猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2010年01月31日(日) 誰がため

 もともと去年の夏に渋谷でバーダー・マインホフ見た時に予告見て面白そうだなと思ったので、前売り買って行ってきた。前売りは昨日名駅に行った時に買った。上映自体は16日からやってるけど、名駅方面のチケット屋は上映後も結構ずるずる売っているので助かるわい。ちなみに「フローズン・リバー」の前売りも一緒に買ったよ。これももうすぐ名演で始まる。いやあ、楽しみなんだよねえ、これ。

 名演小劇場1で13時20分からの回。昨夜飲み会で寝るのがちょっと遅かったので、この回に間に合うように起きられるか不安だったが、まあ普通に起きられた。それより昨日の服が臭えよ(ボカ〜ン)。何せ昨日は全五人中三人がブカブカのヤニーズだったからして。

 どっかのアニメ主題歌みたいなタイトルの映画だが、別に関係ない。でも邦題としては明らかに据わりが悪いよなあ。原題そのまま「フラメン&シトロン」でよかったのでは。

 第二次世界大戦中、ナチスに占領されていたデンマークが舞台の物語。実在した二人のレジスタンス、フラメンとシトロンが主人公。ちなみにフラメンもシトロンもグループ内の通称で、フラメンの本名はベント、シトロンはヨーンと言う(この本名と通称がごっちゃに出るもんだから、すんごい分かりにくかったよ)。二人は上司の指令を受けて、在デンマークのナチスの高官、また、ナチスに追従するデンマーク人の有力者を次々に暗殺していくのだが、彼らの純粋な愛国心は、上層部の私利私欲に利用され・・・という話。

 で、いきなり話変わるけど私昔っから男女を問わず黒髪の外人が超好きなんです。苦労症顔ならもう完璧(なのでラテン系×。スラブ系○)。んでね、この主人公二人のうち、ヨーンが顔も中身も超好みだった! ぱっと見は「たんけんぼくのまち」のチョーさんなんだけど(ボカ〜ン)、不思議とセクシー。参った。ああどうしよう、もう一回見たい。いいのか、一月からこんなツボな映画に出会ってしまって! 映画自体、人物関係が複雑だったし、上記のとおり名前がごちゃごちゃしてたから、きちんと補完するためにもあと一回必要だよ。もちろんDVDが出たら何回でも見る予定だが、それまで待ち切れん(ボカ〜ン)。でも上映は5日まで。もっと早くに見に行ってたらなあ。

 で、まあそのヨーンなんだが、年の方はすでに33歳。レジスタンスとして飛び回るにはちょっとトウが立っているお年頃。はたして年相応に妻と幼い娘がいる。活動に身を投じる以上、どうしたって家族は捨てざるを得ない。だけどまあ、捨て切れないんですな、これが。地下活動に入ってから相当に修羅場をくぐってレジスタンスとしていっちょまえになっても、まだ未練がある(女房にしてみりゃいい迷惑)。

 んで、ヨーンは破壊工作したり、車運転したりはスイスイやってのけるんだけど、今言ったとおりの人なんで、人が殺せない。やってこいやって言われても撃ち損ねちゃったり。まあこの辺の哀れっぷりがねえ。たまりませんね。いつもの私だったらこんな素人臭いスナイパーなんて「けっ」なんだけど、なんでかな、ヨーンにはひたすらハートを摑まれてしまいましたよ。で、まあお約束でそのうちメーター振り切ってって、後半になると「ミュンヘン」ばりにガンガン標的殺してくんだけどさ。こういう善人が豹変してくのって、ベタだけど大好きさ。ああそりゃもう大好きさ。

 「ミュンヘン」と言えば標的の一人としてハンス・ツィッシュラーが出ててちょっとにんまり。この役者さん、「ミュンヘン」で知ったんだけど(ネコ女殺した後に『布かけとこう』って言う人ね)、なんとも言えないイイ顔したおじいちゃんだよね。近所に住んでて欲しい。すごく知的な顔した人だけど、実際脚本書いたりいろいろこなせる人なんだね。で今ウィキっててびっくりしたんだけど、「僕を愛したふたつの国」にも出てたの!? 私もうこの映画何っ回も見てるんだけど! え、サリーを養子にするあの大尉さん? えええ! 慌ててパンフを見てみたら確かにそうだった。うわあ。

 で話戻って。ヨーンの中の人、名前なんて言うの? マッツ・ミケルセン? 知らん。んー、カジノロワイヤルのル・シッフル役だったらしい。すまん、覚えとらん。あの映画はダニエル・クレイグ以外、見事に覚えとらん。近作は「シャネル&ストラヴィンスキー」で、ストラヴィンスキー役なのだとか。おおその映画だったら今まさに予告で見たよ。ええっ、あのストラヴィンスキーが彼なの? 全っ然違うじゃん。どんだけ顔変わるんだよ!

 そうそれと、忘れちゃいけない愛しのベルケル様もお出ましに。今回の役どころは在デンマークのゲシュタポ。要するに主人公たちのラスボスなんだけど、それを抜きにしてもおいしい役でした。て、いつもそんな役ばかりだけどさ(笑)。心なしかセクシー演技も連発してて、ああ来てよかったと思うことしきり。

 というわけで久々に血湧き肉踊る映画だったわけだが、唯一の欠点は、女がことごくブスなこと。ベントが惚れる女スパイも、ヨーンの奥さんも、「他にいなかったのか」と思うような奴ばかり。この監督、ひょっとしてクローネンバーグ属性? と思いたいところだけど、そうでもないんだよな。フラメンとシトロンの絡みにしても、まともな(笑)監督だったらもっとねちねち描きそうなもんだけど、全然そうじゃねえし。

 例えばね、フラメンの部屋にシトロンが転がり込んでくるのよ。んで、部屋にはベッド一つしかないわけですよ(当たり前だけど)。正しい相棒ものなら、フラメンがシトロンにベッドを譲るか、同衾するもんでしょ? ブルース・ブラザース然り傷天然り。そういうとこから愛と友情が育まれるものじゃないか。なのにそういうのないのよ。フラメン、そのまんま自分のベッドで寝てて、シトロンはソファでぐでーとなってるんですよ。謎だ・・・! 

 なんか久々に長い感想書いたけど、見事に中身がないね。許して。




2010年01月29日(金) 今年になってから見た映画まとめ

・1/7「イングロリアス・バスターズ」
 伏見ミリオン座、19時40分の回。入稿直後、でもって昨日から仕事始めで脳がくったくただったが、今週までなので頑張って行ってきたよ。会員なのに木曜レディースデーに行くのはヤだったけど、まあしゃあない。
 レザボアも含めてタラの作風があんまり好きじゃない私だが、これはいけた。いつになくタラ色が控えめだったせいかもしれん。今年最初の映画に相応しい傑作! なんだけど、出てくるドイツ兵が揃いも揃って超極悪な殺され方をされるので、ドイツ人が見たら気を悪くしそう(笑)。「セントアンナの奇跡」に続いて、ドイツ人もフランス人もその国の言葉を喋っているのがよい感じ。
 ユダヤ人を追いつめるランダ大尉を演じたクリストフ・ヴァルツが最高。この作品で初めて見たけど、まあ主役はこの人だった。ブラピ、完全に食われてたよ。で、そのヴァルツは見事GGAの助演男優賞を! ああめでたい。多分アカデミー賞のレッドカーペットでもこの人を見られることでしょう。今年のGGAとアカデミー賞はなんも目当てがないなあなんて思ってたけど、これで楽しみができたよ。
 劇中には私の大好きなベルケル様もお出ましに。おお今回は珍しく軍人じゃないよ。しかしなんでかフランス人役。それも「ドイツ語も話せる居酒屋の親父」という謎の役回り。軍服を着ていないベルケル様というだけでもレアなのに、この上前掛け姿ですか。きゃー。

・1/8「カールじいさんの空飛ぶ家」(3D吹替版)
 仕事は臨休。車でTOHOシネマズへ。新聞広告のコピーでハヤオが「僕は前半の回想シーンだけで十分だと思いました」なーんて書いてたが、ああ確かに。老夫婦の来し方を描いた冒頭の回想シーンで感動しすぎちゃって、肝心の本編がだるくてしゃあなかったわ。3Dの方も、うーん、もともと3Dで見る必然はこの作品にはあまりなし。て言うかメガネっ子にとって3Dメガネをまたかけるなんて、苦痛ですじゃよ。
 帰宅後は地下鉄に乗ってはるばる池下へ。今年初ペギーでした。おいちかった。栄とかぶらぶらしたかったけど、そんな余力はなし。て言うか、カフェオレ飲んだ後なのに、すげえ眠かった。

・1/16「(500)日のサマー」
 センチュリーシネマで15時50分の回。一時ぐらいに買ったおかげで三番が取れた。いやしかしつまんなかったよ(ボカ〜ン)。文系男子の空回りな恋愛と言えばかの「ハイ・フィデリティ」や、ウェス・アンダーソンの「天才マックスの世界」など、傑作はいくらでもあるけど、これはちょっとなあ。なんでGGAで作品賞(コメディ部門)にノミニーされてるの?
 まあ映像は面白いんだけど、中身がなさすぎ。特に主人公、まだ新人とは言え社会人なのに、あそこまで女を知らないってのはどうなのよ(演じているジョセフ・ゴードン=レビットは凄い。本当に童貞にしか見えない)。ヒロインもどこが魅力的なんだかなあ。だっておめー、ええ年こいて公衆の面前で「チンコ! チンコ!」と叫ぶような女なんだぜ。小学生かよ!
 ま、それはそれとして予告で見た「マイレージ、マイライフ」に期待せずにはいられない。そりゃもう、ジェイソン・ライトマンだものなあ。ああ面白いだろうなあ〜。しかも主演がジョージ兄貴だなんて、もうもう。

・1/17「ウェイヴ」
 去年9月19日の日記に書いてた期待のドイツ映画がやっと地元でも公開・・・、と思ったらシネマテークで16日から22日までのわずか一週間、それも上映は14時45分からと18時40分からの二回だけ。どんだけ捨て公開なんだよ。
 てなわけで17日に14時45分の回で鑑賞。ああ、案の定混んでるじゃん。これはどう考えても名演かゴールド、シルバー劇場でやる映画だと思うんだけどなあ。シネマテークみたいなミニシアターじゃいくらなんでもキャパが足りんよ。なんか経済的な事情でもあるのかなあ。
 映画自体は期待どおり面白かった。確かにシチュエーションはesと一緒なんだけど、esみたいに周囲から隔離された特殊な実験施設じゃなくて、学校という、ある程度は外からの目が届く空間でこういうことが起こるっていう所が違うかな。あと、登場人物もesに比べるとみんな普通ってとこも、恐いところ。特に主人公である先生の人物造型がリアル。この先生、若い頃は東ベルリンで反体制活動してたような人で、その後短大に入って体育教師になって、今に至るっていう人なんですな。ちなみに嫁さんも教師でおんなじ学校に勤めているんだけど、四大出なので、主人公より給料よかったり(笑)。んで嫁さんと二人で暮らしている家のポストには「FUCK BUSH」なんてステッカーが貼ってあったりして、なんか町山智浩がドイツ人になったみたいな人だった(ボカ〜ン)。
 で、こんな先生が独裁の仕組みを生徒に教えようとして、授業の中でいろいろルール作ったりして擬似独裁国家を作るわけなんだけど、これが生徒一人一人が持っているルサンチマンと混ざり合って、悲惨なことになっていくという次第。先生も最初はよかれと思ってやってみた授業なだけに、予想だにしない暴走が理解できないし、そういう現実を受け入れたくない。しかし目の前の事態は紛れもなく自分が起こしたものであり・・・。もう、この辺の葛藤というのが非常に痛々しくて。もちろん生徒の方も内ゲバがあったりして悲惨なんだけど、この先生がやたら気の毒で仕方なかった。ラストも「ああやっぱり・・」。




2010年01月18日(月) 夕刊を開くのが恐くなる

 浅川マキが死んだのはネットのニュースで知っていたので、テレビ欄めくってその名前が出ていたのはまあ別に驚かなかったんだが。思っていたより大きく扱われていたのは嬉しい。で、今別のトピックスを見てはじめて知ったんだけど、名古屋で亡くなっていたんですね。ライブ情報を知らなかったんだけど、15、16、17とjazz in LOVELYでライブをやっていたんですね。日記を読み返して驚いたのは、そのライブの日が(ついでに場所も)そっくり一年前の今日だったってこと。人生って・・・。

 しかし今日の夕刊で予想だにしなかったのは。
(中日新聞夕刊11面)
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ロビンマスク声優が自殺か 東京・中野の路上
 テレビアニメ「キン肉マン」のロビンマスク役の声優郷里大輔さん(五七)=東京都杉並区=が十七日、中野区の路上で腕から血を流して死亡しているのを通行人が見つけた。中野署は自殺とみて調べている。
 中野署や関係者によると、郷里さんは十七日午後三時ごろ、中野区の路上でうつぶせに倒れていた。近くで刃物が見つかり、遺書も見つかったという。
 郷里さんはアニメの声優のほか、テレビ番組のナレーターなどとしても活動していた。
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 マッチョでいながら決して生臭くないあの陽性の声は、自殺とは最も結びつかないものだが・・・。毎週TVタックル見てるけど、声はずっとなんも変わりなかったのに。なんでどうしてよりによって、としか言いようがない。ついこの間、土曜の朝刊で田の中さんの死が載ったばかりだというのに・・・。

 今日のタックルは録画して明日ゆっくり見よ。




2010年01月13日(水) ミープ・ヒース死去

 昨日のスウィトナーの日記を書き上げてから、寝る前にもう一度ネットに繋いだら、この訃報が。嗚呼。

 ミープ・ヒース、アンネ・フランクら八人のユダヤ人を匿い、約二年間の隠れ家生活を援助し続けた五人のオランダ人及びオーストリア人の一人。最後まで存命であった人である。享年100歳だが、二月生まれなのでもうあと少し生きていたら101歳になっていたことになる。93年に夫ヤン・ヒースに先立たれた後も、100歳になってからも、アムステルダムで一人元気に暮らしていたのだが・・・。

 ユダヤ人を匿い援助していたとは言え、彼女も夫も決して裕福なわけではなかった。ヤン・ヒースがレジスタンスに関係していたとは言え、結局のところ特権らしい特権などとは、ほとんど無縁であった。二年間の隠れ家生活を続けられたのはフランク一家に充分な蓄えがあったればこそであったが、それでも彼女、ミープ・ヒースの献身的な協力なくしては実現不可能だっただろう(夫と二人暮しの彼女が数人分の食料、それも配給切符すらない人の食料を購入し、隠れ家に運び込むことは、並大抵のことではなかった)。

 ミープ自身はウィーン出身。貧しい労働者の子だった。第一次世界大戦後、オーストリアは深刻な貧困と食糧不足に見舞われてしまう。両親はろくな説明もしないまま、口減らし同然に11歳の娘を見ず知らずのオランダ人一家へ里子に出してしまう(飢えて弱ったオーストリアの子を救うためにボランティアでオーストリアの子供を引き取って育てようという運動があったのだ)。このオランダ人一家は決して裕福ではなかったが、オーストリアの窮状にいたく同情し、ミープを引き取ってくれたのである。この養家から貰った温情こそが、後年の彼女が示した行動の原点に他ならない。

「たいていの子どもは、親からこんなふうにいわれて育ちます。『いい子でおりこうさんにしていれば、幸せになれるよ』これを裏返せば、『ある人が困難な状況に陥ったとしたら、それはきっと、その人のおこないが悪かったからにちがいない、その人が重大な過ちを犯したからにちがいない』ということになります。何事も因果応報、と。
 とすれば、困っている人は助けずに放っておけばいい、ということになります。本当にそうでしょうか?
 わたしは、こういう考え方がまちがっていることを、自分の体験から学びました。悪いことを何一つしてなくても、ひどい目に遭う場合がいくらでもあることを知っていたからこそ、わたしはあの人たちを助けたのです。」




2010年01月12日(火) オトマール・スウィトナー死去

 会社から帰って夕刊広げて絶句・・・。8日にベルリンにて死去。87歳。しかし波乱万丈の人生だったよなあ・・・(いやもっと凄い人生の指揮者は一杯いますが)。あのドキュメンタリーは今となっては人生最後の花道になったのか。この人がドレスデンに呼ばれた細かい経緯とか、知りたいことが一杯あるんだけど。

 CDが聞きたいんだけど、私のプレイヤーは只今修理中。わああん。

 クルト・マズアには長生きして欲しい。




2010年01月11日(月) インテ無事終了

 今日は昼近くまで寝て、録画してあったたかじん胸いっぱいSP(名古屋では昨夜の放送だった)を見て大笑いして・・・、まあなんと言うか周回遅れの正月気分を満喫しておりました。そのようにしておられるのも、ひとえに昨日お越し下さった皆様のおかげであります。本当にありがとうございました。予想より多くの方にお立ち寄りいただき、既刊本もお買い上げいただき、お喋りもでき、終日気持ちよく過ごすことができました。何より気温があったかかったね。風も、インテと言えば強烈な海風なんですが、それも昨日はさほどでもなかったです。

 お昼は毎回お馴染み、6号館一階にあるうどん屋さんでいただきました。イベント、特に冬のイベントではこちらのうどんが本当に心も体も温めてくれます。きしめんはともかく、うどんには七味入れない派なんですけど、ここで食べる時だけはどばどばかけます。おいしいんだもん。あとフランクフルトもね。フランクフルトは出来合いをあっためながら売ってる所と、ホットプレートで焼きながら売ってる所と二タイプあって、当然ながら直焼きの方がおいしいんですが、今回直焼きの所がどこも長蛇の列だったので、あっため売りの方で買いました。まあこれでも私は充分好きなんだけどね。ただ今回フランクフルトや唐揚げ系は、一旦品切れになる所が多かったなあ。私が買った所も、私か私のすぐ後ぐらいでフランクフルトが品切れになってたし(後の人、気の毒・・・)。たまたまそういうタイミングだったのかもしれんけど、なんか今回のインテは全体的に人が多かった気がする。

 で早速ごめんなさいなのですが・・・。昨日いらした方で、太い黒縁のメガネをかけていらしたお方! 「他界の水ぎわで」「いつも心に太陽を」「一卵性」「南の島の万年雪」「南の島に赤い雨」「Fly,Fly,Butterfly」をお買い上げ下さった方です! 私「南の島に赤い雨」を入れ忘れたかもしれません! ごめんなさい! 大変お手数ですが、念のためご確認下さいませ・・・。もし、入ってなかった、なんて風でしたらご連絡下さい! 即お送りしますゆえ! すみませんほんと、年明けからこっち、体の方はぴんぴんしてんですが、頭の方がもう脳死状態でして。あらゆる方面でポカをしまくっている有り様です。すみません、ほんとすみません。

 そう言えばスタート前にオンリーのチラシが配られていた。おお、まだやるんだ。しかし10月9日かあ。なんとなく会社のウォーキング大会と被るような気がする。どっちにしてもまだ先の話なんで、なんとも。

 イベント終了後はまたいつもの面々とATCにある店で時間を潰した。一階の広場で嘉門達夫にすげえよく似た人が歌っていたのだが、ポスターを見れば、本物であった(ボカ〜ン)。帰りラッシュのピークが過ぎた頃、ATCを脱出して梅田へ。引き続き夜の宴会となる。明日が休日と言うこともあって今日は10時半発ののぞみ最終で帰ることにしていたので、いつもよりぐっとのんびりできた(のんびりしすぎて危うかったかも。なんせふっと腕時計見たら9時55分)。まあひとまず楽しく無事帰宅。やっと2009年を終えた気分になれた。いやあ、この間の冬コミだって短い中で楽しくやったけど、そんでもとてもじゃねえけど年越し気分にゃなれなかったからねえ(笑)。

 ああしかしなんとか入稿したなあ・・・。プリンターのこともあるし、次回からは本文もデータ入稿にしたいです、マジで。内容にしてもねえ。ほんとはもうちょっと書き進めたかったけど、まあ第二話のきちっとしたオチはまた次回以降ということで(ボカ〜ン)。どっちにしてもこれ以上厚い本はちょっとね(笑)。

 以下は最近の愚痴など。

・去年下半期全然映画行けなかった。スターキャットの会員特典が恐いくらいに余っている。これを果たして四月末までに消化できるか〜。

・頭脳警察の復活ライブに行けなかったああ。名古屋では11月28日で、その日はそもそもブロンフマンのコンサートがあったので、ハナから諦めていたんだけど、その後ブロンフマンが中止になっても、原稿のことがあったんで諦めたのさ(思えばこの時期はクラシックでもいいコンサートが集中してた・・)。ぐすん。せめてドキュメンタリー映画だけでも行きたかったんだけど、これまた行けなかった。シネマテークで8日までやってたんだけど、脳死状態で頭脳警察のドキュメンタリーを見るなんて無理だよお。せめて三部作(!)のうち一本だけでも見たかったけどなあ。ひとまず8日に映画館に行ってパンフだけ買ってきたよ。ああ虚しい! パンフには橋本治や大槻ケンヂが寄稿していた。

・二日ににんじん切ってたら、左手人差し指の先を切ってしまった(これがほんとの思いっ切り・・)。最初に使った時「ああ大分切れ味が落ちてるな。そろそろ研がないと」と思った次の瞬間に・・・。ふわーん、まだ原稿の仕上げがあるのにい。とにかく俺のドジを呪うばかり。まあそんなにひどくなかったけど、いまでもシャンプーには難儀しておる次第。

・読む本読む本、ドイツ関係のここ二年。今年は違う本が読みたい。人様から借りっぱなしの本や漫画も相変わらずだし・・・。すみません。個人的には去年没後二十年たった開高健に読みふけりたい。この人のはエッセイばっかり読んでて、長編小説を読んでないからなあ。「輝ける闇」とか。て言うか9日にロフトの歯医者行ったついでに地下にできたジュンク堂で買ってきた。あとエッセイの「生物としての静物」も。ええ好きなんです、このエッセイ。

・相棒が一回も見られなかった・・・。長年見ててこんなのは初めて・・・。

 というわけで今年も頑張りますので、よろしくお願いします。同人誌の通販、更新しました。新刊のご注文もいつでも承っておりますので、是非。




2010年01月05日(火) あけましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いします。

 おかげさまをもちまして入稿できました。インテ、新刊あります。いやあ、危なかった。印刷所が閉まるのが7時半だってのに、家出たのが6時45分。まあ、20分程度で行ける所とは言え。ほんっとにギリギリでした。直前になってプリンターがやばくなるし。まあでも最後まで頑張ってくれたプリンター殿には感謝です。で、結局表紙込みで212ページになりました。ふう。

 いろいろお知らせするべきことはありますが、なんしろ明日会社から帰ってすぐクロネコにインテの荷物を持っていかねばならず、そのためには今日これからすぐ荷造りしなければということで、すみませんが、今日のところはこれにて。



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