コトバアソビ。
無断引用お断り。

2003年03月31日(月) 密会。


愛を囁くだけが密会じゃない。

そんな、密会。




2003年03月30日(日) 元に戻るカタチ。


割れた陶器を元に戻したら

どうなるか。

多少歪でも

上手く使えるかもしれない。

前とは、

全然違うものだけれど。




2003年03月29日(土) 掘る男。


ある街の外れ。

ただひたすらに下へ下へと掘る男。

人々は、その男を嘲笑う。

「ねぇ、あんた。何で穴なんか掘ってるのさ?」

尋ねられた時、ちょっとだけ、

男は顔を上げて眩しそうに目を細めて

笑いながら答える。

「自分の墓穴を掘ってるんだ。」

久々に空を見たよと笑いながら。

延々延々掘る男。

下へ、下へと掘り続ける。

やがて男が見えなくなった頃、

人々は嘲笑を止め、男を蔑み始める。

  何を考えているんだあいつは。

  働きもしないで。

  ただ無駄に下へ穴を掘るだけなんて。

  きっとあれよ。

  頭がおかしくなっているのよ。

そんな時に、街に落ちるひとつの爆弾。

一瞬にして壊滅する街。

助かったのは、穴を掘りつづけている男だけ。

しかし

街に爆弾が落ちたなんてことを知らない男は

今日も、

下へ下へと掘り続ける。

延々と、自分の、墓穴を。




2003年03月28日(金) イタイ。


今は一人だ。

ココロがイタイ。

今は一人だ。

孤独が勝つさ。

一緒にイタイ。

今は独りだ。

イタイままでイタカッタ。




2003年03月27日(木) 泣いてもいいの?


わからないけれど。

泣いてもいいの?

アナタを、真直ぐに、見たままで。




2003年03月26日(水) 覚悟の価値。


人それぞれだと思います。

それが、思い切ったことだとしても。

覚悟を決めたアナタは

ちょっと、かっこいいと思います。




2003年03月25日(火) コトビトドウシ。


悪いオトコと

酷いオンナ。

だから、コイビトドウシだったのかもね。




2003年03月24日(月) 待ちぼうけ。


来ないです。

会えないです。

なんて、タイミングの悪い!!




2003年03月23日(日) 待ったの。


あなたを、

バス停で。

バス、四台分も。

会えなかったけど。

その程度だったんだ。

ボクとアナタの、出会う確率なんてさ。





2003年03月22日(土) ある、兄弟の。


「ねぇねぇお兄ちゃん、夢と現実の境って何処にあると思う?」

「そうだね、夢と現実の境か。・・・難しいね。」

「ぼく、考えたんだ。」

「何をだい?」

「もちろん、夢と現実の境についてさ。」

「ふぅん、おまえは難しい事を考えるんだね。」

「ぼく、そういうの、好きなんだよ。」

「そうかい?」

「それでね? 夢と現実の境の話なんだけど。」

「うんうん。」

「ぼくね、きっとくろねこが知ってると思うな。」

「えぇ? そりゃまた一体どうしてだい?」

「この間、ぼく、聞いたんだよ。」

「へぇ?」

「くろねこさんたちが話しているのを。」

「ほう。」

「ねこさんたちはね、みんな二本足で立ってたよ。」

「二本足でかい?」

「うん、それでね、こう言ってたんだよ。」


 『やぁ、ペス、元気だったかい?』

 『もちろんさ、伯爵。おや、今日はマドンナも一緒かい。』

 『えぇ、お久しぶりね、ペス。今日はジスも来てるわ。』

 『やぁ、ジスじゃないか!おまえ、何処に行ってたんだい!』

 『ちょっと、流離ってたのさ。』

 『私やジスは君達の様に囲われて生きて行けないからね。』

 『まぁ、伯爵ったら。』

 『鋭い皮肉だね。』

 『ちょっとした、スキンシップだよ。』

 『で、どうなんだい? ペスにマドンナ。』

 『相変わらずね。』

 『ヒトは自分の固定観念の中で生きてるよ。』

 『そうしなきゃ、生きて行けないのさ。』

 『弱いんだ、ニンゲンてヤツぁ。』

 『自分が現実だと思ってる事が実は夢だなんて。』

 『気付きもしない。』

 『だから未だにオレ達が喋れる事にも気付かないし?』

 『無駄吠えしてるのは自分達だって気付かない。』

 『ヒトは私達にコトバが通じないって思ってるようだけど。』

 『この地球の上で通じない吼え方してるのは・・・。』

 『ヒトの方だと、言う事だな・・・。』

 『まぁ、いいさ。』

 『どうして?ジス?』

 『考えてみろよ。ナァ、伯爵?』

 『うむ。』

 『あっ、そうか。時代がサバイバル化した時に・・・。』

 『真っ先に滅ぶのはヤツらだってコトさ。』

 『・・・そう言えばそうねぇ。』

 『オレらがヤキモキしなくったって、自ら滅ぶって。』

 『あーぁ、バカだよなぁ・・・ニンゲンて・・・。』


「ね?境について、知ってそうでしょう?」

「・・・そうだね。」

「聞いててもちょっとムズカシくてわかんなかったけど。」

「そうかい?」

「ぼく、すごくびっくりしたけど、面白かったよ。」

「お兄ちゃん、もしかしたら、わかったかもしれないな。」

「夢と現実の境のこと?」

「あぁ、そうだよ。」

「ねぇ、何処何処何処何処〜??」

「きっと、ココ、だよ。」

「アタマの・・・なかァ〜?」

「うん。」

「どうしてぇ〜?」

「だってお兄ちゃん、さっきの話はおまえの夢だと思うもの。」

「ぇえ? ぼく、うそつかないよ?」

「そう言う事だよ。」

「どう言うこと?」

「おまえには現実でも、お兄ちゃんには夢ってことさ。」

「・・・わかんない。」


「わかる日が来るよ。きっと。 おまえが大人になったらね。」





2003年03月21日(金) 大人用の子供。


大人みたいな子供じゃありません。

勿論、大人になりたい子供でも。

そうです、私は、

大人用の子供なんです。




2003年03月20日(木) 未来へ。


何もない、

荒涼とした中を

ただ、信じて前へと進む。

永遠の、

ユートピアを、

夢見て。





2003年03月19日(水) たたかうこと。


ヒトは、どうあっても

たたかってしまうのですね。

おろかなことだとわかっていても、

それがたがいをしるすべで、

このそんざいをたしかめあう

ただひとつのしゅだんなら

それもしかたのないことか。

わたしには、なにもできないし

いえることもありません。

できるなら、

祈りですべてが

いいほうにむくようにと

ねがうばかりです。




2003年03月18日(火) 絶対的な。


絶対的な愛ってなんでしょう?

私には、わかりません。

でも、欲しがってしまうのも確かです。

それはきっと、

赦しや癒しに似ていると思うのだけれど。




2003年03月17日(月) 私のキモチ。


解けないパズル。

消える魔球そのもの。

本音とは掛け離れた、

表情、コトバ、其の他。

ねぇ、ホントの私に気付いてよ。

ホントの私を見付けてよ。

でも、これは我儘だから。

他人をわかるなんて在り得ない事だから。

だから。

せめて、私を探す努力をして下さい。

私を、好きだと

その口で言うのなら。




2003年03月16日(日) 未来なんていらないから。


夢を頂戴。

私がアナタを想い続けられなかったのは

私がダメだからじゃなくて、

アナタが夢を見させてくれなかったから。

現実には、もう、厭きました。




2003年03月15日(土) 考えること。


いろいあります。

中でも、生きることと死ぬこと。

何が生きていることで

何が死ぬことか。

わからないです。

答えなんて、無いのかもしれません。




2003年03月14日(金) いい加減にしてよ。


もう、子供じゃないんだから。

そう言う私は、

一体何時、

大人になったんだろう?




2003年03月13日(木) やめてよ。


もう思い出したくない。

もうあんなこと、まっぴらだと言うのに。




2003年03月12日(水) 全て。


見えているものが全てだと言うこと。

見えていないものこそが真実だと言うこと。

見えているつもりでも見えていないと言うこと。

見えていないものも見える日が来ると言うこと。

私にとっては、私が、全てだと言うこと。




2003年03月11日(火) 空を飛べる夢を見た。


空を飛べる夢を見た。

何処までも飛んで行けた。

ただ、どうしても、

両足に繋がっていた

何処までも共に伸びていく鎖は、

外れなかったのだけれど。




2003年03月10日(月) やっぱさ。


あるんだって、そゆことも。

私とアナタは合わなくて、

アナタとあのヒトも合わなくて。

それって、そう言うコトなんだと思います。

何かで、掛け間違ったとしか、思えない。




2003年03月09日(日) かえるばしょ。


自由になって

また、私の周りに風が吹き始めた。

それで、私は、

もう一度、自分が飛べるんだと思った。

吹き付ける風が強くて、

地面に立っていられなくて、

飛び上がるだけしかなかっただけなのに、

それでも、地に這うよりは自由だと

飛び上がりながら思った。

地面から足が離れて、

初めて、

かえるばしょなんかないことに気づいた。

飛び続けることしかできなかった。

それでも、私は、

自由だったのだ。




2003年03月08日(土) 正直者。


好きだから私と一緒にいた貴方と、

真剣に考えて一緒にいないことを選んだ私。

どっちが正直者なんだろうね。

私は、私に正直で、

貴方には不正直なままでした。




2003年03月07日(金) 始まりと終わり。


始まりがあれば、終わりも在るってね。

ただ、当然の結果を迎えただけのこと。

終ったら、また、

始めればいいだけなんだから。




2003年03月06日(木) オメデトウ!!


またひとつ、

未知なる未来が誕生したんだね。

オメデトウ!!

お姉ちゃんになる君も、

頑張るんだよ。




2003年03月05日(水) 自分色。


やはり、何色でもないのだと思います。

あなたの為に泣けるかどうか。

それが、好きだってことだと、

思うのです。




2003年03月04日(火) どうして。


気付いてくれないのよ。

好きだってことに。

嫌いだってことに。

嘘ついてるってことに。

想ってるってことに。

どうして気付いてくれないのよ。

・・・待ってるってことに。




2003年03月03日(月) スキヨ。


やっぱりスキヨ。

なんでかな。

すっきりしたよ。

アリガトウ。

・・・くはは。

やっぱ、照れるね!!




2003年03月02日(日) 一過性。


こんな狭い場所に

ずーっと一緒にいるから

勘違いするんだ。

違う、違う、違う、違う。

こんな気持ゃ一過性のモンだ。

こんな自分が。

あぁ、一番ウザってぇ。




2003年03月01日(土) 浮草。


忘れてしまえ。

こんな気持、なかったことに。

この髪と共に、ばっさりと。

ただ、会える偶然だけを、

・・・望むなんて。



 既知  置場  未知


本田りんご

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