ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

「母いすゞ」MV - 2011年10月28日(金)

「母いすゞ」MVを観た。
『光る煮物』の謎は、解けなかった。
ミニアルバムが発表されて歌詞カードを見るまでは、
判らない予感がする(笑)
《Twitterで教えて貰いました!
“光る煮物の芋(ノ―ノ―モー)”
「つやつやの芋煮」のことだそうです♪》
これまで耳にしていた歌詞から、
もしかしたら吉井和哉orヒーセの白い割烹着姿が
拝めるのじゃないか等と妄想していたので、
正直、このお洒落な若い子達の映像に驚いた。
とっても格好イイ。
どこか懐かしいような、それでいて古めかしくは無く
無国籍なような不思議な感覚を覚える曲だ。
現代の若者達の刹那的に享楽を浪費する様々な場面が
描かれていたけれど、この曲は、
時代が新しいとか古いとかでは全然なくて、
とても普遍的なものが歌われているのだと感じた。
最後の最後の歌詞に尽きるのだと思う。

私だったらこの子達に、
『もっと身体の事を考えなさい。
自分を大事にしなきゃ駄目!』って口煩く言って
疎ましがられるのだろう。
けれど、きっといすゞ母さんは、どっしり
全てをありのまま受け止めるのだろうね。
MVの最後の場面で、離れて暮らす息子にも、
「会話がない」次女にも、歌われてはいない長女にも、
いすゞ母さんの生きざま、子への想いが、
ちゃんと伝っているのだろうと思えて、
じんと来て仕舞った。
切ないと愛しいが一緒になったような
そういう気持ちがこみ上げて来た。

このMVが音楽番組でどんどん流れて、
吉井和哉に馴染みのなかった人達の
目や耳に届いてくれたらと願う。
今を生きる若さ真っ只中の人達には、
この「母いすゞ」は、どのように響くのだろう。
とても興味深い。






LIVE APPLES - 2011年10月26日(水)

LIVE APPLES
発売日前日にAmazonさんから届くなんて有難い。
まずブックレット。
集合写真、LIVEのそれぞれの場面を切り取ったフォト。
美しい。何て豪華なのだろう。
そして歌詞。これってTHE YELLOW MONKEY時代含めて
初めてだ。改めて吉井和哉の詞を噛み締められる。
FLOWER&POWERLIGHT TOURで初めて吉井和哉に触れた人も
この「LIVE APPLES」DVDが初めてという人にも
とても親切だと思う。
最後から2頁目に
砂浜に打ち上げられた黒い動物の骸が出てくる。
(一番最初に思ったのは、アシカ?だったのだけれど、どうだろうか。)
何故、ここにこの画像?と感じていた。
DISC2を観て、ようやくその訳が判った。
次の頁には、あのハナカタバミの花。
細い茎を丁寧に支柱で結わえられたその姿、
そして最終頁集合写真で吉井和哉の幸せそうな様子を
目にして涙した。
本編DISC1。
「THE APPLES」鳴り響いてメンバー登場し、
「ACIDWOMAN」の音が始まるこの瞬間、もう震えるねえ、格好イイ!
この調子で一曲一曲書いていたらきりがないので、
以下どうしても書き残して置きたいことを。
ホールバージョン「球根」。
名古屋センチュリーホールでじっくり聴けなかった(過去の記事参照)
鶴谷崇のピアノソロを堪能出来た。
やっぱり私は、心底「球根」が好きだ!魂が震えるのだ。
身体に刻み込まれてしまったあの頃の音とは違うけれど、
2011年の今、吉井和哉がこの歌を歌ってくれている事が
どれだけ多くの人々に大きな力を与えてくれているか、
そう思うと本当にありがたく尊いと思える。
演奏されて歌われてこそ、THE YELLOW MONKEYの「球根」から
吉井和哉の「球根」へ、生命が繋がって行く、
「希望」が伝えられて行く、そういう風に感じた。
「LOVE & PEACE」
東京フォーラム会場全体を包み込む吉井和哉とナポリタンズ、
そして観客全員の愛のパワーが凄まじい。
変な言い方をするようだが、これまで私は、吉井和哉の
危なっかしさというか不安定さに惹き付けられ愛して来た
というような面が大きかったとさえ思えるのだけれど、
今年「FLOWER&POWERLIGHT TOUR」のこの
「LOVE & PEACE」の吉井和哉は、本当に力強く大きく
暖かい。
それは、次の「MY FOOLISH HEART」で顕著に感じた。
この曲は、ある時点で(ぶっちゃけて言うと
自伝「失われた愛を求めて」を読んだからだが)
この曲の背景を考えてしまって必要以上に痛みを覚える
ように為っていた曲だった。
「MY FOOLISH HEART」と「BEAUTIFUL」は、
とても美しいけれど同時にとても哀しい曲として、
私の中に刻まれていた。
けれど久方振りにLIVEで歌われたこの
「MY FOOLISH HEART」は、何年か前の
あの頃とは、違って響いて来た。
痛み哀しみではなく、静謐な祈り、貫く強さとでも
いうべきものを大きく感じた。
そして「FLOWER」。
『咲いてなくても花は花』
よくぞこの歌を作ってくれた!歌ってくれた!
精一杯綺麗な花を咲かせましょう!
DISC2。
このDISC2は単体でもDVD発売する価値のあるものだと思う。
初日福岡、京都会館、高知、わが地元富山など
各地のLIVE会場の様子を知れて感激だ。
Zepp仙台でのLIVE MC、
そして最終日仙台RensaでのLIVE。
「バラ色の日々」合唱。
この「球根」の迫力の凄まじさが極め付けだ。
七ヶ浜の映像が深く心に刺さった。
2011年「BURN」くねくね踊りのエロ腰に悩殺された。
「FLOWER」
『土の中でもでも花は花』!
吉田佳史さん、やっぱりこの人の力は、大きいのだろうなあと思った。
音の要とムードメイカーという面でも。
三浦淳吾さん、本人「前に出た」と仰っていたけれど、
今回改めてこの人のベースがビシッと締めているのを感じた。
鶴谷崇さん、繊細なキーボードという認識がこのツアーで変わった!
好きです♪
日下部バーニー正則、今回来れなかったジュリアンの分まで、
本当に大変だったろうと思うけれど、
凄く頑張ってくれてありがとう。
吉井和哉がソロLIVEを始めてずっと支えてくれている
バーニーの力は、大きいと思う。
そしてバーニーが仰っていた通り、この大震災の影響で
ジュリアンが来れなくなったカバーをナポリタンズのメンバーが
それぞれ凄い力を出してくれていたのだということを
あらためて感じた。
「FLOWER&POWERLIGHT TOUR」は、
吉井和哉ソロとバックミュージシャンというより、
ひっくるめて吉井和哉バンドという感触があったと思う。
皆さん、どうぞこれからもよろしくお願いします。

DISC2のエンディングロール、
FLOWER&POWERLIGHT TOUR各会場に続いて
浮かび上がって来たのは、
Flowers & Powerlight Tour 2011〜born-again〜
各会場の文字だった。
この文字をここにこうして入れてくれるのが吉井和哉なのだ!
Flowers & Powerlight Tourはまだ終わっていない。
明日へ続いている。
いや、新しくまた姿を変えて生まれ変わって
私達の元へやって来る。
その日が楽しみでならない。

吉井和哉が届けてくれる最新の作品を最高!と
自信を持って言えることが本当に幸せだと思えます。
ありがとう!







母いすゞ - 2011年10月22日(土)

完全体ではないというのが非常に惜しいのだけれども
「母いすゞ」を聴いた。
出だしから何だかとてもノスタルジックな音のように感じた。
「長男」「次女」と出て来るから、
いすゞ母さんには、三人(あるいはそれ以上)の子供がいるのだろう。
私には、息子がいないけれど娘が三人いるから、
親近感を覚えて仕舞う。
「母いすゞ」のタイトルが発表された時、
もしかして読み方は「VOICES」なのかもと考えていたが、
「ははいすゞ」なのだねえ。
どうして「いすゞ」という名前になったのだろう。
「いすゞ」って古風な響きがある。
天河神社の五十鈴やいすゞ自動車、釣りのリールの五十鈴工業とか。
忘れちゃいけない大女優山田五十鈴も。

『秋刀魚が焦げる』『くだものにたかる蠅追っ払って』
昭和の時代に見られた情景のようだ。
『長男の部屋は物置に』
もう直ぐ嫁に行く長女の部屋もやがて
物置になるのだろうなあと考えて、そこで既に涙ぐんで仕舞う。
「秋桜」の“この頃 涙もろくなった母”そのもののように
近頃すぐ感傷的になって涙している私にとってこの曲は、効き過ぎる。
愛し育んだ娘が選び抜いた衣装で晴れの日を迎え嫁いで行く、
それはとてもめでたく嬉しい事だけれど、
同時にとても淋しい事。贅沢を言っちゃいけないんだけどね。
いすゞ母さんは、強いなあ。
『一度でも愛した人のこと けなすもんじゃないよ』
口癖のようにこう呟いて、自分自身にも言い聞かせているのかもしれない。
こういう風に言える母でありたいと思った。
FACEBOOKで流れる29秒の部分には、
『パトリオットミサイルをアプリコットミサイルと言い間違えた』と
歌われている。
これってヒーセのお母様の事だよね。
気風が良くて可愛らしいお母様の逸話を吉井和哉は、
「After The Apples」の核となる曲に持って来たのだね。
『10何年と音沙汰がない』のは、『父ジャン』なのかしら?
「長男」は元気でいるかしら?

『母いすゞ〜ぅっわっ』や『父ジャンとぅーわっ』は、
黒人コーラスのドゥーワップ (doo-wop)が使われているのでは?と思う。
哀しみや淋しさを強く感じさせられても、それでも
前向きに生きていこうとする開かれた心、強い心を
感じさせてくれる歌だと思う。
早く完全体を味わいたい。
吉井和哉が『驚くに違いない』って豪語している
PVも心底楽しみだ!





よろしく哀愁 - 2011年10月13日(木)

「The Apples Gallery」の内容が発表された。
【内容】
・「Flowers & Powerlight Tour 2011」ライヴ写真
(撮影:MITCH IKEDA、有賀幹夫)パネル展示
・6th ALBUM「The Apples」、
MINI ALBUM「After The Apples」ジャケット・ブックレット使用
&未発表イラスト(画:寺田亨)原画など合計約50点パネル展示
・「Flowers & Powerlight Tour 2011」ライヴ映像、
「After The Apples」より新曲MUSIC VIDEO、他未公開映像上映
・ツアーで着用した衣装等の展示
・ツアーグッズ、KeYグッズ、寺田亨「Le Petit Monde」、
CD・DVD等の販売
・来場者全員に「The Apples Gallery」記念
特製ポストカード(3枚セット)プレゼント!!

【入場料】
¥500(tax in)※小学生以下無料

◆福岡:10月26日(水)〜10月29日(土)
会場:レソラNTT夢天神ホール
◆大阪:11月10日(木)〜11月13日(日)
会場:大丸 心斎橋店 イベントホール
◆東京:11月16日(水)〜11月20日(日)
会場:ラフォーレミュージアム原宿

【開催期間の最終日には、吉井和哉本人が来場してのトークイベント】
(1)中止となったイベント「パーティーカモ〜ネ」
大阪・福岡・東京会場の当選者を招待
(2)「The Apples Gallery」来場者から抽選でご招待
来場者の方から抽選で各日20名様に同会場での招待状プレゼント!!


「The Apples Gallery」は、大都市のみでの開催だろうと
予想はしていたけれども、これが大震災の影響で中止になった
「パーティーカモ〜ネ」当選者救済になっているとは、
流石、吉井和哉!ファン思いだ。
それにつけても、MITCH IKEDAさん有賀幹夫さん両巨頭撮影の
LIVE写真+未発表イラスト含めた寺田亨さん原画のパネル展示、
ツアーLIVE映像、「After The Apples」より新曲MUSIC VIDEO、
未公開映像上映!???
見に行きたい!行きたい!行きたい!
けれど無理なんだよなあ。
自由に動けたらなあ。日常が重過ぎる。
日々の暮らしに次第に絡め取られて、
私はこのまま朽ちていくのか!って気さえする。
〜逢えない時間が 愛 育てるのさ〜 なんて
歌でも歌って自分を慰めるしかないわ(笑)

仕方ないので、ナタリーで大きく紹介された
「After The Apples」ジャケットについての感想を。
まず「通常盤」
中世を想わされる崩れた城壁。
齧られた林檎は、毒リンゴ?
人々に戦争を起こさせてしまった?
それとも人々の驕りが招いた厄災?
「初回盤」
最初に小さな画像で見た時、
リンちゃんは、黒レースのベール付き帽子に
黒いドレスを来ているのかと思った。
大きい画像で見ると、黒ドレスではなく、
ボーダーの洋服だったけれど、それでも
喪装のように感じる。
大人びた様子だと感じていたリンちゃんは、眼を伏せ
悲しみに耐えているようだ。
何だかお腹が膨らんでいるような。
抱えているのは、紙で作られた船だろうか。
直感的に感じたのは、夢の残骸のようだということだ。
リンちゃんの頭上に描かれたリンゴは、
「The Apples」で描かれた、瑞々しい赤ではない。
少し黒ずんだ罪の色なのかもしれないと感じた。

もうラジオで新曲が流れ始めているそうだけれど、
私が聴けるのはいつのことだろう。

〜もう泣くのも平気
 よろしく哀愁〜





HAPPY BIRTHDAY - 2011年10月08日(土)

吉井和哉生誕45周年おめでとうございます!

もう45歳だなんてビックリですが、どうぞいつまでも
燦然と輝くロックスターでいて下さいますように☆

吉井和哉公式サイトで
「After The Apples」のジャケットが発表された。
初回限定盤は、


通常盤は、


数量限定でポスターが付くのだそうだ。

リンゴの木の下に佇む、ちょっと大人びたリンちゃんが
描かれている初回限定盤、何だか色々な想像を
掻き立てられる絵だ。
そして、通常盤のかじり掛けの林檎も良い。
これは、どちらも手に入れずばなるまい♪
収録曲も明らかに為った。
【収録曲】
01. 無音dB
02. Next Innovation
03. 母いすゞ
04. ダビデ
05. バスツアー
06. Born
【初回限定盤 Live CD Tracklist】
01. ACIDWOMAN (7/3 仙台Rensa)
02. VS (7/3 仙台Rensa)
03. 欲望 (7/3 仙台Rensa)
04. おじぎ草 (7/3 仙台Rensa)
05. 球根 (7/3 仙台Rensa)
06. クランベリー (7/3 仙台Rensa)
07. プリーズ プリーズ プリーズ (7/3 仙台Rensa)
08. ビルマニア (7/3 仙台Rensa)
09. FLOWER (7/3 仙台Rensa)
10. シュレッダー (7/1 東京国際フォーラム ホールA)
11. LOVE & PEACE (7/1 東京国際フォーラム ホールA)
12. ONE DAY (7/3 仙台Rensa)

収録曲のタイトルだけでも何やら濃そうだ。
Live CDもねえ、この国際フォーラムとRensaの曲目達の
文字を見ているだけでじわっと涙が出て来ちゃう。
2011年の吉井和哉は、「The Apples」という凄いアルバムを出して、
圧倒的なツアーを遣り切って、夏フェスにも出て、
それでもまだ足りずにミニアルバム「After The Apples」まで
作っちゃうのだものねえ。
本当に今年は、吉井和哉にとって密度の濃い一年なのだろう。
もうすぐ発売の「LIVE APPLES~Flowers & Powerlight Tour 2011~ 」も
この「After The Apples」も楽しみで堪らないけれど、
目途がついたらどうぞゆっくり充電して下さい♪





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