猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2008年12月31日(水) 冬コミ御礼

 五時半頃、無事に帰宅いたしました。冬祭りでお会いした皆様、汚い話も綺麗な話もいっぱいできて楽しゅうございました。そして新刊をお買い上げ下さった皆様、ありがとうございます!

 11時過ぎ、チェックアウトして外へ出たら寒い。この間まであんなにあったかかったのが嘘のよう。つーか暑かったよ、三日間。日差しもきつかったし。UVカットの乳液を顔に塗ってたのは正解だったな。しかしその祭りが過ぎてしまえば例年通りの冷たい風と空気。やはりあれはコミケ天気であったのだな。

 その後、地元の友人に頼まれていたホワイトラスクを買いに松屋の地下一階へ。かー、午前中だってのに並んでる! ま、なんとか買いましたけど。新幹線は15時発だったんだがもうこのまんま帰ろうと思い、時間変更しようと有楽町駅へ。販売機に券を差したのだが、もうひたっすら満席で変更は完全に無理。仕方がないので映画でも見っかと思ったが、付近の大型映画館では特に見たいものがやってない。シネスイッチまで足を延ばすと「そして、私たちは愛に帰る」がやっていた。ああこれ、チェックしてるんだよ、ドイツが舞台の映画だからさ(笑)。がしかし時間帯がどーにもちぐはぐだった。一方で「マルタのやさしい刺繍」がやっていたが、これは特に見たいわけでもなし。

 しゃーないので銀座インズにあるコージーコーナーに行き、読書。昨日銀座の教文館で買った「あの年の春は早くきた」に読み耽る。オーストリアの児童文学作家クリスティーネ・ネストリンガーの自伝的小説。舞台はネストリンガーが生まれ育ったウィーンで、時代は終戦の前後。いやあ、面白い。ぐいぐい読めちゃう。ベルリンほどじゃないけど、ウィーンの殺伐っぷりもなかなか。戦後の荒廃したウィーンと言えばなんと言っても「第三の男」だけれど、「あの年の〜」のように子供視点になるとまた違った匂いがありますな。グロテスクな現実が無邪気な視点で描かれるという辺りはちょっと「ブリキの太鼓」みたいでいいわあ。て、あそこまでグロくはないけど。しかしどうせなら新刊出す前に読みたかったわ、これ。ま、でもあれかな。もろ影響受けてしまいそうだから今読めたのはかえってよかったのか。

 結局喫茶店での約二時間でほとんど読んでしまったので、新幹線に座ってからはもうあっという間に読み終わってしまった。ああ、ドイツと戦争が絡むとなんと早く読めてしまうことか。

 帰りの荷物は宅配を使わず、ひたすらトランクに詰め込んだせいでそりゃあ重かった。トランク、持ち上げることができない。ひたすら車で転がして進むばかり。朝十時にホテルのバイキング朝食を食べたきりだったので、帰宅時はもう腹ぺこ。買い置きのラーメンで年越し中華そば。違う味ので二杯も食べてしまった。はあ、もうあとは紅白をぼちぼち見て寝よ。明日は年賀状書きだ(ボカ〜ン)。

 では皆さん、これで言うの二度目になっちゃいますが、よいお年を。




2008年12月27日(土) よいお年を

 現在お昼の一時。まだシシガミを書き終えていません(ボカ〜ン)。無論サークルチェックもしておりません。明日は早起きして上京し、一日目を回ろうかなんて悠長なことを考えておりますが、だめかもしれん。

 二日目29日は以前にもお知らせしましたが、サークルSHANGRI−LA様にて新刊を委託で出させてもらってます。場所は東5ホール、パ−18bです。わたくしバンビーナも売り子で座っておりますんで、よかったらお声なんぞおかけ下さいまし。

 今年一年もいろんな方々にお世話になりまして、ありがとうございました。昔っから人に世話を焼かれてばかりでありますが、成長するに従い、その度合いが増えているというのはどういうことなのかと(ボカ〜ン)。まあなんて言うか。そしてまだ年賀状に執りかかれないでいる次第(ボカ〜ン)。すみません、どうやらまた年明けに書くようです。ごめんなさい!

 年と言えば昨日とうとうブーツを買ってしまった。人生初ブーツ。体感温度は昔から変わってなくって、だから特に寒いって感じてるわけじゃないんだけど、最近冷えるということに過剰に不安を覚えるんですよ(だからそれ、寒いってことじゃないの?)。というわけで高島屋で前からいいなあと思ってた奴を買ってしまいました。ブーツって言ってもショートブーツだからそんなに高くはなかったな。年末セールも手伝って189だった。今年の祭りはこれを履きます。靴擦れするだろうからバンドエイド貼ってこ。

 この季節になるとこの歌。中島みゆき「帰省」。
http://jp.youtube.com/watch?v=sTecZQThcDs

 それでは皆さんよい年の瀬を。




2008年12月24日(水) クリスマスですよ

 雨も降らずよいクリスマス日和じゃないでしょうか。昼間はちょっと寒かったけど、夜はすっかりあったかくなったし。地元の布池教会のステンドグラスは今年も綺麗でありました。

 さて今年の紅白。アンジェラ・アキちゃんが出てくれて「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」を歌ってくれるのは大変嬉しいのですが、一方でさだまさしが出ないというのは大変残念であります。ここ数年、当然のように毎回出ていたので今年の落選には心底がっかり。私にとって紅白とはさだまさしと細川たかしを聴くためにあると言っても過言ではないものを。と、言うわけで今日ここでひっそりさだまさしを上げます。クリスマスと言うことでアルバム「恋文」から「遙かなるクリスマス」。

http://jp.youtube.com/watch?v=p0p_YpW0qT8

 2004年の紅白で歌ってくれたのが凄くよかった。さすがに長いので歌詞は端折ってたけど、その分熱のこもった歌い方で感動させてくれた。紅白バージョンは以前You Tubeに上がっていたんだけど、消されてしまったので、取り敢えず別の場で歌ったものをアップしときます。

 まあしかし、日本人なら冬の歌と言えば何と言ってもこれに限る。伊藤久男「イヨマンテの夜」。

http://jp.youtube.com/watch?v=UmNoWvIDawI

 これほどの名曲でありながら懐メロ番組でさっぱりかからないのはなんでかねえ。アイヌがいかんのか?




2008年12月23日(火) ミニコンポとかシュトレンとか

 年末年始、家が留守なんで小鉢を動物病院に預けなければならない。その前にお綺麗にしましょ、というわけでシャンプーに連れていってやった。この頃すっかりシャンプー屋のお姉さんと懇ろの小鉢。まあ嬉しそうに抱きつくこと。その帰り道になんとなくカルチェ・ラタンに寄った。明日がクリスマスイブということでケーキを予約に来ているお客さんが一杯。季節限定ということで普段売ってないシュトレンやブッシュドノエルも出ている。シュトレン。そう、ドイツやオーストリアのクリスマスシーズンのお菓子といえばこれ、のシュトレンである。しかしこれあんま好きじゃないんだよなあ。なんか硬いしぱさぱさしてるし、味もケーキっつうより半端に味のついたパンって感じだし。あの表面にかかっている砂糖にしても、綺麗っちゃ綺麗なんだけど、自身の鼻息で「ぶほっ」となってしまうし(それはお菓子のせいじゃないだろ)。そんなわけで今回の新刊ではクリスマスが何度か登場するにも拘わらず、シュトレンを食うシーンが一個もなかったりする(なんて恣意的なドイツ)。

 ま、しかしせっかくクリスマスシーズンなのだし今日は休みだし、この際ドイツな気分に浸ってみっか、と一個(一個と言うより一本て感じだが)購入。帰宅後早速カット。切る時砂糖がこぼれるので下にティッシュを敷いて切る。三切れ切って、ミルクティーを入れて、一緒にいただいた。するとおお、うまい! さすがカルチェ・ラタン、かなり日本人好みの味に改造しているじゃないか。なんか、おいしいフルーツケーキって感じですよ。これだったら年中食べたいくらいだ。ああ、この味を思い浮かべながらシュトレンを登場させればよかったかと、ちょっぴり後悔。NHKのBS−hiでプッチーニ特集をやっていたのでちらちら眺めつつ、しばし優雅なひと時を。

 その後はコジマにミニコンポを引き取りに。ええ、昨日買ったんですよ、ふふ。この間大出費したばっかだってのにもう、何考えてんだか。

 今まで使っていたCDプレイヤーが、MDも含めたディスクを全く読み込まなくなってからすでに一年近く。そんなわけで聴きたいCDはiTuneに落とすか、テレビをつけてDVDプレイヤーで聴くかのどっちかだった。ま、そんなに音楽にこだわりがあるわけじゃないので聴けりゃなんでもよかったのだ。が、しかし最近クラシックを聴くことが多くなった。アニソンや歌謡曲ならいざ知らず、クラシックの場合、音が小さい部分や繊細な部分はiTuneではパソコンの作動音がたまらなくうざい。ほんじゃあiPodはどうよ。あいにく私はイヤホンが嫌いなので持ってない。うえーん、やっぱCDプレイヤーが欲しいよう! というわけで年末セールで約一万円引きになっていたビクターのミニコンポを買ってきました。うおーい、ミニコンポ! なんか中坊の頃から密かに憧れていたミニコンポ。買ってしまったよ、あはは。で、早速組み立てて電源オン。記念すべき一曲目はブロンフマンのラフマニノフピアノ協奏曲第二番。・・・うわあ、なんという素晴らしい! 今まで聞こえなかったあんな音やこんな音が一杯聞こえる。ただでさえ素晴らしい曲&演奏がさらに神がかりに! ああ買ってよかった(涙)。えっ、じゃあこれもこれもと「秘密の花園」のブロードウェイ・ミュージカルのCDとか、ひとしきり聴きまくっておりました。ああ幸せ。やあ、このプレイヤーは大事にしないとね。これからはカバーもきっちり被せて、まわりもこまめに掃除するとしよう。




2008年12月21日(日) 大丈夫であるように ―Cocco 終らない旅―

 「誰も知らない」の是枝監督によるCoccoのドキュメンタリー。というわけで同じくCocco信者の友人と行って参りました。15時15分からの回。感想。素晴らしい! 泣いた! 以上! 信者の私に冷静な感想など不可能だ(ボカ〜ン)。しかし上映終了後、友人はこんなことを。
「なんか近くの席の子が泣いてたんだけど、正直泣くほどかなあ」
「なんですと! 私は少なくとも五、六回は涙で画面が見えなかったのに。あんたの信仰は薄いなあ!」
「いやまあ、感動したけど泣くってほどじゃあ」
 おうおう、そんなことだからこのドキュメンタリーは一日の上映回数がたった二回なのさ。心して反省していただきたいね!

 映画によって知ったことが一つ。アルバム「きらきら」に入っていた「お菓子と娘」のこと。これ、あれですよ、「お菓子の好きな巴里娘〜♪」っていうあの歌ね。当初は「なんでまたこの曲を先生が? ははあ、子供が生まれたからこういう歌も歌いたくなったのかな」程度に思っていたのだが、今回のインタビューでこの歌についてCocco先生はこう言ったのであった。
「これは昔おばあたちがガマの中で先生に歌ってもらった歌」
 ああ、そうだったんですか・・・。この「お菓子と娘」、戦争時代を描いた昔の古いテレビドラマでも印象的な使われ方をしていた。なんかもうこれからはこの歌聴いても戦争のツラい記憶しか浮かばねえだよ。

 ロビーをいろいろ物色していたら、「シェルブールの雨傘」と「ロシュフォールの恋人たち」のデジタルリマスター版が2月21日からゴールド劇場で上映との情報が。をを、「シェルブールの雨傘」は見たいぜ。

 その後、二人でベルデに行って今日の映画やらなんやらについてぐだぐだと。
「Cocco先生、この年になるまで六ヶ所村知らなかったって言ってたね。沖縄の新聞には沖縄のことしか書いてないからって。全国紙とかないのかな」
「ないみたいよ。琉球タイムズと他沖縄なんとかとか、それだけ」
「なんちゅうとこだ。だけどさー、そもそもCocco先生自体が六ヶ所村だよね。もう歩く放射線物質! 最後の方のテロップで拒食症で入院したなんてあったけど、大丈夫なのかね。映画のタイトルは『大丈夫であるように』なんて言ってるからそう祈るしかないけどさー」
「そっか。私はあれが何度目の入院なのかの方が気になったけど」

 他、三国志のことなどぐちゃぐちゃ語り合って散会。




2008年12月16日(火) 長かったぁ〜っ!!

 今日までの皆様のあたたかい励ましとご協力によりまして、めでたく完成させることができました。本当にありがとうございました。・・・て、選挙演説みたいだな(ボカ〜ン)。ええっと。おかげさまで昨日の晩(11時頃)出力も終わり、今日会社から帰宅してそのまま印刷屋さんに持って行きました。昨夜はいつもより30分ばかし遅く寝たんだが、たったそんだけの短縮でも、ゴール直後のアレ状態ゆえか、会社でもう眠くて眠くて眠くて。朝起きた時はわりかしシャキッとしてたんだけど、会社にいる間にどんどん眠くなっていった。そして登場人物のことが頭をよぎって時折涙ぐんだり・・・やばいです(ボカ〜ン)。

 ああそれにしても長かった。四月か五月までは資料読みに費やして、それから書き始めたけど、本当に長くて辛い一冊だった。いろいろあったなあ・・・。気分は「功名が辻」の西田敏行家康。ほんと、あんな風に全裸で絶叫したい気分(ボカ〜ン)。で、肝心のページ数なんですけどね。結局ね・・・、表紙込で204ページになっちまったよ! いい数字でしょ(ボカ〜ン)。ページ設定は「他界の水ぎわで」(再版)と同じにしてあります。要するにいつもより小っちゃい字がみっしり詰まってます。そろそろ老眼が入ってきた諸氏には申し訳ないですが、まあ正月休みにでもゆっくり読んだってちょう。

 ちなみにこんなに長いのに目次がついていません(一応章立てはしてあるが)。遊び紙もついてないので、表紙をめくるといきなり本文。まるで「へうげもの」の単行本だ(ボカ〜ン)。内訳としては本文195ページ、雑記5ページです。

 通常入稿にしたおかげで日にち的には余裕ありありだったんだけど、そこに時間がある限り、またいろいろ書き足したくなったりするのが人情。さらにラストの数ページでいろいろ感無量になっちゃって(まだ終わってねえよ)、どうにも筆が遅くなったりして、結局本文を書き終わったのが13日の深夜二時半だった。翌日全文の誤字チェックして、月曜日に出力。しかし何せページ数がページ数なんで、出力中はプリンターから目が離せず、心臓に悪かった・・・。結果としてなんのトラブルもなく終わってくれて、本当に大助かりだったが。いつもはしょっちゅうごねるこの子が今日に限ってはよい子だったわ。ただ今私は口内炎が痛い。すさまじくでかいのができちゃって、もう、うどんと豆腐しか食えん。でもこれはきっとあれだよ、プリンターに降りかかる予定だった災厄が口内炎にきたのさ! そう思えば諦めもつく。ああしかしほんとに痛いよう(涙)。せっかく入稿したんだから、一人でご馳走でも食べたいのに

 で今、先月26日の日記をふと読み返してみたり。9日に入稿したいとか甘いことほざいてますよ、ふ。しかし振り返ってみれば理想的なペースでやれたよなあ。なんだかんだで日々の睡眠を六時間切らさないようにやれたし。だがこんな長丁場はもう勘弁(笑)。しばらくはゆっくりしたいです。その後は本読んで映画見て(トロピックサンダーが見たい、ウォーリーが見たい。こっこ先生のドキュメンタリーも)、シシガミ書いて年賀状書いて・・・。できるのか、今月中に。




2008年12月12日(金) わが教え子、ヒトラー

 行ってきましたよ、名演小劇場に。実はまだ原稿書き終わってないんですけど(ボカ〜ン)、それでも私は行かねばならんのだよ、おドイツ様の匂いのする所ならどこでもね! ましてやこの題材なら見んでおけるか。ウルリッヒ・ミューエの遺作でもあるしな。しかしこういう作品をたった二週で終わりにしてくれるとは、案外薄情だな、名演よ。せめてあと一週やって欲しかったぞ。ところでさっき、この映画を話題にしていた9月11日の日記を読み返していたら、「原稿終わってから見にいくことになるのかな」なんて書いてあって泣けました。

 19時20分からの回なので先に軽く何か、とペギー珈琲店であったかいカフェオレとバタートースト。ああ久しぶりのペギーはうましうましですわ。あと私、喫茶店のトーストって好きなんだよね。パンもうまいしバターもジューシー。なんだかんだで二枚食べてしまったよ。結構おなか一杯。あ、今日ペギーのカード忘れちまったい。ま、いいか。

 ああ久しぶりに堪能したと、お会計。が、その際に店の兄貴から衝撃の事実が! なんとなんと、このペギー栄店が今月23日をもって閉店と!!!! そそ、そんなああ!! この世に神はいないのか!! や、そりゃあ、池下本店は引き続き営業してます、カードも使えますって言ってもね、池下は栄から四駅行かにゃいけんから、映画の後ふらっと寄れるって感じじゃあないのよ。はううううう(涙)。

 大変しょんぼりしつつ6時半頃映画館へ。整理番号は008。パンフレットを先に買う。始まるまでパンフレットやロビーの本を読む。

 ネットでは今いちの評価が多かったような気がするのだが、私は大いに気に入ったぞ。「ドイツ人の無駄な律儀さ」をギャグにしてるのが随所にあって、もう笑った笑った。「そうそうドイツ人ってそうだよね」なんて心の中でポンポン膝叩いたりして。・・・ってすみませんね、私ももう大概イタい4ファンなもんですから、ドイツ自体ほとんど行ったことないくせに、さもよく分かっているように思ってしまうんですよ。この感覚、4ファンなら分かると思うわ(ボカ〜ン)。

 こういう風にシリアスな歴史をドタバタと力技で描くって辺りはエミール・クストリッツァっぽくて好きよ。さすがにあそこまではっちゃけてはいないけどね。収容所のユダヤ人があんま痩せてなかったり、ナチス幹部が暇人だらけだったり、突っ込みどころは多々あったが、まあ映画だし、で許せる範囲だった。そもそも作品の根っ子というか、匂いがよかった。ホロコーストをコメディでって言うと私の大嫌いな「ライフ・イズ・ビューティフル」が真っ先に思い浮かぶけど、あれなんかよりよっぽどまっとうな根っ子をしてた。エンドロールもイタくていいぞ。ただ主人公がヒトラーを憎めなくなっていく過程がちょっと弱い。そこだけが残念。

 ゲッベルス役の人は予告で見た段階ではそんなに魅力的に見えなかったんだけど、実際に見てみるとすごくよかった。時々ぎらっとした怪しい目になって、本物っぽかった。シュペーアは大変間抜けな役回りで、これまた好感度高し(笑)。ま、でも出演者の中で一番よかったのは、ヒトラーの愛犬ブロンディだな。あのかわゆさ、たまらん。もうどんな矛盾もどうでもよくなった。犬は私を盲目にさせる。

 ウルリッヒ・ミューエの演技は神、でした。予告見ただけでも泣けたけど、本編はもっと泣けた。なんかもうこの人のスーツの皺一つでも泣けそう。




2008年12月04日(木) レイアウトに悩む今日この頃

 表紙は入稿してきました。というわけでもうちょっと頑張りますよ、マアタさん。

 さて。地元でも先月の29日から始まった「わが教え子、ヒトラー」ですが12日で終了だそうな。ぎゃーんっ! お、おいらその頃まだ原稿やってると思うんだ(ボカ〜ン)。ま、しかしこの土日で多分最後まで書けると思うので、来週は恐らく読み直し期間。この際最終日に行けるものなら行きたい。前売りあるし。や、この際、ばっちり行けるようますますヒートアップするのみだな。はあしかし今回は読み直すだけでもかなり大変だぞ。

 そんなわけで次回の日記アップは16日になる模様。ええ、めでたく通常入稿ですよ。明日貰うボーナスをつぎ込んでやるよ。世の有り様を見るにこれが最後のボーナスかもしれん。最後の贅沢が同人誌の印刷代とは、それもまた一興よの。

 はっ、しまった今日は九時からポール・ニューマンのアクターズ・スタジオ・インタビューをやるんだった! 録画録画!



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