沢の螢

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成人式
2005年01月11日(火)

暮れからバタバタしているウチに、もう今月も10日経ってしまった。
この三連休の一日は、義弟の家に集まった。
昨年11月に、義弟の娘が結婚し、新しく親戚となった姪の連れ合いを交えて、ゆっくり団欒した。
私たち夫婦と息子夫婦、義弟夫婦と、その息子夫婦、娘夫婦と、全部で10人。
まだ孫はいないので、おとなだけの集まりである。
数年前までは、正月は、いつも私のところで集まる習慣だったが、昨年あたりから、義弟の方に移っている。
こうして集まるのも、年に一度がやっと。
働き盛りの息子の世代は、忙しく、親との付き合いは、こんな形でしかないが、それでいいと思っている。
30,40になってからも、親子の付き合いを最優先するようでは、仕方がない。
親子の縁は、黙っていても、切れるわけではないのだから。
集まれば、世代を超えて、いろいろな話題に花が咲く。
愉しい一日となった。

寒に入ったからか、やはり寒い。
今朝は、さすがの私も、暖房をフル回転させた。
1時間くらいで、暖まるので、朝食が済むと切る。
庭に猫が入ってきたので、落とし物をされないうちにと、追い払ったが、思わぬランニングをしてしまった。

昨日は成人式だったが、今年はあまり混乱はなかったようだ。
式典で、祝辞など、聞かずに騒いだり、式の間中、携帯電話で、遣り取りしたり、行儀の悪いのは多少あったらしいが、警察沙汰にまではならなかったらしい。
今の若い人は、なんて言うつもりはないが、一定時間ジッとしていることさえも、我慢できないようでは、おとなとは言えない。
寿命が延びて、トシヨリがいつまでも、頑張っているから、若い人の出番が無くなり、いつまでも、子どもでいられるようになってしまったことも、悪いんだろうけどね。
もっと、役割を与えたらいいのだ。
私は息子が15歳の時、近所の葬式に、親の代わりに参列させた。
ちょうど、私たち夫婦が、はずせない予定があったためだが、息子は、香典を持って、斎場に赴き、近所の人たちのやり方を見て、無事にこなしたらしい。
15歳というのは、昔で言えば元服の年。
親の代わりを果たせる年である。
ましてや20歳ともなれば、親がいなくたって、一人で生きていけるはずである。
大学まで行かせてもらっているのに、いつまでも子どもではしょうがないではないか。
パラサイトで、居心地がよすぎるから、成人式での、実の処し方もわからない。
あの世代の親たちは、一体、家でどんな教育をしているのだろうか。
私の周囲の、少し上の世代は、もう成人を迎える孫がいたりするが、孫達にとっては、祖父母というのは、金蔓でしかないような話を聞く。
そんなことで、目尻を下げているおとなも悪いのである。
だからって、トシヨリは早く死ねなんて言わせない。
今の便利な時代が、当たり前のように与えられていると、思わないでほしい。
つい半世紀前の日本は、こんなじゃなかったんだから。
古いものから学ぼうとしない態度は、どこかでしっぺ返しされる。



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