友人のS田君の出演舞台『ハオト』を下北沢・本多劇場にて観覧。
出番は少なかったがS田君の特攻隊員役は物凄く印象的だった。
あの1シーンに彼が全精力を持って挑んでいるのが伝わって来て、胸がじんと熱くなった。
(もし今が60年前だったら、S田君は芝居じゃなくて本当にあのまま空へ闘いに行ってしまったかもしれないんだ・・・・)と観ながら、物凄く哀しくなってしまい、客席で大泣きしてしまい、
終演後にS田君の顔を見た時、 (S田君が戦場に飛び立って行ってしまったのが舞台の上だけの出来事で本当に良かった)と胸を撫で下ろしてしまった。
戦場に旅立って行くS田君が舞台上から退場する時に客席からパチパチと拍手が湧き起こったので私も思わず一緒に拍手してしまったのだが、
(あの拍手はS田君の知り合いの人かしら?)と思い、S君本人に尋いてみたら、 全く知らない一般のお客さんだそうで、昨夜も同じシーンでやはり拍手が起こったのだそうだ。
それだけ彼の演技が素晴らしかったと云う事だろう。
稽古場では演出家の方に相当叩かれたそうだが、共演の方に助けられたり、何より彼自身の努力が実って良い結果を迎えられたのに違いない。
今回の役が、彼の今後の大きな仕事に結び付いてくれると良いなと願う。
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