・・・・・・をお忘れなく”と云う車内アナウンスを聴いて、 『雨狂い』と即、頭の中で自動変換してしまってから、ふと首を傾げる。
『雨狂い』って何だ? 『雨』は精神を狂わせるモノなのか? しかも『お忘れなく』とわざわざ念押しするなんて、 何だか遠い昔に別れた恋人の残留思念みたいな執念深さを感じるぢゃないか?
・・・・・・などと、 ぐるぐるぐるぐる想いを巡らせていたが、 改めて聴き直したら “雨具類をお忘れなく”が正解だった。
そりゃそうだよなぁ・・・・・・と苦笑しつつも、
“オレの胸に止まった天使
稲妻の走る道を
罪人の様な瞳をして オレの名だけを呼んでいる” (『100萬$ナイト』甲斐バンド)
・・・・・・なんて古い歌を想起した雨の日曜日。
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