沢の螢

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露時雨
2003年11月03日(月)

昨日はよい天気だった。
こんな晴れた日に、どこかへ出かけたいと思いながら、雑事に紛れて出そびれてしまった。
昼下がり、夫と散歩がてら買い物に行こうと、支度をしていたら、夫のほうに電話が掛かり、朝から問い合わせていたウインドウズの設定に関することだったので、またパソコンの前にへばりつくことになってしまった。
仕方ないので、私は一人で、郵便局に手紙を出しに行き、図書館で本を借り、帰りにスーパーに行くと、用事が終わって来ていた夫とばったり。
スーパーの買い物は、重いからと、迎えに来たのだった。
夫婦二人の生活は、こんな風に過ぎていくことが多い。
連休も、家にいる限りは普段の日常と変わらない。
新聞が休刊になったりして、はじめて気がつくこともある。

今日は少し雨が降っている。
息子の妻の誕生日が近いので、今日あたり4人で一緒にどこか、食事にでも行かないかと昨日電話したら、二人とも、すでに予定があるというので、来週に延ばすことにした。
いつも仕事に追いまくられて、忙しい。
若いし、仕事があるのはいいことかも知れないが、ゆっくりする時間がなくて、何だかかわいそうである。
夫は友人の展覧会に行くと行って出かけた。
私は、懸案になっている文集作りをしなければならないのだが、なかなか手を付ける気分にならない。
自分が引き受けたことではあるが、熱が入らないのである。
ついつい、ほかのことを優先してしまう。
「そろそろ・・・」と遠慮がちに催促が来たが、「4,5日中に」と言いながら、もう2週間経っている。
フロッピーに入っているものを移して、編集し、表紙を作って印刷、それを閉じるだけのことで、昨年は10月半ばには出来ていた。
今年は足の故障を口実に怠けていて、時間が経てば経つほど気が入らないのである。

おととい知った昔の友達の状況が、その後わかった。
脳をやられていて、どのくらい快復するかわからないと言う。
原因も、詳しい経過も、聞いていないが、「アクシデント」と言っているので、急なことだったに違いない。
昔歌った歌をハミングしたら、歌詞を覚えていて、小さな声で歌ったという話を聞いて、泣けてしまった。
碁を趣味としていたその人は、碁盤を見ると反応を示すという。
「会話にならない会話をして、帰ってきました」と友人のメールにあった。
私には、ただ祈ることしかできないのだ。



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