ぴんよろ日記
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これを書いている今は7月31日の翌日なのだが、 まだうまく文章が出てこない。 壱岐で濃縮ネクタータイムを過ごして、 頭がぷわんと違う次元にいるようだ。
2006年07月30日(日) |
2006年、刺身への旅。 |
夏、海、うに。 今日と明日は、友だち家族と壱岐へ。 ここ数日、刺身断ちをして、この日に備えた。 前回壱岐へ行ったのは、約10年前。 ひとりでふらりと民宿に入ったら、 失恋自殺旅行だと思われたっけ…。
刺身〜!
2006年07月29日(土) |
彼らがいるところこそが |
東長崎方面へ写真を撮りに行く用事があったので、 ついに「まるよし諫早店」へ行ってみた。 お店は「まるよし」だったけど、 そこにはあのお兄さんとお姉さんがいたし、 「かんしゃく魂」という「新登場」のラーメンもあった。 ラー油のからまった白髪ネギトッピングが選べたり、 ニンニクチップが乗っていたりと、 味は若干変わってはいたが、 かんしゃく時代も微妙にマイナーチェンジは繰り返されていたし、 スープも予想以上に「かんしゃく」味だった。 餃子はぜんぜん違っていたけど、それはそれで、もう、いいのだ。 お姉さんの、鋲の付いたベルトや、 お兄さんの「いらっしゃい・ませー」という、独特のイントネーション、 それだけで、もう、いいのだ。
ということで、 我が家では「まるよし諫早店」を「かんしゃく魂」と呼ぶことにする。 場所も店の感じもぜんぜん違うけど、 私たちにとっては、彼らがいるところこそが「かんしゃく魂」なのだ。
しかしおばちゃんはどこにいったのだろう…。
今日もゴッテリ暑い。 私が大学生のころは、長崎が33度なんていうのは、とても珍しかった。 かなり暑い日で「長崎31度、熊本33度」という感じ。 「さすが火の国」と思っていたものだ。 息苦しくなるような夕方の湿気と、ドバーッと降る雨も珍しかった。 夕立は、長崎では今もあまり降らないけれど、 珍しいと思って耐えていた湿気感は、けっこう長崎でもある。 確実に暑くなっているのだろうと思うとともに、 年取ったなぁ、と実感。なんだかんだと、もう20年近く前になるのだ。
朝は、妹が昨日の夜、発作的に焼いたメロンパン。 無性に焼きたくなったらしい。さすがだ。メロンパン愛だ。 という私も、昨日の夜中、発作的に絵の具で絵を描いた。 たぶん、どちらも、よどんだエネルギーを発散させるための行為だ。 出し方は人それぞれ。 ここ数日、指の付け根にできていた原因不明のかぶれのようなものが、 絵を描いて寝るときには、なぜか乾いていた。
昼はチラッと実家に寄って、昨日の茶碗蒸しの残りなど食べる。
ぼっちゃんのパワーを持てあまし、夕方は夢彩都をウロウロ。 また絵を描きたいので、絵の具を買う。
夜は鶏のもも肉を焼いて、カボスと醤油と大根おろしと大葉、ニンニクチップ。 鶏の油でもやし炒め。ニラ玉のゴーヤバージョン、ゴー玉。ところてん。みそ汁。
加速度的に知恵がつくぼっちゃん。 人にかみついて反応を見るのはやめてほしい。 痛い。
長崎中の洗濯人とよろこびを分かち合いたい天気。 昨日、梅雨が明けた。
持っている物を取り上げても、いままではポヤンとしていたぼっちゃんだが、 昨日あたりから、怒りをあらわにするようになった。 そして、なんとなく不安定なのだが、 これはひょっとしたら、ダンナがいないからかもしれない。 どうしてなんだろうと疑問だったが、きっとそれだろうと思い当たる。
朝はパン。 新しいパンなので、焼かずにハチミツをつけながら食べてみる。
昼はごはん。 ぼっちゃんの不機嫌と自分の寝不足で作る気力がなく、 しらす納豆ごはんとらっきょ。 ぼっちゃんもどんどん食べる。中断すると抗議。 納豆好きか…シブイな。
夜はまたもや実家へ行き、吉宗の茶碗蒸しを出前の予定。 バッテラも取ろう。独断で。
かなりひさしぶりに、人に話を聞く取材。 ダンナ母に来てもらい、ぼっちゃんとしばしお別れ。と言っても、2時間。 話を聞きながら、 「…というようなことなんですが、 うまくアレンジして書いていただけるんでしょう?」 と言われたときに、 つい、まるで贋金造りの自信があるかと聞かれて、 そんなの朝飯前でさぁと思っている職人のように頷く自分に苦笑い。
朝はメープルシロップがけトースト。 おいしいメープルシロップが、今日でなくなった。 ハチミツ好きだけど、メープルシロップも、またよし。 ぼっちゃんもパンをパクパク食べる。 昼は冷やし中華。 ぼっちゃんも麺をパクパク食べる。 夜はダンナも出張だし、実家のハハも出張だし、父と鯛の塩焼きなど。 ぼっちゃんも鯛やごどうふや小松菜のおひたしや玉子焼きをパクパク食べる。
という感じで、ぼっちゃんがパクパク食べだした。 離乳食など作らぬまま…。 保健所の検診の時には、やたらと離乳食を勧められ、 「さじならし、味ならし」などと言って、 4ヶ月くらいからいろいろやれと言われたが、 結局は本人もちっとも欲しがらないし、 でも、こうして時期が来れば、うるさいくらいに欲しがるし、 そうあせらなくてもいいじゃん、と思う。
ほんと、赤ん坊を育てるにあたっては、 妊娠中から、ああしろこうしろ、そうするな、ということが飛びかっているが、 わりとガセネタというか、無視してもノープロブレムなことが多い。 なのに、 ちょっとした、心にとどめておくととても楽になれるシンプルな心構えは、 顧みられていないような気がする。 「不安」と「購買意欲」は比例しちゃうので、あえて放置されているのかも…。
ぼっちゃんを寝かしつけて風呂に入り、最近お気に入りの「氷結」を飲む。 かなり取材がハードらしいダンナも、 ホテルの部屋で「氷結」を飲んで寝るとメールがあった。 遠い空の下、氷結を飲みあう、急性疲労と慢性疲労の夫婦だ。
本日はぼっちゃんパワーでヘロヘロリン。 車に乗せたときに泣かれたのもあるのだが、 なにかを大音量で聞き続けたような疲労感というか、 ふと我に返ると、頭の芯が、ジーーーンとする。
実際に手を出すか出さないかの溝は深いはずなのだが、 24時間、大音量パワーの持ち主と付き合っていると、 虐待におちいる気持ちの筋道は、とてもよくわかる。 「このタイプの疲れの発散法がない人はつらいだろう」とか、 「こういうことに関する価値基準が高すぎると、自分が悪く思えるだろう」とか、 「こんなところでいい加減さを持たない人は、追いつめられるな」 というような場面が、いくらでもあるから。
しかし、 今日も2才の子がおもらししたからって、ボコボコにした人が捕まっていたが、 まるで他人事のように、 夫がインタビューに応えていたのには悲しくなった。 「育児に悩んでいたみたいです」 って、ダンナがそれだけ鈍けりゃ、悩みもするわ。
朝はマンゴー蒸しパン、ハムサンド。 昼は蓮子鯛のあら炊き、棒々鶏、島らっきょ。 夜は実家に駆け込み、アジのソテー、カマボコ各種、など。
お昼ごはんは、急に休みになったダンナを「なつめ」に誘う。 穴子わっぱと海鮮わっぱを頼んだ。出汁巻き玉子も。 ぼっちゃんにもわっぱめしを食べさせていたのだが、 いろいろあった具の中の蟹のほぐし身をやると、 明らかに、ヤツは「ムふぅ」という顔をして笑った。 ごはんや鮭や玉子焼きでは笑わないくせに、蟹の時だけ微笑むのだ。 私もウニなど食べると、つい「ムふぅ」と笑ってしまうので、 そうか、お前もか、と、親子の絆を感じたのであった。
朝はハムサンド。
なぜか香焼までドライブ。
扱い方を間違って、テフロンがダメになったので、フライパンを買いに行く。 (それと入れかわりに、使わない鍋類を思いきって捨てた)
さらに、新大工の文房具屋さんにイラスト用の紙を頼んでいたので買いに行く。 「この前、ケント紙を頼んでたんですけど…」 「えっ!あっ!きゃっ!いや!あら!」 メーカーに注文するのをど忘れしていたらしい。 また買いに来るのもつらいので「もういいです」と店を辞す。 なんとなく、たとえまた注文しても、またまた忘れられそうな気がしたし、 あのおばさんの、女子高生みたいなリアクションはもう見たくなかったので。 こんど市場に来たときに、あのおばさんがいなかったら、 入荷してないか見てみよう。
夜は蓮子鯛ソテー、ダンナにはステーキ。 口紅のCMの「あした、早いんですか」というセリフに、 「早いです」と答えているダンナ。明日は3時半出社、2時半起き。
7月23日、雨ときどき大雨。 もう20何年も経つけれど、 長崎大水害があった7月23日に大雨というのは、 特別というか、複雑というか、いろいろ思い出したりしてしまう。 大変な時って、当事者のうちはむしろワクワクする場面だってあるわけだが、 あとで振り返ってみると、 ちょっとした選択の違いで、 たとえば命を落としていた可能性もあったことがわかって、シーンとする。
でも忘れないなぁ、中島川からどんどん水があふれていた光景は。 だけどつまり、それを見ていたときに足を取られて、 あっという間に流されていたって、文句は言えなかったわけだ。 小学6年の女児が川を流れていくということは、 あの夜に限っては、さほど驚くべきことではなかった。
あの時飼っていた猫は、とっくの昔に死んだし、 おばあちゃんも死んじゃったし、 おばちゃんたちはおろか、両親とも妹とも暮らしていない。 そして今、当時は長崎にすらいなかったダンナや、 影も形もなかった猫と赤ん坊と、同じ部屋で暮らしている。
すごいな、時は。
◇◆◇
昼は茂木の和食屋さんにでかけてみるが、貸し切りだったみたいで入れず。 天ぷら欲がおさまらなかったので、いつもの安くて気軽な天ぷら屋さんへ。 猛烈にお腹が減っていたので、エビ天4本付きの定食にした。しかも大盛り。 しかもしかも、ダンナからもごはんをもらったので、超特盛りだった。 ぼっちゃんも、味噌汁の豆腐をパクパク食べた。
夜は天ぷら屋さんでもらった天かす入りのチヂミや、鶏の塩焼き、たぬき丼など。
朝からメロンパン。 そのままだと、ちょっと湿っている感じがしたので、 トースターですこしあたためつつ、乾かす。 メロンパンフリークの妹には、 たしか、何分焼いて、何分置いておくというような、 おいしく食べる方程式のようなものがあったようだが、 正確には覚えていないので、適当に。でもおいしかった。 妹のメロンパンへの気持ち…それは、愛。 私のようなものには、推し量ることができない。 ひとつ言えるのは、いままで食べたどのメロンパンより、 妹が作ったメロンパンがおいしかったということだ。
昨日の夜は、いくぶん乾いた雨上がりだったので、洗濯をしてベランダに干した。 しかし、朝、目が覚めたのは雨音によってだったし、 けっこうな風向きでベランダに降り込んでいたので、悲しい結末に。
洗濯と言えば、洗濯機をクリーニングしてみたら、 「こ、これで洗濯していたとは…」 というような汚れが出てきて、気が遠くなった。 汚い洗濯機とか、汚い掃除機とか、矛盾しているようではあるが、 紺屋の白袴みたいなものだと思えば…いや、そりゃ違うだろう。
外は暗く、かなりの雨。 でもペーロンの音が聞こえる。
◇◆◇
最近続けて読んだ本が、 そう思って読んだわけではないのだけど、 時代と洋の東西を超えて、あまりにも同じことを言っているので驚く。 身体と心の深さとシンプルさ。 彼らが言っていることの、百分の一も理解できてないのかもしれないが、 折に触れ、思い、実践していこう。
病を「得る」というのは、 本当に、文字通り「得」なことなのだろう。 突発性発疹が終わったぼっちゃんは、 昨日くらいまで異様に長くお昼寝して体を休めているようだったし、 食べものもあまり欲しがらなかったが、 今日からはピカーン!と表情も満ちていて、食欲も3倍増の感あり。 レベルアップというか、脱皮というか、 ある意味、別人と言ってもいい変化を遂げた。 これからも、こんな節目がたくさんあるんだろうな。
朝は紅いもロール。 昼はごはんと味噌汁、ハム、しらす、キュウリ、ミョウガ。 夜はヒラメの刺身と鶏のすき焼き。 ネギ、きのこ、なす、ミョウガ、豆腐、などで。 あまりにお腹が減っていたので、がっつり頬張りすぎて、口の中を軽くヤケド。
テレビで「ハウルの動く城」をつい見てしまったが、 またもや世間と自分との、宮崎アニメに対する温度差を感じてしまう。 「宮崎アニメの次回作」って、 いつもはちきれんばかりに待たれていることになってるけど、 ほ、ホントかなぁ。。。 なんか、一大産業になってて、作る方も見る方も抜け出せないというか、 動いているお金やテーマは大きいはずなのに、 そこはかとない自転車操業感がするのは、気のせい…?
買い物に行かなきゃ…と思いつつ、 ぜんぜん昼寝から起きないぼっちゃん。 只今、夕方6時過ぎ。一日は暮れゆく。
朝はあんぱん。 昼はごはんと味噌汁と、ハムと、イカのヅケ、マッシュルームマリネ。 ハムに醤油をかけておかずにするのって、貧乏くさいけど、かなり好きだ。
今夜やる予定の仕事のファイルが見つからない。 うろ覚えで書くしかないが、なんとかなるだろう。 たぶん、上書きしてしまったのだ。しょんぼり。
近々進めていこうと思っていた仕事を一緒にするはずだった人が、 もう、それどころじゃない状態にあるのを知らされた。 事態の好転をお祈りしつつ、自力でやる方法を考えてみなければ。
うーむ。人生、なにがあるかわからんなぁ。。。
今は翌日。 昨日の夜は、気がついたら眠っていた。 時々、あぁ、起きなきゃ、って思ったけど、 眠りの大魔神は、容赦せず。
朝はたしか、穀物パン。 昼は前の日の残り。味噌汁のなすびを、ぼっちゃんがよく食べた、 夜は実家で、ゴーヤチャンプルー、〆さば、ゆで鶏、アジの干物、など。
2006年07月18日(火) |
それほどまでに遠くへ |
メガトン級に気疲れすることがあったけど、 そのことは、もう、考えないことにしよう。 悪い面を思い浮かべれば、いつまででも時間は過ぎていくけど、 そんな時間ほど、体に良くないものはないだろう。 それを通じて見ることのできる、いい面だけを見て、 縁が続くのであれば、関わっていこう。
朝は、オロンの穀物パンをちぎって食べる。 小学校の給食の時に出ていた、黒砂糖パンを思い出す味。 レーズンが入ってておいしかった。
お昼は、蕎屋で、もりそば定食。 ひさしぶりに会う、友だちのような、同志のような、不思議な関係の人と。 長崎関係の文章を書くときに、その人を読者として想定することが多い。
あまりに気疲れすることがあったからか、 ふだんは読まないジャンルの本を買う。 それほどまでに、遠くへ行きたかったのか?(頭の中だけでも)
夜はイカの刺身、ヤズのカマの塩焼きなどの予定。
ここ数日で、ぼっちゃんの突発性発疹が終了した模様。 いつかかるかと思っていたので、ひとまずホッとする。
◇◆◇
そういえば昼間、眼鏡橋のところを通ったら人だかりがしていて、 近寄ってみたら、かつての相方K切氏が取材中だった。 「なんなんですか?」って聞いたら、吉田修一さん原作の映画の撮影だそうで、 大沢たかおさんと中谷美紀さんが眼鏡橋の上にいた。 クリスマスの映画らしく、気の毒なことに、暑そうな服を着ていた。
大沢たかおさん…何年か前だったら、もっと熱心に見ただろう。 ある時、イメージしていたよりも高い声を聞いて、好きな心がしぼんだのだった。
昨夜に引き続き、昼までバタンキュー。 朝チラッと起きて乳をやったときに食べたのは、おいもパン。 クルミがトッピングされていたのはうれしかったが、 あんの部分がちょっと甘すぎた。 昼はご飯とハムとインゲンのおひたしと納豆を、 台所のカウンターで立ち食い。
実家よりぼっちゃんのご機嫌いかがとお呼ばれ。 イラストを描こうと道具を持参したものの、 父のパソコンで、ボーッと日記など書いている次第。 ダンナは、また飲み会らしい。いいなぁ。
朝起きて、 昼は茂木でお祝いのごちそうを食べて、 ひと休みしてマッサージに行き、 今日だけではほぐしきれませんと言われ、 帰りのバスには乗り遅れ、 夜はうどんやハムやおでんなどを地味に食べて、 もう、 バタンキュー。。。
狂言を観に福岡へ。 最近読んだり考えたりしていることと、 狂言のあれこれが同調して、ボーッと舞台を見つめる。
朝は、旅のおきまり、コンビニのおにぎり。 昼は、一蘭の脂分抜きを食べようと思っていたが、 都市高が事故で大渋滞していて、結局コンビニの冷やし中華とおにぎり…。 夜は、妹おすすめの沖縄料理屋さんで、あれこれ。 近くにあったら、しょっちゅう行きたくなるような店だった。
明日までしか晴れなさそうなので、旅疲れを押して、洗濯中。
朝はハムサンド。 昼は鮭の焼いたの、納豆、ゴーヤ味噌炒め。 夜は鶏の焼いたの、豆腐、キュウリ醤油掛け、 大葉入り玉子焼き、ポークチャップ。
◇◆◇
知っている人に関する、驚くべき話を小耳に挟む。 小耳に挟むくらいじゃ、落ちてしまうくらい、重い話だった。 ここにはもちろん書けないし、ほとんど誰にも話せない。話すつもりもない。 本人に会っても、いままでとまったく違わずに接すると思う。 だけどたぶん、けっこうな割合で、 みんなそれくらいの重い事実は持ちつつ、生きているのではなかろうか。 人を軽々しく判断するのは…というより、 「判断しよう」「判断できる」と思うことが、 そもそも思い違いなんだろう。
◇◆◇
ぼっちゃん、明日で9ヶ月。 お、ちょうど曜日が一緒だ。 9ヶ月前の今ごろ(夜中前)は、8割くらい気を失っていた。
昨日の夜は、大好きなお店(角打ち)へ行ったが、 お店の人はもちろん、同級生が偶然いたり、 一緒に来ていた彼の会社のおじさん(社長?)が気のいい人だったりして、 ほんの数十分だったが、たくさんの人と、楽しく濃い時間を過ごした。 知らない人と知ってる人って、たいそう違うと思われがちだけど、 こういうところでは、あんまり違わない。 いや、違わなくさせるこういうところが、すごい場所なんだ。 隠れ家風とか、中途半端な個室とか、人の顔見たくなきゃ家で食え、って感じ。
そしてなんとなくラーメン気分になったので、かんしゃくへ行く。 店に入ったとたん、ダンナと顔を見合わせるくらい暑くて、 ぼっちゃんも暑さでぐずるし、こりゃどうしたもんか、 内装をおしゃれにする前に空調をなんとかしなはれ、という状態。 味わう余裕もなくラーメンとおにぎりをかき込み、 替え玉を食べるダンナを外で待っているあいだ、泣きそうになった。 もう、私が好きだったかんしゃくは、この世にはないんだ。 ラーメンは、ほぼ、あの味だけど、 逆に、味だけが残っていて、ほかはみーんな消えちゃった。 いま作っているお兄ちゃんも、一生懸命やってる感じは伝わってくるけど、 あの、チョイ怖な、武士みたいなお兄さんとは違うし、 学生の時は制服のスカート長かったんじゃないか的なお姉さんも、 お兄さんに怒られてばっかりだったけど、 実はチャーシューは彼女が仕込んでいたというおばちゃんもいないし、 そっけなさすぎな店内や、なぜかプーさんの時計や、懐かしめのBGM、 これまで通った日々…特に、 大雪の日にどうしても食べたくなって店に入った瞬間、 お兄さんと私ら双方が、 「こんな日に来るなんて…」という顔で微笑んだことなどが、 どんどん思い出されてしまい、せつなさに追い打ちをかけ、 食べ物の味というのは、本当に、味だけじゃないんだと思い知る。 かんしゃくは、かんしゃくだけど、もうかんしゃくじゃない。
わーん、悲しい!
こんなことなら、いっそまるよしの味にしちゃえばよかったんだ。 あのお兄さんが諫早店に行くなら、そこをかんしゃくにしてくれればいいのに。 そしたら、楽しみにして、食べに行くのに。
味だけがかんしゃくなんて、私らにとっては、ぜんぜん意味ない。
感傷って、あまりひたるほうではないけど、たぶんこういう気分だろう。
◇◆◇
と、昨日のことを引きずりつつ、 ダンナが休みなので、昼は森山のバイキングに遠征。 ぐったりするほど食べる。 そして、かんしゃくのお兄さんが(まだ言うか)、 なぜまるよしの諫早店へ移ったのか、 「これ以上の理由は考えられない」という推測を打ち立てる。 まったく違ってたりして。
夜はバイキングのお腹いっぱいがまだのこっていたので、 いただきものの信州そばをゆがく。&おでん。
やけにアリにかまれて、チクチクと起床。 晴れていたので、毛布を洗濯。
遠くではあったけど、台風が通っていったので、 ベランダがごみごみしていた。 アリ攻撃は、掃除しろということだったのだろうか。 網戸越しに発射される、後追い戦士の熱い視線を感じながら、掃除する。 植木の枯れたり弱っている部分を、思いきって切ったりしながら。
さっぱりしたところで、後追い戦士と風呂に入る。
掃除欲に火がついてしまい、 気になっていたパソコンのキーボードを掃除。 綿棒や針の頭を使って、念入りにやる。 ごっそりと、もぎくんの毛などが出てきた。 よく動いていたものだ、を通り越して、 風水的にも影響があったのでは、と思うくらいの、ワタぼこりだった。 パソコンまわりも、ウエットティッシュで拭きまくる。
ぼっちゃんは、乳飲んで、お昼寝。
昼ごはんは、昨日の夜のあれこれと、どんぶりめし。
さらに玄関のゴチャゴチャしたディスプレイを一新し、 レンジのカバーを変え、風呂のカビに漂白剤パックを塗った。
パタパタママみたいだ。 それにしてもキーボードが軽い。いままでって、一体。
◇◆◇
フカフカに干し上がった毛布(秋までしまう予定)、 熱を取ろうと軽くたたんでおいたら、当然のように大きな猫が…。
今日も休業。 仕事や、どうしても書きたいこと、読みたい本があれば、 夜寝ずにするしかないので、その時はそうするし、 充実感もあるんだけど、やっぱり無理をしているので、 終わったあとは2日ほどの療養が必要となってしまう。 ぼっちゃんともぎくんと、大量の昼寝。かなり取り戻した。
お昼は、台所に立ったまま、たまごごはんときんぴら。 夜は、昨日実家からもらってきていた、夏仕様のおでん、サーモンの刺身、など。 なにが夏仕様かというと、砂糖が入っていない、スッキリ味。 夏のおでんもいいものだ。柚子ごしょうがよく合う。
そういえば昨日の夜中には、 ダンナが桃太呂の豚まんをおみやげにもらってきた。 おなかが減っていたので、むさぼるように食べた記憶が…。 ぼっちゃんも皮をおいしそうに食べていた。豚まんデビューだった。
片手では足りないほど、 知り合いや、その奥さんが腹ボテちゃんな春だったが、 ということは、夏になったので、どんどん産まれるのではないだろうか。 みんな元気に産まれて来いよ〜!
今日は正真正銘、休みの日にする。 朝の5時に寝たし、その前も、その前も、それくらいだったし、 そして仕事は終わったし、休みにするしかない。
朝は食べなかったけど、 明け方スイカは食べた。最中も。 文章を書いていたからか、甘いものが切実にほしくなったのだった。
昼は昨日の夜の残りもの。 ぼっちゃんといっしょに。
夜は実家でコチのお刺身、イッサキの塩焼き、ゆで鶏、いろんな野菜のきんぴら、 肉じゃが、トマトとキュウリのスープ。 ここ数日、食べ物を食べ出したぼっちゃんが成長したと思っていたら、 一週間ぶりに会う両親が、明らかに大きくなったというので、 そうだろうなー、と思う。 顔もかわいくなっている、とも言うところが、ジジババっぽくて、グー。
コツコツ仕事する、丑三つ時。 冷たくて少し甘いものが食べたくなって、桃をむく。 小ぶりな一個を、流しに立ったまま、まるごと食べた。 仕事に戻って、ときどき頬杖をつくと、 指先から桃の匂いがして、うれしい。
◇◆◇
グダグダに疲れていたが、 情熱大陸を見て、元気が出た。 真剣な料理人って、すばらしい。 サムライは、まだまだいろんなところにいるのだ。 まさに真剣を持って。
◇◆◇
朝はハムサンド。 昼は、何週間か前にテレビで見た時津の中華屋へ。 味は普通の町の中華屋だったけど、接客に難あり。 これまでの人生で、いろんな店に行ったし、イヤな思いをしたこともあるけど、 注文に対して「あぁっ?」と聞き返されたのは初めてだった。 いま思い出してもコワイ。 近所の意地悪なオバサンに、うっかりゴミ出しのことで意見してしまい、 オバサンが反撃ののろしを上げた!というような「あぁっ?」だった。 ダンナと友だちと3人で茫然とした。
江島醤油がなくなりつつあったので、ドライブがてら崎戸まで買いに。
夜は鶏となすとインゲンのソテー、ヒラスのお刺身、ゴーヤ味噌炒め、など。
情熱大陸の人の料理を見たら、自分の料理がゴチャゴチャして見える。 もっと真剣にシンプルにしよう。
ちょうどひとまわり違う友だちとダンナとぼっちゃんで、 いつもの焼鳥屋さんでディナー。 彼とは厚揚げや丸天など、渋め路線の嗜好も共通点があるし、 話をしていても、そう年の差を感じることはなく、 むしろ彼の方がしっかりしている部分もあったりするのだが、 帰りの車の中で、ラテンYMOをかけていたら、 「あ、この曲は知ってます。えーっと、ライディーンですよね」 「(あぁ、着メロやCMでもあるしね)そうそう。」 「教科書に載ってました。音楽の時間に習いました。」
えええええっ!
12年の差を突きつけられた夜ではあった。
◇◆◇
朝は、あいかわらずパンとハムとマリネ。 昼は、紅灯記でネギそば、海老ワンタン、大葉とじゃこのチャーハン。
それにしても…教科書とは…。
◇◆◇
大好きな焼鳥屋さん。 今日は「厚揚げは国宝でしょう」「皮は重文か」「焼きなすも国宝ってことで」 などと、勝手に文化財指定しながら、楽しく食べた。 ぼっちゃんも焼きなすをどんどん食べた。
けものちゃん方式でやることにした。 離乳食。 小皿一杯分しか食べないものを、 慣れないやりかたで炊いたりつぶしたり薄めたり製氷皿に冷凍したり解凍したり…、 正直なところ、私にはもう、それをする余力がない。
ぼっちゃんは、昨日から突然、猛烈な食欲をもって、 食事をしている私にアタックしてくるようになった。 まったく落ち着いて食べられないのはさておき、 これ以上やらなくてはならないことが増えると、 肉体はおろか、精神に異常をきたす恐れもある。
なので、台所で離乳食は作らない。 ごはんも芋も魚も、みーんな自家製離乳食製造器にまかせることにした。 にゃんにゃん、にゃんにゃん、だ。
もし、それを悪いことだと言われても、動じない。 だって動物だもん。 みんな、にゃんにゃんしてやってるもん。 第一、私の汁を飲んで生きて育ってるんだから、なんの不都合があろうか。
朝はパン、ハム、きのこマリネ。ダンナにはチーズミート・トースト。 昼は昨日のアジとイッサキのヅケ、その他。「離乳食」をやりながら。
◇◆◇
夕方、ぼっちゃんを寝かしつけながら、こちらも落ちる。 そして、あまりの疲労からか、眠っている間に吐いている夢を見る。 夢の中でまで眠りたくて、眠ったと思ったら、そのまた夢の中でゲロ。 ひょっとして限界はすぐそこ? まぁ、明日あさってとダンナが休みなので、せいぜい見てもらおう。
夜は鶏とナスの中華炒め、イッサキのソテー、ニラ玉、など。ダンナにはカレー。
さて、仕事をがんばるとするか。果てしなさ過ぎだ…。
長い。 一日が長い。 三日前から今日みたいだ。 もうすぐ明日。 ダンナ、飲み会で帰って来ず。ぼっちゃん、寝る気配なし。
朝はハム&きのこマリネサンド。 昼は、ゆで鶏と小松菜のソテー。
米と玉子と野菜が切れていたので、びわっちファームへ。 行きがけに、パトカーと救急車が見えたので、事故かな、と思ったら、 バイクが倒れていて、タマゴが潰れていた。 人は、救急車に乗せられているところだった。大丈夫だったろうか。
ピーマン、インゲン、キュウリ、大葉、ゴーヤ、など、強い緑の野菜の数々。
夜は、イッサキとアジの握り、イッサキのアラの味噌汁、 ジャガイモ煮っころがし、ゴーヤとササミのあえもの、ピーマン炒め、 ゆでアスパラとインゲンをぬたで。 握り寿司。 ついに挑戦してしまった。 適当に酢飯を作って、適当に握った。 でも、ヘタな寿司屋よりおいしかった。 そして、まともな寿司が高い理由や、 「仕事」がどうのこうのと言われる理由や、 一部の職人さんが求道者っぽくなる理由や、 時々凝りすぎた寿司が出現してしまう理由など、 頭で知っていたいくつかの「理由」が、 もちろん浅くではあるのだろうが、サァ〜っと体感できた。
寿司って、料理と、なにかそうではないものの、ギリギリのところにありそうだ。 実は食べ物じゃないかもしれない。
胃が痛くて目が覚める。 脂汗。 たしかにこのところ、グジグジと考えることがあったけど、 こんなに胃を痛くするほどとは思えないし、と、慎重に痛みを観察。 なんとなく、古いもののような気がしたので、 ひょっとしたら、指圧によって体の中のめぐりが良くなって、 封印されていたものがいったん出ているのかも… と、パンなど食べながらやりすごし、ぼっちゃんに乳をやって、眠る。 起きたら、けっこうな寝汗とともに、ウソのように去っていた。やっぱり。
眠る前に骨盤の本を読み返していたら、 「首が緊張している人はリアルな夢を見る」という、 前にも「ストライクに自分のことだ」と思った箇所があったのだが、 今日もまた、まさに会いたい人に会って、言いたいことを言う夢だった。
骨盤の体操みたいなものをしたことも、 しまい込んでいた胃の痛みを呼びさましたのかもしれない。
体って…。
◇◆◇
サッカーの中田さん。 あんなところにいる人でも、まだ「自分」なんて探してるんだ…。 しかも、そんな彼が、チームではトップだったんだから、 そりゃ弱いはずだわ。 道のりは遠いなぁ。
◇◆◇
朝はメープルシロップトースト。 昼は鶏そぼろごはん、立ち食い。 おやつに玉子かけごはん。
◇◆◇
天気のせいか、ぼっちゃんに加え、もぎくんまでもがご機嫌斜め。 2人の絶え間ない攻撃を受け、夕方には朦朧となったので、 用もないのに夢彩都へ走り、美術館まで散歩。
楽しみに買った料理雑誌が、家で広げてみると、 やけに人が読んだシワなどがあり、ショック。 もっと確かめればよかった。 他にもあれこれと、とにかく裏目な一日であった。
夜は鶏と野菜の煮込み、発作的に作った巻き寿司。 「トマト風味の洋風煮込みと巻き寿司」って、 たぶんこの先の人生では作ることのない組み合わせだろう。
その後、ごはんが足りない気がして、本当にごはんだけ、押し込む。 ぼっちゃんがギラギラと見つめるので、 「にゃんにゃん」して食べさせたら、延々と食べ続けた。
疲れると「でぶや」がやけにおもしろく感じられる。 他人はどうか知らないが、私にとっての真実。 こないだ湯布院編があっていたので、ビデオに録っていたのだ。 今日は重たい買い物などで、ひときわ疲れていたので、とても笑った。 どんな食べものが出てくるかは、なかばどうでもいい。 あの人たちが幸せそうに食べていてくれれば、それでいいのだ。 見るハイカロリー。 疲れたときに甘いものがおいしかったりするようなことだろうか。
そう。 とにかく今日は、さまざまな買い物や振り込みや請求書の発送など、 こまごました用事を、びっしりメモして一気にやりとげたのだ。 疲れたが、すっきりした。
朝はパンとハムと、シメジ&玉ねぎのマリネ。 このマリネは、自分が作るものの中での、ひそかな大好物だ。 昼は食べはぐれて、3時半ごろ、夢彩都でうどんと助六のセット。 夜はアジのソテー、刺身、ザッコエビ、なす塩もみ、キュウリ塩もみ、など。
すっかり、野菜は夏。ピーマンなんか、パツン!と弾けるように切れる。
今日は乳マッサージへ。 このところ、もまれてばっかりな気が。
朝はパンとハムとサラダ。 昼は青じそとトマトのスパゲティ。 夜は鶏のオリーブオイル焼き、ナスとピーマン添え、小ネギと青じそのチヂミ、 ナスの塩もみ、ゆでササミとキュウリをゴマだれで、など。 急に人が来たけど、なんとかなった。 急に人が来ても、なんとかなる感じで料理を作れる人になりたいと思っていたので、 その夢は叶ったと言えよう。
でもかぼちゃを煮始めたところで、ぼっちゃんに乳をせがまれてしまい、 気づいたら焦げていた。もうちょっと弱火にしておけばよかった…。 底の方だけだったので、かぼちゃはリサイクル可能なのだが、 今日はもう、やる気がなくなり、冷蔵庫へ。 ひさびさに料理で失敗した。くやしい。
ぼっちゃんを実家に預けることができたので、またマッサージへ。 こないだよりも、もまれている実感があった。 いくらかは、ほぐれてきているようだ。 何日か前に肩がガッポンと音を立てたのも、 ヘンになっていた部分が戻っているのだろうとのこと。
もまれながら、あまりにも痛いツボを突かれると、つい笑ってしまうのだが、 それは女の人特有の反応らしい。 「男の人は、グッと歯を食いしばって我慢しちゃうんですよ。 女の人は痛みの逃がし方を知ってるんでしょうね」 なるほどー。 ケタはずれに痛いことをする人種だからなぁ。 ぼっちゃんを産むときは笑えなかったが。
朝は豆乳。 昼は実家できんぴらや鶏そぼろ、うどんなど。 夜は実家からもらってきた野菜の天ぷら、 そうめん、魚肉ソーセージの焼いたの、など。わりと渋め。
起きがけに、右の肩がゴボッと音を立てたが、なんだったのだろう。 少しだけ調子が良くなった気もするので、良しとしよう。
本を読んだり、メモを書いたり、ぼっちゃんと遊んだりの1日。 夕方には美術館に、短い映画を見に行く。 何十年も前に、 当時の感覚ではビックリ仰天なランジェリーを作った鴨居羊子さんの映画。 風船に結ばれたパンツやキャミソールが、 まだまだ戦後を感じさせる街のあちこちに、 ふわふわドンドン空から落ちてくるのが、 ラブリーかつ挑発的で格好よかった。 たぶん当時はまだ、爆弾が空から降ってきていた記憶がリアルだったろうから、 あの映像は、もっとメッセージ性のあるものに見えただろう。 作った本人がそう思っていたかどうかは別として。
しかしまぁ、途中で出て行く人の多いこと。 たった30分あまりなんだし、内容はあらかじめチラシに書いてあるんだし、 見たくなきゃ、最初から見なきゃいいのに。 タダだから、ちょっと見てみるかと思い、 タダだから、つまんなければすぐ出たのだろう。 なんか悲しい光景だった。
今でも充分かわいらしい下着をつけた、昔っぽい女の人を次々と眺めながら、 丸いとか、柔らかいとか、優しいとか、 それはやはり動かしがたく女の人の傾向と性質だし、いいものだな、と思った。
朝はハムサンド。普通のパンと、ベーグルで。 昼は鶏そぼろごはん。 夜は長ねぎとニンジンと大葉などのチヂミ、ナスのピリ辛炒め、など。 チヂミが最近お気に入り。
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