ぴんよろ日記
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そういえば何日か前に見つけた「同級生シリーズ」。
大麻所持で捕まった朝日新聞の社長の息子。
やれやれ…。 「大麻所持」「朝日新聞」「の社長」「の息子」そのすべての要素がトホホ。 この世代の弱みが濃縮されてる感じで、グッタリとなる。
◇◆◇
昼はアジのみりん干し、干し椎茸入りのやんわり炒り玉子、味噌汁、など。 ダシを取るようになって、この干し椎茸入りのやんわり炒り玉子をよく作る。 つまりはダシがらの再利用なのだが、とてもおいしくて、やめられない。
ついに確定申告を仕上げ、郵送。バンザーイ!
ちょこちょことした買い物をすませ、 お世話になった人が仕事でひと区切りするので、お祝いのワインを届ける。 そこのフロアーの方々が、わらわらとぼっちゃんをかわいがってくれる。
夜はお好み焼き。 これまた、そこでバイトしている知人が最終日なので、お花を渡しがてら。 小エビの焼いたの、スジネギ焼き、オムそばめし。 隣のテーブルのお客さんが、ぼっちゃんをものすごくかわいがってくれる。
けっこう食べたのに、旺盛なごはん粒欲が抑えられず、 谷川でおにぎりをテイクアウトする。 塩辛、きんぴら、たらこ、きゃらぶき。
一日外に出なかったら、一日が果てしなく長かった。 いま、次の日の午前1時過ぎ。 一日家にいたのに、日記を書く暇もなかったというのは、どういうことだろう。 ダンナが飲み会でいまだに帰ってこないこともあり、とにかく長かった…。
朝何を食べたかさえ、とっさには思い浮かばない。
…。
あ、おっぱいパンだ。おっぱいの形をした、練乳入りのパン。 実家でもらったんだが、一目見ておっぱいだったので、 「わー、おっぱいみたいだ。」ってつぶやいたら、 「おっぱいパンっていう名前さ。」とのこと。そのまますぎる…。 それと紅茶。
昼はごはんと味噌汁と、魚肉ソーセージの焼いたのと、納豆、キュウリ。
夜は…えーっと、あれ?なんだっけ、ほら、うぅむ、あ、鶏とか豆腐を鍋っぽく。 鶏とほうれん草のおひたし、トマト(オリーブオイルがけ)、久々の「細木」。 ごはんを2杯も食べたのに、夜中にはもう吸い尽くされて倒れそうになり、 たまごごはんを狂ったようにかき込んだ。
夜ごはんを食べながら、 プリンセステンコーさんの食生活についてあれこれ言う番組があっていたが、 あの人を普通の人の土俵で語るのは、まったく間違いだろう。 汗の出方も、心臓の動く早さもコントロールしているらしい。ビバ!テンコー。
せめて3月中には、と思い、確定申告の作業をほぼ終える。 「え?そんなもんだったっけ?」というような収入だったが、 人ひとり作ったので良しとしよう。 そして来年あたりから所得倍増計画を…って、いつの時代だ?
ぼっちゃんが眠る夜中、安らかに仕事。 疲れてくるとキーボードのミスタッチが増えるのだが、 言葉にならない間違いじゃなくて、 妙な「なまり」が入ったようなことになる時って、 間違いながらも、ほのぼのと笑える。 さっき終わらせたのは、ブライダル関係のリーフレットのためのコピー。 「成約特典」って打とうとして、なぜか「しぇいやく」って打った。 華やかなチャペルに突如現れた長崎のジイちゃん。 さしすせそ、は、しゃししゅしぇしょ。
かたわらに眠るもぎくんは、どうやら何かを食べる夢を見ているようだ。 むにゃむにゃむにゃむにゃ。
シャワーを浴びて体操して眠ろう…。
◇◆◇
なぜか今週は、曜日を一日ずれて認識していて、 ちょっと得した気分で毎日を過ごしている。
昼はごはんと味噌汁と、ちょこちょこしたもの。
夜はダンナのおみやげの、もんじゃ焼き。 海鮮塩もんじゃと、スタンダードなもんじゃ。 ジャンキーな味を欲していたので、とてもおいしく感じた。 もちろんそれだけでは足りないので、 ついでのホットプレートで鶏肉を焼いて、ごはんもりもり。
毎日注意深く体のことを見ていると、 細かい対処法までわかっては来るが、 それはあくまで「この雨なら帽子でも大丈夫」「いや、せめて100円傘を」 というようなことがわかるだけで、 雨が降らないようにするとか、そういうことはできない。 起こったことに対して取るべき行動や、 起こりそうなことに対して取っておくべき行動は、かなりわかるけれど、 起こることそのものを、どうこうすることは、できない。
恋みたいですね。フッフッフ。
とかなんとかヘリクツをこねながら、今回のノドの痛みも、ほぼ最終段階。
朝はおいもパンに、昨日作ったジャムを添えて。&ウーロン茶。 昼は納豆、クロのあら炊き、野菜スープ、キュウリとワカメの酢の物。 スープを食べていると、ぼっちゃんがものすごく見るので、 ガーゼで漉して、少しやってみる。
夜はまたもや実家に行き、鶏の焼いたのや、刺身、椎茸入り玉子焼き、などなど。 妹も帰ってくるというので、いろいろ作る。 でもIH調理器なので、いつも、なんだか加減が分からない。 突然スープが煮えたぎったりしていて、困惑する。
昨日の夜は牡蠣を焼いて食べたのだが、 自分だけレアっぽく焼いたのを食べたら、 もう3月だからか、見事にヒットした。 牡蠣は2月までですな。
そんなわけで、今日は眠りたいだけ眠った。 おいもパンや雑炊をすすりながら。
昨日から砂糖をまぶしておいた、いちごジャムを炊く。
ダンナは出張。 夜は実家へ。車エビがあるらしい。 私が実家へ行くときは、なぜか私の好物が届いたりしているが、 今回もビッグなキャスティングだ。
エビ…LOVE。
勝ち負けで言うと、完璧な私の勝ち、 というよりも、その人が100ゼロで負け、ということにでくわした。 見て見ぬふりをしておくが、勝ってもまったく嬉しくなく、 そもそも勝負しようなんて1ミリも思ったことがなく、 考えるのもバカバカしいので心のゴミ箱に放り込んだが、 該当者は反省するように。
…これって、読みようによっては、 ダンナの「火遊び(っていう言い方は、まだあるのか?)」を怒ってるみたいだが、 まったく違うことです。念のため。
◇◆◇
昼は月見茶屋で、うどんとちらし。 夜はクロのバター焼きや、ワカメとキュウリの酢の物などなどなど。 あいかわらずエンドレスで作りすぎる。
しゃもじが出てこないままの土曜日、 飲み会の次の日には、いつも、なんか言い間違えたような、 言い残したようなことがいくつかあるような気分になる。 なにをどう、ってわけではないんだけど。 それでもまだ、今はお酒をほとんど飲めないので、実質的な症状は軽い。 軽いんだけど、記憶がしっかりしているぶん、軽くても強い。
朝は、車だん吉さんがゆく長崎旅番組を見ながら、ミルクティとパン。 なかなかシブいスポットがセレクトされていた。 「えー、蕎屋にいきなり行っても吉村さんはいないじゃん」 などと、ドローカルに楽しく突っ込みながら見る。 なにはともあれ「長崎」と「車だん吉」っていう組み合わせが新鮮だった。
◇◆◇
最近また、長崎が好きで好きでたまらない。 他の町に住みたい度は、いま、限りなくゼロに近い。 このコンパクトさ、密度、空気の匂い、不自由さ、立体感…いろいろだ。 複雑な愛情かもしれないんだが、単純な居心地の良さかもしれない。 もともと都会志向は、これまた限りなくゼロに近いが、 とにかく自分のやりかたで、長崎を世に出そうと思う。 非常に偉そうな物言いだし、どうやって?というのも未定だが、 なんかそういうことのためのポジションに配されている気がする。
◇◆◇
昼は時間も遅かったので、岩川飯店でラーメンと焼きめし。ダンナはとり皿。
直売所に野菜を買いに行くつもりが、天気がいいのでドライブ。 たまたま寄った小さな船着き場や、通りすがりの神社の桜で写真小僧になる。 気づいたら200枚近く撮っていた…。
夜はサザエの壺焼き、ほうれん草のおひたし、アボカド。アオサのおすまし。 ダンナにはショウガ焼き。
しゃもじが。 しゃもじが、 しゃもじがいない。
いつも使っているしゃもじが、忽然と姿を消しっぱなしだ。 どこにいるんだろう。 どこから出てくるだろう。
柄の長い木べらで代用しているが、けっこう不便だ。
◇◆◇
朝は、ササミとキュウリのサンドイッチ。ポタージュスープ。 ミネストローネを粉砕してポタージュにしたのだが、 漉してみたら、今までうちでは食べたことのない口当たりになった。 手間というのは、正直だ。
でもそれは、いちいち表にすることではない。 むしろ、表にしてしまうと、マイナスにまわり込む。
最近読んで、拍手喝采した野口晴哉さんの名言。
「努力や、汗の臭いの感じられるものは、芸術とは言えない」
そうだそうだまったくだ! 「たいへんよくできました」と「がんばったで賞」は一緒じゃないぞ!
「せっかくがんばったのに」知るか〜!そんなもん!
さて、歯でも磨こう。
◇◆◇
こまごました用事や買い物をする。 お昼は中正で、かも焼き定食。 哺乳動物街道まっしぐらなので、 いつもだったらあまりの満腹にめまいがする中正の定食が、スルリと入る。 ごはん大盛りでも良かったくらいだ。
帰り道、いつものクセで行き交う車のナンバーを語呂合わせしていたら、 ある車に思わず目を見張り、運転する人の顔を確かめてしまった。 でも、そういう感じの人ではなかったので、偶然だろう。 そのナンバーは…3188…サイババ…。
今日見たので好きだったのは「8308…婆さんマルハ」。 魚肉ソーセージ好きの老女が、春風と共に駆け抜けていった。
「666」もあったが、あれはわざとだろうか。
サイババとダミアン…どっちが強いのだろう。
◇◆◇
夜は送別会というかなんというか、まぁ、節目の飲み会。
体操の成果か、ものすごい寝汗をかいて起きる。 だいぶすっきり。 昼は残りもの各種。 まことに遅ればせながら、確定申告の処理をしようとするが、 ぼっちゃんがなかなか寝付かず、眠ったと思ったらセールスの電話で起こされ、 今日もまた挫折…。 夜は地味なごはんながら、急な来客。 申し訳ないと思いつつ、冷凍していた餃子など。 ゴーヤチャンプルー、タコとアボカドサラダ、水菜のおひたし、鯛の焼いたの。 よりによってこんな日に…。
ニコニコしゃべっていたら、12時目前だったので、あわてて書いた次第。
静かに過ぎる一日。 窓をあけていても寒くなかった。 体操をしたら、案の定、のどの痛みが治った。
昼は棒々鶏、昆布の炊いたの、ヘチマ炒め。
夜はローストポークを鍋で作ってみる予定で、昨日からタマネギなどとマリネ中。 ミネストローネも作ろう。お刺身もある。充実。
今日は野球の決勝だ。 いろいろなことがゆがんでいる世の中だが、 今回の日本チームのこれまでは、 久しぶりに、まっとうなものを見せてもらってる気がする。 いいことも悪いこともひっくるめて、素直な感じ。 パソコンの中でアブク銭を作るんじゃなくて、 額に汗した報酬として、お金を受け取るというような、まっとうさ。 ヘンな計算をせず、苦労も込みで全体を楽しむことの、健康的な喜び。 「なんかよくわかんないけど、 まだまだ捨てたもんじゃないんじゃない? オレもがんばろー」 って気持ちになった人も、多いのではなかろうか。 祈・優勝!
◇◆◇
朝は、ゆし豆腐雑炊。 もし沖縄に住むことがあるなら、朝ごはんにゆし豆腐を食べられることが、 その幸福の大きなひとつだろうと思う。 ゆし豆腐を汁もろともダシと合わせ、ごはん、塩、醤油少々。ネギをぱらり。
猛烈にノドが痛い。 最近の疲れが、ぜーんぶ集中してノドにある感じ。 夢だって、最近気になることがめまぐるしく現れては消えるようなものだった。 寝しなに、野口整体の人の伝記を読んだのも関係しているに違いない。 そしてこの固まりは、もうすぐポロリと取れると思う。 それをじっと待っている。
◇◆◇
昼は残りもの各種。そして野球観戦。 地味に見えるプレーにも役割と価値があって、 さらに、それを作り出しているのが、選手の体であり、 体を作るトレーニングであり、 たとえつらくてもつまんなくてもそれをやろうという気持ちや、 それを支える野球が好きだという心はどこから湧いてるんだというようなことを、 あいかわらずブツブツ考えながら。
体を使うことや、相手とぶつかりあうことや、喜怒哀楽、仲間。 およそ最近の日本人が「苦手だ」とお互いに思い合っていることが、 惜しみなく解き放たれていた。
祝・優勝!
◇◆◇
この3日ほどで、すっかり寝返りをマスターしたぼっちゃん。 暴れん坊の片鱗が、また一枚見えた気がする。
夜は棒々鶏、豚ヒレの焼いたの、タコ刺し、スパゲティなど。一貫性なし。
3時ごろまで起きていたので昼近くまで眠り、ごはんは食べずに街へ出る。 お楽しみの「大沖縄展」へ。 沖縄そばでも食べようかと思ったが、高くておいしくなさそうだったので、 あっ!と思いついて、屋上へ。 お好み焼きを頼んだら、愛想がいいとは言えないお姉さんが、 なかば怒ったように「10分くらいかかりますよ」と言うので、 一度は怖じ気づいたものの、頼むことにする。 250円。キャベツ、天かす、カマボコ、たまご。 果たしてそれは、すばらしい焼け具合の逸品であった。 お姉さんの真剣な焼き方を見ていて、ほのかに期待してはいたのだが、 粉っぽくなく、ほわっほわ。 ヘタなお好み焼き屋より、いや、普通においしいお好み焼き屋より、 断然おいしいものだった。 いつもあのお姉さんが焼いているのだろうか…?
感動のうちにお好み焼きを食べ、沖縄展へ。 今回のお目当ては、手づくり石けんの店。 私が作ってるのと(たぶん)おなじ方法で作っているようなので。 石けんをジッと見ていたら、 「この石けんは…」と、お兄さんが説明をはじめてくれた。 でも、もっとその先が聞きたいので、 「私も作ってるんです…」と言ったら、 マニアックな話を惜しげもなくしてくれたので、いろいろ聞いた。 個人で買うと、やたら割高になってしまうオイルを使ったものもあり、 ギラギラと散財する。 人が作った石けんを使うのは初めてなので、楽しみだ。
あとは、心静かにゴーヤ茶や、ヘチマ、豆腐などを買う。
街から少々離れたところに用があって、電車に乗ろうか歩こうか迷ったが、 なんとなく歩くことにした。 中通りを通って、知っているお店に挨拶しつつ歩いていたら、 ある店の中に、ずっと会いたいと思っていて、でも連絡が途絶えていた人がいた。 驚きもしたが、なるほど、このために歩こうと思いついたのか、と、妙に納得。 しばし楽しくお話しして、次なる目的地へ行き、バスに乗って帰る。
夜はプチ沖縄ナイト。 ゴーヤチャンプルー、ジーマミ豆腐、ヘチマの味噌炒めなど。
それにしてもあのお好み焼きのお姉さん…。 もうなくなってしまった、住吉の「たる」のお姉さんとまではいかないが、 「彼女の中にはいくつもの『焼きルール』があるんだろうな」 というような焼き方だった。 「たる」はそこそこの値段だったが、今日のは250円。 そんなお金の問題はおいといて、 目の前にあるものに愛を注げることこそ、しあわせの始まりだ。 お姉さんはどう思って焼いているのか知らないが、 少なくとも私は、とてもしあわせになってしまったのだ。
朝起きて、風呂に入って、また眠る。 「野球どうなった?」というメールで起こされ、 昼は納豆ごはん、アオサのおすまし、里芋の炊いたの。 ダシをまとめて取っておいたのが、大活躍。なるほど…。 テレビを付けると、ちょうど7回の素晴らしい攻撃を見ることができた。
新大工で買い物。 実家に寄って、刺身を分ける。
夜は鯛のあら炊き、刺身、お肉の焼いたの(ダンナ)、サラダ、味噌汁、 里芋の炊いたの、漬け物、など。 市場に買い物に出た日は、どうしても品数が増える。
注文していた「おんぶひも」が届く。 背中にぼっちゃんを背負って料理を作っていると、 すごーくお母ちゃんになった気がする…かと思いきや、そうでもなかった。 自分のことを「妻」とか「嫁」とか「母」だと思うソフトが、 インストールされていないのかもしれない。 (何年か前の親類の結婚式で、 「息子の嫁」と紹介されたときの吐き気は、いつでも反芻できる) というよりも、 近ごろは「私は『いわゆる「私」』でなくともよい」とさえ思う部分も多いので、 (なんだかまたややこしいが) そんなものが入っているわけがない、といったところか。
◇◆◇
昼はごはんとアオサのお吸い物、魚の煮付け、 水菜のおひたし、ホタルイカの煮付け。
少し片づけものなどする。
夜は、さすがに今日は落ち着いていようと思っていたが、 ひところ一緒に仕事をしていた人が長崎を離れてしまうらしく、送別会に急遽出席。 その人だけでなく、他の出席者も懐かしい感じで、 「あぁ、この人たちとひんぱんに会っていたときがあったなぁ」と、 テープを巻き戻したような気分で過ごした。 とても楽しかったが、楽しいぶん、今は違うところにいるという実感も強かった。 そのころには知らなかった人と知り合い、 そのころには考えてもみなかったことを考えながら、 ぼっちゃんまでおんぶして生きていることの、面白さ、不思議さ。
高速日常も一段落の兆し。 落ち着いてやっていこう。
昼は岩川飯店で、ちゃんぽんと焼きめし。ダンナは皿うどん(太めん)。 ちょこっと買い物して、家に戻って、ペースダウンを図る。
夜は鶏の焼いたのバルサミコ醤油ソース、ヒラメのカルパッチョ、 ヒラスの刺身、けんちん汁、椎茸入り玉子焼き、水菜のおひたし、 ホタルイカの煮付け、など。 ダンナ母の誕生日なので、なんとなくいろいろ作った。 本当はもっといろいろ作りかねなかったが、いつも余るので、 手と心にブレーキをかけてみた。 ほっとくと際限なく料理してしまう。
このところ、あまりにも毎日がぶっ飛ばし感覚で過ぎていくので、 書き残せていない、書き残したかったことが多い気がして、少し悲しい。 「次にあの人に会ったら、これは言おう」と思っていたことを、 10のうち1コ言えたか言えなかったかというような、かなしさもどかしさ。 どこへ行ってしまったんだろう、立ち現れるはずだった言葉たちよ。 いつかまた会えるだろうか?そのときはもう、姿が変わっていたとしても。
◇◆◇
ちょっと先の仕事につなげるため、九州国立博物館を見に向かう。 「郷ちゃんのお総菜」の、ごはん大盛り弁当を食べながら。 こないだ行った長崎の博物館もだが、なんなんだ、最近の博物館は。 ブツブツ…。
夜はかなり久しぶりの「一蘭」で、「こってり」度を「なし」でオーダー。 ほんとに「なし」だったので、結構スープを飲んだ。 長年降り積もった「トンコツ欲」が、微妙な形で満たされた…。
4ヶ月ぶりに、足裏マッサージへ。 10分くらいで気絶。
朝はごはんと味噌汁、たまごやき、納豆。 昼は、こないだ行った食堂に、焼きめしとお好み焼きを食べにいったら、 焼きめしが「めし切れ」でアウト。かなりショックを受けながら、焼きそば。
夜はある打ち上げに参加。二晩連続で飲み屋めし。 ビールをたのむ感覚で「ごはん大盛り」とオーダーする人類の神秘よ!
◇◆◇
ぼっちゃん、本日より五ヶ月ボーイ。 すごいなー、あとひと月で、半年だ!
朝は煮豆と、クリモトさんからの電話。 打ち合わせにひとつ行き、 ビッグママで玄米定食を食べ、 お知らせされていた展覧会を覗く。 しばらくぼっちゃんを見せたり話したりしたあと、 1枚、気になる絵を頭の中に保留しつつ、 画廊の近くにある知人のお店を訪ねる。 1時間ほど話す。 車をとめていたスーパーに戻り、ちょっと買い物。 読む時間が無いとは分かりつつ、 駐車代もタダになるしと自分に言い訳しながら、本も買う。 本は、読むのも好きだが、買うのも好きだ。 家に戻ると、乳を飲ませたぼっちゃんがあっけなく眠った。 さて本を読もう…と思いつつ、自分もあっけなく眠った。 今日はあんまり眠ってないしと言い訳しながら。 ぼっちゃん用に三つ折りにした布団。 もぎくんも参加して、ギュウギュウに…。
チラリと起きたら、ちょうど、お昼に覗いた展覧会のニュースが。 本当に、その時間だけ目が覚めたのだが、 こういうのって、わかってるのだろうか?意識以外は。
ちょっと気をゆるめると、1日が終わって、次の日になっている。 いま「次の日」になって5分経ったところだ。
ごはんを食べても食べても追いつかない。片っ端から消費している。 しかも、乳のためもあり、正しい感じのものばかり食べているので、 時々、なにか忘れものをしたような感覚に襲われる。 ジャンキーなものや、脂っこいものをギュギュッと放り込みたくなる。 チーズがたっぷりとろけたピザトーストとか、 ケチャップが飛び出すようなハンバーガー、トルコライスもいいなー。 お菓子では、カールの一気食いをたびたび夢想している。 …と、ふと見ると、 もらいものの「うまか棒・辛子明太子味」が目の前にあったので、 つい食べてしまった。 とても満足。これくらいはいいだろう。
「うまか棒」の種類の多さとある種のリアルさには恐れ入るが、 やはりこれまで食べたものの中では、納豆味にいちばん驚かされた。 あの粘りを表現しようという発想と、それが実現している事実に、 食べた瞬間、遠いところへ運ばれた。
一回り年下の友だちが、ある日見た夢。 「みどりさんと、めっちゃいろんな種類の入ったうまか棒のパックを見つけて、 『うわー、すごか!』って喜んだとですよ」 そりゃ嬉しいわー。
◇◆◇
4日分の日記の追加を怒濤書き。
しかし、脳味噌が疲れているのか、書いたものを読み直すと、 一度書いたことがあるような気がすることが、いくつもある…。
今日からまた、寒くなるらしい。 明日などは雪マークだって見えていた。
三月も、もう半ば。 「行く」「逃げる」「去る」の「去る」が半分去っているわけだ。
ぼっちゃんも、5ヶ月ボーイになりつつある。 哺乳類生活は、つまり、たぶん、三分の一は、終わったことになるのだろう。
まぁ、そういう長いスパンの話はさておき、迫る〆切。
◇◆◇
朝、一度起きたけど、あまりにも眠くて寝て、 昼に起きて、ごはんは、ごはんと納豆など。
コンペ用の住宅地の撮影に行く。 ぼっちゃんを2時間ほど実家に預けた。
夜はイワシの刺身、モチウオの煮付け、玉子焼き、など。
あっ! 今日があと9分で終わってしまう!
◇◆◇
朝は、昨日商店街で買ってきた麩まんじゅう。
昼は実家で目刺しや具だくさんの味噌汁など。 そのままハハと博物館の講座のようなものに行く。 ちょうど奉行所のお白州での寸劇があっていた。 私はぼっちゃんを抱っこして揺らしていたのでまぬがれたが、 観客は、お奉行様が出てくるときに頭を下げ、 「一同、おもてを上げい!」で、顔を上げることが許される。 ひえ〜。
平井で一息ついて、 夜は客人とともにカツオのたたき、鶏の焼いたの、など。
2日間、グイッと休んだ。 明日からはまた仕事もあるが、この充電でしばらく乗り切れそうだ。 お風呂に入って眠ろう。
◇◆◇
朝は友人宅で大量のおにぎり(のり、ゆかり)と、山芋と梅のおすいもの、 漬け物、きんぴらごぼう。
いいお湯の温泉へ。 去年の大雨でごっそり流れたはずの温泉の建物が、元の通りに、 逆の幻みたいに再建されていた。
お昼は阿蘇に下って、ラーメンと焼きめし。 たくさんの色紙が貼ってある。黒澤監督の色紙までもが! ダンナ&友だちダンナは、トンカツラーメン。 本当にトンカツがラーメンに入っていた。 ラーメンは、あっさりめの熊本ラーメン。焼きめしがとても好みのタイプだった。
ぼっちゃん同士の交信も、前回よりバージョンアップしつつ、 友だち一家とはそこでお別れ。また会いましょう!今度は新しい車で。
熊本の、大学時代よく行っていた商店街を散歩したりしながら帰る。 商店街では、一往復する間に、10人近くの人に声をかけられた。 (ぼっちゃんに)
夜は佐賀の白山文雅でカレー。 私はエビとフルーツ。ダンナはビーフとチキン。 いつもながら、シェフの声と物腰が素敵だ。 お客が帰って空いたテーブルに、 きっちりとグラスをセッティングしていく後姿に、 仕事に対する姿勢を学ぶ。
いつ、だれが来てもいいように。 たとえ今夜は来ない可能性の方が、経験上は遙かに高くても、 そして結果的には来なくても、 いつ、だれが来てもいいように。
帰りぎわ、 「今日もおいしかったです。フルーツカレーって、不思議ですよね…」 と伝えたら、シェフが揺るぎない自信を含ませつつ、 「ふふふふふ」 と笑ってくれたのが、いい旅の終わりにふさわしかった。
◇◆◇
帰ったら、荒れたもぎくんが、カーペットにウンコしていた。 ダンナ母に来てはもらっていたが、やはり荒れていたようだ…。
昨日は久しぶりに真っ当な時間に寝た。 やはり目覚めがぜんぜん違う…。
さて、今日はお休みだ!
◇◆◇
コンビニのおにぎりを買って、福岡へ。 けっこう飛ばしていたら、パトカーに追いついてしまい、 さすがにぶち抜く勇気はなく、先導していただく。
サービスエリアで友だち一家と待ち合わせ。 今回は友だち一家が車を買い換えるというので、 ダンナを案内人にして、中古車屋めぐりをするのがひとつの目的だ。 合法的に中古車屋めぐりができるダンナは、ギラギラしている。 いつもは「えー、また寄るとー」と、冷たい目を向けられるので。
車を買い換えると言っても、今日すぐに買うのではなく、 いろんな車種を見たり、相場をつかんだりするつもりで、まずは軽く見てまわる。 中古車屋も、ピンからキリまでいろいろだ。 車をきれいにしている店、そうでない店、 すぐ店員さんが出てくるところ、まったく出てくる気配のないところ。 車ももちろん、いろいろだ。 つい色や形や値段のプレートしか頭の目は見ていないのだが、 純粋な目ん玉は瞬時にすべてを見ていて、 いろんなことを「なんとなく」というパッケージに入れて、教えてくれる。 なんとなく、くたびれてる、とか、 なんとなく、いい感じ、とか。
頭の目は、精進することで、純粋な目ん玉に近づけることもできる。 近づけるというか、 「なんとなく」から教えてもらうことを自力で見つけ出し、 本当に大切な最後の切り札として「なんとなく」を活用できるようになるのだ。
そして、ひとつのジャンルのものをいくつも見ていけばいくほど、 「神は細部に宿り給う」を実感する。 すべてのことは、小さなひとつに現れていく。 たとえば、サービスのコーヒーの味と、車の良し悪しの関係。
「占い」って、それを読み解く技術でもあるんだろう。 「黙って座ればピタリと当てる。」 その「黙って座る」に詰まっている膨大な情報をいかに引き出すか。
目利きって、ハタから見てると占い師にも見える。
今日のダンナは、そんなわけで、目利きくんであった。 さすがに毎晩中古車情報誌を精読しているだけはある。感心。
お昼はマリノアの自然食バイキングを食べようとしたが、 満員御礼だったので、五島うどんと炊き込みごはんなどで簡単に済ませる。 巡りたい車屋さんもまだあるし。
そしてまた、何軒か見てまわる。 そしてそして、最後に入ったお店で、なんと友だち一家は車を買ってしまった。 買うつもりなどなかったはずなのに。
でも、見つけてしまったその車は、 そこにいたすべての人の「なんとなく」と、 目利きくんの知識、現実的な予算その他を全部合わせても、 曇りなく条件を満たしてしまっていたのだ。 詳しい話を聞き、見積もりを出してもらいつつ、一度はその店を辞して、 今夜ごはんを食べながらでも悩もうかと車を走らせていたが、 なにか、なにものかのウエーブがやってきて、車は店に戻り、 あれよあれよと書類が作成されていった。
ものごとが決まるべくして決まるときの「流れ」のようなものを、 まざまざと見せつけられた思いがした。
夜は小国の焼き肉屋さんへ。 予約していた時間を大幅に過ぎていたので、 変更の電話は入れていたものの、 閉店間際でポツンと食べなくてはいけないかと心配したが、 入ってみたら大宴会の真っ最中で、 たとえぼっちゃん2人が揃って泣いても分からないほどの賑やかさ。 いいことは続くものだ。 レバー、ミノ、タンなど、乳に影響がなさそうなものを中心に、がっつく。 丼に軽く2杯程度のごはんを食べた。 自分が高校のラグビー部員かと思える勢いだった。
夜遅くまで、買った車の素晴らしさについてなど語り合う。 話しても話しても、後悔するべき点が見あたらない。 そして「前の所有者」についての詳細な想像がふくらんでいったが、 それはたぶん、おおかた当たっていると思う。
帰ってきたダンナは、喜びのあまり飲み過ぎて、戦力外通告。 (昨夜はリーフ改め「のだ屋」に行った。ほうれん草のサラダがブラボーだった) ぼっちゃんを面倒を見てもらって仕事するはずだったのだが、 布団を着ずに倒れていたりして、むしろ手が掛かったと言えよう。 結局は今朝もまた、気がつけば3時である。
まぁでも、なんとか目鼻は付いてきた。 明日はまとめてイラストを描く。
本当は明日(今日)から遠出する予定だったが、それはすでにあきらめている。 商売は水もの。お仕事があるときには働きます。 でもあさってとしあさっては完全休業で、遠くの友だち一家を訪ねるつもり。 肉は食べられないが、大好きな焼肉屋さんに行き、 これまた大好きなお湯に浸かるのだ。考えただけでしびれる〜。 そして、半月違いで生まれたぼっちゃんたちの「交信」を観察するのだ!
◇◆◇
朝は豆乳。 昼は、ハムの焼いたの、ネギ入り玉子焼き、煮物の残り、など。 夜は「薬院」で天ぷら。 買い物して家で作るつもりだったが、仕事をしていたら遅くなってしまい、 さっと食べて帰ることにしたので。 ごはんを大盛りにした。 普段はごはんをそれほど食べないので、自分でもおかしい。 哺乳類だ…。
ふたつの仕事を、ようやく「勝ったも同然」に持ち込んだところで、丑三つ時。 やはりもう、仕事、特に文章書きは夜中に限ると割り切る。 昼間ぼっちゃんが2時間眠ったからって、 今の今まで、おしめを替えたり、乳を丸出しにしたり、 「ぶー」や「ばー」、せいぜい「しっこが出たねー」が 主な言語活動だったところからは、なかなか書きものの頭が立ち上がらない。 イラストはなんとかやれるのだが。
でもやっぱり、文章を書くのって好きだ。 ぼっちゃんに泣かれてイライラしている日でも、 仕事をすると、すっと落ち着いて、かわいく思いなおせる。 いまはまだ哺乳類なので、長く離れる方が大変だけど、 乳が終わったら、預けたいときは気兼ねなく人に預けて、たくさん仕事しよう。 私にとってはその方が、うんとぼっちゃんをかわいく思えると思う。 きっと相乗効果がもたらされるはずだ。
◇◆◇
朝はごはんと味噌汁、春菊のおひたし、ひじき。 昼は打ち合わせに出たので、ビッグママで玄米定食。 ヨモギの天ぷらが付いていて、うれしかった。 「これは好物のひとつだ!」と、心の中で認定証を渡しながら食べた。
こないだの情熱大陸は、 これまでいまひとつ敬遠していた辰巳芳子さんだったが、 (なんか「スープ教」みたいな説教臭さというか、崇められ方がイヤだった) その真っ当な心持ちの厳しさに思うところいろいろで、 「そういえば」と思って、時々買っている雑誌の連載を読んでみたら、 厳しいんだけど、理にかなっている気持ちよさがあり、 ひとまず冷蔵庫のいらないものを整理した。 ちょっと前に「ふたが開かないからいいや」って思って放置していた瓶も、 「今日はやるんだ!捨てるんだ!」と気合いを入れてひねったら、 どんどん開いたので、すっきりと捨てた。
◇◆◇
ようやくダンナが帰ってきた。 ぼっちゃんが、新しいタイプの笑顔で迎えていたのが、人間の不思議。
とにかくこの半月はダンナが家にいない。 別に家事全般をやってほしいとは思ってもいないのだが、 ちょっとした時にぼっちゃんを見ていてくれる人がいるかいないかというのは、 ごはん食べる間とか、お風呂に入る間とか、 時間にしたら、ひとつひとつは20分ほどなんだけど、 そこで気をゆるめられているかそうでないかって、かなり大事みたいで、 じわじわとボディーブローな感じで、心が弱りつつある。 そして明らかにまた痩せている。 「あれ?こんなとこに骨が出てたっけ?」って、しょっちゅう思う。 前はピチピチと言っても過言ではなかったズボンが、 戦災孤児が大人のズボンをはいたみたいになったりしている。 母乳&育児がなくてこんだけ痩せれば、まず病気を疑うだろう。 乳をやめて、もとの飲食生活に戻ったときのリバウンドがおそろしい。
まぁ、ブツブツ言っても〆切は待ってくれないので、 熱いお茶をすすって、気を取り直してみる。
対馬の強欲ジイサンたちも、 自分たちのせいで、こんなふうに弱っている人間がいるとは思うまい。 (ダンナは談合事件の取材に行っている)
朝はベーコンエッグトーストと豆乳。 昼は…気力にむち打って、これから。ごはんに、残りもののおかず。たぶん。
そしてまた急ぎの仕事の電話が。どうしよう…。
花の咲く瞬間を、今か今かと見つめていたら、 開かないままにしおれてしまったという話を読んだことがあるが、 ぼっちゃんが誰も見ていないところで寝返りを打つのは、 そういうことと関係があるのだろうか。
見せろっちゅうねん!
朝はごはんと味噌汁とパックの焼きシャケ、かぶの塩もみ。 シャケは半分近くもぎくんに召し上げられる。 昼はカフェ平井でチキンのホットサンド。 「果汁はもう飲んでいいの?渋い顔見せてー。」と言われ、 初果汁のハッサク汁をいただく。 リクエストにお答えして、しぶーい顔をしていたが、けっこう飲んだ。
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楽ちんの「楽」と「楽しい」って、一緒の字だけど、 楽ちんで楽しいことって、あんまり無いような気がする。 あるかもしれないけど、記憶に残らないっていうか、 楽しいは楽しいけど、浅い楽しさ。 だから、どっちかなんだと思う。どっちを取るか。 つらかったり苦しければいいってことではないし、 つらかったり苦しければ楽しさにつながるという保障もないけれど、 少なくとも私は、 つらさや苦しさが含まれていない「楽しかったこと」を思い出すことができない。
楽したいか、楽しみたいか。 字は同じなのに、その行き着く先は、ずいぶんと違う境地だ。
数日前に地元新聞に取材されてしまった記事の文章を教えてもらった。 (結局見てない) そしたら、かろうじて大意は汲まれていたと言えるものの、 言葉として私の口から出たものは「長崎」しか使われていなかったようだ。 つるかめつるかめ。
言葉といえば、最近よく見る映画のCMで、 最悪の陰謀だか恐怖だかタブーだか国王にしてやるんだか知らないけど、 「シリアナ」 はないだろう、って思う。 配給会社で、 「『シリアナ』は、ちょっと、どうっすかね」 という、日本語を使う人間としての、まっとうな意見は出なかったのだろうか。 「沈黙の陰謀」とか「沈黙の恐怖」とか「沈黙の国王」とか、 いくらでも邦題の付けようはあるんだから。(沈黙シリーズじゃないけど)
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朝は豆乳。 昼はあさりとタコとトマト&大葉のスパゲティ。 麺をすごく固ゆでにする。 アルデンテの1歩手前くらいに。 朝来ていた友だちからのメールに、今日が結婚記念日なので、 熊本の、私もよく行っていたあるイタリアンレストランに行くと書いてあって、 そこのスパゲティと来たら、びっくりするくらい固ゆでで、 ラーメンで言えば「バリかた」ってとこ。 その味に思いを馳せつつ茹でてみたが、あれにはまだ及ばなかった。
イタリアンレストランといっても大学生が気軽に行ける値段だったし、 家から歩いて2分の所にあったので、昼夜を問わずよく行っていた。 料理を作るのは好きだったので、基本的には家で作っていたが、 外で食べるときは、そこか、インドカレー屋がほとんどであった。 スパゲティを食べるのにスプーンを使うのは、 「不器用なアメリカンスタイル」だと書いてあったような記憶がある。 たしかにスプーンの上でスパゲティを巻くのは、 金属同士がカチャカチャと音も立てるし、お上品なようで、そうでない。 箸で食べるときに左手を下に添えるのと似たような、中途半端なマナーもどきだ。
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夜は「なつめ」に行く予定。 すっかりバリバリ働いている様子の妹が、家族にごちそうしてくれるらしい。 ごっつあんです。 「なつめ」好きのダンナは行けずに泣いていたが。
3月3日はひなまつり。 ぼっちゃんが女の子だったら、初節句だったんだなぁ。
やがてぼっちゃんが好きになる女の子は、いまどこにいるのだろう? 年上だったら、もう生まれていて、しゃべったり歩いたり、 おむつが取れかかったりしているだろう。 ひょっとしてうんと年上だったら、 もうおしゃれのことなんか考えてるかもしれない。 同じ歳だったら、同じ感じで、でも今の数ヶ月は大変な違いだから、 すでに座ったり、ハイハイしてるか、あるいは生まれたばかりで朦朧としているか。 もしかしたら、今、生まれたかも! 年下だったら、お腹の中にいるか、影も形もないか。
そう思ってみると、世界はずいぶん楽しくて愛らしく、 未来も過去も開かれていてカラフルだ。
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そして本日、書類上の結婚記念日。 記憶力というものがあまり無いので、覚えやすい日に提出した。 しかしダンナは遠い島へ。
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仕事は一向に終わらぬまま、次々と急ぎの別件が入る。 こういう時って、こういう時なのだ。
お昼は「御飯」で鯛飯。
夜はまた、実家へ…。
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帰り道、いつになく太ったオリオン座。
やるべきことや、この1週間内の〆切仕事などをポストイットに書いてみた。 そしてパソコンに貼り付けたら、ハリセンボンみたいになったので、 とりあえず見なかったことにして、集金と買い物にでかけた。 商売繁盛のようだが、お金になるものもあれば、ならないものもある。
朝は納豆ごはんと味噌汁。 昼は夢彩都でお寿司を買って、雑多なテーブル席で食べる。 これはこれで、おいしいものだ。 いろんな人がいる。 2人、テーブルに突っ伏して眠っていた。
夜は鶏の水炊きとタコの刺身。 水炊きは昨日も実家で食べたが、なぜかまた食べたくなったので。
さて、現実に戻り、せっせとがんばろう。
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国境の島の素敵な方々のおかげで、またダンナが飛んでいく〜。
2006年03月01日(水) |
うれしかないですよ。 |
昼出社のダンナを送り、 せっかく出たので、新しい博物館に行ってみる。 ぼっちゃんが生まれてすぐのオープンだったので、今日まで行けずじまいだった。 入ってすぐ、原田先生とバッタリ。ぼっちゃんを見せられてよかった。
博物館の感想は今度の「観光さんぽ」にでも書くとして、 ちょうどお雛様の展示があっていたのだが、 なぜかそこで地元新聞の記者に取材されてしまったのがおかしかった。 「女性らしい感想などうかがえれば」に始まり、 「どうですか!お雛様。いいですよね。細かい細工がいいって感じですか?」 「このような展示があって、うれしいですよね!うれしいという気持ちですか?」 などという、誘導尋問にも値しないような質問が目白押し。 「これを書いときゃ「らしく」見えるだろ」っていうレベルの 「書きたいこと」はすっかり決まっちゃってるんだろうから、 写真が載るわけでもないんだし、名前もでっち上げて書いちゃえば? と、若い彼の新聞記者としてのこれからを憂いつつ、 正直者なので、つい、本名と年齢とぼっちゃんの名前を教えた。 さらに、彼が「市内在住の子連れ主婦」にはまったく求めていなかったであろう、 お雛様と長崎の町についてのあれこれをコメントするが、 聞いていないのがありありと伺えて、すがすがしくすらあった。 「このような展示があって、うれしいですか?」って聞かれたときに、 「うれしかないですよ。だいたい金持ちの人形遊びなんて趣味じゃないし」 って答えたときだけは「そ、そういうクールな見方もされている、と…」 と反応してくれて「うれしかった」が。 ぼっちゃんをだっこして、体を揺らしながらぼやーっと見ている女が、 まさか長崎について日夜ブツブツ考えている人間だとは思わなかっただろうが、 よりによって、こんなタチの悪いのをつかまえなくても…。 どんな記事になるんだろう。くすくす。 明日の新聞に私の名前が載ってても、 そこにある言葉は、私の言葉では、たぶん、ない。
くんちの解説ビデオでコッコデショがけっこう流れて、涙ぐむ。
お昼を博物館の「銀嶺」で食べようかと思ったけど、 お肉と脂が、今の私にはつらいメニューしかなかったので、断念。 なつかしの「牛肉弁当」を食べる日を夢見つつ(それまで潰れないでね!)、 家に帰って、昨日のお昼の残りを食べる。
夜は実家に行く予定。
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