猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2008年11月26日(水) 相棒すら見れない今日この頃

 取り敢えず近況をトピックス程度に。

■ホアキンが役者廃業。ミュージシャンへ。
 先月か先々月、ネットで知った。一時の気の迷いであって欲しい。

■水谷豊が紅白
 今朝のスポーツ新聞で。メドレー歌うみたい。これはもうなにがなんでも見ねば。その「相棒」、今日のゲストは蟹江敬三の息子、蟹江一平。ちょっと見たいけどまあ無理だろう。先週の清水美沙も見れんかったし。ふうう(涙)〜と思っていたら、ちょっとだけ見れた。あれ、ゲストの中にどっかで見た顔の人が・・・。はああっ! あなたは斬鬼さん! 斬鬼さんは賭け棋士の役でお出になってました。いやーん、似合う〜。

■大河ドラマ「花の乱」が全話DVD化!
 いやあ意外。ちなみにボックス一箱目にあたる第壱集は1月23日に発売予定! 時専の再放送でコンプしたけど、やはりソフトで欲しい。何せ映像美の作品だからして。それにボックスのジャケットの切り絵が素晴らしい。これ、毎回エンドタイトルに出てきたあの切り絵と同じ人のだよ。

■一昨日
 31になったよ。でもそんなことに浸ってる場合じゃないよ、だって。

■原稿が終わらん
 おかしいなあ。今頃もう完成して余裕で見直ししてるはずなんだが。まだ最後まで書き終わってないよ。なんでだろう。やはり夏から新しくいろいろエピソードを付け足しすぎたのが原因と思われる。そして今回に限って、新しく浮かんだネタはどんどん書いてしまう私(こういうやり方ってかえって話をつまらなくすると思うんですが)。ちなみに今の時点で、もうそれはそれは素晴らしいページ数になっている(笑)。ううん、夏の時点では最悪でも表紙込144ページで終わるはずだったんだが。そんなん今、超絶軽く越えてるよ。お得なパックの入稿が12月6日(土)締め切りなんだけど、今の塩梅だとちょっと・・・。いや、前日から徹夜すりゃできるけど、前日の金曜日が組合のボーリング大会なんじゃよ! 多分二次会参加必須だと思うんで、この日の徹夜はちょっとねえ。通常入稿の10%オフが9日(火)締め切りなんで、こっちにするか・・・。その9日当日が今度は会社のボーリング大会だったりするから、印刷屋さんには8日に行かねば。くそっ、ボーリングなんか大嫌いだ(涙)。通常入稿はできればしたくないなあ。いくら私がお金持ちでも(笑)、この印刷代は辛いナリ。やっぱり本文の文字ちっちゃくしようかなあ。ああ、すんませんねえ、生臭い話で。

 では、あとちょっと頑張ります。




2008年11月15日(土) コミュニストはSEXがお上手?

 行ってきました・・・。はるばる大阪は九条まで。結論から言って今年一番の・・・、て、いやいやそれを言っちゃあ映画好きとしてあまりに恣意的にすぎるよな(何を今さら)。まあなんだ。今年一番ニヤニヤしながら見た映画であることは間違いない。行った甲斐はあった。ありすぎるほどあった。上映全52分間、しょっぱなから最後まで、私は軽くトリップ状態だった。原稿のことなど、砂粒たりとも思い出さなかった(ボカ〜ン)。ああ早くDVDが出て欲しい。きっと出て欲しい。今日のこの感動が一期一会でしかないとしたら、あまりにも悲しすぎる。

 ま、そんでも行く前は、
「朝10時50分からの回か・・・。寝ちゃわないかな」
「ミニシアターなんてみんな分かりにくい場所なんだろうしなあ。遅刻したらどうしよ」
 などと案じておったがねえ。はあ、まったくもって杞憂であったよ。場所に関しては確かに分かりにくかったけど、ヤフーの地図見ながらゆっくり歩いて行ったのでまあなんとか迷子にもならずに行けたし。

 それにしてもシネ・ヌーヴォはよい映画館だった。今日入ったハコは69席だったのだが、100席ぐらいに感じるゆったりさ。内装はまあ、多少アート崩れ趣味なとこがあるけど、こういう遊び心自体は嫌いじゃない。基本的な部分はちゃんとしているしな。トイレは広くて綺麗だし、何よりシートがとっても座り心地よかった。名古屋の映画館もみんなこのシートだったらいいのに。大阪の映画館ってこれが初体験なんだけど、どこのミニシアターもこんなにちゃんとしているのだろうか。名古屋の50席クラスのミニシアターじゃ、こうはいかないぞ。もう狭い狭い。シートにしたって昔よりはかなりよくなったけど、どうもねえ。道路は名古屋の方が広々だけどさ。

 映画が終わった後、一時半頃から梅田にてお仲間とお茶。原稿もあるし(笑)、二、三時間で発つつもりだったんだが、ふと時計を見たら5時半(ボカ〜ン)。ま、しかし黒い話をぎっしりして大変充実させていただいた。ああまったく、人の悪口とはどうしてこんなに心を豊かにしてくれるのだろうか。百薬の長と言っても過言ではあるまい。




2008年11月05日(水) 冬コミの委託先スペース

 昼からこそこそヤフトピを見ていたのは内緒(ボカ〜ン)。というわけで黒人初の大統領が現実に誕生してしまった。黒人で大統領なんてねえ、今まで映画の中でエディ・マーフィやクリス・ロックがなる以外なかったのに。ああとうとう現実がギャグに追いついたかとその辺が感慨深い。

 さて! 12月29日のスペース場所をお知らせいたします。
 「SHANGRI−LA」さんのおわします東パ−18bになります。皆様、よろしくお願いします。

 ううう、これで祭り当日にお披露目できますよ! 姐さん、ありがとう! 恩に着るわ〜っ。

 ところで今日はまんまと相棒の前半を見逃してしまいましたよ。でもって野球が延びていなかったら丸々見逃していたぐらい、気づくのが遅かった。ああもう失格。後半見ただけで言うのもなんだけど、いいお話の回だった。しかもゲストが磯部さんだ。うう、この回のDVDが出たら買うわよ!




2008年11月04日(火) 冬コミ委託で参加します

 やあ、普通に書くのって楽だねえ、気分的にも労力的にも。真っ白な未来って素晴らしい! って、いつまでも真っ白じゃいかんけど。見直しの時間も考えると何が何でも今月中にラストまで書き終えねばならんのだから。

 冬コミですが、私の新刊を置いて下さる009サークルさんがいらっしゃいましたよ! ああ嬉しい、頑張る! 詳細は後日にアップします。ひとまず「年内に出せますよ」というご報告まで。




2008年11月02日(日) ヒーローソング熱中昼話

 連休の中日。本来なら自宅でシコシコ原稿を書いていなければならないはずなのだが、なぜか私は新幹線で東京へ向かっていた(ボカ〜ン)。今日はお昼から阿佐ヶ谷ロフトでトークライブ「ヒーローソング熱中昼話(ひるばなし)」があるのだ。ゲストはもちろん、NHKと同様、唐沢俊一・田中公平・腹巻猫各先生である。

 無論、私とて今日行くかどうか非常に迷いはしたのである。時期が時期だし。だが内容が内容なだけにすっぱりと諦め切ることができず、ウェブで取り敢えず整理券だけは取っていたのだ。そして28日に例の前半復旧完了である。ちょっと気が緩んでしまうのが人情ではないか(ボカ〜ン)。そんなこんなで新幹線の回数券を購入したわたくし。さらにこの間の落選でもういよいよ「ぱーっといきましょう」という気持ちになって意気揚々と出かけてしまったのである。ちなみにこの日静岡の天気は上々で、珍しく富士山がくっくりと見えた。もっとも冠雪していなかったので、あまり綺麗ではなかったが。

 会場へは整理番号を記したメールのプリントアウトを持って行ったのだが、開場後、なぜか「前売り券をお持ちでない方は取り敢えずドアの外にお並び下さい」とアナウンスされてしまった。そして結局並んだ順そのまんまに会場内へ通された。もちろん店頭で前売り券を購入済の人は一番先に入っていったからそっちの人はいいけど、ウェブ予約や電話予約で貰った整理番号の意味って・・・。相変わらず案内の仕方がなっちゃいねえなあ。はあそれにしても辺りを見渡せばテレビん時とおんなしよーな大きなお友達だらけ(笑)。席は通常のテーブル席ではない、壁際設置のソファに座れた。おお、かなりいい場所だよ。前の人の頭と被らないし、お三方の姿もよく見えるし、トイレにも行きやすいし。すぐ左隣が物販コーナーで唐沢俊一の同人誌が売られていた。ドリンク何にしようかしら。はっ、まわりを見れば大きいお友達は黒生飲んでやがる。そうか、ここ酒もあるんだよなあ。いやあ、そうだよなあ、こういうイベントこそ酒入れなきゃよ。明日もどうせお休みだし〜。てなわけでモルツ生と冷やしトマトを注文。

 イベントは12時半スタート。この間の放送では時間の都合でカットされてしまった60年代のアニソンを中心に例の調子でぽぽぽんと。公平先生は今回アレンジテクニックを語ることに重点を絞られ、曲ごとにその素晴らしさ、あるいは欠点についていろいろ語られておられた。60年代ということでやはりお三方とも冨田勲を特にプッシュしておられた。レオやキャプテンウルトラが流れたんだけど、いやあ、ほんとあらためて聞くと素晴らしいよね〜、冨田勲は。冨田勲と伊福部昭のアーティスト性については、同じくプロの公平先生ならではの視点でいろいろトーク。キャプテンウルトラについては唐沢俊一の「この素晴らしい音楽が東映の青い宇宙をバックに流れるわけですね」という言葉に笑った。それから、活躍期間こそ短かったが、アニソン史に残る熱い名曲を残していった三沢郷にもスポットを。

 それからアニメ音楽と言えばやはりこのお方を除いてはといことで渡辺岳夫先生についてもひとしきり。ナベタケ先生を最も尊敬する公平先生、渡辺岳夫についてこんな風に。
「この方は様式美なんですね。とにかくめったに形式を破ることがない。その辺がパッションをぶつける菊池先生や宙明先生とは違うんですよ。例えば冨田勲はアーティストなんですよ。アーティストっていうのはパンツいっちょうで歩けるってことなんです。そこいくと渡辺先生という方は常に何か着てらっしゃる。要するにインテリなんですね」
 その上で、
「キャンディキャンディがあれほど大ヒットしたのは、その渡辺先生が敢えて様式美を破ったところにあるんです」
 と、あの曲の形式についてひとしきり。腹巻猫さん持参のビデオ「渡辺岳夫の世界」も映し出される。在りし日の渡辺先生が自分のスタンスについて「私の音楽は人間賛歌。人間の素晴らしさというものを音楽で表現していきたい」と語っていた。それから「キャンディキャンディ」を再生。否応なしに盛り上がる。他にも渡辺先生の曲をひとしきり。「ペリーヌ物語」は公平先生も「いやー、ほんとに綺麗なメロディだよねえ」と絶賛。無論、名劇オタの私も大盛り上がり。会場のボルテージも「ペリーヌ物語」はキャンディの時より上がっていたような気がする。唐沢先生、
「それにしても大の野郎共が一斉にペリーヌを口ずさみだすってのはどうなのかね」
 と。確かに(笑)。やあもうみんなペリーヌが大好きってことで! それから「家なき子」のOPも。唐沢先生、「こんな綺麗なメロディで『生きることは戦いさ』って言われてもねえ〜」と(笑)。

 逆に渡辺先生のヒーローソング(ガンダムなど)については公平先生、辛口評価。公平先生曰く、ヒーローソングに不可欠な、曲の調和を破るようなパッションが渡辺先生には合わないからだろう、と。渡辺先生自身もヒーローものは苦手と言っていたから、まあそういうことなのだろう。
「やはり渡辺先生のよさは名作もので一番発揮される。それはご自身のテーマである人間賛歌と合致するからだろう」
 なるほどなるほど。

 あと公平先生が話していたとある先生の話には感動。
「完成して写譜屋さんに渡したら、全部写譜する前にその写譜屋さんが火事になっちゃったんです。で、その先生『うーん、分かりました』って言って三日でおんなじ曲書いてきた。そりゃ誰だって自分の書いた物ぐらい覚えてるけど、一ヶ月かかって考えた曲を三日で書き直すなんて普通できませんよ」
 ああすごい、すごすぎる。我と我が身に置き換えてそのすごさがよく分かる(涙)。

 そんなこんなで盛況のうちにイベントは4時10分頃に終了。あっという間の三時間半であった。このヒーローソング、NHKでそのうち不定期シリーズ化しないかなあ。マンガ夜話やアニメ夜話みたいに。個人的にすぎやまこういちとか羽田健太郎とかやって欲しいぞ。

 イベント後は中野で飯を食って新宿でコーヒー飲んで帰りの新幹線へ。8時半頃帰宅。さすがに罪悪感があるので(笑)原稿をやってから寝る。



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