ぴんよろ日記
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2004年04月28日(水) 今年もまた

明日はいよいよ陶器市の日だ。
うれしい。
一年の中の、特別な日のひとつ。
どんなものを自分が「いいなー。買おう」と思うか、
それを定点観測できるので面白い。
物を見る目や価値観は、ゆっくりとだけど、
確実に変わっていることを実感するからだ。

明日は、どんな器が、私のリュックに収まるだろうか。


2004年04月26日(月) 玉三郎に背中を押される。

昨日の夜、玉三郎さんが太鼓集団の「鼓動」を演出するという番組があっていた。
私は太鼓そのものは、ふだんさほど好きというわけではないのだが、
(あまりにも根元的ミュージックすぎて、入り込むと、とてもぐったりする)
昨日の番組は、見入ってしまった。
玉三郎さんのたたずまいの希有さだけでも、見る価値はたっぷりあった。
途方もない経験を重ね、
ただならぬ空間と考える時間の中に身を置き続けている人が、
ジャンルは違うけれど、しっかり、じっくり表現に取り組む若い人々とともに、
ひとつのものを作り上げながら、大切な心根のようなものまでを伝える姿。
そして、そこからまた、玉三郎さん自身もいろいろなものを受け取っている様子。
…ほかにもいろいろと素晴らしかったのだが、
このところ、心にひっかかっていた、ある懸案事項が、その番組を見ていて晴れた。
やろうかやるまいかと悩んでいた仕事を、ひとつ引き受けてみようと思えたのだ。
さらにその仕事を進める方針のようなものまでも、おぼろげにつかめた。
感謝感謝だ。
感謝の気持ちを伝えたいくらいだ…。
ありがとう玉三郎さん。


2004年04月25日(日) 目に青葉。

ちょっと前から、木々の緑の勢いが、
スペシャルバージョンなパワーで全開だ。
部屋の窓から見える、遠い山や茂みの様子も頼もしいが、
ドアを出て、すぐ裏の山にある木々を目にすると、
まさしく「目に青葉」が飛び込んでくる。ぐいぐい押される気さえする。
素晴らしい風景や風物はいろいろあるけれど、
この季節の青葉が目に飛び込んでくる感じは、他の追随を許さない。
だから「目に紅葉」や「目に白雪」「目に青空」なんて言わないのだ。
生命力そのもののような、押しの強い緑色。
季節が巡ってきたなぁ、と思わされるもののひとつだ。


2004年04月21日(水) ストレートパーマ

いろんな人(時に自分も含め)が、
自分が見た夢をさも楽しそうに語る時があって、
でもそんなときはいつも「あぁ、人の夢は案外面白くないな」
って思うことの方が多いのだが、
昨日の夢は、自分が忘れたくないので書いておく。

その夢を、明け方見ていて、あんまりおかしくて、
寝ながら「ぶふーっ」っと吹き出してしまったら、
ダンナがどうやら、悲しい夢を見て泣いていると勘違いして、
「どうした?」と話しかけてきたので、
「いや、違うと、おかしか夢やったと!」と言って安心してもらった。

夢の前後は、もうすでに忘れてるんだが、
とにかく、小林稔侍がヅラなのに、
(現実の彼がヅラかどうかは知らないですが)
あの微妙なウエーブのヅラに、
ストレートパーマをかけていて、異様にまっすぐになっており、
しかも耳の横の「びん」の部分が、矢印の形に固められていた。
それがとにかくおかしくて、
また眠って、そこでも思い出して、寝ながら笑っていた。

…オチはないです。ごめんなさい。記録用ってことで。


2004年04月12日(月) 2本と1冊。

昨日の夜から、今朝にかけて、見はまり、読みはまった。
「2本」は、先週に引き続き、NHKアーカイブス。
「1冊」は、ノンフィクション269ページ。
読み終わって、眼鏡を外した眼で時計を見たのだが、
たぶん4時過ぎだった気がする。
でも、猫くんは、7時半ごろには、
容赦なく「えさー、えさー、えさくれー」と顔を叩くので、
こうして起きているし、読んだ本のおかげで目はさえている。
(いま、朝の9時前)
もちろん、見た夢は、その本の世界のままだった。
昼前には、その人が書いた他の本を買いに行こうと思ってるので、
二度寝はできない。
昨日、昼寝しといて良かった。久々に、たっぷり昼寝したのだ。
夕方起きて、本を買った。その本を読むための昼寝だったようだ。

本には、ただ単に、そのノンフィクションの事件の面白さだけではなく、
いま私が考えている、世の中の大枠の問題が書かれていて、いろんなことを考えた。
そして、小さく悩んでいた、いくつかのことが解消した。

昨日は、面白さにつられて、結構なスピードで読んだので、
これからまたぱらぱらとめくってみるつもりだ。

あー、だから本を読むのはやめられない…。


2004年04月09日(金) 刺さりそうなんだ、あれが。

小さいころから、かすかに怖いなぁ、と思ってしまうものがあった。
なぜか最近よくテレビで見るので、怖い気持ちがスッと気持ちを刺してくるのだ。
それは…前の方が明らかに長くしてあるボブスタイル。
つまりですね、生命保険のCMの長谷川京子さんみたいな髪型です。
なんかあれが、ずーっと前から苦手なんです。
あの先っぽに、オンナの主張がとんがってる気がして。
オバサンのおかっぱでも時々ありますね。とんがってるの。
たとえば何か話していて、ちょっと議論めいたものになったときに、
あれがキラーンと刃物になる気がするんです。
「アタクシはアタクシを曲げないわよ」って。

気にしすぎなんだろうけど、これまでの経験から言って、そうなんだ。
あの髪してた人は友達にいなかったし。





2004年04月07日(水) 腹との対話。

今日はハンバーグを作ろうと思っていたのだが、
なんだか気持ちがすっきりしない。
いい線は行ってるのだが、微妙なずれが心の中に発生していた。
だから、打ち合わせの帰り、バイクで走りながら、自分のお腹の声に耳をすませた。
「本当は何が食べたいのかね?」
そしたらヤツは答えたのだ。
「メンチカツだよ!揚げるのは手間がかかるからって、さりげなく外してただろ?」
私たちは和解した。
「ごめんよ、ちょっぴりの手間を惜しんで無視してしまったね」
「そうさ!ケチャップとマヨネーズを混ぜたので食べようよ!」
「あ、昨日の肉じゃがの残りで作った、昼のカレーもあるね」
「ほらほら!メンチカツカレーだってできるんだよ!」
「まったくだね、まったくだね、やったね!」

まー、そんなわけで、今日はメンチカツです。


2004年04月05日(月) 良くも悪くも。

おとといNHKでやってた「映像詩・里山」。
あれはちょっとすごすぎた。
そりゃないだろうとすら思えるほど…。

何気ない田舎の風景を一年間追っているのだが、
いったいどれだけの待ち時間とアングル設定、
その他もろもろが必要だったかと考えるにつけ、
頭を抱え込んでしまうような映像が目白押しだった。

人間はもちろんのこと、
魚や鳥たちにも「3,2,1、ハイ飛んで!」
と言ったとしか思えないカットが続々と。
一応、テレビカメラマンのダンナと二人、
「うっそ、うっそ〜」
「何時間待ったとや〜!」
「まさかこの動きの先に…やっぱりおったー!」
と、叫びながらの数十分だった。

ぜんぜんほのぼの見れない私ら。

しかも昨日は、さらに、NHKアーカイブスで、
「マサヨばあちゃんの天地」と「出稼ぎの歌」を見たのだが、
これがまた。
特に、一人で自給自足の生活をしているマサヨばあちゃんのもとには、
放送後、なんと1万人が訪れたのだという。
…ということを、あの落ち着きはらった司会のおばさまが、
さも番組が良かったから、と言わんばかりに仰っていたが、
私は、ばあちゃんはさぞ大変だったろう…と思った。
どれだけの人が、無いものねだりの幻想を持って押しかけたかと思うと。

良くも悪くもNHK。
NHKにしか撮れない感じのものってある。
お金と時間が恐ろしいほどかかっているのだけはわかるんだけど、
でもそれが、撮られた方にとって幸せかどうかは、…わからない。
そして、あれが真実の姿かどうか…それももちろんわからない。

やっぱりNHKのドキュメンタリーは面白いなぁ、
そしてテレビはこわいなぁ、と思った2日間でした。


2004年04月04日(日) 腹筋!

こないだ麦飯石サウナに行って、
一通りコースを終え、最後の露天風呂から上がって、
大きな鏡を見て、あれ?と思った。
なんだか腹筋が付いているのだ。
全く運動らしい運動もしないし、最近ではモリモリ歩くこともないし、
腹筋を使う職業でもないし…はて、なぜ腹筋が付いたのだろう?
でもすぐわかりました。
腹筋を使うことを、近ごろよくやっているのです。
毎日何セットも。
しつこいタンを出すための咳や、これまたしつこい鼻水を出すための鼻かみ。
ふふっ…なんだかなぁ。


2004年04月03日(土) 松は松でも

最近、スポーツ新聞をとっている。
スポーツ新聞は、実に目覚めがいい。
普通の新聞の一面なんて、だいたいが暗い話題で、
本来なら、朝一番の頭に入れるようなものじゃないと思う。
「死刑」とか「贈賄」とか「殺人」とか「逮捕」とか、
昼見ても夜見てもギョッとなるような言葉を、朝の眼に刷り込むのって、
あまりいい習慣じゃない気が。

ということで、スポーツ新聞。もちろん西スポだ。
ダイエーの活躍を、これでもかと。
負けた試合でも、いいところが一面。

西スポってとこがポイントだ。
私にとっては巨人がどうなろうと知ったことではないので、
その点では、他のスポーツ新聞じゃだめなのだ。

こないだなんか、おかしかった。
松中がホームランを打った翌日だったんだけど、
街に出て、コンビニの新聞売り場に目をやると、
やはり「松」「松」「松」…と、どの新聞も「松」の字があって、
セリーグが開幕してないとはいえ、
よしよし、どこもダイエーに注目するようになったか、と思ったら、
西スポ以外の「松」は、ヤンキース松井の「松」だった。
おかしいなーとは思ったんだ。
「松」の横に「ピンストライプがどうの…」とかいう字が見えたし。

まぁ、いいさ、私は西スポで目を覚ますのだ。



2004年04月01日(木) 予約した!

髪を切ろうかと強く思って、
近くの美容院に電話したら、微妙に時間が合わず、
しかし、これで引き下がっては、また電話する勇気がなくなり、
春の日々をうっとうしい気持ちで過ごさなければならない。
だから、そのまま勢いで「明日は空いてますか?」と聞いた。
そしたら、明日は、いい感じの時間に空いていた。
さっぱりしよう。春らしく。旅先で早く乾くように。


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