先日受けたあるオーディションの結果を首を長〜くして待っている。
「合否に関わらず結果は電話でお知らせします」との事だったが、なかなか連絡が来ない。
まだかな? まだかな? まだかな? まなかな? ・・・てな具合に、そんじょそこらの麒麟には負けない位、首を長〜くしてお待ちしているのにぃ・・・
とうとう今日は家に帰る迄待ち切れず、公衆電話から操作して自宅の留守電を聴くと云う、滅多にやらない真似をしてしまった。
滅多にやらないので、うろ覚えな操作ではあったが、何とか無事聴く事が出来た。
“新しいメッセージは1件です”
これだ! きっとこのメッセージがオーディションの結果に違いないぞ!
ドキドキムネムネしながら再生ボタンを“ポチッ”と押すと、
“ななか様(仮名) 先日ご注文頂きました本が入荷致しましたので、ご都合の良い時にご来店下さい”
書店からの電話だった。 残念ながらまだ結果は出ていないらしい。
まだかな? まだかな? まなかな?まだかな? ・・・と、更に更に首を長〜くしながら、電話をくれた書店に立ち寄り、注文していた本を購入する。
そう云えば、あのメッセージが録音されていたのは1時間程前だった。
もしかして書店のレジのお姉さんは、この本の入荷を首を長〜くして待ちわびていた私が、留守電を聴いた途端、急いで買いに来たと想ったかもしれない。
(もちろん早く読みたいと願っていた本では有ったのだが・・・)
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