猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2009年06月26日(金) IKKI8月号「ぼくらの」最終回

 毎度なるべくバレにならないよう書いているつもりだが、それでもやはり未読の方は読まない方がよろしかろうかと。





 最終回を迎えるべく、昨日から単行本を一巻から一気読みし、IKKIのバックナンバーでここ数ヶ月の分もパラっと目を通して、まさに万全の態勢で最終回を読んだ。

 一巻を読むとココペリの言葉がいちいち心に響く。あと、洞窟に入って行く時、それとみんなが契約する時に、マチのアップが結構目につく。他にも再読して初めて気がついたシーンが一杯あった。ココペリ戦が終わった直後、ツバサに電話するモジとか。「ツバサはこなくてよかったかも。」うわあそうか、ツバサもジアースに乗っていたかもしれなかったんだ。病気じゃなかったらナギも含めて三人で参加していた可能性もあるよな。運命って・・・。ツバサがあの心臓がモジのものであると気づく過程は、モジ編読むと明らかに明らか。そりゃどう転んでも気づくわな。

 一巻のウシロ、顔がこないだうちのウシロの顔と全然違っててびっくり。最近のちょっと浄化された奴に慣れちゃうと忘れがちだが、こいつのカナちゃんに対する鬼畜っぷりは読み返してもやっぱ不快だわあ。理解できない♪ もしウシロがジアースに出会わなかったら、数年後にはカナに対する暴力が性的なものに変わっていったに違いない。ジアースに出会っても出会わなくても、彼のその後には大した救いはなかったのかもしれないな。

 で、まあほんまもんの鬼畜である畑飼の鬼畜っぷりは、何度読んでもすがすがしいわ。この作者「なるたる」でもこんなような奴出してたよなあ。まあハヤオの作品に四角い顔したイジメ役が必ず出るのと同じ理屈で、要するに作者のダークサイドなんだろう。マキ編はパパとママにひらすら涙。

 他にも、ああコモが最後に弾いた曲ってラヴェルのソナチネだったのか、とか。これ、職場のBGMの一曲だったりする(笑)。最近の演奏技術がどうだか知らんが、中一にこんな曲弾けるのだろうか。どうでもいいけどラヴェルはラヴェルと表記して欲しいのことよ。「ラベル」なんて、真っ先に蜂蜜の瓶を連想してしまうよ。まあ自分でもラベルと書いてしまうことがあるので人のこたあ言えないが。

 さて肝心の最終回は。前回もそうだったけど、うおうこれで終わりかいというくらい、とても淡々と終わっていった。ああ次のコエムシはやっぱりこの人か、とかココペリ役はやっぱり・・か、とかそんな感じ。ここ最近の連載で、残された人たちへのフォローも終わったから、このエンディングで問題は何もないけど、もうちょっとこの辺とかあの辺とかを描いて欲しかったというのはファンのわがままかしら。でもまあいいや。とにかく終わってよかった。はあ、昨日から一気読みして疲れたよ。




2009年06月19日(金) 愛を読むひと(原作含めてバレあり)

 今日も臨休日。TOHOシネマズにて、朝イチの10時20分の回で見てきた。出来は全く予想どおり。ただ、当初抱いていた「あんまり甘々しくされたらどうしよう」という心配は杞憂だった。音楽がちょっとベタだったけど、演出はいたってまっとうな感じだった。

 終始ぼんやりしている原作と違って、登場人物それぞれにくっきりと物語が与えられており、いい意味でわかりやすかった。何もかも、原作よりずっとストレートな表現になっていて、そういう風に描いて欲しかった自分としては満足だった。まあ現実には原作のように無感情なのが当たり前なのかもしれないけど、それじゃ物語に入っていけないわけで。よしんばああいう無感情さを敢えて物語にしようと思ったら、あの原作みたいな表現法じゃ無理だわさ。

 ただ、収容所跡を訪ねて行く部分は原作をなぞって欲しかったなあ。ミヒャエルがハンナの過去を自分なりに確認したくて、残されている収容所を見に行くんだけど、建物がぽつんと残っているだけで、なんにも掴みようがないっていう。歴史的悲劇の一角が、歳月に埋もれていっちゃうっていう、なんとも言えないあの無常観。で、その収容所を見に行く中で、ミヒャエルが上の世代(戦争をもろに経験した世代)から八つ当たりみたいなことを言われる所とか。なんかこう、「お前らに何が分かる」っていうのと、「お前らもっと分かろうとしろ」っていう、相反することを同時にガガガと捲くし立てられて、ミヒャエルとしては腹が立つんだけど、怒りを返せる根拠が自分の中にはなくて、で、まあ取り敢えずちょこっと言い返すんだけど、その後また理不尽に反撃されちゃうという、あそこね。で、それから収容所からちょっと行った所にある宿に泊まるんだけど、そこでは歴史もへったくれもねえようなおっさんと爺さんが延々クダ巻いててますます萎えるミヒャエルとか。あの薄味の小説の中で、あそこだけはやたらリアルだった。作者の実体験なんだろうか。

 視覚的な食い所はやっぱり、50年代のドイツの町並みですわね、えへへ。ハンナのアパートとか(特に風呂)、ミヒャエルとハンナが復活祭休暇でサイクリングに行く時の風景とか、こちとら日本人は小説読んでもあてどなく妄想するだけだったので、そりゃもううっとりでしたよ。サイクリングの途中で立ち寄った屋外食堂の所もいいっすね。ボーイスカウトみたいな坊ちゃまたちが、ミヒャエルたちの隣のテーブルに座ってきゃっきゃっとやっているんですよ。あーもう、かわいい。鼻血吹くかと思ったよ。

 しかし英語映画だからしゃあないとは言え、現代のベルリンのど真ん中で英語が飛び交っているのは、やっぱし萎えた。あーら、それ言ったら「アマデウス」だって「サウンド・オブ・ミュージック」だって萎えなきゃいけないじゃん? でもこの二つは別に平気なんだよな。なんでだろ。・・・ああ、私がこの二つを見たのは中学の一年か二年の頃だったんだ。当時はオーストリアの知識なんてゼロで、この二本でもって私は、オーストリアは英語圏なのだと勝手に思い込んでしまったのだ(ボカ〜ン)。あ、オーストラリアとの混同もあったろうね。いやあ、こうして考えると私にゆとり世代を責める資格はないね、全く。

 ドイツ色と言えば、ドイツ人(ドイツ語圏)俳優は思ったよりたくさん揃っていた。ミヒャエルの父ちゃんはどっかで見たことあると思ったら、「ヒトラー 最期の12日間」で軍医のハーゼを演じていたマティアス・ハビッヒだった。なんじゃかんじゃで英語圏俳優は、メインではケイト・ウィンスレットとレイフ・ファインズだけっぽい。そんだったらおめー、この二人にドイツ語特訓させた方が安上がりだったんじゃね? まあいいですけど。ケイト・ウィンスレットは予想どおりハンナにぴったりでした。

 見終わった後ベイシティん中にある本屋で昨日出た週刊文春を立ち読み。週刊映画評、二本のうち一本はドンピシャにも「愛を読むひと」。見ればえらい高評価。中野翠が四つ星で、おすぎが五つ星。うわあ、そこまで誉めますか。

 ところで「レスラー」どうしようかな。なんかドイツ萌えしてしまった後だと、あんまり見る意欲が(ボカ〜ン)。上映もピカデリーだけだしなあ。ううむ。あと、ビクトル・エリセBOXを買ったきり未見放置だった「エル・スール」を、この間の14日にやっと見た。いえね、この間札幌行った帰りに空港で美少女の話をしたら、急に見る気が湧いてきたのさ(ボカ〜ン)。でもこれも感想書いてる暇がないよう。




2009年06月18日(木) スピカとか再来年の大河とか

 見たよドラマ版スピカ。気になるライオンさんはというと、アスミが小さい頃から持っているぬいぐるみ、でした。獅子号事故にお母さんと巻き込まれた時も、これを持っていましたよ、と。そんだけ!

 まあ見んでもエエかと思いました。ドラマ自体は凡庸と言うか何と言うか、あの原作を知らなければ、「可もなく不可もない青春群像劇」でしょう。

 それよか今日発表された再来年の大河ですよ。「龍馬伝」の次は果たしてと思っていたら、「江」え? あのおごうが主役なんですか。はあ。肝心の脚本は? 「篤姫」の田渕久美子。・・・お疲れ様でした(ボカ〜ン)。

 ちなみに正式タイトルは「江 〜姫たちの戦国〜」だそうです。ふーん。まともな大河ファンなら「葵 徳川三代」の岩下志麻を見直した方が心によさそうだね。それか今ファミリーチャンネルで再放送している「春日局」とか。春日局と言えば、ああそうか、お江が主役と言うことは、必然的に「春日局」の主役と憎まれ役を引っ繰り返した話になるんだな。これはスガコに対するソフトディス? あと脚本が田渕久美子ということは、きっと、「大坂冬の陣の和睦はお江のおかげ」てなことにするんだろうね。はあ。再来年もさようなら、私の大河ドラマ。




2009年06月17日(水) 辻井伸行&ロシア

 というわけで「辻井伸行の奇跡! ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団」に行ってきました。とにかく凄い数の人だった。ま、例の優勝効果なんだろうよ、けっ。敢えて「けっ」と言うよ。なぜってこういう場合、客のマナーが悪いに決まっているんだもの。客数「だけ」ならドレスデンに分けてやりたいけどさ。

 本日のプログラムは、
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番
 で、間に休憩が入って、
チャイコフスキー 交響曲第五番

 てな風。わりと有名曲揃いでしかも好きな曲なので、個人的にはいい感じ、なのだが、やっぱり客層が悪かったねえ。私は一階の二列目だったんだけど、後ろのおばさんが最初の頃プログラムをめくっているのには殺意を覚えたぞ(二回ぐらい思いっきり睨んでやったが、効果はなかった)。別の方でも咳したり、なんかごそごそやってる奴が多くて、ロシアの皆さんがお気の毒。楽団自体は知らない所だったけど(実際新しくできた所らしい)、演奏は言うに及ばず、美男美女率は高いし、愛想はいいしでとってもよかった。それだけに余計かわいそう。

 で、肝心の辻井君なんですけどね。まあ今回は聞かなかったことにしよう(ボカ〜ン)。例のコンクール優勝のせいでかなりきつきつのスケジュールになってしまったと思うので、まあ、しょうがないかなと。第二楽章の後半からはどうにか持ち直してたしね。

 辻井君の出番はラフマニノフだけでおしまい、なのだがやはり当然のごとくアンコール。曲はショパンの子守歌。これも今一つ。ラフマニノフもそうだったけど、テンポがあまりに不安定だ。少なくともブラボー言っちゃいかんだろう(言われてたけど)。ちなみに私は拍手すらしなかったよ、ごめんね。だって目の前の第二バイオリンの姉ちゃんたちの顔が明らかに険しかったんだもん。や、そりゃみなさん大人ですから、一応辻井君に向かって楽器コンコンしてましたけど、みんな顔と体が合ってなかったですよ(ボカ〜ン)。よっぽど気ぃ悪かったのか、休憩が終わって次の交響曲のために出てきた時すら硬いお顔。なんかもう「すまん!」としか。

 辻井君、音はよかったので、やはり今後次第だろう。とは言え今日の客層の悪さ・・・。ああ、こんな所でも厨ジャンル化かよ(ボカ〜ン)。向こう一年はこんな感じだろうな。

 話はちょっとずれて、目の前が第二バイオリンで思い出したけど、今日のオーケストラは配置が普通と違っていた。普通、向かって左側に第一・第二バイオリンが来て、右にビオラ、チェロ、コントラバスだけど、今日は左に第一バイオリン、チェロ、コントラバス、で右に第二バイオリンだったんだよ。ティンパニが右奥だったなあ。木管や金管がどうなってたかは、席からだと分からなかったけど。これは指揮者の趣向なのか、それともロシアの趣向なのか。

 楽団に女性が多いのも印象的だった。まあ、前回のドレスデンが女率低かったから余計ににそう見えたのかもしれんが。他の楽団の男女率がどうだかよく知らないけど、やっぱりドイツ系は今でも女人禁制の向きが強いのかね。

 演奏ではティンパニのおじいちゃん(いや実際は50代ぐらいなんだろうが)が藤村俊二をロンゲにしたような顔の人で、しかも上手くて、心の中で大受け。

 アンコールは、チャイコフスキー「白鳥の湖」より“ナポリの踊り”、二曲目は「くるみ割り人形」より“トレパーク”。

 と、ここで終わってたら頭ん中がのだめかホームアローンになっちまうとこだが、三曲目がハチャトリアンの「ガイーヌ」から“レズギンカ”。これは初めて聞く曲。でも最後にこんなにいいもの聞かしてもらっていいの? というくらい名演でした。

 後日ニコ動で探したらあったんで今聞いてます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1600036?length=0&from=0
 さすがに昨日のはこんな超速演奏ではなかったが(笑)。ああでもこれ生で聞けたんだなあ。贅沢したなあ。

 結局アンコールの時が一番、団員の表情も演奏もよかった。三曲とも打楽器が立っている曲だったので、例のおじいちゃんが大いに生き生きとし、嬉しいこと。アンコールの二曲目か三曲目からトライアングルとタンバリンをやる人(一人)が出てきて、この人の演奏がもう立ちまくりで、はあ、ええもん聞かしてもらいました。




2009年06月14日(日) 今日は29度だと言う

 ま、朝と夕方、涼しい時しか出かけないからいいんですけどね。

 12日が臨休だってんで、12と13で札幌に遊びに行ってきた。原稿? まあまあ。二日とも雨と言われておりましたが、天照バンビの電波により、見事晴らしてやりました。それにしても毎度ながら札幌は涼しかった。空だって湿気がないから綺麗な青。新緑の色から建物の色、何もかもが透きとおって見える。日差しも名古屋みたいに眩しくなくて目にいい感じ。

 つか去年の5月23〜25も北海道に行っていたんですよ(諸般の事情により詳細upはしないが)。あの時は一日目に永倉新八ゆかりの樺戸の刑務所跡見て、二日目は旭山動物園と千歳、となかなかに忙しかったが、今年は札幌一箇所でひたすらのんびり過ごしました。

■一日目
 お昼に札幌ら〜めん共和国の梅光軒行って、その後紀伊国屋書店の二階にあるイノダコーヒーでアイスカフェオレをすすりつつ、ひたすらダベっとりました。夜はノイガーデンコートっていうドイツ料理屋に行きましてな。シュパーゲル(白アスパラをホワイトソースで煮たの)が、見た目のシンプルさに反して超んまかった。ソーセージの盛り合わせや、付け合せでついてくるハムやじゃがいももうまくてうまくて、文字通りたらふくいただきました(ケーキを食う余力がなかったのが無念)。
 それにしてもホテルで何気なく見てしまったチェコの人形アニメは恐かったよ。素直に金曜ロードショーでボーン・アイデンティティー見てた方がよかったかも。

■二日目
 朝、朝食を買いにコンビニに行くと肌寒かった。名古屋じゃ有り得ねえ。ここらは一枚羽織っていないと寒がりの人はまずいね。私も長く歩く時は一枚着てたし。その一枚もペラペラでは凌ぎ切れんし、モコモコだとかえって暑いから、まあその中間ぐらいがよいかと。
お昼は一昨年行った北山龍。お店のお二人は相変わらず気のいい人だった。今回は前回食い逃したラーメン後のおじやを食すべく、半玉とおじやのセットに。ああ、うめえうめえ。それにしても今日のテレビはどこをつけてもよさこいだ。
 気がつけば天候が怪しく、雨が降りそうな感じ。おニューのマアタさん宅に着いた頃には雨が降り出した。札幌も天照が去るのを悲しんでいるようだ(ボカ〜ン)。マアタさんブレンドのコーヒーを淹れてもらうというレアな体験を。挽いたのは私だが。マアタさん、引っ越してきたばかりで部屋が未整理と言っていたが、なんの私の部屋に比べれば数十段綺麗だ。私の部屋なんて、ベッドの下に入り込んだまま数年間触れられていない座布団とか(この間ちらっと見たら埃のかたまりになっていた)、ベッドの下に転がっていったまま(中略)のポスターとかガシャポンの殻とか、まあ要するにのだめ部屋ですよ(ボカ〜ン)。
 帰る頃には雨はやんでいたが、風が強くてやっぱり寒い。この辺は北国だなあ。空港でだらだらしつつ、お別れ。はあ、帰ったら原稿やんなきゃね・・・!
 セントレアへ到着し、飛行機を一歩出ると、そこはアマゾンだった。嗚呼。




2009年06月11日(木) スピカ追加

 今日からだと思ってたけど、私の勘違いで、来週からでした。ふん、永遠にやらなきゃいいのに(ボカ〜ン)。ちなみに14日他でPR番組をやるそうな(前夜祭みたいなもんか)。それにしても主題歌がオレンジレンジですかい。もうどんだけダメ要素をつぎ込んだら気が済むのやら。



2009年06月10日(水) 戦いは8月3日まで

 帰宅してから、昨日の深夜にBS−1で放送された、BS世界のドキュメンタリー「引き裂かれたイレブン 〜旧ユーゴのサッカー選手たち〜」(2000年11月26日に放送されたものの再放送)を見ていた。録画分を素早く消化できるのは久し振りだな。それにしても過去映像のオシムが若い。「オシムの言葉」で語られていた現実が映像として見られたわけだが、見終わった後、気分は大変どんより。スポーツ選手なんてなるもんじゃねえな。

 さて原稿。セットなど言うに及ばず、通常締め切りもかなぐり捨て、メンバーズ締め切りを使わせてもらいますよ。せっかく入会したんだからな。もうばりばりとね。

 8日のお昼休み、フロアで流れているNHKで、辻井君がヴァン・クライバーンで優勝したとの報が。翌日、会社で取ってる中日スポーツを見たら、そっちにもでかでかと載ってました。・・・実は先々週、30日に芸術劇場へ寄った際にプレイガイドで買っちゃったんだよ、17日のコンサート。ええ、曲目に負けて。日記にも書かずこっそり行こうと思ったけど、この際堂々と行ってきますよ。

 ついでにコンクールの曲をニコ動でちょこっと見ました。なんかこう、やらしい言い方ですけど、これでちょっと期待。いやだって、辻井君が前に出したラフマニノフの二番(佐渡裕指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団演奏)は正直「まあまあ」だったし。いやあのバージョンに関しては佐渡裕のゆっくりめのテンポが好かんかったっつうのもあるんで(重い曲をゆっくりやるのはなんかねえ)、辻井君がどうこうというばかりでもないんですが。まあ、とにかく楽しみにしている、いひひ。

 それより原稿ね。




2009年06月07日(日) 衝撃映像だよ「ふたつのスピカ」

 予告映像を見たのは先週か先々週のこと。会社ではお昼時にNHKがついてて、それでうっかり発見するはめになったのだ。その後思わず同僚の目を盗んで公式サイトまで行ってしまった(ボカ〜ン)。ひととおり確認してその後、「忘れよう・・・」と固く心に誓った(ボカ〜ン)。ま一応日記に書こうかなあとも思ったんだが、他事でばたばたしている間に書きそびれてしまった。

 で、今日地上波の「天地人」見てたらあーた、その直後に例の予告映像が流れやがって、思い出しちまいの。んでもってさらにその直後、関西の姐さんから電話が。あんた、昨日電話したばっかりやろ(笑)。いやいやまあ、姐さんはスピカのドラマ化なんぞ露ほどもご存じでなかったらしく、いきなり出てきた田辺誠一の佐野先生役も相まって大変な衝撃を受けたらしい。いやあ分かるぜ、その気持ちは。

 ちなみに公式サイトはこちら。つっても内容はゼロで、今んとこ掲示板しか動いていない。ドラマ自体は今週木曜日、11日の夜八時からNHK総合で始まる。
http://www.nhk.or.jp/drama8/spica/

 一応、こっちの方が詳しい。
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/5000/17533.html

 取り敢えず予告映像見てショックだったのは、

・アスミの顔がビッチ。あとアスミにしては背がでかすぎ。
・アスミが携帯を持っている。
・父ちゃん役が高嶋兄。いやー、上手い人だけど、あの貧乏っぷりはこの人には出せないだろう。ああいうのは大地康雄とかじゃないと。
・シュウに眉毛がある。

 あとマリカちゃんの正体があれじゃないっぽそう。それとケイちゃんがカメラマン志望てことになってんだけど、どういうことよ。あたしの知らない間に原作でそういうことになっていたのか。

 一番の心配はライオンさんだよなあ。予告じゃ出てなかったし、キャスト見る限りでもいなさそうだし。まああれをそのまんまやったら、実写版ハットリくんみたいな、こええことになるよな(もちろん白黒の方のハットリくんね)。姐さんは「原作どおり頭だけライオンの着ぐるみだとシュールやから、ごきげんようのライオンくんみたいにして出るのでは」などと言っていたが、それだって充分恐いだろう。しかしあれだな、スピカってあんだけ地味で淡々と続いているけど、こうして見ると実写化不可能な部分ばかりなんだなあ。

 はっ、それと全ての始まりである獅子号事件はどう描くのだろう。獅子号の事故自体はこのドラマの中でも存在するみたいだけど、包帯ぐるぐる巻きの母ちゃんとか地上波じゃあ無理だよなあ。やられても困る。あああ〜、もうもう、せっかくBS−2であんだけいいアニメを作ったのになんでこんな今更、こんな没々しいもんを作るのかね。こんなの考えた奴死ねばいいのに(ボカ〜ン)。

 取り敢えずライオンさんがどうなってるのかだけは見届けたいので、一回目は予約セットしておくぜ。




2009年06月05日(金) 受かりました

 東ホール、ヤ42bです。ステキな番号だな。でも新刊はカプ本じゃないんだよ〜。「無限分割」の続きなの〜。

 ま、とにかくこれでさらに気合を注入されましたよ。取り急ぎご報告まで。



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