猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2015年05月09日(土) 海にかかる霧

TOHOシネマズ 16:10〜18:10 111分

 おお二日連続で映画鑑賞かよ。それにしても明るいうちにケッタとばすのはきついなあ。主に日差しという点で。

 金に困ったおんぼろ船の船長が、北からの不法移民を南へ運ぶ仕事を紹介される。全ては上手くいくかに思われたが…。

 登場人物が全員崖っぷち、目を背けるしかないクソ痛そうな暴力シーン、えげつない上下関係などなど、実に韓国映画らしい韓国映画(笑)。しかも尺の大半が夜中の海を漂うおんぼろ船の上とくれば、えぐさ倍増というもので、そりゃもう胸糞悪い100分間でした(最大の賛辞のつもり)。こんなやさぐれ映画なのにスクリーンはお貴族様な雰囲気のプレミア2というミスマッチもよかった(笑)。

 韓国の俳優の名前ってあんまり知らないんだけど、人気のある人が出演しているのか、四、五十代のおばさま客が多かった。入場でチケットを切る時に漏れなく映画のうちわも貰えたんだけど、いらないのでゴミ箱に捨ててしまった。罰が当たるかもしれない。

 終わった後は近くにある一刻堂でラーメンと餃子とグラス生ビール。いいの、この後どうせケッタこいでカロリー消費するから。




2015年05月08日(金) シンデレラ 字幕版

TOHOシネマズ 20:15〜22:20 105分

 今年は6日は出勤日であった。恨めしい。だが明日は土日じゃ。のんびりしようぞ。そして今夜はいよいよシンデレラを観にいくのよ! しかも今日は一番でっかいスクリーン4での公開だ! というわけで太鼓の散歩をさっさと済ませ、ケッタをとばす。途中人生ギョーザでラーメンをむしゃむしゃ。ああ、向こう着いたら喉乾きそう。

 カウンターでチケットを発券してからイオンモールをぶらぶら。この間5日に星ヶ丘三越で海外旅行用のショルダーバッグを買ったばかりなんだが、あまりにずっとショルダーを探し続けたせいか、ショルダーを探す癖が抜けなくて、どこ行ってもまた探してしまう。そしたらまんまと! グルーヴというバッグ専門店に入ったら、素敵なショルダー見つけちゃったよ! 旅行向きじゃないけど、外出用として大いに使えそう。織りっぽい黄と緑の柄が入ってるのが綺麗だわあ。今持ってる革製の舟形より遥かにオシャレで素敵だ。しかも9720円? 昨日買ったMOTTOのは10800円だったな。あれより遥かにゴージャスそうなのに安いじゃん。ええ、買っちゃいました。

 まだ4月25日に公開になったばかりとはいえ、できればもう初日にでも見に行きたかったぐらい楽しみだった本作。あのシンデレラの青いドレスのスカートがどどんと出された宣伝画像を見た時から、本当に楽しみだった。もちろん複数回見る気満々です。

 まずはディズニー映画なので本編の前座として「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」。姉妹のじゃれあいに特化した微笑ましい短編で、場内もいい感じにあったまる。

 この映画の主役はとにかく室内装飾と服。お貴族様の普段着から王侯貴族の礼装、庶民の野良着、そして邸宅の天井から床まで、どれもこれも素敵がいっぱい。髪飾り一つ、窓枠一つまで目が離せない。目がいくつあっても足りないや。こういう映画なのでストーリー展開は観客によけいなことを気にさせないためにもシンプルかつベタにやるのに限るわけだけど、作り手は実にその辺をよく心得てくれていて、何一つイライラすることなく観客は美しい画面に集中できるようになっている。いやー、ケネス・ブラナーがこんな庶民向けエンターテイメントのお手本のような映画作りができる人だったとはねえ。ただ全くのディズニー映画にしちまうのはイギリス人としては許せなかったのか、権力者サイドの派閥争いや世継ぎ争いも描かれる。この辺もっと長く描いてくれてもよかったけどな。全部で109分だけど、実はその辺をカットしたのかしら。最近の大河に不満たらたらの身としてはそういうの見たいんだけど(笑)。

 何とも言えぬうっとり気分に浸りつつ、帰路。吹替版は高畑充希ちゃんと城田優の歌声が聞けるというのが楽しみ。吹替の方が画面をじっくり見てられるし、楽しみだ(などと思いつつ結局行けずじまいでした。とほほ)。




2015年05月04日(月) セッション

伏見ミリオン座2 16:50〜18:45 107分

 昨日は新横に行ってきた。一昨日の回のOPで佳菜子が怪我をしてしまい、以降の出演がキャンセルになってしまったのは残念だったけど、まっちーの「継ぐ者」が見られたのですごーーく満足です。もうねえ、すげえよ、まっちー。突然の引退には呆然としたけれど、なんかこれを見たら彼が競技の枠に留まっていられなかったってのがすんなり納得できた。ありがとう、これからもなるべく長く続けてね。あっこちゃんの「星から降る金貨」もよかった。

 さてそんな美しい話題から今日は一転、汚ない映画だ(笑)。ただJ.K.シモンズのアカデミー助演男優賞も手伝って、すごい人気。休日とはいえ、今日なんて上映の二時間以上前に整理券とったのに、22番ですよ。

 「最高のミュージシャンを育てたければ、飴はいらない、必要なのは鞭鞭鞭!」という考えに凝り固まった一人の名門音楽学校の教師に、なぜか目をつけられてしまった主人公。教師は間違いなく気違いだが、それにバカ正直に応じてついてっちゃう主人公も大概である。というわけで中身は梶原一騎と小池一夫を足してさらに倍に濃くしたような感じの話なんだが、なんだかんだで昔っからこういう鬼軍曹キャラを好きだよねえ、アメリカって。

 J.K.シモンズがOZのシリンガーを髣髴とさせる鬼畜演技で、まあ楽しそうにいたいけな若者をいじめること(笑)。過剰な量のレッスンを課すとかそういう単純なしごきじゃなくて、生徒たちの互いのコンプレックスを逆撫でしたり、優越感を与えた思ったら突き落したり、とにかく陰湿で素晴らしい(ボカ〜ン)。

 いやあ、ひでえ話だったなあとげらげら笑いながら終了。帰りに松坂屋へ寄って天ぷらを買い、家でうどんと一緒に食べた。



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