沢の螢

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BONE2
2003年09月09日(火)


骨というのは、案外厄介なものらしい。
足の小指の根元、わずかな部分でも、折れると、治るのに時間が掛かるのは、大きな骨と同じだということがわかった。
昨日整形外科に行き、もう、ギブスが取れると期待していたのに、今月いっぱいは少なくとも、着けていなければならないと言われ、ガッカリしてしまった。
「いろいろ予定があるんですけど・・・」と言ったが、お医者さん、「骨に訊いてみてください。しばらく我慢してって、言いますよ」
側で看護婦さんも、「簡単なギブスで済んでいるから、いい方ですよ。ひどい場合は、すっぽり被せて、お風呂にも入れませんよ」と、言う。
確かに、私のギブスは、足の裏から膝の下まで、外側を包んで、包帯で巻いているだけ。
包帯をとれば、はずれるので、シャワーを浴びることも出来る。
最初のうち、腫れがあったためか、血行が悪くなって、むくんでしまい、気になったが、それも大分取れてきた。
シャワーのあとは、氷をタオルに包んで、足の甲に載せておくと、気持ちがいい。
今月中の予定はみなキャンセルしたが、10月11日からの連休に、東北への小旅行がある。
それには行きたいので、ほかのことは、少し見合わせる。
10月2日から、週一回、ある大学の公開講座に行くことになっているが、初回は、無理かも知れない。
うらめしきは、骨である。

連句関係の人からメール数通。
「足の具合はいかが。心配してます」と、これは男の人。
「私がいないからと言って、欠席裁判をしないように」と返事を送った。
「しばらくお目にかかれなくて残念。尾ひれを付けて、いろいろ噂の種にしますから、安心してご養生下さい」と、別の男性。
「そんなこと言ってないで、ネット連句に参加されたし。もうメンバー登録したので、断りは受け付けません。発句を、土曜日までに送ること」と、返信した。
男の人は、事務的用件以外は、気軽に電話という風には行かないようで、こんな時は、メールが便利である。
私は、昨年、メールで不快な思いをしてからというもの、顔見知りの間では、メールを使わないようにしているが、こんなお見舞いみたいなものは嬉しい。
友好関係にある人となら、気持ちよく遣り取りできる。
人にケンカをふっかけたり、中傷誹謗の道具にしたり、また、メールならあまり罪にならないと思うのか、まやかしの誘惑めいたことを言ってくるのは、不愉快である。
今様ドンファンは、手で撫でる代わりに、言葉で撫でる。
同じ文面をコピーして、いろいろな人に送りつけているのではないかと、疑いたくなる。
送られた方は、みな自分だけだと思うのだろうか。
竈にのさばる猫じゃあるまいし、いい加減にして欲しい。
削除してしまえば、何も残らないような手段で、女ひとり落とせると思うなと言いたい。
信書の秘密に触れるのではないかと思うのは、人と遣り取りしたメールをコピーし、べたべた貼り付けて、複数の人に送ったメール。
メーリングリストなんか使って、廻したメールが、不注意で、とんでもないところに流れてしまったりしているのに、本人は気づかない。
「心当たりありません」と送り返してやったが、届いたかどうか。
こんな事をする人は、神経がどこかおかしいのである。
インターネットを信じすぎる人は、実社会の礼儀に疎くなるのかも知れない。
メールの遣り取りはもちろん、実際にも、付き合いたくないと思う。

同性の友達とは、メールの遣り取りは、ごく事務的なこと以外はしない。
会えなければ、電話である。
夕べ遅く、「足の具合どう?」と電話。
私の書斎には、手の届くところに受話器が置いてあるし、市外の人に掛けるときは、もうひとつ、IP電話を使う。
電話代が安いので、長電話になるときは、こちらを使う。
あれこれ、喋って、夜中になってしまった。
夕方、お見舞いの品一つ届く。
干菓子に、手書きのお見舞い状が添えてあった。
連れ合いが、「きちんとした人だね」という。
お礼状は、手書きの封書で出そうと思った。

足はダメでも、アタマと口は、健在なので、ホームページの修復、更新が終わったこともあり、ボード連句を再開することにした。
気持ちにケリを付けたことが一つ。
後ろは振り返らないことにした。
残暑の1日。
明日も暑そうだ。



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