ぴんよろ日記
DiaryINDEXpastwill


2004年03月29日(月) いつも海の底

鼻をかみすぎて、
なんだか耳の奥がずーっとゴーッといってる感じだ。
いつも海の底にいるみたい。
ボワーッとしている。
でも、なんだかなつかしい。
中学の時に水泳をしていたことを思い出す。
水が入ったときはこんなだった。
ボワー、ゴーッ…。

泳いだ帰りは、よくケンちゃんヌードルを食べてたなぁ。
トウモロコシのおでんと。

あのころは、インスタントラーメンがすばらしくおいしいものだった。
でも今は、ぜんぜん食べたくない。
大好きだった「どん兵衛」すら、ほとんど食べたくない。
唯一、時々「うまかっちゃん」を食べたくなるくらい。

うまかっちゃんって、衝撃的だった。
それまで醤油味しかなかった、あの縮れ面の袋ラーメンで、
我らがトンコツ味が出たときの喜ばしい気持ちといったら!
鮎川誠のCMも覚えている。
「博多んもんは横道もん 青竹割ってへこにかく」
だったかな。

…と書いて、鮎川誠のCMがうまかっちゃんのだったか自信がなくなった。

そもそも、なんの話だったかな。
あぁ、鼻をかみすぎて、耳の奥がゴーゴーいって、
いつも海の底にいるということでした。

静かにやりすごそう…。



2004年03月20日(土) いざとなったら

新しい道を歩いてきた。
新しい道は、車専用の道なので、
本当に開通したら、もう歩けない。
歩くときは事故の時などだ。

たくさんの人が車道を歩いていて、
しかもみんなリュックをしょってたりしたので、
映画で見たような、戦争や災害から避難する人の群れのようだった。

でもその姿は、なんとなく、悪くないもので、
たとえ何かたいへんなことがあっても、
人は、いざとなったらリュックを担いで歩いていけばいいのだと思った。

何から何まで心配をして、保険をかけたがる人たちよ、
何かあっても、何とかなるさ。
車がだめなら、歩けばいい。



2004年03月14日(日) すべてがライブ盤

音浴博物館の出前コンサートに行った。
そして、どうして蓄音機のレコードを聴くと、
泣きたいような気持ちになるのかが分かった。
それはすべてがライブ盤だから。
演奏する人、歌った人の、一回きり、人生の中の紛れもない3分ほどが、
あの黒い円盤の中には閉じこめられていて、
針を落とすと、それがよみがえる。
今の音楽のようにたくさんの機械を使って音を作り込み、
同じ曲を演奏しているはずの人が、
レコーディングで一回も顔を合わせなかったり、
録音後も、音を切り貼りしたり…そういう頭の作用とはいっさい無縁のもの。
その日、その時の、その肉体と楽器が出した、
その音だけが目の前に現れる。

機械と頭脳でいじり回した音が、それにかなうはずがない。

音楽のいろいろが進歩するうちに、
音楽ではなく、音見本、演奏サンプルを、
音楽だと思わされるようになっているのだ。

もうすぐ、音浴博物館がリニューアルオープンする。
そしたら一日聴きはまりに行こう。



2004年03月11日(木) 改行レイアウト的消耗

昨日からのいまいちな機嫌が続いたまま、朝起きた。
やらなければいけない仕事はあるが、掃除や洗濯を必要以上にした。
ようやく片づいて、お昼ごはん。
資料を取りに行くついでに、
新しくできたインド料理屋さんに行ってみようかと思っていたが、
資料は今日じゃなくてもいいことに気づいて、やはり家から出ないことにした。

いま私は、私自身のある種の器用さゆえの仕事に時間を取られつつあり、
それはしかし、その器用さを除けば特に私でなくともいいもので、
しかも、私が一番苦手な「人とのやりとり」がふんだんに盛り込まれている。
だからもう、こんな仕事は、これから先は受けないことに決めた。
社会に出た人間が、そんな甘いことを言うなと言われるかもしれない。
でも、やはりそれも、そんなことを言う人が思っている以上の向き不向きがある。
やればできるからといってやりたいことだとは限らないし、
やればできるからといってやってくれと言われても、
やりたくないと思えばそれを断ることができることこそが、自由業だ。
そのために、勤め人が「当たり前だ」と思っている、
いろいろなものを捨てているのだから。

私はひとりでやる仕事が好きだ。
ひとりの仕事をするために、人と会うことは、もちろんある。
でもそれは「人と仕事をする」こととは全然違う。
人と話ができるから、営業ができるとは思えないし、
字が書けるから、文章を書く仕事ができるとも思えない。
それはパソコンソフトの、パーソナル用とプロ用の差のようなものだ。
日常的には差し支えないけど、仕事としてはつらい。
私が「人と仕事をする能力」は、プロ用じゃない。
パソコンに付いてたワープロソフトで、本を作るようなものだ。
プロ用ソフトなら一発でできるレイアウトの調整を、改行でチマチマやるような。
やれば、できないことはないけど、とても消耗する。
その消耗は、なんだかむなしいし、回復するのに時間がかかる。

ということで、いまいちな機嫌は、この消耗のたまものなのであった。
あと2週間、通り過ぎるのを待とう。


2004年03月05日(金) 雑。

確定申告をするようになって何年にもなるが、
収入の種類を書く時に、いつも、少しだけ「けっ」というな気持ちになる。
それは「雑」だから。
私の収入のカテゴリーは「雑収入」と呼ばれている。
雑ですよ。雑巾の雑。
「給与」「事業」「配当」「利子」などといった、
目に見える物体や経済活動によって生み出されたものではなく、
なんだかウンチク頭からダラダラと流れ出たようなものが元手のお金は、
どんなにがんばって稼いでも、お上にとっては、なんだか実体のない、
お金の稼ぎ方としては、あまり誉められたもんじゃないものなんだろう。
私から見れば、配当とか利子で食べてる方が、
老人でもない限り、あんまりいい生き方じゃない気がするけど。
これからもし、原稿料だけじゃなく、
印税なんて夢のようなものを手にしたとしても、
それはやはり「雑」だ。
原稿料、印税、出演料、みんな「雑」だ。
私は「雑」で食っている。
でもまぁ、お上なんてそもそも好きじゃないから、
雑上等、という感じである。
そういえば、雑民党ってあったなぁ。
東郷健さんの政見放送、楽しみだったなぁ。
ということで、雑万歳!



2004年03月04日(木) 6時から盛りかえす。

お腹へったなぁ。
朝からどーっといろんな打ち合わせをして、
足裏マッサージまでして帰って来たら、
やけにお腹がへっている。
カールが食べたいと思ってローソンに行ったけど、
なんと売っていなかった。
もらったソーセージを焼いて、パンにはさんで食べようかな。
食パンを、半分に切って、厚みにまた、半分切れ目を入れて。
ケチャップ味で。

昼はきつねそばにしたのだ。
昨日の夜、焼き肉を食べて、肉疲れしたから。
おいしく食べていたのだけど、
ある一瞬、体から「もう打ち止め!」というサインが来た。
急に体が肉を吸収しなくなった感じがしたのだ。
でもやっぱり、あと何切れか食べてしまい、
起きたら肉を食べ過ぎた翌日特有の疲れた感じが生まれていた。
この感じは、体調などでずいぶん違うが、
昨日はあまり許容量が無かった様子。おいしかったけど。
特に特選カルビ。

そのまま疲れを引きずり、過ごした今日一日。
偶然会った知り合いからも、疲れた顔してどうしたの?と言われてしまった。

でも、ソーセージケチャップパンを食べたいのなら、大丈夫だろう。
今日はこれから盛りかえしていこう。
もう6時だが…。





トンビ |MAILHomePage