ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
おととい、ちらっと打診された仕事の話が、 半分冗談なのかと思っていたら、どうやら本当だったらしく、 朝から話を聞きに行く。 ジャンルとしては久々にやるものだし、 これまた久々に、何人もの人と一緒にやっていくことなので、 どう形になっていくかはわからないけど、面白そうだ。
基本的に、仕事は選ばない。 選ばないというと節操がないみたいだし、 かといってガツガツ営業しているわけでもないので、 「お前はいったい何がやりたいんだ!夢はないのか!」 と問いつめられると困るのだが、 これまでをふり返ってみて、 「そんなことを私に求められても…」という仕事は、ほぼ来たことがないし、 (いろんな事情で断った仕事はいくつかあるけれど、それも数えるほど) むしろ、来た仕事をやっているうちに、 いろんなことができるようになってしまったのが、今の自分という感じだ。 「いろんなことができる」というと、「けっ」と言われそうだが、 それは、料理人が、いつまでも下ごしらえ係でいるわけではないように、 そして、徐々に料理のレパートリーが増えていくように、 私にもまた、自分がやって来た分野のことで、やれることが増えているだけだ。
なんか、ものを書いたり作ったりする人って、 世間様も自分自身も、 「シェフの気まぐれディナー。おまかせコースのみ」 的な打ち出し方がよしとされてる気がするけど、 私は、もちろん1から10まで自分で作るのも好きではあるけれど、 「大将、このブリ、友だちが釣ったんだけどさ、料理してくんない?」 「この鶏を使って、水炊きを作ってほしいんだけど」 というようなやりかたにも、 また違ったおもしろさが、たっぷりあると思うし、好きだ。
自分が、自分の頭で考えつく「自分がやれること、やりたいこと」って、 実際の底力よりも小さく見積もられがちだと思う。(ほら吹きタイプは除く) 「え、マジっすか、できるかな、うーん、やれるだけはやってみますけど」 というようなことこそが、そのとき自分がやるべきことなのだろう。 (それって、最近では、ぼっちゃんかも…)
お昼は、昨日持ち帰ったおでんや焼き鳥や、シュウマイなど。またもや居酒屋。 ごはん2杯。
乳が詰まると、すべてが詰まる、哺乳類ぐらし。 こないだ揉まれて乳の底から浮き上がった「鯨油」の残りが、 日に日に出て行ってくれているようなのだが、 どうしても、一度出口付近で詰まりながら抜けているようで、 つまりは、つまっていて、今日は肩がガッチンコだった。 詰まっているので、ぼっちゃんも「出ねぇな〜」という感じで、 落ち着いて飲んでくれない。
おっぱいマッサージのお姉さんに、 「鯨をたくさん食べちゃって…」と申告したとき、 「あ〜、魚は、本当は『手のひらサイズ』くらいまでなんだよね〜」と言われ、 「鯨」と「手のひらサイズ」のあまりのギャップに、笑うしかなかった。 さらには、「しかも魚じゃないし。」と言って、2度笑った。しくしく。
お昼は、とあるリーフレットのための紙粘土人形に絵付けしていたら、 なんだか食べそびれてしまい、2時ごろ、玉子ごはん。カツオの佃煮。 でも、こういう、作業の合間にかき込むごはんも、たまにはおいしい。
夜は実家で、おでん、レンコダイとサザエの蒸したの、 焼き鳥、焼きそば、貝柱のお刺身など。まるで居酒屋である。
頭の中が、なんかゴチャゴチャしていたので、 天気もいいことだし、おすわさんへ詣でる。 お参りして、しばらくウロウロしていたら、すっきりした。 そしてまた、いろいろ考えつく。
平井でトーストとコーヒー。 ひとつはジャムにしてもらう。
お昼は、昨日の根菜ごろごろみそ汁に、ごはんを入れて。
夜は実家で、鯛のあら炊き、ちゃんぽん、お刺身。ミズイカがおいしかった。
別に商売繁盛を願ったわけではなかったのだが、 このところめっきりなかった仕事の話がパタパタと来た。 ありがたや。
でも、その仕事が本当にはじまるのなら、けっこう笑える展開だ。 どうなるんだろう。もし本当なら、面白くやりたい。
寒い寒いと天気予報は脅していたが、 ふたを開けてみれば、そうでもない日。
ずーっと会おう会おうと言いつつ、 お互いの子どもが風邪引いたり、オートゲーリーになったりして、 4カ月くらい会えなかった人と、やっと会う。 港のアリコビルの、子育て広場で。 どうして、人の子どもって、あっという間に育っちゃうんだろう? 人から見れば、ぼっちゃんだって、あっという間に育ってるんだろうけど、 それはまったく、実感なし。亀の歩みである。
たくさんの親子がいた。 そして、親子って、あまりにも親子なので笑える。 顔も、たたずまいも。
でも、ああいう場所に、みずから来ておきながらなお、 バリバリにバリアーを張っている人がいるが、それはそれで大変そうだ。 今日は、赤ん坊に、英語の絵本を読んでやってる人がいた。(日本人) 時々、あたりをチラっと見ているのを、見てしまった。 バリアーから、時々放射される、チラ見光線だ。
朝はぼっちゃんの残りのオートミール。 昼は「茶の間」のおにぎりを、子育て広場に持ち込んで食べる。 夜は、鶏のあぶり焼き。ガラムマサラを振ったら、 すっかりタンドリーチキンになった。 ダンナはまた、明日から編集の日々なので、応援ステーキ。 里芋、ごぼう、にんじん、なすのみそ汁、アボカド、しめさば、かつおの佃煮。
ダンナは仕事、保育園は休み。 腹をくくって、ぼっちゃんと遊ぶ。 でも、そういえば「お昼寝」という日課もあって、なんとかなる。
朝は、ぼっちゃんが眠っている間に、ハチミツトーストとコーヒー。 昼は、チキンスープにオートミールを入れて、雑炊みたいにして。
3時ごろ、朝の4時から仕事だったダンナが帰ってきて、 お互いまともなお昼ごはんを食べていなかったので、岩川飯店へ。 ちゃんぽんを食べる。
相も変わらずネットがつながらないので、パソコンを持って実家へ。 ごはんまで食べて帰る。 甘鯛の干物がおいしかった。
昨日の明け方、ぼっちゃんに乳をやりながら、 とある企画のようなものを思いついて興奮してしまい、 ノートにいろいろ書き付けた。 こういうのって、ちゃんと起きた時に見ると、いまひとつだったりするけど、 昨日のは、変なところもあったけど、大筋では悪くなかった。 まぁ、いきなりなにもないところから思いついたわけではなくて、 漠然と、そのジャンルに関する、なにかモヤモヤした下地のようなものは、 いつも頭のどこかで考えるともなく考えていたのだが、 そのモヤモヤの「束ね方」みたいなものが見えたというところだ。
ぜひとも実現させたい。
ぼっちゃんを送って、乳マッサージへ。 こないだバカ食いした鯨が、かなり響いていた様子。 脂のつぶつぶはいっぱい出てくるし、 もんでくれるお姉さんの手は、すっかり鯨臭くなってしまった。ひえ〜。 生後間もない時からお世話になったお姉さんとは、 来月ご出産ということで、ひとまずお別れ。 自作の石けんなどをお渡しして、安産を祈る。ありがとうございました。
昨日、いきなりネットがつながらなくなった。 時々はあることだから、いつものように、機械の線をぜんぶ引っこ抜いて、 電源を入れ直してもぜんぜんダメ。 こまったもんだ。
…と、実家へパソコンを持ち込み、ごそごそとメールなど。 偶然、父も帰ってきていて、二人して浜勝へ行く。 生姜焼き。 ごはんをお代わりしたが、1杯目より明らかに少ない分量を持ってきて、 「これで大丈夫だったでしょうか」と聞かれた。 ちょっぴり大丈夫じゃなかったけど、小心者なので大丈夫なことにした。
大丈夫、と言えば、こないだドラッグストアで買い物をして、 ポイントカードを返してもらうときも、 「カードのほうは、もう、大丈夫です」 と言われて、一瞬、「大丈夫なカードって、いったい…」と、 筋肉隆々のカードを想像してみたりしたが、それは私が疲れていたからだろうか。 接客における、 「ご注文のほう、よろしかったでしょうか」「こちらビールになります」 などという言葉遣いに関して、 「そりゃどうよ」と言われたことがあったけれど、 次は「『大丈夫』の氾濫」が、来ると思う。
(26日記す)
頭と口から出る言葉、体の中心と末端が、とにかくつながっていない感じ。 これはちょっと、疲れと冷えをちゃんと取ることを考えたほうがいいと思い、 風呂を沸かして、小一時間ほど入る。 なかなか良かった。 本当は飯森の御湯神指しに行きたいところだ。
昼は、ささみ南蛮うどん。 夜は、実家でうちわ海老のフライと天ぷら、エリンギとハスの天ぷら。
もう一度、ゆっくりお風呂に入る。 すると、明らかに体がつながっている。 冷えはいかんなぁ。
(26日記す)
こないだ、たった2〜3時間、一緒にいただけなのに、 保育園の子どもたちが、とてもかわいく見えだした。 「一緒にいる」ということが、どれだけ大きい作用を及ぼすか、逆にびびる。
大人同士の付き合いだって、結局は、一緒にメシ喰ったもんが強い。 考え方が少々違っていても、いざというときは、そういう人のほうを選ぶのだ。
お昼は、昨日のささみ炒めの残り、ベニサシの南蛮漬け、みそ汁、など。 夜は実家で、フカの湯引き、ぶたまん、イワシの塩焼き&煮付け、みそ汁。
昨日撮った写真を選んだり、 本の追加注文が来たので製本したり、プリントしたり。
朝はハチミツトースト、コーヒー。 昼は昨日のタイのあら炊きなど。 夜は、妹から送ってきた青パパイヤとささみのナンプラー炒め、 ナスとなめこと豆腐のみそ汁、鯨のさえずり、納豆、キムチ。
今夜もダンナが遅いので、腹をくくってぼっちゃんと遊ぶ。 網戸越しに顔をくっつけあう、ちょっと変態チックな遊びが大好きなご様子。 ふたりでゲラゲラ笑う。 一緒にお風呂に入っていて、私がお湯の中に潜ると怖がるのも、面白かった。 しばらく潜っていると、半べその声がお湯の中に聞こえてくる。 ザパーッと出ると、またゲラゲラ笑う。
ゲラゲラと、夜はふけゆく。
撮影仕事。 新しいカメラ。 デジタルの一眼レフだ。 実家のおさがりである。 ぼっちゃんを激写したいじいちゃんが、 より軽くて扱いやすいカメラを買ったので、 かあちゃんがおさがりにあずかった。ありがたやありがたや。
お昼は撮影先でおごちそうになった。 豚の竜田揚げという、哺乳類には限りなくデンジャラスな献立だったが、 脂身をよけつつ、いただく。
撮影の合間に家に戻り、 昨日録画しておいた「奥出雲 山陰大地主の村」を見る。 村中の人が、五百年続くその家の使用人みたいな世界。 地主の子は代々地主だし、使用人の子は代々使用人。 多くの場面で「うひゃー、こりゃたまらん」と思ったけど、 じゃぁ、彼らの「つながり」から生まれるよろこびや安心感に代わるものを、 その後の世の中は作ることができているかというと、 それは、かなり、わからない。
たぶん、その村には行ったことがある。 静かだけど、現役感に満ちている神社と、密室っぽい村の空気を思い出す。 なるほど、あの密室っぽさは、そういうことだったんだ。
夜はまたもや実家へ。 干物や野菜炒め、タイのあら炊き、鯉こくなど。
昨日、いつものようにぼっちゃんを抱っこして、家に帰って、 「ただいま〜」と言ったら、ぼっちゃんが、「だぃま〜」と言った。 聞き間違いかと思ったけど、それから何度か繰り返して言ってみたら、 やっぱり「だぃま〜」と言っている。 いかにも赤ん坊な「まんま」は、ずっと前から言ってるけど、 大人とも共通の、最初の言葉は、どうやら「ただいま」のようだ。
どこから帰ってきたんだろう。 前もこの世にいたことある人なのかな。
言葉に加えて、「膝にちょこんと座る」などの動作も習得した模様。
朝は、急に食べるようになったぼっちゃんのオートミールやバナナや、 うどんなどのおすそわけ、残り物など。
昼は、ぼっちゃんとタイマンはり続けるのがあまりにつらかったので、実家へ。 ぼっちゃんを見てもらい、ひとり、和風スパゲティを作って食べる。
夜は、昨日「チューボーですよ」を見ながら、 ダンナに熱烈リクエストされていた煮込みハンバーグ。 番組でやっていたように「缶詰デミソースをレベルアップ」させてみたが、 やっぱり缶詰は缶詰の味だった。 それはそれで、いかにもな感じで、おいしかったけど。
ひょんなことから、 アマゾンに「長崎よりみち散歩」が出ているのをみつけた。 自分の本がアマゾンに! でも、本を出した時に、各種データを揃えてアマゾンに頼んだのだが、断られた。 なのになぜ、今ごろ…??? プレスでまとめて出したのかもしれない。 「2点在庫あり」らしい。
土曜日だが、ダンナも毎晩遅くまで編集だし、実家も旅行中なので、 ぼっちゃんは保育園へ。 朝はピザトーストとコーヒー。
「大きくなったら保母さんになるぅ〜」 と思ったことが一度もない人生を送ってきたというのに、 今日は「保育士体験」の日である。 あまりに慣れないことだからか、ずーっと夢に出てきていた。
そしてぼっちゃん…。 他の子が椅子に座ってお話を聞いている時も、ごはんの時も、 とにかくじっとしていない。 子どもって、こんなもんだと思ってたけれど、そうじゃなかったようだ。 家ではひとり、バタバタ動いているが、 保育園では、他の子がいるぶん、その動きが際立つ。 突出して、多動児だった。
子どもたちと遊ぶのは楽しかった。 構えていたほどは、疲れなかった。 たぶん、彼らが、思っていることしか言わないからだ。 思ってもいないことを言ったり言われたりすることほど、 心が疲れることはないから。
朝は、ぼっちゃんのバナナの食べ残し。 昼は、なんと、保育園の給食を食べさせてもらった。 あっさりしたすき焼き風の煮物と、ほうれん草のおひたしと、だんご汁。 とってもおいしくて、安心した。
版画ゴリゴリ。 の合間に、ケーキのポスターを発作的に作ったりして、 今日もあっという間に、お迎えの時間。
夢彩都のおもちゃ売り場に行くも、 またもや他の子にちょっかいを出したり、 試供品のおもちゃを床にたたきつけたりするので、退場。 そしてさらにいろいろあって、あまりに疲れたので、実家へ駆け込む。
朝は、試食&撮影用のケーキやスフレ。 昼はピザトースト。 夜は、食品売り場であまりにヘロヘロ状態で、 つい買ってしまった老李の唐揚げとレバニラを、実家へ持ち込み。 油が少し気になったが、 「乳?詰まるもんなら詰まってみやがれ」という心境&疲れだったので、 見境なく、がっついた。 そしてようやく、目の焦点が合ってきた。
「おともだちとおもちゃを取り合って、おともだちに噛み付いちゃうんですけど…」
誰に似たのか、日々チンピラ化の道を歩むぼっちゃん。 まだ言葉が話せないので、もどかしくて噛んじゃうという部分も大きいらしいが。
こないだも、おもちゃ売り場で、自分より大きい子に突進して行っていたし…。
今日も、黙々と仕事しながら、 朝はハチミツトースト、 昼は昨日のすき焼きの残りにチャンポン玉投入。 足りなかったので、昨日のカツオのたたきのヅケと、キムチごはん。
夜は実家で、アンコウ鍋と鯨の刺身をバカ食い。ごはん大盛り3杯。
コツコツと仕事。 「ながさきエッセンス」が、一瞬だけテレビで紹介されたのを横目で見ながら。 本当はもっと広報活動をしなくては…と思いつつ、日々は過ぎ行く。 気づいたら、プレスの本のコーナーで紹介するのも忘れていた。 作り終えてしまったもののことが、つい頭から抜けがち。 玉、磨かざれば光らず。そして、並べざれば売れず、なのに。 今年は「並べる」ことに、もう少し心を砕きたい。
朝はハチミツトースト。 昼はソーセージの焼いたのや、納豆、昆布巻きなど。 夜はダンナ母が来て、すき焼き。 明日から、1時間ものの番組の編集に入るダンナを元気づけるためのすき焼きだ。
ぼっちゃんが、いつにも増して、あまりにもおっぱい星人になり、 意識が朦朧としてしまった。 気づいたら、やるべき仕事もできず、風呂にも入らず眠っていた。乳を出しつつ。 まったくもう、母の枕詞はたらちねであることだよ。
体に座布団を巻いたような、どんよりとした不調感。 午前中は、仕事をあきらめ、1時間ほど眠る。 塩サバや残りもの各種でお昼ごはんを押し込み、 なんとかひとつ、仕事を終わらせる。
今日から、車検の代車。 エスカルゴとかいう、よりによって、かなり妙な車だった。 移動パン屋さんとか、花屋さんが使うようなやつ。 乗っていると、なにか物を売らなくてはいけないような気にさえなる。 なんだかなぁ、と思いつつ、保育園に車を走らせていると、 普段は聴くことができないAMラジオ(なぜかステレオに入らないので)から、 「小沢昭一の小沢昭一的心」が流れてきて、 しかも、「すっぽんぽんの丸裸特集!」などと言っていて、 もう、笑うしかなく、イヤでも気分がほぐれてしまった。
夢彩都のおもちゃ売り場で、ぼっちゃんを遊ばせる。 「車の運転ごっこ」ができる椅子があり、しつこく遊んでいた。 保育園でも車に乗ってばかりのぼっちゃん。 ミニカーにもかなりの興味を示しており、さすがダンナの息子だ。 つるかめつるかめ。
代車があまりにもあまりにもだったので、ドライブがてら諫早のかんしゃくへ。 ラーメン大好きなぼっちゃん。 3分の1玉ぶんくらい、麺を食べた。
朝からごたごたばたばた。 撮影用のスコーンを焼いて撮って食べたり、うどんを食べたりして、朝ごはん。 ぼっちゃんと波長が合わなくて、 本当は家で仕事をするべきだったのに、外に出るしかなくて、出る。 チャイルドシートでぐずるぼっちゃんの声に耳を塞ぐようにして、 うしろのシートで眠る。 目覚めたら、日見の食堂だった。 お好み焼きと焼きそばと焼き飯を食べる。 そしてまた、うしろのシートで眠って起きたら、今度は五ヶ原岳の頂上だった。 けっこう雪があった。 展望台で、しばらくぼっちゃんを遊ばせる。 初めて踏みしめる雪が、不思議そう。 初めて見るものでも、面白い感触のものだというのは、わかるんだ。
それにしても、1時間ほど眠ったが、 横のぼっちゃんを気にせず、自分の身体だけで眠ったのは久しぶりだった。 シートだったから、ベストな環境ではないにせよ、妙にすっきりした。 保育園にやるようになって2カ月以上が過ぎるが、 一人の時にしたいことがあまりにありすぎて、1度も昼寝したことはないし、 夜眠る時は、だいたい窮屈な格好か、乳を出しっぱなしか、そんな感じだから。 乳をやめた暁には、普通に布団を着て、一人で寝てみたい。
夜は鶏モモのじっくり焼き。ナスとキノコも一緒にじっくり焼き。 半分自家製キムチ、わかめの酢の物。 キムチは、素だけを自分で作って、白菜漬けは店で買って、和えた。
仕事をしようかと、ぼっちゃんを連れて実家に行くと、ハハはおらず、 結局、父とぼっちゃんと3人で、浜の町へ行く。 案の定、まったくじっとしていてはくれないぼっちゃんに往生する。 浜屋のおもちゃ売り場の遊び場に放つと、 そこにいた子全員に、順番にちょっかいを出し、 最後には、どう見ても年上の子を泣かせてニコニコしていた。 思いやられると取るべきか、頼もしいと取るべきか…。
昼はダンナと落ち合い、数年ぶりに行く三角亭で、 ラーメンとちゃんぽん、焼きめし、餃子。 途中で一人、西洋人男子が入ってきて、チャンポンと餃子を指差していた。 「お茶がいい?お水がいい?」とおばちゃんに聞かれ、 「tea!」と言っていたのに、無情にも「これでいいね!」と水を注がれていた。 「お茶みたいですよ」と、言うべきかどうか迷ったけど、 「teaって言ったのに水が出てきた」のも、彼にとってはいい思い出か、と、傍観。
夜は実家で吉宗の茶碗蒸しとバッテラを出前。 バッテラ最高。
| 2007年01月12日(金) |
ぐわーん、ごわーん、どばーん、と。 |
なんか、ぐわーんと変わる気がする。 今年、おもに仕事で、ごわーんと動きそうな気がする。 というより、 動きたいので、動いたら、動けた!こんな眺めがあったんだ! という流れになるはず。 兆しはちらほらとある。 いいことも、悪いことも含めて。 (ギャラが良かったのでホイホイ受けるとは言ったものの、 心底からは乗り気じゃない仕事の話が、一向に進まないなど) 要は、これまでの、一種貧乏性な意識と恐れを捨てて、 どばーんと扉を開けてみることだろう。 そのためにはなにをすればいいかというと、 いまできること、思いついたことをこつこつやってみるほかはない。 ひそかに、いつになく前向き。漢方のおかげだったりして。早くもヤク漬け…?
朝は、これまたいつになく元気でおしゃべりなぼっちゃんを送り、 家に戻って、ツナトーストとハチミツトースト。コーヒー、豆乳。
昨日の漢方屋のおばさんに、 肩がこるのも、首から頭にかけて詰まったような気がするのも、 血と気が足りてない&めぐってないからだと言われ、 そんな、なんでもかんでも血と気かよ、って思いつつも、せっせと飲んだら、 昨日の夜から、首をうしろに倒せるようになってしまった。 この1年近く、マッサージ直後くらいしか倒せなかったのに。 さらに「詰まり感」も、かなり取れてきた。 悔しいくらいだ。
そして妙に眠い。なにかが身体の中をめぐっているのが、確かにわかる。
朝はトースト。 昼はスパゲティタプナードミートソース。
夜はたぶん、一昨日のギョウザ鍋がスライド登板。 一昨日は急にダンナが遅くなり、昨日は外で食べたので。 ギョウザを食べる酢醤油にガラムマサラを入れると、 一瞬自分を見失うほどおいしくなることを発見してしまったので、楽しみ。 インド餃子〜。
朝から打ち合わせ。そのついでに、漢方屋さんへ寄る。 みっちりレクチャーを受けた。
休みのダンナと紅灯記へ。ランチのエビジャガチリ。
しみじみと、思っていたより高かった漢方茶を飲む昼下がり。 昨日、ぼっちゃんは発熱して強制送還と相成った。 昨日やるはずだったがトコロテン式に押し出されていた仕事や用事を、 これからやる。 「また熱が出てます」という電話を、恐れながら…。
夜通し乳を吸われる。 あまりに吸われすぎて、横になっているのに、立ちくらみな感じに襲われた。 起きたらもちろん、フラフラ。うまく歩けない。
ふと思い立って「授乳 疲れ」と検索してみたら、 どうやら貧血なのかも…と思い当たる。 漢方屋さんにでも行ってみるか。 「肉体疲労時の栄養補給!」をするほどの肉体疲労って、 他人事だと思って生きてきたけど、そうか、これか…。 「24時間戦えますか」ってのも、まったく無縁だと思ってたけど、 よく考えたら、やってる…。
保育園に送り届けた後、どんぶり一杯の雑炊で一息つく。
ぼっちゃんはかわいい。 かわいいが、24時間、自分を同調させるのには、いささか無理がある。 ここで「母性愛が足りない」と言う人は、まぁ、やってみてくだされ。 足りなくて結構、って思うから。
ということで、今日は実家へ。 お刺身などのごはんを食べ、ぼっちゃんを託し、家に帰る。 しばし読書。
夜も実家でお刺身やエビのバター焼きなどのごはんを食べる。
ダンナの誕生日。 それを知ってか知らずか、ぼっちゃんが、いくつかの曲の出るおもちゃで、 ハッピ−バースディ〜、と鳴らしていた。 音が微妙に割れていて、そこはかとなく、うら寂しい。
野母崎まで、水仙を見に行く。 風が強くて、海は大荒れ、水仙もかなり終わりかけていたが、 公園の丘の上に立つと、ふわーっと香りを浴びることができた。 こんどはぜひ、満開の時に行きたい。あの香りに包まれたい。
お昼は天ぷら、夜はくるくる寿司という、観光ガイジン的食生活。 くるくる寿司のお店では、高校の時の同級生とバッタリ会った。 息子が中学生で、またビックリ。 ひところは同じような日常を過ごしていた人間同士でも、 その後の人生となると、大きく違うものだ。
寝しなに、ちょっと調べものがあって、大学のころに買った本を読み返す。 そしたら異様に感動してしまい、涙さえこぼれかけた。
浜口のかんしゃくがすっかりヘタレになったので、 ひそかにトンコツ放浪開催中の我が家だ。 はじめは、今をときめく「まるよし」にでも行ってみるかと思ったのだが、 なんと、人が並んでいたので、そこまでして「まるよし」でもなかろうと、 思案橋ラーメンに入ることにした。 最後に食べたのは、たしか15年近く前。 それまで何度か行ってはいたが、 ある日食べた「爆弾ラーメン」が強烈すぎて、それから行かずじまいだった。 (爆弾…高濃度ねりねりニンニクペースト) しかし、長い年月を経た今食べると、 普通のラーメンより、むしろ「爆弾」のほうがちょうどいい感じに思える。 これはどういうことだろう。 年を取ったのだろうか。 意外なくらいおいしくて、半年の間に2枚も書かれたフクヤマの色紙を見上げる。 一枚には「爆弾最高!」と。 焼き飯も餃子も「古き濃き長崎」な感じでおいしかった。 思案橋ラーメン、かなり上位にランクイン。
なんとなく書いたけど、 長崎って「古き良き」というより「古き濃き」のほうがしっくり来る気がする。
大片付けの一環として、 長年放置していた、壊れたデッキ類をハードオフへ持っていく。 5台持っていって、100円だった。 しかも1台は引き取ってさえもらえず。 でも、ひとまずすっきり。
夜はビッグつくね焼き。鶏とごぼうって、いいカップル。
夜中、ふとめくった辰巳芳子さんの本にスペアリブのスープが紹介されていて、 「日本の料理は骨の栄養が取りにくいので、このスープを食べなさい」 というようなことが書いてあったけど、 なんかいまひとつピンと来ないな、と思ったら、 そうか、ここは九州、豚の骨と書いてトンコツと読むのであった。
晴れ。 ぼっちゃんを送った足で、お諏訪さんに初詣に行く。 正月5日にもなって初詣に行く人間も、そういないだろうと思ったら、 なんのなんの。 家族連れはほとんどいなかったけど、スーツ姿のオッサンたちが山のようにいた。 なるほど、仕事始めが「まずお参りから」という会社も多いのか。 普通の(?)拝殿だけではなくて、 裏手にあるマイナーなお社にも、黒い集団がゾロゾロいたりして、びっくり。 おおまかに「建設」とか「設計」とか、そういう匂いがする。 規模としては、大企業じゃなくて、「『三ちゃん』以上『中小』以下」。 社員はほとんど男で、 女子社員(事務オンリー)は、寿退社で入れ替わり立ち替わり。 …などと、初詣に来たのか、観察に来たのかよくわからない状況のまま、 うどんを食べたくなって、月見茶屋へ。 静かにうどんを待っていると、 隣のテーブルに、社員総数7名(含む社長)の一行がどやどやと入ってきて、 しかも、社長の虫の居所が悪い。 社員がばらけて座ったのが気に入らないらしく、 「俺たちは何をしにここに来たのか(う、うどん食べに?)」「まずは謝れ」 「そもそも人間性というのは」などと、説教大明神。 正月の月見茶屋で、テーブルに肘をついてきつねうどんをすすりながら、 すぐそばに他の客がいるのに延々と説教する人間性ってのもどうかと思いつつ、 面白いものを見せてもらった、ふふふ、と席を立つ。
そういえば「パヒナ」を設立したことだし、 私も「商売繁盛」を願うべきなのかもしれないと思い、小さな熊手を購入。 昨日は開運祈願大掃除もしたことだし、 ほんと、お願いします。
| 2007年01月04日(木) |
とにかくじゃんじゃん |
一週間ぶりの保育園。ぼっちゃん大泣き。 ここ数日で、すっかり「イヤイヤ」を覚えたようで、 とりあえず何をしても「イヤイヤ」である。 成長の一過程ではあろうが、イヤイヤされるほうは、ちょっと悲しい。
やりかけた大掃除や、本読み、書き物など、 したいことは満載だが、まずは心静かに、これからのことを思う。 今年は、いま思いついている長崎に関する企画を、 とにかくじゃんじゃん形にしていくつもり。 原稿料や出版に結びつけることも、もちろん考えるべきだが…。
ひっさしぶりの、一人のお昼ごはん、何を食べよう。 スパゲティ、かな。
明け方、本を読む。 今年の「走り」を勇気づけてくれるような言葉をたくさん見つけ、 ひとり、鼻息荒くなる夜明け。
新春恒例親戚の集まりへ。 昼過ぎから夜まで、飲み食いしゃべる。 途中、おばちゃんとばあちゃんと3人、なぜか異様にコーラをおいしく感じ、 ごはんと昆布巻きとコーラというような、 食育関係者が頭を抱えそうな組み合わせを楽しむ。 しゃべりすぎて、脳内の糖分が足りなくなっていたのかもしれない。
ぼっちゃんが、とにかく、乳、乳、乳、乳! 夕方には、吸われすぎて、またもや立ちくらみ。
朝&昼は、ごはんを炊いて、大晦日の鴨鍋の残りをみそ汁にしたのや、 玉子焼き、ほうれん草のおひたし、板付など。
夜はダンナが飲み会なので、実家に行って、刺身やカニ、ロールキャベツなど。 昨日に引き続き、ナマコも、ドンブリ食い。
お正月。
ダンナは角煮、私はお刺身とごはんをそれぞれ食べ、お昼には実家へ。 たぶん、今年かぎりであろう「哺乳類の食欲」をフル稼働させ、 ナマコ、鯨、お刺身、南蛮漬けなどを、思う存分食べる。 いつもは「もっと食べたいけど、もうお腹が受け付けない…」と、 悲しい思いをするが、今年の私は違うのだ。 隣に座っていたダンナが、いつにも増した私の「生もの食い」の勢いに、 時々、不思議なものを見る目で見ていたのもわかっていたが、気にしない。
年賀状をせっせと書く。
夜は友だちのうちへ。 ここ3年ほど、なぜか元旦にお邪魔しているが、 定点観測な感じで、ぼっちゃんの成長にあらためて見入る。 去年はハイハイすらしていなかったし、おととしは、影も形もなかった。
帰りは、雨。 ザーザーと、気持ちのいい音。
|