ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

それぞれの花 - 2006年10月23日(月)

期限限定つきで再結成していた「米米CLUB」が,
昨日行われたツアー最終日の横浜アリーナで「解散撤廃!永久に続ける!」と
発表したそうだ。
今朝ヤフーニュースで知ったのだけれど、先ほど届いた夕刊にも
大きく取り上げられていて驚いた。
10年振りのツアーが全国5箇所12公演で15万人動員!?
で、最終日にこの発表・・・ファンは、どんなに嬉しかった事だろう。
待ってて良かったね。
とは思うけれど、THE YELLOW MONKEYもこうあれば、そんな風には、
私は思わなかった。
『負けたよ、お前らに。・・・みんな、米米が見たいんだよな、
一緒にいたいんだよな。オレらも一緒にいたい。』
ボーカルのカールスモーキー石井は、ステージでそう叫んだそうだ。
記事の最後に『ファンの思いに応えるべく、新たな米米伝説が
始まった。』と記されていた。本当に喜ばしい記事だし、
米米CLUBには、本当に皆無理のないように賑やかに楽しく
息の長い活動を続けて行って欲しい。
でも、だからと言って、私は、THE YELLOW MONKEYにも
彼らを未だ強く愛し続けている
ファンの為にファンが望むから、を第一番に掲げて帰って来て欲しくない。
吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二この4人が4人とも
自分達の為に4人の音を出す為に気持ち良くなる為に、
再び集まって欲しいと願っている。
何度もここに書いて来た事だけれど、
4人の道が重なる時がきっと来ると私は、信じている。
その時の新生THE YELLOW MONKEYは、懐かしい過去の曲達を
新たな魅力で蘇らせると共に、更にパワーアップした新曲を
私達に届けてくれるに違いない。
首都圏のラジオ番組で吉井が『自分のファンは情念系が多い』
と言ったそうだが、
私もかなりの情念系だろう。怨念が篭ってそうな程に(笑)
けれど、こういうファンを惹き続けて来たのも吉井和哉自らが
招いた因果だろう。
潔く諦めて頂きたい。
情念・怨念背負わされて、非常に肩の荷重いでしょうが、
お身体には気をつけてどうぞ頑張って下さい♪




ソロちンガー - 2006年10月21日(土)

6年ぶりMステ出演ということで、番組が始まる何時間も前から公式BBSでは、
「オープニングの階段でこけないように」だとか、心配性の父兄のような書き込みが
されていて、実際私自身も、タモリさんとのトークで滑らなきゃ良いけど等と
少しばかりの不安も覚えつつ放送開始を待ちわびていた。
初っ端から「吉井和哉が“いきものがかり”に為っちゃったか!?」に
驚かされたけれど、
ザ・クロマニヨンズのヒロトさんのお陰で「ソロちンガー」発言が出て
笑いが取れて安心した。
ひな壇でもヒロトさんの隣に座っていて楽しそうにしていて、
6年ぶりのこんなに大きなTV番組、しかも生、
以前はバンドのメンバーと一緒だったのが今はソロ!という
状況で緊張と心細さ最高潮だったのを、
ヒロトさんの存在で相当救われたのだと思う。
東急ハンズでの遭遇時のお話や、ヒロトさんのトークでの
『ソロで1曲出したけど一瞬で挫折した。バンドの方が良い。
でもさっき吉井君は「まだ頑張れる」って言ってた。』
ヒロトさんの暖っかさと優しさに感激した。
吉井和哉より3歳年上で今も格好良く革ジャンが似合っているヒロトさん、
片やTHE YELLOW MONKEY時代とは、かなり佇まいが変貌を遂げて仕舞った
吉井和哉・・・どちらも私の目には、眩しい位のROCK STARだ。
髪を少し切って爽やかになった黒髪の吉井は、殆どノーメイクだ。
『THE YELLOW MONKEYの菊地英昭さんがサポートに』と紹介されて、
エマにスポットが当たって、アコギを抱えた吉井がマイクの前に立つ。
トークでのゆるい感じの場が一気に「吉井和哉」の世界に変わった。
張り詰める緊張と震えが観ているこちら側まで
伝わってくるような気がした。
けれど、ぐいぐい歌の力に惹き込まれて行った。
力強くて本当に美しい歌だった。





- 2006年10月12日(木)

吉井和哉怒涛のプロモーション中で、ラジオ番組ゲスト出演や
雑誌インタヴューも数多いから追い掛けるのも大変だ。
ラジオは仕方ないにしても、雑誌なら地方でも手に入れられるから、
出来るだけ入手しようと努めている。
今日手に入れたのは、メンズノンノ。
小さなスペースだったけれど、とても印象的な言葉が載せられていた。
「39108」について吉井和哉は、
『“しがみつくのも、忘れ去るのも人生”っていうアルバム。俺は執着するから、
最近はいいことも悪いことも全部バッサリ切っていかなくてはいけないと思っている。
ただ、自分の中で生活がどう乱れていても、どれだけ気高くいられるかが重要だと思う。
自分のプライドが傾いたら、人はついてこられないと思うから』
と、述べている。
「ニューズメーカー」でのインタヴューでの発言、
『アメリカでのレコーディングを終えて帰って来てから稲妻が落ちてきてしまった』、
「音楽と人」での『吹っ切れた。もうすべてを手放そうと思った。』からも明らかだけれど、
この人は、この時大きな決着を着けたんだろうね。

夏フェスツアーやその後の多くのメディア露出をとても精力的にこなす吉井から私は、
重いものから漸く解き放たれた清々しさを感じて、『最前線に帰って来てくれた!』と
嬉しく頼もしく感じていた。
けれど、先日のYahooライブトーク、六本木ヒルズからの生放送「TOKYO REAL EYES」、
そしてここ最近の雑誌インタヴューに触れて、吉井和哉という人は、「at the BLACK HOLE」の
黒穴を抜け出て明るい陽の当たる景色に還って来た筈なのに、
彼が映し出す影はより一層濃くなっているのではないかと思う。
どうでもいいことが 大事なことなんだ”と歌う「人それぞれのマイウェイ」。
この手でよかったら いつだって掴まれ 今日も君のことを 愛しているよ”と歌う「LIVING TIME」。
ひたすら“HOLD ME TIGHT”と連呼する「HOLD ME TIGHT」。
オレは足りない 何か足りない”から“お前が欲しい 今すぐ欲しい”「I WANT YOU I NEED YOU」。
惑わされずに寄り添っていて”と願う「BEAUTIFUL」。
愛を歌っているけれども、この歌を歌いそして今現在全国をプロモーション活動している
吉井和哉からは、時折怖いくらいの孤独の深さを感じる。
「僕らの音楽」で美輪さんが仰ったように、『ROCKは生き様を現す音楽』だろうけれど、
ROCK STARである事を引き受けた吉井和哉がその覚悟と一緒に背負ったものの
大きさ重さは、きっと想像を絶する程厳しいことだろうと思う。
吉井が何に決着を着け、何を吹っ切ったのか、それはいつか私たちファンにも
明らかにされる日は来るのだろうか?
ツアー初日までもう4週間を切った。
「39108」の曲たちが、LIVEでどのように彩られるのか、心底楽しみで仕方ないけれど、
“常に変態し続ける男”吉井和哉の今に出逢うのが少しばかり怖い気もしている。






僕らの音楽 - 2006年10月07日(土)

6年振りの地上波TV出演だ。
第1曲目が「LOVE LOVE SHOW」で驚く。
この曲を夏フェスで演奏したと聞かされていたけれど、
TVでジンジャーを従えて演奏するとは、思っていなかった。
ドラムの智ちゃんがいて、エマがいてバーニーもいて、
キーボードの鶴谷さんも映ってるのに、ベースに違和感が・・・・・・。
三浦さんはアフロヘアの筈なのに、帽子被った長髪だし、で
RIZEのKENKENでした。
とにかく、2006年秋の吉井和哉が歌う「LOVE LOVE SHOW」が新鮮だった。
THE YELLOW MONKEY時代の吉井が歌った「LOVE LOVE SHOW」の
若さという刹那に身を任せて燃え尽きそうな激しさや際どさよりも、
歳を重ねて酸いも甘いも噛み分けた男の包容力と色気を感じさせられた。
久々の地上波出演ということで吉井が相当緊張してそうだった事を差し引けば、
私は、この曲を一番に持って来てくれた事が嬉しかった。

「39108」プレミアム盤のおまけDVDでのインタヴューで、
愚心ツアー最終日大阪城ホールラストでの「バラ色の日々」演奏について、
吉井が『歌いたかった』と語った場面が凄く印象深かったけれど、
その通りだと思った。
THE YELLOW MONKEYの曲どれでも良い訳ではない。
その時その場所にきっと大きな意味があるのだと思う。
眩いまでのゴージャスないでたちで登場した美輪明宏さんとの対談コーナーでの
吉井和哉は、人生の師とも仰ぐ美輪明宏さんへの敬愛の情が溢れていて
とても微笑ましかった。
『ステージに上がるなら綺麗でお客様に喜んで貰わなくちゃ』
『大人ならちゃんとブレーキを・・・・・』と仰る美輪さんのお言葉に
神妙に頷く吉井くんが大層愛らしい。

続いての布袋寅泰さんとのコラボレーション曲は「スリル」。
白熱のガチンコ勝負は、実に見ごたえある迫力だった。
流石に天下の布袋寅泰のギターが凄まじくて、吉井和哉が呑み込まれて仕舞うのではと、
ハラハラしたけれど、後半、互いの唇が触れ合うくらい接近して煽ってくる布袋さんに
吉井が負けずに全力の歌で押し返していたのが、実にスリリングで爽快だった。
折角自由になんでも出来るソロという状況を手に入れたのだから、
吉井には今後も色々なコラボレーションに挑戦して欲しい。
3曲目は、「WEEKENDER」。TVで演奏シーンが見られたのは嬉しいけれど
この「僕らの音楽」では、3曲ともアッパーな曲だったので、ちょっとメリハリが欲しかった。
「BELIEVE」だったら最高だったと思う。
Mステでは是非に、「BELIEVE」生演奏でお願いしたい。

この番組で一番心に残ったのは、美輪さんが『ROCKって生き様を現す音楽だから。』と
仰った場面だ。
吉井が力強く『ハイ、生き様を。』と答えてくれた事が心から嬉しくて、
改めてこの人の生き様が刻まれた音楽を追い掛けて生きたいと願う。





39108 - 2006年10月03日(火)

「39108」既に3周している。
プレミアム盤についているDVDが2枚もあるのだから観なくちゃと思うのに、
CDを止めてしまうのが勿体無いような気がして延々リピートしている。
「at the BLACK HOLE」と「White Room」は、黒・白対を為す
どちらも優劣付けがたい作品だと、私にとって凄く愛着のあるアルバムだけれど、
吉井和哉名義で発表したこの「39108」は、それらを軽々と越えて
私の心の中に入って来た。
「bridge」で渋谷陽一氏が『客に対する視点と色気が足りなかった』と仰っているが、
成る程遊びというか余裕というべきものは確かに少ないかもしれない。
でも私は、この『ポジネガマン』の
“愛をLOVEと訳すのは嫌いかい
 そう悩んだ 好きで悩んだ
 悩んでないと生きられない”と歌うこの吉井和哉という男に魂を捧げようと思う。
「LONELY」の“大地の裂け目を今すぐ飛び越えたくて”
「黄金バッド」の“近頃へこんでばっかり とにかく沈んでばっかり”
「ALL BY LOVE」の“不安定”
「恋の花」の“暗い森の中を彷徨うような”
そういう厳しさの中で悩み苦しんで、その中からこんなにも力強く
「BELIEVE」で“I BELIEVE IN ME どうにもならないとは思わずに 今を駆け抜けたい”と
歌声を響かせる吉井和哉の覚悟の証に触れられて、とても幸せだと感じている。




bridge - 2006年10月02日(月)

正しく「吉井和哉、全開!」な吉井和哉表紙・巻頭インタヴューだ。
渋谷陽一氏の『もう大丈夫』という言葉が何とも誇らしく嬉しい
吉井和哉ロックスター宣言だ。
つくづく思ったのは、吉井和哉という厄介なアーティストを丸ごと把握して
診断してカウンセリングして下さる渋谷陽一という存在の大きさである。
初ソロライブで「ジーンズにネルシャツ」「暗いステージ」でしか
ステージに立てなかった吉井を『タコ壷』と一喝し、
8月6日ロック・イン・ジャパン・フェスでのLIVEを『良かった』と、心から
喜んでくれている。
「LOVE LOVE SHOW」に加え「バラ色の日々」も
演奏したその意義をじっくり吉井の口から私達ファンへ伝えてくれた。
本当に有り難いと思う。
『今のこの「LOVE LOVE SHOW」聴いてくんない?』っていう気持ちが
素直に受け取れた。
私は、2月28日大阪城ホール最終日の「バラ色の日々」の時にも
痛感したけれど、曲は演奏されてこそ、歌われてこそ、生き続けるのだと
思う。だから『曲を作ったからには歌う責任がある、生きてる限りね』という
吉井和哉には、「責任」だなんてそんな難しく考えないで、
遣りたくなったら歌いたくなったら好きなようにすれば良いのだ。
自由にやって欲しい。
吉井和哉が音楽作るのにアトリエなんか必要無い筈だ。

いい加減自分のDNAも自覚出来たようだし、「フェロモン爆弾」バッチリ
炸裂させてロックスター「吉井和哉」の運命を引き受ける腹を括ってくれることだろう。
渋谷陽一いうところの『フェスでの教育効果』、吉井曰く
『バンドマン人間ドック』で見事起死回生を果たした吉井和哉が
次に出してくる曲は、きっと、生き様をイントロにビシバシ込めた
物凄い作品になるに違いない。

編集後記で井上貴子さんが、ドトール・アイスコーヒーと牛乳パックを
交互に吸引する吉井和哉の姿に『彼の表現の本質と業の深さを垣間見た』と
仰っているのが実に面白かった。
それにしても、ついこの間KYのQ&Aコーナーで
『最近は、コーヒーをあまり飲みたくなくなった』とか答えておいでだったのにね(笑)
常に天秤振れ続ける男・吉井和哉!好きよ♪





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