沢の螢

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金曜日のオルガン
2004年05月28日(金)

毎週金曜日の夕方、都内の某大学に、聖書の講義を聴きに行く。
現在パウロ書簡について、その生涯と活動を辿りながら、読んでいく。
6月2週目からは、マタイ福音書を読むことになっている。
2000年も前に、交通手段もなかったような時代に、ほとんど徒歩で、生涯に4回の伝道旅行をしたパウロと言う人がいなかったら、キリスト教は広まっていかなかったかも知れない。
地中海世界を歩いた旅程は、合わせて4000キロ以上に及ぶそうである。
シリアの町から始まって、トルコ、ギリシャ、ローマへと、次第に広まったキリスト教は、今は世界的な宗教となっているが、同時にイスラム教との軋轢も深くなっている。
もとは同じユダヤ教から出てきているふたつの宗教が、何故、こんなことになっているのか。
とりあえず、聖書と、その歴史を、少し勉強したいと思った。
受講生は神学校のシスターもいるが、ほとんどは社会人、キリスト教徒が多いのかも知れないが、私のような、無宗教の人間も、少なからずいるだろう。
いや、私は仏教の家に生まれたので、仏教徒と言うべきかも知れないが、私自身は、仏典も読んだことなく、葬式の時に意識するくらいで、無宗教と言った方が正確である。
キリスト教は、宗教としてよりも、物心着いた頃から読み始めた西洋文学に、必ず出てくる聖書のことばや思想によって、自分が信ずるかどうかは別として、興味を持ってきた。
特に音楽は、すべて、神への祈りから始まっているので、ミサやレクイエムを歌うとき、意味はわからずとも、ラテン語の歌詞は、自然に覚えてしまっている。
また、この7,8年は、市内にあるキリスト教系大学の公開講座に、行くようになり、少しずつ、神学や、聖書に関することを、学ぶようになった。
そこでも、神学通論と、アメリカの宗教的背景をテーマとする講座に出ている。
こちらは、学生と混じっての授業、一クラスに6,7人の社会人が混じっている。
どちらの大学も、大変安い受講料で、受講できる。
単位も、卒業も関係なく、自分の関心のあるテーマで学ぶ機会が、最近増えてきたのは嬉しい。
今日は、講座が終わって、チャペルに寄った。
パイプオルガンの演奏があったからである。
バッハなどの数曲を聴き、少しばかり献金して、帰ってきた。



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