沢の螢

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春の夜の宴
2004年02月17日(火)

昔ヨーロッパのある国に、仕事で駐在していた人たちで、年一回、夫婦単位で集まって交流を持っている。
今夜は、都心で、四〇人程集まった。
夫婦で来た人、片方だけの人、それぞれ。
こんな寒い時期に集まるのは、男性達が現役のころ、二月が一番暇で、集まりやすく、また、会場探しが、し易かったことによる。
三月、四月となると、時期がいいので、どこも込んでいて、幹事が苦労した。
バブルがはじけて、あまり高そうなところは、借り手が少ないと見えて、昔程の苦労はないようだが、習慣なので、ずっとこの時期である。
風邪を引いたり、悪天候に見舞われたりで、その日になって急に来られない人がいる。
会費も決して安くないので、幹事は苦労する。
幹事は持ち回りで、企業の暗黙の序列の順に廻って来る。
今は、大部分が一線を退いたので、そんなことは関係ない筈だが、やはり男社会を引きずっているので、自然そうなるのである。
外国にいたころ、奥さん達まで、そんな男社会を反映している面があり、正直言って、私はあまり好きではなかった。
しかし、夫がすすめるので、付いていくのである。
行けば、多少親しくしていた人にも会えるので、雰囲気には溶け込める。
大体立食パーティーなので、皿に盛った料理を食べながら、懐かしい顔を見て、互いの近況を語り合う。
その頃から14,5年経っているので、今さら偉そうな顔をする人もなく、ほどほどに人間も練れて、互いを気遣いながら、和やかに話が出来るのがいい。
次々と、スピーチのマイクが廻り、宴果てて、来年の再会を言い合いながら散会する。
リタイアして趣味に生きる人、ボランティアをしている人、第二の仕事に情熱をかたむけている人・・さまざま。
出て来られる人は、まあ、いろいろな意味で安定しているのだろう。
親の介護、自分の病気、子どもや孫の都合で、いつもの顔が見られない人もいたが、一方で、何年ぶりかで来た人もいて、愉しく歓談した。
暖かい日で良かった。



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