昨日、横浜に行った。 相鉄本多劇場の芝居を見に行ったのであるが、渋谷からの東横線が、大分変わったと聞いてから、はじめて乗るのである。 今まで、桜木町終点だったのが、みなとみらい線に繋がり、中華街や、大桟橋まで行くようになった。 大桟橋と言うところには、神奈川県民ホールがあり、友達が歌の発表会に出たりするので、年に一度くらいは行っていた。 それが、この一年の間に、全くアクセスが変わったという。 特急で横浜まで30分足らず。 降りたのはいいが、目的の場所に行くのに、何度も人に聞いて、15分もかかった。 日曜日ということのせいか、横浜へのアクセスが変わった為かわからぬが、大変な人出である。 どこをどう行けば、どこに出るのか、全くもってわからない。 お上りさんもいいところである。 東京の人間は、案外と近県には弱いのだ。 二つの交番で訊いて、やっと目的の劇場に着いた。 女優5人のセリフ劇。 2時過ぎに始まって、1時間15分くらいで終わった。 知った人が出ているので、見に行ったが、あまり面白くなかった。 本多劇場は、東京世田谷の下北沢が本拠地。 そこでやってくれれば、私のホームグランドの範囲なのにと恨めしい。 終わると、ちょうどお茶の時間でもあり、何か食べようかと思ったが、土地勘のないところで、適当な店を見つけるのは難しい。 それに、歩いているのがほとんど、アベックやグループの、若い連中である。 肩と肩が触れ合うような混雑ぶりである。 落ち着いて、お茶など飲める雰囲気でもないなと見切りを付け、高島屋で、ちょっとウインドウショッピングをして、帰りの電車に乗った。 横浜在住の友人に訊くと、知る人ぞ知るのいいところが沢山あるらしいが、不意に行ったのでは無理である。 同じ人混みなら、やはり東京のほうがいい。 人に道を訊かれて、わからないときに、英語では、"Sorry, I'm a stranger here."というが、そんな気持ちの半日であった。
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