猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2007年11月28日(水) 相棒#6「この胸の高鳴りを」

 録画していない回に限って面白いのはなんででしょ。私、嫌われてる?

 第六シーズン始まったはいいけど、火サスと変わらんレベルの話ばかりだったんでちょっとねえ、と思ってたここ数週。いやそりゃここまでシーズン重ねりゃそうそう面白いもんは書けないに決まっているので、別に続きイラネなんて思ってるわけじゃないんだけど。いつもの面々が見られるだけであたしゃ充分幸せ〜だから、これはこれでいい。したら今回は珍しく面白かった。冒頭で殺される「若者に人気のミュージシャン」役の人、どっかで見たことあると思ったら「仮面ライダー龍騎」で指輪男やってた松田悟志だった。懐かしいなあ。メインゲストの前田亜季ちゃんは、服装も含めてかわいかった〜。この子はやっぱスカートはく役じゃないと駄目だな。風林に出たのは失敗だと思う。

 相棒の続きでニュースステーション。香川の事件は、なんつーかうーん何言っても不謹慎になるので言わないけど、いろんな意味で四国らしい事件だと思いました、とでも。

 明日は「風の果て」第七話。残り二話か、いよいよクライマックスだな。楽しみ。もっとも最後の最後で「竹山先生はやっぱりまだ脳死状態でした」なんてことも有り得るので油断はできないが。朝ドラの「京、ふたり」とか、平日にやってた「棘 女の遺言状」とかを夢中で見ていた身としては今の竹山先生は見るに忍びんわい。竹山先生、そう言えばこの間の「点と線」もやっとりましたな。ああ、あれビートたけしさえ出てなけりゃ見たのになあ。




2007年11月27日(火) IKKI一月号

 過去日記をアップする前にちょっとリアルタイムを。「ぼくらの」の続き、とうとう我慢できずに今日IKKIを買ってしまった。先月号から読み始めようと思ったが、章のクライマックスのようだったので、一ヶ月我慢。で、新しく出た一月号を買ったら果たして今月号から新章スタート! うをを。いやあしかし、驚愕の新事実が出まくりで何から驚いたらいいのか分かんない。予想が当たった部分もあったけど、その当たり具合が全くの予想外でどっちにしても「えええ」だらけだった。しかしネットでの感想を読んでいると、ますますもってアニメ版の後半は見ない方がよさそうだな。アニメの方はまだ最初の数話しか見ていないけど、こっちの続きも気になってるんだよなー。ううむ。

 はっ、しまった。「少女ファイト」掲載のイブニング、今日発売だってのに買うの忘れてた! しかも日本橋ヨヲコのブログ読んでやっと思い出してやんの。ううん、一昨日までは覚えていたんだけどなあ。表紙が「少女ファイト」となるといつもにも増して売り切れるの早いんだろうなあ。




2007年11月24日(土) ヘアスプレー

 告白しよう。今年の夏コミ原稿締め切り直前の7月28日、私は東京へブロードウェーの「ヘアスプレー」を観に行っていた(ボカ〜ン)。まあ土日だとこの日しか空いてなかったってのもあるけど、チケットを予約した時は「28日ならもう原稿出しちゃってる時期だよな」と思っちまってたわけよ。大体夏コミの締め切りって20日か24日前後だからさ。だがご存知の通り今年の夏コミは例年より一週遅れだった分、締め切りもそれに追従していたわけで、あはは・・。まあ出かける前に根性で本文のプリントアウトだけは済ませておいたけど、あとがきも表紙も手つかずの状態だったんで、私としてはかなりの大作戦であった。行きの新幹線でも気が気じゃなくて、このまんま鑑賞にも集中できなかったらどうしようって感じだったんだけど、やっぱり本物のブロードウェーの力ってのは凄いもんで、そんな雑念をあっさりと吹き飛ばしてくれて、最高の感動を貪りまくり。また劇の仕掛けも粋で、休憩中にスタッフが観客に簡単な振り付けをレクチャーしてたんだけど、物語のクライマックスで観客が全員立ってキャストと一緒に、教えてもらった振り付けで踊ったのがすごーく楽しかった!  私はライブとかも行かないからこういうの新鮮で、すげーいいことしてもらった気がしたよ。はあ。渋谷のシアターコクーンがそういうことが可能な規模のボックスだったおかげもあるけどね。帰りはTシャツとパンフを買って幸せな気分で一日を終えたのであった。くっ、しかし一緒にホテルに泊まった妹の奴が寝る前に『ゆれる』のDVDを見やがったのには参ったぞ。あんな脳天気なミュージカルを見た後になんであんな辛気臭い日本映画を見たがるのか。理解不能じゃ。

 で、今日見たのが劇場版だ。ミュージカルの映画化ってのは、手軽に見られる嬉しさがあるが、映画への移植によっていろいろ失われてしまうものが多いのが常(特にダンスシーンで画面上、足が切れちゃうのは痛い)。また今回のリメイク、監督がジョン・ウォーターズじゃないってのも「大丈夫かいな」って感じだったし。そりゃ、クリス様がお出ましになり、ディバインの役をトラボルタが演じるというのはこの上なくありがたい餌ではではあるけれど、やはり見る前は大いに不安であった。

 まあしかしあっけないほど無問題。例によって足が切れちゃう所もちょくちょくあったが、全体の有り余る面白さの前では許して大丈夫。冒頭の「グッモーニン、ボ〜ルチモア〜♪」でもう心掴まれちゃったよ。ミュージカルの定番ではあるけど、やっぱ朝起きたら主人公と町の住人が歌いだすってのは、見てて気持ちいいねえ。ボルチモアの町がこの時代にしちゃ綺麗過ぎると思ったが、まあミュージカルだからこんなもんか。元祖ジョン・ウォーターズの「I Love ペッカー」とかに出てくるボルチモアなんて最悪に汚いけど(笑)。

 クリス様のダンスシーンは短い上に動きも少なくてちょっと残念だったが、まあおじいちゃんだからしょうがないか。でも相変わらず素敵なクリス様。妻トラボルタと庭でダンスするシーンはやっぱり胸きゅんもの。しかし私がトイレに行ってる間にミシェル・ファイファーとの共演シーン(バットマンじゃん)を見逃してしまったのは返す返すも無念じゃった。ヒロインのママ、トラボルタは期待した以上によかった! 肉襦袢をつけても踊ればトラボルタなんだね。そんな夢を見させてくれるあんたが好きよ。

 で、今回初めて行ったミッドランド・スクエア・シネマなんですが、やっぱり新しくて綺麗だった。でも大きさの割にトイレが狭いかな。まあこっちが使えなきゃフロアの外に出てミッドランドのトイレ使えばいいんだろうけどさ。他はまあ、普通のシネコンって感じかな。ただ私が今回入ったボックスは席数の割にスクリーンが小っちゃかった。まあTOHOのスクリーンと比べちゃどこだって小っちゃく感じるが。

 それはそれとして今日から私も30ですよ。もっと大人になろう。そして体を鍛えよう。年内に体脂肪率を四捨五入で20パーセントになるようにしたい(『ヘアスプレー』を見た後ではエクササイズ意欲も今いち湧いてこないが)。




2007年11月23日(金) 神戸オフ

 本日は009旧ニフ仲間と神戸でオフ会。ちゃんと神戸に行くのって何年ぶりだろう。小学生の頃家族で行ったくらいか。あ、この間仕事で行ったっけ。でもあんなのは行ったうちには入らんよなー。

 一時に三宮で集合して、その後は異人館をまわったり、かわいいお店でお茶とケーキを食べたり、バスで町をぐるっとしたりと、いかにも神戸な一日だった。しかし私もしんさんもドイツのお店というだけでぐっと突入してしまったのはやはり血だろうか(ちなみに手作りおもちゃのお店でした)。途中で入った喫茶店で、ライダーNEXTを観に行ったという勇者らから感想を聞いた。まあどんな内容かは大体知っていたが、ああやっぱり行かなくて本当によかったという思いが新たに・・。しかしそうか、映画版はこれでもう締めなのか。まあそれは実に人類のためになることだな。

 異人館、名劇好きにはたまらんとこですな。特に居間とか子供部屋とか妄想をかきたてられますよ。しかし萌黄の館も風見鶏の館も意外に小さかった。造りはもちろん立派なんだけど、外人が暮らすには狭くないか。特に階段とか風呂とか(私が使うくらいでちょうどよいサイズだ)。ところで風見鶏の館こと旧トーマス住宅の設計者はゲオルグさんっていうドイツ人なんだってさ。いやん素敵。

 連休の初日ということもあって中華街は混み混み。みんな原材料に対するこだわりはないのか(ボカ〜ン)。しかしまあ、こういう所で実際にホクホク売ってたりすると、材料なんかどうでもいっかって気になっちまうよなあ。目の前の「おいしそう」には勝てん。

 夕食は三宮駅近くの「芋の花」で地元のお肉を堪能。四方山ヲタ話をしつつ、いつも通り散会でありました。行きの新幹線は連休の初日ということもあってラッシュ並みの混雑の中で立ちっ放しだったが(当日の指定、一人も空いてなかった)、帰りはすんなり座れた。




2007年11月22日(木) ヘアスプレーを見に・・行けなかった

 15日頃、「うわわ、TOHOシネマズの『ヘアスプレー』22日までだよ! でもってこの先22日しか行けないよ!」てなことに気がついた。なんかね、行こう行こうと思っている日に限って風邪ひいたりしてたのよね。そしたらもうこんなぎりぎりですよ。いつものパターンだけど。

 でももう13時と18時の回しかやってない。しゃあねえ、速攻で帰って車飛ばして行くか〜、と思ってたんだが、今日会社でインフルエンザの注射を打ってもらったら、その後眠くて仕方がない。うう、この状態で車の運転をするのは実に危険だ。ネットで調べたら名駅のミッドランド・スクエア・シネマではもうちょっと後までやっていた。うーむTOHOのポイントがたまらないのは痛いが、ミッドランドはまだ行ったことないから、これを機会に初体験とするか。音響はどのボックスもいいみたいだから、「ヘアスプレー」を見るには大いに適していようぞ。今度こそ万難を排して見に行くぜ。行けたら25日に行こうっと。




2007年11月21日(水) Coccoライブツアー「きらきら」

 会場は笹島のZepp Nagoya。会場前で久々に会った友人は巨大化していた(ボカ〜ン)。辛い仕事は嫌だね、嫌だねえ(涙)。まずはチケットを貰って入場し、それと同時にドリンク交換用のコインを貰う。ドリンクの中には生ビールもあったので、「おお、Cocco先生のお歌を聞きながら酒を飲めるとは素晴らしい」と迷わずそっちと交換したのだが、すると友人が「あー、みんな立ち見で詰め詰めだから、ペットボトルはともかく、カップのビールを中で飲むのは無理だよ」と。しゃあないので半分ばかしをぐぴーと一気に飲んであとはお手洗いに流すことに(涙)。まあ、下手に飲んだりするとトイレに行きたくなるから、これはこれでいいか。どうも立って見るライブというのはほぼ初めてなんで勝手が分かっていない私だ。はあ、それにしても来てる子たちがみんなかわいい! 綺麗! みゆきさんのライブとは大違いだ!! 同じ因業シンガーなのにこの差はなんだ。これは単純な年齢層の問題だけではない何かがあるぜ。取り敢えずこっちはみんなちゃんと見た目に構ってるんだよな。一方でみゆきさんの客層なんて本当にみんな見るからに「みゆきさんの歌を聞くしかない」ような人種ばっかりだもんな(ボカ〜ン)。ある意味、昔のオタク女と今のオタク女の違いにも通じるものがある・・・。ああだがそんなことより、まわりがみんなかわいい格好してんのに、私はいかにも仕事帰りの地味ぃ〜な格好。うう、一時間欲しい。家に帰って着替えてえ(涙)。

中は友人のおかげもあってわりといい位置をキープできた。前の人の頭と頭の間にマイクスタンドが見える! うん、これで先生の勇姿はばっちりだ。ありがとう友よ。そんなこんなで十分ほど遅れて御大登場。うおお! そして早速新しめの曲でアヤしくスタート。まあアヤしかろうとなかろうと感動しまくりなことには変わりないわけですが。

 喋りはわりと普通でした。
「こないだん時あっちゃんな、神社におって来るの遅れちゃったけど、今度はちゃんと来れたんさー。やいや、やいや〜っ」
 てな感じ。正直、意味不明なことを喋ってたらどうしようと思ったが安心安心。それにしても腕ほっそーっ! でも筋肉のスジがメリメリ入ってて、逞しい感じ。さすがバレエやってた人だ。なるほどこの細マッチョなお体なら、あの首ぶん回して歌ったりするのもOKなはずだよ。

さてCocco先生は沖縄の海を綺麗にしようという運動もなさっており、新曲「ジュゴンの見える丘」もその活動の一環なわけですが、それに関して地元局製作でドキュメンタリーができ、番組の宣伝もされておりました。なんとご本人がナレーションもしてるんだとか。おお、それは見ねば。
「あっちゃんな、前から声のお仕事したかったんけど、どこからもそんなんなくて」
 あんたその喋りと強烈な訛りでナレーションやろうと!?
「で、いつだったかヤシガニの番組のナレーション頼まれたことあったんけど、あっちゃんカニアレルギーだからやらなかった。で、今回やっとジュゴンの番組でやらしてもらえたんだけど、後で自分の聞いてみたら何喋ってんだか分かんなくて」
 いやいいよ。我々には心の耳があるからな。安心せい。
「で、えと番組やる日だけど、名古屋だとどこだっけ。メ、メ〜テレ? 月曜日の26時からだって。地元のちっちゃい製作会社が頑張って作ってんだけど、まあ、こんな時間枠しか取れんさー。えっと26時だと何日になるんだ? うっと、えー、まあみんなテレビ欄見といてくれ」
 分かった。それだけの情報さえあれば充分だ。

 行けるだけで幸せと思っていたので、特に何が聞きたいとかはなかったんだけど、今回「Raining」と「強く儚い者たち」が聞けた。うおう、これを生で味わえるとは私は果報者よのう・・・。そして個人的に好きな「樹海の糸」が聞けたのも感涙。他にも覚えている限りで「けもの道」、「Twas on my Birthday night」(これはみんなで歌った)、「遺書。」等々、いずれも珠玉の名曲に浸れて幸せでした。喋りもおもろかったしな。中には結構泣けるものもあって、ますますCocco先生への信心が深まった次第(内容再現したいんだけど、あの口調は私の文章ではなんとも)。二時間立ちっ放しは、座りのライブばかりの私にはきついと言えばきつかったが、まあこの際それは些細な問題さ。

 終演後、友人は家が遠いのでそのまんまお別れ。私は猛烈に腹が減っていたので近くのモスへ。夜も遅いことだしポテトだけにしておこうと思っていたのだが、一度火がついた食欲(ましてやジャンクフード)はいかんともしがたく、ハンバーガーも食べてしまった(ボカ〜ン)。ああまた体脂肪率が上がっちまう。

※ちなみに件の番組は、テレメンタリー2007「人魚の棲む海 ジュゴンと生きる沖縄の人々」っつータイトルの30分ほどの番組で、26日の深夜2時18分から放送された。録画は無事出来。でもまだ見ていない。




2007年11月19日(月) 件名「突然だが」

 夜の7時半頃、学生時代の友人からメールが来た。なに、21日Coccoのライブがあるんだが行かないか? はああああーーっ! なんですと!! いいのか、いいのかそんなんいきなり行けちゃって! もう速攻で快諾。さあ今から予習しとかないとな(ボカ〜ン)。

 懺悔します。去年のアルバム「ザンサイアン」はほとんど聴いていません。今年7月に出たアルバム「きらきら」は買ってすらいません。いや出てたことすら知らなかった(ボカ〜ン)。お前もう死ねよって感じ。いえCocco先生への信仰はいささかも薄らいではいないんですよ、本当に! 単に不精になっただけです。




2007年11月18日(日) 岩国・広島市街

 昨日眠れなかった割には特にぐったり感はなし。まあ眠いことは眠いんだが、さしたる支障はなし。やはり暑い時と寒い時とでは体力が倍以上違うな。もう一年中十度前後だったらいいのに。いやもうこの際、年中零度でもいいや。朝ご飯はバイキング。しかしバイキングであることを抜きにしても、それほどうまくはなし。特にスクランブルエッグとベーコンが思いっきり業者ものの味がしたのにはがっかり。昼と夜はなかなかおいしかったのになあ。9時チェックアウト。

 今日は一日中ジャンボタクシーでの移動となる。まずはお隣の山口県岩国市へ。隣県と言っても宮島は広島県の西の端なので岩国なんて30分足らずで着いてしまう。そんなあっさり到着感とは裏腹に、花神ブームが続く私にとって山口県入りは超感慨もの。特にこれから行く岩国城は戦国・幕末好きにはたまらない所である。錦帯橋もテレビでしか見たことないし。うう楽しみ。もう頭ん中は花神のテーマが鳴りっ放し。と、そのメインに行く前に、世界で岩国だけに生息しているというシロヘビを見に、白蛇資料館へ(笑)。階段を上がって鳥居をくぐるとそこは白蛇の世界。建物はマンション一部屋分程度と小さいが、でっかいガラス張りの中に白蛇が二匹ほどとぐろを巻いていて、雰囲気あり(お守り等、お土産も各種あり)。中に小さいプラスチックのケースもあってその中には子蛇がちょろちょろ。初めて見るが、漫画のように目が赤い。色はほんとに真っ白ってわけじゃなくて、ちょっとオフがかっていて、色合いも個体差があるみたいだ。ちなみに名前もそれぞれついている。全部は忘れたが、「きらら」とか「とまと」とか、なかなかにプリティな名前であった。資料館には全身の骨とか脱皮した皮とかも展示してある。皮の一つでワインレッドのビロードをバックに額縁に飾られたものがあった。最初はなんだろうと思っていたが、これ、皮を折って文字を現しているんである。「寿」だって。へえ。資料館を出ると、同じ敷地内でちょっと歩いた先に白蛇のお社もある。また、ガラス張りの所はあくまで観光客向けで、実際の蛇舎は隣の建物にあり、大半の蛇はそこで冬眠中なのであった。

 タクシーに戻って錦帯橋へ。さすが日曜、観光客が多いこと。しかし風が強い。さっきまで全然そんなことなかったのに、なんなんだというくらいの強風。橋を渡っていても飛ばされそうになり、景色どころじゃない。当初は橋のどっかで揃って写真を、なんて考えていたが、これではとても無理。どうにか渡って、ロープウェイの駅へ。通常このロープウェイは20分間隔での運行だが、土日は7、8分おきに出る。ロープウェイからの眺めはそう大したことはないが、頂上に上がってからの景色は錦帯橋、錦川、瀬戸内海が一つに集まっていて絶景。駅から岩国城まではハイキングコースのような道が通っている。下から見た時は駅から城までにかなりの距離がありそうだったが、実際歩くとそうでもなし。せいぜい10分くらいか? まあ山道なので結構歩きにくいし、柵なしの絶壁の道もあったりするので気をつけて歩かなければならないが。歩きながら山道がすっかり歩けない足になっているのを実感。ああ昔はこんなとこ走って行けたのになあ。今じゃすぐけっつまづきそうになる。

 岩国城到着。城の大きさはこの間の伊賀上野城と同じくらいだが、黒がちで渋く好み。ただし今ある城は戦後になってから復元されたもの。実際の岩国城は「風雲児たち」をはじめ、戦国好きにお馴染みの吉川広家によって、関が原の後建てられた。が、建て終わってすぐ幕府から一国一城令が出たために、この立派な山城は取り壊さざるを得なくなった。ま、厳密に言えば岩国城は一国一城令には引っ掛からないのだが(国としては周防にあたる)、そこはそれ、主家である毛利とのあれとかこれとかいろんな大人の事情があるのだ。ちなみに長州藩は周防と長門の二ヶ国を合わせて長州藩となっている(実際にはもっと複雑だがまあ、省略)。そうすっと岩国藩は藩の中の藩、つまり支藩なんだろうが、まあそこはやはり毛利との大人の事情がいろいろ。

 中はこの手のお城では毎度のことながら、ゆかりの品の展示がメイン。いやあ鎧や日本刀はどんだけ見てても飽きませんなあ。展示物は圧倒的に刀が多かったけど、これまたどれも立派。特に入ってすぐの所に飾ってあるどでかい太刀は圧巻。さながら日本刀版竜殺し。落としたら床板が真っ二つになりそう。FSSの懐園剣ってこのくらいでかいのかしら。写真を撮ったりした後、ロープウェイを下ってジャンボタクシーに乗り、駅のそばにある紅葉谷公園へ。紅葉はやはりここでも茶色がち。とはいえ通りの途中にある一本の紅葉が素晴らしい色をしていて、この一本だけでも充分眼福。それにしても、ここもロープウェイ駅付近も猫の多いこと。まあ観光地だからかな。

 タクシーに乗ってお昼の食事処へ。有名なお店らしいがやはり日曜は混んでいて寿司の定食しかできない、とのこと。店のおばちゃんたちが恐ろしく高圧的で、あっという間に寿司定食にされてしまった。隣に座っていた同行の人が親切にも「一人寿司が食べられないから、何か代わりの物を」(メニューには焼き魚や天ぷらもある)と言うと、「ああ?」と思いっくそしかめ面をされ、「だったらこれねっ」と刺身定食にされてしまった。あ、いやそれも食べられないんだが。つか寿司がだめって言ってんのになぜ刺身。どっちにしても変更はどう足掻いてもきいて貰えそうにないので、そのままおとなしく食べることに。幸い赤身や青魚ではなく、白身の魚とイカだったのでなんとか食べられた(つっても鮭の刺身は残したが)。ああ生魚のない世界に行きたい(涙)。

 その後は高速で広島市街へ。広島平和記念資料館、及び周辺の原爆関連の碑を見る。行くのは生まれて初めて。原爆ドームも間近で見た。一時間ちょっとくらい見学。書籍売場の中には中沢啓治のゲンは勿論、「黒い雨にうたれて」、自伝等が並んでいた。「夕凪の街 桜の国」もあった。その後は縮景園へ。ちと駆け足での見学だったが、満足。でも池が掃除中だったのはやっぱり残念だったかな。

 4時発ののぞみに乗車。家には7時頃着いた。晩ご飯は蟹鍋。大好物なんだけど、海の幸ばっかり食べてきたんで、喜びが20パー減であった。ああ寂しい。




2007年11月17日(土) 宮島

 職場の人たち総勢六人で宮島へ一泊旅行に行ってきた。中国地方に行くのは初めてのことで、何もかも新鮮な旅行旅行だった。

 まずは8時57分発ののぞみに乗って広島へ。新幹線でも岡山から先は未知の世界なんで広島なんてえらい遠い気がしたが(と言いつつ博多は新幹線で行ったことがある)、3時間半弱で着いてしまう。最近の新幹線は本当に早いなあ。しかし広島駅、都会の割に駅の構造が古いなあ。なんか豊橋みたいだよ。在来線のホームに行くと東日本では見たことがないような形のJRが一杯走っていて楽しい。そのまま宮島口駅まで行き、駅からはタクシーでホテルへ。ホテルの送迎バスもあるが、本数が少ないので今はタクシーで行くしかない。が、タクシーのりばに行っても一台も停まっていない(土曜の観光地なのに)。並んで待ったが、ちっとも来ない。しょうがないので乗り場の看板に書いてある電話番号にかけてタクシーを呼び出した。後で知ったのだが、駅前のタクシーのりばはあってなきものなのだ。タクシーが普段停まっているのは駅からまっすぐ歩いてちょっとの所(て言うかほぼ目の前)にある港の方なのである。だから駅から直接乗りたければ電話で呼び出さなければならないのだ。つっても電話で呼んでも中々来なかったから、港まで歩いていって乗った方が絶対早い。

 仮のチェックインだけして荷物を預かってもらい、ホテルで昼食。宮島なだけあってお昼はあなご重。身が柔らかくて中々おいしかった。昼食後は厳島神社へ参詣すべく、宮島口へ。タクシーで行こうと思ったが、ホテルの人に聞くと道が混んでいるので歩いていった方がいいとのこと。歩いてもせいぜい15分とのことなので、そうすることに。港まではほとんどまっすぐ歩くだけだから、迷うこともないだろう。歩いていると海の匂いがぷんぷんした。

 フェリーに乗って厳島へ。団体観光客もいて混んでいたが、なんとか外の席に座れた。風が気持ちいい。海も思ってたより綺麗だ。天気もすこぶるよく、厳島の鳥居の赤が鮮やかに見える。厳島の港を出ると早速辺りに鹿が見える。この辺は奈良と一緒ですな。まあ奈良と違って餌やってる人いないけど(禁止だから)。参道をねりねりと歩いて、境内へ。我々が入る時、ちょうど一組の新郎新婦が入っていくところであったのだが、お嫁さんが相撲取りみたいな人で思わずじっと眺めてしまった(実際私以外にもかなりの人がこの花嫁に視線を送っていた。旦那は普通の人だったが)。

 ああそれにしても厳島神社、当たり前だがテレビで見るのよりずっと綺麗だ。満潮と干潮の間だったのよかった。いやー、海の中にあるっていうのはこうも幻想的な雰囲気になるもんか。まさに清盛様の美しき都(って、やなもん思い出すなあ)。秋のせいか、奉納の儀式も行われていた。私たちが通った時は漬物屋さんが儀式の最中だったのだが、間の外には今年すでに奉納された酒や味噌がどんと積まれていた。やがて廻廊を一旦出て鳥居の見える所へ。みんな写真をとっている。私も携帯でパシャリ。しかし柵がないから危ないなあ。自分ではちゃんと歩いてても、人にちょっとぶつかられたら落ちちゃうよ。だからって柵なんかあったら無粋だが。

 その後はもみじ谷公園、五重塔へ。もみじは一応色づいてはいたがそれほど綺麗ではなく、茶色がかっていて残念。やはりもっと冷えないと、あの綺麗な赤には出ないのだ。実際、日陰のもみじはうっとりするほど綺麗な赤。でもやっぱ日の照りを浴びた上での真紅こそ、本物だよな。他、千畳閣も。ちょうどお坊さんが琵琶の実演中だった。琵琶に触らせて貰ったのはラッキー。その後はみやげものをぐるっと回る。かの有名なもみじ饅頭屋、「佐々木八重子の店」にも行った。饅頭自体はどうってことない味だが、やはりあの、花形婦人になってからの明子姉ちゃんみたいなヘアスタイルは見物。

 駅にホテルの送迎バスが来る時間を見計らい、5時頃フェリーに乗って宮島口へ戻り、バスでホテルへ。フロントのロビーにあるテレビをふと見るとガンダム00がやってるじゃないか。あーっ、しまった! セットしてくるの忘れちゃったよ。はっ、そう言えば旅行の準備にかまけてグレンラガンもセットしてなかった。あああついでに思い出した、「たかじんのそこまで言って委員会」もセットしてない! 00はともかく、これは痛いなあ。日曜日一番の楽しみと言っても過言ではないのに、たかじん。しょんぼりしつつ、ちろっと00を見るとどっかで見た場面ばかり。ああ、こっちは一週遅れなのか。

 荷物を持って部屋へ行き、一行で大浴場へ。温泉じゃないけど、大きなお風呂はやはり最高。風呂を出た後化粧をするかどうか迷ったが、夕食の間に写真を撮り合ったりするらしいので、しぶしぶ化粧をした。やっぱ後で写真見てショック受けたくないしね(笑)。夕食のお料理は魚中心の和食。お鍋もあるので、刺身が駄目な私でも大丈夫。鍋は大鍋ではなく、一人分の鍋(下に蝋がついた奴ね)。他にハモと松茸(多分輸入もの)の土瓶蒸しとか。熱燗がよく合っておいしかった。和食にはやはり熱燗がいい。夕食後はホテル内のカラオケスナックでひたすら歌。なかなか感じのいいスナックだったが、お店のお姉さんがやけに不幸顔なのが気になった。美人なんだけど、なんだかそこだけ黒いスポットライトが当たってるみたいな。謎。

 11時ちょい前にお開きして、またお風呂入って就寝。その後ぐっすり就寝と言いたいところだが、同室者のいびきで寝られず。眠剤で抵抗するも虚しく効かず、一晩を明かした。まあツアーにはこういうことがつきものさ(涙)。




2007年11月13日(火) 「翔ぶが如く」15話まで

 買ってからちょこっとずつ見て、第15回「南国の女」まで見た。いやあ、いい。総集編もホモ臭さ全開だったが、さすが完全版はもう振り切っている。吉之助と正助の暑苦しい愛愛愛・・・。歴代大河の中でホモ度においてこれを越える作品はなかろう。ちょっと挙げるだけでもこんなシーンが。

・とにかくふたこと目には「吉之助さあが死ぬ時はおいも一緒でごわす」と言う正助。他の精忠組の面々も熱い友情で結ばれている仲間だが、正助が精忠組の前で「死ぬ時はみんな一緒」と言うのと、吉之助に対して「死ぬ時は(略)」と言うのとでは明らかに温度差がある。そもそも正助はなんにつけ「吉之助さあ、〜の時はおいも一緒でごわす」なんてことばっかり言っている。

・何かいいことがあるとその場で一緒にかけっこを始めたり、飛び跳ねたりする吉之助と正助(第一話)。「泣こかい、翔ぼかい」のような薩摩の合言葉等、オリジナルオプションをつけることも忘れない。

・用がなくても西郷家で晩飯を食う正助。もっともこれは実際でもそうだったらしい。現在、週刊朝日の週刊司馬遼太郎で「翔ぶが如く」をやっているが、そこによれば「子供の頃から正助は毎日西郷家に来ていて、正助が来ない時は吉之助の方から出かけていった」そうである。

・精忠組揃っての宴会の席で、酒の弱い正助は庭でギブアップ。真っ先に介抱しに行く吉之助。みんなも心配して傍に寄ろうとするが、大山格之助(蟹江敬三)が「よかよか、正助どんのことは吉之助さあに任せとけばよか」と言って止める。

・吉之助から手紙が来ると妙にそわそわする正助。妻の満寿は気を使って、正助の部屋から子供たちを出ていかせる。その後ほっとして読み耽る正助。

 どうよ毎回こんな感じよ。素晴らしいわ。ま、しかし私だってリアルタイムで見てた中一の頃は、二人の友情を普通に感動しながら見てたんだけどねえ。大人になるってやだねえ。

 まあホモっていう点だけなら他の大河だってそういうの結構あるけどな。「太平記」の尊氏と判官とか。「北条時宗」もホモ度高いけど、あれは脚本が平成版「白い巨塔」の井上由美子だからな。後編なんて史実無視してるし。その点どんだけホモかろうとも「翔ぶが如く」の小山内美江子はプロである。ちゃんと大河ドラマとしてのクオリティを持ったドラマに仕立てているんだから。だがそれにしても、あの金八の小山内美江子がこうも腐女子度の高い人だったとは意外だった。

 大河ドラマは役者が多いせいか、この作品も声優の顔出しがたまにある。例えば13代将軍家慶役は加藤治。でも座って正面向いてる場面がちょっとあるだけでセリフはなし。そりゃねえだろ、加藤治に声を出させないなんて。あと、二話と三話には大塚周夫が吉之助の上司役で出ている。こちらは結構たくさん喋っていて凄く嬉しかった。磯部勉(まあこの人は顔出しも声優も半々の人だが)は越前の松平春嶽役。ああ素敵。




2007年11月12日(月) 「真っ赤な誓い」でいろいろ

 聞くところによるとニコニコ動画で「真っ赤な誓い」にグレンラガンのシーンを繋いだマッドが上がっているとのこと。ほおお。で、You Tubeにもそういうの上がってないかしらと思って検索してみた。「真っ赤な誓い」って「武装錬金」のOP主題歌なんだけど、錬金にすげーぴったりの歌で好きなんだよな。今時お子様向けのアニメでもああいう熱い主題歌って珍しいのに、ティーン向けの錬金でああいう歌がOPにくるってのが嬉しいやね。そういうわけで「真っ赤な誓い」と入力してみたら出るわ出るわ。

 まずは「真っ赤な誓い」でグレンラガン。
http://www.youtube.com/watch?v=zznSQczNofg
 う、こ、これはやばい。オリジナルよりシンクロ率高いよ! しょこたんの主題歌だって凄くいいと思うけど、さすがにこれには負ける。

 他にも一杯あったけど、個人的にはやはりこれ。「真っ赤な誓い」でスクライド。
http://www.youtube.com/watch?v=hH8MEgzfhc0
 いやあ、スクライド好きにはたまらんチョイスですね。これも元のOPよりいい。無常を出てくるところもツボ。ところで、ふとスクライドをウィキってみたら、登場人物名の大半を忘れていることに気がついて、超がっくり。

 で、久々にスクライド見たらクーガーがたっぷり見たくなったので、今度はクーガーでいろいろ検索。まずは初登場のこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=R8IU597oe54
 決めたよ。原稿中はクーガーのセリフを思い浮かべることにする。
http://www.youtube.com/watch?v=K4qqrVIQp8Y
 これのアクションは何回見ても素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=tGfT4j2wGLI
 作画楽してんなあ(笑)。




2007年11月11日(日) 風林火山#45「謀略!桶狭間」

 死んでしまいましたな、義元様。そして日増しになっていく私の勘助への憎しみ(ボカ〜ン)。なあ皆の衆よ、今回勘助が出てくる必要って特にないと思うんじゃが。関わり方もなんか腹立つ感じだったしな。なんかもう勘助と晴信には嫌悪感しかねえよ。晴信はともかく勘助の方は最初の頃好きだっただけにやだなー。なんであんな単にむかつくだけのキャラになってしまったのか。全てはあのフグ顔姫のせいだ、くそう(最近そんなことばっかり書いてますな)。

 ドラマのメインは武田なのだから桶狭間の合戦はそんなに重要なエピソードではないというのは分かるんだけど、それにしても「今川が油断したから織田にやられた」みたいな、いかにも従来どおりの解釈はちょっと嫌。まあついこの間「信長」の桶狭間を見ちゃったから余計そう思っちゃうんだけど、「信長」に登場する今川は三万の軍勢ゆえのゆとりこそあれ、油断はしていない。ただ一瞬の雷雨が運命を変えた。そういうストーリーの方がいい。

 ついでに書いておくと、「信長」の桶狭間はとてつもなくいい。特に馬が素晴らしい。「信長」は全体を通して騎馬戦にしろ普段の乗馬シーンにしろ、とにかく馬が豪華だ。もちろんスタント映像も使っているんだろうけど、甲冑を着た騎馬武者の大群が、アップでもロングでも「おいおいこんなにトバして大丈夫なのか」っちゅうくらい、ドッカドッカと進んでいく。ひとことで言うと安全無視なのだが(笑)、この躍動感はカット割だの合成だのでは決して出ないだろう。また、それまで内ゲバが絶えなかった織田家中が、この戦を前にして全員一丸となって捨て身で挑んでいく様は燃える。いつも何考えてんだか分からない信長も、この時ばかりははっきりと闘志が見えてかっこいい。また彼を見守る家老の内藤もいいね。平手が切腹した後、信長の補佐役になった人だけど、不安にかられながらも下心一切なしで信長を支えてきた人だけに、窮地において威厳充分に振舞う信長を見る目が誰よりも熱い。全編アンチカタルシスな作品だけに、この桶狭間編が際立ってぐっとくる。

 まあ風林は桶狭間をケチった分、ラストの川中島で全力投球するんだろうから、それを楽しみにしてましょ。願わくは勘介がこれまでの悪行に相応しい、無様な死に方をしてくれることを祈る。いっそ平蔵に嵌められて死ぬってのもいいかも。




2007年11月08日(木) もう漫画の実写映画化は法律で禁止にしないか

 「赤い文化住宅の初子」が映画化されるんだそうで。まあ本の帯にそう書いてあるんだから間違いないのだろう。公式サイトもあるし。ああしかしなんでこれを映画にしようと思うかね。夕凪と自虐が映画になるって知った時にも「えええ」って思ったけど、まさかこいつまで映画にしようというクソ度胸者がいるとはな。

 だがそんなことを思っていたら「グーグーだって猫である」が小泉今日子主演で映画化だと。小泉今日子は大島弓子のファンなんだとさ。ふうーん。なんかもう、みんな死んじゃえとしか。




2007年11月07日(水) やっと買えたよジャンプスクエア

 今日昼休憩中にアニメイト名古屋店にジャンプスクエアの在庫確認の電話をしたわたくし。すると、まだあるとのことでご満悦。「お取り置きはよろしかったですか」と言われたのだが、そこまでするのはなんとなく恥ずかしかったので辞退した。で、仕事が終わってからメイトに行くとすでに完売(ボカ〜ン)。なんでも今日に再注文した分が入ってきたのだが、即完売してしまったのだとか。再入荷は未定とのこと。バカッ! なんであの時素直に取り置きしてもらわなかったんだ、アホーッ! ま、しかし後の祭である。とぼとぼと店を出た後、だめもとで近鉄ビルの本屋へ(ここは一般の書店の癖にやけにオタク向けが強い)。するとポップつきで十冊ばかり積まれているではないか! うわーい、よかった!

 帰宅後は早速読みふけり。和月伸宏の「エンバーミング」はやっぱり面白かった。「武装錬金」の最終巻に載ってた「エンバーミング」のキャラは出てないけど、いずれ登場するんだろうな。表紙(の中折りイラスト)にはあるし。世界観が「武装錬金」とリンクしてるとかしてないとかって話があるけど、どうなんだろ。錬金の組織とか出てきたら嬉しいな。しかしこの新キャラのレイスって顔といい性格といい、どう見ても瀬田宗次郎だ。そんな風に和月絵を見ていたらふとウィキで「るろうに剣心」が読みたくなったんで検索してみた。するとウィキ情報の中に、「予定としては北海道編というのもあったが、剣心の物語は人誅編で終わっているため書かれなかった」てな内容の記述をめっけてびっくり。北海道? 北海道ですって。てことは永倉新八も出てきたかもしれなかったんですね! あああ〜、るろ剣には沖田も斎藤も原田も芹沢も出てきたのにー。残念・・。

 それはそれとしてかずはじめの「ラックスティーラー」も面白かった。そうそう、SQの何が楽しみだったかって、この人の新作が読めるっちゅうのが楽しみだったんだよな。この人長いこと長編なかったもんなあ。内容はいかにもこの人らしい、静かなシリアスでやはり好み。まあとにかく「エンバーミング」も「ラックスティーラー」も長く続いて欲しいです。

※9日のヤフトピによると、好評につき10万部増刷されたそうだ。ちなみに最初の発行は50万部。まだこの先どうなるか分からないけど、この出版不況にめでたいことだ。




2007年11月06日(火) 今月のダ・ヴィンチからテレプシ第二部

 やべえ、あんだけ楽しみにしていながらダ・ヴィンチが今日発売だってのすっかり忘れてた! というわけで晩飯食った後ソッコーで夜中までやってる本屋に行って買ってきた。実はジャンプスクエアもまだ買ってないんでついでに買ってきたかったんだけど、売り切れだった(涙)。

 で、「テレプシコーラ」第二部たった今読み終わりました。をを六花ちゃん16歳ですか! て、それよりギ、ギシせんせえ空美ちゃん相変わらずスルーですか! もお勘弁して下さい! そして千花ちゃん・・・。やめてえ、泣いちゃうよ・・・。あとうっかり忘れそうになりましたが、ひとみちゃんはどうなった? ああもうじれったいったら。このペースじゃまた当分我々読者は踊らされそうですな(バレエ漫画なだけに)。

 ちなみにたった今ヤフートピックス見たら「ジャンプスクエア完売相次ぐ」と。ま、まさかメイトも売り切れじゃないだろうなと思いつつトピ記事読んだら果たして秋葉原店では完売の由。う、これじゃ地元店もだめっぽいな。再入荷に望みを賭けるしかないのか。




2007年11月05日(月) 風林火山#44「信玄暗殺」

 ここんとこ暑かったり寒かったりで風邪をひきやすく、休日はごろ寝して過ごすなんてことがたまにある(そんなわけで2日創刊のジャンプスクエアもまだ買いに行ってねえ)。風邪といっても大したもんじゃないので、食欲はさほど減らず、適当に食って寝てしているうち、ふと昨日体脂肪率をはかったら26パーセントになっていた。間違いなく人生最高値だ。体重の方はほとんど変わっていないんだけど、去年の今頃ぐらいに買ったズボンがきついのは事実。これじゃ冬に入ってから腹巻が入らないよ。ああもう、どうせなら顔に肉がついてくれたらええのに。ま、取り敢えず緊急対策として会社の往復は徒歩に切り替えよう。ちょっと早く起きなきゃいけないけど、しゃあない。

 まあそんなことより昨日の「風林火山」だ。寅王丸が再登場するとはねえ。しっかし子役時代から比べると随分お変わりに。あ、いや。

 それぞれの国・人が抱える諸々の厄介事を線で結んでローリスク、ハイリターンな作戦を思いつく宇佐美様最高。しかもこの作戦、武田側からは背後に宇佐美がいるとは決して悟られないようになっているのだから、ますますもって頭いい作戦。やっぱ戦国時代はこれだよ。あと、「雪斎め、坊主のくせに酒など飲むから命を縮めるのじゃ」とぶつくさ文句言ってる今川義元に萌え。でもそんな義元様も来週桶狭間でお亡くなりですか。寂しすぎる。

 それにつけても腹が立つのは勘助・信玄サイドよな。特に勘助、最後に今川憎しみたいなこと言ってるけど、あのなあ、元を辿りゃ寅王丸をここまで追い詰めたのはあんたらでしょーが。そもそも子供だった寅王丸の扱いにしたって、諏訪へ置いとくのはさすがに無理だとしても、目の届く甲斐で出家させるという手段だって充分取り得たはずなのに、今川のような伏魔殿へ追いやったんじゃないか。今川がここまでひどい奴らとは知らなかった、とは言わせんぞ。真に同情すべきは平蔵と寅王丸よ。過去の自分にアルツハイマーな勘助なんかに比べたら、「今がどんなに幸せでも、過去の恨みは晴らさずにおけない」っていうあの二人の方がよっぽど気持ち分かるよ。とばっちりで死んじゃった萩乃も不幸(『武田信玄』の八重だったら余裕でかわしてるだろうが・・)。どんどん理不尽な状況に追い詰められていく三条サイドこそ哀れよな。




2007年11月02日(金) パンズ・ラビリンス二回目

 ドラゴンズ優勝おめでとう! ああしかし、昨日弟に頼まれて試合やら特番やらの録画に追われているうちに「風の果て」見忘れちまったい(涙)。

 さて今日は仕事がお休みでした。ということに気がついたのは昨日のお昼でした(ボカ〜ン)。やべえやべえ、今日出勤なんぞしてしまうところだったよ。

 そんなわけで降って沸いた三連休である。平日が休みとあれば行くところは映画館に決まっている。平日の昼間にガラガラの映画館で映画を見て、帰りに喫茶店でパンフ片手にカフェオレを飲む。この世で最も至福の時じゃわい。TOHOでやってる「ヘアスプレー」に行ってもよかったけど、それよかミリオンでもう一回「パンズ・ラビリンス」を見たかったので、伏見へ。あんだけ嫌な思いをしたのにまた見たくてたまらなくなってしまうとは、恐ろしい魅力に満ちた映画だよまったく。

 一回目に行った時に完売で買えなかったパンフレットも今回無事ゲット。絵本みたいな凝った作りでなかなかにGJだ。しかしこの映画、結末分かった状態で見ても辛いわ。いや分かってると余計に辛いっちゅうか。

 最初見た時もそうだったんだけど、ビダル大尉、なんか妙に滑稽味があるというか、嫌いになれないなあ。いや、こいつが罪もない人を惨たらしく殺しているのは百も承知なんだけど。見終わった後ペギーに行ってカフェオレ飲みながらパンフ読んでたら、ちょっと分かった。川勝正幸の言葉なんだけど「ビダル大尉もファシズムというファンタジーに生きている人間だから」というもの。なるほどー、確かにそういう意味ではオフェリアと大尉は似た者同士だなー。



 < 過去  INDEX  未来 >


バンビーナ [MAIL] [HOMEPAGE]