのも飽きた。
昼は実家へ行き、いわしの丸干しやみりん干し、お刺身、焼き鳥など。
ぼっちゃんを見てもらいつつ、また版画ゴリゴリ。
済ませたい用事や買い物がちょこちょこあったので、開店前の夢彩都へ。 駐車場でじーっと待つ。こんな日に限って、本を持ってきていない。
ビールが切れていた。 いつもは350mlを買うのに、 つい、つい、YMOラベルにつられて、500mlを買う。
昨日の夜、ダンナに作った親子丼の残りの玉ねぎと、 レバーの炊いたのの残りと、トマト水煮缶の残りがあったので、 レバースパゲティを作って旺盛に食べる。
版画ゴリゴリ。
新しいおっぱいマッサージの先生のところに、ぼっちゃんを見せに行く。 ササッと手や足をさわり、肉付きや体の状態をチェックされる。 「立派!立派に育ってますよ〜!いいですね。がんばりましたね」 そんなこと言われるなんて思ってもみなかったので、 目がくらむほどうれしかった。ほんとにがんばったからなぁ。
夜は、豚のさっと焼き、鶏そぼろ、ほうれん草としいたけのソテー、あさりの味噌汁。
もうすぐはじまるであろう、新しい仕事の打ち合わせ。 いろいろ疑問点など聞く。 どこまで自分がやっていいのか、というのが最大の疑問だったが、 それもなんとなく、わかってきた。
お昼はダンナと駅前食堂で落ち合って、あわただしく食べる。 そしてまた、お互い仕事へ。
夜は実家へ。 ハハは出張でおらず、父とぼっちゃんと3人で吉宗を取る。 いつもはバッテラにするサイドメニューを、箱寿司にしてみた。 穴子など、とてもおいしかった。
午後は打ち合わせがあったので、バタバタと過ごす。 初めて会う人たちだったし、 私がいちばん年が下だったので、最初は様子をうかがっていたけど、 そのうち、譲り合いや先送りの気配が濃厚になってきて、 今、ちょっと話せば終わることを、 「日を改めて集まりましょうか」なんて声まで上がってきたので、 「こりゃたまらん、そんなヒマはオレにはねぇぞ」と思って、 馬鹿のフリしてゴンゴン進めて、あっけなく終わらせる。
朝&昼は、ハムトースト、オートミール。 打ち合わせが終わって、平井でホットチキンサンド。
お迎え前に、本屋の空気を吸いに行って、つい本を買う。 「いつ読むんだ!」と突っ込みを入れつつ。
夜は焼きそば、舞茸と椎茸のホイル焼き、アボカド、ダンナには豚の味噌漬け。 焼きそばと言っても、しょせんは「焼きちゃんぽん」であるが。
(21日記す)
花粉絶好調。 朝起きたら、鼻がガビガビになっていた。
朝はハムチーズバゲットとコーヒー。
昼は、あっさりしたものを考えてはいたが、 ランタン見物に来たのだし、老李を提案して、またもや中華。 それぞれ定食を頼む。
絵本美術館、崇福寺、興福寺とめぐって、今回の長崎ツアーは終了。 長谷川集平さんの、長崎の冬の絵を、ようやく見る。 またもや「長崎エキス」が充満していた。 自分が住んでいる町が、こんなふうに描かれるに値しているのだと知ることは、 この町に住む人の心を、どれだけ勇気づけるだろうかと思う。 パリじゃなくても、ニューヨークじゃなくても、京都じゃなくても、 長崎は、こんなにも長崎なのだ。
夜は家で鶏と椎茸、ほうれん草などをシンプルに焼く。アオサのみそ汁。 茂木エビのゆがいたの。
椎茸とほうれん草は、友だち一家が山国から持ってきてくれたもの。 さすがにおいしかった。椎茸と鶏肉を焼いている時、 やたらと森みたいな匂いがするからなんだろうと思ったら、椎茸だった。 そして、一見、ころんと丸いほうがおいしそうに見えるけど、 笠が開いた椎茸のほうが、食べた時に、すごい香りだった。
2007年02月19日(月) |
ちっとも知らされない |
(21日記す)
今日と明日は、遠くに住む友人一家がランタン見物にやってくる。 ぼっちゃんと半月違いのぼっちゃんもやってくる。
ETCの通勤割引を使うために、1時間ほどかかるインターまで急いだが、 制限時間に40秒遅れたらしい。あまりにも悔しかっただろう…40秒。
昼は、いきなり「爆弾ラーメン」を食べに行く。 フクヤマの色紙が増えていた。しかも1週間前に来ていた。 赤子も含め、昼間から「爆弾」をすする6人。
家で一休みして、ランタン見物へ。 今年は時期が遅いので、なかなか暗くならなくて、やきもき。 うろうろ歩き回って、ちょうど中央公園であっていた龍踊を見て、 夜は紅灯記へ。思いのままに頼んだら、けっこう豪遊していた。 でもとってもおいしかった。ラムのシルクロード風味など。
興奮したのか、なかなか眠らないぼっちゃんたち。 そしてようやく眠ったその寝姿は、 先に眠っていたそれぞれの父親とまったく同じだった。
いつもは寝かしつけながらつられて眠るが、 今回はなんとかまぬがれ、友だちと遅くまで話す。 「ごちゃごちゃと煩雑でお金のかかる情報はあふれているが、 生きる上で必要な、シンプルで力強い秘訣は、ちっとも知らされない。」 というようなことなど。 お互い、この1年半がんばってきた、哺乳類ぐらしを例にとりながら。
哺乳類ぐらしについては、「良心的」と言われる病院でさえ、 問題をややこしくして、不安にさせる。 そして「ダメなときはミルクがありますよ」という「優しさ」が待ち受けている。 もちろん母乳が○でミルクが×って言うつもりはないけれど、 「ほんとは母乳で育てたかった」という人までが、 あまりにも些細な理由でやめていくのが、あまりにももったいないのだ。
しつこく飲ませりゃ出る。 食べたものがそのまま出る。 くよくよすんな!
この3つで、問題はほぼ解決するのだが。
(21日記す)
朝からお菓子屋さんで打ち合わせ。 新しいお菓子のイメージなどを話しあう。 年は倍ほども違う人だが、いつものように話が弾みまくってしまう。 お互いバタバタとしているので、意識的に話を切り上げるが、 放っといたら1日中でも話せるだろう。
昼は、ぼっちゃんを預けていた実家で、ジャガイモ煮っころがしやかまぼこなど。 午後は予定があるといわれていたので、ぼちぼち帰ろうかと思っていたら、 「もう行かないことにした」と言われ、ぼっちゃんと遊んでもらう。 私は春から始まる仕事のことを、ポツポツと考え、ノートに書き付ける。
夜もそのまま、実家でお刺身や雑煮など。
ホームセンターに連れて行ってもらったぼっちゃん、 車型のショッピングカートのハンドルを離さなかったり、 工具コーナーへ、一目散に走り寄ったらしい。 車、工具…あまりにもわかりやすすぎる。 よほどのことがない限り、そっち方面に進むことだろう。
保育参観。 相変わらずの多動っぷりを発揮するぼっちゃん。 ひとつも、みんなと同じことはしない。ゴーイングマイウェイ。 「お店屋さんごっこ」では、店番もするはずだったが、 もちろんじっと座ったり、抱っこされたりなどしないので、 ひとり、アクセサリー屋さんの売り子をする母であった。
昼は、そのまま仕事に行くダンナと、リンガーであわててちゃんぽんを食べる。 さらに家に戻り、保育園からもらっていたお弁当を二人で食べる。
このひと月、ダンナが苦労していた番組がオンエアされていたので見たが、 予想していた通りの悪い面が出ていて、やっぱりなぁ、と思った。 「ここには、これこれこういう理由で、このカットが必要なのです」 と、理屈で言われたら正しいシーンが整然と並んでるんだけど、 なんだか、教科書を読まされてるみたいな感じで、 ただ見ている側にしてみれば、ぜんぜん体に入って来ないのだった。 申し訳ないが、ぼっちゃんに乳をやりながら、時々寝た。
そのままみんなで遅い昼寝。
夜はダンナを迎えに行き、駅前食堂で食べて帰る。
今日できたもの…版画を1枚(と、もう1枚下絵まで)。
朝はハムエッグとバゲット。たっぷりコーヒー。 昼は冷蔵庫にあったおかずいろいろ。ごはん。
車を預けに、時津の工場へ行く。 今度は違う代車だろうと思っていたら、またエスカルゴだった…。 昨日、保育園の子どもたちに「エスカルゴは〜???」と聞かれ、 「あれは借り物。こっちがほんとの車だよ」と言ったばかりだったのに。
複雑な気持ちでエスカルゴに乗り、ファディでコーヒー豆を買ってお迎えへ。
夜は、ダンナが飲み会と聞いていたので、実家へ。お寿司とお雑煮。
時津の工場の人は、知る人ぞ知る、腕の立つ人らしい。 私が行った時も、いかにも車好きなオッサンたちが、楽しそうに集まっていた。 そして、すごいベンツとかが預けられていたりする。
休みのダンナが、車を板金に出しに行くという(台風のときの傷をようやく)。 ぽろっと「ついて行こうかな」と言って、ダンナも、言った私も驚いた。 ぼっちゃんが生まれてこのかた、とにかくひとりの時間を探してきた。 するべきこと、したいことがぎゅうぎゅう詰めで、 ひとりになれたらなれたで、ガツガツと過ごしてきた。 でも、今日はちょっと休むことにしたのだ。 お昼ごはんを、新装開店のマラヤレストランで食べて、 いざ車を板金に出しに行こうと連絡したら、 先方の都合が悪く、思いがけずに時間ができて、 そんじゃぁ、休みっぽく、買い物でもしようかな、と、アミュへ。 靴がいい加減、ボロだったので(なんせ底を両面テープで貼っていた)、 新しい靴を買う。前にも買ったことがある靴の、新しいバージョン。 とても履きやすくて好きだったし、妙な色に心ひかれた。 しかも、色が妙だからか、やたらと値下がりしていた。3000円だった。
買い物をしているあいだ、ものすごく贅沢をしている気分でドキドキしたが、 みんなはそうでもなさそう。 そうか、こういう時間が時々あるのが普通の生活なのか。
ぼっちゃんをお迎えに行き、そのままドライブ。 かんしゃくを食べて帰る。 麺食い男、ぼっちゃん。3分の2玉は食べた。しかも固麺。
一人で来ているおじさんが、替え玉を「ちょいヤワで」と注文していた。 ちょいヤワオヤジ…。
私も今日は、ちょいヤワな感じの一日だった。たまにはいいものだ。
土曜日に入った麦飯石サウナの余韻がまだ残っていて、 眠るたびに体の状態が変わっているのがわかるし、 ことあるごとに、なにか妙な成分を伴ったと思われる汗をかく。 近いうちにもう一度行って、仕上げよう。
昨日の夜は、食欲もほぼ通常通りになったので、 「どうするよ!この量!馬?」というほどのキャベツともやしを入れて、 ちゃんぽんを作った。麺も2人で3玉。(プラス、ごはん1杯) ぼっちゃんもけっこう食べて、長崎っ子ぶりを発揮。
今朝はハムトーストとコーヒー。 「あぁ、いつも、こんな感じで朝ごはん食べてたなぁ」と感慨にふける。
仕事しながら、煮豆をぱくぱく。
昼は、昨日のちゃんぽんに引き続き、 「どうするよ!この量!イタリア人?」というほどのスパゲティをゆでる。 ちょうどテレビでは「きょうの料理」の再放送があっていて、 スパゲティが作られていたが、軽く3倍はあった。 でも、スーッと入っていった。デザートに、キウイを2個食べた。
今回のヘトヘト騒動で、また痩せた。 とにかくもりもり食べて取り戻さなければ。
こないだ火事になった、すぐ近くの家が、この半月をかけて解体された。 火事は、燃えてる時だけじゃなくて、そのあともずーっと続くのだな…。
10日ぶりの保育園に、きょとーんとしていたぼっちゃん。 先生たちに「ちょっとお兄ちゃんになったかな?」 「髪が濃くなったかも!(かなり薄い。生まれて1度も切ってない)」 「先生のこと覚えてる?」などとワイワイ言われる。
そして半月ぶりくらいに、ひとりで平井へ。 お腹も減っていたし、奮発してミックスサンドを頼む。 おじさんたちの話し声、お店のBGM、飾られている花、マスターとの会話、 そのすべてが新鮮で、うれしかった。 シャバの空気はすばらしい! ビバ!シャバ! 田舎ぐらしに憧れない理由がよくわかった。私はシャバが大好きだ〜! 自分のまわりを自分の好きなもので固めて、 ちんまりとていねいに暮らすなんてまっぴらごめんだ! そんなことしたら、窒息しちゃう! 「山奥の古民家で、知り合いの作家の手による草木染めの洋服を着て、 『ものづくり』のかたわら、ギャラリーカフェ経営、野菜好き」 が「上がり」っぽい、スローライフすごろく参加者よ、目を覚ますのだ。 意識的ナチュラルこそが、いちばん不自然だぞ!町に出よ!肉を食え!
…と、アジりたくもなる、春の初日。 お昼ごはんは、嘔吐下痢がうつってすっかり弱ったハハが作った、豆のトマト煮。
ダンナの不在も含めると、1カ月に渡った「冬」の時代も、 たぶん、今日でひと区切り。 まだ、ぼっちゃんの嘔吐下痢の余波がさめやらない実家へ。 でもなんとか、こちらのピークも過ぎたようだ。 ぼっちゃんを見てもらいつつ、仕事をはじめる。
お昼は、しかしなお、軽めにみそ汁ごはんなど。 夜は実家で、干物、お刺身のり、白菜のみそ汁、 きのこと菜っ葉とあげかまぼこの煮物など。
あぁ!やっと明日から保育園!
サウナ効果で、汗かいて起きる。 いろいろイヤなものが混じってるという感じの汗。 お風呂を湧かす。
昨日の残りのお粥を食べていたら、また変な汗がどんどん出てきた。 そして眠い。 でも、ぼっちゃんは容赦なく襲ってくる。 本当は、ここで1日ゆっくりできれば、治りも早いのだろうけど、無理な相談。
昼はやっとこさ、2時半ごろ、スパゲティナポリタン。
ぼっちゃんは、この1週間で、すっかり甘え大魔王。 私の顔を見れば、乳を要求する。 純粋に「飲みたい」んではなく、 「おぅ、とりあえずしゃぶらせろ」というようなノリだ。 断ると泣きわめく。 「まんま」「まんま」「まんま」「まんま」…たまに聞くとかわいらしいが、 5分おきともなると、もはや恐怖だ。
半月近く前に買った雑誌を、まだ1ページもめくっていない。 さすがにせつない。 しかもその雑誌を、 数日前に来てもらったダンナ母に、 折り目を付けられながら先に読まれてしまい、 それに対してカチンと来た自分の小ささにもさらにせつなくなったりして、 読まないうちから腹一杯という感じだ。 しかもその雑誌は「クウネル」。 クウネルを読めない生活をしている人間に買われて、 うっすらほこりをかぶっているクウネルというのも、 なかなかシュールな存在ではある。
(11日記す)
とにかく体をどうにかしないと、と思い、飯森の御湯神指しを目指す。 2年ぶりくらいだ。やっと来られた。
サウナの1回目を出てきた時には、倒れるくらいフラフラで、 「もう2回目と3回目は無理かもしれない」と思ったが、 いつもより長く休憩して、なんとか2回目に入って出てきたら、 明らかに体が楽になっていた。 無事3回入って、ボーッとする。
サウナもいいが、あそこのお湯の素晴らしさをあらためて味わう。 浸かっていると、なにかが体にめきめきとチャージされていくのがわかる。
昼は、飯森に行く途中のうどん屋さんで、昆布うどんといなり。 店構えから想像していた味に寸分違わなかったのがおかしかった。
夜は、鶏や大根や芋やチンゲンサイなどなどが入ったお粥。 まだお粥くらいしか食べられない。…が、乳は吸われ放題。
(11日記す)
終日、ぼっちゃんと。 ダンナが夜7時ごろ帰ってくると聞いていたので、 それだけを、遠い命綱としてがんばったが、 夕方、久々の買い物から帰っていると、遅くなるとのメール。 結局帰ってきたのは10時。 死ぬかと思った。
でも、ようやくようやくようやくようやく、編集は終わったらしい。 それを聞いて、大泣きした。 うれし涙というより、緊張がひとつ、途切れたのだろう。
と思ったら、どんどんお腹が痛くなってきて、夜中じゅう、トイレに通う。 「もしかして、ぼっちゃんの嘔吐下痢菌が…?」 と、恐ろしい気持ちに突き落とされたが、朝にはなんとか収まった。
それにしても、どこまでくたびれれば許されるのだろうか…。
ついにお疲れダムが決壊して、ぎゅんぎゅん発熱。 昨日の夜はなにも食べられないまま眠った。 あんなに具合が悪かったのって、何年ぶりだろう。 体の中に、毒の雲が渦巻いてる感じ。 でも乳は容赦なく吸われた。
汗かいて起きたら、熱はあるものの、だいぶすっきり。 ぼっちゃんの下痢は、まだ治らない。 ハハに来てもらって、仕事する。
朝は、昨日の夜、ぼっちゃんが食べた茶碗蒸しの残り。 買ってきてもらったけど、一口も食べきれなかったちらし寿司。
昼ご飯は、なんだか食べる気がしない。 仕事していたら、ダンナから、ようやく、編集にオーケーが出たとのメール。 やったー!
仕事を仕上げて送り、 おやつに、キウイとアップルパイと、焼きたてスフレ。 なぜか甘いものは、入る。
もっともっと、いろんなことがしたい。 いろんなものを見たいし、いろんなものを作りたい。 頭の中の「作りたい箱」は、満タンであふれている。 そしてだいたい、ひとつ作り出すと、もっと作りたいものが増える。 たぶん、追いつくことはないだろう。 果てしないけれど、ひとつひとつ作りながら、とにかく進んでいこう。
長期のダンナ不在、ぼっちゃんの嘔吐下痢、 自分の花粉症…ボスキャラと戦いっぱなしのような日々。 一度座ったり横になったりすると、なかなか立てなくなってきた。 あの漢方屋のおばちゃんが見たら、嬉々として、いろんな薬を処方するだろうな…。 (だからもう行かない。あまりにも嬉々としてたから。)
明日〆切の仕事があるので、またもやダンナ母に来てもらう。
朝はぼっちゃんのオートミールの残り、ごはんとおでんの残りと、カツオの佃煮。 昼はささみの照り焼き、冷や奴、白菜サラダ、白菜のみそ汁。
もうだいぶ、ダンナの顔をまともに見ていないが、元気でやっているのだろうか。 追加取材がやたらと入っているらしいのだが、 なんせ島原なので、1分のシーンを撮るのにも往復4時間だ。 編集をしていると、撮り足したいことが次々に出てくるのはわかるけど、 もういいかげん、あるもの勝負でやってほしいものだ。
それにしても、自分の生命力がスカスカしているのを感じる…。
引き続き、元気な病人のぼっちゃんと過ごす。 クラスでダントツの活発さはそのままに、 甘えん坊が6割増くらいなので、 元気な時よりも恐ろしい。 乳も吸われすぎて、明け方にはついに出なくなった。
朝はバゲット、パン、スープ。
昼は、冷凍していた水餃子20個。
夜は実家へ行く予定。
でも、これで近くに実家や、ちょっと頼める人がいない家は、 どんなにか大変だろう。 「密封型母子2人パック」は、あまりにも劇物だ。 子どもって、たぶん、もっともっと、オープンにみんなのものなのだと思う。 それを、本人もまわりも、親の領分をあまりに多く考えすぎているから、 つらいことになってしまうのだ。 虐待なんて、すぐそこにある。ほんとに、すぐそこだ。
産むことに金を積まれても、そんなのほとんど役に立たない。 気分的にも経済的にも気軽に預けられる環境を整えないことには。 「機械」だって、ガソリン入れなきゃ動かないし、 過酷な環境下では、止まってしまうのだから。
そして、今年も、花粉症、はじまる…。
(6日記す)
病人だが、元気なぼっちゃん。 ということは、確実にパワーをもてあますので、 ダンナの母に応援を頼み、相手をしてもらう。 異常な量の洗濯物などを、黙々と片付ける。
昼は焼き飯とうどん。
ぼっちゃんがお昼寝のあいだ、仕事をしたかったが、 気づいたら自分も気を失っていた。
夜は、せせりの塩焼きをおかずに、とにかくごはんを押し込む。 普段の3倍、乳を吸われるので、とにかく押し込む。
(6日記す)
「「ま、まさか、またもやオートゲーリー!?」とおびえたが、 病気という感じではない。根拠は説明できないけど、そう思う。」
という、すがるような願いが聞き届けられることはなく、 見事に、オートゲーリー大王の再来であった。 夜通しゲロにまみれたあと、 朝にはゲーリーモードにスイッチ。 特徴的な白いレモン色のブツが、ぼっちゃんのおむつからあふれる。
オートゲーリーのゲーリーは、なぜかこの白いレモン色なのだが、 変な話、この色で良かったと思う。 これが、冬の日本海のような色だったら、疲れも2割増になりそう。 (冬の日本海は好きだけど) ぼっちゃんはつらそうだし、私もボロボロちゃんだが、 この、明るい黄色を見る時は、一瞬だけ笑えるのだった。
朝は、小さくて細くて甘い焼き芋。
こんな日に限って、午前中に、相手がいる取材が入っている。 ぼっちゃんを実家に託し、インタビュー。
しばらくは買い物にも行けないと腹をくくり、 ささっとおむつや食べものなどを買い足す。
昼は実家でスープやごはんや、とにかく手当り次第にかき込む。
夜は…なんだったっけ。
久々に実家へは行かず、ぼっちゃんと二人で過ごす。 代車の調子が悪いので見てもらったり、ピアノを聞きにいったり。 しかし、ずーっと元気に歩き回っていたのに、突然吐き出した。 「ま、まさか、またもやオートゲーリー!?」とおびえたが、 病気という感じではない。根拠は説明できないけど、そう思う。 ダンナが番組の編集に入って、半母子家庭になり、かれこれ半月ほど。 生活パターンが、いつもとはぜんぜん違うし、 ぼっちゃんなりに、日々少しずつ心身のバランスが崩れていて、 その蓄積が、お休みの今日、文字通り「吹き出した」のだろう。 さんざん吐いて、とにかく眠っている。
朝はオートミール。 昼はごはんを炊いて、みそ汁と、南蛮漬けと、式見かまぼこ。 夜は、ぼっちゃんが吐いてあわてて帰って買い物ができなかったので、 一時帰宅したダンナにお惣菜を買ってきてもらう。サバの塩焼き、筑前煮など。
自分には、大好きなコロッケを買ってきたダンナ。 食べてみたらカボチャコロッケだったので、落胆していた。 カボチャコロッケもおいしいけど、 ジャガイモコロッケの気持ちでかぶりついたら、ちょっと寂しいな。 心中お察しいたします。
おととい、博物館の駐車場に車を止めたついでに、エジプト展を観た。 ええっ!というほど人が多くて、しかも熱心に観ている。 「みんな、そんなにエジプトが好きなのか…?」とびっくり。 壷やアクセサリーなど、けっこう欲しいものがあった。 (いいのか、そんな見方で) お茶の席にあってもいいような器など、頭の中で抹茶を入れたりして観る。 蓮の花の指輪がかわいらしくて、 レプリカが売ってあったら買いたいと思ったけど、なかった。 売店で心ひかれたのは、ヒエログリフスタンプ。 「何日か経っても思い出すようなら、それだけ買いに行こう」と決めたが、 今のところ、まだ、心ひかれ中。
いちばん目玉の「青いマスク」は、 たしかにフレッシュで、堀りたて感にあふれていた。 でも、盗掘と学術的発掘って、 掘られる側からすれば、あんまり違わないだろうな。
観ている途中から、 「これって、ぜーんぶ、墓のもの!ここはそっくり墓の中! みんなお墓にゾーロゾロ」 という考えが頭の中に生まれてきて、生と死などについて、もの思う。
朝は、スマイルベーカリーの新作パン、いろいろ。
昼前のニュースを見ながらこれを書いているが、 はじまって15分、人死にの話ばっかりだ。 そんなにみんなが知るべきことなんだろうか?
◆◇◆
昨日、念願だった、データ保存用のHDを買った。 写真も、これまで書いたものや作ったものも、じゃんじゃん入れて、 パソコンからはどんどん消した。 そしたら、最近ノロくなって、 「あぁ、もう寿命か…?」と悲観していたデスクトップが、 すいすい動くようになったので、すまなかったと謝る。
昼はおでん、たまごごはん、カツオの佃煮。
夜はまた実家へ。
いつも顔につけているホホバオイルが、固まりかけていた。 寒い日。
そろそろ代車ぐらしがつらくなってきた。 今回、車検を機に、いろんな消耗品や部品を交換するというので、 ぜんぜん仕上がってこない。 バンに改造されているので、後ろの座席はもはや座席の様相ではなく、 こないだちょっと時津あたりまで行っただけで、 エコノミー症候群みたいな感覚に襲われてしまった。 けっこう妙な車なので、こどもたちには、恥ずかしいくらい人気。 一度、お店の駐車場にとめていて、車に戻ろうとしたら、 学校帰りの児童10人ほどが「すげー!この車すげー!」と叫んでいた。 早く戻ってきてほしい…。
お昼は、久しぶりにお会いするお二人と、吉宗で茶碗蒸し。 お茶の時間まで、しゃべりっぱなし。
夕方は、新しい仕事の様子見に。 どんな関わり方がいいのか、探る。 だけど何よりほっとしたのは、 「スタッフの中に『なげやりさん』がいる」という心配が、うれしく外れたこと。 まさに杞憂であった。よかった! たとえば「よそものが入るのがいやだ」というのは、 時間や努力がどんどん解決してくれるけど、 「なげやりさん」の気持ちを開くのは、なかなかむつかしい。 妙なプライドも高いし。
夜は実家で、鶏すき焼き。 ブリブリとした新ワカメをおそるおそる投入したら、とってもおいしくて、 大量に追加して、それもたいらげた。 ごはん大盛り2杯。 昨晩、かなり吸い取られたのと、ほぼ1日しゃべりっぱなしだったので、 脳みそとお腹がスカスカで、ぎゅんぎゅん飲み込まれていった。
帰り道、雪。 ホホバオイルは、完全に固まっていた。
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