世選の録画分をつらつら眺めたり、過去分のインデックスを打っている間に一日はどんどん過ぎていきます（ボカ〜ン）。
そんな中、大ちゃんの今回の演技を見ていて、ロシア・モスクワ繋がりで、２００５年のモスクワ世界選手権のことを思い出したり。あの頃は予選があって、本田武史がそこで四回転を跳んだ瞬間に足首骨折して演技できなくなっちゃって、二番手だった�盒況�は一人で二枠を守る羽目に。もちろん本来の実力を発揮すれば、一人でも二枠確保は楽勝だったろうけど、当時の彼の精神力でそんな責任を全うするなんて無理無理で結果は１５位･･･。哀れトリノ五輪の男子出場枠は一枠となってしまったのでした。当時スケートファンからは「てめーこのメンタル激弱！ おめーのせいで来年のトリノ五輪は男子一枠だよバーカバーカ」と散々悪口を言われたもの。もちろん私もそう思ったクチ。何しろ当時は彼の甘ったれた性格がどうにも好きになれなかった。この大崩れでますます大嫌いになったのは言うまでもなく。
で、同じ年の末に開かれた全日本で、当初は織田君優勝、おめでとうトリノ行き！ だったんだけど途中で「あらあんたジャンプ跳びすぎてるやん？ これ点数減らさな」と物言いがついて、確かめたら事実その通りで（笑）、「ごめんごめんほんとは優勝�盒況�！」と聞かされた殿は、優勝の花束を抱えたままギャン泣きしたのでした。
そんな頃からもう六年が過ぎたんですね。なんて言うんでしょうか。大きく変わった部分もあれば、全く、ちっとも、全っ然変わらない部分もあり･･･。まあ人とは不思議なものよのう、と思う次第です。
さてあと数時間で女子が決まりますね。第三ＧからはＪスポの生放送で見ます。感想もこの後の追記でいずれ。
というわけで大分日が開いちまいましたが、女子フリーのテレビ観戦記です。
そろそろ佳菜ちゃんかなと思いながらテレビをつけたらまだ第三Ｇが始まっていない。んじゃその間にフジの録画分からアイスダンス見ようかな、今日ＳＤの放送もやってくれるんだよね、と録画分をクリックしたら、「二番組録画中です。ＨＤＤの容量が足りないのでＤＲモードで再生されません」と出てしまった。がーん、そうだった、二番組録画中で、片方を再生させる場合は、それをＤＲモードに変換しないといけないのだ（で録画が終わった後、ＨＧなりＨＸなり、当初設定した録画モードに変換されると）。しゃあないので、ディスクに録った分などをちまちま消していく。
演技を見る前にメリチャリから日本へのメッセージが。メリルたんのカナリアのような声に、思わずソファーの上でコロコロしてしまう。うう、フジテレビめ、分かってるじゃねえか、喋らせるならメリルたんてね！
そうこうするうちにＪスポに合わせると佳菜ちゃんスタート。あわわ。佳菜ちゃん、緊張してるが昨日と違って目の奥に闘志あり。満知子先生といつものように会話して。フェンスをぐっと押しやり、「できるっ」と言っていざ出陣。かっこいいよ！ おお、トップスピードから３Ｔ-３Ｔ。今日はＵＲ取られませんように。あう、フリップがシングルに。しかし昨日より遥かにいい演技。力強さを感じる。まあ全日本ほどじゃないけど、今回のここでこんだけできりゃ凄いよ。よしよし。演技後は大輪の笑顔。キスクラではプレゼントに埋もれております。でも点数はそれほどでもなく・・。うーん、昨日セカンドジャンプでＵＲを取られてたけど、今日もそうだったのかな（後で確認したらそうでした）。
お次は真央ちゃん。ああ、背中の骨が浮いちゃってるじゃんよ。痛々しい。もう早く終わってゆっくりしさしたって･･･。だがそんなこちらの気持ちとは裏腹に、真央ちゃんは３Ａバカの矜持ムンムンで、今日もやはり大技に挑戦。もちろん結果としては惨敗だったが、演技中ずっとこのプログラムの柔和さを保とうとしていたことは特筆ものなのでは。キスクラでは昨日よりは柔らかい表情。どうにかやり終えてほっとしたんだろうか。でもインタビューではちょっとうるっとしてて、もう見ちゃおれん。なんも悲しむことなんかないんだよ、まおまお･･･。
それからしばしＪスポアウトしてフジのダンスを再生。ペシャブルよかった地上波！ ペシャブルは今季ＦＤの素晴らしさが目立ってるけど、このＳＤも二人の美しさと色気を最大限に活かした良プロだわ。ある意味こちらの方が映画のワンシーンぽく見えることも。順位は三位かあ。点数は７０．９７と。四位の渋谷ズが６６．８８だから、ある意味気は抜けん。マジで今季この兄妹の成長振りは神じゃからして。
それからＪスポの録画分をぐりぐり逆戻りして、レイチェルを目指していると、キスクラで点数が出たとこに当たる。え、この時点で６位？ 第三Ｇの最終滑走だぜ、今。もう１０位以下確定じゃん。それにこの今にも泣きそうなレイチェルの顔･･･。ＧＰＦよりひどかったのかな･･･。あああアメリカ女子三枠が･･･。とかなんとかやってる間に最終Ｇの六分間練習スタート。ああアリッサ、アリッサ。ワールドの最終Ｇなんて初めてだよね。緊張してそうだなあ。まあこの段階ではみんなバリバリ緊張してるに決まってるけど。
いの一番はミキティ。おお、この表情。四大陸の時と同じ引き締まったよいお顔。これならいける・・かな。とはいえ鑑賞中はやはりハラハラしっぱなし。前半はなんとか？ う、なんか後半になってどのジャンプも回転が頼りない。２Ａからのセカンドが２Ｔになっちゃった。でもスピンやステップは素晴らしい。けどステップはやっぱりゆとりがないな。音楽のテンポに合わせてゆっくり動く場合であっても、スケーティングに「表面に見えないスピード」が入っていないと、どうしてももったりに見えてしまう。これだとスピードのあるヨナの演技に比すと見劣りしまうのでは。点数、やはり中盤のわずかなミスが祟ってＳＢはならなかったが、１３０．２１と、正直思ったよりずっといい点数だった（後でプロトコル見たら、一つを除いてジャンプにマイナスはなかった。意外）。
あとは運を天に任せるばかり。ぐったりしたのでレオノワの演技は見ず。すまん、私はこの子が苦手なのだ。なんかこの子自身から変な電波を感じるのよ。
キム・ヨナ登場。コリアンオマージュということで韓国の民謡などをミックスしたプログラム。ルッツからの３−３バシッと決まる。うう、やはりこの子の３−３は異次元だわ。失敗する気がしない。この子が３Ａ飛べないのが不思議だよ。ミキティだめかも･･･。が、しかしその後ヨナは何やら崩れだし、すっぽ抜けをいくつかやらかしてしまう。ううむそれでもミキティが勝てるかどうかは微妙だよ。今日のヨナのエッジワークはヨナ比では若干鈍ってるが、今日のミキティよりは上に見える。ただヨナはプログラムがまだしっかりものになっていないような。情感のこめ方がなんか雑。やっぱモチベ不足？ いいプログラムなのにそれはちょっと残念な。
点数をはらはら待つ。ショートが僅差だったから、さっき出たミキティの点より一点でも下ならミキティが優勝なんだけど･･･。出た、１２８．５９！ やったやった！ 優勝だよミキティ！ まあしかしヨナのこの点数、あんな気が入っていないパフォーマンスのわりには点が出てるよなあ。ただジャンプの質やＳＳはやはり群を抜いている。その辺が評価されたんだろうな。まあ少なくとも去年トリノの爆上げよりは遥かに良心的な点数なので、もう気にしない。
アリッサ、ヨナの後ながら落ち着いた演技。出だしのルッツでこけた時は過去幾多の悪夢再びかと思ったけれど、結局転倒はそこ一回にとどまった。ああでもこの冒頭ってコンボなんだよな･･･。その後はいくつかギリギリなジャンプもあったけど、結局転倒は冒頭の一回のみ。その上後半のルッツをコンボにしてリカバリしてきた。おお、おお、よくやった！ 後半の音楽に合わせたサーキュラーステップはやっぱり何度見てもため息が出る。なんとか笑顔で演技終了。あ、カメラさんそんなに早くキスクラにＩＮしないで。アリッサとジェイソンとのハグが見たいのに（笑）。頑張ったわりには点数はあまり貰えず、この時点で四位（この後はカロちゃんとマカロワ）。レオノワの下ってのが到底納得いきませんが（笑）、レオノワはジャンプしっかり決めちまったからなあ。スケーティングも綺麗だしね。でもあんなプログラムに負けたのかと思うとなんかなあ（ん？ あれも亀先生だったか？）。もっとアリッサに点くれよう。あーあ、三枠の夢は来季へと持ち越しか。
すっかり燃え尽きた私はその後のカロちゃんとマカロワたんに集中できなんだ（ボカ〜ン）。まあカロちゃんはフィニッシュの表情で大体分かるのでよし（えええ）。マカロワたんはヨロ選でもフリーで崩れたから今回もだめだろうなあと思いながら見てたらやっぱりだめだった。しかもザヤっちまって点数はガタガタ。ショート三位から一転、総合七位の憂き目に。
結局表彰台はミキティ、ヨナ、カロか。できればミキティ、カロ、アリッサで見たかったな。まあ今日の演技を見る限り、ヨナ二位はそう不服でもない。いや、心情としてはもちろんやだよ（笑）。やっぱり表彰台はそのシーズン通して各国の試合で闘ってきた子に上がって欲しいもの。
ミキティ優勝インタビュー。つっても英語なのでさっぱり（笑）。いろんな人が言ってるけど、ほんとミキティは海外の英語インタだと実にはきはきとしているなあ。おお、ロシア語もちょっと出したりして、開催地にサービス。なんか本当に世界のトップアスリートに見える（笑）。日本の民放相手だと視線がいつもキョドってるし、表情も強張ってて、どこの新人アイドルだと思っちゃうのに。
表彰式開始までリプレイが続くのでしばし休憩した後、ソファへ。台の上のミキティは拍子抜けするほど落ち着いていて、四年前に同じ台に上がった時とは全く別人のようだった。二位のヨナはなぜか涙。ボロ泣きとまではいかないが、拭ってもポロリ、拭ってもポロリ。本人も「あらどうしよう涙止まらない」とでも言いたげで、知らず知らず出てきちゃうという感じだった。ううん、しかしあんだけ泣いてもメイクが落ちないのはすごいなあ、なんて思ってしまった。真央ちゃんのメイクなんて、五輪の時、思いっきり黒涙になってたのに。こういうところでもヨナって真央ちゃんより恵まれてるよね。羨ましいわ。などと黒いことを考えてるのも嫌になったので、カロちゃんに視線を移す。ああ、カロちゃんの笑顔。こんな私でも心が一瞬綺麗になるわ。いいねえ。
しみじみと君が代を聞く。日の丸も今までにない気持ちで眺める。ウィニングランや写真撮影に見入りつつ、心地よく終了。フジはまた遅れてやるんだろうけど、もう疲れるので見ない（笑）。
ネットで感想をサーフィンしているうちにすっかり深夜。風呂出た後もすぽるとをずるずる見る。最後に「それでは今日のベストショットを！」と振ったので何を出すのかと思っていたら、何やら見覚えのある人の後姿が。その歩いていく先にはミキティ（日本のプレス相手にインタ中）。なんだよこれ、モロゾフの後ろから撮ってるのかよ！ モロ、インタ中なのもお構いなしにミキティにぼそぼそとささやいて、しっとりハグ。･･･すぽるとこれがオチかいっ。で、まあ当然のごとくプレスさんたちはその様をじーっと見ていたわけですが、そん時の表情がもう「分かってる」という感じで、そっちの方も笑えた。
まあそんなわけで世選もすっかり終盤ですが、まだあと一つ、アイスダンスのＦＤが残っているなりよ。ペシャブルが銅取れるかどうか、気になってしょうがないなりよ。というわけでもうすっかり寝るばっかりなのに、ＦＤが終わる頃までニコやつべを見て時間を潰していた。そろそろ、と思ってオンリザにアクセスすると、･･･ペシャブルの名前は四番目にありました（ボカ〜ン）。え、え、え。な、何があったの？ ブルザがまたやらかしたの（←やらかすならブルザというある種の安心感orz）？ 映像はまだ上がってない。て言うか上がってても見たくないよ。クラクラしながらツイッターから情報をひととおり漁っていたら、ブルザがこけたという情報を発見。嗚呼やだもう！
というわけで女子で最高の気分を味わったのに、ダンスの結果で一気に底の気分となってベッドに入りましたとさ（涙）。メリチャリが折角優勝したのに、もうそんなこと頭にありゃしねえ。
あんまし長い感想書いてるゆとりがないので、ざざっとオン書き。ちなみに今日は夜家族で食事に出かけたので、当初は携帯からスポナビを追うばかりでした。しっかし今日のスポナビは異常にアクセスが悪くてこちとら発狂するかと思ったぜ。
で、当初スポナビ見てた時は順位と点数に「またかよ、ああん！？」てなってたけど、実際の演技をテレビで見て、なおかつプロトコルも見たら納得だったです。
ま、取り敢えず手短に感想を。
キム・ヨナ･･･最初のジャンプはステップアウトとは言え、回転は足りてたし、その後フリップにダブルつけてリカバリもしたし、何よりあのＳＳが健在だったので、あの点数は当然かなと。少なくとも去年の世選フリーよりは遥かにまともな採点だったんでない？ ステップなんて足元キレッキレでまるであっこちゃんみたいだったわ。ま、あれのどこがジゼルなのかはいろいろ突っ込みたくなるけど（笑）、ああやって主題スルーして上っ面だけ借りてくるというのは、フィギュアのプログラムにはよくあることなんで、まあこんなもんじゃないかと。
安藤美姫･･･ヨナに比べるとやや動きにキレがなかったなあ。ああいや、滑走順はミキティの方が先ですけど、彼女見てからヨナ見てまたミキティ見ると、やっぱり「スピード・・」と思ってしまう。ミキティのＳＰはゆったりした音楽だったから、それに合わせて動きがゆったりなのはいいとして、そのゆったりがなんだか今日はもったりに見えちゃったんだよな。まあでもそれ以外は素晴らしい出来！ そして技術的な部分より何より、この状況下でミキティから美しいオーラが出ていたことが嬉しかった。そしてあの２Ａは何度見てもすげー。プロトコルを見ていて一番不満だったのは、２ＡのＧＯＥがヨナより低かったこと。まあ0.3程度ではありますが。フリーでかましたってや！
浅田真央･･･言いたいことは２月２２日の四大陸の感想と同じかな。とにかくねえ、ジャンプが決まらないとスピードから何から全てがグダグダになっちまうのはあかん（あ、でもスピンは全てレベル４だったな）。でも一番あかんのはあの衣装じゃ！ 何あれひどすぎ。今までも大概ダメ衣装が多かった真央ちゃんですが、今日のが最強･･･。あれを何の疑問もなく着てしまう真央ちゃんはジュベ並みの衣装音痴である（ボカ〜ン）。
アリッサ・シズニー･･･あ、有香さん来てる！ よかったあ。ジェイソンえらい散髪したな。て、それよりアリッサだよ。とにかく大失敗しなくてほっとしてる。この調子を何とか保って三枠を･･･！
（追記）
佐藤先生の談話
http://www.sanspo.com/sports/news/110429/spm1104292345017-n1.htm
えっ、真央ちゃんこの一ヶ月で痩せちゃったの？ そら力出んわ。そういやミキティも背中の肌が荒れてたな。この一ヶ月、それだけみんな精神的にきつかったんだろうなあ。
いやあもういろいろ起こりすぎて何書いたらいいのやら。もうほんっとーに寿命が縮む晩でした。Ｊスポの生放送をちょうどジュベが来た辺りから見始めたんだけど、ジュベのハイクオリティ衣装に吹いてた頃はまだ平和だったんだな、と今にして思います。
�盒況�の冒頭の４Ｔがすっぽ抜けてガクッとなった時は心臓が止まるかと思いました。演技を中断してジャッジの所に行く際、ひょこひょこ滑ってたので膝か足首やられたんかと思って気が気じゃなかったです。その後の修理にしても、こんなの普段の録画だったら早送りしてるとこだけど、生放送じゃそれもできねえ（涙）。でも再開後は本当にいい演技してくれて、正直冒頭のアクシデントのことなど、演技を見ている間は忘れていました。「ひょっとしたらこれが大ちゃんの現役最後の演技かもしれんな・・」などと思ったりも。ただ気迫の演技だったとは言え、アクセルとサルコウでは失敗･･･。これについてはＪスポで解説している杉田さんが、
「スケーターにとってエッジを止めるネジの留め具合はとてもデリケートなもの。ビスの締めがちょっとでも緩かったり、あるいは逆にきつかったりすると、感覚が狂う。今回は所定時間以内に急いで締めなければならなかった。アクセルもサルコウも左足で踏み切るから、それで感覚が狂ってしまったのだろう」
と、説明されていました。多分その通りなんだろうな･･･。
んで殿ですが（笑）。いやあ、私彼に関しては、今回ですら腹は立たないのね。気の毒やなあ、と思いこそすれ。まあしかし本当に彼はどうしたらいいんでしょうな（笑）。
そしてこづは本当によくやった！ エリボンの神演技、私はあれからそこそこ見直したりもしたけれど、正直ノーミスという以外何も感じない、つまらない演技だな、と思ってたんだけど、今回は違った！ ０９年のロスのロミジュリ、五輪のギタコンと並ぶ名演技だったよ！ 表現力がない分、意志と気迫を何倍も出さなければ彼は本当の意味で勝つことはできない。それをやってくれました。去年失意の十位から今回の銀メダル。本当におめでとう！
さて明日は女子だねえ。アリッサとミキティに頑張って欲しいな。
| 2011年04月27日(水) |
キッズ・オールライト／世選男子ＳＰ |
当初はミリオンで「ファンタスティック・ミスターフォックス」を見るつもりだったけど、見られる回が８時半からので、終わるのが１０時１０分とちょっと遅かったので、センチュリーシネマでやる「キッズ・オールライト」の会員限定先行上映に行くことにした（電話で会員番号を言って予約）。こちらは７時半スタートで９時２５分終了だから、帰ったらそのまま寝るまでスケート見てりゃいいかなと。本日のお天気は風雨凄まじく、正直あんまりお出かけしたくなかったけど、家で地上波の放送を最初から最後までまんじりともせず眺めている方が辛いわよん。
小腹を膨らませてからセンチュリーに到着。おおそう言えばこの間からセンチュリーはリニューアルして、以前あったフリースペースを改装して「センチュリー２」なる４５席のボックスを増設したんである。ちなみに今日の先行上映もセンチュリー２での上映。うん、ここいいんじゃないの。思えばスターキャット系列にはこういうミニミニシアターってなかったもんなあ。こういう形でスターキャット系が上映本数を増やしてくれるのなら大賛成。
あと先行上映会ではドリンクサービスも。おお。軽食してから水分取ってなかったので助かるわあ。というわけでアイスコーヒーをちびちびしながら上映スタート。しかし快適かと思ったら予告が始まってまもなく、後ろの方に座っていた誰かが、私の前に移動してきやんの！ 折角誰もいなかったのにい！ しかもこのおばさんずっと袋がさごそしてるわ、頭もぐらぐら動かすわ、うっというしいったら。本編始まってもまだやってるんでよっぽどひとこと言おうかと思ったけど、ためしに右に一席ずれてみたらおばさんの頭は完全に視界からそれた上、おばさんが袋がさごそをやめてくれたので、その後は快適に見られてほっ。
「キッズ・オールライト」はゲイ夫婦とその一男一女が主役のホームドラマ。ストーリーや予告編見て面白そうだなと思ってたけど、予想以上に面白かった。
ゲイカップルが養子を迎えて家族を作るという話はアメリカなんかじゃよく聞く。男の同性カップルだと他人の養子を迎えるのが常だけど、この話の主人公たちは女性同士のゲイカップルということで、彼女らの子供たちは、精子バンクから買った精子でもってカップルが順番に出産して作った子供たちである（ちなみに夫婦どちらとも子供たちからは『ママ』と呼ばれている）。
同性夫婦という点では普通とは違う彼女らだけど、やっぱり子供を産んで育てていれば考え方はその辺の親と変わらない。勉強はちゃんとしているか、悪い友達と関わっていないか。もしかしてゲイじゃないかしらという心配もしちゃったり（笑）。
ただ、ゲイとして生きることを選んだ両親に比べ、選んだわけでもないのにゲイ夫婦の子供として生まれ育った子供たちの気持ちはちょっと複雑で、その辺の描写がとてもよかった（まあここん家は親二人とも大学出だし、特にママ夫の方は医者なんで、経済的にも知的にも相当恵まれてるんだが）。特に家の中に男親がいない弟君の悩ましさは、女の私から見ても、なかなか心につんと来るものが。
で、そんなこんなでわりかし平和にやってきた一家の前に、精子提供者の男が現れて、いろいろややこしいことになるという次第。
ＤＮＡ上の父親が現れて、子供たちの気持ちがいろいろ揺れ動いたり、夫婦の仲に亀裂が入ったりする展開はもちろん見てて面白かったんだけど、私は提供者である男の描写がとても面白いと思った。十数年前の精子提供は、彼にしてみれば何十ドルかの小遣い稼ぎのためにやったこと。稼いだついでに子供のいない夫婦の助けになるんだもん、いいんじゃないの？ みたいな。でもそうやって自分が何気なく出したものは、巡り巡って、二人の人間として目の前にいる。二人それぞれに心があり、人生がある。それを目の当たりにして男は、血液でもなく、皮膚でもなく、精子を提供したということはどういうことなのかを実感していく。この辺の心の移り変わりがとても面白かったんだけど、悲しいかな彼はあくまで脇役。それも、物語のテーマからしてどちらかと言えば否定される存在である。ついでに他にも余計なこといろいろしちゃうので、もう完全に悪役ポジですわい。それでも個人的にはもうちょっと突っ込んで描いて欲しかったなあ。まあ、しょうがないけど。
あー、面白かった、と席を立つと、例のおばさんは靴をぬいで前の席に足をかけてご鑑賞でした･･･。まあ、前の方の席は端から端まで空っぽだったけどねえ･･･。
地下鉄での帰路、アンテナが立つたびにスポナビへアクセス。うお、アモ一位だ！ この得点だとミスはなかったようだね。よくやった！ ああ早くテレビで見たい〜。それにしても天気がひどかったせいか、地下鉄の中がすいてること。
てなわけで帰宅してから放送分をしっかり鑑賞。感想を以下に。順不同です。
まず最初に日本男子たちはよくあれだけのミスでこらえてくれた、ありがとうと言いたい。決してメンタルの強くないあの三人が、あの震災の後で、こんな大規模大会に出場するということは、やはり並大抵のことではないと思うのよ。特に織田君は今小さい子がいるから、震災のニュースは例えずっと見てたわけじゃなくてもとても辛かったろうと思う。去年のショートでのトラウマもある中、冒頭で失敗したコンボを最後に３−３にしてリカバリーできたのは、あの殿としては上出来じゃないだろうか。
ああしかし大ちゃんの演技は見てて辛かったね･･･。チャリティー演技会の時も本調子じゃなかったから気にはなってたんだけど、新衣装がステキなだけに（笑）、見せ場のステップがあんな萎縮した演技になってしまったのは悲しい。もしかしたら膝の調子が思わしくないのかもしれんけど、やっぱり精神的な部分がでかいんだと思う。でもあれが今の大ちゃんにできる１００パーだと思うので、そこまでやってくれただけでも感謝だわ。
ただ小塚君はねえ。いや彼の演技は今回あれがめいっぱいだと思うんで、その辺はいいのよ。問題は今季のプログラムかな。これには文句言いたいわ（笑）。最初に見た時は「滑り込めば面白くなる」と思ったんだけど、結局シーズンが進んでもそれ以上にならなかったねえ。どうにもやっぱり彼の表現力のなさ（もっときついこと言えば内面の浅さ）を露呈させてしまったプログラムだな。
Ｐちゃんの順位と点数には異論なし。あの演技であの点数が出なかったらむしろおかしい。ただやっぱり好き嫌いで言えば、彼のスケートはともかく演技は好かん。とことん好かん。特に今の私にはあの悩みゼロのＫＹ顔は最早不愉快なレベル（ボカ〜ン）。
そしてアモは本当によくやってくれました。ジュニア時代も含めて二年連続失敗していた世選のＳＰでベスト演技ができたのは偉いっ。トラウマに打ち勝ったわね！ ただあの演技で、ミスありのヨロ選ＳＰより点が低いのはなあ。あ、ステップがレベル２だったのか。そりゃいかん（笑）。でもごめんね、正直に言うわ。あんたの良演技も、リンクサイドの荒ぶるモロ蔵を見てしまうと見事に上書きされちゃうわ（ボカ〜ン）。そして直後のジュベの演技･･･。仕方ないさ、膝をやられていては。それでも４−３に挑んでくれただけでも嬉しいです。えーん、でもなんで最後の３Ｆに３Ｔをつけられなかったの？ そんなに膝悪いの？
トマシュは失敗しちゃいましたねえ。冒頭の四回転だけならまだしも、その後のジャンプも「どうにか着氷」という感じで･･･。どうしちゃったのかな。まあいつものトラよ言われればそれまでですが（ボカ〜ン）。でもステップとか諸々の小芝居とかはやっぱりいいね。このプロ何度見ても素敵だわ。ところでチェコ国旗にティガーをあしらったあのバナーは何！？ ええっと、やっぱりあれはティガー→トラということでよろしいんでしょうか？ なごむわー。
ミハルはやっぱり本調子じゃないみたいね。ＳＰはどうにかまとめたけど、フリーはだめな予感。早く万全のミハルでこのＳＰを見たいです。
地上波の放送はライアンが最初でした。演じ終わってライアンの点数が出た時、ナショナルの点数はやはりナショナルの点数だったのだな、と思った。まあそれにしても低くね？ まあそりゃ４−３決まらなくて４−２で、しかもあのＳＳじゃこんなもんなのかもしれんけどさ。そしてＳＰ終了時点でのアメ男子の順位。ドーンブッシュ１１位、ライアン１２位、マイナー１３位･･･。あー、はい、もう三枠は完全に諦めました（笑）。今はとにかくこの順位をキープしてくれ。このうちの一人が１２位以内につければ二枠は確保できるから、それを頑張って！
えっ！？ スウェ男子が二人ともフリー圏外！？ えええええええ。
明日はＪスポ＋のライブ放送をがっつり見ます。楽しみだな〜。
昨日の予選でキム・ミンソク君が予選通過できてよかったわ。オンリザ見ながら一番ドキドキしたよ。ま、本人が一番ドキドキしてたでしょうが。ミンソク、これで燃え尽きそうだな（ボカ〜ン）。キスクラはまた濱田先生なのかな？
動画等はまだ見ていないけど、こづのフリーの点数１６５点て、すごいねえ。準神演技したか。まあただこづは「好事魔多し」なので本番は油断できませんが。逆にミハルの低さが不安だ。１３３点、しかも減点２て、２コケしたってこと？ ヨロ選見た限りＳＰは問題なさそうだから、問題はやっぱりフリーか。予選のリベンジで本番にガッといけたらいいんだけど、だめかなあ。やっぱ病気で練習時間が減ってしまった影響はまだ取れていないのかな。
昨日のすぽるとでヨナの公式練習が出てきたけど、あれっぱかしの映像じゃあ調子分からんなあ。やはりランスルーを見せてくれないと。むしろミキティの２Ａ＋３Ｔのでかさにびびりました。もう男だなありゃ。
明日から男子ＳＰだけど、私は現実逃避して映画見に行ってきます（ボカ〜ン）。だって明日の生放送はＪスポＥＳＰＮしかやってくんないんだもん。フリーは男子も女子もＪスポ＋で生放送してくれるけどさ。ちなみに男子ＳＰがＪスポ＋でやるのは来月１１日･･･。番組表の時間帯見る限り、フジがほぼ生放送っぽいけど、フジは例にってまた萎える放送しそうだから、リアルタイムで見たくないぜ。
おっ、これを書いている間に男子ＳＰの滑走順が判明。ぎょぎょっ、殿また最終滑走！？ アメ男子はマイナーもドーンブッシュも第一Ｇかい。ブラッドリーは第三Ｇ。どっちにしろ早い。地上波はなさげだな･･･。で、アモとジュベは第四Ｇなのね。げげっ、アモ第一滑走なの？ んでジュベはその次。さらにその次がシュルタイスというのが笑えますが。で、さらにＰちゃん、こづ、ＫＶＤＰと。第五Ｇはミハル、大ちゃん、トマシュ、ガチ、コンテ、殿。
ふー、やっぱ明日映画やめよっかな。あ、いや･･･。今日はこの後録画分のダビングとインデックス作りを頑張ります。
土曜の夜からすぽるとを予約録画し始めました。他に地元ニュースのスポーツコーナも（こっちはまだ名古屋独自の映像はなし）。そして今日は予選ですな。小塚君はここでよい足慣らしをして欲しいものです。
それにしても選手が次々と現地入りをし、ネット上にもリザルトページがアップされた今、アボがその中にいないことがグサグサきます（忘れかけてたのにっ）。世選自体はもちろん楽しみなんだけど、そんなわけで脳内の四分の一が落ち込んでいると言うか。まあでもこうして始まってしまえば、アボも補欠という曖昧な状態からは解放されるわけだから、ここで一気に気持ちを来季に向けて欲しいもんです。ただ第一補欠と言いつつここ最近の呟きを見る限り、世選向けの練習は全然してないっぽかったですけどね。ショーはずいぶん入れてたから、暇だったわけではないけれど。数日コロラドに帰ったりしてたけど、ああいったことでまあまあリフレッシュはできたと思いたい。
そんなわけでテンションがマダラな私ですが、取り敢えず気合を入れて見るポイントを以下に。
■フランス男子三枠取れますように
さすがにジュベ台乗りは望んでない。アモは４Ｓ入れたいみたいだが、これも現実では回避するだろうな。今季は個人の順位よりニースに向けてなんとしても三枠を！ アルバン様に花道を！
■頑張れアリッサ・シズニー
大舞台で悪いアリッサが出ませんよーに！ 今季のあの素晴らしいフリーで最高の順位を決めて欲しいです。できれば台乗りして欲しいけど、それが無理ならアリッサ個人の今回の目標である「アメリカ女子三枠」をなんとしても･･･！ で、えーっとアリッサにはこれとは全然別の不安要素があるんだけど、これは今は内緒（笑）。
■ペシャブル台乗りしてくれ
いつか晴れ舞台に立って欲しいと思いつつ現実的に厳しかった昨季まで。一方で来季以降は若手が躍進してきそうだから今季が数少ないチャンスの時。今季は今のところそのチャンスをしっかりものにしてきたのだから、〆もなんとか。今季の赤いチャップリン、本当に素敵プロだし。
■ロシアダンスに三枠を
男子の一枠落ちの陰に隠れて気がつかなかったけど、去年の世選でホフロワ＆ノビツキーがＦＤを棄権したせいもあってロシアのアイスダンスって二枠になっちゃったんだね。普通だったら有り得ない話･･･。今回の代表二組はどちらも若いカップルで、一番手は今季好調のボブロワ＆ソロビエフ、二番手は大好きなイリニフ＆カツァラポフざんす。二組とも今の成績なら、大ミスしない限り三枠はいけると思ってるんだけどな。エレニキなんてモスクワ拠点だから会場激近だし。取り敢えず地元の重圧と大舞台の魔物さんたちが仕事しませんように！
最近見つけたエレニキの素敵動画。
http://www.youtube.com/watch?v=ZX5jketK6tg
この二人、去年のインタビューではエレーナとニキータってプライベートは別々だって言ってたけど、これ見る限り明らかにリアルカポーなんですが。エレーナたんのうさたん帽子はユーロでも被ってたもんだよねー。かわゆいのう。しかし８分３０秒辺りに出てきたあれは一体何！？ ねえ、このマツコデラックスがエレーナたんのママなの！？ いやあああっ！
気を取り直して･･･。そういや今日はエレーナたんのお誕生日でしたな。１７歳おめでとう。大人っぽく見えるけどまだ若いんだよなあ。
■かなり厳しいがそれでもアメリカ男子三枠
ええ分かってます、今回の面子じゃ限りなく厳しいってのは。それでもさすがに「二枠でも取れたら奇跡よ（ｂｙジョニー）」なんてのは言いすぎだろうと思います（笑）。来季はライサが戻ってくるから、競争激化は必至なわけで、この上二枠の争いなんてことになったら･･･。とにかく頑張れ。
男子の優勝は「本命Ｐ次点大ちゃん大穴トマシュ」と予想しとります。いや私だってＰの優勝なんてやだけど（笑）、やっぱりいろいろ総合してＰちゃんが最有力と思わざるを得ない。Ｐちゃんがジャッジの贔屓とかそういうのを抜きにして、現在のＰちゃんの完成度＆安定感だけを取ってみてもやはりイケてるのは彼だろうと思う。今の大ちゃんがＰちゃんに勝とうと思ったら、もう精神力でいくしかない。トマシュは今季も結構自爆してるけど、世選の会場が優勝したロシア杯と同じだし、相変わらずナタリーとよい感じなので、ひょっとするとひょっとするかもと思っている。
女子の優勝は、うーん、分からん（ボカ〜ン）。
昨日の帰り際上司に「すみません、チケットを取りたいものがあるので、明日の１０時にパソコンのインターネットを使ってもいいですか？」と相談したら、ああいいよと言われました。頼む方も頼む方だが、許す方も許す方だ（ボカ〜ン）。あ、いえね、自分の机にあるパソのネットは会社のサーバーでね。で、私が使いたいって言ったパソコンは会社とは関係ないサーバーなんで、どうせならこっちを使いたかった次第です。
まあしかしいざ当日アクセスしてみれば、繋がらないのなんの･･･。今日平日やろみんな仕事してないんか、いやお前が言うな（ボカ〜ン）。やっと繋がってＲ席ぽちったら、操作中に完売、続いてまたまた苦労してＳ席ぽちったらこれまた操作中に完売、結局Ａ席二つをゲットできたのは、１０時７分頃でした。「Ａ席かあ・・」と嘆息しつつ席に戻った私ですが、やっぱりどうせならＳ席が欲しいよお･･･。
ところがまあそれから完売したはずのＳ席が何度か蘇ったんだよね。もっともアクセスはまだまだ厳しい上、相変わらず操作中に完売してばっかりだったんですが、何度目かの復活でなんとかＳ席も二つゲットしました（この時点で１０時半すぎ）。結局Ｓ席は、４時ぐらいまで何度か復活してましたな。朝の部、夕方の部とばらばらではあったけど。Ｒ席もたまに復活してたけど、これはつっついても絶対完売だった（笑）。
というわけで７日は友人と一緒に楽しんで行ってきまーす（この間スーパーチャレンジ一緒に見に行った子ね）。余ったＡ席はどっかに譲ろう。
てな風にチケ取りのことしか考えてなかったので、その日のすぽるとを予約するの忘れてた。男子が出発するとこやってただろうなあ。嗚呼。
| 2011年04月20日(水) |
来季の強化とか愛知のチャリティーとか |
本日午後、日本スケート連盟から来季の強化選手が発表された。あれ？ いつも世選の後に発表されるのにちょっと早いじゃん。で。まっちー、すぐりん、あっこちゃん、遥ちゃんが特強から強化Ａ･･･。まあ、すぐりんのＡ落ちは何の異論もないって言うか、むしろなぜ今までが今までだったのかと思うほどだけれど（笑）、あとの決定はちょっと悲しい。まあでも今季の彼ら彼女らの実績を考えると、これも妥当かなと思わざるを得ず。世選と国別が潰れたことで、スケ連も相当な減益を食らっただろうしね。あとあっこちゃんの場合は年齢的にもね･･･。せめてすぐりんのように実績があれば考慮してもらえたかもしれないけれど、そういう意味では「うーん」だし。今回はいろいろ仕方ないと思う。
ただ特強落ちとなると金銭的なことが心配だわ。邦和のサポートを受けているあっこちゃんはともかく、まっちーや遥ちゃんなんかは、どうなるかね･･･。振付も海外の有名どこには頼めなくなるかも。ああ、もっとお金持ちになりたい。
ふとスピスケの格付けも気になって見てみたら、一瞬「えっ、長島圭一郎が強化落ち？ 銀メダリストなのに！」と思った。あ、スピスケは特強がＡ・Ｂと二種類あるのね。で、特強Ａは加藤のみで長島とか小平とかは特強Ｂという格付けなのか。ＡとＢでサポートの中身がどう変わるのか分からんけど･･･。
今後はアメリカのチームエンベロープも気になるところ。去年は５月１０日に出たから、今年もそれぐらいかな。ま、世選の日程がずれた分、去年より遅い発表になるんでしょうが。アボやリッポンが無事チームＡに配置されるか気になるわ。て、どっちも厳しいよ！ 彼らの場合、ワールドチームがどれだけ結果出したかによって変わってくるだろうね。ああ、やきもき。
アメチームと言えば、コロラドのアレクシー・ギルスが来季から有香さん門下に入るそう。今季アリッサがファイナルで優勝した時、「伸び悩み中の子からコーチ依頼が一斉に来たりしてｗ アレクシーとかアシュリーとか。案外キャロジャンとかも〜」なんて思ってたら本当になってしまいましたよ。アレクシーの場合は元コロラドのアボがいるというので余計行きやすかったのかもね。アリッサは今季までだろうから、有香さんたちにとってもそれほど負担にはならないだろうと思われ。まあただ、アリッサと比べるとアレクシーはスケーターとして持ってるものがどーも弱いように見え、果たして魔法がきくかどうか、ちょっとはらはら。
有香さんと言えばアボがソチまで続行するというインタ記事を知って、びっくりするやら嬉しいやらだ。ソチなんてジュベやコンテはさすがに残ってないだろうし、大ちゃんだって大方いないだろうから、アボが目指してくれるんならありがたい。ま、奴はジョニーやライサと違ってまだ一回しか五輪に行けてないもんね。ライサやジョニーが二度目の五輪にして会心の出来で終われたように、アボもソチで有終の美を飾ってくれたら見ているこちとらとしては幸せです。もちろんそこにいたるまでの道は茨の道になるだろうけど。て言うか有香さんが先にストレスで倒れそうだな（ボカ〜ン）。
おっと最後に！ 神戸に引き続き我らが愛知でも５月７日にチャリティー演技会決定！ 発起人はなんとこづ坊ちゃま！ 告知ページとなっているＰＤＦファイルの最終ページにはこづ直筆のメッセージもあるよ！ ちなみに演技会の場所は豊橋で、あっこ、真央、佳菜子をはじめとする愛知スケーターが一通り出場するそう。おお、無良君もいるじゃん！ あ、結弦もゲストで出る！ ただミキティは入ってないみたいだね。まあ彼女は海外拠点だからなあ。ショーでも海外のに参加することが結構あるからその辺でスケジュールが合わんのだろう。ちょっと残念。お、よく見たら演技会は昼と夕方の二回公演なんだね。ひー、お疲れ･･･。
チケットはぴあで２２日の１０時から発売開始。うえー、取れるかなあ。
（２１日追記）えっ、アリッサが来季も続行宣言？ 例によってサラ＆ドリューのツイッターからの情報で、アリッサ本人曰くまだ確定ではないそうだけど、もし本当にそうなってくると有香さん＆ジェイソン、来季は大忙しだな。
昼間にネットを見ていたら知りました。６７歳まだ若い。もうずいぶん前「白鯨伝説」のあのザマに「脳死は人の死」などと書いたこともありましたが、本当に全部死んじゃったらやだよう！ 何も日本中がこんなに悲しい時に死ななくてもいいじゃんかよーっ。
久々に「宝島」のＯＰとＥＤを聞こうと思ったけれど、ちょっと辛いかな。とりあえずニコ動でも行ってこよう･･･。
| 2011年04月17日(日) |
再生の朝に ―ある裁判官の選択― |
平日にたまたま名演のラインナップをチェックしていたらこれが面白そうだったので、行くことに。昨日金券屋で買っておいたミニシアター券（１４００円）を使って見た。劇場は一階の名演小劇場２。この作品が何日から始まったのかは知らんけど、今日の上映は１２時４０分からの回と１６時４５分からの二回のみ。今日はもともと午前中に栄に用事があったので、そのまんま早い回の方で鑑賞。
舞台は９７年の中国。地方都市の裁判官を勤めるティエンは、轢き逃げにより一人娘を失う。現場にブレーキ痕がなかったことから、ティエンの過去いずれかの裁判結果に恨みを抱いた者の仕業ではないかと噂されるが、犯人は見つからないまま時間がすぎていった。そんな中、貧しい若者チウ・ウーが自動車二台を盗んだ罪により逮捕され、ティエンたちによって審議が行われることになった。現在の法に照らせば、チウ・ウーは死刑である。だが当時は新法の施行が間近に迫っている中でもあり、その新法に照らせばチウ・ウーの罪は死刑に値しないのであった。裁判の月日を杓子定規に当てはめてチウ・ウーを処刑しても法の上では何の問題もない。しかし裁判官が近々の法の改正を考慮してチウ・ウーを死刑にしないということもまた可能なことである。しかし、この裁判は法の解釈だけでは済まない問題を裏で抱えていた。重い腎臓病を患っているリーが、適合者であるチウ・ウーの腎臓を望んでいたのである。地元の富豪であるリーとその弁護士はティエンに対し、チウ・ウーを死刑にするよう働きかける。
９０分そこらの中にものすごくシリアスなテーマがぎっしり詰まっていて、見ているこっちの息も詰まりそうだった。いやもちろん素晴らしかったので、見終わった後は心の中で拍手しまくりだったけど。
ネットやニュースでよく話題になる中国クオリティ、ま要するに賄賂が出せる人はゆるゆるだけど、そうじゃない貧乏人は容赦ない法律を容赦なく適用されて、文句の一つも言えやしないという現実を、フィクションとは言え具体的に見ることができたのは、面白かった（いや現実には面白いなんて言っちゃいけないんだろうけど）。あと貧富の差もね。ベッドルームとシャワールームしか出てこなかったけど、社長ん家のぴっかぴかぶりに比べて、ティエンのアパートのぼろっぼろなことといったら。あー、裁判官にまでなってもこんなとこに住んでんのね。公務員の給料って安いのね。そりゃ賄賂貰うわ。で、ティエン宅のそのまた遥か斜め下をいくチウ・ウー宅とその貧乏家族にはもう涙、としか。こういうのを見てしまうと「この後彼が死刑にならなかったとしても、こんだけ貧乏で先行きも不透明じゃまた犯罪に走らざるを得ないかも。それならいっそ死んで臓器提供して家にお金が入る方が･･･」なんて思ってしまう。
ただこの映画、誰が悪い、これが悪い、と告発するだけの作品じゃない。悪役のポジションであるリー社長にしても人格がいかれているような描き方はされてなくて、この人はこの人でただ命を失いたくない一心で動いているんだ、という風に描かれているし、賄賂や死刑をなんとも思わずにほいほいやっちゃう人たちにしても「ほらこんな醜い人たちですよ」ってんじゃなく、彼らにとってそれが仕事であり、日常になってしまっているんだという見せ方をしている。まあ実際、これ見よがしに悪く描くと検閲で引っかかるっていう現実的な問題もあるんだろうけど、この監督の感性がいいも悪いもありのままとして描くということに気を使っているんだな、ということが伝わってきて、そういう点でもいい映画だな、と思った。
あ、でも一箇所犬好きには辛いシーンがあるので、そこだけは注意が必要だ（ボカ〜ン）。いや別に死んだりしないけど、あの部分は見ていて辛かったわ〜。
ただ臓器提供に関してはいろいろ分かんないところがあったな。そもそも腎臓なんて片方提供すれば済む話、チウ・ウーが普通に提供しちゃだめなわけ？ それとも囚人からの臓器提供はＮＧで、あくまで死んでからじゃないとだめっていう決まりでもあるのかな？
１４時２０分に終わり。パンフを買ってペギーでいつもどおりコーヒーを飲んだ。最近はストレートでも飲めるようになったバンビ氏である。いい天気の日だったので、アイスクリームがうまかった。
ミリオンで２０時４０分からの回。昨日のニセ香蘭園で泣きを見たので（いや別にカタってるわけじゃなく偶然店名が同じだっただけなんだろうが）夜は大須の香蘭園で炒飯。映画の時間が遅いのでゆっくり食べられる。はあ、うまかった。
古びた色彩とちょっとブッキーにデフォルメされたキャラは昔のチェコアニメを髣髴とさせる。そんな前作「ベルヴィル・ランデブー」を作ったシルヴァン・ショメの（多分）日本公開第二弾。かつては売れっ子だったが今では地方回りでどうにか食い繋いでいる老手品師と、その彼を「魔法使い」と慕う貧しい少女の物語。まあこのあらすじだけでどんな話か想像つくわな。なんかハヤオが考えそうなストーリーで嫌ですが、脚本はジャック・タチのものだそうな。ストーリーはこれらの設定から予想のとおりのものだけど、そもそも９０分そこらの尺だから、お話が簡単だって別にどうってことない。そんでもヒロインの人間性はどうかと思いましたが（ボカ〜ン）。
相変わらず画面が楽しい。題材が題材なので、「ベルヴィル〜」よりはキャラの等身が上がってますが、一人一人のユニークな動きはここでも変わらず。一風変わりつつもどこかかわいらしい、そんな世界に何も考えずに浸りたい時にはぴったりの映画。・・・のはずなんだけど、やっぱりあのヒロインの性格はいただけないわ（大事なことなので二度文句を言いました）。
２０時からの回でミリオン座で見てきたす。正統派敵討ちドラマで、凄く面白かったんだけど（尺も二時間弱と実に娯楽映画的）、別にコーエン兄弟が作らなくてもいい映画とも言える（笑）。個人的にコーエン兄弟は好きじゃないので、彼らの個性が薄まっていること自体は歓迎なんだけど、コーエンファンとしちゃちょっと「エー」かも。
あ、でも作中で動物死が多い辺り、昨今の風潮に対する兄弟なりの皮肉かも？
そう言えば今日は前にめっけた香蘭園に行ってみたんだけど（ミリオン座の近くに別の香蘭園があるんである）、私がいつも行く大須の香蘭園とは全くの別物であることを体験してガックシでした（涙）。こうなったら明日にでも大須行きたいわあ。
ところで今日の一時頃、更衣室で歯みがきしてたら「ひるおび」で石巻が出てきましてな。周りあの状況の中でぽつんと建ってるマンガッタンとか、中の人らしき人たちが床の真っ黒な泥をかき出してるところとか、見つかったシージェッター像とか、（下半身だけ）見つかったキカイダーとか、いろいろ伝えてくれてました。あー、こんなことになる前に一回行っておくべきだったな･･･。
（チャリティー演技会の日記が長すぎて日曜日が食われてしまったのでこっちへ。内容は１０日の日記です）
先週ウォーキングで行った時に「来週は桜が満開だろうな。見たいわあ。犬山城もいっぺんも中見たことないからそっちも行きたい」と思ったので行ってきた。午前中は栄に用事があったのでそっちへ行き、それから大須でお昼を食べて、金山から名鉄に乗って犬山へ向かった。しかしドジなことに間違えて犬山駅で降りてしまった。あ、いや、私は川沿いの桜を見たかったのだ。だからもう一つ後の犬山遊園で降りなきゃいけなかったのに。まあこっちからでも犬山城は行けますけどね。
てなわけで犬山駅からお城へ。犬山駅からだとお城へは城下町を通っていくことになる。こっちの方がお土産屋さんが並んでてメインっちゃメイン。先週は犬山祭で屋台が一杯だったけど、今日はない。しかし五平餅屋やソフトクリーム屋は家族連れで長蛇の列。今観光地はどこも閑古鳥だって言うけど、少なくともここはそうじゃないぞ。
通りに屋台はなかったけど、お城の手前にある神社の周りは屋台がいくつか。どこの屋台も超盛況。そして近くのソフトクリーム屋はやっぱり長蛇の列。みんなそこまでして食べたいんかねえ。
天守閣を目指してごつごつした階段を上る。まずは手前の針綱神社へ。ここから町が全部見渡せる。有楽園に行った時にもここまで来たけど、この高台からの眺めは素晴らしい。特に今は桜だからねえ。町の桜がここから全部見えちゃう。
そこからさらに上ると、なんだか長蛇の列。なんと天守閣に入るために並んでいるのだ。入場券買ってから並んでね、ということで券を買って並ぶ。うーん、４時半の閉門までに入れるかなあ。
それからしばらく待っていたら門の中には入れたけれども、そっから先、天守閣入口まで人の列は果てしなく。うーん、最終的に天守閣の入口に着けるのはいつだろう･･･。
まあそんなこんなで２０分近く並んで、おかげさまでお庭がたっぷり見られたこと（笑）。また天守閣に入ってからもなかなかの混みっぷりで大変でしたわ。でもって天然のお城だから階段が激狭い、ウルトラ急勾配。しかも一段一段の段差がでかい。手すりにしがみつきながらうんせうんせ。ふう、私も今までいくつかお城に入ったけど、ここは今までで一番の難所じゃ。取り敢えず太っている人は完全にアウトだな。てっぺんまで行って帰ってきたおっさん連中がみんな泣きそうな顔をしてらっしゃるわ（笑）。ああ、膝悪い人には拷問だろうねえ。
天然のお城なので当然古い。最上階の一つ下の天井がなんともあやしく、てっぺんを歩き回っている人の足がすごく響いてくる。それもギシギシなんてレベルじゃない、バキバキ！ ちょっと大丈夫かしら･･･。
まあそれでもなんでも頂上に上って、ベランダ・・じゃないけど、なんて言うんだろう、外側も一周して極上の眺めを堪能。特に木曽川の眺めは本当にいい。川沿いの桜並木、木の遊覧船、それから山沿いに見える名鉄の線路を電車が走っていく。いやー、春だわ。
ひととおり見て今度は下り。うお、上りよりきついわ。段差がでかくて手すりに必死（笑）。ほとんど登山だよ。ひいひいしながら降りきって、お庭の展望台みたいな所をちょっと眺めた後、脱出。ちょうど閉門時間の４時半を過ぎた所だった。いい時間になっちゃったな。
その後は川沿いの歩道をのんびり歩いた。桜の木は車道側は切りそろえてあるが、歩道側は基本的にのばしっぱなしなので、どの木の枝も花が頭のすぐ上にしたたっている。もちろんあの木もこの木も満開。木曽川も透き通った緑色をしていて、実にゆったりした気持ちに。
途中、名鉄ホテルに寄ってコーヒーとケーキを。ここのホテルもさっきの川沿いまでとはいかないが、桜がいくつも植わっていて、ロビーの喫茶店からちょっと見える。窓際の席は宿泊客でほぼ埋まってたけど、こっちも眺めのいい席に座れたので、堪能できた。ちらっとロビーを見ると、大画面テレビでＮＨＫをやってて、「アスリートの魂」の東北高校の回が再放送されていた。
その後も桜をたっぷり眺めて犬山遊園駅へ。乗り換えのために一駅、犬山駅で下車。時刻表を見るとさすが土日、当分名古屋へ帰れない（笑）。疲れたから早く帰りたいよう、と空港行きの特急パノラマカーに乗る。特急だから大きな駅でしか止まらないんだけど、私の車両はだあれも乗ってこないまま。他の車両でも人が乗り降りしている気配がないんですけど。大丈夫なの？ 名鉄。あと特急だから追加で３５０円払わなきゃいけないんだけど、車掌さんも回ってくる気配なし。いいのかな、このまんまで。でも結局金山の一駅か二駅前で車掌さんはやって来て、無事追加は払えた。
小鉢を散歩に連れてった後、今日は両親が出かけちゃっているので、一人メシ。折角だし、と地下鉄に乗ってベルデへ。一人でひたすらモリモリ食いました。久し振りにカラブレーゼ食べておいしかったあ。
| 2011年04月10日(日) |
東日本大震災チャリティー演技会（2） |
（長すぎて一日に入りきらなかったので分けました。続きです）
テケで前半終了。休憩の間にオークション品を見に行く。もちろん入札したのだが、箱に入れちまってから商品名を書き間違えていたことに気がつく（ボカ〜ン）。･･･まあ、靴だったからね。金持ちのデーオタに競り勝てたとは思えないけど、それにしても己のドジにがっくし。ちなみにこれは後で知ったことだけど、ザンボタイムにセンターのマスコットキャラ、ぺんすけが出てきてリンクでちょっと滑ってて、そのぺんすけにゆづがリンクサイドからアピールしまくっていたと･･･。ああ見たかったわ！
しかしまあ、チャリティーイベントとは言え、登場選手は電光掲示板で大きく名前が出るし、プロのアナウンサーがコールしてるし、相当本格的で、普通のアイスショート比べてなんら変わらない。リンクサイドのあちこちに長光先生をはじめ、コーチも何人かいたなあ。出入り口にはみやけんがいて、選手を送り出したり、エッジカバー預かったりしていた。バックステージ側だとこのリンクサイドの様子が逐一分かるのよねー。最初は座席のシンプルさにちょっとどうしようかと思ったけど、こっち側のが断然よかったよ。
後半。まずは村元小月ちゃんが滑って、その後田中刑事君。待ってたぜデカ！ お、あの衣装は仁義なき戦いか。個人的にはヴィオレンタンゴがよかったけど、まあいいわ〜。アナウンサーが読み上げるデカの真面目なメッセージの後、仁義なき戦いのイントロが流れると場内から笑い。デカ、演技自体はとても力のこもったものだったけど、３Ａが抜けちゃった〜。ここだけ残念。本人も「あちゃー」という顔。
上野沙耶ちゃんはタンゴ。私この子の演技っていいと思ったことないんですけど、今日はどうしちゃったのよというくらい何かが出ていた。リンクに出てきた時なんか「ああ、デカとゆづの間で食われちゃうなあ」なんて思ってたくらいだったのに。ごめんよ、本当に今日は凄くよかった。
さて結弦。今日来た皆さんはやはり彼の姿を見たくて来たのではなかろうかと。私もそうですが。この時点で結弦に関して知っていたのは、震災直後、無良君がツイッターで呟いていた、仙台のスケーターは取り敢えず全員無事であるということと、あとはicenetworkの記事から拾った「震災当時結弦は学校にいて、それから四日間避難所で過ごした」ということだけ。そんな風だったから、リンクサイドから奈々美コーチに送り出される様子を見て「ああよかった、奈々美コーチもゆづも生きてたんだ」と遅ればせながら実感でき、なんかもうそれだけで胸が一杯になった。アナウンスで「宮城県仙台市出身〜」とコールされたけれど、今となってはこれはもうただの地名、出身地名ではなくなりましたね。
それとやっぱり白鳥ね。なんでか無性に白鳥見たいなあとずっと思っていたので、白鳥の衣装を見た時は嬉しかったなあ。
まあしかし演技が始まる前はものすごくドキドキしたわー。別に試合とかじゃないんだけどさ。でもろくに練習できてないはずだし。「ほんとにやれるのかなあ・・」とかなんとかいろいろ考えてしまい、演技が始まってもなんか一つ一つにハラハラし･･･。どうにかこうにか通常運転風であるのが分かった後は後で、今の状況でここまでできる彼の強さに心が震えました。ジャンプはショー仕様ということもあるのでしょうが、単発のトリプル二発のみ。でもツイズル仕様のシットスピンとかビールマンとかいろいろやってくれました。フィニッシュでは前後180度開脚！
当然のごとく轟々たるスタオベ。ゆづ、一点の曇りもない表情で会場四方にお辞儀。泣けるわ。一旦リンクサイドに戻って奈々美コーチからお水貰って飲むゆづ。その後、紙切れとマイクを手に持ってリンク中央へ。紙切れに目をやりつつ、観客に向かって挨拶とお礼の言葉、そして震災以来の心境をごく簡単に述べる。紙を読みながらとは言え、あの状況からの心境をこれだけの観衆に向かって話す、しかもひとことも詰まることなく堂々と･･･。なんと言う強さ。
挨拶を終えて拍手が次第にアンコールに。いやみんな気持ち分かるけど、アンコール無理だろ今の結弦には･･･などと思ってたら、おお、結弦再びリンクの真ん中へ。そして音楽スタート。こ、これはジュニア世選で滑ったパガニーニ？（自信ない。でも後で調べたらやっぱパガニーニでした）ストレートラインステップを踏みつつ、あれれこの構えはまさか･･･、と思ってたら本当にまさかの３Ａ！！！！ 会場は再び轟々たるスタオベ。私の斜め前のお姉さんは、ハンカチで両目を拭っていた。うんうん、これに泣かないで何に泣くって感じだよ･･･と思っていたら、自分の左側の視界に何やら雫が。「？」と思って左を向くと、隣に座っている結構ガタイのいいおじさんが右目から大粒の涙を流していた！ わあ！ びっくりしたわ！
結弦が再びお辞儀を繰り返しながらリンクサイドに戻ると、リンクサイドでは白い衣装の荒川さんがスタンバイ。出たラスボス（ボカ〜ン）。
音楽は「アヴェ・マリア」。それにしても今日ここへ来るまでの荒川静香のスケジュールは異常なもの。ストックホルムでのアイスショーに参加し、帰国してほぼそのままで自らワゴン車を駆って宮城の被災地に物資を届けに行き、そこから東京の自宅に戻ってすぐここ神戸なんである。心身ともに相当疲れているはずだし、そもそも育った町のああいった状況を直接目にして内心では相当参っているに違いないんだが、荒川静香は一ミリたりともだれることなく「アヴェ・マリア」を滑った。リンクの端から端まで音もなく、余計な漕ぎもない、美しいスケーティングで。
会場が神々しい空気に満たされた後は荒川さんの方からマイクで挨拶。声がちょっと涙声ではあったけれど、一度も詰まらず、しっかりと自分の言葉で喋っていた。
「一パーセントでも希望がある限り、上を向いて行きたい」
つくづく、この人が日本人最初の金メダリストでよかったと思う。アンコールはボーカルでのトゥーランドットでした！ イーグルとイナバウアーをこれでもかとやってくれてもう最高でした。
トリは大ちゃんマンボ。あ、衣装ガラガラだ。Ｎ杯のに似てるけど、あれをさらに細かくした感じ？ アンコールはピアソラのストレートラインステップ。ちょっと省エネ仕様だったけど、ステップの前にジャンプが入るってとこは、これ、お直し仕様だよね？
最後は大ちゃんによるカミカミ挨拶（笑）。ほうほう、今回のイベントは当初は関西選手だけでやるつもりだったのだが、やはり仙台出身と言うことで荒川さんも加わったのだとか。今は関大でも、田村岳斗と本田武史は東北出身だものね。
フィナーレでは皆様一芸ずつ披露。デカ、ここでも３Ａを外す（涙）。他は荒川さんのイナバウアーを堪能。そして結弦はここでも３Ａ！
フィナーレも終わって、その後は皆さんお帰り。その後オークションの落札結果が場内アナウンス。私はまずないので（涙）、そのまま席を立って通路へ。と、その時読み上げられた荒川静香サイン入りプレートの当選者番号が私の隣。さっきの滂沱おじさん！ が、チラ見したおじさんは表情に変化なし。んんー？ ちゃんと分かってる、よね？ 微妙に気になりつつそれでも退散。
募金の列に並んだが、早めに席を立ったにもかかわらず、えらい後ろ。十分ぐらい立っていたが、メインの選手たちが取材のためまだ募金の場所に来られないため、募金自体がまだ始まらない。うーんこのままだと二時間ぐらい待ちそうだなあ。悩んだ挙句、募金は諦めることにした（まあ一応今回のチケ代も募金の内だし）。募金場所はさっきオークションの品が並んでいた所。デカや小月ちゃんたちはすでにスタンバっていた。出ていく時に一瞬だけみんなの顔が間近で見られた。デカかわいいのう。
三宮からは阪急に乗って梅田へ。車内暑い。久々に阪急に乗ったわりには環境悪し。でも外の桜が綺麗だなあ。ちょうど西日が差してていい感じの色合い。梅田で姐さんと待ち合わせてケーキ屋さんへ。姐さん曰く地元の近くの駅で人身事故があってＪＲに乗れず、阪急で来たのだとか。ありゃりゃ。しかしそうなると私が阪急に乗ってここまで来たのはある意味正解だったのかな。
ここんとこやたらチョコパフェが食べたい私はチョコパフェを探すもメニューになかったので、普通のバニラアイスとカフェラテに。が、頼んでから「ああそういや朝新幹線でアイス食べたっけ・・」と思い出した。まあいいや。お店で一時間半ほど雑談をした後、同じ梅田にある豆腐屋専門店で別の姐さんと待ち合わせて三人で夕食。店員の一人が愛想と要領が異常に悪かったこと以外は超満足だった。前にも連れてってもらったけど、ここの豆腐は絶品やね〜。
ちなみに姐さんによると４月から始まった中で、米たにヨシトモ監督のえん魔くんが断突に面白いらしい。まりメラよろしく昭和ネタ満載で、作風は原作寄り（要するにギャグと下ネタまみれ）、キャラデは木村貴宏だって。よし今度チェックしよ。
昼間暑かったせいか、のぞみ車内で頭が痛くなった。ふう。疲れたけど、それでも明日は頑張って花見行くぞ。帰宅後は録画しておいたＮＨＫのサタデースポーツを見る。今日のチャリティー演技会をちょっと報じてくれているんである。結弦の短いインタビューを見ていたらまたも泣きそうになったのことよ。
| 2011年04月09日(土) |
東日本大震災チャリティー演技会（1） |
何しろ急な上にも急なことだったので当初はショー見に行って帰ってくるだけ、誰に会うも何を食うもなかったんだが、「でも折角神戸」と思うにつれ、やっぱ贅沢しようぜと考え直した（笑）。とは言えさすがに人に会うのは無理かなーと思っていたんだが、だめもとで姐さんに電話してみたら「夜ええよ〜」とのこと。というわけで思いもかけず朝から晩まで充実した一日を送らせてもらえることに。
贅沢しようと決めるとあとは早いもの。この際昼の一人メシはうんと奮発して地元のビフテキを食おうと決意。ああネットでお店検索してた時の楽しかったことといったら〜。そして三宮と言えばもう一度行ってみたかった紅茶専門店、Ｈ．Ｒ．ヒギンス神戸店にも行くことに。イベントは２時開演、ランチのお店は１１時半開店、ヒギンスは１１時開店だから効率よく行かないと。ちょっと早めに起きるか。
８時４５分発ののぞみに乗って新大阪へ。新幹線に乗った途端小腹が空いてしまい、アイスを買って食べてしまった。昼夜のごちそうのためにも今は我慢した方がいいのに。朝食みかんだけにした意味なし。しかもワゴンが通り過ぎてしまったものを追いかけてデッキで買うという微妙な恥ずかしさ。でも久し振りの新幹線アイスはうまかったです。
今朝、こっちでは雨が降っていたのだが、電車の外を見るともうすっかり雨が上がっている。西へ行くにつれ天気はよくなるだろう。養老の山々、麓からてっぺんまで綿菓子のでき始めみたいな雲がいっぱいくっついててなんだか仙界のよう。そしてどこを走っても桜が見える。
新大阪から東海道本線快速網干行きで三ノ宮へ。ま別に新神戸まで新幹線で行ってもよかったけど、この辺の在来線ってなかなか乗る機会ないんで。駅を出た後は異人館方面へ向かって歩く。雨はもう降ってないなあ。むしろ暑くなるんじゃないか？ 今日はアイスショーだってんでかなりあったかい格好してきちゃったんですけど。足にはブーツ履いてるし。今はまだいいけど、これからカンカン照りになってきたら辛いわ。はー、それにしてもこの辺りはおいしそうなケーキ屋・パン屋・コーヒー店がいっぱいあるわ･･･。どれも入ってみたい〜。
途中でカトリック神戸中央教会に寄る。神戸は戦後すぐに建てられた古い教会がいくつかあって（小学校の頃家族で神戸行った時に見にいったことがある）、どれも雰囲気がある場所だったけど、それも震災でほとんどが壊れてしまった。三ヶ所あった教会が今はここに集約。新しいだけあって建物は今風のバリアフリー。トイレが聖堂の外にあって、これまた引き戸の大きなもの。お堂の中に募金箱があって、箱に「仙台の教会再建のために〜」と書かれてあった。
１１時前にヒギンス到着。当初はいつものセイロンオレンジペコを買うつもりだったが、自信の新作、ミルクティー向けということで「メイフェア・ブレンド」という名前の物を買った。２００９年秋にできたものだそう。へえ。他に葉っぱ用の陶器のスプーンとかも買った。お会計の時にリピーターかどうか聞かれたので、前に来たことあるし、通販でも買いましたと言ったら、二人分が真空パックされたサンプルの紅茶をくれた。ありがとうございます。
来た道をまた戻ってお昼のお店「ビフテキのカワムラ」へ。神戸牛のステーキなんて久しく食べていない。ああもう楽しみすぎてどうかなりそう。しかし店の前に着いた時、まだ１１時２０分ぐらいで、お店も開いてなかったのでその辺をうろうろ。十字路のところでぼーっと立ってたら警官がやってきて現場検証し始めた。古い造りの開業医院で、建物の角っこに車がぶつかった痕があり、おまわりさんたちはそれをちらちらと眺めていた。なんだろヤクザ？ 病院の向かいにある薬局の店員さんが開店業務のかたわら、私と同じように警察のお仕事をちらちら見ていたんだが、そのお兄さんが、「ショートパンツ、ピアス複数個、ゆるパーマ」という非常にゲイゲイしい外見だったのが気になった。
お店へ。カウンターの席に案内される。この店の席は多くない。このカウンターの他に大きな丸テーブルが二つか三つあるだけ。カウンターも丸テーブルも鉄板がついていてその場でシェフが焼いてくれる。折角なのでテールスープのついたちょっとお高めのランチコースを。今日は気合入ってるぜ。まずはサラダ→スープ。サラダは中身もさることながら、オリジナルのドレッシングがよいお味。タルタルにちょっとトマトが入ったようなソースはよくあるけど、ここのはまたちょっと違う風だね。テールスープはうまうま。野菜もゴロゴロ入ってていい。味はすごくさっぱりで、メイン前にはちょうどいいかと。
で、ここからシェフの人が来て本編スタート。ちなみにシェフの人、かつて名古屋国際ホテルで働いていたんだと。私が「今日は荒川静香のチャリティーイベントで来たんです」と言うと、僕大須のリンク行ったことあります、目の前で伊藤みどりが練習してました、といかにもあの頃らしいお話が（笑）。
目の前の鉄板にアルミホイルが敷かれる。ホイルの上には薄く切った食パンが載っていて、野菜は焼き上がり次第普通にホイルの上、肉は食パンの上に置かれるというわけ。ソースは三種類あって、好みのにつけてお食べと。そんなこんなで焼き焼き開始。にんにくはもちろん入れてもらう。まずは野菜。ソースをつけて。おお、やっぱりにんにくと一緒に焼くとそれだけでうま〜い。なんかこれだけでごはんいっちゃえるよ。野菜でこんだけおいしいんだから、お肉様はさぞかし･･･、といううちにお肉様が焼かれて例のスライストーストの上に。早速いただきまーす。あああ、なんという、なんという･･･！ 死ぬほどうまい！ もう当分牛肉は食いたくない。このあまりにも美味な記憶をその辺のド庶民肉の味で上書きしてしまいたくないわ。
異なるソースを試しつつ、びんぼっちくチマチマゆっくりと食べる。ああ、食べ終わるのが悲しい･･･と思っている間に完食。もちろん肉汁のしみたトーストもいただきました。続けて〆のコーヒーとデザートを貰う。デザートは柑橘系のシャーベット。ホタテ貝型の取っ手のついた銀色の器がかわいかった。
店を出ると外はもうすっかりカンカン照り。雨傘を日傘代わりにポートアイランド線へ。車内も外からの日差しでちょっと暑い。うーん、上着の存在が恨めしいぜ。市民広場駅を降りると、今日のイベントの看板があり、兵庫県スケート連盟からのメッセージが書かれてあった。一言一句心に沁みる。
額に汗を滲ませつつ会場へ向かう。ああ化粧直したい。会場のトイレは混んでいるだろうなあ、どっか他にないかなと思っていたら、途中にあった地下駐車場にトイレありの案内があったのでそっちへ。地下はとっても涼しく快適。考えることは皆同じなのか、イベントに行くであろう人が多数使っていた。
会場の前に来ると何やら凄い行列ができていた。立ち見待ちかと思いきや、誘導係らしき人が「指定席券をお持ちの方は左側に並んで下さい」と。えーっと、この軽く二十メートルはありそうな長い列がそれ･･･？ 開場時刻の１時はもうとっくに過ぎてるのに。まあしゃあないか、今日は皆さんボランティアだもんね。準備時間もろくになかったわけだし。というわけでおとなしく最後尾に。並んでいる途中でお久し振りのお方に再会。ちょっと喋っているうちにやっとこさ開場して列が動いた（１時２０分ぐらいだったかな）。チケットを切る時、オークションの入札用紙がもらえた。
私の席はバックステージ側ということで、入ったら会場をぐるっと回らなきゃいけない。通路はどっちかしらときょろきょろしつつ、会場に入ると今日のオークションの品がデデン！ がしかしそこはすでに狂乱の場と化しており（笑）、人々は写真に撮ろうと携帯かざしつつ押すな押すなの騒ぎ。なんとか私も一目見ようと前へ前へ。と、ほんとに一目しか見られず、すぐ後ろへ退散。しかし諦めの悪いオタがたくさんいて相変わらず携帯をかざして前へ前へ。仕切りをしているめがねをかけたおじさんが「下がって下がって、ほら写真撮らないで。･･･撮らないでってゆうてるでしょっ」と半ギレしていた。
とりあえず席へ。ええっ、バックステージ側の席って椅子とかじゃなくて、この階段状そのまんまのところに直接座るの？（席の番号は一応ついてるんだけどね） うはあ！ ケツ潰れる！ ああこんなことなら膝掛けでも持ってこりゃなあ。まあしかしないものはしゃあないので、取り敢えず上着をたたんで敷くことにした（これでかなり楽でした）。おっ、誰かがあっちのリンクサイドでアップしてるぜ。由希奈ちゃんだ！ て、あっ、ゆづもいる！ そしてあの頭は大ちゃんだな（笑）。
というわけでイベント本編のレポを以下に。ほぼ記憶頼みで書いているので、間違いあったらごめんね。
開場時間があれほど遅れたわりには、開演は五分少々の遅れでスタート。まずはスケーターが全員登場（ここではみんなＴシャツにジャージ）。ゆづの姿を見ただけでじーんときてしまうなあ。そしてアナウンサーのコールにより、客席も全員起立して黙祷。もうすぐあれから一ヶ月。黙祷の後、�盒況�からお客さんたちに挨拶。ええまあ、一生懸命喋ってましたけど、いつものようにグダグダカミカミでした（ボカ〜ン）。
一旦全員引っ込んで、アナウンサーが一番手の選手をコール（名前とプロフィールだけでなく、今回の震災に対する本人のメッセージもついた、いいコールでした。しかも全員こういう形でやってくれた）。まずは由希奈ちゃん。音楽が始まった途端感激！ オペラ座だよ！ １８番を持ってきてくれるとは！ おお、レイバックスピンも！ うわーん、早速来てよかったと思えたね！
会場が崇高な空気に満たされてお次はジュニアの安原綾菜ちゃん。最後の前後開脚にはびびったよ。そして次は田村岳斗で「シング・シング・シング」。本人も衣装もかっこいー。おお単発とは言え三回転全部降りたよ、偉い。ま、でもヤマトの偉いところは体型を保ってることだな。本田武史がせめて（以下略）。
続いて新田谷凛ちゃん、國分紫苑ちゃん。紫苑ちゃんのＳＡＹＵＲＩ、今日のが一番よかった。やっとこういうプログラムだったってのが分かったよ。来季がんば。紫苑ちゃんのお次は師匠のテケで、おなじみのAwake。アナウンサーのコールで「宮城県仙台市出身〜」という単語を聞くにつけ、なんとも言えない気持ちに。本人の胸中を思いつつ、ただ感動。が、一方で冷静な自分が「腹筋！」と言わずにはいられない（ボカ〜ン）。アクセルジャンプ、あたしゃてっきり３Ａかと思ったんですが、２Ａだったんですね。ええ〜あのでかさだったら誰だって３Ａに見えちゃうぞ。
火曜日無事届きました＞ハガキ そうか、もうそういう時期なんだな。全く失念しておった。ここ数週は同人に気がいくどころじゃなかったからねえ。て言うか今夏、ビッグサイトは使わせてもらえるのか？ 取り敢えず「津波は天罰」＠現都知事が落選してくれることを祈るばかり。あの人が当選したら間違いなく今年の夏コミは×、下手すりゃ今後ずっと×だよ。まあ今はこういう状況なのであの政権下でなくても×になる可能性は大いにありますが。というわけで参政権をお持ちの都民の皆さんは、責任をもって石原を落として下さいお願いします。
以下はちょっとした雑記。
■２日は会社のウォーキング大会で、朝の五時に起きて犬山へ。名鉄扶桑駅から始まって、木曽川沿いを中心に５キロほど歩いてきました。前にも有楽園を見にこの辺来たことがあったけど、今回はお城よりずっと向こうの道を歩き回りました。ソメイヨシノはまだだったけど、林の中では梅がまだ残ってたし、そして何より、途中にあった一本立ちの薄紅桜が満開でそれはそれは美しく、景色を大いに満喫。ちょうどお城周辺ではお祭りで屋台も一杯出ててにぎやかだった。帰りは金山駅のスギモトで焼肉ランチをいただきました。うめー。来週あたりソメイヨシノが満開だろうから、日曜日に個人で犬山に行って来ようかなあ。実はお城の中にまだ入ったことがないんだよね。
■４月９日に神戸のポートアイランドスポーツセンターで開かれる「東日本大震災チャリティー演技会 〜復興の街、神戸から〜」に行けることになった。主催の兵庫県スケート連盟、そして何と言っても荒川さんの行動力に感服するばかり。まだ試合が控えている選手も多いので、面子はジュニアやプロ選手中心だけど、それでも皆さんよくぞ集まってくれたと思う。由希奈ちゃんがいるのが嬉しい！ 一度生で見たかったんだ〜。田中君も楽しみですな。そしてびっくりなのは出演者の中に結弦がいること･･･。彼の今とこれからを思うと、ただただ不安になるばかりだけれど、しっかり見てきたいわ。
やー、それにしても開催決定からチケット販売、そして開催までの期間のタイトなこと！ だってチケットの一般販売ですら４月２日だったんだぜ、うひゃひゃ（販売はローソンチケットのみ）。ちなみに私は１日のプレリザーブにてＳ席購入。取れるかどうかドキドキだったけど、発売開始の１９時になると同時にアクセスしたら、実にすんなり買えた。ああよかった。しかし早速オクにアップしてる奴らがいるねえ。やれやれ。
当日はスケートのみならず、うまいもの三昧の一日にする予定。今から楽しみ、うひゃひゃ。
■も一つ震災絡みで。火曜の深夜にやってたＮＨＫの「アスリートの魂」再放送を録画で。ちなみに一つ前の時間でＮＨＫスペシャル「“いのち”をどうつなぐのか 〜医療現場からの報告〜」も一緒に録画。
これは番組にあったシーンじゃないんだけど、試合前に民放の夕方ニュースか何かで我が地元の大垣日大のナインが「こちらも全力でやります（キリッ）」と言ってた時には天晴れと思ったものです。が、始まってみれば本当に激容赦ない展開でさすがに途中から「ちょ･･･ごめんやっぱ手加減ありで！ 君ら次あるし！」と思うように（ボカ〜ン）。まあそれでも大垣にとってはやはり精神的にきつい試合だったには違いない。同じグラウンドにいれば、相手の気持ちは嫌でも伝わってくるだろうし。取り敢えず、大垣日大の監督が百戦錬磨の坂口監督でよかったと思う。もし経験の浅い監督だったら迷いが出てしまっただろうし、それが選手にまで蔓延してしまうと、二重三重に辛い展開になっただろう。
「アスリートの魂」本編は、試合よりもそれ以外の部分をクローズアップしたもので、すごくいい作りだった。彼らと彼らを取り巻く全ての人に、どうか幸あれと思うばかり。
■今日昼間にアボのツイッターを覗いたら、衝撃画像が！ アボのか、髪がプラチナに！ えええ〜、数日前のツイートで「オフにプラチナにしてみよかな」なんて言ってたけど、軽い思いつきだと思ってたわ！ マジだったんかい。ちょっと前にえらい短くしたなあと思ってた矢先だっただけに立て続けの展開についていけません。ただの春厨？ 某所ではＡＢＳＬなどと呼ばれておるぞ（笑）。
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