猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2007年06月28日(木) 土曜スタパに千葉ちゃん、幕末萌えの今日この頃

■土曜スタジオパーク ゲスト:千葉真一
7月7日(土)NHK総合 14:00〜15:00
 ひゃっほう! 録画ですよ! しかもこの時間帯だとあれだね、「風林火山」の再放送を見てから、って感じになるね。武者震いがするのう!

 まあしかし千葉ちゃんは相変わらず素晴らしいからいいとして、最近の「風林火山」の展開にはいささか萎える。由布姫がうざいってのはもう鉄板として、勘助と晴信までうざいキャラになってきてて、悲しいぞ。まず勘助。我が子かわいさに(正確には我が子じゃないけど)、武田家全体に不幸の種をばら撒くってのはどうなのか。あんたは大望のために武田家に使えるんじゃなかったのかよ。あれだけドラマチックに改心したってのに、これじゃあ元の木阿弥だよ。いや、信虎への復讐に燃えていた頃の勘助の方がまだ綺麗だった。みつを殺された恨みっていう点で勘助の行動にもある程度の理があったし。けど、四郎勝頼に家督を継がせたいからって、太郎義信の廃嫡を画策する勘助には何の理もない(しかも太郎も四郎もまだほんの子供だ)。なんか、今の勘助がなまじ権力持っちゃってるもんだから、その分まわりへのとばっちりがグレードアップしてるよな。一応千葉ちゃんが「そなたは四郎様のモリ役ではない」「モリ役とはいずれその役目を終えるのじゃ。そのためにこそ、モリ役はあるのじゃ」と、大人の突っ込みをしているけど、勘助聞いちゃいねえし。こういう時こそ晴信がどっしり構えてなきゃいけないのに、ばりばり感情的になってんだもん。あれじゃ三条がぴりぴりするのも無理ないよ。ああもうどうしようもねえ。村上との戦で千葉ちゃんもゴリさんも戦死しちゃうから、武田陣は今後だめになる一方だな。もっとも勘助のバカさ加減は今川義元がばっちり指摘していたので、脚本家が乱心しているわけではないということは分かるんだけど。しかしああ不安だ。唯一の救いは真田様のみ。もうこの際途中から「真田太平記」の再放送にしちゃわないか?

 で、大河と言えば7月から時代劇専門チャンネルでこの番組が。
■独眼竜政宗
7月16日(月)スタート(月〜金の7:00から。再放送は同日19:00から)
 時専での放送はこの間もやってたけど、またやってくれることになった。総集編以外を見るのは本放送以来なので、どっぷり見たい。ちなみに「花の乱」が今、毎週土曜に一挙放送されている。おかげでこの間録り逃した奴も補完できますよ。はあよかった。

 話はちょっと変わるけど、今「花神」にはまっています。カシンですよ、カシン。You Tubeに上がってた映像を見ているうちに本編が見たくなって、今月の頭くらいにレンタルで総集編を借りて見たのよ。全部で八時間半あるので、一日に一時間ぐらいずつ見て一週間でゆっくり返すつもりだったんだが、あんまり面白くて結局二日で見終わっちまった(ボカ〜ン)。そしてDVDも買ってしまいました。全話ボックスが出たら即買うつもりだが、これ、総集編しか映像が残っていないのね。ちなみに原作も読んじゃいました。でもドラマほど面白くはない。司馬ウンチクをとばしてストーリーだけ読んでたら、あっちゅう間に読めちゃったよ。

 吉田松蔭の清々しさは言うまでもないけど、やっぱり主役の蔵六がいい。もう、かわいすぎ。メイクも相まってなんかジョン・ベルーシに似てるから余計いいよ。あと、これは自分でもすっげえ意外なんだけど米倉斉加年の桂小五郎にどっぷりはまってしまった。「花神」はそもそも長州が中心の話だから、桂小五郎ときたら当然、かっこいい人担当のはずなんだけど、なんでしょうかこの「本当はお笑い担当?」な雰囲気は。ああもう好き好き。余談だけど、米倉斉加年って「まさかね」って読むんだね。ずーっとよく分かんないまんま「さかとし」なんて呼んでたよ(でもこれ知らずに読める人いるのか?)。さらに初めて知ったのは、イラストレーターの米倉斉加年と同じ人だったということ。えええええーっ、し、知らなかったああ〜。だってあーた、あの顔とあのなまめかしい絵は普通結びつかないよ。世間じゃみんな当然のように知ってるのか? どっちにしても今更すぎて恥ずかしい。

 あとやっぱり7月の時専で「栗塚旭特集」として、昔の新撰組ものの放送がある。こっちも楽しみだな。ああもちろん録画しておいて、原稿終わってから見るさ。




2007年06月23日(土) 忍者の里へ

 只今夜11時。今日は旧ニフの009仲間と一緒に三重県上野市へ行ってきました。いやあ、楽しかった〜! 幹事様皆様、ありがとうございました! 道中記は書けたら書きたい。で、まあとにかく無事に帰ってきたわけだが、家ん中に誰もいない。て言うか夕方以降にいたという形跡がない。まさかと思って母の携帯にかけたら案の定、犬に餌をやっていなかった。ああごめんよ小鉢。



2007年06月22日(金) モーニング29号「さよならジル様」

 朝日ソノラマが解散か。お世話になりました。

 昨日出たモーニングを立ち読みしてたら一本の読み切りに釘付けとなり、結局そのまんまレジに持っていってしまった。何がキたって、新人賞の「さよならジル様」。現役女子高生腐女子の苦悩の青春を描いた物語である(ボカ〜ン)。いやー、もう自分の小中高のオタクライフを思い出して悶絶致したよ。エピソードがどれもこれも我が身に覚えあり過ぎ。

 私的な話になるが、漫画のオチでふと高二のある日のことを思い出してしまった。同じクラスの子だったんだけど、全然オタクじゃないのに授業終わった後「今日レイが死ぬから帰る」って言ってターッと帰ってっちまったんだよなあ。そうそう、昨日ユダが死んじゃったからな。今日はいよいよレイなのさ・・・(思わず回想)。

 まあ一口にオタ女と言っても来し方は人それぞれなんで、全てのオタ女がこれに共感できるわけじゃないだろうけど(オチもベタだし)、一読をおすすめしときます。

 どうも原稿が気になるので「プレステージ」も「アポカリプト」もパス。ああケイン様・・・。だが「ゾディアック」だけは見よう。




2007年06月16日(土) 鉄人28号 白昼の残月

 昨日の日記にも書いた通り、行こうか行くまいか迷っておった。ついでに言えば朝から頭も痛かったし、さらに外はカンカン照り。ますます足が遠のく。まあしかし今日はそもそもお昼に今池の近くに行く用事があったので、出かけなきゃならんことは同じであった(だからこそついでに映画を見てこようと前々から決めていたわけで)。行くとしたら4時半の回と決めてはいたが、実際見るかどうか、用事を済ませた後でもまだ決めかねていたので、取り敢えず映画館の前まで行って作品のポスターを見て己を試してみた。ポスターを見てみたらぼんやりとではあるが、ああやっぱ見よっかなあ〜という気になって、そのままふらふらとカウンターへ。当日券を買い、整理券を貰った。まだ1時だったこともあって、整理番号は見事イの一番であった。うん、なんか分からんが嬉しい。その後は栄に行って、お昼を食べたりデパートをぶらぶらしたりしながら開場までの時間を潰した。

 で肝心の映画なんだが、いやあこれが! すっごいよかった! はあ〜、ほっとしたー、今日はハズレじゃなかったよ。それどころか大当たりだい。むうしかし感想は何を書いてもネタばれになっちまう。困ったもんだ。取り敢えず、テレビ版の匂いそのままに、さらに劇場版らしいがっちりとしたお話であったとだけ言っておこう。それにしてもテレビシリーズからもう三年もたっちまったんだなあ。早いもんだ。でも三年もたったとは思えないくらい、リアルタイムのテンションそのまんまだったなあ。敷島博士は相変わらず脳天気だし。「これは戦時中に金田博士が残した何々だ」とかも相変わらず出てくるし。あんたどんだけトンデモないもん残してるのさ。あと高見沢さんが腐女子化してたのには笑った(まあもともとその気はあったけど)。

 音楽は千住明ではなかった。なんと驚くなかれ、伊福部昭なのだ。もちろんさすがに書き下ろしではないんだけど、伊福部音楽の中で劇伴として作られたのではない、オリジナルのクラシックとして作られたものをチョイスして使用しているのである。これがいいんだよね〜、いかにも昭和のゴージャスという感じで。まあとにかくこの映画、全てにおいておすすめなので、レンタルで出たら是非見て欲しい。

 来週と再来週で「プレステージ」、「ゾディアック」、「アポカリプト」が見たいんだけど、なんかもう下手に出かけると原稿のことばっかり気になりそうで、楽しめるかどうか微妙やのう。と言いつつ見ちゃうんだろうけど。




2007年06月15日(金) 300

 なんか最近、期待して行った割にはうにゃうにゃなパターンが多いような気がする。まあ正直言うと、当初に比べれば「300」への期待は下がっていたんだけど。ちなみに明日は鉄人を見に行くつもりなんだけど、なんかこれもダメなような気がしてきた。いやいや後ろ向きになっちゃいけん。気に入らんもんであったとしても、だからこそ学ぶ所も多いはず。「300」は取り敢えずペルシャ側の衣装がよかった。しかしそれ以外がなあ。なんつーかこっちとしては深作欣二を期待して行ったのに、深作健太と石原慎太郎を足して二で割ったやつが出てきたって感じだ。戦闘シーンはいいけど、これにしたって指輪のヴィゴたんやオーリーでも見返しゃ足りるしなあ(ボカ〜ン)。私的にはグラのラッセル・クロウでもいいな。ああマン喫に行きたい。この不満はマン喫で北斗の拳と花の慶次とシグルイを一気読みでもせん限り消えやせん。

 そんなわけでしょんぼりしながら(ついでに腹も減らかしつつ)家に帰ったのだが、テレビをつけたら金曜ロードショーでラピュタをやってたのでちょっぴり慰められた。やっぱ声優はいいよな、声優は(そこがツボかよ)。とはいえそのラピュタも最後まで見ているわけにもいかないのでパズーが森やすじと会うとこまでで我慢。ああしかし明日の鉄人どうしよっかな。




2007年06月14日(木) ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

 コメディと言えばこれの前にTOHOで「主人公は僕だった」が公開されていたけど、これは行かなかった。せっかくのウィル・フェレル主演だったのに。奥魔女だって見に行ったくせに。まあタイミングが合わなかったせいもあるけど、せっかくウィル・フェレルを見るんならこんなこじゃれたのじゃなくて「俺たちニュースキャスター」系のが見たかったんだい。

 で、ボラットを見に行ったのは「主人公〜」へ行かなかった分、何か一本アメコメ見とこうという気持ちがあったからなんだが。まあ、あれだ。サウスパークが好きな人には大いにおすすめできる作品である。逆にそうでない人には全くおすすめできない。ちなみに私はだめだった。まあサウスパークも嫌いじゃないんだけどね。映画版とか好きだし、本家テレビ版も一本かそこら見る分には好きだ。ただ何本も見るのは嫌なんだよね。シンプソンズなら何十本でも見たいけど。電波少年に近いノリも電波少年が嫌いな私にはますますもってだめだった。無茶をやることが目的化したようなネタは好きじゃないのだ。そういうのってなんか「ほらこんな無茶なことやってる俺たちって凄いでしょ」っていう風に押しつけられてるような気がしちゃってね。擬似ドキュメンタリーで差別ネタってんなら、エディ・マーフィが大昔にSNLでやった「白人になろう」の方が百倍くらい面白い。




2007年06月09日(土) 明日は山田太一「今朝の秋」他コロコロとか高橋留美子とか

 毎週日曜深夜のNHKアーカイブスがまた山田太一の傑作ドラマを再放送してくれます。明日、必見。

■「今朝の秋」6月10日(日)23:40〜25:15
 本放送は遥か20年前の1987年。出演は笠智衆、杉村春子、杉浦直樹。私がこのドラマを見たのは数年前の再放送で、ちょうど「ながらえば」や「冬構え」も日替わりで再放送された。その時ビデオに録画して今でも持ってるけど、折角なので今回HDDに録画しようっと。あとは「冬構え」を是非やって欲しいものだ。

 今日は歯医者に行ったついでにパルコのブックセンターに行ってきた。「熱血!! コロコロ伝説Vol.6」とクイック・ジャパンの71号を購入。コロコロは小学生の頃大好きだった。いや人生の全てであったと言っても過言ではない。ビックリマンやミニ四駆がなかったら今の私はいないのだ。ドラえもんもいいけど、「おぼっちゃまくん」、「あまいぞ!男吾」、「つるピカハゲ丸」、「かっとび!童児」どれも好きだったわ〜。この号には載ってないけど、キッカーズが一番好きだったな。おっ、コミカライズの「仮面ライダーBLACK」まである! なつかしーっ。ああこのザリガニ怪人の回、まさに読んでたよ。出てくる沼の名前が竜神沼だったってのはすっかり忘れてたけど。

 クイック・ジャパンの方は高橋留美子のロングインタビューが在り。高橋留美子の作品自体は嫌いなんだけど、この人の心意気は昔から凄く好きだった。本人が語ってるのはあんまり見たことがなかったので、これは貴重な機会と、ソッコーで買って読んだ。いやあ、やっぱりこの人すげえ。もうこれでもかこれでもかという強気なセリフ満載。そのくせどの物言いも決して傲慢に聞こえないところがまた凄い。言ってることがどこを切っても具体的で、曖昧さが一切ないのである。豪傑とはこういう人のことを言うのであろう。

 あー、そうそう、今月のダ・ヴィンチの「ヴィリ」なんですけど。これは何? 汐の声ですか、山岸先生。うええん恐すぎるよお。




2007年06月06日(水) ツォツィ

 前売り買って気合い満々で名演小劇場に乗り込んだわたくしでありますが、ううむ、正直面白くなかった。期待が過ぎたのだろうか。貧困・暴力・カタワと、好きなものがおてんこもりなんだが、セリフとか展開とかとってつけたようなものばかり。少なくともバフマン・ゴバディには遠く及ばない。尺は95分なんで、時間的にはそう損でもないのだが。



2007年06月04日(月) えっ、まだ還暦前なのに

 昼休みにネットを覗いたらあーた。亡くなったことにもがっくりだったが、まだ58歳だったことになおがっくりだ。

http://www.youtube.com/watch?v=FfSatyg51vg
 マクロスとか宝島とかムーの白鯨とか、好きなのを上げればキリがないが、未CD化作品ということでこれを。ハネケンの人生も打ち切りみたいなもんだし(涙)。

 1日には石立鉄男もぽっくりと逝ってしまいましたな。You Tubeを「少女に何が起こったか」で検索したらこんなのが。いやあ笑った笑った。
http://www.youtube.com/watch?v=IeaHXj393ic
 嬉しそうだね、鉄男。




2007年06月03日(日) 本丸より使者が参りました

 受かりました。猪面冠者は009で、18日土曜日「西地区ゆ−25b」です。

 冬の時、検索解禁日の前日昼くらいにメールで結果が来たので今回もそれを期待していたのですが、それがなかったので11時半くらいから検索ページにへばりついておりました。すさまじいサバ落ちと格闘しつつ受信ボタンをカチカチカチ・・・。随分と長い戦いでありましたが(あんた暇?)、さっき(12時半頃)あっさりと一通の当選メールをいただき、ああこれより私は原稿のみに向かうのだ! 今度こそ分厚い新刊を! と決意新たにいたしましてございます。つっても「ツォツィ」と鉄人だけは見に行くけどね! できれば「300」も。

 しかし今回委託コーナーは中止ですか。まあこちらから要求あるのみではアレだが、二日間開催の時はこれはやって欲しいなあ。



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