猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2008年03月29日(土) ペネロピ(仮)

 やはりリッチはかわいかった。他また後日。



2008年03月25日(火) 「ぼくらの」@IKKI五月号

 本日発売と言うことでIKKI買ってきました。さあ今月の「ぼくらの」。・・・うぎゃーっ!!!! そんなあああ!!!! ひどい、ひどすぎる!! 個人的には今までで一番のトラウマ回だよ。そりゃ今までだって大概悲惨だったけど、これは、これはあまりにも。もうほんとにこれから先どうなっちゃうんだ。

 IKKIと一緒に先週出た「へうげもの」の六巻も。「ぼくらの」ショックの後では少々アレだが(ボカ〜ン)。モーニングで見逃していた回も含めて取り敢えずつまみ読み。しかし今モーニングの方の利休殿はえらいことになっとりますなあ(宗二の骨を・・)。ここまで凄い風になっちゃうと、史実の亡くなり方は逆にインパクトがなくなっちゃうような気が。いやこの作者ならこちらの度肝を抜くような仕掛けを用意しているか。いよいよ天下への夢を形にせんとしている家康も相変わらずかっこええです。そして我らが政宗ちゃんは次号で織部とニアミスか!? 作品上の性格からしてこの二人っていろいろと張り合いそうだよな。政宗が朝鮮出兵したら、あっちでせしめてきた器を織部にいろいろ自慢しそう。

 はっ、しまった昨日の徹子の部屋、北野誠だったのに録るの忘れてたーっ! と思ったらBS朝日で27日に再放送やるってよ。ああよかった。ちなみに地上波の本放送では26日にあの「心にナイフをしのばせて」の著者、奥野修司が登場。で、その奥野修司の回は31日にBS朝日で再放送あり。忘れないようにしておこう。




2008年03月22日(土) ノーカントリー

 運良く車が使えたので15時40分の回を鑑賞。ううむ。確かに面白いんだけど、別にこういう作りで行くならコーエン兄弟じゃなくてもいいような。なんか中途半端に真面目でつまんなかった。こういう恐い内容の作品こそ「オー・ブラザー!」や「未来は今」みたいなノリでやってくんなきゃ。シガーさんの出会っちゃ殺し出会っちゃ殺し・・の繰り返しギャグ(違う違う)はわくわくびくびくしたけれど、追っかけ役があのトミー・リー・ジョーンズなのにシガーと全く対峙せずにスルーさせてしまうのはスカじゃないの(正確に言うとほんの一瞬ニアミスはしているが)。しかもラスト30分でトミー・リーおじさんに延々やくたいもない能書きを喋らせた挙句のスルーだもん。怒っちゃいますよ。昔のコーエン兄弟だったら「トミー・リー・ジョーンズを使っておきながら敢えてスルーさせる」というのも、ちゃんとオフビートなかっこよさとして成立させてたけど、なんかそういうのが今回はなってないなあ。

 ま、でも例によってラスト30分を除けば、超絶サスペンスフルな作品なので、その点ではおすすめ。さて29日は友達と一緒に「ペネロピ」です。ああリッチ〜♪




2008年03月20日(木) 朝から晩まで因果地平

 今日が休日ということで、昨日の深夜はリアルタイムで見ましたよ。BSアニメ夜話のイデオン。ガンダムやったらそりゃいずれはイデオンというのはなんとなく分かってはいたが、やるならもっと後だろうと思っていたので、今回のラインナップは意外であった。作品が作品なだけにゲストのトークが熱かったのなんのって。オタキングといい、司会役の里アナといい、マ王の時とは明らかにテンションが違う。途中参加のゲストで湖川さんがお出ましになられたのにはもう感動。流麗な本番生描きも見られて自分的には非常に盛り上がった。ゲスト各人が出してきた名シーンには今さらながら涙するばかり。ああなんか物凄く発動編が見たくなってきたよ。

 そんな風に興奮しながら寝たせいか、今朝は大変疲れる夢を見た。て、まあ毎度御馴染み「締め切りの夢」なんだが。ちなみに夢の中は夏コミ当日三日前のお昼二時頃。この日の五時が鬼畜入稿の締め切りである(鬼畜入稿をしたことがないので、リアリティに欠ける部分はあるかと思うが悪しからず)。どうにか原稿を完成させ、これから新幹線に乗って東京にある印刷屋に直接持っていこうとしている。が、しかしよくよく確かめてみると、表紙を作っていない。「おかしい、ちゃんと作ってどっかにしまってあったはず」と思うのだが、記憶が曖昧になってきて「やっぱまだ作ってなかったかも」と思う。急いでパソを立ち上げて表紙を作り始めるのだが、なかなかうまく文字が打てない。そうこうするうちに時計は五時を回ってしまい、私は半泣きで印刷所に電話をかける。どうにかもうちょっと待って貰えることになったのだが(なんて悠長な印刷屋だ)、表紙作成は遅々として進まない。
「だめだこの分だとこれから徹夜だ。ああでも今日だって無理に有給とったのに明日も取るなんてそれこそ無理だ」
「この際コピー本にしちゃおうかな。ああでも今からキンコに行って一人で大量生産するなんて無理。でも新刊落とすなんていやあああ。だって冬参加していなかったし!」
「はっ、しまった、往復の新幹線代分のお金、財布にないかも」
 で、大体いつもだとそのうちどっかで「ああこれは夢だな」と気がついて目を覚ますんだが、何と言うか・・・。いや実際途中で夢だと気がついたのだが、そうやって夢であることに気がついているもう一人の私までもが今回の夢に限ってどこか狂っていて、明らかにこれは夢だと自覚しているのに「いや確かにこれは夢だけど、例え夢でも入稿はしっかり終えねば」などと一緒に頑張ってしまったのである。意味ないのにねえ、夢なんだから。結局アラームで目を覚まして、私の無駄な戦いは終わった。
「じゃあ私たちは、なぜ生きてきたの?」

 この日は「ノーカントリー」を見に行くつもりだったが、アニメ夜話でイデに導かれてしまった私の魂は、どうしても接触編と発動編を求めずにはいられない。とは言え今日はたまたま車が空いている。土日に車が使えるとは限らないから行くとしたら今日なのだが。そんなこんなで起きてからこっちうだうだ雑用やっている間に、もう今から行っても上映に間に合わないという時間になってしまったので、「ノーカントリー」はすっぱり諦めて自室の本棚からイデオンのLDを引っ張り出してきた。

 まずは接触編から。ま、例によって端折りまくりな内容だが、それはさておき概ね綺麗に繋がっているのはさすが。しかしギジェとシェリルの端折られっぷりはやはり気の毒。せめてリンが死ぬとこくらいは残しといたれよ。ああでもリンは人質に取られたりなんだりした上で殺されるから尺を食うか。まあ接触編はビデオのなかったあの時代ならではの、おさらい用のものだから贅沢言ってもしゃあない。

 このLDを買って見たのは高校二、三年ぐらいの頃だったと思うんだけど、それ以前イデオンは内容しか知らなかった。テレビシリーズにしてもレンタルで全話補完したのはこの発動編を見た後のこと。って、そんな状態でいきなりLD買ったのかよ、順番違うだろって感じだが、私は今も昔もそういう博打買いばかりしている人間なのだからしょうがない(ボカ〜ン)。ま、そんな状態で初めて見てもそれなりに感動はしたけどね。ただ当時はみんなのぎすぎすした感じがやっぱり嫌だった。まあ、ああいうとこってホワイトベースだって似たようなもんなんだけど、ソロシップのゆとりのなさはやはり格別。これ現実だったら敵と戦う前に内ゲバで全滅してるよな。でもテレビシリーズで全話じっくり見ると、さすがに印象は変わって、大体の描写が腑に落ちるようになった。発動編の感動というのは接触編のような端折られたぎすぎすではなく、全39話の丁寧なぎすぎすを経た上でこそ得られるものだったのだ、と反省したもんである。それでも、あの頃はハルル様とキッチンを別とすれば誰一人好きになかったな。特にカーシャがうざくてよ。ま、死んだ時は泣いたけどさ。あと、星になってしまえとか、なぜ生きてきたの、とかもやっぱり泣いたけど。今テレビシリーズを全話見返したらどんな感想かなあ。今ならあのぎすぎすも全く嫌じゃない気がする。

 はあしかしLDの、A面からB面に移る時のゴゴゴゴという音は、萎えるなあ。昔はなんでもなかったけど。

 さてさてお次は発動編。キッチンの首チョンパからはじまりはじまり(ボカ〜ン)。うーん、やっぱり発動編は絵が綺麗だなあ。お話の方はどっぷり暗いけど。カーシャとコスモがヘルメット越しにキスしようとする場面はやはり泣ける。「少しは仲良くしようよね」なんてもう・・・。うわあーん。そして人類滅亡。どこかで過ちを修正できたかもしれなかったけど、やっぱこうなるしかないんだよな。それが人間の愚かさなのかもしれないけど、イデオンに出てくる人たちってそんなに愚かには見えないだよな、正直な所。確かに勝手な部分もあるけれど、みんなそれぞれの立場で最善を尽くしていはいるんだよな。だからでこそ哀しいんですが。

 その後、時専で今日からスタートの「おんな太閤記」をちょっと見た後、イデオンのサントラが聞きたくなったので自室でCD。が、最近すっかり機能不全に陥っている我がプレイヤーは今回も全く駄目。仕方なしにパソで聞く。あー、最高。やっぱり本編見た後で聞くカンタータ・オルビスは素晴らしいねえ。一通り聞いた後はネットをちらちら。ん? イデオンのサントラCDってテレビシリーズも、接触編も発動編もすでに品切れになっていたのかい。しかもプレミアがついててアマゾンのマーケットプレイスでもヤフオクでも3万〜4万なんてのがザラ。あのー、私が昔定価で買った発動編のサントラは税込2200円だったんだが・・・。スタチャとしてはそのうちリマスターCDでも出すつもりなのかもしれないけど、だとしても一刻も早く再び世に出していただきたいものだ。




2008年03月15日(土) ダージリン急行

 本当は今日から一泊で旅行に行く予定だったんだが、諸般の事情で突如中止となったため、土日はだらだらできることと相成った。もともと今週はあんまり遠出したくなかったので、個人的には助かったり。出かけるつもりで無駄に早く起きてしまったためこの際と、ミリオン座へ「ダージリン急行」を見に行くことにした。10時半頃に行って13時15分からの回の整理券を貰う。正直一番かな〜なんて思っていたが、やはり土曜日、三番目であった。矢場町で早めのお昼ご飯を食べてしばらくは栄をぶらぶら。

 さすが三番だと何もせずともいいとこに座れるなあ。予告で「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」、「スルース」、「アイム・ノット・ゼア」が見られた。ううん、「スルース」には期待してたけど、どうもあんまり面白くなさそうな感じだな。PTAは嫌いだけど「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」はちょっと楽しみ。ダニエル・デイ・ルイスは好きだしね。「アイム・ノット・ゼア」はなあ。ヒースが出てなかったら見たいんだけど。

しかしいつになったらヴィゴたんの「イースタン・プロミス」の予告が見られるのかしら。この間の楽しみにしている映画の中でうっかり書き忘れて超後悔しているのだが、「見たい!」という点においても、期待という点においても私の一番星はこれなのだ。なんせ監督がここんとこいい感じのクロちゃんですからね。きっと血ぃダクダクで手足がポンポンふっとぶ素敵な映画に違いないよ。

 さて「ダージリン急行」。タイトルともなっている電車がいい! 主人公の三兄弟が、インドに住む生き別れの母に会うために乗ってく電車なんだけど、このセットがもう最高なんですね。主役は三兄弟よりもむしろ電車だよ。青と黄色のカラーリングにまず目を奪われるけど、乗客がみんなこん中で半分暮らしちゃってるというシチュエーションがナイス。こういう電車って子供の頃絵本の中とかでよくあったよな。「ザ・子供頃の電車妄想」だよ。

でも電車がいいわりにキャラの描写がいい加減だな(ボカ〜ン)。ウェス・アンダーソン信者ならまず満足できる内容ではあるけれど、ウェス君はどんどんジム・ジャームッシュ化している。ああこれは「信者以外が見てもあんまり面白くない」という意味ね。「ロイヤル〜」からこっち、飾りにばかり凝るようになって、人間の書き方がどんどん緩くなっている(ただでさえ緩いのに)。正直今後が心配である。個々のエピソードをもうちょっと突っ込んで描いてくれたらいいんだけどな。あとアンジェリカ・ヒューストンの役割がたったあんだけというのは勿体なさすぎる。どうせ無駄遣いするならもうちょっとシャレのきいた無駄遣いをして欲しかった。最大の目当てであったビルの出番は当初の情報どおりカメオどまり。まあそれでも私にとっては祭りであることに変わりはない。当然DVDも買うぜ。それも特別版をな。

 今回エイドリアン・ブロディが初参加とは思えないぐらい作品世界にマッチしていて、嬉しい発見だった。いや実際この人ってこういうボケボケしたコメディに凄く合うよね。なんせあの顔だから。でもスタイルは綺麗だよな。「戦場のピアニスト」の後いろんなファッションメーカーの広告に出てたけど、ほんとスタイルだけはピーター・フォンダばりに完璧だよね(いやあの顔だって好きだよ。鷲鼻だし)。何はともあれ骨格フェチとしては大満足。

 終了後はいつも通りペギーへ。はあしかし、真冬ほどにはあったかいカフェオレをおいしく飲めなくなってきたな。これからどんどんあったかくなって、あっという間に夏がくるかと思うと今から悲しくて泣けてくるよ、ううう。




2008年03月11日(火) 元同僚と夕飯

 キーラたんの「つぐない」、名古屋では名演小劇場で4月19日からだそうな。おお、意外と早いじゃん。6月とか暑くなってからだとあんまり出かけたくなくなるからこれはよかった。

 今週は申し合わせたかのように飲み会ばかり。今日は元同僚二人とベトナム料理だが、明日も明日も明後日も飲み会だ。でもって15日からは旅行だし。ううむ、もっと分散して欲しいぞ。

 6時半にナナちゃん前で待ち合わせ。私が一番乗りだったが、その次に来た一人が腹ボテで内心びっくり。って、あ、年賀状で妊娠したって言ってたっけ。もう忘れてるよこいつは。予定日はGWだって。医者から毎日二時間以上歩くように言われてて大変らしい。そう言えば私の会社で妊娠中の人もやっぱり医者からそのぐらい歩けって言われてて大変だって言ってたなあ。あと寝る時が難儀らしい。そりゃそうだろう。にしてもこの間私、大腸検査やったけど、出産の痛みってあれのン十倍痛いんだよなあ。てゆか人間が経験する痛みの中で最高値なんじゃないのか。あれに比べれば末期癌の痛みですら屁みたいなもんだっていうし。・・・いやあ、子供を産む女は偉いよ。ほんとにそれだけで偉いよ。

 三人揃ったところでお店へ。駅のちょっと北側にあるアンナンブルーというお店。天井から床までアジアンテイストにされていて、うわーん素敵。料理は肉・魚・野菜どれもおいしかった。ベトナムなだけあってエビ・カニ系が多いですな。名前忘れたけど、ベトナムのお好み焼きもおいしかった。

 全員健康オタクなだけあって、相も変わらず話題の中心は専ら健康のこと。中年及び老年らの狂った健康感覚に関してひとしきり悪口雑言をとばしあった。特に妊娠中の子は嫁ぎ先が田舎なこともあってその辺で苦労しているらしい。
「田舎だからやたらみんな砂糖使うのよ。ソースとかもドバドバかけるし。料理の味付けにしたって、あたしが濃い目に作ってもまだ薄いっていうのよ。脂っこいものとかもやたら食べたがるしさ。でも私も一緒に食べるわけでしょ。あたしもう、将来高血圧とか糖尿病になったらどうしようかって。で、舅さんは病院から高血圧の薬貰ってんだけど、あたしがお父さん体によくないから味薄くしようって言うと、『薬飲んでるからいい』って言うのよ。おかしいわよ〜。タバコも吸うんだけど私の前でも吸うのよ、妊娠してんのにーっ」
 ・・・泣けてくる。いやあ、ほんとにね。不摂生な奴ってのは、自分の不摂生が身近な人の健康を害するっていうことが分からんのですね。もういいよ、タバコ千円でも。どうせ欧米はもっと高いんだしさ。酒ももっと高くしてよし。そしてその増税分を医療費に回すのだ。って、どうせ回んないだろうけど。

 最後はデザートでシメ。ココナッツとアイス、それと何とかっていうベトナムの干天みたいなものが入ったパフェを食べた。この干天がちょっと黒砂糖っぽい味がして、アイスやココナッツと凄く合ってて幸せな味だった。9時半頃散会。




2008年03月08日(土) 広川太一郎が

 死んじゃったりなんかして〜(涙)。

 ハイビジョン放送のアカデミー賞を見終わった後行きつけのブログにアクセスしたら、これですよ。アカデミー賞、期待してなかったせいもあって結構楽しく見られたのですが、なんかもうそんなんどうでもいいやという気分。ご冥福をお祈りします。




2008年03月06日(木) ぎょえええっ! 有り得ないと思っていたのに!

 明日あたりまた二、三日分の日記をアップしようと思っていたので直書きはしたくなかったのだが! こ、こ、こればかりは即アップせずにはいられんよ!

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3-TV%E3%83%90%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%86%E3%82%A3/dp/B0012UK7Z0/ref=pd_rhf_p_1

 すみませんね、リンク長くて。というわけでサタデー・ナイト・ライブ第一シーズンの完全DVDの邦版が出ます。昨日はジョンの命日だったけど、これも何かの巡り合せかしらねえ。ああなんにしても嬉しすぎーるっ。でも第一シーズンだとまだビルが出てこないんだよなあ。続きも出るといいんだけど。




2008年03月05日(水) 潜水服は蝶の夢を見る、これから見る映画

 ミリオン座で20時40分の回から。前評が高かったので前売りを買って見に行ったが、うーむ、期待したほどでなし。映像はヤヌス・カミンスキーのカメラであることもあってさすが綺麗だったし(かなり凝った撮り方してるのに綺麗に見えるのは凄い)、フランス映画なだけあって役者も美男美女揃いで、それなりによかったんだけどね。闘病ものを映像美で描いてしまうという点も新鮮だったけど、もうちょい捻りが欲しかったかな。主演の男優、「どっかで見たことある。いやこんな超色男一回でも見てたら忘れない・・・!」と思ってたんだが、「ミュンヘン」でフランスの殺し屋一家の長男を演ってた人だった。ああはいはい、あの人ね〜。

 このあと見る予定の映画をざっと。
「ダージリン急行」
 8日からミリオンにて。久々のウェス・アンダーソンなので楽しみ。ジェイソン・シュワルツマンがマックス以来久し振りにウェス作品に出るというのも嬉しいけど、それ以上にほんの一コマではあれ、ビルが出るっていうのがもうもうもう。

「ペネロピ」
 こちらはセンチュリーで。友達と一緒に見に行く予定。先祖の因縁によって生まれつき豚の鼻を持って生まれたヒロインが青春を求めてたった一人で都会へ、という話。おおなんか「イグアナの娘」みたいじゃん。でその豚鼻のヒロインを演じるのがクリスティーナ・リッチって。アテ書きなのか。

「スルース」
 ミリオンで3月22日から。「探偵スルース」のリメイクですな。と、言いつつ旧作見ていないんですが。マイケル・ケインのファンとして情けねえわね。旧作では全ての登場人物をローレンス・オリビエとマイケル・ケインが演じましたが、今回はマイケル・ケインとジョード・ロウ。いやあ、こんな超美男子二人をずーっと眺めていられるなんて、こんな眼福な作品もないですよ。

「つぐない」
 5月か6月くらいから名演小劇場で。いやあキーラたんて綺麗ですね。それも古風な美女。それでいて演技の表情は豊かだし。そういう意味ではスカちゃんと共通してるけど、乳が薄い分キーラたんの方がちょっと清純さがあるって感じですかね(やな比較だな)。ああ見たかったなあ「プライドと偏見」。つーわけで今回リベンジですよ。文芸臭濃厚な映画は最近貴重だけど、それに加えて第二次世界大戦が舞台というのが、わくわくしますねえ。

「JUNO/ジュノ」
 名古屋では6月以降かな。一応ミリオンでやる予定。アカデミー賞脚本賞おめでとう! いやーしかし脚本家のお姉ちゃんの授賞式での衣装はすげかったわ。ええ目の保養になったよ。監督は「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン。前作の「サンキュー〜」が滅茶苦茶面白かったから、無条件で前売り買いましたわ。ああ楽しみ楽しみ〜。ところで授賞式ん時、脚本家の姉ちゃんの隣に座ってたのってもしかしてパパ・ライトマン? いや、あんな鼻の下の長い人そうそういないよ。あ、ちなみに内容は16歳の娘が妊娠しちゃって、という青春コメディだそうじゃ。

 で、「潜水服〜」の感想書いてたら病院関連のことをふと思い出したよ。いや、去年やった会社の健康診断の結果がちょうど大阪インテの後ぐらいに返ってきましてね。大腸の方が引っ掛かってやんの(ボカ〜ン)。ああなんたることよ。こりゃ間違いなく天罰だと思いましたよ。モンサンミッシェルでウンコ漏らした男を散々肴にして笑い倒したことに対するね・・・。思い返せば、己は頻尿の分際でありながら大便で粗相した者を嘲笑うというのがもうあかんし、その上神聖なる祈りの場を和式便所に垂れたウンコに見立てたりして、まさに神をも畏れぬと言うか、忌々しき所業でしたよ。なんか起こらん方が不自然だ。

 で、この間の1日に二次検査をやってきたのよ(てなわけでこっから汚い話が始まるので、やな人は読まないように。ああちなみに前もって言っておくと結果はシロでした)。開始時間が朝8時ってのがやな感じだったけど、まあ、指定病院の中に凄く近いとこがあった点だけは一応ラッキー。ほいで最初にニフレックっていうポカリをまずくしたような下剤を2リットル飲まされるんだけど、前半1リットルはなんとか飲めても、後半1リットルがもう辛い辛い。なんかもう気持ち悪くなってくるんだよねえ。ひと舐めするだけでもウゲゲって感じで。「ちきしょー、そもそも体重45キロ未満の私が他の連中と同じだけ飲まんならんというのは納得できーんっ」などと恨みつつ、どうにかこうにか2リットル死ぬ思いで飲み干したんだけど、・・それでも私の大腸は綺麗になりませんでした。で、もう300ミリリットル飲む羽目に。ウワーン。ううむ、昨日は言われたとおり夕食は早めに済ませたんだが・・・。食べた量が多かったのかな。ビーフカレー食ったから、肉が今イチこなれなかったのか。てゆーか翌日大量のカレー状物体を出すっちゅうのに、敢えてカレーを食うとは一体どういう神経してんのさ。ああでもこれは言い訳さしてよ。だってさ、もし何かあったら当分好きなもの食べらんないじゃん。ましてや肉の塊なんて絶対いかんだろうし。クリニックの人だって「ここで引っ掛かったとなると、間違いなく何かある」なんて脅しやがるし(や、これはまあそのとおりなんだろうが)。下手したらこれが最後になるかもーなんて思ったら、今日のカレーも翌日のカレー状物体もこの際別儀ですよ! 分かってくれよ、これも人情だよ。

 まあそんなこんなで結局300ミリリットル追加で飲んだものの、それでも完璧綺麗にならず、追加に追加を重ねて900ミリリットル目になった時、看護婦さんが「もうこれ以上やっても変わらないですね」と判断して、いざカメラ挿入となりました。いやあ、しかしそっからがもうえらいことでしたわ。十年くらい前、福山雅治がラジオで大腸カメラの苦しさを語ったことがあったけど、ほんとにまあ痛かったよ(涙)。カメラを挿入する前に腸の動きを止める薬を注射するから、ガスがたまりっぱなしになって、腹が破裂するんじゃないかってくらい痛い。さらにそん中をカメラが当り障りしやがるもんだからもう、痛すぎ。ただ私の痛がりっぷりはよっぽどだったらしく、最後の方は医者も看護婦もハラハラしておりましたわ。ただリアルタイムで映る己の大腸は呆れるほどきれいでやがる。素人目ではあるが、どう見ても何もない。ほいで肝心の結果はと言えば、やっぱり異常なし。写真も貰ったけど、ほんと無傷。とにもかくにも無事家に帰った。がしかし腸の薬の効能が二時間ばかり続いて、ガス腹が痛かった。朝から絶食でへろへろなのに痛くてご飯が食べらんない。夜は普通に食べられるようになったけど、ハア大変な一日じゃった。ま、無事だったんだから全てよしだけどね。

 て、汚い話でえらい引っ張ってしまったわ。ま、シモ話は私の人生に欠かせないということで(ボカ〜ン)。




2008年03月04日(火) 「リボンの騎士」が大変なことに

 また例によって仕事中にヤフトピですが(ボカ〜ン)。なんかリメイクが四月からなかよしで連載されるそうですが、これは・・・かなりアレだな。一瞬ケロケロちゃいむかと思ったけど、ぴちぴちピッチか。て、どっちでもどうでもいいやこの際。ついこの間、アメリカ版アトムかわいくねーなんて言ってたけど、自国版がこれじゃ他所様のこと笑えませんがね。ああ某花形といい講談社って・・・。大昔から講談社の少女漫画って画力不毛地帯だったけど、よりによってぴちぴちピッチにやらせなくったってなあ。あさぎり夕とかじゃだめなのか。松本洋子・・じゃホラーになっちゃうか。この際CLAMPをまた呼び出してくれてもええよ、取り敢えずこれ以外ならなんでもいいや。

 大体、有明に行けば世にもかわいらしい絵柄の手塚同人誌が腐るほどあると言うのに、なんだってプロの漫画でこんなもんが出てくるんだよ。講談社は日本人の美的感覚を狂わせたいのか? いずれアニメ化もするのだろうか。まさかこの絵柄でーっ? いやそれはないよな、うんうん。きっと神村幸子様の麗しいサファイア王子だよ。お願いそうであって(涙)。

 個人的にはふくやまけいこの絵柄で読みたかった。



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