夕べ寝るのが遅かったので、今朝はだいぶ寝坊してしまった。 先に起きた夫が「梅が咲いたよ」という。 柔らかな雨が降っていて、音もしないので、気づかずにいたが、しっとりと濡れた庭の真ん中にある紅梅が、一輪だけほころびているという。 「だから暖かいんだね」と夫が言う。 ずっと空気が乾いていて、寒さが続いているが、ホンのお湿りくらいの雨でも、空気が和んでいるようだ。 うちの紅梅の木は、かなり大きくなっていて、この10年ばかりは、実の方が大きくなっていて、その分花が小さくなっているような気がする。 庭師が毎年、詰めてくれたりするが、難しいようである。 実はならなくていいから、花が賑やかであってほしいのだが、以前は、空が見えないくらい花が咲いた。 どういう加減かわからない。 ともかく、梅が咲くと、春の来たのを感じる。 立春が過ぎたのだから、歳時記も初春になっているが、今朝は、梅一輪のお陰で、心が暖かくなった。 いつもサークルで一緒に遊んでいる人が、くも膜下出血を起こして、昨日手術した。 つい10日前に元気な姿を見たばかりである。 手術の結果は訊いていないが、早く元気になってほしい。
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