猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2007年05月28日(月) えっ、残ってたんだ!

 びっくりしたので貼っておく。本編なんてもうとっくに散逸したもんだと思っていたので。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000QUCZQ6/ref=amb_link_49759806_1/250-3316143-3481826?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-7&pf_rd_r=0WP92W4AMVVB29WTDV0S&pf_rd_t=101&pf_rd_p=75171506&pf_rd_i=561958

 この分だと「花神」もいつか完全版が出るのか? 「風と雲と虹と」の一作後なんで、どうにか残ってて欲しいんだけどなあ。もう最近はこれを見ちゃあ、涙ぐんでいるのよ。
「人間にも春夏秋冬がある」
http://www.youtube.com/watch?v=MDyrqbwxGqs&NR=1
 名セリフですね・・・。「花神」のこのセリフと、「武田信玄」の「そこの妖怪っ!!」でもって私の中ではベストオブ大河脇役は篠田三郎なのです。で、この部分だけ見てるとドラマの主人公は吉田松陰みたいですが、一応断っておくと主人公は大村益次郎(中村梅之助)です。蔵六が出てくる動画も探せば一杯あるよ。ああもう、来年は篤姫なんかやらんで「花神」か「翔ぶが如く」を再放送すりゃいいのに。

 探し中だったイブニングは無事発見できました。それもなんと近所の本屋で。その本屋さんはここ数箇月、ずっと改装工事中だったので完全スルーしてたら、実は三月からリニューアルオープンしていたのでした。昨日、犬の散歩中に寄って発見した次第。とにかく「少女ファイト」が読みたかったんで、それが叶って大満足です。




2007年05月27日(日) 天元突破グレンラガン第9話、他ギアス

 前々から見よう見ようと思いつつ、録画し忘れること数週。今日やっと初見です。ええ、いつも見ている人ならお分かりですね、今頃、それもよりによって今回から見始めることがいかに愚かであるか(ボカ〜ン)。やあ私もねえ、いろんなブログから兄貴が前回で退場したっていうのを知った時にゃもう本当に地団駄踏んだよ。まあでもこのまんまずっと見ないよりはエエかなあ、と今回ちゃんとセットして見たのですが、う、やっぱなんかだめだ。主人公がなんでこんなにダークサイドに落ちちゃっているのかが分かんない。今のこのエピソードのテンションに入り込めない。まあなんとなーくは分かるんだけど、肝心な部分が掴めない。か、悲しい。あらためて一話からこつこつ見ることの大事さを噛み締めました。

 やっぱアニメ雑誌とか立ち読みでもいいから毎月読まないとあかんね。どこのスタジオのどんな作品がいつからやるか、そういうのはある程度は把握しとかんと、面白もんをどんどん見逃してしまうわ。と、こういうことが起こる度にそう思って、しばらくは真面目に雑誌チェックするんだけど、またそのうち忘れるんだろうな(笑)。

 でも分からないなりに面白いね、グレンラガン。作画が昔のシンエイ動画みたいで好き。メカデザインがスパロボ風なんで、下手すりゃ古臭いお子様向け、よくてもゲキガンガーになりそうなんだけど、そこはいかにもガイナらしい粋な遊びが入ってて古臭くない。見た目だけでも凄く楽しい。これからも真面目に毎週見るぜ。

 昨日ギアスのDVD5巻がアマゾンから到着したので、未見だった13話「シャーリーと銃口」を見た。はあ、これですっきりした。でも意外とこの回は見なくてもそんなに差し支えなかった。いや、別にこの回が捨て回だったという意味ではない。ただ、12話から14話の流れでそんなに違和感がないんだよな。もちろん一話たりとも見逃せないアニメではあるんだけど、各話に新しい情報をぎっしり詰め込みつつも、同時にこれまでのおさらいも常にやってくれているんだよね。いや、ほんとよくできたアニメだわ。夏のラスト二回はどうなるかな。どう考えても二回じゃ終わりそうにないんだけど。2ndシーズンを作ってそっちで真のラストスパートをやることも有り得るかも。「コードギアス 隷属のスザク」とかって(ボカ〜ン)。

 谷口悟朗の作品にしては嫌いなキャラが少ないギアスだが、それでもスザクとシャーリーだけは好きになれん。リヴァでもイクミとあおい(前に葵って書いちゃったけど、間違いでした。直しときます)が嫌いだったんだけど、スザクとシャーリーってまさにイクミとあおいだよなあ。イクミもスザクもそうだけど、なんであんなに視野が狭いのかね。重大な過ち(ただしある意味不可抗力の過ち)を犯した人間がそのことにずーっと足を引っ張られちゃうのはよく分かるんだけど、囚われるばっかりで学習していないとこが嫌い。「自分の考えのまま突っ走ってしまう」という点において、スザクは子供の時点から全く成長していないよねえ。しかもそういう自覚すらないみたいだし。少しは迷えよ。己の考えに疑いを持ってくれ頼むから。あんた七年間何してた、と言いたいよ(あ、七年じゃなかったっけ。ま、いいや)。あたしにゃルルよかスザクの方がよっぽど人を上から見ていると思うぞ。優しいけれどガラスのハートってとこも私的ウザポイントだ。まあ、それは真面目で純粋だからそうなるんだろうけど、スザクの真面目さとか純粋さって、弱さやずるさの上に成り立っているから綺麗じゃないのよね。もう悪意が忍び込む隙がありすぎと言うか。だから本当に綺麗なユフィと並べると違いは瞭然だ。まあとにかくあたしはスザクが嫌いなわけです。嫌いなので生き残って欲しい(ボカ〜ン)。できれば彼には、荒廃した日本を全部押し付けられるとか、いや〜な役割を担って欲しいです。




2007年05月25日(金) ギアス、23話まで

 見たよ、見た。そしてユフィもな。今は何も言うまい。とは言え悲しみに浸る間もなく、かないみかの声にイライラっとし、最後にオレンジ君の「おはようございました」で大爆笑してしまったが(ボカ〜ン)。はあ、よくこんだけ話を詰め込めるよなあ。アメリカのテレビドラマ見てるみたいだよ。これで最終回もアメリカのテレビドラマの如く、全部ドカーンその後フォローなし、とかだったらちょっとむかつくが(笑)。ま、そうは言っても私なんかこうして人様のビデオで何のタメもなくダーッと見られたから逆にラスト二話が夏まで延期って言われてもそんなに腹は立たないけどね。でもリアルタイムで一週一週こつこつと見続けてる人にとってはこんなストレスフルな仕打ちはないよな(笑)。

 そういやこの間ギアスはDVDの特典がいい、と書いたけど4巻の音声解説が特におすすめ。#8「黒の騎士団」でキャストの福山潤と真殿光昭、田中一成、それとプロデューサーの河口佳高が喋ってるんだけど、もうこれが完全に居酒屋トークで、みんなぶっちゃけまくり。特に真殿さんが本性出しまくりで最高。
「なんでみんなバンダナ巻いてるんだよ」
「扇は何つけてもかっこ悪いよなあ」
「扇の頭って絶対、美容院で失敗したんだよ」
 の、三発言が一番笑えました。声優のトークでこんなに笑ったのは矢尾一樹以来だ。

 話はそれるがイブニング最新号が見つからん。発売日を一日でも過ぎると買えないってのはいつものことだが、今回は発売日だってのにいつも買っている本屋がもうなくなってて、以後方々をさすらうも買えずじまい。うーん、明日にでもどこぞかの本屋で取り寄せてもらうか。ま、取り寄せれば読めるんだけど、待ちきれないよ、ふおおお・・・!

 あとこれは自分用メモ。「鉄人28号 白昼の残月」は名古屋ではシネマテークにて6月9日から公開。上映時間は9日から15日までが12時30分からと14時30分から。16日から20日までは12時30分からと16時30分から。・・・って、なんでこんな変な時間割なの? もしかしてもうすでに一巡りして今回のはアンコールなのか?




2007年05月23日(水) ラブソングができるまで

 今週で終了とのことで慌てて行ってきた。すでに18時10分からの回しかやっていない。会社終わってから行くにはかなり苦しい時間だぜ。土日に行けばよかったんだけど、ここんとこ暑くて、休日の昼間は電池切れ(この間のアニメイトも日が落ちてから行った)。映画も行くと頭痛になりそうだったんで、そのうちなんとか頃合にならないものかと思っていたのだが、結局こんなギリギリで行く羽目になってしまった。嗚呼。いやしかし行ってよかった。ヒュー・グラントのラブコメだから面白いに違いないとは思っていたけど、想像したのよりずっと面白かった。

 80年代に人気を博したポップスグループ「ポップ!」(要するにワム!)のメインの一人だったアレックス(ヒュー・グラント)だが、相棒のコリンがグループを脱退してソロデビューし、それがバカ売れしてコリンは一人勝ち。アレックスも負けじとソロ活動を開始するのだが、結果は惨敗。彼の転落の始まりだった。

 で、映画の冒頭にポップのプロモ映像が流れるんだけど、これがもう超笑える。そうそう、80年代ってこういうプロモよく見たよ〜っ! でも当時は私もガキだったからなー。あの頃もうちょっと物心ついていたら今のこの恥ずかしさをもっとこう、ぐっと味わえるんだけど。いやそれでも充分笑える。この場面だけで丼十杯ぐらい笑えた。てゆか50近くにもなってこんなことをさらりとやっちまえるヒューヒューが凄いよ。さすがオックスフォードだよ。

 最初の失敗でアレックスは曲作りへの情熱をなくし、以来、遊園地や学園祭をドサ回りすることで糊口をしのぐ日々であった。しかしそんな彼も今や40過ぎ。ドサ回りは唯一の食い扶持とは言え、昔のように歌って踊るのもそろそろ辛く・・・。いやー、このドサの描写がリアルなのよ。演目の後半になってくると息が続かなくなってきたり、腰が辛くなってくるヒューの姿ったら可哀相なもんで。まあそんな有様が笑えたりするんだけど(ボカ〜ン)。ヒュー相手にワーキャー言ってるファンがまたしょっぱい。みんな子供二、三人ぐらいいそうなおばちゃんばっかりなんだけど、そんなおばちゃんでもワーキャー言ってる時は心@80年代なのよ。ちゃーんとグループのTシャツとか着てんのよ。でも見てくれはやっぱりおばちゃんなのよ。あいたたた・・・。ま、人のことは言えないけどさ。

 そんなヒューに一躍チャンスが訪れる。人気絶頂のアイドルから楽曲の依頼が来たのである。しかし所詮は人気アイドルの気まぐれ。数日の間に作ってこいだの、曲のタイトルはこうしろだの、かわいい顔してなんともストレスフルなご要求ばかり。で、いい加減煮え詰まってきた頃にドリュー・バリモアが現れる。

 気立てのいい天然娘との出会いによってかつての情熱を取り戻す主人公、という流れはまさに王道なんだけど、今が盛りの人気アイドル相手じゃ二人の音楽に対する誠意なんて屁みたいなもんなわけで、その辺を巡って「それでも歌を作るのか、作らないのか」と葛藤するヒューとドリューの描写はなかなかシビア。ドリューも単なる天然娘ってわけじゃなくて、物書く人間にありがちなイタい部分をいろいろ抱えてたりしてて、ちょっと共感してしまったよ(いや共感したくなかったけどさ、こんなイタい奴)。見終わった後、同じくドリュー主演の80年代バックトゥ映画「ウエディング・シンガー」も見たくなった。そのうちレンタルに行こかしら。いやその前にワムのプロモをYou Tubeで漁りたい(笑)。




2007年05月19日(土)

 今日はアニメイトに行ってギアスのDVD一巻と「ヒロイック・エイジ」の主題歌シングルを買ってきました。あと前から買おうかどうしようか迷っていた「フルーツバスケット」のカフェオレボウルも買ってしまいました。トレーとセットになってるの。デフォルメされた透ちゃんとゆっきーとキョンがついててかわい〜。

 さてDVD一巻。ギアスは借りたビデオでも第一話が見られなかったので、これで補完じゃい。他の巻もいずれちまちまと買い揃えようぞ。ただし買うとしたらアマゾンかな。割引で買えるし(ケチめ)。メイトもポイントたまるからいいんだけど、混むからなあ。来週25日に五巻が発売されるけど、バンビジュ発売日(毎月26日前後)のアニメイト3階って混み具合が半端じゃねえから行きたくねえのよ。

 DVDの特典は思ったより濃い内容で実に買い甲斐があった。特に谷口悟朗、福山潤、ゆかなによる音声解説が面白い。てゆーか谷口悟朗、あんた声優でもないのに美声すぎ! 止め絵のおまけドラマも結構きちんと作ってあって久し振りに作り手に感謝の念を覚えましたわよ(ファンチル以降、シリーズアニメって全然見てなかったもんでね)。

 そういや私、リヴァもなんだかんだ文句言いつつDVD全巻揃えたもんなあ、リアルタイムで。つきあいいいよな、我ながら。




2007年05月18日(金) 「コードギアス 反逆のルルーシュ」他いろいろ

 はーっ、やっと労働保険料の計算と納付が終わったよ! 年に一度のこととは言え一人でやるのは初挑戦だったので実にはらはらしたことよ。こんな年に限って申告書の到着がいつもより遅かったりするんだから、もう。ああ、でもかなりすっきりしたわあ。と言っても来月は来月で賞与の計算をせんならん。まあこれは前にも一回一人でやったからなんとかなるか。

 更新せんとか言ったが、上記のごとく心晴れ晴れなのでここ最近のことをざざっと書いておく。

■4月8日日曜日の午後3時から4時55分まで「植木等さんを偲んで」という形で「スーダラ伝説・夢を食べ続けた男」が教育テレビで放送されていた。ちなみに2005年に作られたものの再放送である。ただし本放送は未視聴だった。過去映像はもちろんのこと、本人や関係者へのロングインタビューが一杯。年が年なんで青島幸男も出てきてて泣けるぜ。ああでも途中からでもいいから録画しときゃよかった。民放の追悼特番は録っといたけど、あっちは民放の悲しさでゲストがうざかったんだよな。本人の過去映像なんかはよかったけどさ。
 戦争中にお父さんが反戦活動をしたかどで捕まえられちゃった話とか、ジャズ時代の話とか、映画時代の話とか、どれもあんまり知らない話ばかりだったこともあって結局ずーっと見入ってしまった。取り敢えず印象的だったセリフをうろ覚え書き。
「(『スーダラ節』を貰った時)これが万が一ヒットでもしようもんなら、俺はこの先ずーっとこういう不真面目なイメージを背負ってかなきゃならないのかって思うと、嫌だなあって。で、当時は親父がまだ生きてましたからね、『俺こんな歌、歌わなきゃならないんだよ』ってちょっと歌詞を見せたんですよ。そしたらお前これはなかなか真面目な詞だ、うちの浄土真宗の教えにも通じるって言うんですよ。『お前な、親鸞上人って人は“分かっちゃいるけどやめられない”っていうことをずーっと繰り返しながら九十いくつまで生きた人なんだよ』って」
「(無責任シリーズが終わった時)そりゃあほっとしましたよ。まあこの先どうなるかなって心配もありましたけど」
「ああ今日はそんなパーッとした顔やれる気分じゃねえな、こんなことやりたくねえなあって思う時があるんです。でもお客さんなんかに喜ばれるとね、こっちもやる気になって、あんなこと思っちゃいけなかった、頑張らなきゃなあって思うんです。でもまた結局嫌になったりしてね。まあその繰り返しですね」
 他、植木等の長男の言葉。
「親父は言ってました。『人生は一に我慢、二に我慢だ』って」
 まあ息子相手だから親としてこういうことを言ったんだろうけど、植木等がこういうこと言うと重みが違うなあ。それにしても本当に真面目で大人らしい大人だったんだな。
 個人的には90年の紅白歌合戦の映像が懐かしかった。そうそう、私にとって植木等といえばこの「スーダラ伝説」なのだ。そもそも当時中一だった私が植木等を知ったきっかけは「ちびまる子ちゃん」だったし、いじわるばあさん以前の青島幸男を知ったのもやはりまる子だった。この年は「おどるポンポコリン」でB.B.クィーンズも出てたなあ、懐かしい。翌年は山本リンダも紅白に登場した。あの頃の「ちびまる子ちゃん」効果は絶大だったなあ。

■会社の偉い人がもうすぐ第一線を退かれるということで、水曜日は業務終了後、みんなでご飯。二次会が終わってお開きとなりわらわらなっていた時に、ありがとうございましたとかなんとか個人的に伝えたのだが、その後こう言われました。
「バンビさん(仮)、仕事と趣味は車輪のようなもんだ。どちらも同じ大きさでなければ人生は前へ進まない。仕事ばっかり大きくて趣味の輪が小さいと同じ所をぐるぐる回る一方で、ちっとも前へ行かない。趣味ばっかりでもそれはおんなじだ。仕事と趣味は両方同じように持ってないといかんよ」
 なんと有り難いお言葉。今宵のそのお言葉、それがし肝に銘じておきまする。・・・て、でも偉い人さん、あなたは私の何を知ってらっしゃるの!? あたし趣味がどうだとかあなたの前ではぽつりとも申し上げたことないんですけど! うえーん、すげえ気になったんだけど聞くに聞けなかったよ!

■友達からビデオを借りて「コードギアス 反逆のルルーシュ」をようやく視聴開始。夏の最終話までに見倒すぞ。うー、やっぱ谷口悟朗は面白いなあ。人はブチブチ死ぬし、心理的にもエグい描写おてんこもりでスカっとするぜ。でもこの人の欠点は相変わらずだなあ。クラスメイトのシャーリーとか、陽のキャラクターをウザにしか描けないのはなんでかのう。リヴァでもあおいが嫌いだったんだけど、谷口悟朗ってこういうキャラをわざと出してないか? 作品の陰湿な部分を正当化するために陽のキャラクターを敢えて嫌味に描いているような気がしてしょうがない。監督は違うけど、種におけるシンの描かれ方にも似ているような。こういうことを原作ものである「プラネテス」でもやられたもんだから怒って「ガン×ソード」見なかったのさ私は。
 故郷が悪の軍事国家に侵略され、主人公が反乱側に身を投じるという辺りはレイズナーっぽい。レイズナーのエイジはあいのこだったけど、ギアスのルルーシュも「生まれはブリタニア。でも心の故郷は日本」だから立場的あいのこと言えよう。なんなら主題歌もあのクソみたいな歌を取り下げて「メロスのように」にしちゃえばいいのに。まあメロスも作詞秋元康だけどさ(なんて思ってたら後半で歌が変更した。しかも前よりひどい歌に・・)。キャラの配置はガンダムっぽい。コーネリア殿下なんてキシリア様みたいだし。
 それにしても木村貴宏の絵はくどいのう。まあ顔の描き分けができてる分、平井久司よりは好きだけど、苦手なもんはやっぱ苦手。なんか体形が肉々しいし、いかにもアニメ! って感じのケバさ(それも思いっきり野郎向けのケバさ)が嫌いなんだよな(まあそれ言ったら結城信輝だってまさにそうなんだけど)。今回はキャラ原案がCLAMPだから、そこそこ女向けのデザインにシフトしてくれてるんで視覚的に助かる。もこなあぱぱの絵だってそんなに好きなわけじゃないけどな。でもレジスタンスの皆さんがおでこにバンダナ巻いてたり、妙なジャンパー着てたりするのはいかがなものかと。あとカレンのカニみたいな髪型もどうにかならなかったのか。
 ユフィの最後に関しては雑誌やらなんやらですでにネタばれ済み。それでなくても最近の同人イベントではジャンルを問わず、ペーパーに儚げなユフィを描いてる人がやたら多いので、大層に悲惨な退場劇であったことが嫌でも分かっちまうわい。ちなみに#19「神の島」の前半パートまで視聴済み(とゆわけで続きを下さい・・姐さん)。今んとここ#9「リフレイン」が一番のお気に入りです。好きだよ、こういうヤな話は。カレンのお母さんの声が天野由梨だったのが萌えた。天野由梨と言えばサイバーの今日子さんだが、最近ぱたっと声を聞かなくなっていたので余計嬉しかった。そーいやシリーズの初っ端には堀之紀もちょこっと出てたね。この人こそめったにお声を聞けない。ああそれが、こんな端役とは言え耳にできるとは嬉しや。他にも成田剣とか梁田清之とか、好きな人がレギュラーで出てるんで毎回楽しみ。
 にしても謎の多いアニメだよな。ギアスの力って結局なんなのさ。ルルーシュとナナリーの母、マリアンヌって誰が殺したんだろ。で、19話までしか見ていない奴の仮説ではあるが、実はナナリーってギアス持ちなんじゃないのかと。マリアンヌが死んだのはユフィの時と同様、ナナリーのギアスが暴走したせいじゃないのか? で、ナナリーはショックでその時の記憶を喪失し、光も失ったのではないのか。目が見えなければギアスも使えないし。あるいはマリアンヌがギアス持ちで、暴走したとか。「国内にある皇族の住まいにテロリストが侵入するなんて有り得ない。皇族の誰かが手引きしたに違いない」っていうルルーシュのセリフは、作り手のミスリードってことで。あるいは第二皇子シュナイゼルの仕業かな。マリアンヌって平民出身でありながら皇帝の寵愛を一番に受けていたというから、シュナイゼルの母は相当嫉妬していたであろうと思われる。で、当時まだガキだったシュナイゼルは子供ゆえの視野狭窄から継母を殺したのではないかしらん。シュナイゼルの気色悪いまでのフェミっぷりも、実母のために継母を殺したトラウマゆえのものだと考えると非常に納得がいく。あと、ニーナは日本に原爆(のようなもの)をぶちかますに、はらたいらさん3000点(ボカ〜ン)。さて、私の読みは当たるか。あとC.C.もよく分かんない奴だよね。結局こいつのせいで世の中が混乱しているとしか思えねえ。イデの力よろしく、二つの勢力を争わせて人類全てを滅ぼそうとしているのかなあ。
 どうでもいいけど、シュナイゼルの声って井上倫宏だったのね。グリーン先生だよ、グリーン先生。ERからこっち、吹き替えでこの人の名前をよく見るようになったけど、正直何やってもグリーン先生にしか聞こえなくて将来が心配だった。でも今回シュナイゼルの声にはグリーン先生の影が微塵もなかった。ああよかった、この人もこれで役者としてやっていけるんだわ、と思いましたわ(て、あんた58年生まれのおっさんに向かって)。井上倫宏ってもともと劇団円出身で、蜷川の舞台で主役やったこともあったんだけど、あんまり有名にはならなかったんだよねえ。ま、そもそもER自体、顔出しとしては大成しなかった役者さんが声優やってますっていう人が大量にいたけど(小山力也とか)。最近知って吃驚したんだけど「太平記」にも出てたんだよな。もっくんとよく一緒にいる公家の役なんだけど。まあしかし当初とは全く別のジャンルとは言え、こうして生き残ってしかもきちんと作品を残すということはなかなかに成し難いことよな。




2007年05月04日(金)

 今日(あ、いやもう昨日か)木曜洋画劇場の「プロジェクトA」見てたら「プロジェクトBB」もめちゃ見たくなったんだけど、どこももう終わってるよ、うわーん。そういや今日は木曜でレディースデーだったが、映画行かなかったなあ。ま、いっか。どこ行っても混んでるに決まってるもーん。さて13日の「ブラック・ブック」その他ちょこちょこ追記しといたんで、(仮)を外しました。ただ「13/ザメッティ」は特に追記することがなかったんで、(仮)は外しましたがなんも書き足してません。なお連休中及びそれ以降は夏コミ原稿に集中したいので、当落結果の報告は別として、今日から当分日記の更新はしません。よろしゅうに。


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