猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2005年02月06日(日) 有明が私を呼んでいる

 5日の土曜日にバイトから帰ってきたら、TOHOシネマズからハガキが届いていた。なんと、ちょっと前に応募した「『Mr.インクレディブル』冬の3チケットキャンペーン」で、一ヶ月間フリーパスポートが当たったとのお知らせ! 今月中にこのハガキを持ってTOHOシネマズ名古屋ベイシティ行けばそのパスポートをくれるんだそうだ。やったああああ〜。あのTOHOシネマズで一ヶ月もの間タダで映画が見られるなんて! ああもうバイトやめたいよ(ボカ〜ン)。とはいえこのパスポート、引き換えしたその日から一ヶ月間有効というものなので、春休み映画やGW映画をやる頃は自腹、ということになるのだが。

 この3チケットキャンペーン、以前にも別の作品で応募したことがあって、その時はかすりもしなかったもんだが、挑戦二回目にしてこうして当たったというわけだ。ううむ、これで今年の運は全て使い果たしたのだろうか。夏コミ落ちたりして。

 掲示板でも書いたが、最近日記を書いていません。まあ、とんとん拍子に更新できたためしもなかったわけでありますが。そんなこんなで気がつけばもう二月も数日過ぎてしまっている始末の今日この頃。今とにかくやらねばならないことといったら何か? だが今は日記を書いているどころではないのだ。ついでにサイトをいじっている暇もない。今はコミケの申し込みが大事なのだ。これを一文字一句間違えることなく書き終え、かつ投函することから夏の陣が始まるのだ。というわけで! ちょっと早いような気もするが、このどさくさ(と、思っているのは自分だけ)を利用して当分日記の更新をやめることにしました(うわあ、またかよ)。で、以前ならブランクの間もちょこちょこ書き残して、再開した後にアップしていたりしたが、今回に限ってはそれも一切なしにする。理由は単純で今はオフの方にやる気が完全に行っているので、オンで何かを書こうという気がゼロだからです。なお、次回日記の更新は夏コミ終了後です。えらい先のような気がしますが、たかが半年なんぞ同人者にとっては飛ぶ矢に同じです(泣)。いや、本当に勝手ですみません。とは言え、サイトはせめてもうちょっといじっときたいものです。

 以下、最近のあれこれについてまとめ書きしました。

■毎週見てますよ、大河ドラマ「義経」。清盛いい人すぎとかお徳のセリフ説明的すぎとか、ああ、あと松坂慶子の演技うざ! とか文句は色々ありますが、なんかもう登場人物が重々しい顔でむつかしい喋り方してくれるだけであたしゃ満足です。タッキーもセリフが少ないおかげで慎吾ほどアラ丸出しじゃないし。

■2月1日はバイトが休み。映画ファーストデイだったこともあってTOHOシネマズに「Ray/レイ」と「TAXI NY」を梯子してきた。自分としては超意外なことに、「TAXI NY」の方が面白かった。ドラマとかギャグとかはかなりゆるゆるなのだが(まあ、ゆるくないアメリカン・コメディなんてまずないけど)、クイーン・ラティファにジミー・ファロンという今まさに旬の旬を迎えている二人の手にかかると逆にそのゆるさが面白さに繋がるんだな。あ、ジミーたんはもちろんかわいかったです。ただ最初に登場した時キューバ人に扮してヒゲ&オールバックだったので、「ジミーたんったらいつのまにこんなに老けちゃったんだ」と思ってしまったよ。
 で、別に「Ray/レイ」がつまんなかったというわけではないのだが、ドラマの各パートの片づけ方がさくさくしすぎていて、「ええっ、そこをもうちょっと掘り下げてくれよう」と思っちゃうような所が多かった。振り返ってみれば、ドラマ部分よりもレイ・チャールズの歌の方に感動していた。ちなみに歌は全てレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックス自身によるもの。ジェイミー・フォックスのメクラ演技は勝新もびっくりの出来です。

■ゴールデングローブ賞で主演女優賞と監督賞を獲得、アカデミー賞でも多くのノミネートをされた効果だろうか、それまで単館で全米147館の公開だった「ミリオンダラー・ベイビー」が一気に全米2010館に拡大公開された。拡大公開後初登場のランクがなんとボックスオフィスで3位(1月28日から30日の集計)。もっとも単館公開時も10位台にはランクインしていたのだから、当然と言えば当然の結果なのだが。いやあ、すごいよクリント・イーストウッド。ちなみにクリント爺さんは今回初めてアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされている。ま、多分受賞はしないだろうが、こと演技に関しては賞とは無縁だったから本人的にはノミネートされただけでも嬉しいかも。

■NHKBS−2のゴールデングローブ賞授賞式、今日6日の7時半からやるって覚えていたのに、いざ当日になったら8時半になるまで気がつかなかった(ボカ〜ン)。「まあ今年はビル出ないし」ってだけでこうもボケてしまうものなのか。この分だとアカデミー賞まで見逃しそうでやだ。まあでも、ヒラリー・スワンクの主演女優賞とジェイミー・フォックスの主演男優賞受賞、それとロビン・ウィリアムスのセシル・B・デミル賞はちゃんと見られたので自分的には満足。・・・と言いたい所だが、私が見逃していた時間帯にERのルカ役のゴーラン・ヴィシュニックが出ていたと後から知って超がっくり。
 あ、でもジェイミー・フォックスの受賞スピーチは感動したよ。最初は普通にニコニコしながら喋ってたんだけど、途中でぴたっとなって「『上から見守られている』という祖母の言葉を昔は信じていなかったけど、今ならその意味が分かるよ」と涙ぐみながら語るところは私もちょっと泣けたよ。そいや、この主演男優賞にはジム・キャリーも「エターナル・サンシャイン」でノミネートされていたなあ。ジェイミー・フォックスはもともと「イン・リビング・カラー」っていう黒人ばっかりのコメディ番組に出ていたコメディアンなんだけど、ジム・キャリーもこの番組の出身なのだ(ちなみにジム・キャリーの役柄はバカとかいつもいじめられる奴とか、要するにクズ白人役)。さらに言えば、きたるアカデミー賞授賞式で司会を担当するクリス・ロックも同番組の出身である。クリス・ロックはもともとはサタデー・ナイト・ライブの出身で、アダム・サンドラーや、マイク・マイヤーズとも共演していたのだが、SNL時代はあんまりぱっとしなくって、SNLを降板して「イン・リビング・カラー」をやるようになってから人気が出た人なのである。いやあ、アカデミー賞はクリス・ロックとジェイミー・フォックスが何か絡みをやってくれると嬉しいな。

■まだ見ていないけど、ジョニー・デップの「ネバーランド」なんだが。ピーター・パンの原作者ジェームズ・バリとその不倫相手の女性とその子供たちとのドラマで、各賞にも色々ノミネートされていてちょっぴり話題作なんだが、なんかねえ、こっちの期待するものは一切なさそうなんだよな。私の知っている限りではバリはショタコンで、件の女性に近づいたのも目当ては女性ではなく子供たちなんだよ。でもって、この子供たちの一人であり、ピーター・パンのモデルでもあった人物というのは、何があったか知らないけどすっげー不幸な死に方してんのよ。でも映画の宣伝や他の評論家の感想を見る限りじゃ、バリはこの女性をこそ愛していて、子供たちのことはあくまで愛する人の息子として、また自分の中の無垢な童心を投影する相手として、マジメに愛してましたっていう感じなのよな。ちぇっ、なんだよそんなのつまんね〜。まあでもなあ、バリの真実を描いた上でタイトルが「ネバーランド」じゃあ、んな映画今のアメリカじゃ上映どころか製作すらできるわきゃあない。どんな役でもやってくれるジョニー・デップだってさすがにそんな役は受けてくれないだろうし。
 というわけで当初は見る気なかったんだけど、監督が「チョコレート」のマーク・フォスターと聞いてちょっと迷いが生じている。この監督なら「上っ面だけは感動作だけど、中身はずず黒」っていうのを平気でやってくれそうだものな。ああどうしよう。

 というわけで半端なモノを残しつつ、しばらく潜ります。ではまた。



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