ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

寝た子を起こす子守唄 - 2008年02月27日(水)

モバイルの「ザ・オヤジーモンキー」の写真に息を飲んだ。
有賀さんが撮って下さったものだという事だけれど、
あの「メカラウロコ8東京ドーム」時と同じ並びだ。
自然に寄り添っていて、確かにみんな歳を重ねているのだけれど、
「変わってない。」とそう思った。
ヒーセのブログには、別バージョンの写真が
「こんばんは、ザ・イエローモンキーです(笑)」と
載せられていた。
反則だよ。。。
私は、『我らがTHE YELLOW MONKEYは、永久に不滅です』
と掲げて、ホームページを作っている。
いつか時が満ちてまた4人の道が交わる日が来たらその時は・・・と
夢を見ている。
でも、こんな写真を載せられたら、その時が近いのではと期待してしまう。
モバイルBBSでも、復活を望む声が多く為っている。
そういうのは、危険だと思う。
無理しないで欲しい。焦らないで欲しい。
ファンの声に押し切られるような形でなく、
真実4人の気持ちがひとつに纏まったならばと願う。

 ♪♪夢が大きすぎて 寝た子を起こす 
   だからさ もう一度 おやすみよ♪♪




HEART BREAK - 2008年02月26日(火)

世の中、吉井和哉ZEPP東京2日目で盛り上がっているだろうに、
私は、吹き付ける風の強さにガタガタ音を立てるこの部屋で
吉田修一の「悪人」を読んだ。(感想は、「覚え書き」に載せた。)
最終頁に『でも、あんな逃げ回っとるだけの毎日が……、
あんな灯台の小屋で怯えとるだけの毎日が……、
雪が降って二人で凍えとっただけの毎日が、
未だに懐かしかとですよ。ほんと馬鹿みたいに、
未だに思い出すだけで苦しかとですよ。』
という文章がある。
この場面で、THE YELLOW MONKEY最後のアルバム「8」の
HEART BREAK」を思い浮かべた。
“僕らに行くあてはないけど
 いつまでもここにはいれない
 白い雪をかきわけながらどこへ行こうか”

この曲が発表された時、「雪の逃避行」「山小屋」という
シチュエーションに妖しく艶めかしい閉塞感を感じた。
この男女は、犯罪者か不倫かとにかく追われる身の上なのだろうと
そう思っていた。
けれど、冒頭に聴こえる機械音は何だろう?
曲の終りに聴こえるこのノイズは、何だろう?
まるで組織を裏切って逃げ出したアンドロイド達の行末みたいだ。
もしかしたらどちらかが人間なのかもしれない。
ダメージを受けて死にかけて或いは壊れかけた恋人達が
“HEART BREAK同じ痛みを
 HEART BREAKわかりあえたね”

肌を寄せ合っているのかもしれない。
“早くよくなろう”は、
性的な意味に捉えていたけれど、
「心中」「情死」の方が近いのではなかろうか。
首を絞めて殺そうという衝動を覚えるまでの想いの深さと強さ、
そういう「愛」の形もあるのだね。


「HEART BREAK」のこの逃げ場のない男女は、
この曲を作った当時の吉井和哉が抱いていたTHE YELLOW MONKEYの姿を
投影しているのじゃないかと思った。
相撲の「死に体」何故かそんな言葉が浮かんだ。
自ら「死に体」宣告を下した吉井の愛だったのじゃなかろうかと、
そう言う風に感じた。




You are my sunshine - 2008年02月21日(木)

From YOSHII KAZUYAに「太陽のような人間になれたらいいな」と
書かれていて、皆感じたであろうが、
私も「吉井こそが太陽だ」と思った。
“ You are my sunshine my only sunshine
  You make me happy when skies are gray
  You'll never know dear how much I love you
  Please don't take my sunshine away”

私この曲を小学校の謝恩会でギター弾き語りしたことあるんだわ(笑)
昼過ぎに突然思いもかけない電話があって、
何で今頃こんな事が?とか、吉井和哉コラボだと思うからこそ
購入したのに、何だか無駄遣いしただけだったんじゃないかとか、
かなりブルーに陥っていたのだけれど、この吉井の書き込みの文章と
「You are my sunshine」のメロディを思い浮かべたら
気が晴れた。
北陸の冬は、空が灰色だ。
鉛色の雲に覆われている。
でも、吉井和哉が今日も、ステージで
熱く雄々しく輝いていてくれるかと思うと
元気が出てくる。

大阪2日目に「I LOVE YOU BABY」を演ったと聞いて
ちょっと複雑な思いに捉われていたけれど、
もう大丈夫。
福岡、東京、そしてラスト沖縄まであと5公演、
どうぞ思い通りのLIVEを遣り遂げられますように!
成功を祈ってます。





よく晴れた日に永遠が見える - 2008年02月17日(日)

心理学者でありカウンセラーとしても活躍する
ブルース デイヴィスの著書「ガーデンを探して」を
教えて貰った。
『ふとした瞬間、心の奥がうずくのを感じたら、
それはあなたの子供のしわざです。
心の中に、小さな子供が住んでいて、
声をかぎりに泣き叫んでいるのです。』
冒頭に書かれたこの文章にまずドキッとさせられ、
引き込まれ、読み進んだ。
作者自身の『心のなかにいる子供を、愛し、育て、
世の中に送り出すまでのプロセス』を
とても穏やかな言葉で判り易く書かれていた。
心の中の「子供」が何を望んでいるかを
見つめ見極めようとすることで、幸せのガーデンを
見つけることが出来る。
『尊厳。セルフ・ケア。そして楽観。』この姿勢を
持つことが出来れば、どれほど力強いだろう。
『晴れた日に永遠が見える』
バーブラ・ストライサンド主演のミュージカル映画
「晴れた日に永遠が見える」の主題歌を知った。

「On A Clear Day You Can See Forever」
よく澄んだ晴れた日には
立ってまわりを見まわすといいわ
すると自分がなんなのかよく見えてくる
よく澄んだ晴れた日には
自分の存在が星よりも強く輝いていることを知って
本当にびっくりさせられるの

自分が山や海や砂浜の一部になったような気持ちになり
まわりのそこここから一度も聴いたことのない
新しい世界の音がきこえてくるのよ


この歌に歌われているのは
「Shine and Eternity」の世界に通じているね。
“stand up ほら恵みの Shine
 始まったんだよ wanna be all right
 Eternity Eternity”


Dragon head Miracle tourのラストの曲が
「Shine and Eternity」であることの意味、
今また吉井和哉に道しるべを示して貰えたのだと
感じた。
ありがとう!









今日も明日もありがとう - 2008年02月14日(木)

作詞家・作家・女優として活躍しておられる阿木耀子さんが
先日地元で「自分らしく生きるために」と題された
講演会をされたという記事を読んだ。
『人が成長過程で負った傷は、大人になっても
心の中に残っています。心の声に耳を傾け、自分自身に
「ありがとう」「ごめんね」「愛してる」と言葉を掛けて
慈しみ、自分を育てる「育自」を勧めたい。
心は花壇のようなもの。まいた種しかみのらない。
・・・優しい言葉を自分に掛けながら、前向きな種を
まいていきましょう。』と書かれていた。

私自身、子供の頃ちゃんと育っていなかったのだという事を
事ある毎に感じていて、それはもう取り返しのつかない事なのだと
悲しく諦めていたけれど、今日この言葉に出会って
視界が開けた思いだ。
水前寺清子の「ありがとうの歌」の歌詞を思い浮かべた。

        かぎりない 淋しさを
        かぎりない むなしさを
        さわやかに 歌おう 
        やるせない 苦しみを
        やるせない モヤモヤを
        さわやかに 歌おう
        いつも心に 青空を
        いつも明日に 続いてる
        さわやかに ふりむいて
        さわやかに みつめよう
        頬の 涙も 生きている

私の心の花壇に種をまいて、
希望の水を与えてくれるのは、吉井和哉の歌だ。
潤いをありがとう。
今日も明日もありがとう。





君の記憶の胸元に - 2008年02月12日(火)

MURBAS(ムルバス)が再結成するのだそうだ。
2008年7月12日東京・目黒の鹿鳴館で再結成ライヴが決まったと
ヒーセのブログで発表されていた。
一番派手に活動していた時期のメンバー全員と当時のマネージャーが
21年振りに集まって、『思いっきり楽しくやってみたい!』と
全員一致して『とにかくライヴをやろう』と決まったんだって。
『一夜限りの再結成か、その後も続けるかは神(悪魔?)のみぞ知る』!?
素敵だ!
MURBAS(ムルバス)=“タロットカード”より強烈な“悪魔カード”
っていう中にある『”音“を使って人間を自由に操る悪魔』と
名づけたオミーさんをHEESEY WITH DUDES最終ツアーの名古屋LIVEで
観させて頂いたけれど、凄く格好良い方なんだよねえ。
年輪重ねた男達が再び集ったへヴィメタルバンドMURBAS・・・
きっと凄いもの魅せてくれるんだろうな。
ヒーセのブログタイトル「魔獣再来」の文字が
とても喜びと希望に満ちているようでじんと来た。
でも、ふと「美獣乱舞のシルエット」というフレーズが
浮かんで仕舞ってやるせなく為った。
「魔獣」もそりゃあ勿論凄いのだろうけれども
私は、やっぱりあの、天使か悪魔か判らない、
妖しく切なく心と身体ごと掻き乱されるような
4人の美獣達の復活を夢見ている。

仙台2DAYSを終えた真夜中の「FROM YOSHII KAZUYA」に
『観に来てくれる人は本当に心に刻んで欲しいんだ。
 オレもいつも全力で挑むようにするからさ。
 夜中にそう思ってしまうくらい、今回のツアーは至福のツアーだよ。

 歌っていたいんだ。ずっと。』と書かれていた。
私自身あとどれだけLIVEという場に我が身が立ち会えるか判らない。
だからこそ毎回、一期一会という意識で臨むという感覚だ。
ソロ吉井和哉のLIVEというものをひとつひとつ心に刻みつける。
先日「Psyche neuron」の記事にも書いたけれど、
この感動を一生残り続ける記憶に育てて生きたい!





ダ・ヴィンチ3月号「吉井和哉が語る、波乱に半生と家族への思い」 - 2008年02月07日(木)

『ロックスターの人生は美しいのか?悲しいのか?
デビューから15年を経て、ザ・イエロー・モンキー〜
ソロ活動を通じて多くの熱狂と感動を私たちに
与え続けてきた吉井和哉。今や日本で数少ない
「ロックスター」と呼ばれる男が、初の自伝を刊行し、
その波乱に満ちた人生を赤裸々に語り下ろした。
幼い頃に父の死を体験し、母親への満たされぬ想いを
抱えた彼は、大人になって自分自身が妻や子を持った時、
どのような「家族」を求めたのか?
父親であると同時に表現者としての運命を背負った彼には
どのような葛藤があったのか?
初の自伝『失われた愛を求めて』を通して、
吉井和哉の考える「家族の形」を読み解いていく。
『愛されたい子供から愛を与える人へ』

大きく書かれている。
けれど私は、吉井和哉自伝を読み終わって、
吉井和哉はやはり「愛されたい人」なのだと
そう思った。
確かに色々な葛藤を経て、「与える愛」も大きくなったろうけれど、
まだまだ「求める愛」の大きな人なのだろうと感じている。
失礼な事を言うようだが、吉井和哉が
「愛を与える大人」に成り切って仕舞うなんてつまらない。
吉井和哉は、永遠に少年から大人の男へと成長し続けていて欲しい。
このインタヴューを読んで改めて思ったのは、
昨年暮れに自伝を読み終えた直後に感じたように
「この自伝は、家族へのI LOVE YOUなのだ。」という事だ。
『過去のことは過去のこととして、もう浄化してるし、
人間として尊敬し合えてるし。・・・やっぱり少し離れてみた
ことによって、お互い自分の悪い部分を見つめなおしたし、
子供も成長しました。』
『自由奔放な親が、代々、子供によって自分が成長していくという、
そういう本』だそうだ。
発売当初は、「こんな赤裸々な本出しちゃって、身勝手な男だなあ〜。」とも
思っていたけれど、『まあ、でも幸せだし。やっぱり相手が
幸せだってことが一番幸せだし。一応みんな幸せだと言ってくれてるし、
いいかなあって(笑)』だそうなので、
当人達が幸せならそれ以上何も言うことありません。
どうぞその幸せをお大事に♪

翻って私自身はどうだろう?
子供三人育ててるんだけどなあ。お互い自立してないなあ。
「愛されたかった子供」だったから、「愛を注ぐ親」像に
囚われ過ぎた」のかも知れない。
子供たちから「愛される」事を求め過ぎて、縛っているのかも。
大人って何かな。「愛する」って難しいねえ、吉井さん。




「GENIUS INDIAN TOUR 2007」LIVE音源PCデジタル配信 - 2008年02月06日(水)

今日2月6日から「GENIUS INDIAN TOUR 2007」LIVE音源の
PCデジタル配信が始った。
1.WEEKENDER(Live)
2.CALL ME(Live)
3.Love Communication(Live)
i-Tunesのみ、『GENIUS INDIAN TOUR 2007』3曲バンドル購入者には、
 ボーナストラックとして『吉井武道館2007』のスタジオ
リハーサル音源2曲「TALI(吉井武道館2007 リハーサル)」
「SO YOUNG(吉井武道館2007 リハーサル)」がダウンロード出来る。

「WEEKENDER」「CALL ME」「Love Communication」の3曲は、
福岡のものなんだね。とても音が良くて驚いた。
「WEEKENDER」が何だかとても男らしく力強く響いて来た。
「CALL ME」は、『GENIUS INDIAN TOUR 2007』『吉井武道館』
『Dragon head Miracle tour 2008』とそれぞれ違うコンセプトのLIVE
ということで当然なのだろうけれど、私が先日広島で聴いた「CALL ME」とは、
また随分と違った趣があった。
「Love Communication」が新鮮だった。
実を言うと私は、昔からこの「Love Communication」があまり好きでは無かった。
「営業的」というか「作為的」というか、そういう余計な事を感じて
惹き込まれなかった。
けれどこの『GENIUS INDIAN TOUR 2007』で吉井和哉が歌い演奏した
「Love Communication」の包容力には、素直に「身を委ねても良いかも♪」と
思った。
ボーナストラックの「TALI(吉井武道館2007 リハーサル)」は、嬉しい。
リハーサルと言っても、しっかり歌っているものなんだねえ。
広島で聴いたバンドバージョンの「TALI」も物凄く好きだけれども、
アコースティックバージョン「TALI」も、これはこれで良い。
改めて思うけれどソロデビュー曲「TALI」って、素晴らしい曲だ。
そして、続く「SO YOUNG(吉井武道館2007 リハーサル)」には、
思いがけず泣かされた。リハーサルの曲なのに。
“すべての愛と過ちを道連れに”

“あの日、僕らが信じたもの
 それは幻じやない”




Psyche neuron - 2008年02月01日(金)

『音楽はあらゆる芸術をつかさどる。そればかりではない。
生命原理と創造性の本質にも通じているのだ。
私たちはみな楽器であり、音楽家である。
脳の中では、常に交響曲のような働きが起こっている。
耳をすませば、世界を満たす豊穣な旋律が聴こえて
くるだろう。そして人生とは、自分だけのハーモニーを
奏でることなのだ。』茂木健一郎「すべては音楽から生まれる」



「Dragon head Miracle tour 2008」広島初日から早10日、
吉井和哉は、松山、新潟そして今日からは、ZEPPツアーが始り、
今夜が札幌2DAYSの1日目だ。
自分が体感した広島LIVEでのツアー幕開けが大変素晴らしいもので
あったから余計に、このツアーがどんどん凄まじいパワーを集めて
どんなにか大きなミラクルLIVEに育っているのかと思うと、
その「生」の姿を自分が目に出来ない事を
淋しく辛く感じるように為っていた。
けれど今日、この茂木健一郎著「すべては音楽から生まれる
(脳とシューベルト)」に出会って、メカラウロコが落ちた。
昨年12月28日の武道館LIVEで、そして先週の広島LIVEで、
私が吉井和哉が作り出したLIVEに感動し興奮したあのひと時、
あれは『私自身が鳴っていた』に違いない。
『本当にすばらしい演奏に接すると、その体験の記憶は
一生残る。そればかりではない。鮮烈な記憶は、育ち続けるのだ。』
記憶が薄れていくのではなく、実際は脳の中で、
その記憶を核に感受性のインフラが張り巡らされて、そうして
私たちは、創造的な存在となっていくのだそうだ。
「RomantistTaste」の歌詞に
“虹の出るマシンガンと声を出してカンヴァセイション―Psyche neuron”
がある。
脳内の一千億のニューロン(神経細胞)の活動というシンフォニーを
奏でるのは、私たちが『耳をすまし』『外界の音を聴きながら、
同時に、自分の内面に耳をすませ』『〈私〉自身の思考と感動を』
見つめる行為なのだろう。
私のニューロンを活性化してくれるのは、吉井和哉の音楽だ。   
生きているから吉井和哉の音楽に「耳をすます」事が出来る。
一回ごとのLIVEに「生きている」事を確かめに出掛ける。
そして一生残り続ける思い出を創り上げて行く!


シンフォニーで「真珠色の革命時代」を連想しちゃったけれど、
実際歌詞に“シンフォニーは野性を駆きたてるメロディーで”と
出てくるのは、「嘆くなり我が夜のFantasy」なんだね。
私の『絶対的な座標軸―「喜びや美の基準」』は、
吉井和哉によって培われたものだと思う。
この座標軸が狂うことなどあり得ないと言い切れる自信と誇りを
持ち続ける限り、私も自ら光を発することが出来る。
その光源が「吉井和哉の音楽」だ。






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INDEX
past  will

溶けた砂
時の谷間