ぴんよろ日記
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2004年02月29日(日) 流出〜。

見事に流出しちょりました。
ヤフーBB。
まことに遺憾ながら、あなたのデータが流失しとったと、
メールが届きました。
500円の商品券を送るとも。
なんだかなぁ。
でもいまのところ、不審な請求やメールは届いてません。

しかし気持ちの悪いことです。


2004年02月28日(土) 見えてなかったものを見せてくれた人が。

大学のころ、たぶんちっとも勉強しなかったけど、
少しばかりは本も読んでいた。
すると、時々、世界が違って見えてくるようなものに出会えた。
当たり前だと思っていたことが、もしや違うのでは?と疑いはじめられるような。
ドキドキした。
見えてない世界があったことに。
そしてきっと、まだそういう世界がたくさんあるはずだから、
それを見つけて、少しでも見えるようにしていきたいと思う。
(その、見えていないものは、見えていないだけで、
 どこか遠いところにあるわけではなく、いつも目の前にある)
勉強らしい勉強はしなかったかもしれないけれど、
あの時代に、今の自分の大きなベースが敷かれたと思う。

急にこんなことを書いたのは、
そんなドキドキする時間を過ごした本を書いた人の一人が亡くなったから。
新聞に載っていた。
講演会に行ったことも思い出される…。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。



2004年02月23日(月) ロジバル屋

昨日の夜は、さしあたっての仕事も終わってしまい、
確定申告の計算をするには肩がこり過ぎていたので、
以前からぼんやり思っていた「もし自分が店をやるなら」との空想のもと、
クロッキー帳にいろんなことを書き付けた。

それは、
長崎のおいしい素材や食べ物を素直に料理したものをちょいとつまみながら、
軽く一杯ひっかけるようなお店。
スペインなどで「バル」と呼ばれ(だったかな?)ているような、
気軽な立ち飲み気分の、でも、つまみがおいしいお店。
たぶん、あまり大きくない路地にあるので、
店の名前は「ロジバル屋」。
夏はもちろんオープン。
冬も、窓を少し曇らせつつ、雰囲気がちゃんと見えてる。
内装は、簡単に。妙に凝ったりしたくない。とにかく気取らない感じ。
分かりやすい「こだわり」は禁物。
「凝らなさ」を演出するのもナシ。その辺が難しい。

メニューも、簡単に。(調味料はいいものを、それと言わずに使う)
その時々でおいしい魚介たちは、お刺身やカルパッチョや、塩焼き、長崎天ぷら。
茂木の小ぶりなザッコエビの季節は、もちろんさっと湯がいてマヨネーズ。
季節の野菜をほんわか蒸して、チリソースやオリーブオイルで。
青菜はジャッと炒めて、江島醤油をかける。
いつもたいておくのは、豚の角煮。50円プラスすると、汁でたいた玉子付き。
その他、その時々の安くておいしい食材を、素直に食べる。
「ナントカのナントカ風ナントカソース」は、この店には無い。
甘いものも、少し。カステラとか、よりよりとか、ザボン漬けとか、
長崎の人があえて食べないような、長崎スイーツをあらためて。

この店には、ひとつだけ、注意書きがある。
「NO!UNCHIKU」
各種ウンチクお断りだ。
お酒に関することをはじめ、その他もろもろ。
得意げに、自分に酔いながら語るのはお断りだ。
お酒を飲むと、どうしてもそうなるし、自分もそうなることが多々あるが、
後になって思うと、それはとってもつまらないお酒になっている。
だから、掲げるだけは、掲げておく。
できるだけ、ウンチク路地に迷い込まないように。
ちなみに、お酒は、ビールやワインや焼酎など、一種類につき、1〜2銘柄。
これも、ウンチク防止のひとつ。
何の何年ものがどうしたこうしたとかを、ろれつの回らない口から聞きたくない。

そんなこんなで、私は主に料理を作るだけ。
これは、わりと喧嘩っ早い私が、
お客とケンカしたり、水を引っ掛けてしまうのを防ぐため。
お席へは、ダンナがうかがいます。

…なんて、妄想は広がる。
金勘定ができない2人なので、半年で潰れそう。

でもねー、唐人屋敷あたりに、そういう店ができないかなぁ。








2004年02月21日(土) 原価

ものの値段には、原価というものがある。
純粋な材料費に、いろんなものが上乗せされて、ものの値段になっている。
その「純粋な材料費」にも、さらにまた原価があるから、
どんどん突き詰めていくと、たとえば食べ物だったら、
最後には種ひとつとか、卵一個になるので、とりあえず、それは置いておく。

食べ物や、ノートや、洋服はもちろんだけど、
やっぱり人間の働きにも、原価がある。
安いものしか持ってないのに、高く売る術を知っている人もいれば、
いいものは持ってるのに、つい安くしてしまう人もいる。
当然、ものの値段というのは、自分だけでは決められないから、
相手の、値段を見極める目や、その上でのそろばん勘定の上手さや、
交渉の押しの強さなども関わってくる。

また「何をもってその人の原価とするか」というのが難しい。
「どうせいつもブラブラしてんだろうから、この値段でもありがたいはずだ」
と思われたら、こっちの負け。
そのブラブラしているように見える身軽さ
(そのためにいろんなもん棒に振ってます)と、
言われたらその仕事をやれる感覚その他をキープしていることも、
本当は原価に入れてほしいところなのだが。

すんごく有名どころは別にして、
フリーの人のギャラに占める「原価」の割合は、とっても高いと思う。
実働時間で割ったら(悲しくなるのであんまりしないようにしているが)、
ハンバーガー屋でバイトしてる方が率は良かったりする。
頼む方にしたって、社員を使うよりは割がいいから使うんだから、
当然、社員が同じ時間働いたよりは、安くしか出さないのだ。
ホントは逆のはずだけど。
(1年間社員を雇うのと、忙しい3か月だけフリーに仕事をさせるのでは、
フリーに5か月分払う方が効率いいけど、実際は、1,5か月分でフリーがやる)

まぁ、お金のことだけじゃないからやることもあるんだが、
時間だって大切なので、大幅な原価割れの仕事はやりません。
最近は、ほんの少しだけ交渉もできるようになってきた。
(アキンドにはもちろんかなわないが)

でもねー、いろんなことを考えあわせれば、
契約社員とかが、いちばん原価率は高いかも。
あ、それ、ダンナだった。
今年も交渉がんばれよ〜。(いつも余地はないけど)





2004年02月20日(金) くやしいけど今日から。

今朝は、ラッシーを作って飲みました。
ヨーグルトがいいらしいので。

…そう、私は今日から春なのです。

春は花、鼻も春。

静かな戦いの日々が始まります。

なるべく出ないようにしようと思うのですが、
買いたい本が何冊もあるので、どうしよう。
髪も切りたいし。
いくら長くしたかったとは言え、半年も切らないでいると、
まとまりがつかなくなってしまいました。
さっぱり短くすっかー、という気持ちの反面、
長いのも気に入っているので、どうしよう。

その前に、大変苦手な予約の電話を入れなくてはいけない。
あれこれ考えるのはやめて、
いつもの、あのやる気があるのかないのか分からない、
気楽な兄ちゃんのところにかけてみよう。
やる気があるのかないのか分からないけど、
私にとっては扱いやすい髪にしてくれる。
秘かに上手いのかも…。

10cmくらい切ってみようかな。
くやしいけど春だし。

…と思って電話したら、なんと夜の8時まで予約でいっぱいらしい。
ここで他の店に行こうとしたら、また考え過ぎて胃が痛くなったり、
頭がグラグラするので、今日はやめとこう。
それよりも、あの兄ちゃんが働き過ぎて倒れないか心配だ。

すぐ近くに床屋はあるが、あまりにも床屋だしなぁ。
オヤジはイワキコウイチ似。いつもヒマそうにしている。




2004年02月19日(木) もしもし?奥さん?

最近、朝が早い。
猫が起こすのだ。
鳴くとか、走り回るとかではなく、
寝ている顔や肩を、ポンポン、と叩いて。
初めてそれをされたときには、ぎょっとして起きた。
誰だ!と思って。
ぱっと寝返りを打って目を開けたら、猫が正座していた。
それからというもの、毎日、えさをやるまで叩く。
寒い日は、えさを食べた後も叩く。そして、布団に入ってくる。
その叩き方が、あまりにも人間のリズムなのだ。

「もしもし?奥さん?」

まさにそんな感じ。
「たたけばおきるぞ、そしてえさをくれるぞ。」
すっかり知恵の付いた猫に、明日も起こされる。




2004年02月18日(水) 昼は食べない。

今日の昼は食べない。
昨日までの旅で、すっかりたるんでしまったから。
今度の旅で、食べたものだけ、自分への戒めとして書き記しておく。
1日目
フェリー乗り場できつねうどん。
高速のサービスエリアで熊本ラーメン。(意外においしかった)
宮崎の「丸万」で地鶏炭火焼、手羽先焼き、たたき、
スープ、砂ずり、もう一度食べたくて、また炭火焼。
パフェを半分。
部屋で飲みながら、いちごやお菓子。
2日目。
巨人のキャンプの出店の、でっかい大学芋風なもの。
お昼はなぜかトンカツ。
ホテルでびっくりするくらい大きなグラスに入った地ビール。
ブッフェで延々とデザートまで。部屋に帰って寝込むくらい。
また起きて、焼酎バーで焼酎一杯、カクテルバーで、でっかいグラスのカクテル。
3日目。
バイキングの朝食を、これでもかと。
チキン南蛮発祥の店と言われる「おぐら」でチキン南蛮。
霧島の焼肉屋さんで、ほどほどに。(チキン南蛮が腹に残っていた…)
4日目。
コンビニのおにぎり。
昼は人吉の近くのラーメン屋さんで、強烈なニンニクラーメン。
夜は旅の終わりの定番と化しつつある、回るお寿司を、ほどほどに。

私はそれでも、少しはセーブしていたけど、
ダンナは3日目くらいからみるみる顔の肉が増えた。

今日の夜はお粥の予定。


2004年02月14日(土) ブロイラーツアー

3月に、大分のプレスツアーに行かないかと言われて、
スケジュールは空いていたので受けたのだが、
そのツアーの日程を見てたまげた。
題して「グルメウォッチングツアー」というのだが、
ほんっとに食べてばかりなのだ。
具体的に言うと、とある土曜日の午後1時半から夜8時までの間に、
「関アジ関サバだんご汁とり天やせうまりゅうきゅう大分ふぐ」を、
店を取材しつつ、ずーっと食べ続けなくてはならない。

「でぶや」じゃないんだから。

それぞれが一人前の量ではないことを心から祈るばかりだ。


2004年02月11日(水) いつまで持つか。

また知らぬ間に本が増殖して、部屋での仕事に支障をきたすので、
思いきって本棚を買ってきた。背が高いのを二つも。
二つ組み立てたら、手にマメができた。
ほんとは、その本棚が置かれている場所には、
ソファーでも買おうかしら、なんて夢が広がっていたのだが、
現実にはまったく勝てなかった。
本が増える星のもとに生まれついてしまったのだからと、観念した。
しばらくは持つだろうが、いつまで持つかは、分からない。
同じものが、あとひとつ置けるスペースはあるが…。
同じものがあるうちに買っておいた方がいいのだろうか…。

いいなぁ、猫は。本読まなくてもおりこうだから。



2004年02月10日(火) Mさんのコーナリング。

私が住んでいるところは、一応、バス通りに面している。
しかし、山の中腹にあるばかりか、
道が細く、カーブもなかなかの曲がり具合だ。
私が小さいころは、この辺にはバスが通じてなかったという記憶がある。
理由は簡単で、普通のバスが通る道幅がないからだ。
10数年前に、小さなバスが特別に作られて、
ようやくこの地区に通るようになったのだ。

そんなすてきな路線だが、
時々、Mさんが運転するバスに乗ることがある。
Mさんは、お客さんとのやり取りなどは、とてもやさしいのだが、
運転はすごい。
猛烈なコーナリングで、攻める攻める。
下りの時など、ちょっとしたジェットコースター並みだ。
あれは昔、走り屋だったに違いない。
私はもう慣れたので、彼の名前をプレートに見つけると、
「今日はどんな走りを見せてくれるだろうか?」と、
バーにつかまりながらドキドキしたりするが、
じいちゃんばあちゃんの客が多い路線でもあるので、
まぁ、ちょっとは心配もしている。

今日は上る方に乗ったので、あまりスリルとサスペンスは無かったが、
あるカーブで、キュッとしたので、「もしや!」と思って名前を見たら、
やっぱりMさんだった。

事故がないことを、一応、祈りつつ、ちょっと楽しみであったりもする。



2004年02月09日(月) 遺憾な誠意

さいきん、ダンナのもとへ、インチキ請求のお手紙が来る。
今日でもう三度目だ。
あの、人をだまそうという悪意に満ちた慇懃無礼な文面は、
字を使って仕事をしているものとしては、ほんとうにイヤな気持ちになる。
どこで住所を知られたのか、という気味悪さもあるけど、
ハガキから立ちのぼる、むわーんとした邪気は、あぁ、頭に来る。

文面は、すごくバカ丁寧に、しかし、
「払わねえんだったら家にも会社にも乗り込むぞバカヤロー」という、
恐ろしいことをいっているのだが、
微妙に、日本語としての間違いが多いのが特徴だ。
イヤな気持ちになりながらも、
つい「じゃらん」や「ホットペーパー」と同じように、
文章そのものを吟味してしまうのは職業病だが、
今日のはなかなか笑えた。

「払わないんだったら乗り込むぞボケ」と言いつつ、しかし、
「誠意遺憾によりましては」、早期解決していただけるんだと。

なんだい?その遺憾な誠意って。

…なんて、突っ込みつつも、やっぱり薄ら寒い気持ちになったので、
それを打ち消すように、ハガキを八つ裂きにして捨てた。
ほんとに八枚にして。



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