長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2008年11月29日(土) 空白の時間、聴こえない音、見えない景色、そうして感じられるもの

 うわぁ、此処に書くのも、またもや数ヶ月放置か。忙しさを理由にはしたくないけれども、如何にも時期が某調査期間と重なっていて遣る瀬無いな。

 左耳ベートーヴェン。
 原因不明で聴力を一時的に失いました。鼓膜が炎症していたので直接的な原因は其れなのだろうけれども、炎症を引き起こした理由が不明。序でに内耳に水が溜まっているとかで耳鳴りと目眩。色々あって仕事も一週間休みました。精神的にも肉体的にもボロボロでリスカを再開してしまったことは秘密。でもそうすることで、自分を抑えられると共に、原因と理由が一気に判明しました。――曰く、ストレスじゃん、なんて。
 元々頑丈とは言えない体ではあったけれども、歳を重ねるにつれて病院に行く回数も減ったので安心していた節はあった、けれども、どうやらまだまだ自分は病弱であるらしい、口惜しいことに。
 聴力が戻っても、――検査上における聴力が戻っても、本当の意味で私の聴力が戻ることは二度とないと理解しているし、だからと言って音感が失われたわけではないし、この低い耳鳴りが完治することもないし、強い負荷を感じる度に目眩に悩まされ続けるだろうことも解っている。耳圧が狂っているから眼圧も脳内圧も狂っていて、この数週間で視力も落ちた。
 私の、左耳。

 原点回帰には丁度良い機会かも知れない――なんて、思いたくは無いけれど。望んだ夢と諦めた夢の狭間で彷徨うには、少々落ち着き過ぎているきらいがあって、自分自身を俯瞰するなんて莫迦げているけれども、失われてしまったものを別の何かで埋めようとして躍起になり掛けている自分を見てしまったら、もう身動きは取れなくて。嗚呼、もう、自己嫌悪。時間は、待ってはくれないというのに。










 <<  道標  >>


一言メッセージフォーム。長文は此方をどうぞ。




片翼 [MAIL] [CLAP!]

My追加