ぴんよろ日記
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昨日、パーマをかけている間、ヒマだったので、 (あの時間に忙しい人はいないが) ふと目についた髪型の本をめくってみた。 それは男子用のもの。 「オレ的サイコーヘアを探す」とか、そんなようなタイトルの。 最初は単なる暇つぶしだったのだが、 読み進むうち、あまりの楽しさに笑いがこらえきれず、 クククッと声を立てずに笑っていたら、 (髪型の本見て笑うというのも、ちょっと恥ずかしかったので) 美容師のお兄さんから「どうかしましたかぁ〜」と尋ねられてしまった。 いやー、それが、もう、ただただ知らないワールドが広がっていて、 そもそも「ロング」とか「ウルフ」とか「モヒカン」と同列に、 「ボウズ」 というカテゴリーがあるというだけでも感心するやらおかしいやら。 その上、その本は、髪型についてのコメントが、ほとんど 「その人がしゃべってる」という設定で書かれていて、 「見ろよこのビミョーなカラー、襟足の長さがイケテルだろ」とか 「太めドレッドがヤバい。このアレンジなら清潔感もマジ出る」とか 「裏原系のギャルにはコレしかねーだろ。ワイルドだけどソフトなオレ的モヒ」 といった感じの、 なんだか、激ヤバ系めくるめく男子髪型世界。 もう一冊、似たような本があったけど、それはあんまり笑えなかった。 今度本屋で見つけたら買おうかなぁ。 おかげで退屈しませんでした。
2003年08月26日(火) |
パーマをめぐる長い一日。 |
軽くパーマでもかけてみるかという気持ちにずーっとなっていたここ数週間、 ついに、なぜか妹が行くという美容院に行ってみた。 けっこう若者向けの、ピカピカした感じのお店。 入った感じは良かったんだけど、 1時間半後にしかできないらしい。 すんなり座れたら、その新しいところでかけてみようと思っていたので、 やめることにした。そしたら、お姉さんから、 「予約していただかないと」 と、キュッと言われたので、そうだよなぁ、とシュンとした。
まずは電話が苦手で、 それに輪をかけて「予約」というものが、悲しいくらい苦手で、 美容院や歯医者などに、軽い気持ちで行くことができず、 我ながら不便でしょうがない。 自分が動く時間が決まるということが、恐ろしい。 その時間に行きたくなくなるんじゃないかと思うと、気が遠くなる。 もちろん、仕事などで決まった時間は大丈夫なのだが、 (そこまでダメだと、ちょっと、暮らして行けません) 自分一人のことだと、とたんに引いてしまうのだ。
トボトボと店を出て、意味もなく夢彩都に行った。 そこにも1軒美容院が入っていたので、 そーっと覗いてみたが、どうやら忙しいようで、 お店の人もこちらをチラっと見たけど、何も言われなかったし、 なんとなく合わない気がして、やめた。 そしてまた意味もなく、紀伊国屋に行って本を立ち読みしたりした。 でも「今日こそは髪をどうにかしたい」という気持ちが強かったらしく、 (とにかくずーっと思っていたのだが、引き延ばしていた。 ものすごく思い悩んでいた。何度もホットペーパーとかを見ながら) けっきょく、2度行ったことのある、近くの美容院に電話した。 そしたら、最初行ったお店で「5時以降」と言われてやめたのに、 「6時でどうでしょ〜」と言われて「お願いします」と答えてしまった。 我ながら、よほどどうにかしたかったらしい。
その時点で、4時半。 時間が決まってホッとしたのか、とてもアイスコーヒーが飲みたくなり、 「カフェ平井」に走る。 安らかな気持ちで飲んでいたら、急にお腹が減ってきて、 サンドイッチでも食べようかな…と思いながらメニューをジーッと見ていると、 平井のお兄さんから、何か難しいことを考えているのかと聞かれたので、 「お腹減ったなぁ、と思って…」と答え、 でも今食べるとゴハンがねー、などと話していたら、 パンを軽く焼いて、バターと砂糖とシナモンパウダーをかけたものを、 小さく2切れいただいた。すごくおいしかった。 よほど深刻な顔をしていたのか…。
さて、ということで、これから近くの美容院に行ってきます。 やる気があるのかないのか分からない、気楽なお兄ちゃん。 まだ行ってないのに、もう終わった気分。 勝ったも同然という感じ。
2003年08月20日(水) |
ペースが乱れて、むは。 |
ごはんの用意をしていたら、 ダンナが急に飲み会に行くと言う。 こんなときは、自分のペースが乱されるので、 一瞬、まさに瞬間湯沸かし器のように腹が立つが、 それはそれで違う時間が開けて面白い。
ハンバーグと、手羽の焼いたのと、カツオの刺身を予定していたが、 ハンバーグは明日のお昼のお弁当にでもして、 カツオの刺身と手羽で一人しみじみ飲むことにする。
でもなんとなくその前に、今日頼まれた仕事をしてしまおうかと思い、 (こんなことはすごく珍しい…) いま片付けてしまったところ。 充実感たっぷり。
これからお風呂に入って、手羽を焼きつつ、 カツオでビールを飲むのだ。
カツオは、高知で食べてから好きになった。 本来なら、赤身の柔らかな刺身というのはぜんぜん好きじゃないはずなのに、 高知ですっかり惚れてしまったのだった。
でも「カツオでビールを飲むのだ」なんて、 椎名誠みたいだなぁ。 むは。
きのう、とある占いの本を買った。 その前に読んだ本に載っていて、なんだか面白そうだったので。 占いって、ぜんぜん気にならないのだが、 「目に見えないもの好き」としては、たまにはいいかと思ってやってみた。 小さいころは「マイ・バースディ」とか買ってたしな。 いろいろ計算もして「ふうん」という結果が出た。 でも私は計算が苦手なので、正確を期すため、 その占いのサイトに行って、出してみた。 そしたら、すんごく基本的なパーツが、 本とは違う方法で出されていて、すべてが微妙に違う。 それって、アリかいな。 複雑な計算の部分なら納得もするが、いちばん基本のところだ。 しかも、具体的に言うと、1を足すか足さないか。 本では足すと書いてあるのに、サイトの結果は足していない。
どちらの結果も、そう言われればそうだと思えるものだった。 「フリーでの活動が向いているようです」って、もうやっとるっちゅうねん。 なんだかなぁ、と思いつつ、自分が出した方を、より信用することにした。 間違った結果もまた、真実なり、かもしれない。 どっちにしても、すぐ忘れるんだけど。
2003年08月16日(土) |
「じょし」について。 |
昨日行こうかと思ったけど、家にいたい気持ちが強まって行かなかったので、さっきおかゆ屋さんに行ったらお客さんが一杯で、普段は雑誌が置いてあるテーブルに座らされ、なんだか食べにくい姿勢のまま、お店の男の人が常に目の前にいるという、おかゆなのに消化不良を起こしそうな状態でおかゆを食べ、しかも他の席のねーちゃんおばちゃん軍団すべてが、ものすごくどうでもいい話をうるさくしゃべり続けていたので、「あぁ、やっぱり私は『じょし(女子)』が苦手だ…」と思いつつ、すっかり疲れて店を出た。 中学、高校の時も、女子だけの授業というのがとても苦手だったことを強く思い出した。おかゆ屋さんは、そのメニューのあり方からして、どうしても「じょし」が多い。しかもおかゆなだけあって、こっちもパワーが薄れている時に行きがちなので、「じょし」がひときわ体と心に触る。これからおかゆ屋さんに行く時は時間をずらして行かなくては…と心に決めた。 私にとっての「じょし」の定義は…一人でいられない人、心が目の前のことにしか動かない人だ。 自分自身の性別が女だということは知っているが、自分が「じょし」だとは、昔も今も思っていない。 だから、私は性別が女なので、男と暮らすことに不自然さはなく、「じょし」とは暮らさなくて済むが、男はだいたいにおいて「じょし」と暮らす確率が高くなるので、なるほど、男はつらいよ。でも「じょし」みたいな男もたくさんいるから、おあいこか。
8月1日になると、今でもちょっと残念な気持ちになる。 子どものころの夏休みは長かったけど、 「7月」と付く日は晴れがましく、 「8月」になったとたん、終わりの予感が心を包む。 すぐ9日の登校日が来て、 すぐお盆が来て、 すぐ2度目の登校日が来て、 そしたらあとは宿題に追われるだけだ。
ためてたなぁ、宿題。 ぜんぜん成長してないし。
でも今は、ずっと夏休みのような生活だとも言える。 毎日が自由研究のようなものに費やされている。 自由研究で糊口をしのいでいるのか…。
夏休みがあったころは、こんな人間になるとは思ってなかったけど、 そのころの自分に会ったら、 「なるようになってるみたいだから心配しなくてもいいよ。 どうせしないだろうけど。 貯金しといてもらえるとうれしいなぁ。 どうせしないだろうけど」 と告げてみたい。
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