猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2009年10月30日(金) 落ちたよ、ぎゃあ

 なんか去年も冬落ちたよなあ。続くねえ。

 同志諸兄に落ちました報告をしまくっていたら、こちらへの報告が遅れてしまいました。すみません。

 でその同志諸兄も今んとこ二名墜落している(涙)。あ、章さん受かったか。がしかし新刊はどうしたものか、です。

 申し訳ないですが、詳細は後日てことでよろしゅうに。




2009年10月27日(火) いろいろ

■BBC版「アンネの日記」、公式サイトは毎日見てますけど、なかなか再放送情報は来ませんねえ。業を煮やしたワタクシ、一昨日とうとう米アマゾンでDVDを注文してしまいました。リージョン1だからパソコンでしか見られんけど、字幕も吹替もないけど、もう見られるだけでいいから見たいのっ。でもアンネ役のエリー・ケンドリックって、吹替の永田亮子と全然違って、結構ドス声なんだよね。他のキャストはみんな、わりと近い声なんだけど。あんだけ癖のあるファン・ダーンのおじさんの声にしたって、元の役者さんもあんな感じの声だしね(笑)。でもまあいいです、なんでもいいです。ちなみに今日米アマゾンから「発送したよ」メールが来たので、もうすぐ着くでしょう。

■いつの間にか金山にアニメイトができていた。場所はMANBOOの一個隣にある金山共同ビルの二階。をいをい、私をこれ以上だめ人間にしないでくれよ。まあなんにせよこれからは予約も買物も気楽にできるというもの。てなわけで21日に初めて行ってきたのですが、さすがに名古屋ほど広大ではなく、あれのコンパクト版という感じ。まだオープンして間もないせいか、店の人が大変そうだったなあ(あそこのバイトはベテランでも大変だろう)。あそこは毎週火曜日に自社製の新しいキャラグッズがどっかどっか入荷して、水曜日にもキャラ関係の品がどっかどっか入ってくるから、今日はもう店員必死だろう。

■21日の続き。23日に出る「少女ファイト」の特装版と009の朗読イベントのDVDを予約しに、アニメイト金山店へ行ったわけだが、009は告知の方がまだ出ていなかったので後日回しとし、少女ファイトを予約。バーコードがなかったので、店員さんに直接申し込み。ああ、閉店間際になんと迷惑な客よ。が、何か問題があったのか店員さんがいくら予約機をいじってもで予約できず。結局その日のうちには予約できず、翌日電話を貰うことに。
 一応無事予約できたので、今日27日に引き取り。009はやっぱりまだ出ていない。ありゃりゃ。ま、いっか。そんなことより今日は「ふたつのスピカ」だよ。ついに最終巻!! ああ!!
 てなわけで帰宅後早速読みたかったのだが、旅行の疲れと、昨日の寒さのせいもあって百日咳が極若干ながらぶり返し気味でだるいので、今日はもう寝ます。少女ファイトはまあ、特装版早く買わないとすぐなくなっちゃうから予約して買ったけど、雑誌で読んでいるので、そうせかせか読む必要もなし。もうとにかく寝るす。




2009年10月24日(土) 京都行ってきました

 昨日から一泊二日で会社の人たちと一緒に(去年とほぼ同様の面子)京都へ行ってきた。ちなみに昨日は会社が臨休だったのさ。一日目は何しろお天気がよくて非常に過ごしやすく・・、いや結構暑かったかも。日傘持ってくりゃよかったと思うことしばし。紅葉のシーズン前だったこともあって、どこも比較的すいていてスムーズな行程となりました。

 また例によって名所旧跡をワゴンタクシーでぐるぐる回ったわけですが、生まれて初めて行った所もいくつか。そのうちの一つが大河内山荘。チャンバラ映画の大スター、大河内傳次郎が作ったお城のような別荘である。いやほんと、お城みたいなのよ。お庭からは京都が一望できるしね。比叡山も大文字も丸見えですよ。ちょっと入っただけの私ですら「御前、こちらに・・・!」て気分になりましたから(それむしろ鎌倉の老人)。いやあ昔のスター様は違うねえ。しかし晴天のわりには全体的に風景がガスってたような気が。最近また黄砂がやってきているというから、それかな。

 二日目はうって変わって曇り空でやや肌寒し。上着は持っていたので無問題だったけど、大原近くにある瑠璃光院に行った時は、はっきり寒かった。うう、京都もちょっと北に行くと寒いなあ。でもお庭は素晴らしかったです。紅葉の季節だったらなお一層神々しい景色だったに違いない。こちらでは入館料込み千円でお抹茶も飲める。素晴らしいお庭とおいしいお抹茶。なんというへうげ。でまたお茶についてた栗きんとんが激ウマで。どっかに売ってないかなあと思ったら、院内の売店で売っていたので即購入。六個入りで1100円とちょっと割高でしたが、それでもいいと思うくらいおいしかったの。ちなみに「若菜屋」ってとこの栗きんとんだそうです。

 二日目にはかの千家と裏千家の前も通ってもらいました。なんと両家はお隣同士なのですね。いずれもぱっと見は地味な門構えなんですけど、言われてみると何やら背中にざわざわ来るものが。近くには茶道学校(どっちの家が経営しているのかは失念)もあるんだけど、一体どんなとこなんでしょうね。いや、そりゃお茶習う所なんでしょうけど、なんか恐そう。へうげの読みすぎかしら。したらば運転手さん、かの学校について「まあケッタイなとこですわ〜」と苦笑い。運転中、運転手さんが利休と秀吉の対立について我々に解説してくれたのだが、もうすっかりへうげが史実と思い込んでしまっている私には、一切の通説が耳に入らなかった。ごめんなさい。

 そんなこんなでこの日は7時には帰宅。思えばへうげに黄金の日日にどっぷりな今日この頃にはぴったりの旅でした。帰宅してすぐ小鉢を散歩に。その後は家族でうなぎ食いに行ったりして豪華な締めくくりとなりました。ああしかし一杯歩いて階段も登って、ちょっと疲れたかも。




2009年10月19日(月) 明日深夜からマンガ夜話

 自分用覚え。めんどいのでいしかわじゅんのサイトからコピペ。すんません。今夜はよつばの再放送で、新作は明日の深夜から。

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10/19(月) 24:40〜 「よつばと!」再放送
10/20(火) 24:40〜 「ケロロ軍曹」
 ゲスト:矢口真里/半田健人
10/21(水) 24:40〜 「リストランテ・パラディーゾ」
 ゲスト:川島明(麒麟)/皆川ちか
10/22(木) 24:40〜 「もやしもん」
 ゲスト:山田五郎/内田春菊/加藤未央
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 をを、ついにオノナツメやるか! 夏目さんがオノナツメ好きなんだよなあ、確か。となると割合好意的に扱われると思っていいのだろうか。とは言えオノナツメは熱心なファンが多いから、いしかわじゅんなんか、例え好意的なこと言っても恨みを買う恐れが。だってそれがいつものいしかわじゅんの運命。まあそれはそれで楽しみなんだけど(笑)。個人的には今回これが一番楽しみかな。あとはケロロで岡田斗司夫がどんだけ語ってくれるかだね。

 ほいでもって12月もやるんだってよ。もっかいコピペ。

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12/21(月)24:00〜 井上雄彦「リアル」
 ※11/28(土)山梨県甲府市「甲府市総合市民会館 芸術ホール」で公開収録

12/22(火)24:00〜 高橋留美子「犬夜叉」

12/23(水)24:00〜 志村貴子「青い花」
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 やったあ! 「リアル」やってくれるんだあ! 楽しみ〜。




2009年10月18日(日) 多すぎて嬉し泣き BS世界のドキュメンタリー

 NHKBS−1の「BS世界のドキュメンタリー」、今年一年の間にたくさんの東西関連の番組をやってくれましたが、11月は壁崩壊の月ということもあって、さすがという感じ。

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第1週>
壁の時代を越えて 前編 (仮)
11月10日 (火) 午後9:10〜10:00
ベルリンの壁が東西を分断していた時代、東ドイツでは「普通の市民たち」の生活の隅々にまで秘密警察シュタージの監視の目が光っていた。壁の崩壊までに東ドイツでは何が起きていたのか、壁崩壊後の20年で彼らの人生はどう変わったのか、そして、壁の時代とは何だったのか。当時の貴重な資料映像とインタビューによって、激動の時代をドラマチックに描く。(全2回)

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第1週>
壁の時代を越えて 後編 (仮)
11月11日 (水) 午後9:10〜10:00
ベルリンの壁が東西を分断していた時代、東ドイツでは「普通の市民たち」の生活の隅々にまで秘密警察シュタージの監視の目が光っていた。壁の崩壊までに東ドイツでは何が起きていたのか、壁崩壊後の20年で彼らの人生はどう変わったのか、そして、壁の時代とは何だったのか。当時の貴重な資料映像とインタビューによって、激動の時代をドラマチックに描く。(全2回)

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第1週>
壁を越えた愛 (仮)
11月12日 (木) 午後9:10〜10:00
1961年、ベルリンの壁が建設され東と西に引き裂かれた家族は少なくなかった。そのなかに、勇気ある若い夫婦がいた。夫は東ドイツに残された妻子を、トンネルを使って脱出させようと試みる。しかし密告で一家は東ドイツの秘密警察に捕えられてしまう。果たして、家族は揃って西ドイツに住む夢をかなえることができるのか・・・。壁建設直後、混乱期のベルリンを描く。

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第1週>
ライプチヒの奇跡 前編 (仮)
11月13日 (金) 午後9:10〜10:00
1989年10月9日、社会主義統一党による実質的な独裁制が続いていた東ドイツのライプチヒで、7万人を越える市民が自由を求めて非暴力のデモ行進を行った。「ライプチヒの奇跡」と呼ばれるこの平和デモは、ベルリンの壁崩壊、翌年の東西ドイツ統一のきっかけとなった。その真相を、市民の新証言と初公開の警察が撮影した映像などを軸に明らかにする。(全2回)

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第1週>
ライプチヒの奇跡 後編 (仮)
11月14日 (土) 午後11:10〜翌0:00
1989年10月9日、社会主義統一党による実質的な独裁制が続いていた東ドイツのライプチヒで、7万人を越える市民が自由を求めて非暴力のデモ行進を行った。「ライプチヒの奇跡」と呼ばれるこの平和デモは、ベルリンの壁崩壊、翌年の東西ドイツ統一のきっかけとなった。その真相を、市民の新証言と初公開の警察が撮影した映像などを軸に明らかにする。(全2回)

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第2週>
証言でつづる現代史 こうしてベルリンの壁は崩壊した 前編  (再)
11月16日 (月) 午後9:10〜10:00
'08年1月12日にBSドキュメンタリーにて放送

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第2週>
証言でつづる現代史 こうしてベルリンの壁は崩壊した 後編  (再)
11月17日 (火) 午後9:10〜10:00
'08年1月19日にBSドキュメンタリーにて放送

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第2週>
24時間ドキュメント 壁崩壊の夜 (仮)
11月18日 (水) 午後9:10〜10:00
「東ドイツ国民すべてに、特別の許可なくドイツ国境からの出国を認める。」
ベルリンの壁の崩壊は、東ドイツ政府のスポークスマンによるこの不用意な発言がきっかけだった。これを聞いた大勢の東ドイツ国民が壁に押しかけ、一気に崩壊へとつながっていったのだ。未公開の映像や再現映像を織り交ぜながら、激動の一日を振り返る。

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第2週>
旧東ドイツ 激動の日々 前編 (仮)
11月19日 (木) 午後9:10〜10:00
ベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一からの数年間、旧東ドイツの人びとが体験した激変を、経済・法律・社会・生活習慣から日常会話、人びとの感情の揺れ動きまで、さまざまな側面から描き出し、歴史的な体制崩壊が東ドイツの1700万人に何をもたらしたのかを描く。それはどんな物語よりもスリリングで、感情に満ちあふれた現実であった。(全2回)

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第2週>
旧東ドイツ 激動の日々 後編 (仮)
11月20日 (金) 午後9:10〜10:00
ベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一からの数年間、旧東ドイツの人びとが体験した激変を、経済・法律・社会・生活習慣から日常会話、人びとの感情の揺れ動きまで、さまざまな側面から描き出し、歴史的な体制崩壊が東ドイツの1700万人に何をもたらしたのかを描く。それはどんな物語よりもスリリングで、感情に満ちあふれた現実であった。(全2回)

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第2週>
ベルリンの野うさぎ (仮)
11月21日 (土) 午後11:10〜翌0:00
かつて、二重に張り巡らされていたベルリンの壁の間の緩衝地帯に、無数の野うさぎが生息していた。うさぎたちの目線から壁の建設と崩壊を見つめる異色の映像記録。壁に運命を翻弄された野うさぎたちが東ドイツの庶民の姿に重なる。

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第3週>
ラジオ・フリー・ヨーロッパの闘い 〜冷戦下・東欧の市民たちへ〜 (仮)
11月23日 (月) 午後9:10〜10:00
東側の市民へ民主化への呼びかけを行ったラジオ・フリー・ヨーロッパ。1950年から1991年まで、ソ連の影響下にあった東欧各国に向けてラジオ放送を続けた。マイクの前に座り、“鉄のカーテン”の向こうに語りかけていたのは、自らもチェコやハンガリー、ルーマニアなどから逃れてきた人びとだった。
妨害や命の危険を乗り越えてRFEの放送を担った人びと、放送を聞き民主化への希望を持ち続けた人びとの証言をもとに、ラジオ・フリー・ヨーロッパが東西冷戦の終結に果たした役割を描く。

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第3週>
1989年からの出発 旧・東ドイツ“英雄都市”の試練 〜壁崩壊より20年〜 (再)
11月27日 (金) 午後9:10〜10:00
1989年という激動の年。ポーランド、ハンガリー、東ドイツ、チェコスロバキア、ルーマニア、ブルガリアの共産主義体制が、わずか1年あまりの間に雪崩をうって崩れていった。自由を求め革命を支えた東欧諸国の人々は、国のあり方をどのように問い、変革を目指したのか。そして、どのように実現し、裏切られてきたのか。東欧革命から現在まで、この20年の汗と苦悩をシリーズで見つめる

<シリーズ ベルリンの壁崩壊 20年 第3週>
あの日 僕は壁を越えた (仮)
11月28日 (土) 午後11:10〜翌0:00
1989年11月、ベルリンの壁が開き、多くの人が壁を越えた。20年前、その瞬間を撮影した二組に焦点を合わせ、今の姿と重ね合わせる。高校生のカップルは東から西へ、追放されていた市民運動家は西から東へと国境を越え、それぞれの自由を満喫した。


 以上。頑張って録画すっぞ。




2009年10月11日(日) 原画と朗読で綴るサイボーグ009の世界

 書き忘れておりましたが、受付確認ハガキは無事届いております。取り敢えず999ではありません。

 そんなことより今日は朗読イベントですよ。というわけで原稿そっちのけで上京。私が取ったのは2時半開演の部なので、それに間に合うように出発。にしても昨日まで渋谷C.C.レモンホールって何? って感じだったんですけど、なんちゃない、かつての渋谷公会堂なのであった。

 銀座で伊藤屋を覗いた後、JRで渋谷へ。坂をつるつると上って2時頃には難なく到着。と、ホールに入る前に誰かから声をかけられる。なんとまあ意外な(でもないか)方々であった。わざわざ関西から来たのかと訊ねると、「石巻から」と(笑)。なんでも昨日はあっちでやってた島本和彦のトークライブに行ってきたらしい。そんなこんなで会場内へ。チケットを切ってもらうと、係から関連チラシをもっそり渡された。

 チケットが余りまくっているなどという噂も耳にしたが、どうしてどうしてなかなか満杯でないの。客層は高校生から大学生の女子が目立った。やはり声優ファンが中心なのだろう。パンフレットが売っていたので買おうと思ったが、売っている二箇所ともン十メートルの列ができていて、とても買う気になれず。別の所でみんなが何かの申し込みをしているのでなんだろうと思ったら、なんとまあ、この間のラジオドラマと今回の朗読イベントがセットになったCDとDVDが12月下旬に発売されるんだそうで、この場で申し込めば初回は確実にゲットできるということで、みんなこぞって申し込みをしているのであった。うーん、それなら買いたいなあと思ってチラシを手にとって見ると、アニメイトでも10月19日から予約受付予定とあった。ふーん、そんならそっちで予約しようっと。他、「超!A&Gショップ」でも受け付けてるんだそうです。ちなみにこちらから予約できます。
http://aandg.shop-pro.jp/?pid=16451949

 というわけで時間どおりに開演。さて、先述したとおり今回のイベントは年末にブツが出るので、それをさらっぴんで楽しみたいという人は、こっから先は読まないでね。

 舞台の設計として、まず机と椅子がありまして、声優さんたちはそこに座って、台本読みながらセリフを言います。端役の方々は向かって左にある台座みたいな所で立ったり座ったりしながらセリフを言います。舞台のバックにはスクリーンがあって、そこにページやコマが大写しにされ、効果音やBGMと共に進行していきます。画面によっては別の幕を下ろして、そこに効果映像映し込んだり、なんてことも。んで、BGMなんだけどこれが嬉しいことにラジオドラマと同様、新ゼロなんだよね〜。うわーい。

 それから登場順に声優さんたちが出てくるんですが、なんかねえ、ベテランの藤田さんや周夫さま、法子ちゃんとかはまあ無難な格好なんですけど(て言うか法子ちゃんは肩が見える白のワンピース姿で超かわいかった)、他の男性陣がなんでかみんな服が変なんです! 龍田さんがチャイナ服なのはまあ妥当として、あとの人らがねえ・・・。いやあ、ああいう格好、ミキシンや子安がするならまだ分かるんだけどね。だけど置鮎なんてさあ、あんた一番そういうのやらなさそうな人なのに、一体どうしちゃったの。あんたが一番気合の入ったリサイタルファッションだなんて! て言うか私が知らないだけなのかな。ファンに言わせれば「あら置鮎さんはいつだってこのぐらいキメキメなのよ!」なんだろうか。まあいいや。んで、それだったら誰よりも嬉々としてキテレツな格好をしてくれそうな緑川が一人だけ普通の格好だったりするからわけ分からん。それともあれか、他の皆さんは「明日××な服着てこうぜ!」「いいですね〜」てな風に打ち合わせ済みだったんだけど、緑川だけ仲間外れにされたのか?

 とまあ、ここまではご愛嬌なネタ。さあ、こっから先はいよいよ肝心の中身ですよ。まずはナレーションて感じで1が延々喋ってくれるんですね。で、イワンって言ったら大概赤ちゃん喋りって言うか、子供っぽい感じで喋るじゃないですか。ところが藤田さんてば、マライヒみたいな麗しい声でやってくれちゃったの! いやーん、幸せ! でもって今回の脚本だとイワンのキャラがかなり変わってるのよ。私らのよく知っているコンピューターみたいな奴じゃなくて、いっぱしに感情があって悩んだりするんだよね。で、それで声があの調子なもんだから、アルフレドに見える! つかはっきり言ってスクリーンに映る石ノ森絵が邪魔でした(ボカ〜ン)。

 ああしかしこうなっちまうと分が悪いのが島村。本来ならヒロインであるはずの彼が、全ての色気をイワンに持ってかれちまう始末。うーんこれは神谷君ちょっと可哀相だね。神谷君の演技にはぜーんぜん問題なかったんだけどね。あるとすればやっぱり脚本の方ですかな。はいはいきたきたきた。

 今回のお話はお題のとおり海底ピラミッド編なんだが、回想という形で各人の過去話がいろいろ出るんですね。一人一人が拉致られるいきさつなんかが、結構きっちり出てくる。島村は例の七夕話なんかも出てくるんだけど、いかんせん今回の脚本だと島村の性格が超銀臭いんだよね(ボカ〜ン)。や、さすがにあそこまで性格悪くないけど、リーダーというポジション以外に何もないような島村になっちゃってるもんだから、過去話とか出てきても、可哀相さが今一つ。

 でも島村なんかはまだいい方ですよ。目立って残念なのがジェット。置鮎さんは確かに基本的には上品な声の人だが、一方でああいうガラッパチもやれる人のはず。が、この脚本家何を間違ったのか、ジェットを非常にセンチメンタルな人として描いているんですね(いやマジで。ネタじゃないからこれ)。それ間違えすぎ。いやもうどのくらい間違っているか一例を挙げますと、まず誕生編でのシャーク団との絡みですよ。あのジェットが刺してしまうシャーク団の人がフリオなんて名前で、子どもの頃ジェットと友達だったという話になっているんです! 「僕とフリオと校庭で」。いや校庭にゃいませんでしたけど、ジュークボックスで仲良く音楽を聴く仲ではあったそうです。で、そんな仲良しだったフリオと成り行き上対立してしまい、挙句殺してしまったことをジェットは今でも後悔して悩みまくっているんです。また悩みの文句がいちいちポエム臭かったり。やあ、突っ込みは皆さんにお任せしますよ。

 と、島村とジェットがこんな風に脳味噌まで改造されてるっぽいので、当然のごとく29要素は極めて薄いです。ま、この二人で29やられてもなあ、なんですが、どうしてどうしてサービス精神旺盛な脚本は、回想で「どこ落ち」までやってくれるんですね! いや「どこ落ち」を音つきで見られるなんて、そりゃ贅沢な話ですけど、なんだか味気ないどこ落ちで、場面が終わるともう全然どういう風だったか思い出せませんでした。

 で、さてお待たせしました。我らがアルベルトさんですよ。ジェットのこれで皆さんも大概覚悟ができてると思いますが、まあ、そういうことです(ボカ〜ン)。

 私も最初のうちはまあこんなもんかなと思いながら聞いていたんですが、いやあ。海底ピラミッドのアルベルトって言ったらですよ、他のエピソードより抜きん出て知的で冷静じゃないですか(いやファンの欲目として)。でもそれが全然ないんです! 中井さんが勘違いしているのか、脚本(演出)が勘違いしているのか、どっちなのかは分かりませんが、このアルベルト、なんにでもポンポン突っかかる奴で、感情の抑えというのが全くないし、空気も読まん。はっきり言ってジェットや島村よりガキです。センチなジェットも珍種ですが、動物並みのアルベルトなんて珍種どころか突然変異ですよ。

 キャラ付けがそういう風なもんだから、中井さんの喋り方もやたらガラッパチでねえ(中井さんは本来ならちゃんとしたアルベルトをやれると思う)。ああ、ラジオドラマに引き続き「2と4は逆にせい」が。いや、逆って言うよりジェットが二人って言った方が近いかな。もうなんか、「ジェットがまかり間違って1930年代のドイツで生まれて育ったらこうなりました」って感じ。後日「もう、こんなアルベルトだったのよう」と章さんに話したところ、「ジェットベルト」と命名されました。いやあ。没ベルトとかアイモリヒとかいろいろくぐってきたけど、ジェットベルトって、こんな奴はちょっと予想できなかった。

 しっかしねえ。突っ込みがループしちゃうけど、何をどうやったら2と4を逆に捉える? もう間違えようがないだろっ。むしろ難しいぜ、そんな風に考えるの!

 そのくせ「代理戦争はごめんだ!」とか原作お馴染みの決めセリフはちゃんとやってくれるんですね。でもジェットベルトじゃ何言っても説得力ありゃしねえ・・・。メイムちゃんとのやり取りだって萌え度ゼロ。て言うかメイムちゃんの方がモノ考えてそう。ジェットベルトは魚類以下だった。あ、メイム役の久川綾はとってもよかったです。裾の長い青いドレスも綺麗だったよ。

 説得力ねえアルベルトと言えば、今回全員にまんべんなく回想シーンが用意されているんですが、その中にピュンマが例の天使編で原住民の女の子に自殺されてしまうエピソードも入ってるんですね。そこで原作どおり「体なんて精神の器に過ぎない」とか言ってピュンマを叱咤激励するんだけど、まあ効果ゼロだわな。ピュンマ役の緑川はよかったですよ。うん、まあこれは外れようがないわな。今回の話、全体として98っぽかったような気がしなくもない(笑)。

 とまあ文句を言いつつも概ねネタとして楽しめる感じなのですが、一つだけシリアスにもやもやしたのが。回想でヒルダのことを思い出しているんだけど、その、壁越えをした理由って言うのがですね、「ヒルダが(東側の管理社会の中で)次第に精神を病んでいったために、どうしてもこの国を出るしかなかった」って言うんですよ。悪いけどここだけはマジで嫌な気分になったよ。

 おっと忘れるとこだったけどフランちゃん。いやこれがねえ、島村への恋愛感情以外何一つ中身がない、まるで超銀みたいなフランでした。法子ちゃんがよかっただけにこれは残念ですなあ。他56は予想どおりぴったり。まあこれは当たり前。龍田さんの6は意外な笑わせシーンもあったりして、すごくよかった。7の小野坂は案の定うざかったけど、まあこれは無視すればよい(ボカ〜ン)。田中さんの伯爵は素晴らしいのひとことで、この人が一声発するだけで、雰囲気が重厚になる。いつまでもいいお声でいて下さい(つか今日よく考えたらスラダン率高し)。

 上演は3時35分から15分間の休憩が入ったりもしたが(この時間は物販がすいてて、おかげでパンフも買えた)、終わったのは5時ちょい前。アンコールも特になく、トークもなしで実にみっちりした内容だった。うーんもうちょっと早く終わってくれたら、なんかうまいもの食べて帰りたかったんだけどなあ。今からじゃ品川から乗っても、帰れるのは7時過ぎだから寄り道なんてとてもとても。小鉢にウンコをさせてやらにゃあ。親は旅行で夜遅くにしか帰ってこないし。というわけで帰りはどっこも寄らずにまっすぐ帰宅。散歩が終わった後、うまいものが食べたくなったので、地下鉄で気晴亭に行って、ひれオイル焼きとんかつを食べてきた。生ビールにまんざもつけて、大満足。

 て、簡単にアップするつもりがこんなに長くなっちまったよ。




2009年10月05日(月) 青山二丁目劇場で009 後編

 さあ後編というわけで準備万端整えてパソ前に。質にはすっかり安心しきっているので、前回ほどの緊張もなく、リラックスして萌え萌え。ああしかし2と4の合ってなさが玉に傷(笑)。まあこれはネタだと思えば全然ありだけど。

 今回はセリフいっぱいの草尾ジョー。前回のクリカン脱走ではあれだけ突っ張ってたのに、今回はことあるごとに戸惑ったり、悲鳴をあげたり、大したヒロインぶり(笑)。とにかく全員に(イワンにまで)尻尾振りまくってます。

 原作でジェットがジョーに向かって、日本人なのになんで髪黒くないの、ていうセリフがあるけど、なんでかここではフランがジョーに言っていた。原作だとフランは「あなたは日本人よね」って言うだけで髪の色どうこうまでは言ってないよなあ。うーん、できればこういうセリフはアホウのジェットに言って欲しかったんだけど、まあ今回のあまりにもレベルアップしたジェットじゃ無理があっか。

 締めはやっぱり前回と同様、「誰がために」。この間のとはまたちょっと違うアレンジでしたが、やっぱり新ゼロはいいねえ。いやほんと、音楽だけなら神だよなあ。

 さあてあとは日曜日の朗読イベントだねえ。




2009年10月01日(木) 書き忘れていたけどトラビが復活するんです

 9月28日の中日新聞朝刊総合欄。ドイツの総選挙の結果を伝える記事の左下に、こんなニュースが。

■旧東独の国民車「トラバント」 電気自動車モデル登場 独のショー

 なんですと。東ドイツにおいて国民車であった(て言うかそれぐらいしかなかった)トラバント、愛称トラビがインディカーやヘルパー等の共同開発によって電気自動車として復活するとのこと! 27日に閉幕したフランクフルト国際自動車ショーにて出展されたとの由。写真も載ってたんだけど、多少の改変はあるものの、これは確かにトラビ。どうしよう、欲しい(ボカ〜ン)。ああでも電気自動車って超高いんだよね。くっ、こうなったら今から貯金すっか。

 もともと共産主義の東ドイツじゃトラバントって申し込んでも何年かしないと買えなかったと言いますな。でもまあ庶民の皆さんはその辺を見越して早めに申し込み、ゲットするまでの間にこつこつお金をためて、いざ順番が回ってきたらすっと買う、という形だったそうな。私もそれを習うとするか。

 それ以前に日本で買えなかったらどうしよう。



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