猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2012年01月28日(土) 運命の子(仮)

 10:10〜の回で伏見ミリオン座にて。感想書けるのかどうかわかんないけど、一応場所取り。陳凱歌監督なのでハズレであるはずもなく。それにしても今朝日経の朝刊でゴールド・シルバー劇場が2月3日で閉館と知って愕然・・・。



2012年01月22日(日) 灼熱の魂

 名演小劇場1の13時40分からの回にて。なんかもう今年一年このまんま映画見なくていいんじゃないかと思うほどの大傑作でした。映画の原題は「双子」、もととなった戯曲の原題は「焼け焦げた魂」ですが、もうほんと、見終わった後こちとらもう灰であります。

 で、これに関して以前、公開前に町山がポッドキャストで映画について語っております。町山にしては珍しくネタバレしてないのでご安心を(笑)。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20111030

 で、さっきこのポッドキャストを聞いてたんですが、最後の方で「大体祖国を捨ててきている人ってのはみんな壮絶な体験をしていて、で、そういう人たちは辛すぎて語ることができないんですよね。で、いつか子供達に話そうとしているうちに年取って死んじゃったりするんで。あのクリスティー・ヤマグチもつい最近自分のお父さんがどんなに苦労したか知って衝撃受けてましたが」なんて言っててすげえ気になる。

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(こっから先は2/9アップ)
カナダのフランス語圏、ケベックに住む双子の姉弟ジャンヌとシモン。ある夏の日、ジャンヌは母ナワルとプールに出かけるのだが、ジャンヌがふと気がつくと母は虚ろな顔をしてプールサイドで座りこんでいた。そのまま倒れたナワルは病院へと運ばれるが、結局回復することなく他界する。母は倒れてから死ぬまでの間に、遺言状と三通の手紙をしたためた。一通はジャンヌとシモンの父へ宛てたもの。そしてもう一つは彼らの兄へ宛てたもの。三通目はジャンヌとシモン自身らに宛てたもの。ジャンヌとシモンはその時点で始めて自分たちの父と兄の存在を知る。ナワルはこれまで二人の存在について一切語ったことがなかった。ナワル自身のことについても、中東の某国からの移民であるということ以外、ジャンヌとシモンは何も聞かされていなかった。

 遺言状には父と兄を捜し彼らにこの手紙を渡すこと、そして確かに彼らへ手紙を渡した後でなければ三通目の手紙には目を通してはならない、とあった。遺言は他にもあったが、「私の亡骸は裸のまま背を向けて埋葬するように」だの「墓標はいらない」だの、なんとも怨念に満ちたものばかり。ジャンヌとシモンは残された僅かな手がかりから、母の過去と、父・兄の行方を捜し求める。

 映画の方は母の足跡を辿るジャンヌの旅と、ナワルの祖国での物語とが並行して進む。ナワルの祖国の名前は劇中では明記されていないが、パンフにもあるとおり、レバノンなんだろう。この国には古くからいるイスラム教徒と、仏領時代に改宗したキリスト教徒との間に争いが絶えなかった。さらに第二次世界大戦後、イスラエルによって国を追われたパレスチナ難民が、イスラエルの北隣にあるレバノンに大量になだれこんできたことにより、対立に拍車がかかる。イスラエルはイスラエルで、パレスチナ掃討を口実に侵攻してくる。そんな時代の中で、キリスト教徒の村の娘であるナワルは、パレスチナ難民の青年と恋に落ち、妊娠までしてしまう。それが彼女の壮絶な悲劇の始まりだった・・・。

 歴史の不幸の只中にある国とその人々の描写だけでも衝撃の連続なんだが、と言って現在のケベックの風景も妙に荒涼としており、これがナワルの第二の人生における心象風景なのかとも思え、それがまたストーリー本体とは別の重苦しさを見る側に覚えさせる。ちなみに現在のケベックは冬になっていて、要するにナワルはそれだけの時間入院してたんだな、と分かる(なおかつ、その最後の間においてすら、彼女が我が子に自らの口では何一つ語らなかったということも)。うーん、この辺の映像描写は巧だよなあ。凄くさりげない部分だけど。

 この作品、一個のミステリーとしても秀逸で、明らかにされる真実というのが、その内容もさることながら、見せ方も含めてもう本当に途方もない。真実を示すシーンがあるのだけど、それが写った時の衝撃といったら・・・。いや、あん時まじで館内が凍ったと思う。本当に。「ミスティックリバー」とはまた違った意味で、見終わった後数日間恍惚としてしまう映画だった。いやあ、この人たちこの後どうやって生きていくんだろう・・・。死んじゃったナワルにしてもどんな思いで死んでいったのか。ナワルが最後に取った手段にしても、はたしてどうしてもそうするべきだったんだろうか、とも。この映画の救いってなんだろう。いや、はっきり言ってないんだけどさ。まあでも、ナワルはナワルなりに最後の最後で家族を愛そうとしたんだよね。・・・とでも解釈しないとやりきれない。

 とまあ悶々とした作品ではあるんだけど、ジャンヌ役の子がすげえ好みでその点だけはミーハーに楽しめたな(それに比して弟シモンのなんとヘタレなことよ。最初から最後までほとんどぐずってばっか)。いやー、若い頃のシガニー・ウィーバーを髣髴とさせる、知的でクールな男顔の美女ですよ! 無造作に伸びた前髪&粗く束ねた後ろ髪がかっこいい! またこの前髪が中東の砂っぽい風に煽られてばっさばっさとなるんですね〜。服装なんかももちろん上下共にグレーやカーキ系で(まあ美人がやらなかったらただのヲタファッションだが・・)。何はともあれきゃっきゃ! ジム・キャメロンは今すぐ彼女をヒロインにした映画を撮るように(ボカ〜ン)。

 それにしてもこの映画、ずっと前にどっかで見たことあるなあ、と思っていたら第83回アカデミー賞の外国語部門でノミネートされてたんだね。調べてみるとこの時は「未来を生きる君たちへ」が受賞したのか。ああ、これも凄くよかったんだよなあ。




2012年01月15日(日) 「平清盛」一話&二話やっと見た

 セリフがいちいちおセンチで萎える。この時代の益荒男どもならば、人斬ることなんざそれこそサバサバとやっていただきたいもの。ついでに人の物なんぞ隙あらば奪ってなんぼ。風林の一話でも感じたことだったけど、幕末や近現代以外の時代物に現代のモラルを持ちこむのはやめろっつーの(もういい飽きてるけど)。とは言え、ここまで見た感じでは「天地人」や「江」よりは数段ましだし、よほどのDQN展開がない限り、このまんま一年見続けるつもりです。

 ・・・てもう、そんなことはどうでもいいわこの際! なんなんだ、三上博史の鳥羽上皇は!!!!! す、すごいよあのヒロインっぷり! この二話でひととおり登場した女性キャラが束になってもあの姫オーラに勝てる気がしねえ・・・。いや、間違いなく今後もあの姫に勝てる姫は出そうにない! かつて「あなただけ見えない」の女装演技であのナンシー関を驚愕させた三上博史だが、この鳥羽上皇に比べればあの女装演技ですら「所詮形だけのもの」と言わざるを得ない。だってこの上皇、オカマでもなんでもないのに、ナチュラルに姫なんだもの! 昨日の三上博史を越えた今日の三上博史に末永く幸あれ。あなたがいる限り今季は見続けるわ。




2012年01月06日(金) 鳥栄が潰れて生きていくのが辛い

 この日は両親弟が自社の新年会であったため、夕食は私一人。んなら久し振りに栄に行って、丸善ちょっと見てケンタッキー食おと思っていたのだが、折角錦に行くのであれば鳥栄に行こうやと思ったので、行った。そういや久し振りだな〜と甘酸っぱい期待に胸を膨らませて店の近くに行ってみると、辺りはもう暗いのに、向こうに見える店が暗い。て言うかシャッターが降りている。まあ、店によっては明日の土日から開店という所もないわけではないし、休みならしゃあないかと思っていたのだが、よくよくそのシャッターを見ると、「管理物件」などと書かれた看板が張ってある・・・。恐る恐る店の前まで行ってみたが、しっかり降ろされたシャッターから何が分かるはずもなく・・・。まあこの状態が全てを物語っているということで、がっくりうなだれながら、その日は当初の予定どおりケンタッキーで食べたのでした(もはやヤケ食い状態になったぜ)。

 その後ネットで調べたところ、どうも五月からほとんど閉まっていたとのこと。八月には閉店セールなどと言って、店の中の調度品(先代の趣味なんだろうけど、店の中に絵や民芸品が一杯あった)を売っていたとか。なんとまあ。

 物心ついた時から家族でしょっちゅう行っていた店で、子供だった頃には帰りに動物の絵がついた飴をもらってたっけ(途中から不二家のポップキャンディに変わったけど)。大人になってから家族で行く機会はめっきりなくなったものの、気が向いた時に一人で行ったりしてたので、その機会ももう二度となくなったんだなと思うと、寂しいを通り越して心にぽっかり穴があいたようです。




2012年01月04日(水) 八日目の蝉(ドラマ版)

 六月の一挙放送時に録画しておきながら、残り二話をずっと放置していたNHKドラマ「八日目の蝉」。ううん、やっぱり希和子の思考回路に最後まで「はあ?」だった。薫を愛している、この子との時間を大切にしたいってさあ。その子はあくまで恵理菜であって、恵理菜が恵理菜として実の両親と何不自由なく過ごすはずだった五年半を奪ったという罪悪感がほんっとに最後の最後まで希和子にゃゼロで、ムショに入ってからも「薫」と母子ごっこをした時間ばかり振り返っちゃうっとりしちゃうってのがねえ。「あなたが幸せでありますように」って、その幸せ奪ったのどこのどいつや、どんだけお花畑やねーんっと、いらいらすることしきりの全六話でした。まあ、恵理菜の両親にしても人間としてかなりアレな人であるとは思うけど(そんなとこまでモデルになった日野OL不倫放火殺人事件と一緒)、だからってここまでタチ悪な「報復」をされるいわれもなかろうて。ま、一番可哀相なのは精神的に不安定な人生を送る羽目になった恵理菜ですが。

 でもその恵理菜が最後に、再び会えた希和子のもとへ駆け寄ることなく、決別する辺りはいいなと思った。やっぱりそこまでのいろんな過程を経て、実の両親とそして何より、自分自身が母親になることを受け入れるというね。つかそれぐらいの救いがないとやりきれんドラマだよな。

 それより明日から会社! これこそやりきれん! 仕事があるだけありがたいけど!




2012年01月03日(火) カーネーション年内分完走、初お買い物

 1日の夕方にウィーンフィル聞きながら作ったシチューは今朝完食。ちょうど一食分+α残っていたので、鍋に火を通した後は、テーブルに鍋敷き敷いてそのまんますみからすみまでムシャムシャいただきました。お鍋も綺麗にできてよい感じ。

 お片づけと洗濯をした後は大須・矢場町・栄をぶらぶら。三が日は土日エコきっぷが使えるので、フル活用よ。やー、しかし栄一帯はにぎやかだこと。ま、でも普通の日曜日よりちょっと多いってぐらいかな。昨日の初売りは出かける勇気がなかったのでよしといたが、うん、実際私にはこれぐらいの人ごみがちょうどだわ。ただ正直今そんなに買いたいものってないんだけどね。この間の28日に大須でセーターとワンピースも買ったし。でもこうやって流し見しているだけでも、めでたい気分になるのでこういうお出かけは好きさ。ただこの時期何がつまんないって目当ての食べ物屋や喫茶店はまだやっていないとこが多いってのがね(ペギーなんて開店五日からよ)。ま、それならそれで楽しむけどさ。

 買いたい物はない・・と言いつつ、鞄と時計はあれば欲しいところ。特に会社用の鞄は早いうちに買っておいた方がいいような気も。まあ所詮会社用なんで底に穴さえあいてなきゃどうでもいいんだけどね。でも今あるミッシェル・クランは入社と同時に買ってもう五年目。自転車の籠に入れてるから底の方の外側はかなりぼろぼろ。やっぱ新しいの欲しい。まあほんとはお出かけ用の鞄こそ欲しいんだけどな。スケートの試合やショーに持っていくのにちょうどいいのが欲しいんだよね。パンフレットやちょっとした防寒具が入るような大きさ。これがなかなかかわいらしいのがなくって困っております。一つA4サイズのトートタイプを持ってて、これはかなりいいんだけど、汚れが目立っちゃうのが玉に傷なので、できればもう一つ欲しいのよね。あと腕時計。それこそ生涯愛用できるようなのが欲しい(飽きっぽいくせにそういうこと言うんだから)。

 てなことを考えながらパルコ→松坂屋南館→ラシックと回っていたはずが、五階のアンティークショップ、ミアルカでアメジストのブローチを買ってしまいましたよ(ちなみに18世紀のイギリスのものだそうです)。自分でもびっくりするぐらい悩まず買っちまったい。いやまあ、アメジストはもともと11月ぐらいに大須の古着屋で凄くかわいいアメジストの指輪を見つけて、ただそれが一足違いで買われてしまった事もあって密かにどこかでリベンジしたいとは思っていたんだけども、こんなに早く、しかもこんな当初のお買い物予定から大幅に逸れる形で実現するとは思わなかったよ。私の即決にお店の人も気をよくしたのか、品を包んでいる間他にもいろいろおすすめしてくれたのだけど、丁重にお断りした(苦笑)。はあしかし、なんだかんだで自分のお金でちゃんとした宝石を買うのは初めてなんでどきどきじゃよ(ついでにクレカの請求もどきどき)。とは言えこれはかわいいのだわ。今度のインテックスにつけてこー(←結局忘れた・・)。

 その後は松坂屋地下でハゲ天の天ぷらを買って帰宅。小鉢を散歩をしてやって、冷凍うどんを茹でて天ぷらと一緒に。おいちい思いをした後は、いよいよ戦争末期の朝ドラ「カーネーション」。29日から今日まで放送はお休みだったが、明日からまた再開するのでそれまでに年内分を。と言ってもこれはかなりマメに見ていたので、残りはせいぜい三日分。まあしかしこの三日分が辛い。あらすじは雑誌などでもう知っていたけれど、勘助えぇぇ。しかもそれからすぐ葬式行列・・・。さらに勝の戦死公報が届き、またさらに泰蔵兄ちゃんまでもが戦死・・・。八重子さんと玉枝おばちゃんはこの後どうなってしまうのだろう。しかしそれでも空襲が終わってくれるわけでなし、それどころかますます激しくなり、あれほど活気のあった岸和田の人々が、糸子も含めてだんだん疲弊していき、表情を失っていくのが痛ましい。しかし戦争はある日ぷっつり、あっけなく終わる。みんななんのために死んだのか・・・。それでも今度の放送分からは空襲もなく、誰も召集されることはなくなるのだと思うとほっとするのも確か。予告を見る限り、やはり糸子は生き生きしとるな(笑)。みんななんでもいいから希望を見つけて欲しいものだ(特に玉枝おばちゃん・・)。




2012年01月02日(月) 輪るピングドラム完走

 朝起きたらBSフジで「フランダースの犬」のダイジェスト版をやっていた。えええ。あ、この後「あらいぐまラスカル」やるんだ。そっちは見たいぞ。というわけでしばらく顔洗ったり着替えたりしながら時間消費。昨日のシチューを食べながらラスカルを。やあ、しかしホワイトシチュー食べながら名劇観賞なんて、なんてらしい。あ、ラスカルの頃はまだカルピス劇場か。で、明日は同じ時間帯で三千里とアンやるのね。他に見るものたまってるから明日は見ないけど、見れる時があったら見よっと。

 さて、ピングドラム。原稿が切羽詰まってきて追っかけ視聴をストップするまで、14話までは取り敢えず見てあったんだが(ちなみに見始めたのは4話からです)、そうこうしている間に本放送は最終回を迎えてしまいましたがな。ああ、できればリアルタイムで最終回を見たかった(涙)。優等生入稿しておれば可能だったんだがな、くくく・・・。

 まあしかしこの三が日に家内のテレビを独占できることをこれ幸い、昨日からがっしがっしと見ておりました。やー、しかし自分でも忘れてたんだけど、14話って最後の部分で苹果がゆりにやばいことされる?って回じゃん。我ながらこんな所でよく止まったなと感心(笑)。

 まあしかし15話からラストまでは一気呵成だった。つか前半の苹果のストーカー話とかなんだったの(笑)。いらねえだろあそこ〜(正直あの辺りで『ちょ・・これあたし合わないかも』って挫折しかけたんだぜ)。

 かつてウテナがああいう形で終わったので、ピングドラムも「一応オチはついたけど、いろいろおいてけぼり」な終わり方をするんじゃないかと思いきや、高倉家の過去が明らかになった11話、12話辺りからは枝葉の謎も含めて徐々に明らかにされ、かつ最初の伏線も少しずつ回収され、そしてまた新たに張られた伏線がラストに向けてぐんぐん昇華されていき・・・。その様は、さながらばら撒かれたカードが一斉に裏返っていくようで気持ちよかった。それでいて小奇麗にまとまってる感じは全然なくって、この人らしい突飛さは相変わらずだったし。幾原監督はウテナ以後、「シェルブリッド」など企画はいくつか立ち上げつつも、作品らしい作品は全く作っていなかったので、その辺大丈夫なのかなと思ったりもしたんだけど、まあ、才能があってなおかつ本当に作りたい気が本人にあれば、ブランクなんて関係ないのだな、と実感。

 なーんて分析もどきはともかくとして、まさか幾原監督に泣かされるとは思っていなかった。・・・て、あ、セーラームーンでは結構泣いてたか。もろもろの人々の末路に関しては概ね納得だけど、あの二人はああいう形以外では救われなかったのかな・・・。あの人生のそのままの続きで救われるということは・・・、やっぱ無理なのかな。一見全てを自分の意志で突き進んでいるかのように見えて、実際には選ばざるを得ない状況ばかりだった彼。何かにつけ受け身で常に諦めモード(それこそ妹が死の淵にあっても『運命だから』とか言ってうなだれるだけ)だったもう一人の彼。この二人が、最後の最後で選べる立場にあったにも拘らず、二人揃って選択したことが「あれ」だったというのは、彼らの性格やこれまでのことを考えると当然なんだけど、もう切なくて涙が止まらなかった。

 それと多蕗とゆりは「運命の乗り換え」後も記憶はそのままなのかな。当事者全てがリセット状態なのに、あの二人だけは過去を背負って生きていくの? えええ。あとストーリーとは関係ないけど、この二人だけ名前と苗字のパターンが違うよね。高倉、荻野目、夏芽、渡瀬、池部のおじさんと、みんな芸能人の苗字もしくはそのもじりだけど、多蕗と時籠はそうじゃないし。まあ下の名前が桂樹でゆりだからその辺でOKてこと?

 ちなみにこの日唯一の外出が夕方で、お買い物と小鉢の散歩だった。お買い物先は近所のユニクロで、JOの時に買った仕事用の黒のハイソックスのうち一足に穴があいちゃったのでその買い足し。あとフリースのルームソックスを初めて買いました。今さらだけどいいすね、これ。ええ、ピングドラムの最終回もこれ履きながら見ましたよ。冬場は普通の靴下にモコモコの毛糸の靴下を重ねるのが常なんだけど、毛糸の靴下がいつも一冬でボロボロになっちゃうので困っていたんだよねえ。このルームソックスの方がしっかりめに作ってあるし、滑り止めもついてるから階段とかでも安心だわ。て、まさかこれも一冬+αでスクラップなんてこと・・・。

 あとどうでもいいけど、会場から届いた在庫と新刊をなんと今日のうちにきっちり整理&収納してのけた! しかも、次いつでもサークル参加できるように中身もまとめておいた。自分で自分を誉めてやりたい。いつも下手すると一ヶ月は放置してるのに(笑)。




2012年01月01日(日) 一人ぐうたらお正月中

 皆さん、この寒い中、元気にお過ごしでしょうか。去る30日は当サークルにお越しいただき、ありがとうございました。

 すっかり冬サークルで定着しつつありますが、忘れられてなくてよかったなあ、とほっとした一日でした。他所様へのお買い物では、大好きな旅行ジャンルが今回は同日だったおかげで、楽しかったです。お仲間との夜の飲み会では途中で食いすぎ&飲みすぎで具合悪くなったりしましたが、まあ一晩明けたらぴんぴんしたもので、ホテルの朝食バイキングもたらふく平らげ、三日目のお買い物も無事済ませた次第。当初の予定より新幹線を早めて帰りたかったのですが、さすがに今さら取り直しのきくような日でもなく、よりによって大晦日に新幹線自由席で帰るという人生初の経験を致しました。敢えて新大阪行きを狙ったのと、並んだタイミングがよかったおかげで、結局ホームに立つこと30分余りですんなりと着席することができ、名古屋にもあっという間につくことができました(新横浜からは通路も含めてお客さんで一杯だったよ)。駅に着いたらちょうどおなかがすいたので、在来線のホームできしめんをいただきました。うーん、でも味はどっちかっつったら、新幹線ホームの方が好みかな〜。

 全体としてスムーズに帰宅できたのは嬉しかったのですが、その後すぐ犬の散歩したり、その他ルーティーンな活動をしていると、東京に行ってきたことが夢だったみたいで、例年どおりなんともさびしい気持ちになったのは言うまでもありません。ぐすっ。

 今日はと言えば、自分以外の家族が旅行で三日まで帰ってこないのをこれ幸い、ぐうたらし放題であります。と言っても、腐るほどある未消化の番組を見たり、HDDに入れっぱなしの全日本フィギュアを編集&ダビングしたりとそれなりに忙しくしております。あ、そうそう、今年も自分用にホワイトシチューを作りました。作ってる最中テレビつけたらちょうどNHK教育でウィーンフィルのニューイヤーコンサートをやっていて、よいBGMとなりましたことよ。例によっておいしくできたので、母の雑煮と合わせてこれで三日まで食い繋ぐ次第であります。

 では、まだまだ当分ぐうたらするのに忙しいので、この辺で。皆さんも新年お健やかにお過ごしになれますように。



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