ぴんよろ日記
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「カフェ平井」でツナトーストを食べながら「週刊文春」を読んでいたら、 「人はどのように『@』を書くか」という調査報告があった。 156人だか7人だかに、その人が目の前で書いてもらったらしい。 何か妙に心引きつけられるものがあった。 ホントにいろいろ、人それぞれで、 「a」を書く人「α」を書く人、○をキッチリ閉じる人、そうでない人などなど。 いちばん多かった書き方は、150数人のうち、40人弱だったと思う。 「2人以下」というものにも、いろいろバリエーションがあった。 でも、その中にさえ私の「@」は入ってなくて、それだけなら、 人と変わっていると言われたり思わざるを得ないことは慣れているので平気なのだが、 驚いたのは自分の「@」がぜんぜん正しくないということだった。 テストで書いたら×だ。 「a」も違うし、○を書く方向も違うし、○の出方だっておかしい。 でもいままでまったく不自由を感じなかったし、 伝わらなかったということもなかった。 まー、性格と同じで、いまさら変える気もないが、驚いた。
ついでに言うと、気付いたらローマ字の「E」もヘンで、 これはどうして自分でもこう書くようになったのか分からない。 筆記体と言えば筆記体だが、 (そういえば、私が書く日本語の字を「筆記体だ」と言われたこともある。 つまりぐにゃぐにゃしてて読みにくいということです。) そうじゃないときもこのマカロニみたいな「E」を書く。 スケジュール帳に「LIVE」って書くときなど。 これもまた、そのままにしているが、ある時こんな文章を読んだ。 「この『E』を書く人間は、犯罪者に多い」…。 「知能犯に多い」とあったような気もしないでもないが、 それが特に慰めになるわけでもなく、 私なりに一応のショックは受けておいたことだよ。
私はHNを「トンビ」としている。 それはトンビが好きだからで、 別に自分がトンビなわけではないのだが(そうだったら怖いですね)、 少しでも「本物」とお近づきになりたくて、時々ベランダにパンを置いたりしている。 すると「本物さん」が「ぶわさっ」とやってきて、 「カンカン!」と爪の音を立てて、パンを連れ去っていく。
でも、昨日は違った。 ベランダの手すりに、また「ぶわさっ」とやってきて、そのまま止まった。 とっても大きくて、ジンとするくらいかっこいい。 ジーッとしている。時々首をかしげたりして、こっちを見ている。 その時はパンは置いていなくて、 でも、さすがにこちらが動けば飛んで行くだろうと思って、 そのまま見ていた。 …けっこう長い時間、ずっと見ていた。目も合った。 ダンナの方が窓側にいて、その距離は1mちょっと。すごく近い。 なのに止まっている。 「どうしよう」「パン取りに行ってもいいかな」と言っているうち、 ダンナが少しだけ動いたら飛んでいった。
また来ないかな、と思ってパンを置いてみる。 1つは、違うトンビが来て取っていった。 しばらくして、来た!さっきのでっかいのが! 同じように止まって、悠々とパンをつまんで、ピュ〜っと飛んでった。
また「でっかいさん」に会いたい。
仕事が忙しくなったりすると、よく胸が苦しい状態におちいります。 心の状態じゃなくて、純粋に体の問題として。 呼吸がしにくくなってしまうのです。がんばって息を吸わないといけない。 でもヒマになると治るので、いつもやり過ごしていました。 それが数日前に続いて、ちょっと程度が大きかったので、 インターネットでどんなもんかと調べてみたんです。 何と検索していいのか分からなくて、正直に書きました。 「胸が苦しい」って。「胸が痛い」とも。 そしたら出てくるわ出てくるわ。 呼吸の苦しさも吹っ飛ぶくらいザクザクと。 世の中胸が苦しい人だらけですよ。ほんにまぁ。
つまり、好いた惚れた関係の日記や小説めいたものがドバーッと。 クラクラしてしまいました。 ネットの世界には、こんな感情が渦巻いている地帯もあるのかと、 ほんとに気が遠くなりました。
恋はすごいなぁ。
で、私の呼吸はどうなった。 (数少なく検索された医学的ページによれば、 過呼吸ナンタラに近い気もしたが、吸いすぎてる感じでもないし…)
いや、そんなことより、恋だらけですよ、世の中。
アボガドが好きだ。ほんとはアボカドだったかな。 どっちだったっけ。 (いま深く疲れているので勘弁してください。) つまりあの、森のバターとか言われている、 濃い緑色で、デッカイ種が入っている果物ですね。 あれが最近好きで好きで好きで好きで、いつも買い置きしています。
昔は嫌いだった。 でも「きっと好きな味だ」と思い、数年に渡って、何度かチャレンジした。 そしたら最近「やっぱり好きな味だ〜」っと、 空の彼方から光が降りそそいだので、晴れて好物となった。
良い醤油を少しかけて食べる。 よく「マグロの刺身みたい」と言われるが、 私はマグロは嫌いだ。だからそう言われるのは不本意だが、 大切なのは私がアボカドかアボガドかを好きだということなので気にしない。 いや、マグロ問題に関してはいろいろ言いたいこともある。 「日本人はマグロ好き」とされているが、それなら私は日本人じゃないかもしれない。 特にあの赤い直方体。年末のアメ横中継で飛ぶように売れているもの。 … いやいや、とにかくアボガドだかアボカドが好きなんです。 だからこれからお風呂に入って、食べようと思ってるんです。 好きなものを自覚するっていうのは、幸せの第一歩。 人生の楽しみがひとつ増えた。
2002年11月04日(月) |
ストーブ同じじゃん事件 |
実家が、いまリフォーム中だ。 私が住んでいた部屋は、すっかり食堂(ダイニングというのか?)になっている。 その他、とにかくまるっきり変わってしまっていて、 たまに手伝いに行くのだが、不思議な気分だ。
その食堂用に、ハハがストーブを買っていた。 たまたま私が留守番を頼まれているときに届いて、 「あれ?」と思ったのだが、私が仕事部屋用に使っているのとまったく同じだ。 昔ながらの円筒形のストーブをちょっとオシャレにしたもので、 その世界では「対流型」と言うらしい。 「ムーンライター」という名前。色もシルバーで一緒だ。 「真似したんだ〜」と思っていた。 そしたら、私が持っているのはぜんぜん知らない(or記憶に無い)らしく、 店頭で見て「これが大好き!」と思って買ったそうだ。
まったく同じストーブを買う2人。
しかもハハは新製品と思って買ったらしく、私が1年も前から使っていることを知って、 軽く悔しい思いをしている様子。
その後、ハハの弟(電器店々長)から 「今時、対流型のストーブば買う人は、100人のうち、1人おるかおらんかバイ」と聞いた。 エアコンorファンヒーターの時代、対流型はぜんぜん売れないらしい。
ぜんぜん売れない形式の、そのまた特殊な商品の、しかも同じ色を選ぶ2人。
なんだかなぁ、と思いつつ、先に買ってたのがせめてもの救いか。 ミョーなところで、やっぱり似てるんだ。ミョーなところで。
ため息のつきかたとか。
ハァ…。
でも、昔の自分の部屋と、今の自分の部屋で、 同じストーブがポカポカしていると思うと、なんだか嬉しい。
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