猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2008年01月26日(土) やわらかい手

 今年初の名演小劇場でございます。去年中野翠の感想読んで見たいと思ってたんで行ってきた。途中寄った金山で名古屋のミニシアターの共通チケットを購入。1400円なんで、ものによっては前売りより安い。4時半ちょいすぎの回で行ったのだが、人の入りはそれほど多くなかった。結構話題になっている映画ではあるけど、例によってイギリス映画、美男美女がゼロだからまあこんなもんか。主人公のマギーを演じているのはマリアンヌ・フェイスフル。って私は知らなかったもんだから、この太ったおばさん誰? なんて思ってたんだけど、パンフを読むにかなり豪華な人なんだね。若い頃は美人だなー。てゆか外人ってなんでこんなに劣化が凄いの。

 話自体は特にドラマチックなわけじゃない。登場人物の心理描写も特に「おお凄い!」てな部分があるわけじゃない。・・と思うんだけどあら不思議、ちょっと見ている間に人物の内面や人生がほとんど全部入ってくる。貧乏や不幸の描写も秀逸だ。小さな田舎町のいやらしい人間関係がイタい。でも本当にイタいのはそこにしか居場所がないということ。ええ年こいてもまとまった貯金はなく、職能もない。数少ない生き甲斐は息子と孫だが、その孫は難病で、治療には大金が必要だ。助けてやりたいのは山々だがマギーにできることは何もない。どうしてこうついていないのか。何をしたわけでもないのに。なるほど、彼女の不幸は何かをしたが故のものではない。でも現実には誰だってそんなもんだろう。不幸になろうなんて人は誰もいない。だが具体的な幸福を目指す人も実はあまりいない。世の中の大半の人にとって人生の中心などというものは、結局目の前の仕事や生活をこなすことなのだ。不幸は理由もなくただふっと訪れる。

 まあしかし孫の命がかかっているのだから何はなくとも金が必要だ。職はないか、ローンは組めないか、とマギーはロンドンまで行く。が、そこでも梨のつぶて。しょんぼりしながら裏町を歩いていると、何やら敷居の低い求人広告が。あら誰でもいいの? 私でもできるかも。この際なんでもいいわお金になるなら。そう思って入ったそのお店は風俗店だった。田舎者ゆえにこの手の店に疎いマギーは最初面食らうが、背に腹はかえられぬと働き始める。もちろんデブなおばさんに通常の接客は無理だ。ただ彼女は若い娘に負けないものを一つだけ持っていた。柔らかく、すべすべの手。かくしてマギーは手コキ専門の風俗嬢として勤めるようになる。この手コキ用の小部屋の作りがなんとも合理的かつシュールなのだ。客との間を板壁一枚で隔ててんだけどそれ以外にもいろいろ仕掛けがあって、もう、へーというかほーというか。風俗店の店長曰く「東京で見つけて真似てみた」とのことだが、ほんとかよ。

 で、まあその後もいろんなことがあるんだけど、そのどれも人間の綾というか業というか、まあそういうものを感じさせてくれて、いちいちジーンとしたりアハハときたり。まさにミニシアターでじっくり見るのに相応しい大人の名作でありました。

 帰りはペギーでカフェオレとブラウニー。閉店時間に近かったので飲んですぐ退散ではありましたが、まあよし。ひょっとして映画見た後ペギーというのは今日がお初かな。今年もいい映画を見てペギーでしんみりというのをたっぷりしたいものだ。




2008年01月23日(水) ヒース・レジャーが

 ・・・死んだと。ヤフトピの記事読んだ時は目を疑いましたが、他海外芸能関係のサイトのどこでも同じことがアップされている(仕事中、しかも午前中に何やってんだかって感じだが)。自宅でオーバードーズとのこと。離婚とか有名人相応のスキャンダルは多少あったけど、薬やアルコールなどの噂はついぞ聞いたことがなかったので、驚くと共に非常にショックです(そういう意味ではこの間死んだブラッド・レンフロは何の意外性もなかった)。ブロ山でノミネートされて受賞を逃した時は「なあに、まだ若いんだからこの先いくらでも」と思ったのに・・・。今日の夕刊に早や死亡記事が載ってたけど、自殺らしいようなことまで書いてあって暗澹たる思い。正直、事故であって欲しい。顔は地味で好みじゃなかったけど、演技は凄く好きだった。一番好きなのは「チョコレート」だけど、もうあんまり見たくないですね。特に「チョコレート」は(見たことある人ならこの辺分かると思う)。



2008年01月20日(日) 篤姫リタイヤします

 まだ途中書きの日記が数日分あるんだが、早一ヶ月まともな更新を一度もしていないのはどうだろうということで、1月4日までの分をアップ。あと(仮)になっていた風林火山の最終回感想もアップしといた。つっても長いこと放置していたわりにはあんまり大した感想書いてない。すまぬ。

 で、大河と言えば「篤姫」ですが、もうだめ。あおいちゃんのためならせめて半年くらいは我慢しようと思っていたけど、なんかもうチャンネル合わせること自体が苦痛になってきた。これはもう組!を越えるかもしれん。今日は最後に一回見ようかなとも思ったんだが、「太平記」のビデオが途中だったので、そっち止めるのが嫌で。そんでも一、二回ビデオ止めてチャンネル合わせたんだけど、もうねえ・・・。ま、「太平記」見てる途中で入れる世界じゃないですわ、「篤姫」は。役者は西郷以外はみんないいんだけど、もうあの内容はどうしようもないですわ。まあCSに入っている人は今ちょうど「翔ぶが如く」やってるんで、そっちを見て下さいとしか。




2008年01月19日(土) 電脳コイル6話まで

 再放送で第6話「赤いオートマトン」まで視聴済み。あ、でもまだ第1話を見ていないけど。ま、取り敢えずざっと感想。主人公のヤサコの性格がうざいです(ボカ〜ン)。小学生ならこんなもんかという部分もあるんだけど、この子の場合天性の偽善という感じがする。他の奴らもなんかどっこいどっこいのやな奴ばっかで、感情移入不能。ヤサコの妹にいたっては学習障害にしか見えないのだが、そう思うのは私だけか。あと、転校してきたイサコが男子から嫌がらせを受ける場面って、フィクションとしてOKなレベルを越えてないか。同性同士のいじめと違って、異性のいじめってなんとも病的な感じがして嫌だなあ。敢えて見たくない「あるある」感ですわ。まあでもあれだな、ヤサコはともかくイサコみたいなタイプはそもそも標的になるはずないと思うのだが・・・っと思ってたら実際すぐにいじめてきた男子どもを血祭りにした挙句、手下にしていたイサコ。すげー。逆に「こいついかにもいじめられそう」なヤサコちゃんは、案の定「あんた、いじめられたことあるんでしょ」とイサコに突っ込まれてアワワとなっておりました。

 しかしまあ、ヤサコに限らずほんとみんなやな奴ばっかで、話が面白くなかったらソッコーで投げているところ。あとちょっとでも面白くなくなったらエウレカやグレンと同様いつでも投げてやるぞと思いつつ取り敢えず視聴継続っす。




2008年01月13日(日) 大阪

 折角のインテだというのに昨日から風邪気味。おまけに数日前か下唇の左端にでっかい吹き出物がある。まあこちらは大分乾いてきているのでもう痛くないのだが、ついこの間までは本当に痛くて物を食べるのも歯を磨くのも憂鬱だったほど。ああそれにしてもだるい。取り敢えずサプリをたくさん飲んでおくとするが、今日一日もつかなあ。

 9時発のアーバンに乗って大阪へ。会場には12時頃到着。不思議と駅から会場へ歩いている間に元気になった。入口は夏ほどの混雑もなく、すんなり進めた。さらに、目当てのブースに向かっている間に元気は増す一方。オタクは単純だよ。最初に寄ったのはアニメのブースだったのだが、パンフをチェックしてみると高い城の男が来ているじゃないか(出張というか委託っぽい感じであったが)。冬コミで行けなくて悔しかったもんだが、まさか大阪にも来ていたとは。そんなわけで「地球へ・・・」のOP修正原画集をゲット。すげえよ東京だったら長蛇の列に並ばないと買えないのに、なんにも並ばないで買えちゃったよ。しかしあれだ、もしかして夏にも来ていたのかな。まさか大阪に来るわけねえと、当時は全くチェックしなかったが。もし夏にもこんな風に来ていたんだとしたら某所で高い金出して買った私の立場は一体(ボカ〜ン)。

 他にチェックしてみるとウラシマモトも来ているじゃないか! いやー、冬コミの時新刊の「きのうの島本さん3」をスルーしちまったから、どら嬉しーっ! いやあこれねえ、後から人づてに内容知って、なんで買わなかったんだバカヤローと超後悔してたのよ。まあ通販でも買えるけど直接買えたらそれに越したことはないわけで。買った後早速会場の隅で読んだ。泣いたよ、心の中で。これまでの日々が一気に報われた思い。先生、あたしはこの言葉だけであと百年は愛と勇気を胸に生きていけそうです(ってお前どんだけ長生きする気だ)。というわけで某ファーストや没ゼロに泣かされた方は是非是非買って読んでいただきたい!

 いろいろ回っているうちに小腹がすいてきた。前から食べてみたかったフランクフルトを買う。インテに来るようになってから大分になるが、ここのフランクフルトを食べるのがこれが初めてだったり。評判どおりおいしい。ああ、もうちょっと何か食べたいわあ。ふと見るとうどんを食べている人がいて、これがなんだかおいしそうで、一杯いただくことに。寒いので七味を振って食べた。やはり関西の出汁はおいしい。七味のおかげもあってかなりあったまったのだが、それから会場の中に入るとあったかすぎて汗が出た。このまんまぬくぬくの中にいると汗で風邪をひくこと必定なので、エスカレーターの方にあるベンチでしばらく時間を潰した。

 その後芸能やドラマのコーナーを回ったんだけど、そん島でなぜか「ロミオの青い空」のサークルがあってびっくり。数年前に出たという記念のアンソロとかがいろいろあってもう「ええええ」でした。いやもちろん嬉しい意味で、です。

 それからはお仲間と落ち合って二時間ほどお茶。外はやはり寒い。海風のせいもあって東京とは比べ物にならん寒さ。お茶した後は梅田の居酒屋でお食事。ほとんどの面子が冬祭りで会ったばっかだが、新年初顔合わせということであけましておめでとうで乾杯。その後ひたすら下らない話に花を咲かせた。例によってモンサンミッシェルでウンコもらした男の話もリフレイン。お前らそんなにウンコの話が好きか。もう近頃あたしゃ写真とかでモンサンミッシェル見てもウンコの山にしか見えなくなっちゃったよ、どうしてくれるんだ。

 この日はラストの新幹線で帰宅。明日が祝日なので最終まで粘れたのだ。がしかし退席時間に余裕を持ちすぎたせいで、新大阪で30分余りも一人時間を持て余すはめに。だー、もう(涙)。




2008年01月11日(金) ギアスの続編は四月から

 おっ、公式サイト更新されてる。ついに放映日が決まったのかな。ずーっと春から放映予定としかあがってなかったからな。ほう、四月からか。って、えええーっ、毎週日曜の夕方五時からーっ!? おいおいそんな時間帯でこれまでどおりの内容ができるのか? いや、物語の状態からして今後はさらにシビアな展開にならざるを得ないはず。うーむ、人気優先で質を薄めるようなことだけはして欲しくないなあ。

 ちなみに、似たようなスタッフでやってる「シゴフミ」が結構面白い(原作は電撃文庫から出ているが未読。ちなみに監督は佐藤竜雄)。これもまた深夜枠、しかも放送局がかなり少ないのだが、実にいやーな味わいが好感触。ステッキ(名前はカナカ)役の喋りがうざいってのが唯一の難点だが、それ以外は作画も演出もかなりレベルが高い。普通の人が一線を越える時の演出が凄くいい。なんとも言えないさらりとした恐さがうまい。今んとこ、これだけ毎週チェックしている。あとは「電脳コイル」の再放送くらいかな。




2008年01月06日(日) 兄ちゃんの嘘つき嘘つき嘘つき(涙)―っ!

 ども。すみませんね、ちまいオン書きばっかで。もうちょっとしたら去年の分とか他いろいろ上げますんで。はあ。ところでね、4日からほとんど家ひきこもりでニコ動の「ボンバーマンジェッターズ」見てるんですよ。いえ、ちょっと前にほぼ全話上がってるって聞いたもんですからね。あたしゃクライマックス近くの数話しか見たことなかったんで、もうウハウハで飛びついたんですが、もうやめられない止まらない状態ですよ。他にいろいろ見なきゃいけないもん一杯あるのにさ。で、今26話まで見終わったとこです。1話からすでに「ラストを知っているが故の」切なさでティッシュ消費しまくりだったんですが、もう四天王編になってからは心の汗が出ない回がありません。うううう。なんでしょうね、この言葉にできない切なさは。笑えるとこも一杯あって、むしろそれが大半なのにさー。

 で、今日は篤姫の初回だったんで、ハイビジョン放送で夕方6時からテレビの前に座って見たんですが。ううむ。あおいちゃんのためなら多少ウンコでも最後まで見ちゃうぞーっと思っていたあたしですが、早くもその思いが挫けそうです。ぬるいぬるいぬるいーっ。なんじゃこのぬるい話はーっ!! もう「翔ぶ」と比べるのすらアホらしいわ。ボンバーマンの方がよっぽどかシビアだぞ! で、今日は7時からフジで井上真央ちゃん主演のあんみつ姫やってたんでちょこっとだけ見たんですけど、うおおなんてこった、篤姫ってばこれとテンションが一緒だよ(ボカ〜ン)! はああ、これを大河として一年見る!? 僕だめかも(涙)!

 まあ、篤姫よりも明日から会社ってのが目下の憂鬱なんですがね。ううう、さよなら冬休みーっ!!




2008年01月04日(金)

 録りっぱなしになっていた「信長」の48話と49話をようやく見る。ちょっと物足りない部分もあったけど、やっぱり「信長」は面白かった。当時ミスキャストだと叩かれたシリーズではあったけど、個人的には当時そういう風には感じなかったし、今もこれでいいじゃないかと思っている。郷ひろみの家康にしてもはまり役ではなかろうか(滑舌悪いのがいかんけど)。個人的には家康が狸化するのは小牧・長久手の戦いで秀吉に敗れて以降だろうと思うので、信長存命中の家康はああいうシリアスキャラでいいと思う。緒形直人の信長もあらためて見て、このドラマの信長はこれ以外有り得ないと思えた。ただ唯一の欠点は、緒形直人は派手な衣装が似合わないということ。これが貫禄不足の印象を与えてしまうんだろう。こればっかりは演技では補えない。「太平記」もぼちぼちと消化するが、最後まではまだもうちょっと。

 夕方からは年賀状書き(余談だが今回使った既成ハガキは我ながらお気に入り。ネズレンジャーって)。半分ぐらい書いたところでネットをちょぼちょぼ眺める。そうこうするうち何気なく「はっ、そういや誰かさんがニコ動に『ボンバーマンジェッターズ』がほぼ全話あるって言ってたな。どら一話ぐらいちょっくら見てみっか」などと思い出してしまったのが最後、ぐわーっと入ってしまい、年賀状を投函したのは夜中だった(ボカ〜ン)。

 年賀状を書いていた間に母と一緒に小鉢のお迎えに。しっかりした病院に預けたとは言え、5日近くも他所暮らしじゃ多少やつれてるんじゃないかと思いきや、そんな所は微塵もなく、肉付きも毛並みも元気そのものであった・・・。まあ人見知りしないのはいいことだが。




2008年01月03日(木) ぐだぐだ

 なまけっぷりは昨日と変わらん(ボカ〜ン)。のだめとメジャーの再放送を代わりばんこに見て、洗濯して、祭りの本をちまちま読んだりしているうちに一日終了。せめて明日は年賀状ぐらいは書きたい。



2008年01月02日(水) ごろごろ

 昨夜はわりと早めに寝たので、目覚ましは9時セット。しかしアラーム音で目覚めると、えらい寒さ。なんじゃこりゃあ、こんなん起きれんわいと布団の中で縮こまる。普段なら休みであっても小鉢の餌があるからそれなりに早く起きるんだが、今回の年末年始は私も両親も出かけちゃうこともあって、奴は4日まで病院に預かってもらっているんである。そんなこんなでごろごろしていると、9時半頃携帯に着信音。声の主は職場の上司。曰く、ここ一年闘病していた同僚某氏の奥様が昨日亡くなれたとの由。今日が通夜で明日が葬儀。ただし亡くなられた方のご意向により、家族のみでの葬儀としたく、お花お香典は一切不要と。上司曰く、そういうわけなんで通夜・葬儀への参加は特にしなくていい、自分は一応行くけど、そっちはどちらでも構わないよ、と。

 そんなわけで起床。通夜だけでも行こうと喪服を探す。はっ、そうだ、しまった。今は冬の喪服ないんだった。ついこの間やはり職場関連で不幸があったため着た折、そのまんますぐクリーニングに出してしまったのだ。もちろんあれからまだ戻ってきてないし、今日はクリーニング屋だって休みだ。世の中こういう風に重なることってあるんだね・・・。この際夏用の喪服に黒のカーディガンを重ねてしまえばとも思ったが、今日の寒さではそんな凌ぎは到底通じない。他何か喪服仕様にできそうな冬服はないかとクローゼットを漁ったが、徒労であった。申し訳ないと思いつつ結局そのままに。

 しかし毎度のことだが冬の祭りは夏と違って体力に余りがある分「祭りが終わっちゃったよ」感を必要以上に実感してしまう。例によって消化しなきゃいけない録画分がこんもりとあるのだが、全く見る気になれず。しかもやたら寒い。東京はあんなにあったかかったのに。

 取り敢えずごはん、というわけで昨日と一緒のラーメン。いやあこの高山ラーメン、シンプルながらおいしくて飽きない。麺も私が好きな縮れ麺だし。つってもあれやこれやであんましおいしく入るもんでもなく。はあ、と思いつつBGM代わりにテレビをつけてザッピング。おお、のだめの一挙再放送をやっている。あー、こういう時は何も考えずに見られるものがええわ。しかしこれ、ほんとよくできたドラマ化だったよなあ。テンポも雰囲気もほとんどマンガそのまんま。

 食後は紅茶を入れてブルーデルのお菓子をもさもさ食いつつ、引き続きのだめやら新春時代劇の「徳川風雲録〜八代将軍吉宗」を代わりばんこぼけーっとに見る。吉宗、意外に面白いなあ。吉宗の少年時代と天一坊の一人二役をこなすのは「どんど晴れ」でヒロインの相手役やってた人だよな。あ、そうそう内田朝陽だ。なんせどん晴れ自体が朝ドラ史に残るウンコな出来だったもんだから、内田朝陽のこともそんなにちゃんと見てなかったんだけど、結構いいじゃん。少年時代の吉宗も天一坊も要するに日陰者なわけだけど、その辺の鬱屈した感じがうまい。しかしどん晴れの頃も気になってたんだけど、この人どうしてこんなに目の下の隈が濃ぃいのかしら。吉宗役は中村雅俊。ちなみに西田敏行が紀伊国屋文左衛門で、松平健が陰ながら吉宗を助ける浪人、土屋主水之助でご登場と何気に吉宗だらけ。

 相変わらず気分はぐだぐだだが、ラーメンも残り少ないので、シチューでも作って今晩以降数日食い繋ごうと冷蔵庫を漁る。むう肝心の鳥もも肉とじゃがいもがない。あ、生クリームもいるじゃんよ。しかし近所のスーパーは休みだ。アピタはやってるんだろうけど、こんな寒い中自転車に乗ってくのは嫌だなあ。この際松坂屋行っちゃうか。まあ金山のダイエーの方が近いけど、松坂屋ならスピガドーロのパスタソースが買えるよな。さすがにシチューだけで食い繋ぐのはアレだし。というわけで適当に着替えて松坂屋へ。初売り日なだけあって中々の人ごみ。折角矢場町まで来たのだから他にもいろいろ見て回ってもよさげなもんだが、祭り後では物欲ナッシングにて当初のお買物を済ませた後はさっさと帰宅。吉宗やのだめをつけながらざくざくと野菜を切る。たまねぎを切っている最中に左手の人差し指をザクっとやってしまった。あでででで。まあしかし何はともあれ普通に出来上がって、ドラマを見ながらもぐもぐと。ああ自分で作るホワイトシチューはうまい。まあこんなん味覚さえ正常なら誰でも作れるから、料理の内にも入らんけどよ。しかもレパートリーがこれ以外ゼロだし。

 また紅茶入れてだらーっと吉宗。紅茶をどんだけ飲んでもいいのが休みのいいところ。吉宗、なんだか結構暗い展開。まあ天一坊が登場する以上、避けられないことだが。って、なんとバッドエンドになっちまったよ。正月から鬱エンドねえ・・・。まあ一応「こういう悲劇があったればこそ、吉宗は人の痛みが分かる名君になったのでした」ってオチだったから、希望のある終わり方ではあるんだけど、どうせ正月なんだから「実は天一坊は死にませんでした」ってことにしちゃえばいいじゃんよ〜。




2008年01月01日(火) おめでとうございました

 今日はホテルのバイキングでお腹一杯ごはんを食べ、その後はマアタさんと二人、渋谷GAGAにて「俺たちフィギュアスケーター」を見に行きました。とにかく最初から最後まで笑いっぱなし。いやあ、いい初笑いでした。皆さんにも是非おすすめ。

 で、さっき五時半頃帰宅し、遅ればせながら年越しのラーメンを食べました。あとテーブルの上にブルーデルのダッチリングがまだあったのでカフェオレを作っておいしくいただきました。んー、これ買ってきた時は口内炎のせいで食べられなかったんだよな。だから嬉しい。その後ネットに繋いでYou Tubeを。東京では紅白見られなかったんだよな。しょこたんとガクトだけは見ときたかったんで、早速検索。まずはしょこたんの「空色デイズ」。お、さすがにコスプレはしてないなあ。でもそれにしてもこの衣装は派手(笑)。歌はやっぱかなり緊張しているみたいで苦しそう。が、最後に思わぬ仕掛けが! 歌い終わった後スモークがボンとなって衣装が早変わり。
「紅白ギザカワユス! 紅組のドリルで天を突け!」
 やはりしょこたんは漢。続いてはガクトの景虎様。舞台の上であの川中島出陣の檄とばしをほぼそのまんま。うを、バックのミュージシャンも鎧姿だ! マイクや楽器も衣装に合わせて妖しくコーディネイトされております。さらに甲冑姿の雑兵たちがガクト様の下にわらわらおります。雑兵たちは時折雄叫びを入れ・・・。いやーええもん見たよ。ああこんなことならハイビジョン放送をデジタルVHSに録画しときゃよかったか。

 さてそろそろおねむになってきたので今日はもう寝ます。あ、でも相棒の元旦スペシャルどうしよう。いやそんなことより、今年もよろしくお願いします、皆様。

 さあ明日からは去年のやり残しをいろいろ片付けねば(ボカ〜ン)。



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