年があらたまって、一週間経った。 今日は、昨年秋から受けている比較文化の講座を受けに市民大学へ。 「音、祈り、ことば」というテーマで、日本および外国の様々な文化を対象とする。 韓国のパンソリ、アフリカやアジアの音楽と宗教的習慣、バッハの音楽、そして今日は、日本の古能、古歌舞伎について、実演を伴った内容。 朝、あまりに寒いので、さぼり心がわいたが、すでに、13回の講座のうち、海外旅行で2回休んでいる。 それに、講師は、どんなに寒くても、教えに来るのだ。 心に鞭を当てて、出かけた。 外に出れば、寒さはそれほどではなく、バスで10分の駅前の教室に行く。 逡巡していた分、少し遅刻したが、実演の舞踊などは、すべて見ることができた。 この講座も、来週で終わる。 教室を出て、駅ビルの本屋へ。 本は増えて困るので、あまり買わないが、見て歩くだけで、出版界の様子を知ることが出来るし、本屋ほど、好奇心を満足させてくれるところはないから、外出の折りには、かならず立ち寄ることにしている。 その中で、たまたま手にした古本屋とコーヒーの店についての本。 推薦の喫茶店の中に、家からすぐのところにそんな喫茶店が出ていて驚いた。 バスに乗る道沿いにあって、いつも前を通るのだが、入ったことはなかった。 今度、一度入ってみようと思った。 今、よく売れている本を一通りめくってみて、必ず寄るのは、パソコン関係。 webデザインの本を手に取ってみる。 これらは、立ち読みで、だいたい用が足りる。 買いたい本がいくつかあったが、家にある膨大な本のことを考えて、ぐっと我慢。 最後に、ビジュアルな作りで出来た家計簿と、ティーンエイジャー向きだが、これなら書くのも楽しいのではないかと思える、小型の日記帳を買った。 家計簿は、落第主婦の私のため。 結婚以来付けていた家計簿を、この5年ほど付けなくなってしまった。 収支が合わずに、いらいらすることが多く、精神衛生上良くないと、止めたのだが、今年からまた復活することにした。 90歳を過ぎても、ちゃんとお金を自分で管理している母を見習ってである。 そして、ビジュアルな日記帳は、母のためである。 母のところに行くと、壁に、毎月一枚入ってくる新聞社のカレンダーが貼ってあり、それに、その日のことを、びっしり書き込んでいる。 母が、数年前までずっと日記を付けていたことは知っているので、こんなカレンダーではいかにもかわいそうである。 「もう、書くこともないから、これでいいのよ」と言っているが、大きな字で月日の入っている、カラフルな日記帳なら、カレンダーとは別に、書く気になるのではないかと思う。 本屋の一階下には、ランジェリーの店。 暖かいパジャマを自分のために買った。 食料品は、正月過ぎからちょくちょく買っているが、買い物らしい買い物は、今日が始めてであった。
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