沢の螢

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イヤなヤツ
2004年06月28日(月)

ねえ、ちょっと聴いてくれる?
私はネット連句をこの3年近くやっている。
掲示板を使っての連句だけど、お仕着せの掲示板を、連句に向くようにカスタマイズして、参加者が、使いやすいように整え、4,5人のメンバーで巻いているの。
季節の花で背景を飾ったり、いろいろ工夫もしてるの。
はじめは、掲示板の書き込み方も解らずに、おそるいそる入ってきた人たちも、1年、2年と経つうちにすっかり慣れてきて、最近はほぼ常連のように、毎回参加してくれている。
もういちいち指示しなくても、みんな、要領が解ってきて、愉しくやってるわ。
ところがそうやって、折角慣れて来た人たちを、まるで攫っていくかのごとく、自分の連句サイトに持っていったヤツが居るのよ。
もともと充分すぎるくらいの、参加者を抱えているのにね。
そりゃあね、その人達は別に、私の専属メンバーじゃありませんよ。
どこで何をしようと、基本的には、その人達の自由。
出来上がったところを、攫われたからって、私が文句言う筋合いはないし、子どもじゃないんだから、攫っていったなんて人聞きが悪いと、反論されればそれまで。
デモねえ。
少しは気遣いってものも、あっていいんじゃない?
何も、こっちの興行が終わらないうちに、引き抜くことはないでしょう。
マイナーで狭い世界、そんなことは隠したって、すぐ解るのに。
イヤなヤツ。
ヤクザだって、そんなせこいコトしないよ、手持ちの人材で十分じゃないのと悔しがっても、アチラは、暖簾に腕押し、ふふんと笑って、意に介さないであろうことは、想像が付く。
どうも、ここ数日、私の連句ボードに勢いがなくなって、渋滞していると思ったら、主力メンバーに誘惑があって、そっちに靡いてたんだと解った。
甘言で誘われれば、みんな弱いもんね。
目新しくて、刺激のあるほうに靡くのは、仕方がない。
だからインターネット連句って、無責任で、薄情なのね。
管理者の思いと、参加者の気持ちに、落差があるのは、当然かも知れないわ。
今までにも、そう感じたことがあって、もうやめちゃおうかと何度も思いながら、「まだやらないんですか」なんてメールが来ると、じゃあと、すぐ興行開始しちゃう、お人好しの私。
参加者が喜んで、愉しくやってくれれば、管理者冥利に尽きると思った。
もちろん、いちばんは自分のためなんだけど。
だから、参加者は、わたしに義理立てする必要はないんだし、もともとネットというのは、そんなクールなものなんだと、解っていながら、何か空しく、寂しい。
ネットには、人格はないんだなあと、つくづく思い知らされる。
横から攫っていったからって、罪はないのよ、きっと。
イヤなヤツなんて言ってたって、始まらない。
私だって、そんな機会があれば、そうするかも知れない。

え?さっきから一人で興奮して、いったい何の話?
そんなもの、さっさとやめちゃえばいいじゃないの。

アラ、ごめん。
ついつい言わずもがなのことまで、言ってしまって。

いいの、解るわよ。
今、私も、ネット連句をやってる。
でも、あなたの轍を踏みたくないから、今の興行が終わったら、しばらく休むことにするわ。
そんなイヤなヤツと、連衆を共有するなんて、まっぴらだもんね。
せめて、残りの部分を、美しく終わりたい。
あなたも、そう思って、元気出して。

ありがと。
どこにでもある話だけどね、聞いてもらってよかった。
コーヒー、美味しかった。有り難う。



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