猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2013年10月26日(土) パシフィック・リム3D(4DX)吹替

 本日は東西よりお馴染みの方々が集い、総勢六人でパシリムの4DX版なるものを見に行ってきました! どういうもんかは知りませんが3Dの一こ上なんだから、そりゃあ凄いんでしょう。でもって今んとこ名古屋の中川コロナワールドにしかなく、あとは11月に小倉のコロナワールドにできるだけなのだとか。サイトを見る限り遊園地にあるアトラクションに近いものなのかしらね。

 やはり導入したてだからなのか、チケットが売り切れるのが早いのなんの。全員ネットで予約したんだけど、逆にそうじゃないと取れない。それも購入可になってからすぐ買わないとだめというサバイバル。まあ今だけかもしれませんが(ボカ〜ン)。

 それにしても直前まで天気が心配だった。何せ西から台風様もご一緒においでだと・・・。ええもちろん私としては水曜日頃から全力で念を飛ばしておりました。とすると、「25日午後から名古屋は豪雨。土曜も引き続き豪雨」だったのが、金曜は普通の量の雨が降っただけで、しかもすぐにやんでしまい、それが夜中にやや多めの雨が降ったと思ったら、土曜の朝はすっかり快晴になっているじゃありませんか。す、凄い! ここ最近天気に関して神通力が全然通じなくなっていて自信をなくしかけていたんだけども、まだまだいけるよ、あたし(笑)。

 12時40分からの回で予約したので、名駅に10時45分集合・・だったんだが、両親がゴルフに行くことになってしまい(先週台風で潰れたののリベンジだとか)夕方の犬の散歩に行けるかどうか微妙になったので、私だけ現地集合にさせてもらった。朝の散歩を長めにやったおかげで、ウンコもしっこもきっちりやってくれた。これで多少両親の帰りが遅くなっても大丈夫であろうよ(遅くても7時っつってたから大丈夫だろう)。

 というわけで私は11時6分六番町発の市バスに。しかし私の人生で権野行きに乗って終点まで行くのって初めてだ。て言うかそもそもコロナワールドなんて昔は自分で運転して行ってたじゃないか〜。この日記でも何度か書いたし。ああこうして運転断ちを実感するのよね。

 バスの中でスポナビにアクセスしてスケカナ男子SPの結果を確認。順位だけ見ているとPちゃん一位、殿二位、ゆづ三位といい感じだけど(おおう無良君五位かい)、内容としてはよくなかったみたいだ。ジェレミーも四位かあ。あっ、でも4T入れて降りたんだ! すごい! あでもSPの規定である「単発ジャンプはステップから直ちに跳ぶこと」を満たしていないのでGOEでごっそり引かれている(涙)。女子のSP順位はは起きぬけに確認済み。あっこちゃん三位で、内容も素晴らしかったらしい。帰ったら録画を見るぞ!

 このバスの路線はそもそも白鳥橋で曲がったらあとは終点までひたすら一号線沿いに行くだけである。風が強くなかったら自転車で行けなくもないよなあ。権野にはほぼ定刻どおりに到着。って、バス停ちっちゃ! 終点のバス停って大体どこもロータリーみたいになってるのに、なんだこの「ぽつん」感は(笑)。で、ネットで調べたのだとこの後戸田荘行きに乗り換えることになってるんだけど、コロナすぐそこに見えてるじゃん。歩くとちょっとかかるだろうけど、あと十分バス待つより確実に早く着けるわ。にしても快晴なのはありがたいが、日差し強ぇ。かと言って風も強すぎて日傘なんてさしてられないし。はあ、それにしても三日月橋から眺めた新川の眺めは、綺麗でした。や、まあ運河みたいな側ですけど、すかっとした陽光の中で眺める下流のどっぷりとした流れはいいね。

 なんだかんだで11半過ぎには到着し、他の人たちもじきにやって来て、そのまんまコロナへ。エレベーターで映画館のある四階へ。うわー、もう昔と全然違うわ。あ、ここもチケットはボックスのゾーンに入るところで切るんだね。で、3Dメガネもそこで貰えるみたい。ネットから出力したQRコードを機械に読み取らせて発券。ポップコーンとドリンクのセットが無料券も一緒に出てきた。ずいぶんサービスいいなあ。十時ぐらいにうどん食べたし、夜は山ちゃんだからポップコーンは要らないよ、とドリンクだけもらった。まあこれも映画の前に水分の過剰摂取は禁物ということで半分ぐらい飲んでお返し。

 上映前に4DX説明のための映像が入り、その後は注意の喚起など。よくある「身長が何センチ以下の方はご遠慮下さい」「心臓の弱い方はご遠慮下さい」等々がCGイラストつきで説明されているんだが、その中で「精神的に敏感な方はご遠慮下さい」というのがあってちょっと笑った。どんな方だよ(笑)、詳しく言ってみろ(笑)。他の説明イラストはぱっと見て分かる感じに描いてあったのにこれだけなんかフツーのイラストにしてて苦しいこと。ま、そりゃ表現の仕様がないよね(笑)。

 で、4DX自体は面白かったよ。この手のロボット映画でアクションに合わせて座席が動いたりするのって、ほんとアトラクションみたいで。ただ一人で行っても虚しいだろうなとは思った(笑)。ただどういうシーンで席を揺するかってのは改善の余地があるのでは。ロボットや怪獣のアクションはともかく、人間同士の肉弾アクションまで同じ程度にゆっさゆっさやるのはどうかと。そうじゃなくたってこっちはメガネonメガネだから、揺れるとずれてしゃあないわい。それにしても玄田哲章の声は何度聞いてもいいね。ポンコツ兵士も彼の一喝をもってすれば、一人前の働きができそうな。

 映画が終わった後はコロナの二階にあるカラオケ、ボイスキャッツで二時間。ジョイサウンドにしたんだけど、T氏お目当てのシージェッター海斗はなかった(笑)。それにしても最近はリモコンが曲リストも兼ねているところがほとんどね。だけどこれだと曲を見つけ辛いんだよなあ。というわけで紙のも持ってきていただいたんだけど、それもジャンル分けが今一つで、アニソンだけで分けられていなかったので、どっちにしても探し辛かった。おおう、頼むよジョイサウンド。

 約一名以外全員あまちゃんにはまっていたこともあり、あま歌も一杯。どの歌も劇中でしょっちゅう流れていたからサビだけは歌えるわ。しかし私、終了直後はそうでもなかったんだけど、今の「ごちそうさん」がつまんないせいで、今になってあまロスになってきたんだよ。えーん。はあ、来週からはかわりに「ちりとてちん」の再放送でも見ようかな(でもこれも後半の展開がねえ)。

 カラオケは5時過ぎに終えて、5時27分三日月橋発のバスに乗り、高畑へ。地下鉄で名駅まで行って、キャッスルプラザ近くの山ちゃんで手羽先三昧。久々にバカ食い。てかここ数年生ビールなんて一杯飲んだらもういいやという感じだったのに、この日は二杯プラスグラス一杯飲んでしまった。なんのスイッチが・・。でも何喋ってたっけ。サイボーグのみんながティムティムどうなってるのかについて熱く喋っていたことだけは覚えている(ボカ〜ン)。

 新幹線の時間もあるので、9時半頃にお開きに。楽しかったーっ! ありがとうございました。




2013年10月21日(月) そして父になる

 ミリオン2にて19時半より120分。

 スケートは五輪シーズンに突入、原稿も火の車と、発狂しそうな毎日です(ボカ〜ン)。以前、会社が合併して10月以降大変かもって書きましたけど、本当大変だよ。会社で原稿やってる暇が全然ないんだ(ボカ〜ン)。え〜んっ、ここでやる分を結構当てにしてるのに…。

 まあそんなことより今日は映画ざんす。なんてったって、スターキャット会員ダブルポイントでーだものね。正直映画行ってる暇もちょっと・・なんだけど、これは前から行きたかったので行ってきた。太鼓の散歩をちゃっちゃと済ませ、19時ちょい前にカウンターに行ったらなんと二番。おいおい、ガラガラなのかい。まあこの作品、他にでっかい映画館でもかかってるからなあ。かつては名演でしかやってなかった是枝作品も出世したものよ。

 その後夕食にドトールでレタスドッグを食べたんだが、九月に「私が愛した大統領」見た帰りにレタスドッグ食べたけど、なんかさ、ちっちゃくなってないかこれ…? これも原料高の煽り? 正直これだけじゃなあ。ああこんなことなら隣のラーメン行けばよかったかも。

 開場になってから場所取り代わりに歯ブラシのセットを置いてトイレに行ったんだけど、帰ったらなくなってやんの。ううーん、誰かが忘れ物と勘違いして届けちゃったのかな。歯ブラシはいいけど、歯磨き粉は高い奴だからなくなったら困るよう。ああ気になる。なんて思っているうちに予告開始。「もうひとりの息子」見たいなあ。これも産科医院での取り違え事件か。

 さてこの事件のモデルともなった赤ちゃん取り違え事件は昭和46年に起こった事件。この事件の教訓もあり、現代の産科医院ではこうした事故はまず起こらない(まあこの辺もいろいろあるのだが、その辺は映画を見てのことで)。起こったとしても発覚に六年もかかるというのはまず有り得ないだろう。しかしそれでも事故は起こった。

 是枝監督の演出としてよく言われるのが自然であるとか、淡々としているとか、まあ確かにそれもそのとおりなんだが、全てはこの人の匙加減の絶妙さにあると思う。どんなに平和で静かなシーンであっても、和やかで笑いに満ちたシーンであっても、それ自体の放つ穏やかさや楽しさとは別に、冷たい緊張感が常にあって、見入らずにはいられない。日常のシーンになると退屈になるような映画は、演出家が凡庸だからに過ぎない。

 二組の親子の葛藤、特に福山雅治がよかった。思いっきり陽性である彼の気質を考えると、こういう屈折した父親役はどうなのかなと思っていたのだが、なかなかどうして、この強張った男の役をしっかりものにしていたので、いい意味で驚かされた。「歩いても 歩いても」の阿部寛にしてもそうだけど、是枝作品って意外なはまり役が多いのも特徴ですね。

 ただ「龍馬伝」でも思ったけど、福山雅治って本当に不思議な役者。正直そんなにうまいとは思わないし、スターであるがゆえに何を演じても福山になってしまうところがあるにもかかわらず、ふとスイッチが入ると、他の誰にもない豹変を見せる。演出の手腕もあると思うけど、今回は本当に年齢に相応しい名演技だったと思う。

 尾野真千子ももちろんよかった。糸子の印象がいまだに強いので、今回のような常日頃夫にやりこめられてしまう内気な妻というのは、最初はなんか違和感があったんだけど(笑)、よく考えたらこれまでの彼女はこういう役の方が多かったんで、ある意味原点回帰? ただそんな彼女が事故のことをきっかけに、だんだんと変わっていって、最終的にははっきりと夫を批判するようになる、その変遷がとてもよかった。

 二人と対するリリー・フランキーと真木よう子も実に好演。特に真木よう子がこんなに母親役がしっくりくるなんて思っても見なかったので、福山同様、嬉しい誤算だった。

 あとはやっぱ樹木希林と夏八木勲(合掌・・)かと。こういうドラマだと親ならもうちょっと子供たちに何かそれらしいこと言って欲しいもんですが、見事なまでに二人とも的外れで役立たずなのが、嫌な意味でリアルすぎて(笑)。まあ、逆にそれゆえに福山雅治の方が、親になったことで忘れてしまった子供心を思い出すという展開に繋がるんだけど。あ、忘れるとこだった。井浦新があまりに井浦新な役で、出た瞬間に吹いた(笑)。

 終盤はやはり泣ける展開になるのだが、私のいる場所の左の方から鼻水ずーずーやる音がするんでちらっと見たら、濃いぃ顔したおじいちゃんが泣いていた(奥さんと二人で見ていた。奥さんの方が泣いていたかどうかは不明)。うわっ、びっくりした!

 終了後、カウンターに行くと歯ブラシは無事あった。やれやれ。



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