沢の螢

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森を去る
2003年08月18日(月)

雨も止み、気温も少し高いようだ。
一旦東京に帰ることにした。
雨の間、掃除もしにくく、そのままになっていたので、掃除機を掛け、ふき掃除もし、ゴミの分別もした。
車の掃除は連れ合いの役目、外で話し声がするので、見たら、奥のカナダハウスの夫婦が、車で出かけるところで、声を掛けてきたのだった。
「じゃ、お気を付けて」などと言って、どこかへ出かけていった。
西側の住人は昨日帰ってしまっていない。
奥のもう一軒は犬を連れてきていたが、やはり夕べ遅く帰ったようだった。
カナダハウスの人たちは、うちが来ている時は、いつも顔を合わせるので、しじゅう来ていると見える。
まめな人たちで、敷地内の木を拾って、細工物を拵えたり、アウトドアでバーベキューなどをするのが好きなようだ。
顔を合わせれば、挨拶する程度だが、いい人達だと言うことはわかる。
お互い領分を侵さない付き合い方を、理解出来る人たちである。

ゴミの始末をし、戸締まりをして出発したのは、12時40分。
道が混んでなければストレートで2時間半、食事などで寄り道すればその分かかる。
それは臨機応変にすることにした。
森を抜ける途中、ある家の前で、連れあいが車のスピードを落とした。
そこに繋がれている大きなシェパードが、一昨日、飼い主に殴られたり、蹴られたりしていたからである。
妙な鳴き方をするので、前から気になっていた。
雨続きで、犬も運動不足になって、いらだっているのかと思っていたが、そこを通りかかった時、イヤな光景を見てしまった。
「何であんな事をするの?虐待じゃないの」と私が言うと、「きっと躾をしてるんだよ。」と連れ合いが言うので、そうかとも思ったが、躾のために、殴ったりするのだろうか。
それからは、遠くで、どこかの犬の鳴き声がすると、その犬が、虐められているようで、気になった。
私は、犬も猫も飼っていないし、特別興味もないが、生き物が、人間によって、そんな仕打ちを受けているのを見るのはつらい。
徐行しながら様子を見ると、件の犬は、ベランダに繋がれて、おとなしく座っていた。
飼い主の姿は見えなかった。
私たちが知っているその家の主は、もう大分年を取っているはずだから、代替わりしたかも知れない。

新しくできた道を使って、少し近道しながら高速に乗った。
渋滞はさほどなさそうだった。
1時間ほど走って、パーキングに寄り、軽く腹ごしらえをした。
大きなトンネルが2カ所あり、そこで少し渋滞したが、あとはスムーズに流れ、4時に家に着いた。

一休みして、新宿サザンシアターに行った。
井上ひさし「頭痛肩こり樋口一葉」を見るためである。
芝居仲間の友人と一緒。
この芝居は、15年ほど前に一度見ているが、主役の夏子役は、その時の方が良かった。
今回は、芸達者な幽霊役や、そのほかの脇役に比べ、存在感が薄く、すっかり喰われてしまっていた。
留守中、パソコンのウイルスチェックなど、連れ合いがすべてやってくれていたので、インターネットを少し愉しむ。
長い1日だった。



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