Monologue

2006年07月13日(木) 麒麟は待ちながら

先日受けたあるオーディションの結果を首を長〜くして待っている。

「合否に関わらず結果は電話でお知らせします」との事だったが、なかなか連絡が来ない。

まだかな? まだかな? まだかな? まなかな?
・・・てな具合に、そんじょそこらの麒麟には負けない位、首を長〜くしてお待ちしているのにぃ・・・


とうとう今日は家に帰る迄待ち切れず、公衆電話から操作して自宅の留守電を聴くと云う、滅多にやらない真似をしてしまった。

滅多にやらないので、うろ覚えな操作ではあったが、何とか無事聴く事が出来た。

“新しいメッセージは1件です”

これだ!
きっとこのメッセージがオーディションの結果に違いないぞ!

ドキドキムネムネしながら再生ボタンを“ポチッ”と押すと、

“ななか様(仮名)
先日ご注文頂きました本が入荷致しましたので、ご都合の良い時にご来店下さい”

書店からの電話だった。
残念ながらまだ結果は出ていないらしい。


まだかな? まだかな? まなかな?まだかな?
・・・と、更に更に首を長〜くしながら、電話をくれた書店に立ち寄り、注文していた本を購入する。

そう云えば、あのメッセージが録音されていたのは1時間程前だった。

もしかして書店のレジのお姉さんは、この本の入荷を首を長〜くして待ちわびていた私が、留守電を聴いた途端、急いで買いに来たと想ったかもしれない。

(もちろん早く読みたいと願っていた本では有ったのだが・・・)


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ななか [HOMEPAGE]