猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2011年11月13日(日) 痛恨の過ち

 突然すみません。大阪の年明けのインテ参加する気満々だったんですが、なんと、11日が〆切だってのに申し込みするのをすっかり忘れておりました(オンラインなら今日ですが、私はフォトショが使えない・・)。

 一年ぶりの大阪がこんな理由で実現せず本当に申し訳ありません。大阪へ行く回数は(というより私のイベント参加数そのものが)着実に減っている中、それでも行くたびに思ったよりたくさんのお客様にお声をかけていただいているので、本当に今回のことは申し訳ないです。ううう…。




2011年11月09日(水) 小塚さんがまた言っちゃった件について

 中国杯のアボのすんばらしい演技と優勝に感動してたら、オンライン版日経の「フィギュアの世界」が更新してたよ。ほうほう今回は小塚君! 期待しつつ読んだんだけど、なんとも微妙な内容であちゃちゃー。もともと喋るの下手な子だったけど、今回はそれが裏目に出まくりだわ。あるいはライターのまとめ方が悪かったのか。案の定、この11月4日更新分のこづインタは、ネット上でなかなかに反響のご様子。

小塚崇彦「4回転合戦…だから男子フィギュアは面白い」
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E7EBE6E5E3E7E2E0E5E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E0E2EAE0E2E3E2E1E6E6E4

 何があかんって特に「銀メダルをとって、得点の出方が違うと実感」と「ミスをしても、プログラムを感じてもらえた」っていうセクションの所でしょ(って、ほとんど全文じゃんよ)。まあ言いたいことは分かるし、「実際そういう部分もあるよね」というのは分かるけど、銀メダリストがそれ言っちゃあいかんだろう。特に、

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 僕にとって、演技構成点は1つの壁でした。高橋大輔選手や、昨季世界選手権王者のパトリック・チャン選手(カナダ)は、ジャンプが跳べても跳べなくても、「このプログラムはいいプログラム」とジャッジに評価してもらえます。だから、演技構成点が高い。
 僕の場合、ジャンプがうまく跳べているときは、その勢いで演技構成点が上がるけれど、ジャンプにミスが出ると、ガーッと下がってしまっていた。2位だった世界選手権では演技構成点で8点台が出ましたが、4位だった四大陸選手権を振り返ると6点台というのもありましたから。
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 なんてあーた、Pちゃんファンと大ちゃんファンはそら気ぃ悪いわなあ・・・。

 とは言えこの一点をもってこづの人格をどうこう言うのも考えもの。もともとこづは「3A、3A♪」や「靴紐に気をつけよう」など、天然ブラックなキャラの持ち主。最近では「おしゃれイズム」において、自分から遊びに誘った友人を延々自宅で放置した前科などが明らかになったばかり。まあでも要はそれだけのことで、根っからの性悪ではないことぐらい、分かりそうなもんじゃないですか。ま、今回はさしずめ「3A、3A♪」、「靴紐に気をつけよう」に続くNEW!だとでも思っておけばいいんじゃないの?

 ただこの辺さっぴいて、今季のこづプロはなんだかな。プロ自体は悪くない・・んだけど、果たしてこづがどうしてもやらなきゃいけないプロなの?としか(特にSP)。近頃のスポーツニュースじゃ大ちゃんの「昨季の惨敗」とワンセットのように「小塚、表現力に磨きを」てな飾りがついて、世のデーオタをイライラさせているわけだが(笑)、こづに表現力なんて無理でしょう。もー、こづファンとして最近のテレビ見てて何がモヤモヤするってやたら「表現力、表現力」って本人が言っちゃってるとこ。だーかーらー、できないことはせんでええ! よしんば努力が実ってそこそこできるようになったとしても、所詮は養殖の味。天然の味には叶えせん。もー、頼むから来季からは絶対SPもフリーも有香さんに戻しておくれよ、トホホ(でも昨季のソウルマン見る限り有香さんでもたまに微妙な時はあるね)。

 コラムの内容とはあんま関係ないけど、演技構成点の基準ってやっぱ選手から見ても測りかねるもんなのかね。まあ基本的には「滑りの質とそれに根ざした表現」を評価していくものなんだろう(なんでPちゃん大ちゃんの点が高いのは納得ざんす)。けど、どー見ても滑りが悪い選手に高い点がついてることが時々あるし、逆に滑りの質はいいし表現力もあるのに、それに比して低い点しかもらえないことがあるんで、「?」ってなるんだよね。まあ基本的には今言ったような基準なんだろうけど、要は「技術点に換算できない部分を評価する」項目なんだろうね、演技構成点ってのは。となると結局旧採点の芸術点と一緒だよなあ。




2011年11月03日(木) シルヴィ・ギエム・オン・ステージ “HOPE JAPAN”ツアー2011 Cプロ

 29日の東京文化会館に引き続き、愛知県芸術劇場大ホールにて友人と鑑賞。奇しくも今日のCプロには、2005年11月30日、「最後のボレロ」の時に今日と同じ大ホールで見た「Two」と「ボレロ」が入っております。感慨深い。

―第1部―
「白の組曲」振付セルジュ・リファール 出演 東京バレエ団

<休憩>

―第2部―
「ルナ」振付モーリス・ベジャール 出演シルヴィ・ギエム
「チェロのための5つのプレリュード」振付モーリス・ベジャール 出演 吉岡美佳、高橋竜太
「Two」振付ラッセル・マリファント 出演シルヴィ・ギエム

<休憩>

―第3部―
「ボレロ」振付モーリス・ベジャール 出演シルヴィ・ギエム 松下裕次、長瀬直義、宮本祐宜、梅澤紘貴


 今回は一階席の15列目だった上に、前の人が小柄だったおかげで本当に見やすかったです。特に表情がしっかり見られたのは嬉しかった。「ルナ」は写真で見た時から見たいなあと思っていたプログラムなので、今回の日程で見られたのも嬉しかった。

 twoはやっぱり素晴らしかった! いやあこれの生を生涯で二回見られるとは。昔見た時は上の階の、それもはじっこの席だったんですよね。それでも当時は充分すぎるほどの衝撃で・・・。今回は良席なおかげで昔は目が届かなかった部分もじっくり見られて眼福でした。

 「最後のボレロ」から六年。これこそ、また地元で見られるとは思ってもいませんでした。長丁場で動きっぱなしのボレロは素人目に見てもハードなので、今の彼女がやるのは相当な負担のはず。けれども六年たってもギエム様はあくまでギエム様で、ボレロは断固としてボレロでした。こんな恵まれた環境で見るボレロがどんなに素晴らしいか、言葉にするのは無理です。この偉大な天才とひと時なりとも同じ空間にいられるなんて、本当に幸せです。当然の如く、終わった後しばらくすると場内総立ちでした。カーテンコールはかなり何度かやってましたが、途中から「まだこの先あるんだから、お客さんも彼女を休ませてあげて」と思いました(なんて言いつつ私も立ち去れやしないのよ)。

 終わった後はラシック一階のフォートナム&メイソンでお茶。我々一応、店に入るまでは「ギエム様の不惑を越えてなお鋼のような肉体を間近で見ると、己のただれきった体が嫌になるな」「今日から腹筋と背筋鍛えようぜ」などと話していたのに、店のメニューを見た途端、迷わずケーキセットを頼んでしまいましたよ(ボカ〜ン)。



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