| 2012年07月29日(日) |
リンカーン弁護士とかオリンピックとか |
ロンドン五輪やってますね〜。毎回五輪は夏コミの締め切りと重なっているのでぞんざいになりがちなのですが、今回はおやすみをいいことに結構みっちり見てます。つってもまあ興味のある種目だけですけどね。その中の一つが柔道。締め切りとかぶった時は好きな選手だけ、それも決勝戦だけをチラ見する程度でしたが（あ、でも谷本歩実の決勝はライブでガン見したわ）、今回は生放送を可能な限り最初から最後まで視聴中。いやー、幸せ。
まあしかしこんな時に限って目をつけている選手が自爆しまくってて、我がさげまん振りが嫌になります。昨夜は女子48kg級福見友子が準決勝で敗退、三位決定戦でも負けてなんとメダルなし。男子は平岡が金ならず。あああ、なんというなんという。特に福見ちゃんはショックだわ。浅見に世選二連敗を喫した絶望から這い上がってここまできたものを･･･。これだけの波を乗り越えた人間でも五輪の魔物には食われるんだね（まあ昔の山口香のブログを読む限り、強化部が選手を酷使していることも要因の一つだとは思うが）。本人はもうロンドンで引退するつもりでいたらしいけど、この結果を受けてどうなりますかね。ま今はそれどころじゃないでしょうが。福見ちゃんは今２７歳、リオでは３１歳。金を狙うにはきつい年齢だし、今回金メダルを取ったブラジルの２２歳のサラ・メセネスはよほどのことがない限り、リオで連覇を狙ってくるだろう。ホームの大声援を受けた上で。しかし私としては敢えて、リオへ行ってそいつを倒してこいと福見ちゃんに言いたい。あのタワラさんだって金は三度目の五輪でようやく取れた。初五輪でうまくいかないのは当たり前。ここで終わって欲しくない。なのであとは連盟が（以下略）。
さて本日の女子52�垉蕕話翅屡�里。北京で銅を取った時、仏頂面で「金以外はみんな同じです」と言い放ったあの娘がご登場。まあよほどのことがない限り、決勝まではいくでしょうから、今日は夜のうちは映画に当てましょ。両親も今日は外出してるしね。昨夏から履き始めた赤い靴の踵が先日の大阪行で右が取れちゃったので松坂屋の修理コーナーに持っていこう。で、ついでに映画も見てこよう。
というわけで遅くに起きて大須でお昼→松坂屋へ靴持込→名駅ミッドランドへ「リンカーン弁護士」の整理券を貰いにいく→再び松坂屋に靴を引取＆デパート内をぶらぶら→ミッドランドで映画鑑賞、となんだか慌しい日曜日と相成った次第。
映画自体は面白かった！ ぽんぽんと事件が発生して謎が小出しにされて、狡猾な犯人にギリギリ追い詰められつつも、頭脳派の主人公がばばっと解決という、なーんも考えなくても楽しめる映画だった。夏はこういう映画に限るわね。
だが何よりマシューのカラダの美しいことよ。今年４３とは思えねえわ〜。ま映画が映画なんで肌色指数は低めですけど、スーツの上からでも分かるナイスバディなので充分ハアハアできます。うふ。このマシューのナイスバディに隠れがちではあるけど、ライアン･フィリップがいつもの人畜無害フェイスのまま、凶悪な犯人を演じているのがいいね。凡庸な役者だとここぞとばかりにわざとしく狂人ぶった演技をするところを、あくまでいつもどおりにやっているってとこが素晴らしい。ロビン・ウィリアムスも「インソムニア」の時にこういう演技をすればよかったのに。あのおっさんそういうとこが分かってないよねえ。
映画終わってからスマホ経由でネットを見たら美里ちゃんが初戦である二回戦で敗退していた。ええええええっ！
帰宅ってから録画で確認。ああ初戦は北朝鮮のアンだったのか。んな強い相手といきなりじゃあなあ。アンの方は一回戦戦ってきっちり戦闘モードに入れていたんだろう。ああそれにしても。試合後のインタがかわいそうでもうこっちこそ泣きそうですわい。というわけで当初見るつもりのなかった男子66kg級の海老沼も見ることにしたのですが（なにそれ）、これはこれで準々決勝で三審判の旗が当初韓国のチョ・ジュンホに上がっていたものが、ジュリーの物言いで審議しなおしとなり、それが今度は海老沼に三本とも上がるというなんともへんてこな結末に。ここで両者かなり心を折られただろうが、果たして海老沼は準決勝で敗退。まあその後の三決では気持ちを入れ替えて勝ち、一方でチョ・ジュンホも敗者復活戦と三位決定戦両方を勝利。準々決勝は会場で大ブーイングしていた観客と同様、海老沼の優勢と思っていたので結果そのものはいいと思っているのだが、こんなジャッジ誰だって納得いくものではないだろう。ジュンホはその後も試合中は終始鉄面皮だったが、三位決定戦に勝って畳を下りるや泣き出した。両人が同じメダルを取ってくれたことにほっとしたのは私だけではないだろう。
１８時５５分の回にて名演小劇場。７月７日に始まって２７日で終わり、しかも名演２での上映と、捨て公開とまではいかないが、なんだかタイトなスケジュールだった。ひょっとして駄作なのかしらなんて思っていたが、とても面白かった。血生臭い中にもどこか悲しさが漂う傑作。
帰宅後すぐ出発して栄のエピシェールでコロッケパンを二つといろはすを一本買う。地下街を出ると、６時すぎだというのに、じかっと暑い。日は傾いているしおまけに曇っているので強烈な日差しこそないけど、体感温度は真昼よりはましかなという程度。名演小劇場に着くと案の定どっと汗が。前売券を出して勢理番号を貰うと００５。やはりレディースデーでもない平日はすいているなあ。一階ロビーはキンキンとまではいかないがそれなりに冷えていた。開場は１８時４０分ぐらいとの案内で、その頃すでに半を回っていたので、慌てて食事。ふー、コロッケパンはうめえなあ。この頃食欲減退気味なんだけど、それでも二個食える。
開場の頃になると人も増え、結局５０あまりの席はかなり埋まっていた。私の席はいつになく視界良好でひとまず安心。流れた予告編の中で「ぼくたちのムッシュ・ラザール」を見て、うっかりじわっときてしまった。面白そうだなあと思っていたけど、こりゃ帰りに前売券買っていこう。なんか「灼熱の魂」以来、在欧米の中東・アフリカ人に振り子が向きやすくなっている。
そうして肝心の「ブラック・ブレッド」上映開始。のっけから動物と子供が惨死するという、ハリウッドなら絶対通らないであろう展開。この辺、ヨーロッパの映画ってほんと好き勝手でいいねえ。冒頭で死ぬのは子供とその父親なのであるが、彼らの変わり果てた姿を発見するのが主人公のアンドレウなんである。館内の皆さんも程よく嫌な気分になったところで、「ではこの惨劇を引き起こしたのは何者か」ということになる。
ほどなくアンドレウの父親ファリオルが第一容疑者として警察にマークされているという話が広がる（主人公が子供のアンドレウということもあり、この映画は大半が大人たちの噂話で進行する）。心優しい父が犯人であるなどアンドレウには信じられないが、村の大人たちの言を繋ぎ合わせるに、ファリオルには動機があるということらしい。事実警察の目が一家に注がれるにつれ、身の危険を感じたファリオルは「弟のいるフランスへ行く」と言って消息を絶つが･･･。
映画では特に触れられないが、舞台は１９４０年代のカタルーニャ。アンドレウの小学校にはその偉大な将軍様の写真が飾ってある。そのフランコ将軍一派が敵対する左派を掃討して内戦を終結させたのが１９３９年であったから、この頃のスペインはもうすっかり軍事独裁国家ということになる（ついでにカタルーニャ地方はバスクと同様、スペイン本土からの独立運動も盛んだったわけだが、これらもフランコにより鎮圧されている）。
ファリオルは息子に自由の素晴らしさ、理想を忘れないでいることの大切さを語る。ファリオルはかつて左派の一員だったのだ。村人は皆貧しく、食事は黒いパンばかり。そんな彼らを一握りの金持ちが支配している。人々を救うべき教会は権力の一つに過ぎず、救済どころか因習で人々を束縛するばかり。ファリオルと彼の弟はそれを変えたかったのだ。だが小さな村でそんな考えを持つことがただで済むはずもなかった。アンドレウがたまたま触れた父の実家にある「来客用」の美しい食器。それはもうずっと使われていないのである。
小さな村の閉塞した人間関係、巨大な権力、貧困、カトリシズムの因習。ファリオルの理想は結局、これら現実の前にことごとく潰えていく。ファリオルは愛する息子に自分の夢を託し、アンドレウは大いなる幻滅と共に父の思いを受け取る。アンドレウの少年時代は、この映画そのもののように余韻もなくぷっつりと終わった。フランコ将軍が死に、スペインが民主化するのはこれより遥か三十年余り後のことである。はたしてその時アンドレウは一人の大人として、どう生きていくのだろうか。
去る２１日、ザ・アイス昼の部を見たその日、夕方に近所のＡＵショップに行って壊れた携帯を引き取ると共に、INFOBAR C01のニシキゴイへ機種変更しました。まあしかし大変だった。前の東芝は全てのデータが取り出し不可能になってしまったため、その前に使っていたA1405PTのデータをスマホに引き継ぐことにしたのだけど、A1405PTは型が古すぎてそこから直接スマホにデータを移すことができないのであった。ガーン。そこでA1405PTから代替機にデータを移し、代替機からスマホに移すというしちめんどくさいやり方をとることに。まあしかし店員がボンクラで困った。いくら「研修中」だからって、ことあるごとに要領を得ないこと。データの移行にしたって最初、「すみません、移せないです」の一点張りなんだもの。「じゃあこの代替機に一旦移して、そこからスマホに移せませんかね」って私がなんとなく言い出さなかったらそのまんま中身真っ白なスマホを渡してきたんだろうなあ。おとなしそうなメガネっ娘だったので怒るの我慢したけど、これがもしアキバ系のブサ男だったら絶対怒鳴ってたぞ。
ただどっちにしろデータの移行に時間がかかるということで、お店を一旦出て、閉店間際にまた来るということにした。再び店に行くと例のボンクラ研修中は先輩社員と喋っていて、私とは目も合わせない。ったくよう。お店に客が入ってきたら、真っ先に顔を見ろっちゅうに。まあいらいらしてもしょうがないのでそのまんま引き取ってきた（後日気づいたのだが、保証書に店判が押していなかった。どこまでもグッジョブである）。
引き取りの際、「充電器はよかったですか？ 携帯の充電器とは違うんですけど」と訊かれた。ああそうか、スマホの穴って携帯の充電器とは穴の大きさも形も違うんだったな。しかし私もいい加減なもので、「これ、この間買ったデジカメと同じ形の穴だよな。じゃ充電器いらねえか」と、買わなかったのである。そうして帰ってみれば、デジカメの充電器とは大きさが合わないじゃないか（笑）。そしてスマホの電池は、データ移行で疲れ果ててかもうすでに風前の灯･･･。翌日曜日はザ・アイスの夜の部を見に行くので昼間はのんびりしているつもりだったのに、朝っぱらからコジマ電気へ走る羽目になった。とほほ。まあでも昨日に引き続き今日も涼しい。ずっとこうだったらいいのにな〜。
コジマ電気の携帯コーナーへ行くと、変換器なるものが売っていた。今までの携帯の充電器にこのちっこい変換器をつけてやればそのまま使えるのだという。なあんだそんな便利なものがあったのか。じゃやっぱり充電器いらないじゃん。あのボンクラ店員め〜。て言うか最初からショップなんぞに行かずに家電屋で買った方がよかったな。家電屋ならあんなボンクラもいなかっただろうに。
そんなこんなで充電も無事でき、友人とも無事待ち合わせられてザ･アイスを楽しむことができたのでした。文字の入力モードや入力モードの変え方が携帯とは微妙に異なるので、最初はメールを打つのもツイッターにログインするのも大仕事でしたが、今ではもうずいぶん慣れて、少なくとも電話とメールには一切困りません。五万ちょっとしたけど、あの故障ばかりしていた不愉快な東芝と比べて今はあまりに快適で、いい買い物をしたと思っています。写真も綺麗に撮れるし、今までの写真にしても、古い携帯で撮ったものであっても適切なサイズでくっきり見られて、とても満足。小鉢の昔の写真も全部綺麗に見られます。あとは従妹からおじいちゃんと姪っ子の写真を回収せねばね。
| 2012年07月17日(火) |
そのうちスマホにするであろう君へ |
修理に出している我が携帯。本日のお昼頃に連絡がありました。「直りません。電源が入らないので中のデータは諦めて下さい」。ちょ、その電源が入らないから修理に出したんでしょうがーっ！！ もう最悪だ、この機種！ そもそも最初に買って半年かそこらで、原因不明の故障で通話ができなくなってよ〜。そん時は通話以外に悪いところはなく、データを同機種の新品に移してもらったのだ。なのにそれがまた一年弱でこのざまだよ。もう東芝製の携帯は二度と買わん。
また腹が立つことに、こっからお金がかかるのよな。一応ａｕの保険には入っているので機種をそのままならほぼただでまた新品に交換できるんだけど、もうこの機種は二度といやですよう。そしてこんな不本意な事情があっても機種変更ともなると普通にお金かかるのよね。うっうっ、でもお金やなんかより中の写真が消えちゃったのが痛い。大概の写真は友人から回収できるだろうけど、４月の１４、１５で行ってきた奥会津旅行の写真は自分のフォルダにしか入っていないからもうどうしようもない。車内で食べた牛めし弁当の写真とか、猪苗代高原の山並みとか･･･。あのナイトスクープにも登場した岩井屋さんの写真もあったのに（ナイトスクープの色紙とかも撮らせてもらったんだぜ）。ああそれと、この機種になってから登録した人の番号やメルアドもパーだ。ううん、なんとか人づてにでも拾えるといいんだけど。
というわけで涙を呑んで機種変更を決断。ふう、だが店内を見る限り、大体二、三万ちょっとかかっちゃうんだなあ。まあこの際スマートフォンに変えるか。五万ちょいかかっちゃうのが痛いけど。この間出たINFOBAR C01のニシキゴイにしよ。INFOBARならA01が欲しかったけど、これもう生産中止なのか。去年の六月に発売されたのねえ。まあこんなペースが普通なのかね。C01は見た目ほとんどストレートの携帯で、テンキーもついてるし、スマホ初心者にはいいかも。画面の大きさが普通の携帯と変わらんのが残念ですが、INFOBARのニシキゴイは初代携帯時代から欲しかったので、その点嬉しいです。
機種変更自体は、修理に出している形態が戻ってき次第なのだとか。それまではしばらくこの代替機ですってよ。
このところ休日の早起き計画が実行できたためしがない。今日も「映画は１４時３５分の回だから、その前にいろいろ寄っていこう」と思っていたのに、起きたの１０時だよ、とほほ。
というわけで普通に朝食をとり、ごちゃごちゃと支度して今池へ。今日は前売券持ってないけど、今池ガスビルの中には小さなチケットセンターがあって、シネマテークでやるような映画の前売りは大抵そこで売っているから、そちらで購入と思いきや、チケット屋は臨時休業していた（ボカ〜ン）。まあこの際一般料金で見るか。たまにはシネマテークを儲けさせてやろう。
それにしても暑い。駅からテークまでですら辛い。今だと着いたら上映まで一時間ばかし持て余すから、整理券貰ったらしばらくどっか行ってようなんて思ってたけど、撤回するわ。てなわけで七番の勢理番号を貰ってからは、ロビーに置いてある映画雑誌をひたすら読んでいた。キネマ旬報７月下旬号は「苦役列車」が表紙にきている。これ見たいんだよなあ。目次の中に山本直樹の「ヘルター・スケルター」評があったので読んでみた。「ヘルター〜」はまだ見ていないけど、私が懸念していることがずばり当たっているような評で、やっぱ見るのやめようかなと思ったり。
上映開始直前になっておなかがすいてきた。どうしよう、ここ食べ物なんて売ってないし。仕方がないので自販機でパック牛乳を買って飲む。これで一時間ぐらいはもつだろう。
そんなこんなで上映開始。脱北してきた朝鮮人青年の、なんとも寄る辺ない日々の描写がたまらなく痛々しい。彼にとって韓国は「地獄からようやく辿りついた天国」ではなかった。言葉こそ通じるが、祖国とは何もかも違う異国の地。それに北朝鮮人であるということは、韓国内では就職等には何かと不利なのだ。性格も内気で不器用な彼は、全てにおいて「普通の人々」より後れを取ってしまい、どんどん外へ追いやられていく。淀んでいく心は御しがたい負のオーラを発し、それゆえになお周囲から疎んじられる。
とにかく悪い方へ悪い方へと物語が続くのだが、ラスト近くになってようやく光らしき物が見える。しかし･･･。あのラストは分かるけれども、ここまできてなぜあんな罰みたいなものが与えられるのか分からない。パンフレットを読んで結末にこめた監督の意図を知ったことで、腑には落ちたが、だからと言って見終わった後の重苦しさ、悲しさが消えるわけでもなく、小鉢のことをいろいろ思い出したりして、もう本当に暗い気持ちで映画館をあとにしたのでした。
その後はペギーに行って、コーヒー。昨日まずいコーヒーを飲んでしまったのでリベンジである。昨日との比較がしたくなったので、珍しくストレート。グアテマラの季節限定ものが出ていたのでそれをお願いする。今日は生姜風味のアイスクリームケーキなるものが出ていたので、それも一緒に。アイスケーキ、おお、おいしい。小腹もふくれてちょうどいい感じ。肝心のコーヒーも口当たりよく、おいしかった。なんだったんだ、昨日の店は（笑）。
というわけでおいしいものを食べて少しはリフレッシュ、と言いたいところなのだけれど、この後数日どんよりとした気分を引き摺ってしまうのであった。
| 2012年07月14日(土) |
ヴァルハラ・ライジング |
というわけで１１時３５分からの一回のみの上映で、本日からの三日間限定上映という、絵に描いたような捨て公開（しかもＢＤ上映だってよ）にしがみつくように行ってきました。前売りもスターキャットの割引券も持っていなかったけど、パルコカードを提示すれば定価から２００円引きしてくれるのでそいつを活用。今朝はちょっと寝過ごしちゃったのと、支度をのんびりしすぎたせいで、カウンターに向かった時点ですでに１１時３２分。それでもトイレだけは先に済ませて（笑）、エレベーターでミリオン３へ。ボックスに入るとすでに予告が始まっていて、中が暗い。あたふたしながら入ってすぐ手前から二つ目の席へ。私は暗くて最初見えなかったんだけど、一番手前の席に座っていたおじさんが、自分の荷物を置いているじゃないの。どうしよ、と思っていたらおじさんは荷物をすぐどけてくれた。すんませんなあ。
そんな風にしてようよう見た映画でありましたが、当初の懸念が大当たりして、つまらん映画でしたわ（涙）。なんかゲームのプロモ映像、もしくは映画の予告編映像みたいな、象徴的なシーンばかりで構成されているんだよねえ。いくら全９３分だからって、マッツさんの裸とワン・アイのキャラクターデザインしかいい所がないんでは、内容なさすぎだろ。
映画終わった後はそのまんま鶴舞線に乗って大須の香蘭園でラーメン。中日新聞の朝刊を読んでたら不定期掲載の「ソチへジャンプ」がかなちゃんで大喜び。うし、近所のコンビニで新聞買って帰るぞ。
大須では他特に寄ることもなく、金山へ。郵便局で母に頼まれた郵便物を出し、あすなるでいくつかのショップを覗く。それからコーヒーが飲みたくなったのだが、あいにく金山にはおいしいコーヒー屋さんがない。だがふと、あすなるの一階で豆売りと喫茶両方やってる小さな店があったことを思い出し、そこへ。初めてなのでソフトなコーヒーを頼む。あと、欲望に負けて未にシュークリームも（笑）。まあしかし評判も何も知らない初めての店なのでどんなもんかと思ってましたが、外れでしたわ（ボカ〜ン）。私ゃ一応ソフトな種類のを頼んだというのに、酸味も苦味も強烈なのなんの。ま、ひょっとしたら間違えてブルーマウンテンでも入れちまったのかもしれんが、それにしても焦げ焦げしい味でした。やたら熱かったしね。やむなくミルク入れたけど、それでもどうにもならんでした。とほほ。
で、なんかね、詰まんない映画見た後って、これまた詰まんないことが重なるもんですけど、家最寄の駅に着いた途端、自宅の鍵を家に忘れてきたことに気づいたんです（ボカ〜ン）。今多分誰もいねえよ、おおお（涙）。家のドアを開けようとすると、案の定かってある。ぐんにょりしつつ何度もピンポンを押し、電話もかけてみたけれど、応答なし。はああ〜。母は今日夜遅くしか帰ってこない。弟なんていつ帰ってくるか分からない。父が六時頃帰ってくるって聞いてたけど、この時点でまだ四時半。ひとまずこのまんまじゃ暑いので、近所のコンビニに寄ってしばらく涼み。いろいろ考えた挙句、携帯のネットで検索して鍵の１１０番の電話番号を探し、そこへ開錠を要請。「そちらへの到着は４０分後ぐらいです」と言われたので、コンビニを出て、近所のお好み焼き屋へ行き、カキ氷を食べて時間を潰しておりました。
その後、定刻より早く鍵屋さんから「もうすぐ着きます」という電話があったので自宅に向かったのですが…。なんと父がもう帰ってきているじゃないかあ（ボカ〜ン）。鍵屋さんにはどっちにしてもキャンセル料を払わなきゃいけないので、ええ、払いましたとも。この時の私がとてつもなく不機嫌だったのは言うまでもない。まあ悪いのは私なんだけどね。ごめんね鍵屋さん。で、なんで親父と連絡とらなかったんだってつっこまれると思いますが、あたしの携帯、この間の水曜の朝に突然電源が落ちっぱなしになっちゃって、今修理中なんですわ。電源が入らないもんだから、今の代替機へデータ以降ができなくてほぼ真っ白の状態なんであります。まあそれにしても鍵忘れたのがいかんですな。
しかし腹が立つのは（まだ続くのかよ）、私が家に電話した時に弟がいたかもしれないってことですわい。聞いても答えないんで実際の所分かりませんが、ありゃきっといたに違いない。うちの弟、電話鳴っててもインターホン鳴ってても絶対出ないんだよね。ったくよー。
あ、そうそう。翌日もお出かけするので、即鍵をバッグに入れたよ。もうこれで同じ過ちはしないさ！
| 2012年07月07日(土) |
ひとまとめ、「はつ恋」とか |
■水曜の夜、風呂上がりにクーラーつけて涼みがてら、たまたまテレビをつけたらやっていた、今田東野の「ＫＯＺＹ’Ｓ ＮＩＧＨＴ 負け犬勝ち犬」めちゃくちゃ面白かった。特集が「とびだせ！性春漫画番付」。まあこのタイトルだけで中身の説明は不要かな（笑）。来週も同じテーマで第二弾やるらしいから、今度はちゃんと録画しよう（笑）。しかし「ぼくのブラジャー・アイランド」かあ。いがらしゆみこ、そんなもん書いとったんかい。仕事選べ（笑）。ん、今原作者よく見たら井沢満じゃないかあ！ あのレディ・ジョージィと一緒かい。もうお前仕事（以下略）。ああ、でも激しく読みたいわ、「ぼくのブラジャー・アイランド」〜。アマゾンで買えるかなあ。おお、検索したらあったぞ。て、ええええーっ、４９００円んんーっ！！
■名演小劇場の土曜からの予定出た。「ブラック・ブレッド」は１１：００、１３：２０、１５：４０の三回。て、ええええ、たったの？ しかもちっこい方の名演２って。でもってＤＬＰ上映かい。て、まあそれはいいけど、それにしても勤め人が平日見に行くのは無理だわ。なんでだろ、あんまり面白くないんだろうか。
■木曜日、予約してある藤子全集を取りに行ったら、新潮文庫の棚に十二国記が置かれていた。ああそうだ、十二国記は全話新潮文庫から新版されるのだね。棚には「魔性の子」、「月の影 影の海」上下巻の三冊が並んでいたが、これは一日に出た分だ。ぱらぱらとめくってみるに、表紙も挿絵も一新されている。「魔性の子」は他の十二国記シリーズと違って、十二国という世界観が出る以前の作品で、もともと単発で新潮文庫から出ていたけど、今回の再販を期に表紙も一新され、以前は一切なかった本編中の挿絵が描きおろされている。「月の影 影の海」もホワイトハート版とは中の挿絵が一新されている。今後他の巻も順次刊行されるようだ。･････････ふーん。で？ （この凍てついた感覚、ファンなら分かるよね？）
■本日土曜日は豊橋はユナイテッドシネマに四回目の「灼熱の魂」を見てきました（上映は１１：４５と１７：１５の二回しかなく、もちろん昼の回にしました）。ん、何度見ても面白い。そして四回目でも寝られない。もっとも一緒に行った友人は最近仕事で精神的に参っているため、「こんな私にこんなきっつい映画見せるなっ」と言われてしまいましたが。ごめんよ。その後ちょっとスタバで時間潰しと思いつつ、気がついたら二時間くっちゃべっていました。喋りすぎて疲れたのか、夕食の菜飯田楽がお互い今一つ箸の進みがのろかったです。
■なんか面白いらしいということで一挙再放送分のＮＨＫドラマ１０「はつ恋」を一昨日からちょっとずつ見ていたんだけど、なんかうっとうしい話だな〜。主人公が木村佳乃で、彼女はその昔つきあっていた恋人（伊原剛志）が医者の卵になった頃に、理由もろくに告げられないまま一方的に冷たく捨てられるんですね。んで木村佳乃は本当は伊原剛志との間に子供ができてたんだけど、そのことも結局告げられないまま、ショックもあって流産してしまうんです。それから幾星霜、彼女は言語聴覚士となり、別の男と家庭を築き、子供にも恵まれ、幸せな日々を送っていたのですが、その矢先、木村佳乃は自分が悪性の肝臓ガンに罹っていることを知るのです。その肝臓ガンは腫瘍の場所があまりにも悪くて、国内の医師でこれを手術できる人がいないという絶望的な状況。だけどフランスにいるとある日本人医師がこの手術ができるんだと。で、まあこれがお約束で伊原剛志なわけなんですな（笑）。
この時点でイロイロ突っ込み所満載なわけですが、この後も笑えるぐらいありがちな展開が続くわけです。はっきり言ってギャグなんですが、三話、四話辺りから笑えなくなってきて、単にいらいらするばかりになってしまったので、もう切りました。もう大概想像つくと思いますけど、伊原剛志がマユミなんですよ。ほら、もうヤでしょ（笑）？ あんな風に捨てておきながらそんなことはなかったかのように木村佳乃に付け火しまくりさ！ 木村佳乃の方もいい気なもんで、伊原剛志の高級外車で病院から送ってもらったら、浮かれてやんの。なんなんだ、こいつらは（笑）。もう木村佳乃の旦那（青木崇高）が気の毒でならない。青木崇高は妻のガンだけでも心ザクザクなのに、妻がひょっとしたら伊原剛志のことをまた好きになってしまうのではないかと怯えまくってるわけよ。もちろん青木崇高はそんなことを他人に話したりはしないんだけど、青木崇高の勤め先のおばちゃんどもはその邪悪な本能でばっちり察してるんだね。て言うかこの旦那、いい人すぎて心の中が顔に出まくりなんだよな〜。おばちゃんどもにしてみりゃ隙だらけのいいカモ。さあおばちゃんどもは今日も面白がって「あ〜らら、奥さん大丈夫ぅ？」などと容赦なく絡んでくるよ！ ああ、もう可哀相で見ちゃいられねえ。これだけでも充分悲劇なんだが、この上更に、青木崇高の愚図な部下（女）がまた青木崇高に気があるっぽくて、あわよくば青木崇高と木村佳乃が離婚してくんないからテヘへペロッみたいなこと考えてて、青木崇高に擦り寄っていく様がま〜あ、うっとうしいったらない（笑）。
というわけで私はもう見ないけど、誰か他に見てないかなあ。ああこのイライラを誰かと共有したい。たまらなく。
| 2012年07月04日(水) |
「レスラー」とかこれから見たい映画 |
もともと１月２日に放送されていたものを、スケートその他にかまけてずーっと放置していました。んで一昨日からちょっとずつ見て今日見終わった。いや一日で見ろよって突っ込みは分かりますよ、ええ。だけど７月に入ってからこっち、ほんと暑くて集中が続かないんだ。先月までは窓を開ければ涼しかったのに、もう今クーラーないとだめ。
映画はとてもよかったです。アロノフスキーにしてはこれ見よがしな演出も少なめだったし、彼にしてはこれまた登場人物に優しく、それが作品にいい影響を与えていたと思う。ＢＳ−ＴＢＳの映像も綺麗で、アメリカの地方都市の荒涼とした感じが心地よかった。名前誰だか分からないけど、娘役の女優さんの演技がよかったなあ。
しかしネットで検索して吃驚。あのＢＳでの放送はラストがカットされているとな！？ ええっとまあ確かにジャンプしたところでフッて終わったのでえらい唐突だなあとは思いましたが。なんだよ、結局レンタルで見なきゃだめかあ。
■ブラック・ブレッド･･･７日から名演小劇場にて。スペイン内戦時代のある村を舞台に、大人たちの争いに巻きこまれていくうちに、運命が狂っていく子供たちの物語。「ミチバチのささやき」、「パンズ・ラビリンス」を愛する者としては行くしかないだろう。前売りは買ったよ。
■ヴァルハラ・ライジング･･･言わずもがなのマッツさん主演のバイオレンス映画。１４日からミリオン座にて。三日間のみの上映（涙）。
■さあ帰ろう、べダルをこいで･･･１４日からミリオン座にて。事故で両親と自身の記憶を失った在独ブルガリア移民の青年。そのことを知った彼の祖父がブルガリアからドイツへやってきて、自転車で（！）ブルガリアへと旅をする。おじいちゃん役がどっかで見たことあると思ったら、「アンダーグラウンド」のミキ・マノイロヴィッチ（村のみんなを騙す方の人ね）だった。
■ムサン日記〜白い犬･･･１４日から名古屋シネマテークにて。脱北したものの、韓国の都会生活に適応できず、次第に孤立していく青年の物語。上映回数が少ないので、早めに行かねば。
■ゴッド・ブレス・アメリカ･･･８月４日からセンチュリーシネマにて。あのビルの弟、ジョエル・マーレーがいきなりの主役！ なんでもリストラされた上に不治の病を宣告された主人公が、行きずりの女子高生と共にムカつく奴を片っ端から殺していくというブラック・ユーモアらしい。ほほう。
まあこんなとこでしょうか。あ、「崖っぷちの男」も見たいなあ。これは７日からでしたね。ふーむしかし、７月って実はとんでもなく予定が詰まっているのよね。７日は友人と豊橋で四回目の「灼熱の魂」行っちゃうし、８日は法事だし、２１、２２はザ・アイス、２８日は中途半端な時間に歯医者と、要するに三連休の間に全部行くぐらいの予定にしてちょうどいいという状態。まあ、頑張ります。平日に行けるような時間帯があると助かるんだけどなあ。
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