猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2013年08月25日(日) 全米申し込んだよ

 行くことはもうとっくに決めてるのに、申し込みに行くのをウダウダとさぼっている間に今日になってしまったけど、最寄のJTBに1月10日から六日間の成田発ボストン行きツアーを予約してきました。ええ、TEBに引き続き、旅行会社におんぶだっこです。試合以外で無駄にモノ考えたくないんだよ(ボカ〜ン)。

 ツアーにしたのには他にも理由がありまして、大会オフィシャルホテルに泊まりたかったから。オフィシャルはいくつかあるんだけど、メインのヒルトンも含めて早い段階ですでに満室。その点ツアーのホテルは確約なんでそれもあって、選んだという次第。小雨だった昨日と違って土砂降りの雨が降った今日は、一昨日までの地獄猛暑が嘘のようにとっても涼しく、旅へのワクワクもあって大変いい気分でありました。あとはばら売りチケットの発売日を待つだけです。

 という風に予約した私的全米ツアーだけど、その後すぐ12日の男子フリーとエキシビションは同日開催と知って、一日短縮することに。いや、分かりづらかったのよ、大会サイトの表記が。てっきりエキシは男子の翌日かと。まあともあれ、これで有給は10日と14日だけで済むわ。正直、冬休み明けのこの時期は休み取り辛いから、一日でも節約できるならありがたいこと。

 「贔屓の選手がいると死ぬ」と言われる全米選手権。それなのに初めての全米がよりによって五輪選考会とは、命がいくつあっても足りない気がする(笑)。まあとりあえず頑張りますよ。てなわけで行ってきます!




2013年08月21日(水) パシフィック・リム(3D IMAX 吹替)

 あぢいいい。映画館の中までじんわり暑かった。

 あ、5/12の「命をつなぐバイオリン」アップしました。

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(9/11UP)
 てっきりミッドランドで大丈夫と思っていた「パシフィック・リム」は、ミッドランドだと字幕版しかやっていない。ええええーっ、てことはあの駅からクソ遠い109シネマズまで行かねばならないと? で、上映回を調べてみたらまあなんとも少ない。始まったのは9日からだし、131分もあるからしゃあないのかな。とりあえず15時半からの回に行くしかないなあ。

 ぐじゃぐじゃやりつつ、二時頃に家を出た。メシは食べてない。確か109の同じ建物の中にオムライス専門店があったなあ、お昼はそこでいいやと思っていたのだが、いざ店の前に行ってみたら、そこは以前ナディアパークで入って超まずかったポムの樹じゃございませんか。ソッコーで変更。他、特においしそうなお店もなかったので一階にあるモスバーガーで食べることにした。食べる前に109のカウンターへ行く。ううっ、なんか暑い・・・。エアコンけちってるなあ。でかいわりには客入ってなさそうだもんね・・・。整理券をもらうと、モスバーガーへ直行。中はそれほど混んでもいなくてすんなり座れた。店の中は普通に涼しいなあ。モスバーガーとポテトをむしゃむしゃ。

 自販機で水を買ってごくごくやりつつ、再び109へ戻る。相変わらずエアコンをケチっている感じ。だー、勘弁してくれよ、映画館で。どうしても我慢できないってほどじゃないから、しばらくじっとしてりゃなんとかなるけど・・・。

 開場になったので入口へ。チケットを切ってもらう。ここはできた当初から、販売カウンターがあるフロアとボックスのあるフロアが完全に分かれていて、改札でスタッフにチケットを切ってもらった上でボックスのあるフロアに入れるようになっている。今ではベイシティのTOHOシネマズもこのやり方やね。ミッドランドシネマも最初からこのやり方だ。この方がスタッフが少なくて済むんだろう。ちなみに3Dメガネは改札でもらう。

 IMAXのあるシアター7はずいぶん奥の方だった。客の入りはまあまあといったところか。ちなみに客の大半はいかにもな感じの男性で(笑)、他にカップルがいくらか。

 感想、まず巷で言われているほど燃える内容ではなかった(ボカ〜ン)。やっぱりどこまでも外国のCGアクション映画だなあとしか。あんましスパロボ的なものを期待するとがっかりする、とだけ言っておく。CGであっても怪獣の質感が80年代SFX映画なところはいかにもデルトロだけど。

 二人で操縦する、というのがガ・キーンぽくて燃えるんだけど、ローリーとマコの関係が弱いもんだから、ドラマ全体が今一つ。マコが操縦不能になる原因である彼女のトラウマからしてまず弱いし。せめてマコが自身のトラウマを克服していく過程が、ローリーとの関係込みでもう少し深く描かれたらよかったんだけど、なんかその辺ぱっぱと進んでっちゃって、面白くなかった。そうやってわりとなんでもあっさりぱっぱと進んでいるわりには131分もあるんだもんなあ。正直ちょっと退屈だったよ。デルトロってアクションやビジュアルだけじゃなくて、本来エモーショナルなドラマもできる人だと思うんだけどなあ。ううん、どこで力を使い果たしちゃったのやら。

 あっさりなのは主役二人だけじゃない。他のロボット(あ、イエーガーですね)とその操縦者たちも、あのビジュアルならいくらでもキャラ立てできそうなのに、うっすら活躍しただけで、最後はあれよあれよの間にやられちゃってもったいない〜。ロシアの夫婦とか、中国の雑技団とか、例えば日本の今川監督だったらさぞかし大暴れさせてくれただろうに! 続編は決定というからそこでは是非もっと活躍させてあげて欲しいもんだ・・って、あれで死んじゃったからもう出番ないとか?

 今回吹替で見たんだけど、闇商人のケンドー・コバヤシ以外、ほとんどがちゃんとした声優を使っていて、映画の内容よりそこが一番感動したよ。エエ本当に、映画はこうあるべきざんす。博士役の三ツ矢雄二と古谷徹はちとうざかったけど(笑)。

 終わるとすでに五時半過ぎ。太鼓の散歩もあるし、あんましぶらぶらしていられない。つかもうそんな元気ないわ。なんかもう下手すると地下鉄で帰る元気もない・・・。ふと、三重交通で帰ったろうかという気に。でも本数少ないからなあ。とりあえず名鉄バスセンターへ。ここがまたまあ、暑いっ。始発駅だから人も一杯で蒸す。ふへえええ。ふらふらとバス停の時刻表を見ると、18時12分発とある。やったあ、あと五分足らずで出発じゃないか。というわけで一番後ろへ並ぶ。でもこんな機会に限って今日、三重交通のバスカード持ってないのよね。まあたった200円だからいいけどさ。

 バスは難なく座ることができ、車内もエアコンがきいてて快適だった。最寄のバス停につく頃には暑さ疲れもすっかり取れていい感じ。なんとか太鼓の散歩をする余力は確保。




2013年08月19日(月) 欲望のバージニア

 11時半からミリオン3にて。116分。いひひ、今日はWポイントデーですよ! 世間のお盆休みは終わっているけど、私はむしろこれからさ! ああでも世の中は相変わらず暑い・・・。夏休みとは言え、映画三昧は避けた方がいいわ。まあ、昨日「風立ちぬ」行ったばっかりですけど。

 禁酒法の時代に、大物ヤクザの傘下に入ることなく自分たちだけで荒稼ぎをしまくった盆でゅランド三兄弟の実話。実にオーソドックスなチンピラ映画で、最後まですかっと楽しめた。兄弟を追い詰める悪徳刑事のガイ・ピアースが特にすっばらしかった〜。でもこれ「ケビン・ベーコンでもよくね?」とか突っ込まれたら立場ないね(ボカ〜ン)。あ、いやいや、久しぶりにまっとうにキャラの立った役でうれしゅうございましたわ。最近どうもパンチの弱い役ばっかりだったからね〜。

 終わった後、日陰沿いに歩いて東急インまで。一度ここのランチのオムライスを食べてみたかったのだ。んが、残念ながらまずかったです。あうう、これなら地下のカレー専門店行けばよかった・・・。こないだのポムの樹しかり、オムライスって大好きだけど当たり外れが激しいのよね。それでも探求することはやめられないぜ。

 その後、栄の地下街へ。ORBISという化粧品のショップにふと目が止まる。前に松坂屋で買った無添加の日焼け止めは、痒い湿疹が一杯できちゃって悲惨だった。いっちょここの日焼け止めをためしてみっか。へえ、スプレータイプなんてのもあるんだ。SPFは20か。まあ普段仕事に行くだけの場合はこれで充分かな。ひとまずスプレータイプとリキッドタイプの二本を買った。

 帰宅後は近所の皮膚科へ。湿疹の薬をもらう。ステロイド系だが、朝晩きちんと塗りなさいとの由。え、ステロイド塗った所って日に当たると色素沈着して沁みになるんじゃ、と聞いたら、「迷信です。薬はやっぱり、ちゃんと朝晩塗らないと効かないですよ」だそう。まあとりあえず当分は手足にぬりまくりだな。めんどいなあ。




2013年08月18日(日) 風立ちぬ

 本日は朝9時から栄の某クリニックで健康診断。今さらだが不本意な日取りだなあ。第一希望は9月、第二希望は8月末で、今日この日は第三希望で申し込んだんだけど、まんまとこの日にあてがわれてしまった。一年で最も体調が悪い時期じゃよ。しょっぱなから血圧の上が85だったのが地味にショックだったが、衝撃だったのは腹囲・・・。もう明日から心を入れ替えますとしか言いようがない。今まさにモスクワ世界陸上真っ只中だが、あの人たちの見事なボディをイメトレしつつ、腹筋に励みます。

 朝うっかり牛乳を飲んじゃったせいで、腹部超音波がキャンセルになっちゃったこともあって、健診はさくさくとこなされ、10時過ぎには終わった。ありがたかったのは、子宮頸がん健診で血が出なかったこと。医師の腕次第なのか、器具によるのか、これとんでもなく痛い時とそうじゃない時とあってね。一昨年かその前の時はほんっとに痛くて終わった後も気がついたらパンツが血だらけ・・・。ええ今回はそんなことは一切なく、気がついたら終わってたって感じでした。いや、むしろこれが本来の感覚だよな。去年もそうだったし。逆にあの時はなんであんなにグサグサきたのか。まあどうでもいいですが。

 というわけで早めに終わったので、映画でも見て帰ろうかという気分に。明日は月曜でスターキャットがダブルポイントだから、ミッドランド辺りで何か。調べてみたら「風立ちぬ」が12時15分からあった。ちょうど財布にミッドランドのチケットが入っているし、行ってみっか。

 カウンターで10時半ごろに整理券を貰う。「風立ちぬ」はスクリーン1。338席と、ここでは一番大きなボックス。真ん中より少し後ろの席を取った。公開開始が7月20日と、夏休みスタートとほぼ同時であることを考えると、まだまだヒットしそうだ。けど今はロビーにも人がいないな。まだ早いし、混んでくるのはこれからか。

 名鉄百貨店の歌行燈で久々に天ぷらうどんを食べ、デパートもちょっとだけ見てからミッドランドに戻ってみると、フロアが人だらけ。おいおい、つい一時間前はがらがらだったじゃないか。「風立ちぬ」の入場案内はすぐに始まったが、案の定人ごみの中は風目当てが多く、ボックスに入るのも時間がかかった。まあ、トイレはもう済ませてあるけどさ。ふう、やれやれ。

 さてそんなわけで見終わっての感想なのだが、まあはっきり言って映画としてはなんとも面白くない。まず回想シーンと時系列が常にぐちゃぐちゃ前後しまくってて、流れが悪い。この調子で135分だから、見ているこちらはテンションを保てない(アフレコ陣に関してはもはやいちいち突っ込まない。西島秀俊は意外によかったけど)。それでも前半はまだいい。何と言っても関東大震災の場面が圧巻なのだ。大正時代のありとあらゆる建物一軒一軒が、地震発生と同時に一斉にドーンと高波のように盛り上がっていく様子が凄い。逃げ惑う人々のモブも一人一人がきっちり生きた動きをしていてどれも見入ってしまう。ただこれ以降は、映像的にも物語的にも明確な見せ場があるようなないような、もやもやした状態が続き、そして結局そのまま終わってしまうのであった。ハヤオが昔から構成力に難ありなのは分かりきっていたけれど、今回のこれはもう過去のどの構成よりひどい(笑)。

 しかしそれを差し引いてもこれは魅力的な作品だと思う。ハヤオがこれほど主人公に自分自身の業を表現させた作品というのは、原作ナウシカとこれぐらいだろう。「風立ちぬ」はハヤオにとっての赤い靴であろう。飛行機作りに魅せられた二郎、あるいはアニメーションに魅せられたハヤオは、自分の腕を切り落とさない限り、クリエイターの業から開放されることはないのだ。ただかつてのナウシカが自分の罪業に対して痛々しいまでに自覚的であるのに比べると、堀越二郎はその辺がかなり希薄である。先の短い菜穂子に寄り添えないことに対して、そして何より無謀な戦争の片棒を担いでいることに対して、二郎はナウシカのように悩まない。この辺は好き嫌いが分かれるだろうけど、私はこのような二郎の人物造形はある意味正直でいいと思った。自分のしたことに主人公が悩み苦しむというのは、作品に客観性を与えるためには大事な部分だ。だが一方で「ほらこうやってこの子も頑張ってるんだからだめな子だけど許してね」と読者に許しを強要することでもある。見た感じ、ハヤオはわざと二郎から苦悩を取っ払ってる。やはり後者を拒むためではないだろうか。

 で、ネット上の感想を読んでいると果たして菜穂子は男にとって都合のいい女という感想がちらほら。歴代ジブリヒロインがこの手の批判を浴びることは今に始まったことじゃないけど、私には全く分からないなあ。確かにラナもクラリスもいい子ちゃんと言えばいい子ちゃんだが。だけど宮崎ヒロインで一番人気の高いナウシカは、彼女の帰りを待っている人々そっちのけで、王蟲と心中しようとしたような子だよ。私にとって宮崎ヒロインというのはみんなこのナウシカを濃くしたり薄めたりしただけで、本質的には「暗くて変な子、だがそこがいい」という存在だ。

 菜穂子もそういう意味ではばっちり宮崎ヒロインだ。弱った体で二郎に寄り添う様にしろ、最後の最後で二郎の前からそっと姿を消す辺りにしろ、いかにも宮崎ヒロインらしい健気さだが、彼女のそうした健気な行動が、二郎に直接向けられたものとは思えなかった。彼女は何より自分の人生の終末期をプロデュースすることを第一としており、二郎個人に対する思いは果てしなく二の次であるように感じられた。理性でそういう生き方を選んだのか、あるいは余命いくばくもない状態ゆえに本能的にそういう生き方を選んだのか、どちらなのかは判然としない。だが相手の人間が第一ではないという点において菜穂子は、やはり飛行機作りこそが第一という二郎とは好対照と言える。

 ボックスの空調が今一つで、終始ぱたぱたと仰ぎながらの鑑賞だった。おかげで終わった後はぐったり。間食は一切しないつもりだったが、疲労と誘惑に負けて名鉄百貨店のマキシムドパリでミルフィーユとミルクティーを頼んでしまった。嗚呼。




2013年08月13日(火) どうにか死の世界から帰還

 自分比で忙しい今日この頃、その上先月末辺りからおなかの調子が悪くなり、それがなかなかよくならなくて、ただでさえ辛い猛暑がなお辛いです(現時点で大分回復しましたが、まだなんとなく・・)。コミケ前にちょっとはよくなりかけたんですが、上京するまさに9日に職場の懇親会でお酒をちょっと飲んだらまたおかしくなって、ほんとにもう、な夏コミでした。一般参加だったのが不幸中の幸いでしたかねー。や、一般参加も一般参加で、12時に会場着いたらまさかのフリー前で、炎天下に20分立たされ坊主で、あの一瞬で死んだわよ〜。行きのゆりかもめは混んでいたけど、それも台場過ぎたらガラガラで「おっ、これならもうフリーになってるな」ってマアタさんと二人思ってたけど甘かった(涙)。

 あ、でもいつも買ってる某ジャンルのサークルさんが「進撃の巨人」にはまってて、新刊とは別に巨人のペーパーをつけて下さってて、これは超嬉しかったです。もともと綺麗な絵を描かれる方なので、そりゃもう素敵な104期のみんなが(はあと)。ちなみに私はジャンが好きなんだけど、その人もジャンがお気に入りみたいでこれまた超嬉しかったです。

 まあでも結局お買い物したのはこの日だけだったけどねー。ええ次の日はもうぐったりで、マアタさんと二人すっごく近場でランチした以外はどこにも行かなかった。ほんとにどこにも(笑)。ま、でも先述のとおりそれなりに収穫のあった夏コミでしたので、満足よ。少なくとも病院の世話にはならずに済んだしね。マアタさんと一緒に行った中華もおいしかったしよ(また行きたい♪)。ええ、腹は壊してましたけど、本当においしいもんだけは別腹ですよ(ボカ〜ン)!

 さて次回。ええっと、お金はもう振り込んでいるのであとは書いて出すだけ。申し込みます。時間は全然ありませんが、なんとか五話を冬に出したいと思います。頑張ります。

 あと、5月5日に見た「セデック・バレ」の感想をアップしました。よかったら読んでね。



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