ぴんよろ日記
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2005年01月31日(月) ふさいでいる場合ではない。

日付は変わって、最近よくあるパターンで、今は「昨日」の夜中です。
しばらく仕事をしつつ、情熱大陸を見るため、しばし中断。
先週が小嶺監督で、その時に予告を見て、絶対見ようと思っていた。
イタリアの野菜を作るおじさん。
すばらしかった。静かにエキサイティングな人生。
まだまだ死にたくないだろうな、あの人は。いろんなことが面白すぎて。
シェフたちとのやりとりも、涙が出るほどだった。
あ、でも、からいダイコンをどう料理するかというとこがあって、
私は「細いパスタと合わせたらいい」と思ったんだけど、
そこに出てたシェフもそうしていた。単純にうれしかった。ほら!って感じ。
ぐいぐい充実して生きている人たちの姿を見て、
私もふさいでいる場合ではないと思い、
ひとまずベランダにたまっていたゴミを捨てることにした。
何人で住んでいるのかっていうくらい「資源ゴミ」が何袋もあったので。
ま、缶とか、ビンとか、缶とか、ビンですな。
気になってたんだけど、そのつどおっくうになって、
いつしか大変なことになっていたのだった。
すっきり。一仕事終えた充実感。
そしてまた缶をプシュッと…。

さて、あとひとがんばり!
明日はナレーション入れだ。


◇◆◇


すっかり料理グセが付いていて、
朝からささっとスープを作ったりした。
やっぱりポイントは、材料をつないでいくことだ。
たとえば鶏のもも肉を1枚焼いてしまったら、私一人では多い。
作る前は「こんなの余裕で食べれる!」と思っていても、
たいてい食べ出すと重すぎる。
だから作る前の勢いをちょっとなだめすかして、
3分の1枚くらいを残しておく。
すると、翌日のお昼に親子丼やスープや味噌汁の具なんかに化けてくれて、
2度豊かな気持ちになれるってものだ。
「あ、あれがちょっと残ってたな」って思うと、何か作りたくなるし、
組み合わせを考えるのも楽しい。
料理屋さんだったら「その日の新鮮素材をっ!」って言い切るんだろうけど、
家で作るものは、いっぱいいっぱいの新しさよりも、
何かしらのおいしいものが、ゆるりんと続いてあることに重きを置きたい。


◇◆◇


ナレーションを入れ、足裏マッサージに行き、
無印でどうしても好きなシャツを見つけてしまったので買って、
食べものを少し買って、
また歩いて帰ろうかと思ったら、雨が降ってきた。
雪なら歩いて帰ったのに、雨、か。
ちょうどバスが来る時間だったので、バスに乗った。
バスから見える山の方は、もう白くなっている。
うちがある方の、山も。
バスを降りたら、雪だった。
雪だったら、歩いて帰ったのに。
シンと静かになってしまっていた気分に、雪がとても似合っていて、
雪はいいなぁ、雪は、いいなぁ、と、
バス停から少しだけの上り坂を、じっくりと歩いた。

明日から、2月。




2005年01月30日(日) 急な階段がビールを飲ませる。

昨日はいろんな意味で久しぶりに、ダンナと焼鳥を食べに行った。
キープの瓶を見たら、前に来たのは去年の年末。
ちょうどひと月前だった。
すごく昔のような気がする。

最近の「帰り道の急な階段ウォーキング」で体が変わっているのか何なのか、
やたらとビールがおいしく、普段は1杯しか飲まないのに2杯飲んだ。
焼きものもかなり食べた。そして焼酎も飲んだ。
帰ってから、またビールを飲んだが、起きてもぜんぜん残ってない。
恐るべし、急な階段。

昨日のお昼は、新しいあごだしラーメン屋さんに行った。
悪くはなかった。お昼をいつもあのへんで食べる生活だったら、
けっこう行くかもしれないが、そうではないので、どうだろう。
ちゃんとした材料で、がんばって作ってるのはわかって、
ヘンな味もしないし、おいしいんだが、
最終的な歯車がカチリとかみ合ってない気がした。
お店の雰囲気や器など、味以外の部分の、しかも無視できないようなところで。
味のこころざしを高く設定している様子なだけに、惜しい。

すごく簡単なとこで言うと、スープがすごく飲みづらい器とレンゲの組み合わせとか、
ビールのコップが昔の歯医者さんのうがいコップみたいな金属のもので、
しかも水滴たっぷり付きとかいう点。すごくまずかった。

いちばんおいしかったのは…しば漬けかなぁ。ひょっとして、ダメ?

と、偉そうなことを言いつつ、
最近はやはり、自分が作るものがいちばんおいしい。
今日はこれから、また玄米を炊いて、
鶏肉と長ネギと椎茸の味噌汁を作るつもり。
プラス、地味なちょこちょこしたおかず。
水菜をさっとゆがいて、ゴマドレッシングをかけようかな。


◇◆◇


すごく花の匂いを嗅ぎたくなった。
というよりも、一瞬、香りがよぎった。
水仙でもないし、プルメリアでもないし、でもわりと甘いほうの。
何だったんだろうか。


◇◆◇


いまの星空が表示されるソフトをダウンロードした。
仕事の合間に見ては、なごんでいる。
ほんとうは、オリオンの腕をかすめるように天の川があるのだなぁ。


◇◆◇


琴の尾岳に、昼間初めて登った。車でだけど。
大村も、川棚の山も、多良の山々も、雲仙も、天草も、長崎市内の小さな山も、
そしていろんな海も、とにかくグルグルと見渡せて、不思議な気分だった。
夜景を見に来たことはあったけど、あそこは昼でしょう!


◇◆◇


あと2つ、原稿書き。
ジャンルとしてはツルツルーっと書けるものなんだが、
とにかく気がふさいでいるので、手が進まない。
でも明日の朝には送らなきゃ…。

そうだ!今日は読みたい本が買えたんだった!
それを励みにがんばろう。

読みたいと思いつつ、現行のはずの文庫本だから本屋にあるはずがどこにもなくて、
今日ふと呼ばれるように古本屋に行ったら、燦然と輝いていたのでした。
あるとは思ってなかったが、しかし、見つけたときは当然のような気がした。

さぁやろう。もぎくんの寝息がひときわ大きい…。



2005年01月29日(土) どんとのこと。

昨日の夜中は、ボガンボのビデオを見て大泣き。
「泣き曲」はもちろん、普段は泣かない曲でも泣いた。
どんとの…近ごろどんとは「ソウルオブどんと」とクレジットされるけれど、
(私はあんまりその呼び方は好きじゃない)
つまりはその魂の純度というようなものが、
画面からでもひときわ高いものとして見て取れる。

どんとのイベントやなんかは、彼の妻を中心に、いまもしょっちゅうあってる。
でもあんまり行く気がしなくなってきて、もうだいぶ行ってない。
大きなひとつには、どんとの歌を、
どんとになりきって歌う「ろくろー」ってオッサンが嫌いってのがある。
たいていその人が、当然のように登場するので、
いちいち「おめーはどんとじゃねぇ!しゃべりかたまで真似こくでねぇ」と、
頭の中で突っ込むのが疲れるのであった。
前にも書いたかもしれないけど、そいつはあるイベントで、
まぁいつも通りの派手な服を着ていた私を冷めーた目で見て、
「いかにもどんとファンだよね」
って言い放ったのだ。うるせー、こちとらどんとを知る前からこうなんじゃ!
そんなおまえはどうなんだ???どんとの真似っこして、
どんとの奥さんに金魚のフンみたいに付いてまわってんじゃん!
どんとで食ってんじゃねーよ!
…と、それ以来、そいつが出るイベントには絶対行かないって決めちゃったら、
ほとんど行けなくなっちゃったのでした。

そしてさらに、集まった人々が、私の許容量を超えて、
エコだったりベジタリアンだったり地球はひとつワンラブだったりするのもイヤ。

どうしてすぐ、カタチになっていっちゃうんだろう。
どんとをそんなことにすりかえないで、という気持ち。
私は歌を聴いて、ビデオを見て、その時々で、いろんなことを思う。
それでいいや。


◇◆◇


熱帯魚の水を濾過するポンプが壊れていたので買いに行く。
もぎくんのトイレの砂やエサや、魚の水の薬なども。
人間のために買ったのは、排水溝のつまり解消のジェルと、
A4の紙、歯磨き、ごま油など、ささいなものだったが、
全部で8千円くらいかかった。生きものたちよ…金かかりすぎだなぁ。
でも魚たちがすごく気持ちよさそう。








2005年01月28日(金) ○○なのに△△

いろんなお店を取材している毎日だが、
どうも気になってきたのが「○○なのに△△」ってのがウリの風潮。
「料亭の雰囲気で居酒屋の料理」とか、
「和のくつろぎの中でフレンチを」とか、
まー、そんなようなものです。
世の中にはたくさんお店があって、お客の好みもいろいろだから、
そんなお店があっていいし、私が取材した中でも、
「こんど食べに来よう!」と思ったお店はいくつもあるんだが、
でも、でも、やっぱり私は、
居酒屋!って感じの居酒屋が好きだし、
フレンチを食べるなら、フレンチ!って空気の中で食べたい。
料亭の雰囲気なら、料亭の料理を食べたいわけです。

古いんでしょうか…。


◇◆◇


今日(昨日)もまた夜更かし。
いま午前2時前。(↑を書いたのは、0時過ぎ)
とりあえず今日の仕事のノルマはおしまいということにする。
シャワー入ってビール飲んで眠ろう。
これがうまいんですわ。仕事&シャワー後の夜中のビールが。
明日も取材。
書いても書いても次のが…。
食べ物屋さんの文章って、どうしても言葉が限られてしまうので、
数が増えれば増えるほど、
自分の中で「もうこの言葉は使えん」というハードルが高くなってきて、
あんがい苦労するのでありました。
だからこそ意外な言葉を探すのが面白くもあるが。余裕があればの話。
「地元産にこだわった旬の素材をふんだんに使い」って、
ちょっとまともな店ならどこでもやっとるっちゅうねん!

なんで時々関西弁が出るのだ???

でも今日(昨日)は、ベッタベタの長崎弁を話すオーナーで、
そりゃ私もなかなかだが、ターボがかかってしまった。
話しながら「私って、いつもここまで長崎弁をしゃべってる?」
と、我に返った瞬間があった。そして快感だった。


◇◆◇


そして寝しなには、やはり頭がさえて眠れなかったので、
つい「ジャガーさん」を読み込んでしまい、新たな発見などする。


◇◆◇


部屋がどうにもこうにも困った状態に。
仕事が一段落して、気持ちも一段落したら大掃除だ。
それはたぶん、近い日の、はず!

お昼はスジネギチャーハン。
けっきょく煮込みにしたスジを細かく刻んで、
ごま油と豆板醤で炒めて、そこにごはんを投入。
パラリと焼き付けたら、たっぷりの小ネギを混ぜてできあがり。
目玉焼きを乗せると、官能度アップ。
なかなかエロい感じのチャーハンです。


◇◆◇


ボガンボの曲をいろんな人が歌ったCDを注文していたのが来た。
特に好きな曲のイントロを聴いただけで泣きそうに。
これから夜ごはんを食べに行って、たぶん聴きながら歩いて帰ってくるだろうが、
どうせちょっと酔ってるだろうし、泣いてしまうに2572票。

…と思ったら、大ハズレ。ばくち打ちには向いてない。

まぁ、それぞれ、たとえばどんとをスペシャルに好きなわけじゃなくて、
なおかつここで歌ってる人のファンの人などが聞けば、
ボガンボの曲のかっこよさなどを知ることができたりして、
それはそれでいいのかもしれないけど、
私はここに出ているどの人よりも、どんとのほうが好きだし、
やっぱりどんとが歌うのが100万倍いいので、ちっとも入り込めなかった。
トータスさんとYUKIさんが、かろうじて、世界があった感じ。
こういうジャンルも、あるわな、という感想です。
むかし誰かが何かに、トリビュートアルバムって、よほどのものじゃない限り、
あんまり良くないって書いてたのを思い出した。
たぶんこれはかなりいい方だとは思うんだけど、そういう意味で、
オリジナルというのは、とてつもないものだ。

でも階段を上りながら、生まれて初めて、ちっちゃいUFOを見た気がしたり、
(向こうの山のほうに、飛行機とかでは絶対ない光が、
 スーッと飛んでったのだ!)
大きくてへんてこな形の月を見たりして、
泣くどころか、ニコニコして帰ってきた。
その大きな月に、中途半端なトリビュートアルバムがもったいなかったので、
あわててiPodをポケットから取り出して、YMOのいちばん好きな曲にした。
ほんと、泣くどころか、かなりの幸せタイムだった。

どんとの声は、どんとにしか出せない。

よし、これからお風呂に入って、
ボガンボのビデオ(ぜんぶ持ってます)の好きな曲や好きなシーンを、
どんどん取っかえ引っかえ集中して見よう。
ビールも飲んだし、仕事は明日じゃ!


◇◆◇


そうか、今日はどんとの命日だった。








2005年01月27日(木) 長崎レベルの曇りアタマ。

ものすごく眠った。
昨日の12時ごろ眠って、9時ごろ起きて、11時ごろまた眠って、
1時半に起きて、掃除をしているところ。
自分でもおかしいと思うくらい眠っている。
しかし、すごく必要性を感じながら。
夢の中でもずーっと考え事をしていたが…。
とにかく数々のことに疲れていて、
それは人から見たらたいしたこともないかもしれないが、
私には大きいので、いまは眠りでもして、回復を図るしかない。
眠りたいときに眠れる職業形態で良かった。
そうじゃなかったら、間違いなくアタマの病院行きだ。
いまも、ほんとは行った方がいいのかな、と思わなくもない。
でもわかってることを薬で治すのは、それがまたかなりイヤなことだから。
とにかく休む。

ボガンボのCDを、買ったので、いちおう聴いているが、まだ心からは聴けない。
この明るさ、楽しさが、ちょっと遠い。
どんとが曲の合間にしゃべるのを聞くのは好き。


◇◆◇


毎日、冬らしい空。
でも山陰の重い雲には遠く及ばない。
たぶん、なんだかんだといいつつ、私のアタマの曇り空も、
長崎レベルだと思うから、まぁ、大丈夫。


◇◆◇


ゴディバのバレンタイン限定チョコ、
私が気になる味のものは、バラ売りがされていないばかりか、
なんと2個で1200円だかなんだか、それくらいするものだった。
一口600円。特上寿司並み。あぁでも気になる。
パッションフルーツとペッパー味なんて、エグそうでたまらん。
私はおいしそうって思うけど、これをもらう世の男の人はどうなんだろうか。
もうひとつ、気になる味のものも、これまたセットだったが、
こちらは6枚で700円くらいだったので、買ってみた。
そしていま食べてみたが、とっても好みの味だった。
この先も売ってくれないかな。チョコはずっとこれでいいくらい好みだ。
いくつか買っておこう。

夜ごはんは、鶏を焼いて、ブルーチーズソースで食べるつもり。
一緒にナスと椎茸も焼こう。水菜のサラダも。
その前にひとつ原稿を書いてしまおう。

2時過ぎに食べたお昼ごはんは、
椎茸と水菜の味噌汁と、オイルサーディンと、魚肉ソーセージの焼いたの。玄米。
チープな味もまた大好き。


◇◆◇


どんどん仕事。
なんか立て込んできた。
月曜日にナレーションの仕事があるので、風邪を引けない。
ナレーションに関しては、これまで私がやってきたようなものを聞いた上で、
つまり「ドシロートではないシロートの味」を求められているんだろうから、
逆に「これしかできまへん」と開き直るしかなく、思い悩むことはないので、
体調管理がなによりだ。
何が弱いって、ノドが弱いから。…ええ、アタマも弱ってますが。

日曜から寒くなりそうだ。天気予報は雪だるま続き。





2005年01月26日(水) まだ昨日なのに、こりゃ今日も長いな。

いま午前2時前。まだ昨日。
今日(昨日?)やるべき仕事をようやく終了させた。
気づいたらぼーっとしてたり、他のことを考えていたりして、
なかなかはかどらなかった。
今日の仕事自体にあまり面白味を感じていないから、仕方ないかもしれないが。
でも、厳密に言えば、書いているときは面白い。どんな文章でも。
しかし仕事自体へのモチベーション…つまり自分であることの必然性が低いので、
つい集中力が途切れてしまうのだった。
文章を書くことを仕事にしたかったころの自分が聞いたら怒るだろうな。
いや…逆に怒らないかも。逆の意味で怒るかも。そんなことしてんじゃねーって。

「うるせーぞこのやろー!」

って、いつか誰かが言ってたな。そのすぐそばで、

「だまってきいてなさい、ちゃんとやるんだから」

って言ってた人もいたな。
まったくだよ。


◇◆◇


「思いの深さの違い」シリーズ。(?)
自分より明らかに相手の思いのほうが強いとわかることって、
すごく居心地が悪い。
思う気持ちよさは、確実に存在するが、思われるのは…。
それに応えるだけのものを自分が持っていないと、居心地悪さに直結してしまい、
ビューンと逃げたくなるものであるのだ。
思われるってことは、
「あなたにここにいてほしい」って言われることと同義であるがほとんどだから、
そこに自分がいたければメデタシメデタシだけど、
そうじゃないときは、ビューンだ。

反省と自戒も含めて。


久しぶりの夜更かし。シャワー浴びてビール飲んで寝よう。


◇◆◇


お昼は、玄米のニラ玉雑炊と、オイルサーディン。
健康になりやがれ、自分!って感じだ。
料理って、毎日作って回りだすと気持ちよくて、途切れさせたくなくなる。
材料が少しずついろんな料理に変化して減っていく様子や、
残りもので思いがけない組み合わせの妙が生まれることなど。
しかし時々、焼鳥〜、とか、焼肉〜、とか、次々と中華〜、
ラーメン〜、天ぷら〜、というような気持ちが湧いてしまい、
循環が途切れて歯車がおかしくなり、肉や野菜が腐ったりするのであった。


◇◆◇


これから1件取材。遠くなので車で行く。
灯油やジャガイモなどを買って帰ろう。
あー、生活してるなぁ。


◇◆◇


ボガンボのCD、5枚のうち、すでに1枚は売り切れていた。
4枚を買って、また歩いて帰る。
荷物はビールなどで重かったが、やはり明らかに鍛えられている。
ボガンボのカバーライブCDを聴きながら、
小さなイカのトマトソーススパゲティ(激辛)と、
水菜とササミの生春巻きを作る。
そしてわけもなく、牛すじを下ゆでしている。
我ながら何にするつもりなんだろう…。
スジポン?煮込み?カレー?スープ?
まだわからないけど、とにかく下ゆで中。
内臓好きの私は「男の料理 すじ肉」って本を持っているので、
いかようにも世界は広がっているのであった。
(「男の料理 内臓」も持ってます。)

料理は楽しいなぁ。
自分が食べたいものを自分で作れるってのは、すばらしいことだ。
料理を作ることを、たとえば男だからって放棄してるのは、
それだけで人生損してるとしか思えない。
よーし、今日は飲んじゃおう。







2005年01月25日(火) 玄米ショック

玄米…おいしかった。
正直言って、ここまでおいしいと思っていなかった。
どっちかっていうと「体に良さそうだから食べてみるか」の部分が大きかった。
エコ系の人みたいに自分がなっていくような、居心地の悪さもありつつ。
しかし、ただ単においしかった。
鶏のもも肉とジャガイモと玉ねぎと長ネギを甘辛く炊いておかずにしたんだが、
白いごはんでは考えられないようなマッチングとおいしさだった。
昆布と鰹節でダシを取ったスープもすばらしかった。
こりゃうまいわ。
玄米を食べるために、ちゃんと家でごはんを作ろうと思うほどだ。
実家では発芽玄米をよく食べているようだが、それともぜんぜん違う。
でもたぶん、玄米こそ、いい米じゃないとおいしくないだろうな。
なにせ丸ごとなんだから。

歩いたり、玄米食べたり、体操したり。
特にやろうと思ってしているわけじゃない。
体が勝手にやってることに従っている感じの毎日だ。
くたびれた頭で考えていることより、そっちの方が正解だろうし。
来るべき花粉の季節も、なるべく薬を飲まずに乗り切りたい。
体を作ることで、頭と心を立て直しているのだろう。
ありがたきは体かな。

YMO漬けもそろそろ抜け出すかな、
明日にはボ・ガンボスのCDも発売になるし、なんて思っていたら、
自分で編集したYMOのCDにエンドレスではまりこんでしまい、
ちゃんとしたYMOのCDすら聴いていない状態に。
(結局しつこく編集しなおした)
でもこれを聴き倒すことが、通り道なのだから、進むしかない。

今日は原稿をがんばって、足裏マッサージに行こう。

このところ久しぶりにお店の取材が続いている。
飲食店取材はいわゆる「フリーライター」の基本だ。
私は人と会うのが好きではないし、
ヘンな話、使う気のわりには単価がとても低いので、
そこから遠ざかるような方向でやってきた。
だから今回の「お店続き」は、懐かしいような気持ちで回っている。
お店をしている人は、実にそれぞれだ。
長崎の素材がいいという人もいれば、たいしたことないという人もいる。
お客さんに「食べてほしい」と思っている人もいれば、
「食べさせてやってる」と思ってるんだろうな、という人もいる。
食べものを人に出すことを、自分が食べていく手段にするというのは、
たいへんなことだ。いろんなことがせめぎあうだろうから。
そして少なくとも、せめぎあっててほしい。


夕方、とてもお腹がすいて、長ネギと薄揚げを刻んでうどんを作る。
麺は昨日の残り。ダシも。夜スープにしようと思っていたが、使ってしまった。
おいしく食べて、歯を磨いて部屋に戻ったら、
ダシのいい匂いが、うどん屋さんみたいに漂っていた。
まともなダシの偉大さを感じる。


そしていままた、玄米を炊いているところ。
お鍋で炊いています。
昨日はビールなど飲んだりして、炊きたてほかほかを食べてなかったので、
今日は炊きたてを食べるつもり。
キムチスープ、ニラ玉、納豆、昨日の鶏とじゃがいもの炊いたの、小松菜ゴマあえ、と。
食べ過ぎかも。ニラ玉はやめようかな。
あー、でも、ソースとマヨネーズという、品のない感じの味で食べたいな。


けっきょく一日外には出なかった。
足裏マッサージの代わりに昼寝した。










2005年01月24日(月) 1月24日、いろいろ。

昨日は小嶺監督のテレビを見たあと、
約1時間後に始まるはずだった番組を見たかったのだが、
気づいたら眠っていた。コンタクトも外さず、布団も着ずに。寒くて起きた。
熱い酒を湯飲み3杯飲んでいたので、いい気分だったのが敗因か。
でも、思いがけずうたた寝して、寒くて起きて、
そのあと布団をちゃんと、たっぷり体にかぶせる瞬間って、
夏、泳いだあとにシャワーを浴びて、乾いた洋服を着るのと同じくらい気持ちいい。

朝起きて、体操。
昨日作ったYMOのCDを聴きながら。
いくつか曲順で入れ替えてもいいかな、と思わなくもないが、
雑多な感じを良しとしよう。

これから取材2件と原稿書き。
初めて一緒に仕事するカメラマンとなので、ちょっと緊張中だ。

花粉がそろそろ飛ぶらしい。
あぁ、春の呪いよ…。
ますます体調を整えなくては。
今日は、初めて玄米を炊いてみようと思って、さっき水に浸した。
ダシも仕込んだ。昆布ひらひら。カツオブシもたっぷりある。
鶏と大根の入った、お雑煮風のおつゆにするつもり。


◇◆◇


柳原陽一郎(たまの「さよなら人類」を歌ってた人)の顔や声がかなり好きだが、
山崎まさよしやケンタッキーのCMの人には反応しないというのが、
私の好みのボーダーラインなんだろうなぁ。
一般的には逆なんだろうけど。アンケート取ったら9:1くらいか。もっとか。
ま、そうやって世の中うまくいっとるのだろう。
だって大沢たかおも好きだけど、ヤナちゃんの方が好きだもんな。
フツーは大沢たかおでしょう。こりゃほぼ10:0で。
でも年々、顔かたちが好きっていうよりも、じつは声なんだと、しみじみ。
ヤナちゃんの何が好きって、声なのだ。
「温泉ボイス」とも呼ばれている、あの、みゃ〜って感じの、脱力系の。
声もまた、私はマッチョが苦手のようだ。
でもほら、風邪引き男は目病み女と同じレベルでセクシーなのだと、
先人たちも言っておられるではありませんか。
たよりない声のセクシーさよ永遠なれ。


◇◆◇


お昼ごはんに、納豆うどん。
うどんをゆがく間、納豆を混ぜる。
混ぜる、混ぜる、ひたすら混ぜる。
自分が納豆を混ぜていることを忘れるくらいまで混ぜる。
そこに生玉子を入れて、また混ぜる。
ボーっとするくらい混ぜる。
フワフワのバブリーな納豆玉子になったら、
からしや醤油やめんつゆなども気分に合わせて混ぜ込んでおく。
ゆであがったうどんにかけて、ウットリしながら、ひたすらかき込む。
ネギがなかったから入れなかったけど、
むしろ入れない方がウットリ度は高いと見た。

そしてウットリしながら食べていたら、
かつての相方H氏より電話。
コッコデショに出ていた人が中国獅子舞にも出るので、
映像はあるかというおたずねだった。
3つのシーンが思い出されたので、お伝えする。
「『夏風邪が、流行ったこともありました』
 っていうコメントのとこに映ってます!」
というような、非常にマニアックな伝え方で。
でも、そのコメントを読んでくださったのはまさにそのH氏なので、
「あー、あったねー、そんなコメント」
と、やりとり成立。




2005年01月23日(日) 芸人魂よ!

初めて人前で、あんなにたくさん自分の考えていることをしゃべった。
時間が余ったらどうしようと思っていたが、
結局は、密かに予想していたとおり、
どこかで「ふっきれスイッチ」が入ってしまってどんどんしゃべりだし、
あとでダンナが言うには、一緒に出ていた先生が、
何度かマイクを持ってしゃべりたそうにしつつも、やめていたらしい。
すみませんです。暴走列車です。
写真やイラストを見ていただきながらというのが、
あまり眠気を誘わずによかったみたいだ。
時々笑いが起こったりしたのが、妙に嬉しかったりして、
あんがい自分に芸人魂のようなものがあるのがおかしかった。
客席のほうは恥ずかしくてあんまり見ることができなかったけど。

終わったあとに、お茶を出してくれた図書館のお姉さんが、
ほんとかうそか「とっても面白かったです」と言ってくれて、
これまた芸人魂がよろこびにあふれた。
そして新たな制作欲もわきあがってきた。

放電あってこその充電というような感覚に包まれながら、
ひとまず居酒屋に行き、ガソリンを入れる。
この冬の好物「亜紗」の「ホウレン草と舞茸のカキグラタン」などをつまみながら。
食べたのは2度目だけど、かなり惚れている。
そのために「亜紗」に行きたい気持ちが大増量しているくらい。

帰りは、もちろん歩こうと思っていたけど、雨が降っていたので1回休み。
休むことも筋肉の成長には…ハッ、またマッチョ天使の誘惑が。


◇◆◇


テレビはほとんど見ないけど、テレビ欄の見出しを読むのは好きだ。
今朝は
「安部穣二肉を焼く」
で、なごんだあと、
「黒柳徹子VS史上最強恐竜ティラノサウルス」
で、意識が飛ぶ。
これを見て、恐竜と戦う巨大な黒柳さんを想像しない人がいるんだろうか。

小嶺監督の「情熱大陸」は見なきゃ…。


◇◆◇


スープの残りが、うまいぐあいにカレーを想像させたので、
ルーを入れてカレーにしてみた。
水餃子を食べたい気持ちも盛り上がっているので、
あんを作って、寝かせている。皮は買った。なかなか皮まで作りださない。
お昼が遅くて重かったので、いままだお腹はすかない。
どちらか食べたくなった方を、あとで少しだけ食べよう。

出たときから気になっていて、バーゲンになっても気になっていて、
でも悩んでいたオーバーを、ついに買った。
もう、ほんと、そこの服ばっかり。


◇◆◇


また歩いて帰ってきたけど、階段が格段に平気になっていた。
息の上がり方がぜんぜん違う。
マッチョな人が筋肉地獄にはまる気持ちも、すこーし、わかる。

YMOの、カバーとかヘンなバージョンとか、
そういうものばかりを集めてCDに焼いてみた。
いま聴いているが、なかなかグラグラする…。


◇◆◇


水餃子、8個。



2005年01月22日(土) それはわかりやすすぎ。

昨日も、ちょっとビデオを見たあと、
どこかへ落下するように眠った。
たいそう長いトンネルを歩く夢を見ながら。
…なんか、わかりやすすぎだ。

あと数時間で公開講座。
ドキドキしてきた。
やっぱり「人前」は緊張する…。
こわいよ〜。



2005年01月21日(金) 必須ひとり成分

外は晴れ。
左の太ももがえらく張ってるなぁ、筋肉痛かなぁ、
筋肉痛って、筋肉が育ってる証拠なんだよね、
やっぱりこのまま歩き続けたらやっぱりマッチョに?プロテイン導入?
オイル塗ってウットリ?日焼けサロン?
とか思考が暴走しかけたところで、そういえば、と、
昨日ボーっとして歩いていて、花壇のようなものにブチ当たったのを思い出した。
なるほど左だけが痛いわけだ。ほんのり青あざ。
しかも音楽を聴きながら歩いていたので、
たぶん周りの人に「あいたーっっす!」って言ったのが聞こえたに違いない。
みっともねー。

夜は体操したら、あまりにも体がほぐれて軽くなり、
こんなにも固まっていたのかと衝撃を受ける。
息がしやすすぎて、逆に落ち着かないほどだった。
自分がタコ人間になったかと思った。
たとえば、車やバイクのタイヤの空気が減っていて、
でも減るのは徐々に減るから、
ハンドルや走りの重さは「なんとなく」程度にしか思っていなかったのが、
いざ空気をちゃんと入れてみると「なんじゃこの軽さは!」
というような感じ。
ふにゃふにゃのタコ人間は、そのあとあっけなく眠りに落ちた。
読もうとした本は1ページも開かず。読書電気も点けっぱなし。
早朝、もぎくんに起こされて、消す。

ひとりで過ごし、毎日歩いていると、
確実に自分のなにかが取り戻せている実感がある。
「気の持ちよう」というのは、もちろん多分にあると思うけど、
どんな状態に身体を置いておくかで、それこそ、その「気」は左右される。
いままで、それこそ昨日体操する前の身体のように固まっていた「気」の部分が、
少しずつ起き出しているのがわかる。
どうやら生きていく上では「必須ひとり成分」というのが必要で、
その数値に達しない状態が続くと、気や心が壊れていくようにできているのだ。
目に見える時間もだし、目には見えないが、
心を支配されている状態も加味される。
もちろん気や心はそれだけで割り切れるものじゃないから、
ほかの「好きな人と過ごす成分」「大勢で飲みたい成分」などなど、
いろんな成分が影響しあって、その人の精神を作っている。
人によって必要な数値はずいぶん違うのだろうが、。
私の場合は幸か不幸か、自分が思っていたより、
「必須ひとり成分」の必要値が高かったらしい。
(かなり高めに見積もってはいたものの…)
いま、猛烈にチャージ中。

今日は髪を切りに行く。
昨日ちゃんと予約した。

◇◆◇


適当に作っておいたビーフシチューがとてもおいしい。
あっさりした、トマト味。
いつかの焼肉の時に残って、冷凍していたカルビで作った。
ただ焼いたりして食べるには、
やっぱり冷凍したぶん、力が落ちている気がしたので。
カレーかシチューにしようと思って、シチューにした。大正解。
玉ねぎと、ジャガイモと、マッシュルーム、大根。
ニンジンがなかったのが残念だったけど、
トマトの赤い色のスープの中で、
くっきりしたのやら、半透明のやら、
いろんな白いものがポコポコしていてかわいらしい。

マッシュルームのオリーブオイル煮で残った、
ニンニクたっぷりのオリーブオイルと、トマト缶の残り、
玉ねぎの残りで、トマトソースを作っておく。
これで、なにかトマトソースを使う料理が、パパッとできる。
ナスを焼いてスパゲティでもいいし、
鶏肉や魚やイカを焼いて軽く煮込んでもいいし、
パンに塗ってピザソースみたいにもできる。
夢は広がり、貯金でもしたような気分。


◇◆◇


今日予定されていた取材がキャンセルされて来週になった。
取材モードになっていたので気が抜けたけど、
これで明日の用意をもっとできる。
人前で長崎のことを話すなんて、もうないかもしれないから、
面白く聞いてもらえるようにがんばってみよう。
ドキドキ…。


◇◆◇


苦いチョコが食べたくなってゴディバに行って、
500円もしない買い物をしたら、
バレンタイン用の、バブリーなパンフレットの方がかさばった。
この時期に賭けるゴディバの気合いを感じる。
精霊流し前の長崎の花火屋さんみたいだ。
よく「中身はあまり変わらないのに、包装紙なんかにだまされてる」
なんてことが言われるが、こんなもんはだまされてナンボだ。
くやしかったらダマしてみぃ。
毎年毎年、ゴディバの包みの配色はすんばらしいではないか。
何年か前、黄色と紫だったときは泣きました。あまりにも好きで。
今年の配色も絶妙だったのでうなった。
そして「ゴディバ」って、ブランドの名前っていうよりも、
ゴ・ディ・バ…っていう、言葉の響きそのものが、
濃厚でおいしいチョコみたいで、もうそれだけで私はいいのです。
少々高くても、べつにたくさん食べるわけでもないし。

パンフレットを見ていたら、
バレンタイン期間限定発売の、どう考えてもけったいな味の、
しかしきっと自分が好きそうなチョコを発見。
こんど買おうっと。


◇◆◇


そんでもって、また歩いて帰る。
ハハと楽しくごはんを食べて、ひとりで楽しく一杯だけ熱燗飲んで、
どんどんいろんなことをふっきりながら歩いていたのに、
がーん、いつもの曲がり角を曲がったら、猫がひかれて死んでいた。
たぶん見たことある猫だった。
そしてまた、ふりだしに戻った気持ちで、泣きながら階段を登ったのだった。
激しくもぎくんの匂いを嗅いで、気持ちを落ち着かせる。

あしたは〜どっちだ〜。







2005年01月20日(木) さますこと、さますこと。

さてこれからどうするか。
まずは部屋の整理でもするか。

考えてもしょうがないことは、考えない。
時が来れば、来る。
時を過ごすことに慣れなければ、この先もつらい。

考えなくてはいけないことは、しかし今は休みたい。
それだってよく考えると(あ、けっきょく考えてんじゃん)、
ひとまず静かに休めれば、スッと解決しそうな気も、する。
あくまで気だけど。

つまり今は、オーバーヒートしている部分をさますこと。
本来動かすべき部分の目を、さますこと。


◇◆◇


「思いの深さの違い」について、
深さそのものもだけど、表現方法の違いというのもおおいにある。
特にことばに関しては、職業柄どうしても、
他の人より過剰に送ったり受け取ったりしてしまうので、
そのへんをとても気をつけなくてはと自戒。


◇◆◇


今日も歩いて帰ってきた。
もう、ぜんぜん大変と思えない。
かえって、1時間に2本のバスのことを考えるのが面倒だ。
体が変わっていくのがわかるのも楽しい。
…ハッ、これってマッチョへの第一歩???
大丈夫、そのぶんビール飲んでますから。

夜は、またひとり。
お風呂にのんびり入ったあと、
マッシュルームのオリーブオイル煮をつまみながら、
そしてビールを飲みながら、イサキをバター焼きしながら、
小松菜もソテーしたりなんかして、ぼーっとディナー。
買っていたパンを食べるのを忘れた。

あぁ…ねむくなってきた…。
体操して寝よう。


◇◆◇


自分の時間とペースが取り戻せている実感がある。
すごくうれしい。
どう考えればいいのかわかんなかったことも、
今日、寒い中を歩いていたら、なんとなくわかってきた。
いまはまだ、深い水底に沈んではいるけれど、
ようやく上に顔を向けて、光がきらめいているのを見ることができている感じだ。

そういえば、このまえ一緒に飲んだ人が言っていた。
「どんなに曇ってても、その上には空と太陽があるよね。
 このまえ小さな飛行機に乗って、実際にそれを見て、
 本当にそうなんだとわかった」って。
とんでもなくありがちな話かもしれないけど、
どうしてわざわざそんなこと、
今の私に、あつらえたように言うんだろうって思ったけど、
ほんとにそうだよね。


◇◆◇


YMOのベスト版「UCYMO」の解説で、教授が「ライディーン」のことを、
「それにしてもこの曲、なんで悲しい感じがするのかな?今でもわからない。」
って書いてるのが、そうか、やってたほうもそうだったんだ、って思う。
ずっとずっと、聴くたびに悲しかったから。
そしてあまりにも有名で、YMOと言えばこの曲って感じだから、
これまたずっとずっと、自分の中で好きじゃないふりをしていたけど、
すっごく、いいっ!ライディーン、名曲!

あからさまなものを、素直にいいと言えるには、
年を取ることも必要なのでありましょう。

年、取っちゃったのね…。




2005年01月19日(水) 外の白さは、曇り?雪?

昨日はおいしいおでんや揚げ物を食べながら、
大好きな店で妹と飲んだ。
またゴッテリと語りながら。
ある問題に関してのあまりに暗い気持ちは、
しかし暗すぎることはないと応援され、
ある問題に関しては、少しだけ、糸口の糸の、繊維のようなものを見る。
妙なポイントで妹を頼もしく思いながら、
しかしやっぱり暗い気持ちで、自分をもてあましたりしながら、
家まで歩いて帰った。
この1週間で何度目だろう。けっこう急な階段もあるのだが。
でも歩くのは楽しい。歩かないと落ち着かないほどだ。

思いの深さの違い。
だいたいの問題はそこにある。
違う深さなのに、自分の基準で勝手に同じくらいあると思ってしまうと、
ほとんどがびっくりするくらい違うので、まんまとびっくりするのだ。
「深さはどう見たって違うけど、そんなもんでいいのだ、その人のそんなもんは、
 自分のそれとはまったく違うけど、違うこともまたいいし、まぁいいや、」
と、納得できる問題ならいいのだが、
やはりどうしても同じ深さを共有しないことには、
長い目で見て、どんどんひずんでいってつらそうだ、ということもある。


今日は取材と打ち合わせと原稿書き。
仕事仕事。


◇◆◇


さっき、倒れるくらい脱力することがあって、
その瞬間、風邪を引く気がした。
でも、これには負けたくないので、気合い一発で追い出すつもり。

というような風邪についての話を、お昼したばかりだったので、
その夕方にこんなふうになったのが、なんだかおかしい。


◇◆◇


その後、またそれをさらに上回る脱力事件が発生。
一瞬、宇宙の彼方へ意識が遠のいた。
もうダメですだ〜。風邪引く気力も残っていませんですだ〜。斬られっ!


2005年01月18日(火) アホな時間はいつしか

昨日は取材に出たら、やっぱりまともな気持ちになって、
また歩いて帰るか、と思っていたら、
あれよあれよと、飲みたかった友だちと飲むことになった。
途中からダンナも加わり、当面の問題について語り合う。
解決はしないにしても、ずいぶんと楽になった。
話せる人がいるというのは、とてもありがたいことだ。
これまでその人と積み重ねてきた、一見アホな時間の数々が、
いざというときの救いのロープに、いつの間にかなっていたのだ。
やはりすべてのことに無駄なものはひとつもない。


◇◆◇


ひとつ、不可解なことがあって、それがよくわからないので苦しい。
大変なことやイヤなことでも、わかれば苦しくないという面がある。
でも、実体はどうなのかわかんないのだけど、とにかくわからないことがあって、
いちおう、わかるための手も尽くしてしまったので、やはりわからない。
糸口は…まぁいつか出てくるだろう。ひょんな感じで。
昨日かすかに、糸口の糸口みたいなのが見えたような気もした。
そして、兆しのような、小さな象徴のようなことも、注意深く、いくつか拾った。
そういうものが出てくるならば、きっと悪い方には行かない、と、思ってみる。


◇◆◇


いまよく聴いている曲の、ベースの音がやけにしみる。
そう気づいたあとは、ベースの音ばっかりが聞こえてくる。
メロディも好きなんだけど、そのベースが鳴りだすと、ぎゅーんと耳に届く。
他の曲ではそんなことないんだけど。
あぁ、また鳴ってる…。


◇◆◇


きのうペットショップの前を通ったら、
サラ金の宣伝に出てくる小さな犬が、
あの顔で、ぬいぐるみ相手に腰を振っていた。
くくっ、そうだよね。動物だもんね。腰も振るよね。


◇◆◇


高校1年の時の担任の先生から頼まれてしまってイヤと言えなくて、
今週末、県民大学の公開講座の、こ、こ、こ、講師をすることに。
県立図書館の本馬先生との対談形式なので、さほど心配はしていないが、
いやー、感慨深し。講師だって。ぷっ。
こんなに人生血迷ってんのに。
「よりみち散歩」のイラストなども交えて、あれこれお話しいたします。
…って、そのことも考えなきゃ…。

質問コーナーもあるらしい。
こわいよ〜。


2005年01月17日(月) おぉ!これが世に言う…

いやー、それにしても、大きなことから小さなことまで、
ほんにまぁ、まったくさっぱりうまくいかない。
これが世に言う「八方ふさがり」かって、静観しちゃったりして。
だって、いろいろ重なって、コンビニでどん兵衛すら買えないんですから。

心機一転、取材に出かけます。
こんな気分の時に、2件も…。入れなきゃ良かったと思う反面、
取材にでも出なければ、ドラクエの毒の沼地に沈んだような状態になるので、
ありがたいとも思うのです。

あ、今日は教授(坂本龍一)の誕生日だ。


2005年01月16日(日) 必要にかられたものは

いま、今日になりたての夜中。
水菜とブルーチーズの生春巻きを作って食べているところ。
夕食がたこ焼き10コだったので、仕事してたら、おなかが減った。
生春巻きが食べたい…中身はやっぱり野菜とタンパク質…と思って、
すぐ冷蔵庫でみつかったのが水菜とブルーチーズだった。
たれは、しゃぶしゃぶのゴマだれ。エスニックな細工なし。
あまりにも適当に作ったが、かなりのうまさです。
いつも作る、いろんな材料を用意した生春巻きにぜんぜん負けてない。
むしろ上を行く部分が多々ある。

やはり必要にかられたものはすばらしい。

うぅ、もうひとつ食べたい…。
作るか…。作った…。タレにチリソースまで混ぜた。やはりこれはこれで。
ビールもう一本!官能的にうまいよ〜。


それにしても日記書きすぎ。ビール飲み過ぎ。


◇◆◇


さっき、ここ数日分の日記を読んだ妹から、心配の電話が。
そうか、やはりそう見えるか。そりゃそうか。
たしかに目に見える部分はまったくいい状態じゃないし、
かなり滅入ってるのも事実なんだけど、水面下は、まだまだ。
人と接するためのパーツはイカれているが、エンジンは大丈夫。
ただちょっと、ガソリンが足りない気は、する。


◇◆◇


なーんも考えずに、
「康楽」のすばらしいエビチリとかチンジャオとか、
何人かで笑いながら食べたいなぁ。
そんな光景を思い浮かべると、涙が出そう。

こんなこと書くからいけないのか…。

大丈夫じゃないけど、大丈夫です。


◇◆◇


温度差、って、ある。


◇◆◇


朝起きて、つまんない新聞読んで目を覚ますのもしゃくだったので、
「ピューと吹く!ジャガー」を高速で読み返していると、
もぎくんがひざに乗ってきた。
途中、家の電話が鳴ったが、めんどくさくて取らず。
(そもそも家の電話は取らないことが多い)
ファンヒーターの灯油がなくなったので、
給油のついでに昨日のたこ焼きの残りをあたため、紅茶を入れる。
たこ焼き、紅茶、ジャガーさん。何がなにやら。
でも、ジャガーさんの、いままでつまんないと思っていた回で、
拾いものをしたようにおかしくて、かなり笑った。

外は雪。
ジャガーさん大好き。

あまりにもジャガーさんが好きすぎて、
同じ作者の「すごいよマサルさん」を読み進められないほどだ。


◇◆◇


ここ数日、お風呂やシャワーばっかり入ってる。昨日は3回入った。
寒いので、どうせ顔を洗うなら、とか言いながら。


◇◆◇


新聞屋さんが、先月のお金が落ちてなかったと言って来た。
しかも、いざ来てみれば、
ずいぶん前(8月とかだった)の分と合わせて4ヶ月分もあるという。
今言うな、今。
おもわず「えぇ〜っ!」と声を上げてしまった。
もうやめよう。新聞。
だいたい契約の延長だって、本当にはしてないのに、うやむやに配達されている。

ごっそりお金を払ってしまったので、
本当は水菜やベーコンを入れようと思っていたスパゲティを、
ニンニクと唐辛子だけの、いわゆる「貧乏人のスパゲティ」にして、
自分へのいましめとした。
おいしかったけど、やっぱり寂しかった。
あまりに気持ちに合いすぎて。


◇◆◇


だから、なーんにも考えずに、ニコニコとビールが飲みたいだけなのに。
ちっともそれがかなわない。

もぎくんが、また私の頭の左上を見つめて、なんか言ってる。
左上の人よ、私はこれからどうすりゃいいんですかい?



◇◆◇


そんなに多くのことを望んでいるとは思わないのに。


◇◆◇


夜は、おいしいごはんを食べながら、父とふたりでいろいろ話す。
消化に悪いような話が続いたが、ごはんはおいしかった。
おいしいものは偉大である。
暗い話ではあったが、なんとなくさっぱりした気持ちになって別れる。
何度か泣きそうになりながらしばらく歩いて、
リンゴジュースと豆乳を買って、駅からバスに乗って帰った。







2005年01月15日(土) それがゴールなら

新聞を読んでいたら、
「ギター侍は節度をわきまえて」というような主旨の投稿があって、
こんなのが目に入ってしまうだけでも新聞をとるのをやめようかと思う。
こんなことを正しいことと思って考え、さらに正しいと思って投稿する人が、
同じ空の下にいるかと思うと、別にギター侍が好きでもないのに、
真剣にぐったりしてしまう、冬の朝。あぁやりすごしたいのに。

心豊かに暮らすって言うじゃない?
ただのヒマ人ですから、残念!

サライでも読んで、ソバ食って絵手紙でも書いてなさい。

冷たいようだが、それが「心豊かな」のゴールなら、一生たどり着かんでもいい。


◇◆◇


昨日の夜中、やけに焼鳥が食べたくなった。


◇◆◇


夜はまたひとりなので、いちど街へ降りて、
何か食べて帰ろうかな、と思ったけど、
なんとなく気も進まず、ちょっと立ち読みして、また歩いて帰った。
ビールを買って歩いていたら、
前から気になっていたたこ焼き屋さんがあって、
そういえば昨日の夜中に、
焼鳥もだけど、たこ焼きも頭をよぎったと思って、買って帰った。
思った通りのビンボーくさい味で大満足。
リッチな味のたこ焼きなんて、ぜんぜん好きじゃない。


◇◆◇


昼は、初七日のお経を聞きながら、ボーっと考え事をしたあと、
ダンナとダンナ母と3人で回転寿司を食べにいった。
そのあとパチンコを1000円ずつ。
私はここ2年くらいはまったく勝ってないし、勝てる気もしないので、
あっけなく負け。もったいないけど、心底嫌いってわけでもないので打つ。
しかし本当はダンナにもダンナ母にもパチンコしてほしくはないんだけど、
しょげしょげのダンナ母がキラキラする数少ない時間なので、
元気を出してほしくて行ったのだ。
結局は負けたけど途中何度か出て、ウキウキした感じを味わったようで良かった。

そう思えばパチンコってすごいな。


その間、約1時間半。秒殺で負けた私にはたっぷり時間が。
軽食コーナーに「エスプレッソ」って書いてあったので頼んだら、
マシーンはあるんだけど、お店の人がやけにオロオロするので、
「普通のコーヒーでもいいですけど」って言ったら、
それでもまだオロオロするので、
「販売機のを買うので、お金を返してください」って言ったら、
すごくホッとしていた。できないなら書かなきゃいいのに…。

カップのコーヒーをチビチビ飲みながら、
家を出るときに予感がして持って出た文庫本を半分も読んだ。


◇◆◇


そうか。こんど家族でバクチすればいいのかも。
そしたらメソメソしなくなるかも。その時くらいは。
ダンナ母のメソメソ癖が、かなり苦手…。


◇◆◇


昼は回転寿司、夜はたこ焼き…ふぅ…。

あっ!日記を書きはまっていたら、紅茶を入れてたのを思い出した!
水以上ぬるま湯以下…。


◇◆◇


待ち人来たらず。




2005年01月14日(金) じーん、きゅーん。

頭がじーんとする。
考えすぎで。
胃がきゅーんとする。
考えすぎで。

うーむ。
焼き鳥でも食べてボンヤリしたいぞ。

昨日の夜、激烈に腹立たしいことがあり、
今朝起きてもあまりに強い谷底感。
ちょっと前もそんな気分になったことがあったのに、
こりゃ当社比3割深い。

妙に、なんかやらなきゃって思って、ノートを買った。


◇◆◇


昨日は取材に出て、その前にお昼を食べようと思い、
しかし3時ごろだったが、やけにモスバーガーに行きたくなった。
テリヤキバーガーとクラムチャウダーを食べようと決めていた。
しかし注文するときに、新しいフォカッチャとかいうものが目に入り、
それのすごく辛いソースのやつを頼んでしまった。
しかもオニポテセット。クラムチャウダーで。
ものすごく濃い組み合わせだ。濃すぎるぞ。
辛いソースは、わりと本当に辛くて、ポテトを付けながら食べた。
辛くて、濃くて、重くて、しかも飲み物はクラムチャウダーだから、
まったく逃げ場がない。
自業自得とはいえ、なかなかつらかった。
そういえば胃の調子があまり良くなかったことを、途中で思い出したりした。

どうして注文する時って、魔が差しちゃうんだろう。

そのあと、また魔が差して1000円パチンコして負けた。
一回かかったのに、へなちょこな数字で、全然出なかったのだった。

でもそれから取材に行くと(といっても一人で散歩するだけだが)、
わりといい考えが浮かんできて、やっぱり仕事ってすごい。
これが趣味だったら、ダメな気分のままだったろうと思う。
ダメな気分の時は仕事をするに限る。


◇◆◇


ずっと、本を読んでいる。
これからまたおもしろくなりそうなので、
昨日の鍋の残りのダシで、キムチ雑炊を作って食べた。
今日もひとりだ。
燃えるような腹立ちからは、だいぶ開放されてきたが、
強い種火はあるので油断大敵火がぼうぼうだ。

こういう気分なので、会ってホッとしたい人もいるが、
こういう気分だからこそ、会ってホッとするのは良くない。
こんな気分をまぎらすために使っちゃダメ、というか。


◇◆◇


ほんの数ヶ月前と今の自分の写真を見比べると、
なんだかぜんぜん違うので、それだけでも、時間のすごさを感じる。
時間と自分が、お互いにグイグイ引っぱりあって進んでいけばいいと思う。



2005年01月13日(木) 立ち読みのち立ち呑み

心身ともにぐったりしているのもあり、
自由業者のくせに勝手に忌引と思って休んでいるが、
その実は引きこもりかも。忌引と引きこもりって、字が同じだ。
でも、きのう、ふと週間天気予報の画面を見たら、
いくつかの〆切が目の前だった。今日から仕事することにする。
でも午後からにする。
おとといから、ずーっと同じ本を読み続けている。
人の日記なのだが、分厚いので、いつまでも続く。

昨日の夜は、またひとりだったので、
なんとなくバスで駅へ降りて、立ち読みしたりした。
でもメトロ書店への不信感がつのりすぎて、
メトロではあまり本が読めなくなってしまった。
紀伊國屋まで行こうかな、と思いつつ、
大好きなお店のおでんが食べたくなり、寄る。
ひとりだったので、立ち呑みコーナーでスジとだいこん、厚揚げ。
ビールと熱燗(ぬるめ)2杯。カワハギロール1枚。
そこの主人の笑顔と何気ない会話にジンとして、
ほかほかして、家まで歩いて帰った。
ライブ会場にいるくらいの音量でYMOを聴き、ときどき星を見上げながら。
どっかからタクシーに乗ろうかと思ってたけど、
気づいたら家だった。
途中、何度も野良猫に会った。けっこう楽しそうだった。
「野良猫は、思ってるほど寒くない」
なんて言葉が頭を反復するので、自分がちょっと酔ってるんだとわかった。

しばらく本を読んで寝た。


◇◆◇


プレスに「あの人のお気に入りのちゃんぽん」とかいうもののコメントをして、
自分が「あの人」でもいいのかって気持ちが150%くらいありつつ、
写真も載せるっていうので、しかしさいきんの写真がまったく無いので、
いま自分で撮ったが、いくら撮ってもさえない顔だったのでおかしかった。
どこ見てんのかわかんない、横顔のを送った。
どうせ豆粒くらいにしか載らないんだろうからいいや。



2005年01月12日(水) 人並みの罠

昨日の夜はたっぷり体操して、本を少し読んで眠った。
いつものように現実生活の延長のような、しかしやはり夢らしい夢を見る。
久しぶりに会う人に会ったり、
久しぶりじゃないけど、久しぶりのように感じる人に会った。

ひとりだ。

ひとりの時間の貴重さ、心地よさに打ち震えながら、
頭は、自分以外の人のことを考えていたりする。
本当にひとりになんて、たぶんなれないんだろうけど、
体がひとりである状態が、どうしても好きだ。
ひょひょひょひょひょっとして、結婚に向いてない???
(と、いま発見したように書いたが、もっと前から気づいてはいた)
まぁ、大丈夫だけど。
今ちょっと疲れてるから。

暮らせる人と暮らすのは、いいと思う。
だからこそ暮らしてるんだし、ちゃんと楽しい。
でも、人と暮らすことと、世の人が求める結婚は、
ほとんど同じものだとされているけど、違う。
結婚したから、お互いのすべてがお互いのもので、
すべてをわかちあうっていうのは、感情ひとつとっても大無理。
「すべて」ってのは「絶対」と同じで、これこそが「ありえない」ことだ。
私はまったく信じていない。
さらにそこに、本人以外の人間がからむと、
そんな人なんて、正体は赤の他人なんだから、急によりかかられてもね。
ちょっと前に、言われた。
「うちに嫁に来たばっかりにナントカカントカ…」
だから即座に否定した。
「嫁になんて来てませんよ。好きな男と結婚しただけで。」
その2つが混じり気なしのイコールで結ばれるのなら、
自分としたことが、なんて人並みの罠にはまったのだろうと思う。

ひとつ救いは、ダンナが本質的には、そういう部分が私とよく似ていること。
私ほどではないかもしれないが、「ひとり人間」同士だってことだ。
さすがにそこは、恋の熱の中でも嗅ぎ分けていた。
そういえば、二人でゆっくりなんてしてないなぁ。最近。

新年早々、来し方行く末を考える寒空である。




2005年01月11日(火) 号泣号泣また号泣

昨日はお通夜で(揺るぎなく暗い話だねぇ)、
あれこれ高速回転で気を使っていたら、
最後は飲んでしまってたのもあって、
しかもエアポケットのように外でひとりぼっちになった時間があって、
見事に号泣。
よく「目を離したすきに…」と言うことがあるけど、まさにそんな感じの。
そのすぐあとに親が来たのにもう止まらず、
34にもなって親になぐさめられながら号泣。
犬も来なかったので、家にひとりで帰って、
もぎもぎもぎもぎといいながら、もぎを抱っこして、またしばらく号泣。
ほんとに「わーんわーん」といって泣いた。
そして寝て、ずーっとよくわかるようでわかんない夢を見ていたが、
最後の最後で、逆転優勝みたいなすばらしいシーンがあり、スカッと起きた。

起きたらアルコールも気持ちも見事にすっきりしていて、
腫れてるのは顔だけで、
楽しみにしていた本も届いて、パラリとめくってニコニコしたりして、
これからお風呂はいってお葬式だ。

昨日はもう、たぶん「みんな私のいうことを聞いてーっ!」って切れてたころから、
かなりおかしかったのだ。(この時はまだ飲んでなかった)
あまりにもたくさんの人が、寿司を遠慮して帰ろうとするから。
でも寿司はなくなったので良かった。

そしていかにオヤジさまが幸せ者か、
なぜか私が力説して、一瞬、なぜ私が力説してる?と思ったあたりでも。

今日もがんばろう。


◇◆◇


がんばってきた。
ごってり疲れた。
帰ったら、このところご機嫌超ナナメのもぎくんが、抗議の粗相をしていた。
トイレはきれいなのに。100%わざとだ。
しかしあまりの疲れに、怒る気にも泣く気にもなれなかった。
ダンナは実家。
私も実家に行ってきた。かなりホッとした。
これから一人寝。
体操して本読んで深く眠ります。
おやすみなさい。








2005年01月10日(月) もはや幸せだよ、これは。

あれよあれよという間に、ダンナのオヤジさまが死んでしまった。
こんなふうに書くと、なんだか軽く思ってるように見えるけど、
関係者はもちろん苦悶しつつも、
ほんとうにあれよあれよだったのだ。
わかってはいたんだけど、常にみんなの予想の3歩くらい先を進んでしまい、
あれよあれよだった。
昨日だって、たしかにここ数日悪くなってたのはわかってたけど、
まさかまさか「今日明日」だなんて思ってなかった。
のんきに弁当を作り、先に病院に行ってたダンナと食べようと持って行ったら、
どんどんあわただしくなって、夕方には、スーッといってしまった。
(いま思えば、昨日、あの弁当を作ったあとのやけに空しかった気持ちは、
 ちょっとした予感だったのか。仕方もないことだけど。)

すごく気が短くて、すぐプンプンして、すぐ勝手なことをしていたが、
死んじゃうときも、そのまんまだった。
パッパッパーッて。
一貫性のある生き方、死に方であった。

そして、とてもとても安らかで、こんな顔見たことないっていうくらい、
優しい顔になってしまって、なんだかおかしいくらいだった。

病気が明らかになって、たったひと月あまりだったけど、
たぶん本人も含めたすべての人がベストを尽くした。
わけあって遠く離れていた故郷にも行ったし、
お正月も迎えられた。息子の誕生日も一緒に過ごした。
最後は、身内ではあるが、どうしてもハタで見ていた私が思うに、
こんな幸せな死に方ないっていう感じだった。
さほど苦しむこともなく、右手には愛する妻、左手には愛する息子。
だれでも死んでしまうのだとしたら、こりゃ理想だと言いたい。
意識もない状態ではあったけど、最後の最後は、自分で目を閉じた。
あっぱれオヤジさまだった。

ちょっと早かったとは思うけど、ゆっくりしてください。
トニー(まるきちの前の犬)も待ってるから。



2005年01月09日(日) 1月9日、朝。

昨日に引き続き、どっさり寝汗。
起きた時は気持ちいいのと悪いのと半々だけど、
シャワーを浴びるとすっきりするので、最終的には気持ちいい。

最近ようやく、かなり長く続いていた右肩の変調が治った。
どうしてこんなにおかしいんだろうと、ずっと思っていたのだが、
ほんの何日か前に「あれだ!」とわかって苦笑いした。
それは、ボウリング。(11月24日参照)
直後には大した変化もなく、しかしじわじわと痛みやコリの増幅があったので、
変な風に寝たかな、とか、仕事するとき変なカッコしてたかな、とか思っていた。
でも、あるとき稲妻のようにわかったのだ。
「あれからじゃん!」って。
もう治ったからいいけど、ボウリングをするとこうなるってわかって悲しい。
たまにはしたいなと思ったのに。


チャイが飲みたくなって、作る。
大好きなアールグレイで作るといいかな、と思い、
大好きというわりにはやる気のないティーバッグを煮出すが、
紙の味がしてあんまりおいしくなかった。
てことは、やっぱり普通に飲む紅茶も、
ティーバッグだと紙テイストが混じっていて、ダメなんだろうなぁ。
しかしやはり、紅茶に関してはやる気がないのであった。


こないだある人から、オシャレな紅茶屋さんのフレーバーティをもらった。
「TOKIO」なんて名前が付いていて、
おぉっ、私がYMO漬けというのを知っていてのことか!なんて思ったが、
たぶんぜんぜんまったく違う。ただのうれしい偶然。
(テクノポリスという曲の中で、「TOKIO!」って叫ぶところがあるのです)
どんな味なんだろうと思って飲んでみたら、
ブルーベリーみたいな味がする緑茶でした。
変と言えばかなり変だったけど、嫌いじゃなかった。
でもこの調子なら、あの店にはとんでもなくおっそろしい味のお茶があるのでは。
カレー味とか、マトンフレーバーとか。


犬が、あいかわらず夜はずーっといて、
朝もいたりして、もぎくんも落ち着かないし、気を使う。
特にこの犬(まるきち)は、ずーっと人のことを気にしていて、
ちょっと動くと付いてくるし(犬ってそうなのかな)、
ハアハアハアハアワンワンワンワン忙しい。
まったくちゃんとしつけられて育っていないし。
ジジババにメロメロに育てられたワガママ息子だ。
人間だったら、かなり苦手なタイプ…。
だいたいシーズーって、自分のことをカワイイって生まれつき思ってる気がして、
そこがちょっと。


雪だ。

近ごろすごく日記が長い。これでも押さえてたりする。


◇◆◇


集中して料理を作ったのに、なんとなく、軽いむなしさ。
泣かないように、がんばってみる。



2005年01月08日(土) いるんだけど、いない。

自分とはとても関係があるんだけど、
いざその場に行くと、自分の入る余地はない…。
そんな場所で、遠くを見る今日このごろ。
自分が、いるんだけど、いない場所。
そういうポジショニングは、人と人との化学反応だから、
逃げられなければ、いるしかない。
いないまま、いつづけるしかない。
しかも、この私の居場所のなさが長く続く方が、
事態の本質から言えば良いことなのだ。

今日はすごく寝汗をかいた。


◇◆◇


自分が自分でままならないのは、底のないつらさ。垂直。
人のことでままならないのは、あてどないつらさ。水平。

なんつーか、いま、十字固めっス。
めでたいことだよ。

そしてなぜか醤油味のラーメンが食べたくなった。
矢野顕子さんの名曲「ラーメン食べたい」な感じで。

…と書きつつ、曲をかけて、終わって、次の「David」が流れる。
「やっぱり猫が好き」というドラマの曲だった。
この曲の出だしを聴くと、いつも目の奥に熱い冷たさのようなものがよぎる。
泣くまでにはいたらないんだけど。

そして次は「自転車でおいで」だ。
これを聴きながら、よくひとりで散歩したな…。大学のころ。
長崎にはない、大きな川のそばの草っぱらに座ってたりしてた。


聴いてる曲を実況してどうする…。仕事仕事…。
ちなみに聴いているのは「Hitotsudake the very best of Akiko Yano」でした。


◇◆◇


結婚する、結婚しているという状態に、人はひどく安心を求めたりするが、
本当は日々更新だ。
人と人との問題である限り、日々更新に決まってる。
その関係の中から生まれた小さな人たちを、
小さなあいだは守るという役割はとても大きいが、
それにしても、日々更新ということを忘れてしまうということは、
怠慢だろうと思う。
そういうことを厳しく考えずに生きるために結婚する人も多いだろうし、
こんなことを考えているなんて書くと、
「あの夫婦はヒソヒソ…」と思う人も多いだろう。
でも私は考えてしまう。別にダンナがどうこうというわけでは全然なくて。
逆に、結婚にどっぷり乗っかって、
安心してはいけないものに安心している人の気が知れない。
自分の心や気持ちだって、ひとときも油断できないのに、
そこに他の人の心や気持ちがからんでくるのだ。
ずーっとうまくやってきていても、なにかすごく些細なことで、
「えっ…」と思われて、ポロポロと崩れはじめるかもしれない。
普通は起こらないような問題への対処の姿勢とか。
もちろんそれで「惚れなおす」ということも充分ありえるが、
ともかく油断はできない。
その人の前でだけの気のゆるみ、安らぎ、ラブラブなども含めて、
日々更新なのである。





2005年01月07日(金) どれほどの赤血球が

今年に入って7日。
しかしもう、かなりの日々を過ごした気がする。
あいかわらず時間の進みが遅い。
1日1日が濃いというか。
今日も、ずいぶん経つ気がするが、まだ昼だ。
これはどうしたことなんだろう。
いままでにない感じだ。

昨日はたくさん人としゃべった。
昼から夜中までいろんな人と。
今朝の新聞に、
1分間話をすると、何万個だか何百万個だかの赤血球が失われると書いてあったが、
昨日はかなり消費したに違いない。

まぁ、血の気は多いので大丈夫。
貧血なんて一回もなったことない。可愛げなし。

今日はダンナの誕生日。
寒そうだけど、プレゼントを買いに行こう。
お財布がもう、ボロっちくなっているので、お財布にする。
新春に買うと「春(張る)財布」だから縁起がいいらしい。

張ってくれ〜!


消防出初め式の花火の音がする。





そして財布を買った。
あやうく自分好みのけったいなものを買いそうになったが、
予算をはるかに超えていたので、踏みとどまった。
買ったものも、自分好みではあるが、とてもシンプルだ。
シンプルだけど、ちょっとだけ変わってる。

ディナーは金剛園かな。
世間一般では、七草がゆなどすする日なのに、
加藤家は、覚えている限りでは、焼肉だ。
焼肉好きの誕生日だから仕方ない。





2005年01月06日(木) 編み目の中に

取るに足らないはずの、いろいろな些細なことを、
すべて予兆や伏線だと思って、ものごとの編み目の中に入れていくと、
たいていのことが、やっぱりそうなのでおもしろい。
だから何が起こっても、なるほど、と思う。

昨日、テレビで橋田信介さんの講演のようすが映っていて、
戦場で生きるか死ぬかの時間を過ごしたあとに、
「青い空や、白い雲、木々の緑、黄色いタンポポ…」
などが目にしみるという話をしていた。
「青い空」「白い雲」というところにぐーっと来た。
それは私にとって、ちょっと特別な言葉だから。
私の掲示板のサブタイトルでもあるそれは、
種あかしをすれば、
私が小学一年生の時の国語の教科書のいちばんはじめに書いてあった言葉だ。

あおいそら
しろいくも
みんななかよし

横着なことに、小学校に入る前からすでに新聞なんかも読めていたし、
本もいっぱい読んでいたし、小学1年の時に「小学1年生」が幼すぎてつまらず、
「小学3年生」からスタートしたりしていたので、
その言葉を「習う」って意識はまったくなかった。
「あ」の書き順とかが書いてあったりしたけど。
でも、木の机に教科書を広げ、その言葉たちを眺めながら、
とてもいい気分だった。
先生が説明していることは、もう自分には必要のないことだったので、
ずーっと、あおいそら と しろいくも の世界にただよっていた。
そして「みんななかよし、ってのは、ちとウソくせーな」
と思ったりしてしまったところが、三つ子の魂百までであった。

あおいそら と しろいくも をいつでもきちんと見上げて、
そこに気持ちをただよわすことのできる心を持っていたい。
さらに、心じたいに、あおいそら と しろいくも をいつも持っていたい。
あの、木の机の上に広がっていた、ことばの風景が、
いまも心の軸のひとつになっていることに驚く。






2005年01月05日(水) 年は明けきった。なぜなら…

昨日はハンバーグを作った。
かなりおいしかった。
タマネギをいつもより小さめに刻んだのが勝因であろう。

今朝、ようやく年が明けきったな…と実感した。
それはスポーツ新聞のエロページが再開したから。
去年勢いでスポーツ新聞を取り始め、
まぁダイエーの(あ、もうダイエーじゃなかった)記事のためだったんだけど、
それはやっぱり勢いだけで、本来はスポーツ人間ではないので、
けっきょくいちばん読んでいるのはエロページなのだった。
あとは社会面も、普通の新聞にはない勢いを感じて好き。
(普通の新聞って、どんどんおもしろく思えなくなってきた。)
去年の年末から読んでいたエロ、もとい、官能小説があって、
紋切り型の肉まみれエロシーンの狭間に、
申し訳程度に挟み込まれているストーリーの展開を楽しみにしていたのだが、
1週間ほどの年末年始休みが開けたと思ったら、今日、いきなり最終回だった。
それなら年末で終わればよかったのに…。
エロ小説の処遇の低さに、新年早々涙である。


◇◆◇


そうだ、このまえ、朝起きがけに、
やたら普段は見ない角度の自分の顔がチラチラ頭の中に見えて、
つまり、鏡の中の自分ではなく、人の視線で見た自分の顔がたくさん見えて、
おかしいなーと思っていたら、妙に足の方から体が浮く感じがしたんですが、
これってどうよ。
とりあえず押さえられたので押さえておいたけど。
それからはそんなこと無いから、まぁ、疲れてたってことで。






2005年01月04日(火) ブツブツものを言ったり

昨日は親戚の新年会だった。
けっこう飲んだ。ごきげんさんになってしまった。
やたら楽しくしゃべりまくり、
小学生と中学生のいとこに、何度も、
「この人酔ってます」と言われたのは覚えている。
集まった家のおばちゃんが、みんなの若いころや小さいころの写真を出してきて、
私のは、ハハがそのおばちゃんに送ってきた赤ん坊の私だった。
手紙に写真が貼り付けてある。
なにかをジーッと見ている顔が笑える。
見てるっていうのを通り越して、凝視って感じ。
かすかに眉間にしわまで寄せて。
そして極めつけは、写真に添えられた近況。
「近頃はブツブツものを言ったり、
 歯の無い口でニッと笑ったりするようになりました」
何かをジーッと見て、ブツブツものを言う…いまと同じじゃないか!

そしてもう一枚、ハハの小さいころの写真が、
これまた笑うしかないくらい自分に似ていて笑った。
似ていると言うより、その写真の角度に関しては、もはや同じ。
人様から見ると、ハハ、私、妹と、笑えるくらい似ているらしいが、
本人たちは、お互いに違うところばっかり探すから、
そんなことはないと思っていたが、
これを見て降参した。


◇◆◇


今日は仕事始め。
これからある広告のことを考えて、夕方打ち合わせ。
帰りには、好きな洋服屋さんのバーゲンをのぞいてみようかな。
洋服は、特に決まった店で買うわけじゃなくて、目について好きになったもので、
財布と折り合いがつけば買うという感じだが、
ひとつだけ、なにかあるかな、と思って行くお店がある。
しかし次第にそこの服が増えてしまい、
行こうかな、と思った時にそこの服を着ていたりして、
そうなるとなんとなく恥ずかしいので行かない。
なので、今日はそこの服を着ていない。
…あ、ジーンズはそこのだ。まぁこれはわかるまい。

あのオーバー、安くなってないかな…。

→なっていたが、買わず。シャツを3枚買った。五千円也。


◇◆◇


昨日は飲んだ勢いで、帰ってきてから「夢千代日記」全5話を見てしまい、
いつも泣くところで泣いて、2時過ぎに寝た。
ちょっと寝不足。頭痛い。


◇◆◇


新しい年になって、なぜか時間の流れ方が変わった気がする。
ちょっとゆるやかになった気が。
理由は、たぶん、わからないようで、わかるようで。

人の心はおもしろい。





2005年01月03日(月) Mさんの部屋より

いま、部屋がすごいことになっている。
わけあって、いつも眠るリビングでダンナと犬が寝て、
私の部屋で、もぎくんと私が寝ている。
いちおうこの部屋は仕事部屋で、机と、イスと、パソコンと、本棚が5つと、
本棚から出してそのままの本や各種資料が地層になってたり、
あとは出雲大社と須佐神社の玉串や、最近着た上着があったりする。
昔っぽい形のストーブも。
それでもう、6畳の部屋はほどほどに埋まるが、
いまはそこに布団を敷き、もぎくんのトイレとごはんセットを置き、
さらに枕元に読みかけの本や、まとめ読み用のマンガの山があったりする。
床が出ている面積はごくわずか。

で、外からふとこの部屋に入ってくると、どうしても思い出すのが、
「Mくんの部屋」だ。
とてもいやだが、に、似てる。
本棚にあるのが、かろうじてエロものじゃないってだけだ。
そしてパソコンからは8割方YMOが流れている。
いま私がなにかをやらかして、この部屋が撮られたら、
実物の5割り増しで、とんでもない人格を持った人間だと思われるだろう。


◇◆◇


ものごとは、いつも進んでいる。
停滞、という進み方もある。
ある人にすごく関係のあることでも、
本人がまったく知らないところで進みまくる時もある。
うすうす知られつつ、だれにもどうしようもなく、進むこともある。
明らかに知られつつ、だれにもどうしようもなく、進むこともある。

この「だれにもどうしようもなく」の部分が、私が心ひかれるところだ。
突きつめれば、それにしか興味がないと言ってもいい。
自分に関しても他人に関しても、それをじっと見つめて、
できるだけ自分なりに正確に、言葉に写しとっていきたいと思う。


◇◆◇


カレンダー作成。
写真の選びが、去年より確実に、良く言えば「心象風景」っぽいが、
まぁ、簡単に言うと、怪しいかも…。





2005年01月02日(日) やっていける

きのうは元旦早々たくさん歩いたので、
体がスッキリしている気がする。よしよし。
スッキリしたい欲が、最近とても高い。
頭や心がぐちゃぐちゃなことが多いので、体からスッキリしたいのだろう。
そして、その順番は、間違ってはいない。

ひとつ、気にしていることに関して、
強力に取り憑かれていた「心細さ」が無くなってうれしい。
良くないこと、大変なこと、怖いこと…負のレッテルを貼られがちなことは、
他にもたくさんあって、その件に関しても、
いろんなマイナス要素はたくさん残されているのだけど、
「心細さ」が消えたことで、驚くほど心が軽くなった。
私はたいそう心細さが苦手だったようだ。
明らかな逆境なんかはむしろ好きかもしれないのに…。

よし、これでこの先どうなってもやっていける。
もちろん、手にしたと思ったものが、
いつどうなるかはわからないという可能性は忘れない。

こんなとき、ある人と、四角い窓から見上げた青い空とゆっくり動く雲を思い出す。
人の気持ちは、時とともに、やはり移り変わっていくという話をしながら。
しかし、移り変わるとはいえ、
存在すること、存在したことに変わりはないというような意味も含めて。


2005年01月01日(土) これが一年の計ならば

元旦早々、2時間くらいぶっつづけで歩いた。
しかもひとりで。
お諏訪さんに初詣に行ったら、おもしろかった。
何がって、あんなにたくさんの人がお諏訪さんにいることが。
いつもは何にもないところに、出店がいっぱいあった。
月見茶屋にはウソみたいな行列。
お諏訪さんには、よくパワーチャージに行くが、
こんなに賑わっている時に行くのは何年ぶりだろう。
でも、なんとなく、お諏訪さんのパワー自体は、黙ってるって感じだった。
たくさんの人をやりすごしてる感じ。

そのあと、ほしかったCDと写真集を、自分へのお年玉として買う。

神社に行って、CD買って、本買って。
なるほど、今年もこうやって過ぎていくか。

しかしいくつか、
これからやりたいことのキーワードや方針のようなものも思いついた。


◇◆◇


昨日と今日で、ナマコを約2匹は食べた。
年々高じるナマコ好き。
どんぶり一杯食べたいくらいまで好きになってしまった。
ダイダイをたっぷり搾って。くくっ、たまりませんなー。


◇◆◇


わけあって、ダンナの家の犬(まるきち。凶暴。)が来ているので、
私はもぎくんと、私の部屋に引きこもっている。
ダンナとまるきち。私ともぎ。家庭内別居と言えば言える…。
買ってきた写真集をじっくり見よう。


◇◆◇


悲しさが一粒も含まれていないものに、いいものなんてあるんだろうか。





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