ぴんよろ日記
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2006年11月30日(木) まさしく

朝、届けものをしようと浜の町に行ったら、同級生に3人も会った。

なんとなく体がもやもやして、食欲もなし。昼はパン1個。
版画の下絵も描きあぐねて、それでもまぁなんとか決めて、
ぼっちゃんをお迎えにいくと、青い顔して小さくなっていた。
嘔吐下痢症が、どうやらぶり返した様子。しかも強力に。
今度こそは、まさしく「嘔吐・下痢」症の貫禄充分(?)で、漫画みたいに吐く。
「どぱぁっ!!!」
とでも書き添えたくなるほど。
一緒にするのはとても申し訳ないが、ものすごく飲み過ぎた時の、
水さえも飲んだら吐いちゃう、あの感じなんだろうな、と思う。
そして、ウンコ(シャーシャー状態)の匂いが、まったく異質。
あんな匂い、初めて嗅いだ。
安い貝が腐りかけたような匂い。

(続けて書くのはどうかと思われるが)夜はアンコウ鍋。

眠り、吐き、下し…かわいそうだけど、どうしようもない。
ひたすらつきあって、午前3時、ハムトーストを流しに立って食べる。


2006年11月29日(水) とあるスタンス

朝っぱらから、初めて会う人と、濃い打ち合わせ。
しかし、不思議と疲れなかった。よい方向に行く感じがする。
今日の人…違う世界に住んではいるけれど、
私が大切に思う「とあるスタンス」に立っているのがわかったので、よかった。
それは…ごく簡単に言えば、自分を「正しい者である」と思わないこと。
または「弱い者である」と思わないこと。
この「正しい」と「弱い」は、時にまるで逆の意味で使われることもあるから、
とても注意が必要なのだけど。

朝は豆乳。
昼はハハが休みだというので実家へ寄って、お好み焼きなど、冷蔵庫整理メニュー。
数日前に冷蔵庫が壊れた実家。
私が玉子焼きを作ろうと玉子を取り出したら、
やたら室温だったので不審に思い、
庫内に手を突っ込んだら、やっぱり室温だった。
冷蔵庫じゃなくて、ただの「庫」になっていた。

「ローマを夢見た美少年」展を見に行く。
タイトルには「なんじゃその美少年っつーのは!」とツッコミたいが、
展示はけっこう濃厚でおもしろかった。
天草四郎は影が薄かったけど。

急にダンナが遅くなるというので、夜はまたもや実家へ。
新大工でお刺身を買っていく。
サヨリのお刺身があって、珍しいので買ってみたら、これがまぁ!おいしかった。
ヒラスも、このところの中で最高だった。
刺身、ラブ。


2006年11月28日(火) 勘違いがち

最近話をした人が、ちょっとしぼんでたので、
しゅっと空気を入れるようなメールを送ったのだが、返事はない。
大丈夫だろうか。
多すぎて破裂した…なんてことはないだろう。

1週間ぶりに保育園へ送る。
泣いたりするかな、と思っていたが、
お遊戯会のリハーサルにサーッと連行されていって、きょとんとしていた。

家に帰って、しみじみハム&アボカドサンドを食べる。

新聞を読んでいたら、
琉球大の助教授による調査結果が載っていた。
「沖縄の人は、自分を沖縄人と思っているか、日本人と思っているか」とか、
そういう質問に対する答えとパーセンテージ。
調査そのものについてはさておき、
「林助教授によれば…」と書いてあったので、
「えっ、テルリンさんは、大統領だけじゃなくて、教授でもあられたのか?
 …いや、それに、もう亡くなったのではなかったっけ?」
と驚いた。
「林・助教授」を「照屋林助・教授」だと思ってしまった、朝。

数日前には、
「宮崎/天の声/ヤマト入れろ」という一面の大きな文字を見て、
「神話時代の新事実でも発見されたのか?」と勘違いした。
高千穂あたりのできごとかと。



2006年11月27日(月) 3偶然

今日まで大事を取って保育園を休んだが、
私自身も限界なので、明日は連れて行こう。
病気が治ってバージョンアップし、パワーもありあまっている様子。
もう、ついていけない…。

朝は…なんだか食べないまま、昼になり、
シャケなど焼いて、ごはんを炊いた。
夜は、ダンナのリクエストで、大人のスパゲティ。
酒盗や鷹の爪をばーんと入れたトマトソース。そしてスーパーアルデンテ。

今日は、たいして長い時間出てもいないのに、3人もの人に、偶然バッタリ会った。
けっこう偶然人に会うことが多いけれど、
今日のは、いつにも増して、びっくりするようなものだった。

そういえば今日は、おっぱいマッサージに行った。
このところ、ダシガラを通り越して、
抜け殻って感じがするまで吸われていたというのに、
それでもまだ、飲み残しがたまっていたらしい。
飲ませ方や、ぼっちゃんの鼻づまりにもよるものなのだが、
人間の体って、ほんとすごい。

…ここまで書いて、なんだか文章がたるんでいる気がするのでイヤだが、
脳みそまで乳になって出て行ったようなので、書き直す力はナシ。
とにかく明日は保育園だ。



2006年11月26日(日) 一皮

ただいま2時過ぎの午前様。
毎年恒例の、両親用の年賀状を完成させる。
中学生の時に「受注」を始めて以来、だいたい版画でやってきたが、
今回は、最近版画づいているのもあって、また一皮むけた気がする。
さて、自分のはどうしようかな。
年賀状以前にやることがたくさんあるので、
たぶんまだまだ先のことになりそうだが。

ここ数日で、ぼっちゃんが、呼ぶと返事をするようになった。
「あーい」と。
ちょっと前までは、たまたまそう聞こえただけかな、という感じもしていたが、
もう、これは、そうだろう、という領域に達している。


朝はうどん。
昼は実家で鴨つみれ汁、煮物2種、漬け物、など。
夜も実家で、お昼のメニュープラス卵焼き、かまぼこ。

ぼっちゃんが保育園に行きだしてから、
ついつい「一日のうち、5時間くらいは自由」モードで生活しつつあったが、
病気になると、それはあっけなくなくなるものだし、
さらに、病気なゆえに、甘えん坊将軍は大魔神と化し、哺乳量も増加。
通常よりヘビーな「ぼっちゃん漬け生活」が待っていた。
今日は思わず実家へ駆け込んだが、
これからはいつも、保育園に行っている状態がむしろ「ありがたすぎる」のだと、
肝に銘じておこう。

と、ちょっぴり過労な夜は更けゆく。


2006年11月25日(土) スピリチュアル焼鳥

ぼっちゃんとともに、昼前から眠りこける。
お互い、疲れやウイルスを駆逐しながら。

朝はみそしるごはん。
昼は…さて、どうしようか。
夜も、どうしようか。


と思っていたら、
頭の中にやたらといつも行く焼鳥屋さんが浮かんで、
「でも、ぼっちゃんはさすがに連れて行けないから、テイクアウトしようかな。
 お皿はどれを持っていこう。なにを頼もう」
と、すごく細かくシミュレーションしていた。
そしたら、ダンナから、
いつもその店に一緒に行く友だちから誘いが来たというメールが!
すぐさまテイクアウトを提案して、実現。おいしかった。

さて、これは「スピリチュアル」な能力と言っていいのか?


2006年11月24日(金) 強行軍

強行軍とわかっていながら、
見たいものと会いたい人がいたので、高速を吹っ飛ばして福岡往復。
朝9時に出て、夕方5時には家にいた。うーん、強引。

国立博物館の「海の神々」を見つつ、ある人と数年ぶりの再会。
太宰府天満宮のすぐそばの茶屋で、うどんをすすりながら、あれこれ話す。

博物館に並べられてしまったもの、特に神さま関係のものは、
なんともいたたまれない気がする。
心ここにあらず、で。
早くもとの場所に返してやりたくなってしまう。
人も多かったし、気の毒だった。

太宰府天満宮は、拝殿の賽銭箱ギリギリまで雑踏で、
とにかくグジャグジャだったが、わきにそれると、スッとした空間もあり、
しばらくウロウロしていたら、だんだん好きになってきて、
帰る間際に猿まわしを見物するころには、また来たいとさえ思った。
猿まわしは結構おもしろくて、
途中、猿が反抗してしまい、おじさんをマジで攻撃していて、
猿をまわせていない状態になったのも珍しかった。
ずっと前に猿まわしの調教について、本で読んだことを思い出す。
猿が最終的に絶対服従するステップを「根切り」と言うらしいのだが、
このおじさんは、根切りができていないのだろうか。

最後は、高い棒に猿が登って立ち、
「神さまになった瞬間です」といって拝ませる。
神社の真ん前でそれを言ってのけるところがすごい。
でも、日本の神さまは、自然のパワーとの付き合い方でもあるから、
それはあながちウソでもない。

「毎日が地獄です」と書かれたシャツを着ていたおじさんは、
時々長崎にも来るらしい。
「ぜひその時は見に来てよ!
 今日のはストリートバージョン。もっとおもしろいから!」
今日のだけでも充分おもしろかったので、500円もザルに入れてしまったが、
帰り道にATMでお金をおろそうとしたら、
猿まわしに投げ銭してる場合じゃないだろ、と突っ込みたくなる有り様。
だけど不思議とイヤな気はしなくて、
気分良く高速に乗ったら、目の前には「劇団道化」というライトバン。
それもなんだかなぁ、と思いつつ、飛ばした。

夜は魚肉ソーセージ焼きや、ほうれん草のおひたし、味噌汁、
ダンナにはショウガ焼きなど。



2006年11月23日(木) ぴゃーぴゃーくん

お腹&鼻水ぴゃーぴゃーのぼっちゃん。
でも、通常並みに元気。
実家へ行き、ごはんを食べ、寝かしつけて、ひとり、家へ帰る。
片付けものをして、版画の下絵を描いて、買い物をして、また実家へ。
ダンナも一緒に、すき焼き。



2006年11月22日(水) オート・ゲーリー

嘔吐下痢症。
なんという、あられもない病名であろうか。
このところ腹がゆるかったぼっちゃん。
保育園でもゆるゆるだったらしく、病院に行くことを勧められた。
ので、行ってみると、いま大流行りだという、嘔吐下痢症であるらしい。
しかし嘔吐の症状はなし。ひたすらピーピーなぼっちゃん。
これだと、autoな下痢って感じ。

それにしても小児科は大混雑。
ほどよく近くて小ぎれいだったし、
先生の説明の仕方も好きだったので、予防接種などもそこで受けていたのだが、
どうやらかなり人気の病院らしい。
人気は結構だが、
人の多さと、動きたがりのぼっちゃんを抱えての、長い待ち時間がつらい。
もう少しはやってない病院を探したい気持ちは、間違っているだろうか。

朝は食べず。
昼も、ぐーっと入り込んで本を読んでいたら、
なんだか食べる気がしなくて、ハチミツトーストとカフェオレ。
そしたら、急な病院行きで、さすがにフラフラになってしまった。

夜はシャケの頭、春雨スープ、エビのゆがいたの、
新ジャガとクレソンとエビのサラダ、ダンナには豚肉のさっと焼き。
茂木のザッコエビが市場に売ってあって、つい買ってしまった。
この時期には珍しい気もしたが、身もぷりぷりでおいしかった。
新ジャガが、いかにも新ジャガな風味で、これまた結構であった。



2006年11月21日(火) すべてが。

今朝は平井でモーニングを食べた。
モーニングって、ずっと昔には、ぜんぜん心ひかれないものだった。
バターを塗っただけのトーストなんて、つまんないと思っていた。
パンとは、ハムやチーズ、ツナ、ポテトサラダなんかを挟んだりするもので、
そのまま食べるなんて、という人生を送ってきたはずだったのだが、
30代も半ばを過ぎると、なにげなくモーニングを食べてしまうのだろうか。
オッサンのように週刊文春を読みながら、コーヒーもおかわりする。

今日もまた、バリバリと、コマゴマコツコツ。
お昼は、納豆ごはん、みそ汁、たらこ、ちりめん昆布など。

夜は、勘太郎&七之助を観に行く。
そもそもは、沖縄に行ってしまった妹が観に行くというので買ったもの。
妹のかわりに、ばあちゃんが座って、親子三代で鑑賞。
こないだの玉三郎さんは、ただごとでない美しさに思考停止状態だったが、
今日は楽しみつつも、あれこれ考えごとができた。

ばあちゃんが作ってきてくれていたおにぎり弁当がおいしかった。
休憩の15分であわてて食べたけど、とにかくおいしかった。
なんでもないのに、どうしてあんなにおいしいのかわからない。

たぶん、歌舞伎などの芸事も、そうやって年を経なければ出ない味があるのだろう。
なにげない仕草に、すべてが。


2006年11月20日(月) コツコツコマゴマ

(21日、記す)

コツコツコマゴマ、懸案事項を片付ける。
とにかく、やりたいことが山積している。
ひとつひとつは短時間で済んでも、量が多いので、コツコツやるしかない。
ぼっちゃんを送って、またお迎えするまで、時間割はぎっしりだ。

朝はトースト。

昼は、昨日のお昼のスパゲティを思い出したら、また食べたくなり、
酒盗のトマトソーススパゲティを作る。
ばかうま。

夜はアジの塩焼きと、イカのワタ炒め、みそ汁、あぶりたらこ、
大根の皮とニンジンのきんぴら、など。


2006年11月19日(日) いい誕生日

誕生日。
いやはや、濃い1年だった。
3まわりが終了し、4まわり目に突入の36歳である。

さ、さんじゅうろく〜!!!???

世の中で活躍する人が、この先、加速度的に年下になっていくのであろうが、
自分としては、自分がやっていこうとすることに関しては、
ようやくいろんなものが見えだして、面白くなってきたところなので、
そんなことはどうでもいい。
ぼっちゃんを産んで思うのは、
人は、思っているよりも、生まれつきその人なので、
その人がやることは、その人の時間でしか展開しない、ということ。
だから、数字の上で「若い」とか「年取ってる」とか、ぜんぜん意味ない。
若い人ほど老けてるし。

朝は、友だちの家で、おにぎり(のり、ゆかり)と豆腐のお吸い物。

昼は、近くの温泉に入ったあと、
霧の深いミルクロードを抜けて町へ下り、
行ってた大学の近くにあるイタリア料理屋さんへ。
学生の時は、よく通っていた。
何度パスタランチを食べたかわからない。
カラスミ、サンマとケイパー、トマトソース、カルボナーラの各スパゲティ、
そら豆のリゾットなどをわけあう。

熊本の町をぶらりと散歩して友だち一家と別れ、帰途。
誕生日の夜だというのに、なぜか浜勝の生姜焼きを食べる。

小国はいつ行ってもいいとこだ。
今回は、温泉のパワーがいつにも増して、もりもりだった。

みなさんありがとう。いい誕生日でした。


2006年11月18日(土) プレゼント旅行

(20日記す)

明日は誕生日。
ダンナが「小国ツアー」をプレゼントしてくれるというので、でかける。
お昼は、鳥栖で降りて、久留米の大砲ラーメンに行こうかと思ったら、
雨の中を行列していたのであきらめ、「犬ラーメン」こと「丸星」へ。

小国へと標高を上げながら車を走らせていると、
紅葉が早送りみたいに進んでいく。

夜は、友だち一家と再会し、小国のすばらしい焼肉屋「彦しゃん」へ。
牛ロースや豚バラは食べられない悲しみを味わいつつも、
シャキーンとエッジの立ったレバーなどを、体育会系の学生のように食べる。
もちろん、ごはんは「大」だ。最後はタレと溶いた生卵で〆。

その後、友だちの家で2次会。
友だちのダンナが、カボチャの煮物やふろふき大根、きんぴらごぼう、
豚の角煮までを作ってくれていた。
いつもだったら、漬け物すら入る余地のない「アフター彦しゃん」だが、
(だいたい、ごはんの「大」さえ頼まない。)
哺乳類なので、ノープロブレム。どんどん食べる。

夜も更けだして、さぁ、みっちり語るか、と思いきや、
お互いのぼっちゃん(半月違い)が交互にグズグズ…。
寝かしつけながら、あえなく撃沈。


2006年11月17日(金) ONSS(※MONO)

さて、今日からがマイペース本番だ。
ぼっちゃんを送り、朝ごはん(ハムサンド、シチュー、カフェオレ)を食べ、
冷蔵庫の整理をし、部屋にハタキと掃除機をかける。
このところ、なんとなく不調なデスクトップパソコンのまわりも丹念に。
本体の穴ぼこ(冷却用?)にホコリの束が詰まっていて、
不調の原因は、あんがいこんなことなんだろうな、と思いつつ、吸う。
丸くて透明でゴロンとしたスピーカーを拭いていると、
「これ、ぶらさげたらいいかもしれない」と思いつき、
ちょうどプリンタ置き場を作っているスチールの足があったので、
台所からごそごそと網を探してきて、ぶらさげた。
網は、このためにあったとしか思えない、オレンジ色の玉ねぎネット。
いつも結び目をほどくのがもどかしいので途中から破るのに、なぜか完品があった。
いざ音を出してみると、なんとまぁ、いい!
オーディオマニアには鼻であしらわれるレベルかもしれないが、
パソコン作業をしながら聴くぶんには、なかなかのものだ。
…と思ったけど、断線しかかっているのか、左のスピーカーが鳴らない。
ONSS(Onion Net Sound System)、ただしモノラル。

さて、昼ごはん(昨日の鮭など)でも食べて、美術館と本屋さんに行こうかな。
夜は、昨日作ったコーンクリームシチューの予定。


◇◆◇


長崎の風景を長年撮っている人の写真を見に行った。
でも、あの手の長崎の写真には、東松照明さんが存在しているので、
ちょっとやそっとじゃ甘く映る。

長崎の風物は、異国情緒やなにやらで、とても絵になるのが落とし穴だ。
「そのものの面白さ」や、
「その面白さに気づいた自分」あたりでストップしがちで、
その先になかなか抜けられない。
ついつい長崎にピントを合わせっぱなしにしてしまうのだ。


お迎えの時間も迫っていたが、なんとなく見ると決めていたので、美術館へ。
1000円払って入ったけど、あいかわらず空気が悪すぎて、
5分くらいで通り過ぎるように見て、出る。
じーっと見てみたいと思った絵もあったけど、空気の悪さと人の多さに酸欠寸前。
たしか「呼吸する美術館」というのがキャッチフレーズだった気が。
ジョーク?


ダンナが遅いとわかっていたので、アミュのクリスマスツリーの点灯式見物へ。
ついた瞬間、ぼっちゃんがニコーッと笑ったのだが、
それを見て、人並みに泣きそうになる。


2006年11月16日(木) たてなおし

(17日記す)

明け方、ギリギリで仕事が終わる。
今月初めに保育園に預けはじめてから、
なんだかゴチャゴチャと追われっぱなしだったけど、
ひとまずはこれで、マイペースを建て直すことができそうだ。

そんな日のお昼にふさわしく、
こないだバッタリ会って約束していた方と、のんびりランチ。
行ってみたかった「カトルセゾン」へ。
タワーシティにあった時は、妙に気取った感じだったけど、
いい意味で気軽感がでていた。料理も好きなタイプ。
軽くて野菜の味がするポタージュなど。
いかんせん、哺乳類には量が足りなかったけど、
もともとゆっくり話をするためのランチなので、いいのだ。
気づいたら2時間ほど話していた。
ランチタイムから、そのままカフェタイムに移行するので、
追い立てられる感じもなくていい。

その人と話したあとは、かならず「あ、あれもこれも話すのだったのに!」と思う。
今日もやっぱりそうで、ぼっちゃんをお迎えに行く車の中で、
「あの『オーラの泉』の話で盛り上がった時間を、この話題に使えばよかった…」
などと、うっすら後悔。
それはそれですごい話だったのでよかったけど。

夜は、朝ごはんみたいなごはんが食べたくて、
昨日実家からもらっていた新巻鮭を焼く。
玉子焼き、味噌汁、たらこ、チンゲンサイのおひたしなど、まさに朝食。
鮭のおいしさを再認識しながら、白いごはんをもりもり食べる。


2006年11月15日(水) そういう日。

(17日記す)

朝から、ひとり、取材。
2時間ほど歩き回る。
コインパーキングに車をとめていたのだが、
当たりだかなんだかで、タダになった。
家のビルのエレベーターに乗ったら、
宅急便のお兄さんと一緒になって、それはうちへの荷物の配達だった。
なんか、そういう日。
ときめくタイプではないタイミングだけがいい日。

昼は、大量のスパゲティを作った日に作って食べきれず、
冷蔵庫に入っていた鍋ものを、ありがたく食べる。

夜は実家へ。おでん、しめさば、キビナの刺身、やきそば、など。
しめさばって、どうしてあんなにおいしいんだろう。

ぼっちゃん、1才1ヵ月。ノスドールのアップルパイでお祝いする。


2006年11月14日(火) その1秒を

時間にして、たった1秒ほどのことが、
その後、何日も、何週間も、何カ月も、
折にふれて心をなごませつづけることがある。
その1秒を見逃さないために、日々精進。

ひとつ、頼まれていたことで、かなりスマッシュヒットな思いつきが降ってきた。
どうかな、気に入ってもらえるかな、と思いつつ、形にして持っていくと、
かなりよろこんでもらえた。うれしい。

お昼は、岩川飯店のちゃんぽんとごはん。

ブリックホールへ、
こないだ練習を見せてもらった「長崎組曲」の本番を観に行く。
練習の時よりも、格段にまとまりが出ていたし、
ホールの音響もあって、ドカーンと迫ってくる演奏だった。泣いた。
でも、桜町小の出番がけっこうあとのほうだったので、
かなり苦手な感じのものを見続けた。
お揃いのバンダナを巻いた子どもたちが、お決まりの合唱曲を歌うとか、
やたら先生がイキイキしてて気持ち良さそうにしているとか。
集団行動がちっとも得意でなかった時代を、たっぷり思い出した。

どこか、生徒の少ない学校で、先生も出ているところがあったのだが、
いたって普通の背広で参加しているもんだから、
「ピアニカを吹く新橋のサラリーマン」みたいになっている人がいた。
あんまりな光景に、ついシャッターを押してしまう。

夜は、大好きなお店で集う会が急遽招集され、お刺身など。
そして1時間だけカラオケに行った。
カラオケで歌うのって、本当に久しぶりだったが、
ぼっちゃんは個室だから自由に動けるし、音楽が流れるとよろこぶし、
あんがい使える!と思った。
八代亜紀、中島みゆき、アンルイス、薬師丸ひろ子、戸川純など、
まったく脈絡もないまま、昔の歌を歌う。
ぼっちゃんの音楽教育としては、かなり間違っているだろう。
そして、本当は「おんな港町」を熱唱したいのに、
声質がはまるのは「セーラー服と機関銃」なのが悲しい。
だけど音楽って、
私にとっては「それでお金をもらうことが、まず考えられない」ものなので、
逆に楽しい部分もある。
文章やイラストや写真や映像ものなど、
ちょっとでも自分ができる要素がからんだものは、
つい「もっとこうしたらいいのに」とか「送り仮名が間違ってる」とか、
職業病みたいなものが出てしまう。
それが音楽にはない。気楽だ。
(カラオケの字幕を凝視してしまうことを除けば)

でも、久しぶりに聞く自分の歌は、あいかわらずトホホだった。




2006年11月13日(月) 前のめりの雪だるま

今日もみっちりと一日が過ぎた。
綱渡りだ。
ぼっちゃんを保育園に預けるようになって、むしろ忙しい。
これは、お金がなければないで過ごせるが、
あればあったでいろいろ使いみちが出現してしまい、
ないときよりもないような気がしてくるのと同じなのだろう。
あと、ひとつのことを行動に移しはじめると、
思ってもみなかった方面への筋道が開けてしまい、
やりたいことが雪だるま式に増えていくというパターン。
あぁ前のめり。

そういえば夕方には、
ある人から、また新しいことをしようという電話もかかってきた。
酔っていたようなので、話半分かもしれないが。

朝はカフェオレと、ハムトースト。
昼は、休みのダンナと、なぜか鯛の家へ。
あいかわらずボリュームたっぷりの「お魚御膳」だったが、
あら炊きがすっかり冷えていたのはなぜだろう。
ブツブツ言いつつ、大盛りのごはんをおかわりする。

夜は疲れていたのもあいまって、季舟屋でお好み焼き。
知り合いの女の子がバイトしているのだが、
ぼっちゃんがその子に釘付け。
たしかにぼっちゃんのタイプだ。
すばらしい笑顔や、熱い視線を飛ばしまくるぼっちゃん。
露骨に目で追いかけるぼっちゃん。
いつもはバタバタ落ち着かないのに、今日はわりと楽だった。



2006年11月12日(日) ヘビー級

保育園に行っている分を甘え倒そうというのか、
ぼっちゃんの後追いがヘビー級。
トイレはもちろん、見えているはずの流しに立っても泣き出す。
まるで、段ボールに入れて置き去りにしようとしているかのように、大泣き。
もちろん、1日なにもできず。
朝から夕方までに食べたものは、
ぼっちゃんに食べさせたパンの固いところや、納豆ごはんの残り、柿など。
まともなごはんを食べようにも、作れる状況にないので、食べられない。
夕方、用事で外に出て、思わずみたらし団子を買って食べる。

夜はトマトとイカのスパゲティ、からし蓮根、うち牡蠣など。

仕事が…。


2006年11月11日(土) 2年ぶりのゴッドハンド

大粒の雨がドバーッと降ったかと思うと、
冷たい風がビューッと吹いたり、
おひさまがカキーンと照ったりして、変な天気。

仕事がどっさり。
でも、あまりに体中がこっていたり、痛かったり、
ずれている感じがしたりするので、座っていられない。
2年ぶりに、林治療院へ行く。
ここ1年ほどは、別の人にもんでもらっていたが、
突然お店をやめてしまったらしいのだ。
しかし、林さんのゴッドハンドも健在だった。
この半年、うがいに不自由していた首が、後ろに倒れるようになった。
ナントカという筋肉が萎縮して固まっていたらしい。
足の長さもぜんぜん違っていた。よく辛抱してたなぁ、と言われる。

肩のコリをほぐした直後の仕事としては、かなりどうかと思われたが、
集中して版画を彫る。
ちょっとこまかく彫りすぎた。
「この細さの線も彫れる」と、つい職人のよろこびに走ってしまう。
でも、そうすると、ペンで描いたみたいになって、版画らしさが失われる。
自分で言うのも何だが、字の所など、うまく彫りすぎて、
逆にパソコンでズルしたみたいにさえ見える…。
次からは、もっとおおざっぱにやろう。

朝はバタバタと食べず。
昼は実家で、餃子やレバーの炊いたの。
夜も実家で、鯛の塩焼き、お刺身、鯖の煮付け、など。

ぼっちゃん、予防接種で、今日も泣かず。


2006年11月10日(金) おしごとさん

今日から、保育園は3時まで。
お昼でのお迎えだと、むしろ忙しくなった感じだったが、
3時だと、気分は少し楽。
とはいえ、なんだか仕事が満載で、どうするんだろう。
こんな時はごちゃごちゃ考えるのをやめて、
自分の中の業務遂行部門「おしごとさん」にまかせるのがいちばん。
ちょっとの仕事なら自分がやるけど、
ある一定量を超えたら「おしごとさん」に丸投げ。
がんばれ「おしごとさん」。

朝は、ここ数日でかじりかけたパンなどを総ざらえ。コーヒー。柿。



2006年11月09日(木) クスリ…?

(10日記す)

2日ぶりの保育園。
旅疲れか、寝坊した母子。
まだ眠たかったのか、別れ際には泣いた。
が、ちょっとちやほやされると、すぐ泣き止んでいた。

そのまま、打ち合わせへ。
かなり歳は離れているのに、妙に話の合う人で、仕事以外の話で大盛り上がり。
気づいたらお昼になっていた。
楽しかったけれど、いささかヨレヨレになって、中華パワーを紅灯記で補充。
平井でコーヒーを飲んで、すぐさまお迎えに。
買い物に行って帰る。
そこからはまた、ぼっちゃんパワーにさらされ続ける。
夜中になっても、炸裂し続ける、彼。
「なにか危ないクスリでもやっているのでは…?」と言いたくなるほど。
さすがに心身ともに摩耗しきってしまい、
頭の中で、大きな芋虫のようなものがうごめいている映像ばかりが見えるので、
これはいかんと布団をかぶると、
ぼっちゃんよりも先に、火が消えるように眠っていた。



2006年11月08日(水) 思考停止

(10日記す)

玉三郎な2日間。
昨日は舞踊公演、今日は「天守物語」朗読会。

踊りは「藤娘」と「鷺娘」だった。
なんというか、「いかにも奇麗な玉三郎」なもので、
つまりは「銭湯の富士山」みたいな、万人ウケするというか、
ちょっと歌舞伎を観に行っているような人からは、
「観るに及ばぬ」なんて言われちゃいそうな演目なのかもしれない。
しかし、これがおっそろしいものだった。
幕が開いて、おぉ〜、奇麗だ奇麗だ〜、ひえ〜奇麗だ〜、と、よろこびつつ、
どうしてこんなに「奇麗だ」って思っちゃうんだろう、なんて、
またいろいろ考えごとなどしていた。
歌舞伎でも音楽のステージでも、なんでも、
それを観ながら頭に思い浮かんだことを、
観ることと平行して考えつめるのが大好きなのだが、
ある一瞬、玉三郎さんがあまりにもかわいらしいお嬢さんに見えてしまい、
「もう、いいじゃないか、この美しさにしばし漂おう」
と、思考が停止してしまったのだ。初めてのことだった。
そこからは、ただただ、見ていた。
とにかく美しくて、
それは、本当ならば目に見える形には現れないレベルの「美しさ」というものが、
その時だけ、現れているというようなものだった。
踊りを観て泣くとは思ってなかったが、泣いた。


2日間の、食事。

7日のお昼は、山鹿の洋食屋さんで、スズキのソテー。
夜は平山温泉の旅館の、旅館のごはん。久しぶりに満腹感を覚えるまで食べた。
でも11時頃には空腹感が…。こわい。
でもお風呂で体重を量ったら、またやせていた。
哺乳類をやめたら、いったいどうなるんだろうか。
友だちは、10キロやせて12キロ戻り、2キロおつりが来てしまったらしいが。

8日の朝は、旅館の、旅館の朝ごはん。
お昼は、また山鹿の洋食屋さんで、シーフードリゾット。
夜は長崎に帰って、戸石の大衆割烹のようなお店で、
天ぷらと刺身とにぎり寿司のセット。
たまたま創業祭だったらしく半額だったので、お客さんがわんさといた。
倒れるほどお腹がすいていたので、ごはんを追加注文した。
つまりは「天刺定食」と「にぎり寿司」を食べた結果になったが、
腹七分というところだった。我ながらおそろしい。


2006年11月07日(火) 表明しただけ

今日と明日は、山鹿の八千代座に、玉三郎さんを観に行く。
行こうかな、どうしようかな、と迷いつつ、券を買いそびれていたのだが、
妹が…そう、妹が、ひと月ほど前に沖縄に引っ越してしまい、
妹が行くはずだった券が私のもとへとやってきたのだった。

沖縄に住んでしまう人が増えているとは知っていたが、
自分の妹がそうするとは思ってもみなかった。
でも、いざそうすることにすると聞いた時には、驚きゼロ。
へー、そう来たか、という感じ。

…というより、私は、人が何をしても、基本的にあまり驚かない。
興味深く見つめはするが。
だって、人は何かをするものだ。
時々は、他人が思いもよらないようなことを。
だけどそれは往々にして、その人にとっては思いもよらないことではなく、
ずっと考えたり、悩んだり、模索した結果を、ある日、表明しただけのことだ。

「ゆし豆腐」のできたてホカホカを食べられるのは、うらやましい。


2006年11月06日(月) 思わぬ効用

家→保育園→家→住吉→保育園→実家→家→浜の町→新大工→実家→家。

仕事や用事がちょこまかとあり、移動しすぎな1日だった。
保育園が、まだ「ならし保育」で昼までなので、
どうしてもちょこまかしてしまう。
それでも、少しでも、集中して仕事ができるのはありがたい。

朝はハチミツトースト。
昼は住吉のチトセピアで、まずい天丼と普通のうどんのセット。
そのうどん屋ができたころのことを、いろいろ思い出しながら食べる。
「最初は矢上の手前にあったよなぁ」とか、
「今はもうなくなった浜の町店には、うどん踏み機にマネキンがついてて、
 『ふみこちゃん』という安直な名前がついていたなぁ」とか、芋づる式に。

乳マッサージに行く。
いつやめるのがいいのかなどを相談するが、
ちょうどやめどきかもしれない、来年の春に、
その人が休業中である可能性が高いことが判明。
いまさら他の人にお世話になるのも気が乗らないし、
だとしたら、来年の秋…あと1年近く哺乳類かもしれない…。
それもどうかと思うが、ぼっちゃんの様子を見て考えよう。

ここ数日、会いたい人に会う夢をやたらと見ていたのだが、
そのうちのお一人と、本当にばったりと会って驚く。

夜はお刺身、豆腐と長ネギのみそ汁、魚肉ソーセージの焼いたの、たぬき丼、
カツオの佃煮、などなど、残りものメニュー。
あっ!
レンジにおでんの最後の残りを入れっぱなしにしていたことを思い出した!
明日の朝、食べていこう。
日記の思わぬ効用。
これを書かなかったら、丸2日、レンジにおでんがたたずんでいるところだった。


2006年11月05日(日) ひとまずうれしい

いざ書いてみると、のんびり過ごしているようだが、
気づいたら日記を書けずに、また2日が経っていた。

今日もぼっちゃんは昼まで眠っていた。
そして起きてみると、なんだか育っている。
なにが、どこが、とは言えないけれど、育っているのだ。

朝はトーストにハムとトマトを挟んで。
昼はナスのトマトソーススパゲティ。

車に関するこまごました用事があるというダンナにぼっちゃんを託し、
心静かに部屋の片付けなどした。

今日うれしかったのは、
しまい込んだままになっているコンタックスのカメラのレンズが、
マウントをつければ、デジタル一眼レフにつけられるとわかったこと。
本体はもはや、このデジタルご時世には道楽品…と思いつつあったが、
レンズはあきらめきれないでいた。
けっこういいのをがんばって買っていたし。
マウントも、ホイホイ買える値段のものじゃないけど、ひとまずうれしい。


2006年11月04日(土) 鯛は鯛

あいかわらず眠たがりのぼっちゃん。
お昼に紅灯記に行った時も、やけに機嫌が悪い。
「さっきまで眠っていたから、まさか」と思っていたが、
味わうひまもなくあわただしく食べて、車に乗ったら、すぐ寝た。
やはり眠たかったのだ。

味わう暇もなかったとは言え、紅灯記のカニレタスチャーハンはおいしかった。
エビワンタンも、ぶりぶりだった。
ぐずるぼっちゃんをあやしながら眺めた、
夜のアラカルト料理のメニューも、すべてがおいしそうだった。
哺乳類が終わったら、思う存分食べることを、またもや心に誓う。

水辺の森公園で「県産品まつり」をやってたなぁ、と思い出し、行く。
親子三人、ほのぼのと芝生で過ごす…と言いたいところだが、
野放しにすると、エヘヘエヘヘと笑いながら、
どこまでも歩いて行くぼっちゃん。

夜はダンナ母が来て、鯛の塩焼き、おでんの汁で炊いたつくね、
干し椎茸でだしをとった白菜のスープ、などなど。
腐っても鯛というが、確かに鯛はおいしい。
この哺乳類生活で、すっかり鯛のおいしさに目覚めたが、
ほんと、鯛は鯛だ。
よく「この時期のこの魚は、鯛にも勝るとも劣らない味になる」とか、
「7度洗えば鯛の味」なんていうことがあるが、
ほかの魚が時期を選んだり、食べ方を工夫したり、
手間をかけたりしてたどり着くところを、悠然と泳いでいる味だ。


2006年11月03日(金) ゴロゴロ母子

朝からゴロゴロする母子。
たった2日間とはいえ、
決まった時間にどこかに「通う」というプレッシャーと疲れは、
やくざものの私にもだけど、
たった1年しか生きていないぼっちゃんにとっては、
計り知れないものがあると見えて、やたらと眠っている。
一度起きて、いつもだったらしばらくは活動しまくる時間でも、
なにやらやけに機嫌が悪いので、どうしたんだろうと思ったら、
ただ眠たいだけだったりする。
眠りの大切さ、必要さをまざまざと見る。

なんだかんだとタイミングが合わず、朝も昼も食べそこねる。
昼過ぎに、ぼっちゃんの保育園を経営しているグループのお祭りへ行き、
8秒でゆであがるという、屋台のスパゲティを食べてみた。
思ったよりおいしかったが、量がまったく足りなかった。
ほかの屋台のうどんなども食べてみようかと思ったけど、
会場のBGMのボリュームがただごとではなくて、
しかも拡声器みたいなスピーカーから出ているので音も割れていて、
頭がぐらぐらしたので、退散。
実家に寄って、ごはんと佃煮などを食べる。

夜は、実家からもらって来ていたおでんや餃子、かぶの酢の物など。


2006年11月02日(木) 潰すしか

夜中になっても、
こまごました仕事や準備や用事がとにかくたくさんあって終わらないので、
「やるべきことが虫のようにわき出てくるんだけど、どうしたらいいんだろう?」
と、焼酎を飲みながらドォーモを見ているダンナに聞いたら、
「ひとつひとつ、潰すしかないんじゃない?」
と、まっしぐらに正しいことを言われたので、コツコツ潰していく。
そして午前一時半。残すところ、あとひとつになった。うれしい。


◇◆◇


ぼっちゃん、保育園、2日目。
教室に近づき、先生が見えると、ちょっとぐずった。
しかし、ひとつ上くらいの女の子から名前を呼ばれると、もう、気はそちらへ。
そしてまた、泣くでもなく、「バイバ〜イ!」。

今日は桜町小学校へ。
「長崎組曲」という、くんちの囃子などをアレンジした曲の練習を見に行く。
音楽については、またあらためて他で書くとして…、

質疑応答、その1。
「誰かのお母さん?」「ううん。組曲を聴かせてもらいに来たの」
「あ!じゃぁ手紙の人?手紙の人だ!手紙の人だって!」キャーキャー!
(どんな紹介をされていたのだろう?)。

その2。
「何歳?」「36才」「私(4年生)のお母さんは38才!」「…」
(来ると思った…)

その3。
「細いですね!どうして細いの?」
「去年赤ちゃん産んで、おっぱいあげたら10キロ痩せたの」
「いいなぁ!」
(痩せるだけならいいけどね〜)

その4。最高傑作。
「僕のお父さんは政治家です」
「じゃぁ君も政治家になるの?」
「いや、昆虫博士」

いやはや、圧倒された。
何度か子どもたちの前で話もしたが、先生って、ほんと、すごい仕事だ。
だけど、いいなぁ、と思った。
なにか教えられることや、機会があれば、子どもたちに話してみたい。
ひとまずは、この取材を、彼らにどう還元できるかな、と思う。

本の追加を持って、街へ。

お昼は「まさ」で、お昼のあら炊き定食。
「あら、おじょうちゃん、いらっしゃい」と言われて恥ずかしい。
たしかに小学生のころからお邪魔してはいるが、
おじょうちゃんは36才である。

大将はちょっと前に亡くなったけど、気配は濃厚だった。
成仏してない気配じゃなくて、
おかみさんや、大将を知るお客さんのそれぞれの心に生きている大将が、
お店という場の中で何枚も、何人分も重なってしまい、
うっすらと肉体を持っているような感じ。

今度は刺身定食にしてみたい…。

夜はこれから実家へ。


2006年11月01日(水) ひとり増えた。

ついに今朝、保育園へ。
泣きはしなかったが、絵に描いたように、きょとーんとしていた。
先生たちの、ともすれば、
「あぁ、わが息子も、ここでは大勢の中のひとり…」
と思わせかける手慣れた扱いが、むしろサバサバとたのもしかった。
ひょいひょいっと小さな椅子に座らされ、出席シールなど貼っている。
またたく間に、みんなの輪の中にすえられている。
私は、ごまかすようにスーッと消えた方がいいのかと思ったら、
「1時にはお迎えに来るよー、それまでバイバイだよー!いってらっしゃーい!」
と、ちゃんと事実を伝えて、見送ってくれたのも、なんか、よかった。
ぼっちゃんも、ちょっと戸惑いつつも、手を振ってくれた。

あぁ、よかった。
それぞれの世界を生きる、人生の仲間がひとり増えた。
ますます手をたずさえていこう。


朝は豆乳。
昼は、遅い出勤のダンナと、久しぶりすぎて落ち着かない感じで、老李。
頼んでいた水餃子が延々と忘れられてしまい、
杏仁豆腐と食べるはめになって、悲しかった。


今日は「ならし保育」だったので、お昼にお迎え。
さっそく、誰かの人形を取り上げて泣かせたと聞く。
自分は泣きもせず、ごはんもよく食べ、昼寝までしたようだ。

夜は焼きそば、バッテラ、鶏の照り焼き、エビチリ、ブリの刺身と、
わりとめちゃくちゃなメニュー。
焼きそばとバッテラを、どうしても食べたかったのだ。
豚肉をかりっとするまで…具というよりむしろ、調味料になるまで焼いてみた。
貧乏感が出て、正解。


本の追加注文が、また!
つまり、また、インクが!
今度は試しにリサイクルカートリッジを買ってみたけど、
私が持っている機種はダメだった。
行けると思ったのに…。
そして、詰め替えたインクでは、許容範囲を超える妙ちきりんな色あいに。
やはり純正で行くしかないのか?
なんか悔しい。異常に悔しい。


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